JP3859847B2 - 内装材 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は例えば自動車の天井材、ドアトリム、リヤパーセル等の内装材に関するものである。
【0002】
【発明の背景】
図10に示すように例えば自動車の天井材のような内装材(1) は、再生繊維をフェノール樹脂で結着したレジンフェルト、ジイソシアナートを含浸させた軟質ポリウレタン発泡体シート、合成繊維や天然繊維にポリプロピレン繊維やポリエチレン繊維を混合した熱可塑性フェルト等の基材(2) と、該基材(2) の表面にポリエチレンフィルムのようなホットメルトフィルム(4) を介して貼着されている表皮材(3) とによって構成されるが、自動車走行中の振動によるビビリ音や低級音の発生、サンルーフのシェードの開閉に伴う内装材裏面の摩耗を防止するために、該基材(2) の裏面には不織布のようなクッションシート(5) が貼着されている。
【0003】
【従来の技術】
従来は該クッションシート(5) は例えばポリエチレンフィルムのようなホットメルトフィルム(6) によって基材(2) の裏面に貼着されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記内装材(1) は、基材(2) としてレジンフェルトやジイソシアナート含浸軟質ポリウレタン発泡体シートを使用する場合には、クッションシート(5) をホットメルトフィルム(6) によって裏面に貼着した基材(2) と、ホットメルトフィルム(4) を裏打ちした表皮材(3) とを重ねてプレス成形機にセットし、熱プレスする方法、あるいは基材(2) として熱可塑性フェルトを使用する場合には、クッションシート(5) をホットメルトフィルム(6) によって裏面に貼着した基材(2) を加熱軟化させた上でホットメルトフィルム(4) を裏打ちした表皮材(3) と重ねてプレス成形機にセットし、冷間プレスする方法によって製造されるが、レジンフェルトの場合には熱プレス時に内部に含まれるフェノール樹脂の硬化過程からホルマリンガスが発生し、あるいはジイソシアナート含浸軟質ポリウレタン発泡体シートの場合には、熱プレス時にイソシアナートの硬化過程から炭酸ガスや水蒸気が発生する。
またレジンフェルトやジイソシアナート含浸軟質ポリウレタン発泡体シートの場合のみならず、熱可塑性フェルトの場合でも熱膨張やプレス時の圧力によって基材内部から空気が排出される。
【0005】
しかし上記従来の内装材(1) では基材(2) の両面に非通気性のホットメルトフィルム(4,6) が貼着されているのでこれらガスの逃げ道がなくなり、逃げ道がなくなったガスは内装材(1) の構造の弱い部分から噴出してパンク現象が発生し、また基材内部にホルマリンガス等の臭気ガスが残存した場合には内装材(1) に臭気が残る。更に非通気性のホットメルトフィルム(4,6) は自動車走行中の振動を反射してクッションシート(5) によるビビリ音や低級音の発生防止効果を阻害する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記従来の課題を解決するための手段として、基材(2) と、該基材(2) 表面に貼着されている表皮材(3) と、該基材(2) 裏面に接着剤層(6A)を介して貼着されている通気性クッションシート(5) からなり、所定形状に成形されている内装材(1) であって、該基材(2) と該通気性クッションシート(5) とを接着する該接着剤層(6A)はホットメルト接着剤粉末を水に分散させた分散液を該基材 (2) 裏面および/または該通気性クッションシート (5) の接着面にスプレー塗布し、加熱乾燥して該ホットメルト接着剤粉末を接着面に融着することによって該接着面に点状に散在されている内装材を提供するものである。
発明の対象とする基材(2) は主として通気性基材であり、該表皮材(3) としては通気性のものと非通気性のものの双方が使用されるが、通気性表皮材(3) を使用した場合には、該基材(2) と該表皮材(3) との間には非通気性フィルム(4) を介在させ、内装材(1) を非通気性とする。
本発明を以下に詳細に説明する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の内装材に使用される基材(2) としては、例えばポリエステル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、ウレタン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、アセテート繊維、レーヨン、キュプラ等の合成繊維、パルプ、木片等の木質繊維、木綿、羊毛、絹、麻、ヤシ繊維等天然繊維、ガラス繊維、石綿、セラミック繊維、カーボン繊維、金属繊維等の無機繊維、あるいはこれらの繊維の二種以上の混合繊維、あるいはこれら繊維を使用した製品のスクラップを解繊して得られた再生繊維をポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、フッ素樹脂、熱可塑性アクリル樹脂、熱可塑性ポリエステル、熱可塑性ポリアミド、熱可塑性ウレタン樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体等の熱可塑性合成樹脂やウレタン樹脂、メラミン樹脂、熱硬化型アクリル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、レゾルシン樹脂、アルキルレゾルシン樹脂、エポキシ樹脂、熱硬化型ポリエステル等のような熱硬化性合成樹脂によって結着した繊維ボード、ウレタン樹脂プレポリマー、エポキシ樹脂プレポリマー、メラミン樹脂プレポリマー、尿素樹脂プレポリマー、フェノール樹脂プレポリマー、ジアリルフタレートプレポリマー、アクリルオリゴマー、多価イソシアナート、メタクリルエステルモノマー、ジアリルフタレートモノマー等のプレポリマー、オリゴマー、モノマー等の合成樹脂前駆体で結着した繊維シート(レジンフェルトを含む)、上記繊維に融点200℃以下のポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維を30〜70重量%混合し所望なればニードルパンチングおよび/または加熱した熱可塑性フェルト、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂の連続気泡構造を有する発泡体に上記繊維を補強繊維として混合した繊維補強合成樹脂発泡体シート、上記合成樹脂および/または合成樹脂前駆体を上記合成樹脂発泡体に含浸せしめた合成樹脂含浸合成樹脂発泡体シート、上記合成樹脂および/または合成樹脂前駆体を含浸した厚紙や故紙、あるいはこれら基材の二種以上を積層した積層基材、あるいはこれら基材の片面または両面にガラス繊維シートを積層したガラス繊維補強基材等の主として通気性を有する基材がある。上記基材に用いられる合成樹脂および/または合成樹脂前駆体には発泡剤が添加されたものであってもよい。
【0008】
本発明の内装材に使用される通気性クッションシート(5) としては、例えばポリエステル繊維、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリアミド繊維、アクリル繊維、ウレタン繊維、ポリ塩化ビニル繊維、ポリ塩化ビニリデン繊維、アセテート繊維等の合成繊維、パルプ、木綿、羊毛、絹、ヤシ繊維、麻繊維、竹繊維等の天然繊維、ガラス繊維、炭素繊維、セラミック繊維、金属繊維、石綿等の無機繊維、あるいはこれらの繊維を使用した繊維製品のスクラップを解繊して得られた再生繊維等の一種または二種以上の繊維からなる編織物または不織布、あるいはポリウレタン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリ塩化ビニル等のプラスチックの連続気泡体シートや多孔性シート等が使用される。該通気性クッションシート(5) には例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリスチレン、ポリ酢酸ビニル、フッ素樹脂、熱可塑性アクリル樹脂、熱可塑性ポリエステル、熱可塑性ポリアミド、熱可塑性ウレタン樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体等の熱可塑性合成樹脂の一種または二種以上および/またはウレタン樹脂、メラミン樹脂、熱硬化型アクリル樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、レゾルシン樹脂、アルキルレゾルシン樹脂、エポキシ樹脂、熱硬化型ポリエステル等のような熱硬化性合成樹脂の一種または二種以上が含浸されてもよい。該合成樹脂を含浸する場合、含浸量は通常2〜500g/m2 とする。該通気性クッションシート(5) に合成樹脂を含浸させるには上記合成樹脂の溶液またはエマルジョンに浸漬するか、あるいは該溶液またはエマルジョンをスプレーガン、ロールコーター、ナイフコーター等によって該通気性クッションシート(5) の片面または両面に塗布しその後乾燥させる。熱硬化性合成樹脂を含浸させた場合には上記乾燥の時点で該熱硬化性合成樹脂を加熱硬化させてもよい。また上記通気性クッションシート(5) に含浸される合成樹脂の溶液またはエマルジョンには発泡剤が添加されたものであってもよい。
【0009】
本発明の内装材(1) の望ましい製造方法は、基材(2) の裏面に該通気性クッションシート(5) を接着剤層(6A)を介して貼着し、次いで該基材(2) 表面に表皮材(3) を重ねて成形すると共に該表皮材(3) を該基材(2) 表面に接着する方法である。
【0010】
上記接着剤層 (6A) に使用される接着剤は、ホットメルト型接着剤である。該ホットメルト型接着剤としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体等のポリオレフィン系樹脂、あるいは該ポリオレフィン系樹脂の変性物、ポリウレタン系樹脂、、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂等の単独あるいは二種以上の混合物が使用される。
該ホットメルト接着剤は、該ホットメルト接着剤粉末を水に分散させた分散液型として提供される。
【0011】
上記ホットメルト接着剤粉末分散液に使用される該ホットメルト接着剤粉末は通常20〜400メッシュ程度のサイズの粉末とされ、該ホットメルト接着剤粉末は通常水に5〜60重量%の範囲で分散される。該水には例えばメチルセルローズ、メトキシセルローズ、エチルセルローズ、エトキシセルローズ、カルボキシメチルセルローズ等の増粘剤の一種または二種以上、例えば高級アルコールサルフェート(Na塩またはアミン塩)、アルキルアリルスルフォン酸塩(Na塩またはアミン塩)、アルキルナフタレンスルフォン酸塩(Na塩またはアミン塩)、アルキルナフタレンスルフォン酸塩縮合物、アルキルフォスフェート、ジアルキルスルフォサクシネート、ロジン石鹸、脂肪酸塩(Na塩またはアミン塩)等アニオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキロールアミン、ポリオキシエチレンアルキルアマイド、ソルビタンアルキルエステル、ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル等のノニオン性界面活性剤、オクタデシルアミンアセテート、イミダゾリン誘導体アセテート、ポリアルキレンポリアミン誘導体またはその塩、オクタデシルトリメチルアンモニウムクロライド、トリメチルアミノエチルアルキルアミドハロゲニド、アルキルピリジニウム硫酸塩、アルキルトリメチルアンモニウムハロゲニド等のカチオン性界面活性剤等の界面活性剤の一種または二種以上が分散剤として添加されてもよい。上記分散剤としては特に曳糸性増粘剤を使用することが望ましい。上記曳糸性増粘剤としては、例えばポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、アルギン酸等のナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属塩、ポリエチレンオキサイド等の水溶性合成高分子、トロロアオイ、グルテン、ビロウドアオイ、ノリウツギ等の植物性粘質物からなる水溶性天然高分子があり、特に望ましい曳糸性増粘剤としてはポリアクリル酸ナトリウムがある。上記曳糸性増粘剤の添加量はその分子量によって左右され、通常スプレー時の該 ホットメルト接着剤粉末分散液の粘度が50〜10000 cps /25℃になるように添加される。例えば粘度平均重合度が約38000のポリアクリル酸ナトリウムの場合の添加量は0.01〜1.0重量%程度である。
【0012】
更に上記ホットメルト接着剤粉末分散液には例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビニル系樹脂、塩化ビニリデン系樹脂、スチレン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、フッ素系樹脂、熱可塑性アクリル系樹脂、熱可塑性ポリエステル、熱可塑性ポリアミド、熱可塑性ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、メラミン樹脂、尿素樹脂、フェノール樹脂、レゾルシン樹脂、アルキルレゾルシン樹脂等の熱硬化性樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、スチレン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体等の合成樹脂エマルジョンやアクリルゴム、ブチルゴム、ケイ素ゴム、ウレタンゴム、フッ化物系ゴム、多硫化物系ゴム、グラフトゴム、ブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ポリイソブチレンゴム、ポリブテンゴム、イソブテン−イソプレンゴム、アクリレート−ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム、ピリジン−ブタジエンゴム、スチレン−イソプレンゴム、アクリロニトリル−クロロプレンゴム、スチレン−クロロプレンゴム、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体、スチレン−水素添加ポリオレフィン−スチレン共重合体やブタジエン−スチレンプロック共重合体、スチレン−ゴム中間ブロック−スチレン共重合体等のブロック共重合体等の合成ゴムやエラストマーの粉末やエマルジョンが添加されてもよい。更に必要ならば炭酸カルシウム、タルク、石膏、カーボンブラック、木粉、クルミ粉、ヤシガラ粉等の充填剤、顔料、染料、難燃剤、防炎剤、防虫剤、防腐剤、老化防止剤、紫外線吸収剤、蛍光染料、界面活性剤、発泡剤、パラフィン、ワックス、シリコン等の軟化剤や撥水剤、あるいは離型剤や可塑剤等を添加してもよい。
【0013】
上記基材 (2) と通気性クッションシート (5) とを接着する接着剤層 (6A) は、該通気性クッションシート (5) の通気性に干渉しないようにするために、接着剤層 (6A) 全面に通気部が散在されている。
【0014】
上記接着剤層 (6A) は基材 (2) 裏面および/または通気性クッションシート (5) の接着面に形成されるが、該接着剤層としては、図1に示すように基材 (2) 裏面および/または通気性クッションシート (5) に接着剤層 (6A) を点状に散在させ、該点状接着剤層 (6A) 以外の部分を通気部 (6B) とする。
【0015】
上記接着剤層 (6A) を図1に示すように点状に散在させるには、接着剤溶液、接着剤エマルジョンを基材 (2) 裏面および/または通気性クッションシート (5) 接着面(以下接着面と言う)に上記ホットメルト接着剤粉末分散液をスプレー塗布する。
【0016】
上記ホットメルト接着剤粉末分散液を接着面にスプレー塗布する場合、該基材 (2) および/または通気性クッションシート (5) を裏側から吸引することによって該ホットメルト接着剤粉末のスプレー時の衝撃による跳ね返りを防止し、該ホットメルト接着剤粉末を接着面に吸着することが望ましい。該ホットメルト接着剤粉末分散液のスプレー塗布量は通常固形分として5〜40g/m 2 である。上記曳糸性増粘剤を使用するとホットメルト接着剤粉末分散液は曳糸性のある構造粘性を有するようになるので、スプレーするとミスト状に分散されず、団塊状飛沫になって被塗面に付着する。このような団塊状飛沫は被塗面にけばがあってもけばの間に入り込まず、けば表面に付着する。したがって乾燥後は被塗面表面にホットメルト接着剤粉末が効率良く付着した状態が得られる。
【0017】
上記したように接着面にホットメルト接着剤粉末分散液をスプレー塗布した後、該基材 (2) および/または通気性クッションシート (5) は加熱乾燥せしめられ該ホットメルト接着剤粉末は接着面に融着する。該加熱乾燥の条件は通常使用されるホットメルト接着剤の融点以上の温度で100〜200℃、1〜5分程度である。該基材 (2) および/または通気性クッションシート (5) に熱硬化性合成樹脂が含浸されている場合は上記加熱乾燥の時点で該熱硬化性合成樹脂を硬化させてもよい。
【0018】
このようにして全面的に通気部 (6B) が散在する接着剤層 (6A) が接着面に形成された基材 (2) および/または通気性クッションシート (5) が製造されるが、該基材 (2) と該通気性クッションシート (5) とは該基材 (2) の成形に先立って相互貼合せられる。
【0019】
基材 (2) と該通気性クッションシート (5) との貼合せに際して該基材 (2) および/または該通気性クッションシート (5) を加熱することによって該基材および/または該通気性クッションシート (5) の接着剤層 (6A) を軟化せしめ、そして該基材 (2) 裏面に該通気性クッションシート (5) を接着面を基材 (2) 側にして重ね合わせ、所望ならばプレスすることによって該基材 (2) 裏面に該通気性クッションシート (5) を接着する。該接着剤層 (6A) の加熱軟化は該基材 (2) 裏面に該通気性クッションシート (5) を重ね合わせる前、あるいは重ね合わせた後のいずれの時点で行われてもよい。
【0020】
上記基材 (2) と通気性クッションシート (5) との積層材は、該基材 (2) が通気性であれば該接着剤層 (6A) に存在する通気部 (6B) によって通気性を有する。そして該基材 (2) を使用して内装材 (1) を製造する場合には、該基材 (2) の表面に表皮材 (3) を接着すると共に該基材 (2) を所定形状に成形する。該基材 (2) と該表皮材 (3) との接着および成形は、通常該表皮材 (3) 裏面に基材 (2) と通気性クッションシート (5) との接着に使用するものと同様なホットメルト接着剤のフィルムを形成し、該フィルムを加熱軟化した上で該基材 (2) 表面に該表皮材 (3) を重ね合わせてプレス成形することによって行われるが、該ホットメルト接着剤フィルムに代えて例えばアクリル系接着剤、合成ゴム系接着剤、エラストマー系接着剤、酢酸ビニル系接着剤、塩化ビニル系接着剤、尿素樹脂系接着剤、メラミン樹脂系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤等の通常の接着剤を使用してもよい。該接着剤は溶液型あるいはエマルジョン型として提供される。
【0021】
熱可塑性合成樹脂を結着剤として使用した繊維ボード、熱可塑性フェルト、あるいは熱可塑性合成樹脂を含浸した合成樹脂発泡体シート、厚紙、故紙等の熱可塑性基材の場合には、通常基材と表皮材との貼り合わせおよび成形には、通常該基材を加熱軟化せしめた上で冷間プレスあるいは真空成形する方法が適用されるが、熱硬化性樹脂を結着剤として使用した繊維ボード、あるいは熱硬化性合成樹脂や合成樹脂前駆体を含浸した合成樹脂発泡体、厚紙、故紙のような熱硬化性基材の場合には、通常基材と表皮材との貼り合わせおよび成形には加熱プレスする方法が適用される。
しかし熱可塑性基材の場合でも加熱プレスが適用されてもよい。
【0022】
上記したように基材 (2) と通気性クッションシート (5) とを接着している接着剤層 (6A) には通気部 (6B) が形成されているから、上記冷間プレスあるいは加熱プレスの間に基材 (2) から発生するガスあるいは基材 (2) 中に存在している空気は該通気性クッションシート (5) を介して外界に順調に排出される。したがって内装材 (1) にはパンク現象が発生せず、また内装材 (1) 中に臭気ガスが残存しない。
【0023】
本発明の内装材 (1) において、基材 (2) と表皮材 (3) とが共に通気性である場合には、内装材 (1) を非通気性とするために基材 (2) と表皮材 (3) との間に非通気性フィルムを介在させることが望ましい。該非通気性フィルムとしては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエステル、ポリアミド等のプラスチックフィルムが使用される。該基材 (2) と表皮材 (3) との接着にホットメルト接着剤フィルムを使用した場合には、該フィルムを非通気性フィルムとして兼用してもよい。
【0024】
このように内装材 (1) を非通気性とするには、該内装材 (1) が通気性であれば、該内装材 (1) を自動車車内に使用すると、車内のごみや煙草の煙を含んだ空気が該内装材 (1) を通過し、その際該ごみや煙草のやにが該内装材 (1) によって濾過されて該内装材 (1) 表面に蓄積し、該内装材 (1) 表面が汚染される。
【0025】
〔実施例1〕
次の処方でホットメルト接着剤粉末分散液を調合した。
エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)粉末 *1 35重量%
水 65 〃
*1 :融点90℃,200メッシュパス
通気性クッションシート (5) としては、ポリエステル繊維からなるニードルパンチ不織布を用いた。
図2に示すように該通気性クッションシート (5) はロール (7) から引出され、ネットやフェルトからなる通気性ベルトコンベア (8) 上に導入され、該ベルトコンベア (8) 裏面に当接されている吸引ボックス (9) によって裏側から真空吸引される。該吸引ボックス (9) にはバルブ (11) 付きの真空経路 (10) が連絡している。この状態で該通気性クッションシート (5) 表面には上方からスプレー装置 (12) によって上記ホットメルト接着剤粉末分散液Dがスプレーされた。該スプレー装置 (12) には該分散液Dが攪拌槽 (13) において攪拌機 (14) によって攪拌されつゝポンプ (15) によって送り込まれている。
【0026】
上記ホットメルト接着剤粉末分散液Dは上記スプレーによって上記通気性クッションシート (5) 接着面に固形分として15g/m 2 の量で塗布されるが、上記したようにホットメルト接着剤粉末分散液Dのスプレー中、該通気性クッションシート (5) は裏側から吸引ボックス (9) によって吸引されているので、該ホットメルト接着剤粉末は該通気性クッションシート (5) 接着面でスプレー衝撃によって跳ね返り飛散することなく吸着される。このようにして該分散液をスプレー塗布した後、該通気性クッションシート (5) を乾燥室 (16) に導入し、150℃,2分間の加熱乾燥によって乾燥し、同時に該ホットメルト接着剤粉末を該通気性クッションシート (5) 接着面に融着した。このようにして図3に示すようにポリエステル繊維ニードルパンチ不織布である通気性クッションシート (5) 接着面上にEVA粉末であるホットメルト接着剤粉末からなる点状接着剤層 (6A) が形成され、該通気性クッションシート (5) の接着剤層 (6A) には冷風機 (17) から冷風が吹付けられることによって冷却固化せしめられた上で、該通気性クッションシート (5) はロール (18) に巻取られた。
【0027】
内装材の製造に際しては、図4に示すように該ロール (18) から該通気性クッションシート (5) が引出され、加熱室 (19) において該通気性クッションシート (5) の接着剤層 (6A) が加熱軟化された上で、ロール (20) から引出された基材原反 (2A) が圧着ロール (21) によって圧着される。
該基材原反 (2A) は例えば麻繊維とポリプロピレン繊維とを1:1重量比で混合してニードルパンチによって結着した熱可塑性フェルトである。このようにして該通気性クッションシート (5) を裏面に貼着した基材原反 (2A) はカッター (22) によって所定寸法に裁断される。
【0028】
上記所定寸法に裁断された基材原反 (2A) は、内装材製造に際して250℃、30秒加熱することによって軟化せしめ、図5に示すようにポリプロピレン繊維のニードルパンチ不織布を表皮材 (3) として該基材原反 (2A) の下側(基材表面側)に、ホットメルトフィルム兼非通気性フィルムであるポリエチレンフィルム (4) を介して配置して下型 (23A) と上型 (23B) とからなる冷間プレス装置 (23) にセットし、冷間プレスを行って該基材原反 (2A) を自動車天井形状に成形すると同時に該基材原反 (2A) を加熱軟化せしめた際の余熱によって該ポリエチレンフィルム (4) を加熱軟化せしめ、該ポリエチレンフィルム (4) によって該表皮材 (3) を該基材原反 (2A) 表面に接着した。上記冷間プレス成形において、該基材原反 (2A) 内部に含まれる空気は該接着剤層 (6A) の通気部 (6B) を介して通気性クッションシート (5) から順調に排除された。このようにして図6に示されるような基材 (2) の表面にポリエチレンフィルム (4) を介して表皮材 (3) を貼着し、該基材 (2) の裏面にはビビリ音や低級音発生防止のための通気性クッションシート (5) を貼着した自動車の天井材 (1) が製造された。該天井材 (1) は図7に示す側断面構造を有する。
【0029】
〔実施例2〕
次の処方でホットメルト接着剤粉末分散液を調合した。
ポリアミド(PA)粉末 *1 30重量%
ポリアクリル酸ブチルエマルジョン *2 10 〃
ポリアクリル酸ナトリウム *3 0.3 〃
残余 水
*1 :融点130℃,200メッシュパス
*2 :固形分50重量%
*3 :粘度平均重合度38000
通気性クッションシート (35) としてはポリプロピレン繊維不織布表面にアルキルレゾルシン樹脂の50重量%水溶液をスプレー塗布し、その後100℃、5分加熱乾燥し同時に該アルキルレゾルシン樹脂を硬化せしめたものを用いた。該通気性クッションシート (35) の樹脂含浸率は固形分として15g/m 2 とした。
【0030】
上記ホットメルト接着剤粉末分散液Dを該通気性クッションシート (35) の表面にスプレー塗布した。本実施例の場合は、スプレー塗布時、図8に示すように該通気性クッションシート (35) の裏側に吸引ホッパー (24) を配置して吸引を行なった。該吸引ホッパー (24) はホッパー (25) と、該ホッパー (25) 上面に張設される通気性セラミック層 (26) と、該ホッパー (25) に連絡するバルブ (28) 付きの真空経路 (27) とからなる。該ホットメルト接着剤粉末分散液Dの塗布量は固形分として10g/m 2 とした。塗布後160℃,1分間の加熱乾燥を施した。
【0031】
このようにして図9に示すように点状接着剤層 (36A) が接着面に形成された通気性クッションシート (35) は、ジイソシアナート含浸軟質ポリウレタン発泡体シート (32A) の両面にガラス繊維シート (32B) を積層補強した基材 (32) 裏面に該接着剤層 (36A) を介して熱接着され、該基材 (32) はホットメルトシートであるポリアミド不織布 (34) を介して表皮材 (33) と接着され同時に熱プレス成形され、実施例1と同様な自動車天井が製造された。該表皮材 (33) はポリ塩化ビニル合成皮革 (33A) の裏面にポリエチレン発泡体シート (33B) を裏打ちしたものであり、熱プレスは150℃の加熱温度によって行われた。
【0032】
上記熱プレス工程においては、該基材 (32) に含浸されているジイソシアナートから炭酸ガスが発生するが、該炭酸ガスは該基材 (32) と該通気性クッションシート (35) 間の接着剤層 (36A) の通気部を介して該通気性クッションシート (35) から順調に排除されパンク現象もみられなかった。
【0033】
上記実施例では接着剤層はすべて通気性クッションシート側に形成したが本発明では基材側に形成されてもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明では基材裏面に貼着されるビビリ音や低級音発生防止あるいは摩耗防止のための通気性クッションシートは、全面的に通気部が散在した点状の接着剤層によって接着されているから、ビビリ音や低級音は該接着剤層の通気部を介して効率良く通気性クッションシートに吸収され、そして内装材成形時に基材に含まれている空気や合成樹脂あるいは合成樹脂前駆体から発生するガスは、該接着剤層の通気部を介して該通気性クッションシートから順調に排除され、得られる内装材にはしたがってパンク現象は発生せず残存するガスによる臭気も存在しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 状接着剤層を形成した基材または通気性クッションシートの平面
図2〜図7は実施例1に関するものである。
【図2】 接着層形成工程説明図
【図3】 通気性クッションシート側断面図
【図4】 基材と通気性クッションシートとの貼合せ工程図
【図5】 表皮材圧着成形工程説明図
【図6】 天井材の斜視図
【図7】 天井材の側断面図
図8および図9は実施例2に関するものである。
【図8】 接着層形成工程説明図
【図9】 表皮材圧着成形工程説明図
【図10】 従来の内装材側断面図
【符号の説明】
1,31 内装材
2,32 基材
3,33 表皮材
5,35 通気性クッションシート
6A,36A 接着剤層
6B,36B 通気部

Claims (3)

  1. 基材と、該基材表面に貼着されている表皮材と、該基材裏面に接着剤層を介して貼着されている通気性クッションシートからなり、所定形状に成形されている内装材であって、該基材と該通気性クッションシートとを接着する該接着剤層は、ホットメルト接着剤粉末を水に分散させた分散液を該基材裏面および/または該通気性クッションシートの接着面にスプレー塗布し、加熱乾燥して該ホットメルト接着剤粉末を接着面に融着することによって該接着面に点状に散在されていることを特徴とする内装材。
  2. 該基材は通気性基材であり、該表皮材は非通気性表皮材である請求項1に記載の内装材。
  3. 該基材と該表皮材とは共に通気性であって、該基材と該表皮材との間には非通気性フィルムが介在されている請求項1に記載の内装材。
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