JP3863018B2 - 横編機によるニットウエアの衿ぐりの編成方法およびそのニットウエア - Google Patents
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Description
本発明はセーターやカーディガン等のニットウエアにおける衿ぐりの編成方法およびそのような編成方法により編まれたニットウエアに関する。
背景技術
本願出願人は、特開平4−214448号公報に前身頃の衿ぐりを広げるとともにこれに前下がりを形成する横編機による編地の編成方法を先に提案した。これは前身頃を衿ぐり形成開始箇所以降において、衿ぐりを挟む前右身頃と前左身頃に分岐して編成し、その編成の過程において衿ぐり周縁に沿って増し目を行うとともに、各左右の前身頃の編目を外側に移動させる編成を繰り返しながら前身頃を肩まで編成するものである。衿ぐりをこのようにして形成することで衿ぐりのウエール数が増やされ、その結果、これに続けて編まれる衿は衿幅の広いものとなるだけでなく衿ぐりには自然と前下がりが形成される。このように編まれた前身頃を使ってセーターを製造すればファッション性が高く、着用時に容易に頭を衿ぐりに通せて着心地の良いニットウエアができる。
上記公報の方法は、パーツとして単体に編まれる前身頃についてのものであり、前身頃と後身頃をその編み幅の両端で接続して筒状に編むとともにこれらを横編機での編成工程中に肩部において互いに接合させてベストやセーター等のニットウエアを完成させるいわゆるシームレスニットと呼ばれる編成技術についてのものでない。
シームレスニットは、編み工程の後の縫製を簡略ないし省略するための編成技術で、本願出願人は特開平2−91254,特開平2−229248、特開平4−209855および特開平4−153346などを含め、多数の編成技術を提案している。
2枚ベッド横編機によるシームレスニットは、針床の奇数番目の針を例えば前身頃や袖前部などの前側部分の編地用に、偶数番目の針を後側部分の編地用として、前後針床のそれぞれ1本置きの針を使用して行う。前側部分の編地を編成する際に後側部分の編地を後針床に係止(付属)させ、反対に後側部分を編成する際に前側編地を前針床に付属させて各編地を前後に重ね合わせた状態で編成することでそれぞれの編地は、目移し用の空針を対向する針床上に常に確保でき、この空針を使うことでリンクス、ガーター、リブなどの表目/裏目が混在した組織柄を編成したり、袖や身頃の編目を横方向に移動させて互いに接合することができる。これに対し、4枚ベッド横編機を使用する場合では、前側部分の編地を例えば下部前針床と上部後針床の針で編成し、後側部分の編地を下部後針床と上部前針床の針を使用する。この場合、前側部分の編地を編成する際に後側部分の編地を下部後針床に付属させ、反対に後側部分を編成する際に前側部分の編地を下部前針床に付属させて編成することができるので、2枚ベッド横編機のように1本置きの針を使用するといった制限はない。また上記2枚ベッド横編機の前後の針床の一方または両方の上位にトランスファージャックを列設したトランスファージャックベッドを有するタイプの横編機を用いてシームレスニットを編成するができる。
また特開平11−43849号公報に開示される編目ループの預け置き方法、いわゆるホールディング技術をシームレスニットに利用できる。ホールディングとは、針本体とスライダーからなり、スライダーが2枚の薄板を重ね合わせたもので、その先端側にタングを備えたスライドニードルと呼ばれる一種の複合針を使用して行う編目の預け置き技術のことであり、針本体のフックに元々係止していた編目を保持するとともにスライダーのタング上で別の編目を受け取るようにして同じ一つの針上で異なる2つの編目を互いに分離した状態で保持することをいう。このホールディングの詳細については上記公報を参照するものとするが、これを用いることで編目を移した側の針を空針とでき、これを使って適宜の編成を行った後、預けた編目をこの空針に元通り移し戻すようにすれば2枚ベッド横編機の場合でも目移し用の空針を予め確保せずにすみ全針を使ってニットウエアをシームレスに編成できる。
ところがこのようにシームレスニットされるニットウエアに対し、衿の衿幅を広げ、同時に衿ぐりに前下がりを形成したい場合に、例えばニットウエアとしてベストを編成する場合では、前身頃だけでなくこれに対峙して並行して一体に編まれる後身頃との関係を考慮しながら編成しなければならず先の特開平4−21448号公報の編成方法を容易に適用できない。セーターやカーディガン等の場合では身頃の両側に袖を配置して編成するので、これら各パーツ同士の左右、前後の配置と、前身頃に衿ぐりを形成し、且つこれを外側に移動させながら他のパーツと如何に一体に編成するかを考慮する必要があり、更に困難となる。
本発明は、上記したシームレスニットにより編成されるセーター等のニットウエアおよびニットウエアの衿ぐりの編成方法を提供することを目的とする。
発明の開示
本発明によれば左右方向に延び、かつ前後方向に互いに対向する少なくとも前後一対の針床を有し、前記針床の少なくとも一方が左右にラッキング可能で、前記針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて、ニットウエアを構成する身頃と袖の前側部分を第1の針床上に付属させ、身頃と袖の後側部分を第2の針床上に付属させ、身頃と袖の前側部分と後側部分が編み幅の両端で接続された筒状体として編成されるニットウエアを編成する方法において、身頃と両袖とを、ニットウエアの脇下まで編成し、脇下から肩にかけて身頃と両袖とを接続して1つの筒状体として編成しながら、両袖の編目を身頃側に移動させて身頃の編目と重ねて筒状体の口径を小さくしていくとともに、前身頃に形成される衿ぐりを以下のステップで形成するようにした;
1)前記筒状体の前側部分を構成する前身頃を右前身頃と左前身頃とに分岐させて編成するとともに、右前身頃および左前身頃の編成の過程において前衿ぐり周縁に沿って増し目を形成するとともに、右前身頃および左前身頃の編目を衿ぐりから遠ざかる方向に移動させ、且つ衿ぐり周縁領域の編目を順次編成から外して不作用状態にしていく編成を所定回数繰り返して前身頃の衿ぐりを広げるステップ、
2)前記ステップ1において前記前側部分の左右のどちらか一方を編成する際に前側部分の他方の編み幅側端の編目を第2の針床上に送り込んだ状態でコース編成を行い、逆に前側部分の他方を編成する際に前側部分の前記一方の編み幅側端の編目を第2の針床上へ送り込むとともに第2の針床上へ送り込んでいた前記前側部分の他方の編目を第1の針床上へ移し戻してコース編成を行うようにして増し目により前側部分の編み幅が後側部分より広くなっても前後の針床に係止される編地の目数のバランスをとりながら筒状体の前身頃に形成される衿ぐり周縁の増し目を行うステップ、を含む。
好ましくは編成されるニットウエアがセットインタイプのセーターであり、前身頃の編目が前記第2の針床へ送り込まれる。
特に好ましくは前身頃と後身頃の接合部が肩ラインを越えて後身頃に侵入するようなデザインのセットインタイプのセーターであって、肩ラインにかけての衿ぐりの形成において、前身頃を衿ぐり周縁に増し目を行うとともに袖前部側へ移動させて袖前部と接合させながら編成した後、前身頃の肩ラインを越えて後身頃側に延びる部分を編成する際に、引き続いて衿ぐり周縁に増し目を行うとともに前身頃を袖後部側に移動させて袖後部と接合させるようにして行う。
特に上記の方法は、以下のステップを含む;
1)衿ぐり形成の際に、一方の袖の袖後部の編目を第1の針床に移動させるとともに他方の袖の袖前部の編目を後針床へ送り込むステップ、
2)上記ステップ1により第1の針床に移動された袖に隣接する側の前身頃の編成を行って前衿ぐりの一方を形成するとともに、この衿ぐり形成の間に前身頃を順次前記隣接する袖に向けて移動して袖と接合するステップ、
3)第2の針床で係止される他方の袖の編目を第1の針床に移動させるとともに前記衿ぐりが形成された側の前身頃の側端の編目を後針床へ送り込むステップ、4)上記ステップ3により第1の針床に移動された袖に隣接する側の前身頃の編成を行って前衿ぐりを形成するとともに、この前身頃を衿ぐり形成の間に順次前記隣接する袖に向けて移動して袖と接合するステップ。
また好ましくは編成されるニットウエアがラグランタイプのセーターであり、袖の編目が前記第2の針床へ送り込まれる。
特に好ましくは衿ぐりの形成は、前左身頃、左袖、後身頃、右袖、そして前右身頃の間を折り返して編む過程で行われ、前身頃を編成する際に衿ぐりの周縁に増し目を行い、前身頃とこれに隣接する袖前部の両方を外側に移動するようにして行うとともに、
衿ぐりの左側部分を広げるために
a)第2の針床を左にラッキングステップ、
b)左袖前部の編目を第2の針床へ送るステップ、
c)右袖前部の編目を第1の針床へ送り戻すステップ、
衿ぐりの右側部分を広げるために
d)第2の針床を右にラッキングするステップ、
e)右袖前部の編目を第2の針床へ送るステップ、
f)左袖前部の編目を第1の針床へ送り戻すステップ、
を含む。
また本発明の袖付きのシームレスニットウエアは、横編機を用いて前身頃に形成される前衿ぐりは、増し目と引き返し編みにより前下がりが形成され、且つ後衿ぐりの目数よりも多く形成されていることを特徴とする前身頃と後身頃および袖前部と袖後部が編み幅の両端で連結された状態で筒状に編成されるとともに脇下から肩にかけて袖と身頃が接合される。
本発明の作用について説明する。
身頃と両袖とを、ニットウエアの脇下まで編成した後、脇下から肩にかけて身頃と両袖とを接続して1つの筒状体として編成しながら、両袖の編目を身頃側に移動させて身頃の編目と重ねて筒状体の口径を小さくしていく際に同時に前身頃を右前身頃と左前身頃とに分岐して、ここに前衿ぐりを形成する。前衿ぐりは、周縁に沿って増し目を形成するとともに、右前身頃および左前身頃の編目を衿ぐりから遠ざかる方向に移動させるようにして衿ぐりを形成するウエール数を増やすのでこれに続けて編まれる衿の衿幅は広くできる。また右前身頃および左前身頃の編目を衿ぐりから遠ざかる方向に移動する際に衿ぐり周縁に増し目を形成するので衿の付け根に孔があくことがない。そして上記編成とともに衿ぐり周縁領域の編目を順次不作用状態にしていく編成を所定回数繰り返えして編成するので衿ぐりには自然と前下がりが形成される。
更に前記衿ぐりの目数が増やされた前側部分を、袖もしくは身頃の外端にある編目から順次第2の針床へ送り込むようにして第1の針床で係止される前側部分の編地の目数と第2の針床で係止される後側部分の編地の目数との間に大きな差が生じないようにして各針床の目数のバランスをとり、その境界部の編目同士が大きく離間せず近接した状態を維持させることで糸切れの発生を防いで筒状体を編成する。
ニットウエアがセットインタイプのセーターの場合では、前身頃の編目が前記第2の針床へ送り込まれる。前身頃の編目とは、前身頃に形成される衿ぐり部分の編目の場合や衿ぐりに隣接する前身頃の編目の場合、あるいはこれら両方の編目の場合がある。このようにして前身頃の編目を後針床に送ることで衿を編成する際に前後の編み幅を揃えるようにして衿部分を筒状に支障なく編成することができる。
特に前身頃と後身頃の接合部が肩ラインを越えて後身頃に侵入するようなデザインのセットインタイプのセーターの場合では、肩ラインまでの衿ぐりの編み幅を増やす前半部分では、前身頃だけのコース編成が行われ、前身頃を衿ぐり周縁に増し目を行うとともに袖前部側へ移動させて袖前部と接合する。そして肩ラインを越える後半部分では引き続いて衿ぐり周縁に増し目を行うとともに前身頃を袖後部側に移動させて袖後部と接合する。
具体的には衿ぐり形成の際に、一方の袖の袖後部の編目を第1の針床に移動させ、他方の袖の袖前部の編目を後針床へ送り込むようにして筒状体を構成する前後針床に係止される編地の境界部の編目同士が大きく離間しない状態にする。そしてこの状態において第1の針床に移動された袖に隣接する側の前身頃の編成を行っていく間に前衿ぐりの一方側を形成するとともに前身頃を隣接する袖と接合させる。次に上記と同じように前後針床に係止される編地の境界部の編目同士が大きく離間しないように第2の針床で係止される他方の袖の編目を第1の針床に移動させるとともに前記衿ぐりが形成された側の前身頃の側端の編目を後針床へ送り込んで他方の衿ぐりの形成と前身頃と袖との接合を同時に行う。このようにして衿ぐりが形成される側の袖の編目を前針床に移動させて行うことで前身頃を前針床上に固定した状態を維持できるので前身頃のコース編成が容易に行える。
ニットウエアがラグランタイプのセーターでは、袖の編目を第2の針床へ送り込むようにして筒状体の前後のバランスをとる。具体的には、前左身頃、左袖、後身頃、右袖、そして前右身頃の間を折り返し編成する過程で行われる。前身頃を編成する際に衿ぐりの周縁に増し目を行い、前身頃とこれに隣接する袖前部の両方を外側に移動するようにする。第1の針床に係止される前身頃に形成される衿ぐりの左側部分と右側部分を交互に広げていく際に、衿ぐりの左側部分を広げるときに第2の針床を左にラッキングして、左袖前部の編目を第2の針床へ送り、右袖前部の編目を第1の針床へ送り戻すようにして行う。そして衿ぐりの右側部分を広げるときに第2の針床を右にラッキングして、右袖前部の編目を第2の針床へ送り、左袖前部の編目を第1の針床へ送り戻すようにした。そのため前後針床間で境界部の編目同士が離間せず近接した状態を維持できるので筒状体を維持しながら衿ぐりを編成することが可能となる。
また本発明のニットウエアでは、前身頃に形成される前衿ぐりは、増し目により前衿ぐりのウエール数が増やされ、また引き返し編みを行うことで前下がりを形成しているのでこれに連編される衿は通常の衿よりも幅が広いいのでファッション性が高く、着用時に容易に頭を衿ぐりに通せて着心地の良いニットウエアとなる。
発明を実施するための最良の形態
次に本発明の好適な実施例を図面と共に以下詳細に説明する。
各実施例では図示しないが上面に夫々多数の編針を列設した前針床と後針床を前後対峙し、後針床が左右にラッキング可能で、前後針床間で目移しが可能な横編機が使用される。
実施例1
第1図は本実施例により編成されるニットウエアとしてセットインセーター1を示す。第2図はセーター1を構成する身頃と袖の型紙(編目配列)を示したもので、上がセーター着用時に後側に現れる後側部分となる後身頃2bと両袖の後部4b,14bを示し、これらは後針床上の針を使用して編まれ、下は着用時に前側に現れる前側部分で前身頃2aと両袖の前部4a,14aを示し、これらは前針床上の針で編まれる。第3図は編成されたセーター1を後から見た左半分を示す。第4図に編成されるセーター1の各段階の概略を示し、Sを始点として矢印方向に編み進む。第5図および第6図は、第4図の各段階における編成を詳細に示した編成ステップであり、前身頃を1番太い実線で、後身頃を2番目に太い実線で、袖を実線で表した。本実施例で編まれるセーター1はラウンドネックで、前身頃の裾から点Dまでのコース数が後身頃の裾からJまでのコース数よりも長く、前身頃が肩ライン18を越えて後身頃側に進入して後身頃と接合されるデザインとなっている。セーターのデザインは説明の便宜上平編みの無地とするが、ジャカードやリブ等の組織柄のものであってもよい。
セーター1は、脇下部において前身頃2aの各点A,aは、袖前部4a,14aの各点P,pと接合され、後身頃2bの各点H,hは袖後部4b,14bの各点S,sと接合される。アームホール22に沿って前身頃2aの線A−B−Cと袖4aの線P−Qが接合され、前身頃2aの線a−b−cと袖14bの線p−qが接合される。同様に後身頃2bの線H−I−Jと袖4bの線S−Tが接合され、後身頃2bの線h−i−jと袖14bの線s−tが接合される。前身頃2aは衿ぐり10aが形成される点G,g以降にかけて後身頃2bと異なる形状をしており、前右身頃15aと前左身頃5aとに分岐して編まれる。前左身頃5aの線C−Dに対して左袖前部4aの線Q−Rが先ず接合され、それに続いて左袖後部4bの線U−Tが接合される。同様に前右身頃15aの線c−dに対して右袖前部14aの線q−r、続いて右袖後部14bの線u−tの順で接合される。前身頃2aと後身頃2bは肩部において線D−Mと線J−K、および線d−mと線j−kが接合される。そして後述するが衿20は、線e−f−g−G−F−E−M−K−k−m−eで形成される環に沿って編成される。なお前右身頃や左袖などを示す際に使う右・左とはセーターを着用した状態で着用者を基準に示すものとする。
次に第5図の編成ステップについて説明する。ステップ1は身頃2、袖4,14用にそれぞれ用意した給糸口(不図示)で編糸を前針床FBの各針に供給した後、給糸口を反転させて後針床BBの各針へ編糸を供給する編成を繰り返して筒状体の裾ゴム部6、7,17の編成を開始する。ステップ2は袖4,14の筒径を広げながら、身頃2と同時に編成を行い、脇下部(点A,P,a,p,S,H,s,h)まで達したところを示す。
次のステップ3は脇下部で身頃2と袖4,14を統合させた1つ筒状体を示し、これは例えば身頃編成に使用してきた給糸口を使って編成する。そしてステップ3〜5において、この筒状体の身頃と袖のコース編成の比率を例えば3:1として編成しながらその都度袖4,14を身頃2側へ移動させて重ねる編成を繰り返して筒状体の口径を徐々に減少していく。このとき身頃の編み幅も同時に減らされる。ステップ4は前身頃2aの編成が衿ぐり10aの形成が開始されるG,gの位置まできたときの針床における各編地の係止状態を示す。ここから前身頃2aは前右身頃15aと前左身頃5aとに分岐され、次のステップ5まで前右身頃15a、右袖14、後身頃2b、左袖4そして前左身頃5aの順で編んだ後、衿ぐり部10a(G,F、g,f)で給糸口を反転させて折り返して前左身頃5a、左袖14、後身頃2b、右袖14そして前右身頃15aを順に”C”字を描くように繰り返し編成する。このステップ4,5の編成の際に線G−F、g−fに沿って衿ぐり10aの周縁の編目を順次不作用状態に置いていくいわゆる引き返し編成を行い、衿ぐり10aの最初の部分を形成する。上記ステップ1〜5のうち、ステップ1は第4図に示すs、ステップ2はt、ステップ3はu、ステップ4はv、ステップ5はwの各段階に対応する。
次に第4図のw以降の編成に対応するステップ6〜20の編成について説明する。ここからは前衿ぐり10aのF,f以降の編み幅を増やす編成が行われる。これは前右身頃15aと前左身頃5aの編成を行っていく間に行われ、同時に前身頃2aの線C−Dと袖の線Q−Rおよび線U−Tの編目、前身頃2aの線c−dと袖の線q−rおよび線u−tの編目が重ねられる。袖4の線Q−R、線U−T、および袖14の線q−r、線u−t上にはそれぞれ編目4つが並んでいる。本実施例では、前衿ぐり10aの左側部分と右側部分でそれぞれで8目ずつ、計16目(ウエール)が増やされる。
まず衿ぐり10aの編み幅を増やすに際し、ステップ6において後針床を左方向に1針、3針、5針、7針分とラッキングしながら右袖後部14bの上記4つの編目を図示の1,2,3,4の順に目移しして前針床へ送って右袖前部14aと隣り合う状態にする。上記処理と並行して左袖前部4aの右側端の編目4つを1,2,3,4の順に後針床に移して左袖後部4bと隣り合う状態にする。このように編目配列を左右入れ替えるようにして編目を一方の針床から他方の針床へ移動する。
ステップ7は上記ステップ6が終了した状態を示したもので、前針床には前身頃2aの左側に右袖14の全ての編目が係止され、後針床には後身頃2bの右側に左袖4の全ての編目が係止された状態となっている。これ以後、後身頃の編成は一時中断され、前身頃のみのコース編成が行われる。
ステップ8は前右身頃15aのコース編成を示し、このコース編成の間に衿ぐり10aの右側部分が形成される。ここでは前右身頃15aが2コース編成される毎に前右身頃15aの編目を隣りの右袖14の編目に向けて移動して前右身頃15aの左側端の編目を袖14の編目に重ねていく。ここではこの編成を8回繰り返し行い、衿ぐり10aの編み幅を左側において8目(ウエール)増やす。前右身頃15aの編目を袖14に向けて移動する際に衿ぐり10aの周縁に孔が開かないようにその都度増し目を衿ぐり周縁に形成する。この増し目は例えばタックや割増やしなどの増し目技術を使って形成することが可能であるが孔開き部分を塞ぐものであれば上記に以外の方法でもよい。
ステップ9はこのようにして衿ぐり10aの右側部分のウエール数を増加させながら右前身頃15aの線c−dと右袖14(線q−rおよび線u−t)を接合した状態を示し、前針床の右袖14が係止されていたところには前右身頃15aの編目が係止することになり、前針床には前身頃5a,15aの編目が、後針床には後身頃2bと左袖4bの編目がそれぞれ係止することになる。
次のステップ10〜13は衿ぐり10aの左側部分を編成するために後針床に係止される左袖4を前左身頃5aが編成される前針床に移動するステップを示す。後針床を右方向に順次ラッキングしながら左袖後部4bの4つの編目を1,2,3,4の順に目移しして前針床へ送って前左身頃5aと隣り合う状態にする。このとき元々右袖14のあった箇所に移動した前右身頃15a部分の左側端の編目4つを1,2,3,4の順に後針床に1目づつ目移しして後身頃2bに隣り合わせる編成を同時に行う。ステップ11はその左袖前部4aが前針床へ移動した状態を示す。ステップ12は残る左袖後部4bの移動を示し、ステップ13は左袖4の全てが前針床へ移動した状態を示す。
次にステップ14において衿ぐり10aの左側部分を前左身頃5aのコース編成を行いながら形成する。この編成は上記ステップ8に示した衿ぐり10aの右側部分の編成と同様な方法により行われ、衿ぐり10aの編み幅を右側において8ウエール増加させながら前左身頃5aの線C−Dと左袖4(線Q−Rおよび線U−T)を接合する。ステップ15はこの接合が完了した状態を示す。
続くステップ16は前身頃2aと後身頃2bの針床での係止状態を上記ステップ15の状態から上記ステップ5に示す元の向き合う状態に移し戻すステップを示す。ステップ17はこの移し戻しが終了した状態を示し、衿ぐり10aの編み幅がF,f以降左右においてそれぞれ8目づつ広げられており、前身頃5a,15aの外側端の編目4つが後針床へ送られ係止されているのがわかる。このように前側部分の編み幅が増え、筒状体の前側部分と後側部分の編み幅に大きな差がでても前身頃の側端の編目を後針床へ送るようにして前後の針床に係止される編地の目数のバランスをとることでその境界部の編目同士が離間せず近接した状態を維持するため糸切れが発生するのを防いで筒状体を編成することができる。
次にステップ18〜19の編成について説明する。ここではコース編成を中断していた後身頃2bのコース編成を再開し、第2図において12で示す後身頃2bの肩部分のコース編成を行う。この肩部分12の編成は前身頃2aと後身頃2bを接合させながら行う。第7図に肩部分12と前左身頃5aの接合関係を図式的に示す。肩部分12を所定コース編成する毎に肩部分12の側端の編目とこれに隣接する前身頃5a,15aの編目とを接合ライン21に沿って重ね合わせていくことで前身頃と後身頃の編み幅を徐々に減少させ肩部における筒状体の口径を小さくする(第7図における肩部分12の線J−Kと前左身頃5aの線D−Mとの接合)。この編成が進行するに伴い、後針床における前身頃5a,15aと後身頃2bの肩部分12との隣接箇所が次第に編地の中心へと移動してくので、これに合わせて前身頃5a,15aの側端の編目を目移しにより順に後針床へ送る。ステップ18は筒状体の口径が途中まで減少した状態を示す。
ステップ19は更に編成が進行して肩部分の接合が終了した状態を示し、この状態では、前針床には前衿ぐり10aだけが係止され、後針床には後衿ぐり10bと、前針床で前衿ぐり10aに隣接していた前身頃5a,15aの第7図における線M−E上の4つの編目がM側から順に後針床へ送られ、編目配列を左右入れ替えた状態で係止されている。そしてステップ20では衿20を編成してセーター1の編成を終了する。
本実施例では後身頃2bの点K,kが編み幅方向において前身頃2aの点FとE、点fとeの中間に位置したデザインとしたため上記したように線M−E、線m−e上の編目が後針床へ送られる。例えば点K,kが編み幅方向において前身頃2aの点F,fと同じ位置にあるデザインの場合では、肩部において前身頃の線D−E、線d−eと後身頃の線J−K、線j−kが接合され、線F−E、線m−e上の点E,eに近い側の編目4つが後針床へ送られることになる。
上記したように前衿ぐり10a形成時に増し目を行うことで前衿ぐり10aの編み幅は後衿ぐり10bの編み幅よりも広くなり、前後においてその編み幅に差を生じることになるが、前衿ぐり10aに隣接する前身頃の編目を後針床に送ることで衿20を編成する際に前後の編み幅を揃えるようにしているので支障なく衿部分を筒状に編成することができる。これにより編成されたセーター1は、衿ぐり10に前下がり(第1図の符号24)が形成されたファッション性のよいものとなり、しかも広い口径の衿ぐりを有するので着用の際に頭が通しやすく着心地の良いものとなる。本実施例では衿20はラウンドネックとして編成されるが、タートルネックなど所望するデザインの衿を編成してもよい。また衿ぐりをU字状に形成するようにしてもよい。
なお上記した実施例ではステップ8において前右身頃15a側の衿ぐり部10aの形成を右袖後部14bをステップ5の状態からステップ7の状態に移動して右袖14の全ての編目を前針床上に係止させ、同様にステップ14において前左身頃5a側の衿ぐり部10aの形成を左袖後部4bをステップ9の状態からステップ13の状態に移動して右袖14の全ての編目を前針床上に係止させてから一括して行うようにした。しかしこれに代えて例えばステップ5の状態のままで前右身頃15aを衿ぐり10a部に増し目を行いながらコース編成して右袖前部14aに移動するようにしてまず前右身頃15aと右袖前部14aを接合させてから右袖後部14bを前針床に移動させるようにしたり、あるいは前右身頃15aのコース編成と並行して右袖後部14bを移動させるようにしてもよい。要は衿ぐり10aの形成が完了したときに前身頃と袖とが接合されておればよい。特に上記した実施例の有利な点は、衿ぐり形成の際に前身頃と重ね合わされる袖の編目を前針床に移動させて行うことで前身頃を前針床上に固定してそのコース編成を行なえることであり、これにより編目形成を容易にしている。
実施例2
次にラグランセーターを編成する場合の実施例について説明する。本実施例では前衿ぐり110aの編み幅を左右でそれぞれ4目ずつの計8目(ウエール)を増やすものとする。第8図はラグランセーター100の身頃と袖の型紙を示す。第9図および第10図は先の実施例1の第5図および第6図に対応する各段階における編成ステップを示した図である。
ステップ1〜5までの編成は実施例1の場合と基本的に同じように行われる。すなわちステップ1は身頃102、袖104,114の裾ゴム部106、107,117の編成を示し、ステップ2は袖104,114と身頃102を脇下に向けての編成の途中を示し、ステップ3は身頃102と袖104,114が脇下部で1つの大きな筒状体となったところを、ステップ4は筒状体の口径を小さくしながら前衿ぐり110a形成箇所G,gまできたところ、そしてステップ5は衿ぐり110aの形成がF,fまできたところをそれぞれ示す。
ラグランセーター100の場合では前身頃102aが前右身頃115aと前左身頃105aとに分岐されたステップ5以降においても身頃と袖のコース編成は肩まで継続して行われるので衿ぐり110aを境に給糸口を反転させて前左身頃105a、左袖114、後身頃102b、右袖114そして前右身頃115aの間を折り返して編む編成が維持される。
ステップ6からは衿ぐり110aの編み幅を増加させるための編成が始まる。ステップ6ではコース編成の際に前右身頃115a側の衿ぐり110aの周縁に増し目を行うとともに前右身頃115aと右袖前部114aの両方を外側に移動して衿ぐり110aの編み幅を左側において1目増やす。次にステップ7で前左身頃105a側の衿ぐり110aに増し目を行うとともに前左身頃105aと左袖前部104aを外側に移動して衿ぐり110aの編み幅を右側において1目増やす。
ステップ8は続くステップ9で衿ぐり110a左側の編み幅を増やすためのコース編成を行うための準備工程であり、後針床を左へ1針ラッキングするとともに左袖前部104aの外側端の編目を後針床へ送る。これはステップ9で増し目が行われて右袖前部114aと前右身頃115aが左へ移動しても右袖前部114aと右袖後部114bの境界部の編目同士が離間せず近接した状態を維持するためのものであり、以下、”端合わせ処理”という。この端合わせ処理は筒状体を形成する前側部分と後側部分の編み幅に大きな差がでても針床上で係止された状態での前後編地の編み幅のバランスをとることでその境界部において糸切れが発生するのを防いだり、境界部の編目間に渡る糸長さが過大になるのを防ぎ編地の風合いを良好に保った状態で筒状体の編成を継続することを許容する。次にステップ9で増し目編成が行われ、衿ぐり110a左側において編み幅が更に1目増やされる。
続くステップ10およびステップ11は、続くステップ12において衿ぐり110a右側の編み幅を増やすための端合わせ処理であり、ラッキングと目移しを伴いながら右袖前部114aの側端の編目が後針床へ送られ、同時に上記ステップ8で後針床へ送られた左袖前部104aの外側端の編目が前針床へ送り戻される。右袖前部114a、左袖前部104aなど前針床で編目形成が予定されているものは元通り前針床上に送り戻した状態で編目コースの編成を行う、同様に後部104b,114bについても後針床に送り戻した状態で編目コースの編成を行うようにして捻れ目が形成されるのを防ぐ。
そしてステップ12で増し目編成が行われ衿ぐり110aの右側において編み幅が更に1目増やされる。ステップ13は衿ぐり左側において3回目の増し目、ステップ14は衿ぐり右側において3回目の増し目、ステップ15は衿ぐり左側において4回目の増し目、ステップ16は衿ぐり右側において4回目の増し目がそれぞれ行われた状態を示す。これにより前衿ぐり110aの編み幅は左右に4目づつ増やされたことになる。これらステップ13〜16の各ステップの間には図示を省略したが上記した端合わせ処理や捻れ目を防ぐためのステップが挿入される。本実施例では、前身頃102aの編地を固定した状態で後身頃102bや袖部分の編地をシフトしてこの端合わせ処理を行うようにしている。
ステップ17は次のステップ18で衿を編成するために右へシフトした筒状体を中心へ移動させた状態を示す。図からわかるように左右の袖の前部分104a,114aが後針床へ送られた状態となっているのがわかる。そしてステップ18において衿の編成を行いラグランセーターの編成を終了する。
実施例3
次にセットインセーターの変形例について説明する。第11図はセットインセーター200の身頃と袖の型紙を示す。このセーター200の場合では、前身頃と後身頃が肩ライン上で丁度接合されるデザインをしている。第12図および第13図はその編成ステップを示す。ステップ1は先の実施例1におけるステップ5に対応し、前衿ぐり210aの編成がF,fまできたときの針床における編地の係止状態を示し、これより前に行われる編成については省略する。
次のステップ2は先のラグランセーターの場合と同様な方法で前左身頃205a、前右身頃215aの両側の衿ぐり210a周縁にそれぞれ4回の増し目編成が行われ衿ぐり210aが左右で4目づつ広げられ、X,xまできたところを示す。この間、前右身頃215a、右袖214、後身頃202b、左袖204そして前左身頃205aの順で編んだ後、衿ぐり部210aで給糸口を反転させて前左身頃205a、左袖214、後身頃202b、右袖214そして前右身頃215aを折り返し編成する。以後、袖204,214の編成は終了し、前身頃202aと後身頃202bだけが編成される。本実施例では前身頃202aは引き続き前右身頃215aと前左身頃205aそれぞれに給糸口を割り当てて編成され、一方、後身頃202bは衿ぐり210bを形成するために前身頃と同様に後身頃左部205b、後身頃右部215bに分岐して編まれる。後身頃左部205b、後身頃右部215bの編成のために給糸口がそれぞれに割り当てられる。
ステップ3は後身頃左部205bの編成を示し、衿ぐり210b周縁部に増し目を行うとともに後身頃左部205bを外側に移動する編成を2回繰り返して増し目2目を形成するとともに後身頃左部205bの側端側の編目を左袖後部204bの編目に重ねる。ステップ4は前左身頃205aの前記ステップ3と同様な編成を示し、衿ぐり210aの周縁に増し目2目を形成するとともに前左身頃205aを左袖前部204a側に移動して重ねる。これにより左袖前部204aの線Q−Rと前左身頃205aの線Y−Dが、同様に左袖後部204bの線T−Uと後左身頃205bの線N−Jが接合され、左袖204と身頃の接続を終える。
次のステップ5は上記ステップ3,4と同様な編成を前右身頃215a、後身頃右部215bに対して行うために端合わせ処理が行われた後の状態を示す。ステップ6,7で増し目と身頃の移動を行って、右袖後部204bの線t−uと後右身頃215bの線n−j、そして右袖前部204aの線q−rと前右身頃215aの線y−dを接合して右袖214と身頃の接続を終える。ステップ8はステップ7の編成が完了した状態の編地の係止状態を示す。この状態で前身頃と後身頃だけが係止された状態となっている。
次のステップ9〜15は前身頃と後身頃とを肩部で接合し伏目処理するための編成を示す。ステップ11で前左身頃205aと後身頃左部205bを伏目処理するためにステップ9,10で対応部分が向き合うように端合わせ処理を行う。ステップ9は端合わせ処理の途中を示し、ステップ10はそれが完了した状態を示す。ステップ11は伏目処理を示し、肩先から衿ぐりへ向けて行われる。この伏目処理は公知で、例えば特開平9−241950号公報に記載の方法を行えばよい。ステップ12はステップ11の伏目処理が終わった状態を示し、これにより前身頃の線D−Lと後身頃の線J−Kが肩ラインを越えた後身頃側で接続される。
次にステップ13で前右身頃215aと後身頃右部215bを伏目処理するための端合わせ処理が行われ、ステップ14で伏目処理が行われる。ステップ15は伏目処理が終了したときの針床における編地の係止状態を示す示し、これにより前身頃の線d−lと後身頃の線j−kが肩ラインを越えた後身頃側で接続される。ステップ16はステップ17で衿の編成を行うための端合わせ処理を示す。この実施例では前衿ぐり210aの左右においてそれぞれ6回の増し目が行われるとともに後衿ぐり210bにおいても左右それぞれに2回の増し目が行われており、その結果、衿220を編成する際に、前身頃の側端の2目(線E−L、線e−l)が後針床へ送られた状態で衿220の編成が行われることになる。ステップ17において衿220の編成を行いセットインセーターの編成を終了する。
この実施例のセットインセーターでは、後身頃においてもステップ3、ステップ6に見られるように衿ぐり形成の際に後身頃を左右に分岐させて編成するとともにそれぞれを編成する際に増し目と引き返し編成を行うようにして後衿ぐり210bを形成するので前衿ぐり210aよりも小さいが同様に編み幅が増やされ、衿下がりが形成される。
産業上の利用可能性
上記したように本発明のセーターやカーディガン等のニットウエアにおける衿ぐりの編成方法およびそのような編成方法により編まれたニットウエアでは、ファッション性が高く、着用時に容易に頭を衿ぐりに通せて着心地の良いニットウエアをシームレスに編成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1により編成される丸首のセットインセーターを示し、第2図は前記セーターを構成する各パーツを横編機上で編成される状態を示し、第3図は前記セーターを後から見た左半分を示し、第4図は前記セーターの各段階の編成の概略を示し、第5図は前記セーターの編成ステップの前半部分を示し、第6図は前記セーターの編成ステップの後半部分を示し、第7図は肩部分と前左身頃の接合関係を図式的に示した図である。第8図は実施例2のラグランセーターを構成する各パーツを横編機上で編成される状態を示し、第9図は前記セーターの編成ステップの前半部分を示し、第10図は前記セーターの編成ステップの後半部分を示す。第11図は実施例3のセットインセーターを構成する各パーツを横編機上で編成される状態を示し、第12図は前記セーターの編成ステップの前半部分を示し、第13図はその後半部分を示す。
Claims (7)
- 左右方向に延び、かつ前後方向に互いに対向する少なくとも前後一対の針床を有し、前記針床の少なくとも一方が左右にラッキング可能で、前記針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて、ニットウエアを構成する身頃と袖の前側部分を第1の針床上に付属させ、身頃と袖の後側部分を第2の針床上に付属させ、身頃と袖の前側部分と後側部分が編み幅の両端で接続された筒状体として編成されるニットウエアを編成する方法において、身頃と両袖とを、ニットウエアの脇下まで編成し、脇下から肩にかけて身頃と両袖とを接続して1つの筒状体として編成しながら、両袖の編目を身頃側に移動させて身頃の編目と重ねて筒状体の口径を小さくしていくとともに、衿ぐりを前身頃に形成するために、前記筒状体の前側部分を構成する前身頃を右前身頃と左前身頃とに分岐させて編成し、右前身頃および左前身頃の編成の過程において前衿ぐり周縁に沿って増し目を形成するとともに、右前身頃および左前身頃の編目を衿ぐりから遠ざかる方向に移動させ、且つ衿ぐり周縁領域の編目を順次編成から外して不作用状態にしていく編成を所定回数繰り返すステップを含み、さらに前記前身頃の衿ぐりを広げるステップでは、前記前側部分の左右のどちらか一方を編成する際に前側部分の他方の編み幅側端の編目を第2の針床上に送り込んだ状態でコース編成を行い、逆に前側部分の他方を編成する際に前側部分の前記一方の編み幅側端の編目を第2の針床上へ送り込むとともに第2の針床上へ送り込んでいた前記前側部分の他方の編目を第1の針床上へ移し戻してコース編成を行うようにして増し目により前側部分の編み幅が後側部分より広くなっても前後の針床に係止される編地の目数のバランスをとるようにしたことを特徴とするニットウエアの編成方法。
- 前記編成されるニットウエアがセットインタイプのセーターである請求項1に記載のニットウエアの編成方法。
- 前記セットインタイプのセーターは、前身頃の肩ラインにかけての衿ぐり形成において、前身頃と袖前部とを接合し、肩ラインを越えて後身頃側に延びる部分では前身頃と袖後部とを接合させることで前身頃と後身頃の接合部が肩ラインを越えて後身頃に侵入するようなデザインである請求項2に記載のニットウエアの編成方法。
- 前記セットインタイプのセーターにおける前身頃の衿ぐりを広げるステップでは、前記前側部分の左右の一方の前身頃を編成する際に、前側部分の他方の袖の袖前部の編目を第2の針床上に送り込むとともに一方の袖の袖後部の編目を第1の針床に移動させ、この状態で一方の前身頃の編成を行うとともに順次前記隣接する袖に向けて前身頃を移動して一方の前身頃と袖とを接合するステップ、
続いて前記前側部分の他方の前身頃を編成する際に、一方の前身頃の側端の編目を第2針床へ送り込むとともに第2の針床で係止される他方の袖の編目を第1の針床に移動させ、この状態で他方の前身頃の編成を行うとともに順次前記隣接する袖に向けて前身頃を移動して他方の前身頃と袖とを接合するステップ、を含むことを特徴とする請求項3に記載のニットウエアの編成方法。 - 前記編成されるニットウエアがラグランタイプのセーターであり、前記第1、第2の針床間で送り、送り戻される編目が前記筒状体の前側部分を構成する袖の編目である請求項1に記載のニットウエアの編成方法。
- 前記ラグランタイプのセーターにおける衿ぐりの形成は、前左身頃、左袖、後身頃、右袖、そして前右身頃の間を折り返して編む過程で行われ、前身頃を編成する際に衿ぐりの周縁に増し目を行い、前身頃とこれに隣接する袖前部の両方を外側に移動するようにして行うとともに、
衿ぐりの左側部分を広げるために
a)第2の針床を左にラッキングするステップ、
b)左袖前部の編目を第2の針床へ送るステップ、
c)右袖前部の編目を第1の針床へ送り戻すステップ、
衿ぐりの右側部分を広げるために
d)第2の針床を右にラッキングするステップ、
e)右袖前部の編目を第2の針床へ送るステップ、
f)左袖前部の編目を第1の針床へ送り戻すステップ、
を含む請求項5に記載のニットウエアの編成方法。 - 前記請求項1〜6の何れかに記載のニットウエアの編成方法によって編成されたシームレスニットウエアであって、前身頃に形成される前衿ぐりは、増し目と引き返し編みにより前下がりが形成され、且つ後衿ぐりの目数よりも多く形成されていることを特徴とする前身頃と後身頃および袖前部と袖後部が編み幅の両端で連結された状態で筒状に編成されるとともに脇下から肩にかけて袖と身頃が接合された横編機を用いて編まれる袖付きのシームレスニットウエア。
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