JP3861449B2 - 手動変速機のリバースインタロック装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、手動変速機のリバースインタロック装置に係り、特に5速からリバースへのシフト時に、一旦中立位置に戻させ、リバースへの誤操作を防止する手動変速機のリバースインタロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両においては、エンジンの駆動力を走行条件に応じて所要に変換して取出すために、手動や自動の変速機を備えている。このような変速機には、ギヤ式の変速機やベルト式の変速機等があり、駆動力の伝達損失の少ないギヤ式の変速機が多用されている。
【0003】
ギヤ式の手動変速機は、複数段の変速ギヤ列を有しており、シフトレバーの操作によってギヤ列を切換えて各段のギヤを噛合させることにより、エンジンの駆動力を走行条件に応じて所要に変換して取出している。
【0004】
このような手動変速機にあっては、シフトレバーの操作によってセレクト時に軸方向移動されるとともにシフト時には回動されるシフトアンドセレクト軸を設け、このシフトアンドセレクト軸には各速シフトヨークのいずれかに選択的に係合されるシフトアンドセレクトレバーを設けるとともにシフトレバーを操作した際に動作が規制されるインタロックカムを設け、このインタロックカムが動作した時に該インタロックカムを付勢する付勢力を有するリターンスプリングをシフトアンドセレクト軸に設けたリバースインタロック装置を備えているものがある。
【0005】
即ち、手動変速機にあっては、図19、20に示す如く、各速に応じてシフトレバー(図示せず)がセレクト方向とシフト方向とに所定に操作される。
【0006】
この手動変速機には、図21〜23に示す如く、変速機ケース202の蓋挿着孔204からインタロック装置206が設けられる。この蓋挿着孔204は、取付ボルト(図示せず)によって変速機ケース202に取付けられる蓋208により、閉成される。
【0007】
この蓋208には、蓋側軸孔210が形成されている。また、変速機ケース202には、この蓋側軸孔210に対応してケース側軸穴212が形成されている。この蓋側軸孔210とケース側軸穴212とには、シフトアンドセレクト軸214が軸方向移動可能且つ回動可能に設けられている。
【0008】
このシフトアンドセレクト軸214の蓋208側の端部位は、蓋208よりも外方に突出している。
【0009】
このシフトアンドセレクト軸208の端部位には、シフトレバーに連結するコントロールケーブル(図示せず)を接続させる軸接続具216が第1固定具218で固設されている。このシフトアンドセレクト軸214の端部位にあっては、蓋208の内周面とシフトアンドセレクト軸214の外周面との間にシール材220が介設されているとともに、蓋208と軸接続具216間で保護具222が設けられている。
【0010】
このシフトアンドセレクト軸214には、各速シフトヨーク(図示せず)に係合するシフトアンドセレクトレバー224が第2固定具226で固設されているとともに、このシフトアンドセレクトレバー224を囲むように略四角形状のインタロックプレート228が設けられている。
【0011】
このインタロックプレート228には、シフトアンドセレクトレバー224を挿通させるレバー用溝230とプレート規制用孔であるボルト用長孔232とが形成されている。このボルト用長孔232には、変速機ケース202の第1ねじ孔234に螺着したプレート規制具であるプレート用ボルト236の先端側が挿通される。このプレート用ボルト236は、インタロックプレート228を軸方向移動可能で且つ回転不可能に支持するものである。このインタロックプレート228は、変速機ケース202側の側部位がシフトアンドセレクト軸214に固設したリターンスプリング保持具238で支持されている。このリターンスプリング保持具238は、第3固定具240によってシフトアンドセレクト軸214に固定されている。
【0012】
また、シフトアンドセレクト軸214には、インタロックプレート228と蓋208との間で、インタロックカム242が設けられる。このインタロックカム242は、シフトアンドセレクト軸214の貫通孔244に貫通したカム保持ピン246によって設けられている。このインタロックカム242には、カム保持ピン246の両端部位を遊嵌するピン係合溝248が形成されている。
【0013】
このインタロックカム242が位置する変速機ケース202の第2ねじ部250には、シフトレバーを操作した際に、、インタロックカム242の動作を規制するように、インタロックカム242のカム係止部252を当接させるカム規制具であるカム用ボルト254が螺着されている。
【0014】
シフトアンドセレクト軸214には、インタロックカム242と蓋208間で、第1リターンスプリング256が遊嵌されている。この第1リターンスプリング256は、蓋8の内面に接してシフトアンドセレクト軸214を挿通させる第1一側スプリング支持具258とシフトアンドセレクト軸214に設けられた第1他側スプリング支持具260によって支持されている。蓋208の内面には、第1一側スプリング支持具258の部位で軸方向に所定の深さの蓋側溝262が形成されている。この蓋側溝262内は、シフトアンドセレクト軸214に固定した第1一側軸規制具264が配設されている。また、第1他側スプリング支持具260は、シフトアンドセレクト軸214に固設した中間側軸規制具266に接して支持される。
【0015】
また、インタロックカム242とインタロックプレート228間のシフトアンドセレクト軸214には、第2リターンスプリング268が遊嵌されている。この第2リターンスプリング268は、一端側がインタロックカム242に係着されているとともに、他端側がリターンスプリング保持具238に係着されている。
【0016】
シフトアンドセレクト軸214には、インタロックプレート228と変速機ケース202の内面との間で、第3リターンスプリング270が遊嵌されている。この第3リターンスプリング270は、一端側がインタロックプレート228に接して支持されるとともに、他端側がシフトアンドセレクト軸214に設けた第3スプリング支持具272に支持されている。この第3スプリング支持具272は、シフトアンドセレクト軸214に固設された他側軸規制具274に接して支持される。この他側軸規制具274は、変速機ケース202の内面に形成したケース側溝276内に配設される。
【0017】
これにより、このインタロック装置206にあっては、図21〜23に示す中立位置から5速・リバース側にセレクトした場合に(図19のa方向)、図24〜26に示す如く、インタロックカム242の軸方向移動がカム用ボルト254の側面で規制されるとともに、第2リターンスプリング268が圧縮される。
【0018】
そして、5速へのシフト時には(図19のc方向)、インタロックカム242が回動するので、第2リターンスプリング268の反発力によってインタロックカム242とカム用ボルト254との位置関係が、図27〜29に示す如く、インタロックカム242のカム係止部252とカム用ボルト254とが離れる。
【0019】
このとき、5速から直接リバースにシフトしようとする場合には(図19のd、f方向への連続操作)、インタロックカム242の回転方向の動きがカム用ボルト254の下面で規制され、リバースへのシフトが不可能になる。
【0020】
しかしながら、図30に示す如く、図19のc方向に操作をした場合の操作量AAが、インタロックカム242とカム保持ピン246間のクリアランスCCと、インタロックカム242とカム用ボルト254間のクリアランスBBと、の合計に等しいことから、図19のd方向への操作が可能であるので、図31〜33に示す如く、一旦中立位置へ戻すことが可能である。
【0021】
このように、中立位置に一旦戻すことにより、図24〜26に示すような操作が可能となる。
【0022】
この図24〜26に示す操作状態にあっては、図34〜36に示す如く、インタロックカム242の回転方向の動きが規制されないので、リバースへのシフト(図19のf方向)が可能である。
【0023】
また、このようなインタロック装置としては、例えば、特開平9−229190号公報、実開平5−42824号公報に開示されている。特開平9−229190号公報に記載のものは、シフトヘッドをリバースシフトアームとの係合方向と反対方向に回り止めする第1ストッパ面と、シフトヘッドの5速方向へのシフト移動を規制する第2ストッパ面とを有するストッパ部を変速機ケース等の固定部に設けることにより、シフトシャフトの回り止め機構とシフトシャフトのストッパ機構を簡単に構成し、5速用変速機を4速用変速機に容易に変更するものである。実開平5−42824号公報に記載のものは、セレクト方向に沿って順次配列された複数のジョーの上方に僅かな間隙を存して配置されセレクト方向に往復移動可能なインターロックプレートのセレクト方向の両端を張り出して形成し、当該インターロックプレートのいずれのシフト位置においても複数のジョーの中の両外側のジョーの少なくとも一部に対向させるようにした構成とすることにより、インターロックがセレクトフィーリングを向上させるものである。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のリバースインタロック装置にあっては、インタロックカムとカム用ボルトとの位置関係が重要であるが、インタロックカムがシフトアンドセレクト軸上に設けられている一方、カム用ボルトが変速機ケースに設けられているので、上述の位置関係がインタロックカムとシフトアンドセレクト軸とカム用ボルトと変速機ケースとの全ての寸法精度の影響を受けることになり、全体の位置精度が低下するとともに、部品点数が多く、また、加工・組立工程が多くなるという不都合があった。
【0025】
【課題を解決するための手段】
そこで、この発明は、上述の不都合を除去するために、シフトレバーの操作によってセレクト時に軸方向移動されるとともにシフト時には回動されるシフトアンドセレクト軸を設け、このシフトアンドセレクト軸に各速シフトヨークに選択的に係合されるシフトアンドセレクトレバーを固定するとともにインタロックカムをシフトアンドセレクト軸の軸方向への移動及び軸廻りの回動が可能にリターンスプリングを介して取り付け、前記シフトアンドセレクト軸を5速・リバース側に軸方向移動した場合、前記インタロックカムに設けたカム係止部をカム規制具の第1カム規制面に弾圧する一方、この状態から前記シフトアンドセレクト軸を5速側に回動させた場合、前記インタロックカムが前記シフトアンドセレクト軸に追従して回動するようにして前記カム係止部を前記第1カム規制面に対して前記シフトアンドセレクト軸の軸方向に段差をなすように接続される第2カム規制面と係合し、前記シフトアンドセレクト軸が5速とリバースとの中間位置を越えてリバース側に回動することを阻止した手動変速機のリバースインタロック装置において、両端部が前記シフトアンドセレクト軸と直交するU字状の断面に形成されるとともに前記シフトアンドセレクト軸の軸方向と径方向とで前記シフトアンドセレクトレバーと前記インタロックカムの外周を囲むインタロックプレートを前記シフトアンドセレクト軸に軸方向へ移動可能に取り付け、このインタロックプレートをプレート規制具を介して変速機ケースに前記シフトアンドセレクト軸の5速・リバース側への軸方向移動には追従せず且つ回動不可能な状態で保持する一方、このインタロックプレートにカム規制具として前記カム係止部を挿入するカム用係合孔を形成し、このカム用係合孔の内周に前記第1カム規制面と前記第2規制面とを形成したことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
この発明は、インタロック装置の構成部品を全てシフトアンドセレクト軸上に設けることができるので、各構成部品の寸法精度の影響をなくし、全体の位置精度を向上するとともに、カム規制具を別途に不要とし、部品点数を低減するとともに、加工・組立工程を低減することができる。
【0027】
【実施例】
以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且つ具体的に説明する。図1〜17は、この発明の実施例を示すものである。図17において、2は車両に搭載されるエンジン、4はこのエンジン2に連結された手動変速機、6は変速機ケースである。
【0028】
この変速機ケース6内には、手動変速機2の長手方向に指向して低速側、高速側、5速・リバースシフト軸8−1、8−2、8−3が並んで配設されている。
【0029】
また、手動変速機4には、5速からリバースへのシフト時に、一旦中立位置に戻させ、リバースへの誤操作を防止するリバースインタロック装置10が設けられている。
【0030】
このリバースインタロック装置10にあっては、図1、17に示す如く、変速機ケース6の側部位に手動変速機4の幅方向から蓋挿着孔12が形成され、そして、この蓋挿着孔12を閉成する蓋14が複数の取付ボルト16で変速機ケース6に取付けられている。
【0031】
蓋14には、蓋側軸孔18が形成されている。また、この蓋側軸孔18に対応する位置で、変速機ケース6には、ケース側軸穴20が形成されている。
【0032】
この蓋側軸孔18とケース側軸穴20とには、シフトアンドセレクト軸22が、セレクト時における軸方向移動且つシフト時における回動可能に設けられている。
【0033】
このシフトアンドセレクト軸22の蓋14側の端部位は、蓋14よりも外方に突出して設けられている。このシフトアンドセレクト軸22の端部位には、シフトレバーに連結するコントロールケーブル(図示せず)を接続させる軸接続具24が第1固定具26で固設されている。また、このシフトアンドセレクト軸22の端部位にあっては、蓋14とシフトアンドセレクト軸22間で蓋14の内周面に形成したシール材用溝28には、シール材30が設けられているとともに、蓋14と軸接続具24間で保護具32が設けられている。
【0034】
このシフトアンドセレクト軸22には、各シフト軸8の各シフトヨーク(図示せず)のいずれかに選択的に係合されるシフトアンドセレクトレバー34が第2固定具36で固設される。このシフトアンドセレクトレバー34は、シフトアンドセレクト軸22に第2固定具36で固設されるレバー基部38と各シフトヨークに係合するレバー係合部40とが一体的になって構成されている。
【0035】
シフトアンドセレクト軸22には、シフトアンドセレクトレバー34と蓋14の内面の蓋側当接部42間にインタロックカム44が設けられる。このインタロックカム44は、カム係止部46を有し、シフトアンドセレクト軸22に該シフトアンドセレクト軸22の貫通孔48に貫通したカム保持ピン50によって取付けられている。このインタロックカム44には、シフトアンドセレクト軸22を挿通する軸挿通孔52とこの軸挿通孔52に連通し且つカム保持ピン50の両端部位を遊嵌するピン係合溝54が形成されている。
【0036】
蓋14の蓋側当接部42には、環状で所定深さの一側軸ストッパ面56を有する蓋側溝58が形成されている。この蓋側溝58内には、シフトアンドセレクト軸22が5速・リバース側にセレクトされた際に、一側軸ストッパ面58に当接するように、シフトアンドセレクト軸22に固設した一側軸規制具60が配設されている。
【0037】
一方、変速機ケース6の内面のケース側当接部62には、環状で所定深さの他側軸ストッパ面64を有するケース側溝66が形成されている。このケース側溝66内には、シフトアンドセレクト軸22が1速・2速側にセレクトされた際に、他側軸ストッパ面64に当接するように、シフトアンドセレクト軸22に固設した他側軸規制具68が配設されている。
【0038】
また、シフトアンドセレクト軸22には、インタロックプレート70が設けられる。このインタロックプレート70は、断面がU字形状に形成され、一側部72とこの一側部72に対峙する他側部74と連結部76とから構成される。一側部74は、シフトアンドセレクト軸22と略直角方向に指向して蓋14の蓋側当接部42に当接され、インタロックプレート70の軸方向の位置決めをするものである。他側部74は、シフトアンドセレクト軸22と略直角方向に指向してシフトアンドセレクト軸22の他端側でシフトアンドセレクトレバー34の側面に接している。連結部76は、シフトアンドセレクト軸22に沿って配設されている。この連結部76には、シフトアンドセレクトレバー34の位置で変速機ケース6のねじ孔78に螺着したプレート規制具であるプレート用ボルト80の先端側を挿通させるプレート規制用孔であるボルト用長孔82と、インタロックカム44の位置でカム規制具としてのL字形状のカム用係合孔84とが形成されている。ボルト用長孔82は、プレート用ボルト80と共働し、インタロックプレート70を軸方向可能で且つインタロックプレート70を回転不可能にするように、シフトアンドセレクト軸22の軸方向に所定の長さで形成されている。カム用係合孔84は、シフトアンドセレクト軸22の軸方向と直交する方向に長い長方形状に形成された第1係合孔84aとシフトアンドセレクト軸22の回転方向で且つ1速・3速・5速側のシフト方向で第1係合孔84aに連通する第2係合孔86bとからなり、5速・リバース側にセレクトした際にインタロックカム44のカム係止部46が係合する第1カム規制面86と5速から直接リバースにシフトしようとした際にインタロックカム44のカム係止部46を係合させる第2カム規制面88とによって形成される。
【0039】
インタロックカム44と蓋14間のシフトアンドセレクト軸22には、第1リターンスプリング90が遊嵌されている。この第1リターンスプリング90は、一端側がインタロックプレート70の一側部72に直接接して支持されているとともに、他端側がシフトアンドセレクト軸22に設けた一側スプリング支持具92に支持されている。この一側スプリング支持具92は、シフトアンドセレクト軸22に固設した中間側軸規制具94に接して支持されている。
【0040】
また、インタロックカム44とシフトアンドセレクトレバー34間のシフトアンドセレクト軸22には、第2リターンスプリング96が遊嵌されている。この第2リターンスプリング96は、一端側がインタロックカム44に直接係着されているとともに、他端側がシフトアンドセレクトレバー34に直接係着され、インタロックカム44を軸方向及び回転方向に付勢するものである。
【0041】
更に、シフトアンドセレクトレバー34と変速機ケース6間のシフトアンドセレクト軸22には、第3リターンスプリング98が遊嵌されている。この第3リターンスプリング98は、一端側がインタロックプレート70の他端部に直接接して支持されるとともに、他端側が他側スプリング支持具100に支持されている。この他側スプリング支持具100は、シフトアンドセレクト軸22に固設した他側軸規制具68に接して支持されている。この他側軸規制具68は、シフトアンドセレクト軸22が1速・2速側にセレクトされた際に、他側軸ストッパ面64に接するものである。
【0042】
次に、この実施例の作用を説明する。
【0043】
シフトレバーが中間位置(ニュートラル)の場合には、図1〜3に示す如く、インタロックカム44のカム係止部46がカム用係合孔84の第1係合孔84a内で第1カム規制面86に接している。
【0044】
そして、シフトレバーを5速・リバース側にセレクトをする場合には、図4〜6に示す如く、シフトアンドセレクト軸22が軸方向移動するが、インタロックカム4の軸方向の動きが、カム係止部46が第1カム規制面86に係合していることによって規制され、第2リターンスプリング96が圧縮される。
【0045】
次いで、シフトレバーを5速にシフトすると、図7〜9に示す如く、インタロックカム44のカム係止部46が第1カム規制面86から外れて第2係合孔86bの第2カム規制面88に接する。
【0046】
これにより、図10〜12に示す如く、5速から直接リバースにシフトしようとした場合に、インタロックカム44の回転方向(シフト方向)の動きが、第2カム規制面88によって規制されるので、リバースへのシフトの操作が不可能になる。しかしながら、この時、図13に示す如く、インタロックカム44は、図2と同じように、中立位置に戻ることが可能である。このように、一旦、インタロックカム44が中立位置に戻ると、図4〜6に示すような操作が可能となる。
【0047】
その後、リバースにシフトする際には、図14〜16に示す如く、インタロックカム44のカム係止部46を戻し、リバースへのシフトがなされる。
【0048】
この結果、インタロック装置10の構成部品が全てシフトアンドセレクト軸22に設けられているので、各構成部品の寸法精度の影響を受けることがなく、全体の位置精度を向上させることができる。
【0049】
また、従来のインタロックカム44のカム用規制部材を別途に不要とするので、部品点数を低減して構成を簡単にし、また、加工・組付工程を削減し、廉価とすることができる。
【0050】
更に、インタロックプレート70の一側部72が蓋側当接部42に接することにより、インタロックプレート70の軸方向の位置決めを、別途に部品を設けることなく、簡単な構成で、且つ、容易に行わせることができる。
【0051】
なお、この実施例にあっては、図18に示す如く、インタロックプレート70の連結部76をインタロックカム44の回転軌跡に倣って湾曲形状に形成することとができる(SG1)。これにより、インタロックカム44が回転するシフト時に、カム係止部46を第2係合孔84b内で第2カム規制面88に堅固に係合させることができる。
【0052】
【発明の効果】
以上詳細な説明から明らかなようにこの発明によれば、インタロック装置の構成部品が全てシフトアンドセレクト軸上に設けられることになるので、各構成部品の寸法精度の影響をなくし、全体の位置精度を向上するとともに、カム用規制具を別途に不要とし、部品点数を低減するとともに、加工・組立工数を削減し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 中立位置でのインタロック装置の断面図である。
【図2】 図1のII−II線による断面図である。
【図3】 図1のインタロック装置の平面図である。
【図4】 5速・リバース側のセレクト時のインタロック装置の断面図である。
【図5】 図4のV−V線による断面図である。
【図6】 図4のインタロック装置の平面図である。
【図7】 5速へのシフト時のインタロック装置の断面図である。
【図8】 図7のVIII−VIII線による断面図である。
【図9】 図7のインタロック装置の平面図である。
【図10】 5速から直接リバースにシフトとする時のインタロック装置の断面図である。
【図11】 図10のXI−XI線による断面図である。
【図12】 図10のインタロック装置の平面図である。
【図13】 各クリアランスの説明をする図である。
【図14】 リバースへのシフト時のインタロック装置の断面図である。
【図15】 図14のXV−XV線による断面図である。
【図16】 図14のインタロック装置の断面図である。
【図17】 手動変速機の断面図である。
【図18】 この発明の変形例を示す図である。
【図19】 シフトレバーの操作方向を示す図である。
【図20】 シフトレバーのセレクト方向及びシフト方向を示す図である。
【図21】 従来において中立位置でのインタロック装置の断面図である。
【図22】 図21のXXII−XXII線による断面図である。
【図23】 図21のインタロック装置の平面図である。
【図24】 従来における5速・リバース側のセレクト時のインタロック装置の断面図である。
【図25】 図24のXXV−XXV線による断面図である。
【図26】 図25のインタロック装置の平面図である。
【図27】 従来における5速へのシフト時のインタロック装置の断面図である。
【図28】 図27のXXVIII−XXVIII線による断面図である。
【図29】 図28のインタロック装置の平面図である。
【図30】 各クリアランスの説明をする図である。
【図31】 従来において5速から直接リバースにシフトとする時のインタロック装置の断面図である。
【図32】 図31のXXXII−XXXII線による断面図である。
【図33】 図31のインタロック装置の平面図である。
【図34】 従来においてリバースへのシフト時のインタロック装置の断面図である。
【図35】 図34のXXXV−XXXV線による断面図である。
【図36】 図34のインタロック装置の断面図である。
【符号の説明】
2 エンジン
4 手動変速機
6 変速機ケース
10 インタロック装置
12 蓋挿着孔
14 蓋
22 シフトアンドセレクト軸
34 シフトアンドセレクトレバー
44 インタロックカム
46 カム係止部
70 インタロックプレート
80 プレート規制具としてのプレート用ボルト
82 ボルト用長孔
84 カム規制具としてのカム用係合孔
86 第1カム規制面
88 第2カム規制面
90 第1リターンスプリング
96 第2リターンスプリング
98 第3リターンスプリング
Claims (2)
- シフトレバーの操作によってセレクト時に軸方向移動されるとともにシフト時には回動されるシフトアンドセレクト軸を設け、このシフトアンドセレクト軸に各速シフトヨークに選択的に係合されるシフトアンドセレクトレバーを固定するとともにインタロックカムをシフトアンドセレクト軸の軸方向への移動及び軸廻りの回動が可能にリターンスプリングを介して取り付け、前記シフトアンドセレクト軸を5速・リバース側に軸方向移動した場合、前記インタロックカムに設けたカム係止部をカム規制具の第1カム規制面に弾圧する一方、この状態から前記シフトアンドセレクト軸を5速側に回動させた場合、前記インタロックカムが前記シフトアンドセレクト軸に追従して回動するようにして前記カム係止部を前記第1カム規制面に対して前記シフトアンドセレクト軸の軸方向に段差をなすように接続される第2カム規制面と係合し、前記シフトアンドセレクト軸が5速とリバースとの中間位置を越えてリバース側に回動することを阻止した手動変速機のリバースインタロック装置において、両端部が前記シフトアンドセレクト軸と直交するU字状の断面に形成されるとともに前記シフトアンドセレクト軸の軸方向と径方向とで前記シフトアンドセレクトレバーと前記インタロックカムの外周を囲むインタロックプレートを前記シフトアンドセレクト軸に軸方向へ移動可能に取り付け、このインタロックプレートをプレート規制具を介して変速機ケースに前記シフトアンドセレクト軸の5速・リバース側への軸方向移動には追従せず且つ回動不可能な状態で保持する一方、このインタロックプレートにカム規制具として前記カム係止部を挿入するカム用係合孔を形成し、このカム用係合孔の内周に前記第1カム規制面と前記第2規制面とを形成したことを特徴とする手動変速機のリバースインタロック装置。
- 前記インタロックプレートは、前記シフトアンドセレクト軸に設けた他のリターンスプリングによって前記変速機ケースの蓋挿着孔に取付けられる蓋の内面に当接するよう付勢され、軸方向の位置決めがされることを特徴とする請求項1に記載の手動変速機のリバースインタロック装置。
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