JP3858928B2 - インタンク式燃料ポンプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクの内部に燃料ポンプとこれらの保持手段を備えたインタンク式燃料ポンプ装置に関するものである。
従来技術として特許文献1に示されるように、燃料タンク内に設けた燃料ポンプから吐出された燃料を吐出パイプを介して燃料タンクの外部へ圧送し、圧送された燃料を図示しない燃料噴射弁からエンジンの燃焼室に噴射供給し、余剰燃料をリターンパイプを通してサブタンク内に戻すようにしたものが知られている。
特開平3−105055号公報
上記特許文献1に開示されるインタンク式燃料ポンプは、燃料ポンプ等の機能部品の取付部材が金属製であり、各部品の固定手段としてねじ締め、クリップ止め等が用いられており、各部品の部品点数が多く、さらには、ろう付け、溶接等の表面処理等の加工工程等を多く必要とするため、コストアップになるという問題があった。
本発明の目的は、部品点数を少なくし、これらの部品を容易に組付可能とし、多機能を有し安価に製作可能なインタンク式燃料ポンプ装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1記載の発明では、燃料タンク内の燃料を汲み上げる燃料ポンプを前記燃料タンク内に設けるインタンク式燃料ポンプ装置であって、燃料ポンプを支持する樹脂製のブラケットと、燃料ポンプの全部または一部の側面を外周側で被覆する樹脂製のポンプケースと、前記燃料タンクの上タンクに支持され、燃料タンク内部に吊り下げられるフランジリブ部を有するフランジとを備え、前記フランジの下端側と前記ポンプケースの上端側、及び、前記ポンプケースの下端側と前記ブラケットの上端側をスナップフィット嵌合したことを特徴としている。
これにより、燃料タンク内において、ブラケットと、ポンプケースと、フランジとを三分割にスナップフィット嵌合により取付取外しできる構成にしたので、燃料ポンプの交換作業等を容易に行えるという効果がある。
請求項2記載の発明では、前記フランジリブ部に内外を連通する窓部を設けたことを特徴としている。
これにより、前記フランジリブ部に内外を連通する窓部を設けたため、燃料タンク内の燃料が窓部を流通することができるので、フランジ等のタンク内部品に与える衝撃力を緩和することができる。したがって、タンク内部品の破損または破壊を防止することができる。
請求項3記載の発明では、前記フランジの下端側と前記ポンプケースの上端側、及び、前記ポンプケースの下端側と前記ブラケットの上端側をスナップフィット嵌合する構造は、爪部と、この爪部が嵌合する嵌合穴とからなり、前記爪部を前記嵌合穴に取付嵌合するときまたは嵌合解除するとき作業を容易にする凹部を嵌合穴側の部材に形成したことを特徴としている。
これにより、前記フランジの下端側と前記ポンプケースの上端側、及び、前記ポンプケースの下端側と前記ブラケットの上端側をスナップフィット嵌合する構造部分において、爪部を嵌合穴から嵌合解除するとき、嵌合穴側の部材の凹部に工具等を挿入することで、嵌合穴側の部材または爪部を弾性的に撓ませることで爪部を嵌合穴から容易に取り外すことができる。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
本発明のインタンク式燃料ポンプ装置の一実施例を図1〜図31に示す。図7は、燃料タンクに取付けたインタンク式燃料ポンプ装置を示し、図1〜図4はインタンク式燃料ポンプ装置の外観透視図、図5は図2に示すV−V線断面図、図6は図1に示すVI−VI線断面図である。
図7に示すように、燃料タンク1の内部にインタンク式燃料ポンプ装置2が装着されている。金属製の上タンク3と下タンク4はインシュレータ5とボルト11およびナット12により挾持固定されている。上タンク3の給油口10にはゴムブーツ7を介在させて供給管6が接続されている。下タンク4の内部にはサブタンク8が設置され、サブタンク8内の内部と外部とを連通する連通管9が設けられている。
そして上タンク3の開口部3aにフランジ21が取付けられ、このフランジ21に燃料ポンプ14、電気部品31およびセンダを収容するポンプケース16が吊り下げられている。次に、インタンク式燃料ポンプ装置2の構成部品について図8に基づいて説明する。
ポンプケース16の内部に燃料ポンプ14を取付け、ポンプケース16の外部に燃料フィルタ13、センダゲージ41、電気部品31を取付けている。以下、(1)燃料フィルタ13、(2)燃料ポンプ14、(3)ポンプケース16、(4)フランジ、(5)センダゲージ41、(6)電気部品31、(7)ポンプクッション51および(8)吐出部品61について説明する。
(1)燃料フィルタ13
燃料フィルタ13は、本発明のインタク式燃料ポンプ装置外部に設けられているサブタンク8内に備えられ、サブタンク8内中の燃料中の異物を除去し濾過する機能をもっている。この燃料フィルタ13は、燃料ポンプ14の底部に取付けられている。
(2)燃料ポンプ14
燃料ポンプ14は、燃料を吸い込むポンプ部71とポンプ部を駆動するモータ部72とポンプ部71からモータ部72の内部を通って燃料を吐出する吐出部73とからなる。また燃料ポンプ14は、モータの駆動電流を供給するための電気供給部74を有している。この燃料ポンプ14は、樹脂製のポンプケース16の内部に収容される。
(3)ポンプケース16
ポンプケース16は、その詳細が図9〜図19に示される。ポンプケース16は、ポンプ取付部81、吊り下げ固定部82、コンデンサ取付部83、リターン燃料通路部84、残量警告表示部85およびセンダ取付部86からなる。
ポンプ取付部81は、燃料ポンプ14を収容するための有底円筒状の筒体24からなる。この筒体24の底部には燃料ベーパを排出する排出口25が形成されている。
吊り下げ固定部82は、ポンプケース16をフランジに固定するための爪部27、28が筒体24の上端外周部に設けられている。組付時、この爪部27、28がフランジ21の嵌合溝に弾性的に嵌合される。
これにより、フランジ21にポンプケース16が吊り下げ固定される。また、フランジ21はポンプケース16に設けられた当接面16a〜16eにて当接し、これによりポンプケース16のフランジ21からの高さが規定される。
コンデンサ取付部83は、後述するコンデンサ32を収容するコンデンサケース部831、コンデンサ32を弾性嵌合固定する爪部833、834、835ならびにコンデンサリード線固定部832が形成されている。爪部835にはコンデンサ32の外れ防止用引っ掛かり凸部836が形成されている。
リターン燃料通路部84は、ポンプ取付部81の外部に筒体24と平行に連通孔841が形成されている。この連通孔841は、上端側でフランジ21に形成される連通孔216に接続され、下端側でリターンチューブ842に接続される筒状のリターンチューブ下端部が形成されている。上端側はフランジ21の雄コレクタ部221の爪部55と嵌合固定のためのスナップフィット用取付穴844が形成されている。
残量警告表示器取付部85は、図5に示すごとくサーミスタ48取付用のサーミスタケース部851と、このサーミスタケース部の上端開口部をふさぐサーミスタキャップ部852とからなる。サーミスタキャップ部852はヒンジ部853によりサーミスタケース部851と接続されており、可撓性のヒンジ部853を曲げることによりサーミスタキャップ部852がサーミスタケース部851の上端開口部を閉塞可能となっている。図5の二点鎖線で示した部分であるサーミスタキャップ部852の外周部にはサーミスタケース部851の上端に掛り止め可能な爪部854、855、857が形成されている。またサーミスタケース部851の底部にはケース内外を連通する燃料遅延用オリフィス部856が形成されている。このサーミスタケース部851の内部に後述するサーミスタ48が収容される。サーミスタ48はタンク内燃料の残量を検知するもので、残量が所定量以下になったとき例えばオフの電気信号を発生する。
センダゲージ取付部86は、液面計としてのセンダゲージの取付金属プレート42を嵌合し位置決めする位置決め凸部861、862と、この金属プレート42の両側を挿入方向に案内する案内部863、864とからなる。位置決め凸部861、862は、筒体24の延びる方向に外周上に凸状に形成され、これよりも幅広部分の両側にL字状の案内部863、864が突き出している。案内部863、864の位置決め凸部861、862と対向する面には、金属プレート42の挿入時のスライド面となる当接面863a、864aが形成されている。位置決め凸部862、861の下端側にはセンダゲージの取付用金属プレートの穴に嵌合可能なスナップフィット部865が形成されており、さらに下端側に金属プレート42の組付終点位置となる係止部866、867が凸状に形成されている。この位置決め凸部861、862ならびに案内部863、865は樹脂で型抜き成形可能なように勾配が付与されている。
なお、センダゲージ取付部86は取付固定部82から径外方向に突出して設けられており、その中央部分は突出部868にて取付固定部82に支えられている。突出部868の外周部868aはR形状になっており、センダゲージの取付用金属プレートをスライドする際に引っ掛からずスムーズに組付け取外しができるようにしてある。
(4)フランジ21
フランジ21は、図1および図2に示すように、樹脂製で、円板部211と、この円板部211の下面に環状に形成される補強リブ212と、この環状リブ212の内側に垂れ下がる燃料供給部213と、この燃料供給部213に平行に設けられる燃料戻し部214とからなる。
円板部211は、その外周部のリブ212が上タンク3の開口穴3aに嵌合し、リテーナ22およびプレート23を介してボルト29により円板部211が上タンク3に締付固定されている。また円板部211の上側には、燃料供給部213の連通孔215に連通する燃料供給パイプ217、ならびに、燃料戻し部214の連通孔216に連通する燃料戻しパイプ218が形成されている。さらに円板部211には、燃料ポンプ14のモータ部を駆動するための電流を供給する電気コネクタ219が形成されている。
燃料供給部213の下端部は、燃料ポンプ14の吐出部73を嵌合する雌コネクタ部が形成される。また燃料戻し部214の下端部は、リターン燃料通路部84に嵌合する雄コネクタ部221が形成され、この雄コネクタ部221の外周部にスナップフィット嵌合用の爪部55が形成されている。
(5)センダゲージ(液面計)
センダゲージ41を図20、図21および図22に基づいて説明する。
センダゲージ41はタンク内燃料の液面を電気抵抗値から検知する液面計として機能し、サーミスタ48は残量警告灯として機能する。センダゲージ41は、ポンプ側フランジへの取付ブラケットとして機能する金属プレート42と、位置決め用凸部43、44とを有する。なお、取付ブラケットとして機能するのは金属プレート42の外側下部42aの部分(図21斜線部)であり、外側上部42bの部分はなくても良い。外側上部42bがない場合はフランジ21との間にスペースができ脱着作業がしやすくなる。また金属プレート42の下端には相手ハウジングのスナップフィット部と嵌合する外れ防止用穴45が形成されている。本実施例では外れ防止用穴45は四角形状であるが、形状に限定はなく四角形状でなくても丸型形状であっても良い。またこの金属プレート42に対し揺動可能にアーム47の一端が取付けられ、このアーム47の他端に液面に浮遊可能なフロート46が回動可能に取付けられている。また金属プレート42の側方にはタンク内燃料の残量表示する残量警告灯として機能するサーミスタ48が設けられている。
サーミスタ48は連結部50により金属プレート42に連結されている。連結部50は、ポンプケース16に嵌込むときにその側壁が間に嵌まるよう挾持するよう隙間50aが形成されている。またサーミスタ48のサーミスタ用リード線49が引き出されている。
(6)電気部品31
電気部品31は、図23に示すように、コンデンサ32と、燃料ポンプ14側の電源供給部に接続可能な燃料ポンプ側コネクタ33と、フランジ21側に接続可能なフランジ側コネクタ34とからなる。フランジ側コネクタ34から引き出されるリード線35、36は、途中からコンデンサ側と燃料ポンプ側コネクタ33側とに二股に電気的に配線が別れている。コンデンサ32は電線回路を構成し雑音を防止するものである。コンデンサ32は、リード線37、38によりリード線35、36に結線されており、燃料ポンプ側コネクタ33のリード線39、40は同じくリード線35、36に結線されている。このコンデンサ32は、コンデンサ取付部83にスナップフィット嵌合される。またポンプ側コネクタ33は、電気コネクタ部に嵌合されて電気的に接続される。
(7)ポンプクッション51
ポンプクッション51について図29、30、31に基づいて説明する。ポンプクッション51は、ゴム製で、ポンプケース16の内底部と燃料ポンプ14との間にポンプ座として挿入される。ポンプクッション51は、取付用の凹状切欠部52を有し、また中央部にポンプの軸回転を妨げない空間部53を有し、さらにポンプケース16の内底部との位置決め用の位置決め突起54、55が形成されている。さらに燃料ポンプ14のベーパ排出通路としての凹溝56が形成されている。このポンプクッション51とクリップ56を介してフィルタ13が燃料ポンプ14とポンプケース16との間に固定される。
(8)吐出部品61
燃料ポンプ14の吐出部73は、図8に示すように、スペーサ65、Oリング64、キャップ63を介してフランジ21の燃料供給部213の雌コネクタ部に連結される。次に前記第1実施例の特徴部分についてまとめると、次のとおりである。
(1)燃料ポンプ14のポンプケース16を樹脂製にしたため、フランジ21との結合をスナップフィット嵌合することができる。
(2)残量警告器表示部85のサーミスタケース部851をポンプケース16と一体成形している。
(3)サーミスタキャップ部852をサーミスタケース部851と一体成形している。このため、センダゲージ41のサーミスタ48をサーミスタケース部851の内部に組付けた後、帯状のヒンジ部853を折り返し、サーミスタケース部85の上端開口部にサーミスタキャップ部852の蓋をする。またサーミスタキャップ部852の嵌合部の組付方向には勾配を設けているので組付しやすい。さらに、サーミスタキャップ部852に爪部854、855、857を設けているので、サーミスタケース部851を挟み込みキャップの外れ防止が図られている。
(4)コンデンサケース部831をポンプケース16と一体に形成している。コンデンサ32は、燃料ポンプ14の雑音防止する役割がある。この実施例では、コンデンサ32をコンデンサケース部831に挿入するというワンタッチ操作で簡単に取付けられるという利点がある。
(5)コンデンサ32のコンデンサリード線固定部832がポンプケース16と一体に形成されているため、リード線の切断防止に役立っている。
(6)リターン燃料通路部84をポンプケース16と一体に成形している。このため、リターン燃料通路部84の上端部に形成されるスナップフィット取付用穴844にフランジ21側の爪部55が嵌合することにより、フランジ21とリターン燃料通路部84との固定部分が燃料のリターン通路を兼ねている。
(7)リターン通路下端部843は、図34に示すリターンチューブ94、95、96を取り付けられる形状のほか、バルジまたはスプールとの配管脱着可能形状にすることもできる。
(8)センダゲージ41の取付部をポンプケース16と一体に形成している。勾配部をもった凹凸状の溝部を設け、さらに下端にはスナップフィット部を備えている。金属プレート42を凹凸状の溝部にスライドさせながら勾配によって次第に脱方向で挟み込まれ、この溝部の内側側面と金属プレート42のプレス打ち出し用の突起の側面が接しながら締まっていき、金属プレート42の組付方向が規制される。さらに金属プレート42がスナップフィット部を乗越えハウジング下端壁と接したときが組付終了位置となる。これにより、組付が容易でかつ取外れ防止機能がある。
(9)ポンプクッション51の位置決め口ならびにフィルタ逃し部が設けられている。
(10)燃料ポンプ14からのベーパ排出用孔25が設けられているため、ベーパ排出効果が良好となる。本実施例のようにポンプケース16を筒状にしたとき、ベーパ排出部がポンプケース内面に当たるとき衝突音、振動音が発生しやすいが、このような問題はベーパ排出用孔25を備えることによって解消される。
(第2実施例)
本発明の第2実施例を図32に示す。この第2実施例では、燃料ポンプ14の吐出部とフランジ21側の燃料供給部とをゴムホース91で連結し、フランジ21側の燃料戻し部とポンプケース16側のリターン燃料通路部とをゴムホース92により接続した例である。その他の構成部分については前記第1実施例と同様に燃料ポンプ14を収容するポンプケース16に電気部品取付部、センダゲージ取付部等がポンプケース外部に形成されている。
この第2実施例においても、同様にポンプ部品点数が低減され、軽量化され、各ポンプ内部品の取付が簡単に行えるという効果がある。上記ゴムホースはナイロンチューブ等に代えることができる。
(第3実施例)
本発明の第3実施例を図33に示す。図33に示す第3実施例は、ポンプケース16の外部に取付けるコンデンサリード固定部の形状を変更した例である。このようにポンプケース16の筒体24の外側部にコンデンサリード線固定部837を設けることもできる。
またコンデンサリード固定部837の拡大図を図37に示す。コンデンサリード固定部837は筒体24の端部240から外径方向に突出しており端部240の角部240aならびに240bはアール形状となっている。これによりコンデンサ取付部83からポンプケース16内に延びるリード線37、38の断線を未然に防止できる。
(第4実施例)
本発明の第4実施例を図34に示す。図34に示すものは、リターンチューブの形状の変形例である。リターンチューブは、燃料ベーパを含む場合、このリターンされる燃料中の気泡がポンプ部へ吸い込むことのないよう各種の工夫をした例である。図34(A)に示すリターンチューブ94はL字状に曲がっており、(B)に示すリターンチューブ95は底まで長く延びL字状に曲がり、(C)に示すリターンチューブ96は直状となっている。
(第5実施例)
本発明の第5実施例を図35に示す。図35に示す第5実施例は、図13に示すリターンチューブ下端部843に代わる他の変形例である。この図35に示す形状のリターンチューブ下端部847は、リターンチューブを嵌合するときの係止用の大径部848が形成されている。
(第6実施例)
本発明の第6実施例を図36に示す。図36に示す第6実施例はコンデンサ取付部の形状をより成形しやすいように形状を変更した例である。コンデンサリード線固定部838は、コンデンサケース部831に直列に設けられており、よりコンパクトな形状になっている。
(第7実施例)
本発明の第7実施例を図38に示す。図38に示す第7実施例は、ポンプケース161の側面に燃料フィルタが貫通できるようなスリット161aを設けている。これにより、燃料ポンプ14と燃料フィルタ13を組付け後ポンプクッション51とともにポンプケース161に挿入することが可能になる。また、燃料ポンプ14および燃料フィルタの点検または交換時に両者を一体で脱着可能であり工数低減に有利である。
(第8実施例)
本発明の第8実施例を図39〜図41に示す。図39および図40は、クイックコネクタの装着部分を示し、図41はこのクイックコネクタを装着した燃料タンクの状態を示す。フランジ21の外部に突き出すメインチューブ101は、フランジ21と樹脂により一体成形されるもので、メインチューブ101の内部に燃料ポンプ14の吐出部18から吐出された燃料を受け入れる燃料通路102が形成され、この燃料通路102からほぼ直角方向にL字状に曲がる燃料通路103を有する。
このメインチューブ101のフランジ21の上面に平行に延びるメインチューブ101の部分に図示しないクイックコネクタを装着し係止する凸部104が外周に環状に形成されている。このメインチューブ101の延びる方向は図39に示されるように燃料フィルタ13の延びる方向と反対方向から若干傾く角度になっている。そしてこのメインチューブ101の下方にメインチューブ保護プレート106が垂直にフランジ21と一体に樹脂成形されている。このメインチューブ保護プレート106は、メインチューブ101の凸部104と所定の隙間をおいて形成されている。
この第8実施例によると、メインチューブ101に図40に示す矢印方向に外力が加わったとき、メインチューブ保護プレート106が下支えをし、メインチューブ101が直接フランジ21に当たるのを防止している。メインチューブ保護プレート106は円弧状の受け面107が形成される。
(第9実施例)
本発明の第9実施例を図42〜44に示す。
図42に示す第9実施例は、図39〜図41に示す第8実施例のメインチューブ101の上部に保護プレート109を装着した実施例である。図43、44はメインチューブ101の上部に保護プレート109を装着する前の状態を示す。この第9実施例は、保護プレート109が(1)カバー部110と(2)保護プレート部111とからなる。
(1)カバー部110は、メインチューブ101の上側にこれを覆うように被せられる。
(2)保護プレート部111は、カバー部110と樹脂により一体に成形されるもので、メインチューブ101に隙間を介して脚部112、113がフランジ24に当接する。脚部112、113の内部には規制部材としてのメインチューブ保護プレート106を挿入する空間部114が形成され、脚部112、113の前記空間部114側に爪部115、116が形成される。図42に示すように、保護プレート部111の内側の爪部115、116が前記メインチューブ保護プレート106の穴117、118に嵌合する。
この第9実施例によると、図42に示すように、保護プレート109がメインチューブ101の上部に装着されるため、メインチューブ101に嵌合するクイックコネクタ装着部に外部から外力が加わっても、メインチューブ保護プレート106の受面107がメインチューブ101を支持するため、メインチューブ101の根元あるいはクイックコネクタ120が破損することはない。
またこの第9実施例では、メインチューブ保護プレート106の穴117、118に嵌る爪部115、116によって保護プレート109を簡単な構造で装着できるとともに、前述の下方向への外力に加え、その直角方向の外力からも保護プレート部111によりメインチューブ101並びにクイックコネクタ120を保護するという効果がある。さらには、水、埃、雪等の侵入を極力防止することができるという効果がある。
この第9実施例では、保護プレート109の爪部115、116の押し広げで特殊な工部を用いることなしに保護プレート109のメインチューブ101への装着が簡単な作業で行える。装着時、手動でメインチューブ保護プレート106の穴117、118に爪部115、116を押し込むだけで保護プレート109を簡単に組付けることができる。
図42に示す保護プレート109に代わる変形例としての保護プレートを図45〜図54に示す。図45に示す保護プレート310は同一面に同一高さで爪部115、116を形成したもの、図46に示す保護プレート311は異なる面に同一高さで爪部115、116を形成したもの、図47に示す保護プレート312は、同一面に同一高さで爪部115、116を形成し爪の対向面に窓部320を形成したもの、図48に示す保護プレート313は異なる面に同一高さで爪部115、116を形成し、この爪部の対向面に窓部320を形成したもの、図49に示す保護プレート314は両面に同一高さで爪部115、116を形成したもの、図50に示す保護プレート315は異なる面に異なる高さで爪部115、116を形成したもの、図51に示す保護プレート316は両面に同一高さで爪部115、116を形成し、爪部115、116の直交面に窓部320を設けたもの、図52に示す保護プレート317は図45に示す保護プレートに第2の脚部支え部121を形成したもの、図53に示す保護プレート318は同一面に同一高さで爪部115、116を形成し、カバー部122を形成したもの、図54に示す保護プレート319は同一面に同一高さで爪部115、116を形成し、カバー部123を形成したものである。
(第10実施例)
次に、図55〜図63に燃料タンクの帯電を防止するアース回路を設けた実施例を示す。例えば、燃料タンク1内に外部から燃料を供給するとき、燃料が給油口6を流れるとき給油口6との間の摩擦により燃料タンク1が帯電し、この静電気を帯びた燃料タンク1の電荷を燃料タンク外に導くアース回路を設けたものである。ここに示す第10実施例は、フランジ側電気コネクタ31にあるマイナス端子をシール用ガスケット191側に露出させてアース回路を形成した例である。
燃料タンク1に燃料ポンプ14を固定するブラケットを樹脂部品で形成する場合、この樹脂が不導体であるため、燃料等の摩擦によって静電気が発生し、各部品の損傷を引き起こすことのないよう工夫したものである。静電対策には、各部品を導電性材料とするかあるいは専用のアース回路を設ければ良いが、いずれの場合も部品点数が増えコストアップするため好ましくない。以下に示す第10実施例では、部品点数を抑え、組付を容易にし安価に燃料タンクアース用回路を形成することに目的がある。
図55〜図58に示す第10実施例は、燃料タンク1の蓋部分を形成するフランジ21に燃料ポンプ駆動用電気コネクタとしてのフランジ側電気コネクタ131を設け、このフランジ側電気コネクタ131のマイナス側端子132を導電性ガスケット134側の外部に露出させ、この露出部分をガスケット134に電気的に接触させるようにしたものである。
フランジ21と一体に形成したフランジ側電気コネクタ131の内部には、図55に示すように、マイナス側端子132がインサート成形により固定されている。このマイナス側端子132は、U字状に曲げられるU字部133が樹脂の外部に露出し、この露出部分がガスケット134に当接している。また上タンク3に固定部材135およびフランジ保持プレート136によりフランジ21の外周縁部137が固定される。
図57および図58に示すように、フランジ側電気コネクタ131とポンプ側電気コネクタ33とは、それぞれマイナス側、プラス側がそれぞれリード線139、140により接続されている。フランジ側電気コネクタ131のマイナス側端子132は、合成樹脂でマイナス側端子132を一体成形するとき、フランジ21が燃料タンク1の開口部に装着された状態でマイナス側端子132がガスケット134の内周に接触するようにリブ143の外部に露出成形される。
従って、金属製の上タンク3に発生する静電気は導電性のガスケット134、マイナス側端子132およびアース用リード線139、140を経由して電気的に短絡しているので、静電気による損傷や電気的な支障が防止される。この第10実施例によると、専用のタンクアース回路を設けることなしに、部品点数を削減し省スペースで静電気対策を講ぜられる。
またこの第10実施例によると、フランジ側電気コネクタ131のマイナス側端子132のU字状部133がプレス成形による曲部となっているので、ガスケット134の装着時にガスケット134の破損や破壊を防止する。またさらにはマイナス側端子132のU字状部133の露出部はフランジリブ143の外径と同径または若干大きい径としているので、ガスケット134の内周部と確実に電気的に接触するという効果がある。
図59に第10実施例に使用するガスケット134の側面図と横断面図を示す。第10実施例によるガスケット134は楕円断面を有する円環状でありシール面35aがフランジ21と燃料タンク1にはさまれ燃料をシールする。また、この第10実施例のガスケットの形状を変形した第1〜第4の変形例を図60から図63に示す。
図60から図63においてガスケット351、352、353、354のシール面351a、352a、3530a、354aはフランジと燃料タンクとにはさまれ受圧を受けタンク内燃料をシールする機能を有する。図60に示す第1変形例のガスケット351は矩形状横断面を有する円環状であり、上下のシール面351aと351aがフランジと燃料タンクに挟まれて燃料をシールする。
図61に示す第2変形例のガスケット352は同心の二重の円環を内外に配し、それらの間をつないだ形状になっている。内側円環3520の径daは外側円環3521の径dbとほぼ同径であり、フランジ、燃料タンクとの間でシールする面は主に352aである。この2つの円環によりシールの機能を高める効果が得られる。
図62に示す第3変形例のガスケット353は内側円環部3530と外側円環部3531の中央部をつないだ形状であり、これに加え外部に径方向に突出する突起3532があり、この突起の上面3532a、あるいは側面3532b、あるいは3532cで端子と接触するようになっている。このガスケット353では突起が端子との強い接触により変形してもその変形は外側円環部3531で吸収されるのでシール面である3530aが変形せず、良好なシール効果を得ることができる。
図63に示す第3変形例のガスケット354は上下に突起が3か所ずつ形成され、このうちの内側の上下それぞれの2つの突起先端面354aにてシールされ、側面354bで端子と接触する。このガスケット354においても図17のガスケット353と同様な効果がある。次に、電気コネクタ131にインサート成形により固定したマイナス側端子の変形例を図64〜図69に第11〜16実施例として示す。
(第11実施例)
図64Aに示す第11実施例は、前記図55に示す第10実施例と同様のもので、そのマイナス側端子132の具体的な形状が図64B、Cに示される。この第11実施例のマイナス側端子についての作用および効果は前述したとおりであるので説明を省略する。
(第12実施例)
本発明の第12実施例を図65に示す。図65に示す第12実施例は、直線状のマイナス側端子141に、この端子141とは別体の端子142を溶接またはハンダ付けにより固定している。この端子142の反接続142a側がリブ143の外部に露出しており、この露出部144がガスケット134に電気的に接触している。
(第13実施例)
本発明の第13実施例を図66に示す。図66に示す第13実施例は、端子142の露出部に幅広面積の広幅露出部145をT字状に設けた例である。このT字状の広幅露出部はリブ143の外周の円弧よりも曲率半径が小さい半径に湾曲して設けられている。これは電気的接触をガスケット134との間で良好に行うためである。
(第14実施例)
本発明の第14実施例を図67に示す。図67に示す第14実施例は、マイナス側端子146に折り曲げ部147を設け、この折り曲げ部147にこれとは別体の端子148を溶接またはハンダ付けにより固定した。この端子148の反接続側はT字状に電気的接触面積を良好にするT字状部149が形成されている。
(第15実施例)
本発明の第15実施例を図68に示す。図68に示す第15実施例は、マイナス側端子150に、これとは別体の端子148をかしめ後溶接、ハンダ付け等により固定し、反固定側にT字状部151を設けた。
(第16実施例)
本発明の第16実施例を図69に示す。図69に示す第16実施例は、マイナス側端子152から分岐する分岐端子153を設け、この分岐端子153の反分岐側にT字状部154を形成した例である。この第16実施例によると、マイナス側端子152と一体に分岐端子153が形成されるため、樹脂成形時の部品点数が低減されているという効果がある。
以上、フランジ側電気コネクタ131のマイナス側端子を通しての燃料タンク1との導通を図ったが、いずれも、燃料タンク1からガスケット134および電気コネクタ用マイナス端子を通してタンクに帯びた静電気が燃料タンク外にアースされる。次に、燃料タンク1内に収容した燃料ポンプ14のクッション部の改良に関する実施例を図70〜図92に第17〜21実施例として示す。
(第17実施例)
本発明の第17実施例を図70〜図77に示す。図70〜図77に示す第17実施例は、金属製ブラケット155により燃料ポンプ14を燃料タンク1から吊り下げ固定する例である。図72に燃料タンクへの金属ブラケットの取付状態を示し、図73、74に燃料ポンプ並びにフランジを示し、図75、76、77にポンプクッションを示し、図70と図71にこの第17実施例の特徴部分であるポンプクッションを用いた燃料ポンプの取付状態を示す。
図70および図71に示すように、ブラケット161の燃料ポンプ座面162に位置決め用穴163を形成している。この位置決め用穴163にポンプクッション164の突起165が嵌合している。このポンプクッション164の上面に燃料ポンプ14が座っている。図73、74に示すように、燃料ポンプ14は、その吐出部18が金属製のメインチューブ67に接続され、このメインチューブ67の上端は金属製のフランジ172の外部のパイプ173からインジェクタ側に供給される。またフランジ172はエンジン側から燃料タンク側に燃料を戻すリターンチューブ174が設けられている。燃料ポンプ14のポンプ側電気コネクタ33にはリード線175、176が取り出されてフランジ172の外部に端子177、178が設けられている。フランジ172は、上タンク3の上側に設けられるリテーナ171並びにボルト169、ナット170により固定されている。上記燃料ポンプ14をブラケット161に座らせるために燃料ポンプ14とブラケット161の間に介在させるポンプクッション164は、その具体的な形状が図75、76、77に示される。
ポンプクッション164は、ゴム製で、ブラケット161側に位置決め用突起165が形成される。この位置決め用突起165は、ブラケット161の位置決め用穴163(図71参照)に嵌合する。この第17実施例によると、ブラケット161の位置決め用穴163にポンプクッション164の突起165を挿入するため、ブラケット161に燃料ポンプ14を組付けるときポンプクッション161が外れにくい。
またポンプクッション161はゴム製で、成形するとき、成形ゲート残り部分を前記突起165とすることにより成形ゲート残りを切削除去する必要はない。従来は、ポンプクッションの成形ゲート部分を相手側部品との干渉回避のために切削除去する工程が必要となりコスト高となっていたが、この実施例では成形ゲート残りを残すことにより切削工程を省くことでコスト低減が図れる。突起165の径、大きさ、位置、形状等は相手側部品に応じて成形時に設定することができる。
また本実施例では、組付途中に製品を傾けたりしてもポンプクッション161が外れにくいという効果がある。さらにはポンプクッション組付後のゲート部の末端が燃料ポンプ14の底面と接触するようにしておけばポンプウィズブラケットの振動低減効果も得られる。
(第18実施例)
本発明の第18実施例を図78、79、80に示す。
ポンプクッション181は、ゴム製で、その底面側に外れ防止用の位置決め突起182が形成される。
(第19実施例)
本発明の第19実施例を図81、82、83に示す。図81、82、83に示す第19実施例は、前記第17、18実施例と異なる形状のポンプクッション184である。このポンプクッション184にも同様に位置決め用突起185が設けられている。突起185がブラケットの位置決め用穴に嵌ることによりポンプクッション184がブラケット161から外れ難いという効果がある。従ってポンプ姿勢等が傾いたとしてもポンプクッションが外れにくいので組付が容易に行えるという効果がある。
図84は、ポンプクッション184の上に座らせる燃料ポンプ14の外観を示すものである。
(第20実施例)
本発明の第20実施例を図85、86、87、88に示す。図85、86、87、88に示すインタンク式燃料ポンプ402は、燃料ポンプ14を保持するブラケットの形状を他の形状にしたものである。すなわち燃料タンク1から燃料ポンプ14を吊り下げ固定するために燃料ポンプ14を支持するブラケット405を金属製で構成した例である。
この実施例においても燃料ポンプ14の下面にポンプクッション403を介してブラケット405に燃料ポンプ14を座らせている。ポンプクッション403は前述したように突起404を有しており、この突起404がブラケット405の位置決め用穴に嵌合することで、ブラケット405からのポンプクッション403の外れを防止している。
(第21実施例)
本発明の第21実施例を図89〜92に示す。図89に示す第21実施例は、樹脂製ブラケット(燃料ポンプ収容ケース)を用いた例である。このブラケットは、燃料ポンプ14を収容するポンプケース16である。
この図89に示す第21実施例は、樹脂製ブラケットであるポンプケース16に燃料ポンプ14を収容し、このポンプケース16の上端を樹脂製フランジ21にスナップフィット固定することで燃料タンク1から燃料ポンプ14を吊り下げ固定する例である。この第21実施例においてもポンプクッション164を燃料ポンプ14の下に座らせることで燃料ポンプ14を収容するポンプケース16内にポンプクッション164がずれることなく外れることなく取付けられ、このポンプクッション164の上に燃料ポンプ14を設けることができる。図90、91、92は、このポンプケース16の底部に突起を設けたことが判る図を示している。
(第22実施例)
本発明の第22実施例を図93に示す。図93に示す第22実施例はフランジ21に一体になっているメインチューブ101の燃料通路102にフランジ21と反対方向に突起102aを突出している例である。この突起102aによりフランジ21とは反対側から作用する何らかの荷重をこの突起102aで受け止めることにより、メインチューブ101の燃料通路103部分にこの荷重をかけないようにすることができる。さらにこの突起102aの突出寸法を大きくすることにより、メインチューブ101にクイックコネクタを装着した状態においてもクイックコネクタにも荷重をかけないようにすることができる。
(第23実施例)
本発明の第23実施例を図94〜図101に示す。この図94〜図101に示す第23実施例では、フランジ21から吊り下げられるケース部をポンプケース331とブラケット341とから構成し、フランジ21とポンプケース331とブラケット341の三分割の構成にしている。ポンプケース331の上爪332がフランジ21の嵌合穴322にスナップフット嵌合している。またポンプケース331の下側の下爪333がブラケット341の嵌合穴342にスナップフィット嵌合している。フランジ21の嵌合穴322は、フランジ21の下端側にポンプケース331と結合可能な位置に周方向に複数個設けられている。また嵌合穴322と上爪332の位置は、周方向に120度間隔に設けることで、重量バランスをほぼ均等にし、上爪332の破損または破壊を防止することができる。またポンプケース331の下部の下爪333に嵌合するブラケット341の嵌合穴342についても同様に周方向にほぼ120度等分に設けられている。これにより重量バランスは均等になり特定の下爪333の破損破壊を防止することができる。
また図94および図95に示すように、フランジ部21は、先頭部分に複数のスリット部323を有している。これにより嵌合穴322に上爪332が弾性的に嵌合するときのスナップフィット効果が高められる。またスリット部323は燃料ポンプ供給電源用リード線の取り回しとしても利用できる。メインチューブ101は、リターンチューブ381に接続され、リターンチューブ381内の通路は圧力調整器382から更に燃料フィルタ383に接続されている。
またフランジ21のスリット部323の下端部分は面取りあるいは曲面形状にしている。これによりリード線等の取り回しにスリット部323を利用するときリード線の切断を防止している。またフランジリブ部325のケース側の下端内面を面取りあるいは曲面形状としている。これにより、ポンプケース331がフランジ21の円筒部に挿入組み付けしやすいという効果がある。図96に示すようにメインチューブ101にはメインチューブ用リブ部324が補強用に設けられている。
図99および図100および図101に示すように、円筒状のフランジリブ部325の下端部には嵌合穴322の下側部分で内壁側に凹部326が設けられている。この凹部326は、図100および図101で斜線で示す部分で形成されている。これにより、ポンプケース331の上爪332をフランジリブ部325の下端側から嵌合穴322に挿入するとき、凹部326があることによりこの部分を滑らせて容易にスナップフィット嵌合することができる。
上記第23実施例によると、フランジリブ部325とポンプケース331とフランジ341とが三分割であるから、燃料ポンプの交換が容易に行えるという効果がある。また第23実施例では、嵌合穴322をフランジリブ部325の下端側に周方向に複数個設けたため、これにポンプケース331の上爪332をスナップフィット嵌合させることにより容易に組み付け取りはずしを行えるという効果がある。さらには、上爪332と嵌合穴322とを挿入するとき、滑らせてスナップフィットが容易に行えるように、凹部326をフランジリブ部325の内周壁の下端側の嵌合穴322の下部分に設けたため、スナップフィット嵌合を容易に行えるという効果がある。これは、この凹部326の部分にマイナスドライバ等の工具を挿入することで、取り外し時、容易にスナップフィット嵌合を解除することができることを意味している。
(第24実施例)
本発明の第24実施例を図102および図103に示す。この第24実施例は、上記第23実施例の図100および図101に示した構造に代えて、フランジリブ部325の凹部326の径方向外側一部分を凸状に凸部327を形成した例である。この凸部327の部分で凹部326の肉厚が薄くなる部分を反対側面で厚肉としているため、フランジリブ部325の厚さを同一厚さにすることで、補強効果がある。
(第25実施例)
本発明の第25実施例を図104〜図106に示す。図104〜図106に示す第25実施例は、フランジリブ部325の軸方向に窓部327、328を周方向に追加増設した例である。この第25実施例によると、フランジ21の軽量化が図れるとともに材料費が軽減され、窓部は軸方向に同一方向スライドで形成され、軸方向に並んでいるので、ポンプの高さを組付位置で可変出来る。これにより、さまざまな深さの燃料タンクに対応するインタンク式フューエルポンプブラケットを組付けることができるのでコストダウンできる。さらには、燃料タンク内の燃料が衝撃により移動するときに衝突効果を和らげてこの窓部327、328を燃料が流通することにより衝撃が小さくなりバッフル効果が大きいという効果がある。従ってフランジリブ部325の横荷重が軽減されリブ強度が大きいという効果がある。
(第26実施例)
本発明の第26実施例を図107〜図109に示す。図107〜図109に示す第26実施例は、ポンプケース331を示している。ポンプケース331は上部にフランジ21の嵌合穴322と嵌合スナップフィット用の上爪332を外周に3個有し、ブラケット341の嵌合穴342にスナップフィット嵌合する下爪333を外周に複数個有する。上爪332および下爪333はフランジリブ部325またはブラケット341に軸方向に相対移動させることで嵌合穴322または342に嵌合できるように外周が傾斜面を有している。
この第26実施例のポンプケース331を使用することによりポンプケース331とフランジ21との取付け取りはずしが容易に行え、またブラケット341とポンプケース331との取付けまたは取り外しが容易に行えるという効果がある。
(第27実施例)
本発明の第27実施例を図110に示す。
図110に示す第27実施例は、ポンプケース331の上爪332の下側に取付け取り外し用凹部334を設けた例である。また下爪333の上側に取付け取り外し用凹部335を形成した例である。この凹部334および335を形成することにより、スナップフィット解除時、マイナスドライバ等の工具をこの凹部334または335に押し込みリブ部を押し広げることで上爪332と嵌合穴322の解除ならびに下爪333と嵌合穴342との解除が容易に行える。
(第28実施例)
本発明の第28実施例を図111に示す。図111に示す第28実施例は、ポンプケース331の軸方向にポンプケース内外を連通する窓部336を形成した例である。この窓部336は一個の窓部に着目すると軸方向に延びたもので、これがポンプケースの外周の周方向に複数形成されている。
この第28実施例によると、燃料タンク内の燃料がこの窓部336を流通するため、ポンプケース331の強度を低下させることなく、この燃料タンクを搭載した車両の旋回、急発進、急停車時に燃料タンク内で発生する液波がポンプケース331、フランジ21に与える衝撃力を低減できる。従ってポンプケース331ならびにフランジ21の破壊損傷が効果的に防止されるという効果がある。
(第29実施例)
本発明の第29実施例を図112および図113に示す。図112および図113に示す第29実施例は、ブラケット341の外観を示す。このブラケット341にはポンプケース331の下爪333に嵌合する嵌合穴342が周方向に複数個形成されている。この実施例では取り外し用の凹部を有しない。
この第29実施例のブラケット341を用いると、底部341aから3ケ所側壁部341b、341c、341dが突出しており、その側壁部に嵌合穴が形成されているので、ポンプケース331の下爪333との取付け取り外しがスナップフィットの嵌合解除により容易に行うことができる。
(第30実施例)
本発明の第30実施例を図114および図115に示す。
図114および図115に示す第30実施例は、ブラケット341にポンプケース331側の爪部が係合する窓部343および344の長さをブラケット341の軸方向に延長した例である。この窓部343が軸方向に延びていることにより爪が嵌合する部分の残りの空間部分がタンク内の燃料が流通する通路となりバッフル効果がある。また窓部344は、ポンプケース331の下爪333が嵌合する機能の他に、燃料ポンプのベーパ排出用の穴としても機能する役割がある。
この実施例では、円周方向のスライドコアを用いずに上下方向のスライドコアにて窓部を形成できるのでコストダウンとなる。
(第31実施例)
本発明の第31実施例を図116および図117に示す。図116および図117に示す第31実施例は、ブラケット341の嵌合穴342から下側のブラケット内周壁に凹部345を形成した例である。凹部345は嵌合穴342のポンプケース331側に形成される。これによりスナップフィット解除がこの凹部345を利用して容易に行えるという効果がある。
(第32実施例)
本発明の第32実施例を図118および図119に示す。図118および図119に示す第32実施例は、ブラケット341に窓部346を形成した例である。この窓部346は、ブラケットの内外を連通する円形状の穴である。これによりブラケット341の軽量化が図れる。
(第33実施例)
本発明の第33実施例を図120に示す。図120に示す第33実施例は、フランジ21の上部からメインチューブ351、リターンチューブ352、ブリーザチューブ353及び電気コネクタがそれぞれ外部に向けて形成されている。この各チューブ351、352、353の外周部にはクイックコネクタの外れ防止用の環状凸部354、355、356がそれぞれ設けられている。この凸部354、355、356は、いずれもフランジ21の最大外径よりも上から見て径外方向側に設けられている。こうすることにより、樹脂型成形するとき、型抜きを凸部354、355、356で行うことで容易に型割成形することができる。
またこの実施例では、メインチューブ351、リターンチューブ352、ブリーザチューブ353の取出し方向は、同一方向もしくは反対方向にすることで成形型分割の構造が簡素となり、コストダウンにつながる。
(第34実施例)
本発明の第34実施例を図121に示す。
図121に示す第34実施例は、燃料の液面を検出するセンダゲージ361の長さをタンク深さに合わせて可変にした例である。フランジ21のボス部362にステー364の一端がねじ363により固定され、他端がセンダゲージ本体366にねじ365で固定されている。またフロート368を一端に固定するフロートアーム367の他端はセンダゲージ本体366に固定されている。ねじ365を緩めステー364のセンダゲージ本体366に対する相対位置を変更することによりタンク深さにフロート368の位置を合わせることができる。
(第35実施例)
本発明の第35実施例を図122および図123に示す。図122および図123に示す第35実施例は、フランジ21に形成されるリターンチューブ部371の下端に別体のナイロンチューブ372の一端をクリップ373により固定した例である。ポンプケース331から突き出すクランプ部374でナイロンチューブ372が固定され、または、ガイド機能を持たせ図123に示すように隙間を有しているので、その隙間分変位しても構わない。しかし、ナイロンチューブ372の外径よりクランプ部374の先端が小さいので外れることはない。ナイロンチューブ372を用いたが、ゴムホース等を本発明では用いても良い。
(第36実施例)
本発明の第36実施例を図124に示す。この第36実施例は、センダゲージ取付部およびセンダケージの取付ブラケットとして機能する金属プレートの形状が第1実施例とは異なる例である。
図124に示すように、金属プレート742は、外側下部42aに対して所定距離だけ図124で上方位置から金属プレート742の幅方向に突出する押爪743a、743bを有し、これにより外側下部42aよりも広幅の圧入部743が形成されている。また、金属プレート742には、ポンプケース16の径内方向に凸状に位置決め用の二つのプレス打出部744が設けられている。
この金属プレート742が組付けられるセンダゲージ取付部760の案内部763、764は、金属プレート挿入開始端に設けられた平板状の締り部763a、764aと、この締り部763a、764aに続いて形成される横断面L字状の溝部763b、764bとからなる。案内部763、764には、互いに向かい合う内壁の間隔が図124で下側に向かって次第に狭くなるように勾配が付与されている。この間隔は、溝部763b、764bの図124で上端では金属プレート742の外側下部42aの幅よりも広く下端では外側下部42aの幅とほぼ等しく、かつ締り部763a、764aでは金属プレート742の圧入部743の幅よりも狭く外側下部42aの幅よりも広い。また、センダゲージ取付部760の位置決め凸部861、862には図124で下側に向かって次第に幅が広くなるように勾配が付与されており、これによりセンダゲージ760の幅方向外側に相当する位置決め凸部861、862の側面の間隔は図124で下側に向かって次第に広くなっている。この間隔は、位置決め凸部861、862の図124で上端では二つのプレス打出部744の側面の距離よりも広く下端ではプレス打出部744の距離よりも狭い。この他の部分の構成は第1実施例と実質的に同様である。
センダゲージ取付部760への金属プレート742の組付時、図124で上方から金属プレート742を溝部763b、764bに挿入すると、組付けが進行するにつれて溝部763b、764bの互いに向かい合う内壁の間に外側下部42aが挟み込まれる。同時に、位置決め凸部861、862の側面に二つのプレス打出部744の側面が接しながら次第に締まっていくことにより、金属プレート742の組付方向が規制される。そして、金属プレート742の下端がスナップフィット部865を乗り越えて金属プレート742の外れ防止用穴45がスナップフィット部865に嵌合するとともに、圧入部743が締り部763a、764aの間に圧入された段階で組付けが終了する。このとき、金属プレート742の下端は、センダゲージ取付部760の係止部866、867に当接するかまたは係止部866、867との間に若干の隙間を有する。また、図124に示すように、圧入部743の押爪743a、743bと締り部763a、764aとの当接位置763c、764cは、溝部763b、764bの金属プレート挿入開始端から図124で上方に所定距離だけ離れている。
ポンプケースにセンダゲージを組付けるためには、センダゲージの上端に組付用のスペースが必要となる。このセンダゲージ組付用スペースを小さくする目的で金属プレートの長さを短くするとセンダゲージのがたつきが大きくなり液面検出精度が低下する。また、センダゲージ組付けの順序を任意に設定できないため工程設計が制約される。
この第36実施例によると、組付終了時に圧入部743が締り部763a、764aの間に圧入されることにより、案内部743、744の上下両端で金属プレート742の幅方向および回転方向への動きを規制するので、案内部743、744の長さが比較的短い場合にも金属プレート742の組付後のがたつきを効果的に抑えることができる。これにより、この金属プレート742を介して組付けられるセンダゲージの位置精度が向上するため液面検出精度が高くなるという効果がある。平板状の締り部763a、764bと押爪743a、743bとの当接位置763c、764cは溝部763b、764bの金属プレート挿入開始端から所定距離だけ離れているため、押爪743a、743bにより締り部763a、764bが押し拡げ易い。このため、圧入部743の締り部763a、764aへの圧入が容易である。また、案内部763、764の金属プレート挿入開始端にはL字状の溝部763b、764bに替えて締り部763a、764bが設けられている。この締り部763a、764bは平板状でありポンプケース16の外周側に対して開放されているので、金属プレート742の脱着時のスライド長さは溝部763b、764bの長さ分だけでよく、このため案内部763、764の上方に要するセンダゲージ取付用スペースを小さくすることができる。
(第37実施例)
本発明の第37実施例を図125〜図127に示す。この第37実施例は、リターンレスシステム化された燃料供給部、燃料戻し部の燃料通路形状および成形型の構成に関するものである。図125に示すように、フランジ21には、燃料ポンプ吐出部に連結された燃料供給管713および圧力調整器に連結された燃料戻し管714が円板部211を貫通してフランジ21と一体成形されている。燃料供給管713の上端からは、燃料をエンジン側に供給するメインチューブ711と燃料戻し管714に連結されたリターンチューブ712とが燃料供給管713に対して垂直に互いに反対方向に延びている。そして、燃料供給管713とメインチューブ711とから燃料供給部701が構成され、リターンチューブ712と燃料戻し管714とから燃料戻し部702が構成される。メインチューブ711、リターンチューブ712、燃料供給管713および燃料戻し管714の内部には、それぞれ燃料通路721、722、723、724が形成されている。
燃料ポンプの吐出部から燃料供給管713内に送出される燃料は、燃料供給管713の上端においてメインチューブ711からエンジンに至るメイン側とリターンチューブ712から圧力調整器に至るリターン側とに分岐される。リターン側への燃料は圧力調整器によって所定の圧力に調整され、エンジンの消費分だけの燃料がメイン側へと圧送され、残りの余剰燃料は圧力調整器の下流側に配設された燃料フィルタを通過してタンク内へと戻される。
燃料通路721、722、723、724は、次のようにして燃料供給部701および燃料戻し部702の内部に形成される。燃料ポンプの吐出部からメインチューブ712への燃料通路713を形成する供給通路ピン732およびリターンチューブ712から圧力調整器への燃料通路714を形成するリターン通路ピン733は、図125で上下方向である鉛直方向にセットされる。そして、供給通路ピン732およびリターン通路ピン733の上部を貫通して、燃料通路721、722を形成するメインチューブピン731が図125で左右方向である水平方向にセットされる。
ここで、供給通路ピン732とメインチューブピン731との相貫部において供給通路ピン732の径はメインチューブピン731の径よりも大きい。これにより、燃料通路713から燃料通路721へと通路容積が減少するのでダンパ部が形成され、このダンパ部によりポンプ振動等を低減することができる。さらに、この相貫部の外形部の除肉による軽量化および成形型の型割り構造の簡素化が可能である。また、リターン通路ピン733とメインチューブピン731との相貫部においてリターン通路ピン733の径はメインチューブピン731の径よりも大きい。これにより、燃料通路714から燃料通路721へと通路容積が減少するのでダンパ部が形成され、このダンパ部によりポンプ振動等を低減することができる。さらに、この相貫部の外形部の除肉による軽量化および成形型の型割り構造の簡素化が可能である。
また、メインチューブピン731が供給通路ピン732およびリターン通路ピン733の上部を貫通してセットされていることにより、以下に示す効果がある。フランジにメインチューブや電気コネクタ等を一体成形する場合、成形型の型割り構造によってはメインチューブピンの長さを長くする必要がある。しかし、このメインチューブピンは型の抜取りを容易にするため型の先端側に向けて細くなっているため、図126に示す比較例のようにメインチューブピン631が供給通路ピン632およびリターン通路ピン633の上部に当接した構成ではメインチューブピン631が長くなるほどこの当接位置におけるメインチューブピン631の径が細くなり、樹脂成形圧力等によってメインチューブピン631の位置が不安定になりやすい。例えばフランジの外周側から樹脂を注入すると、図127に示すように樹脂圧によりメインチューブピン631が供給通路ピン632およびリターン通路ピン633の上部から浮き、このためメインチューブピン631と供給通路ピン632およびリターン通路ピン633との隙間630に樹脂が流れ込んで固まることにより燃料通路部に樹脂の薄膜が形成されて燃料通路の相貫が不十分になる。この薄膜を成型後の加工により除去することもできるが、コストアップを招くという問題があり、また切削粉が残留すると圧力調整器に侵入する不具合を生じるので切削粉を除去する必要がある。
第37実施例によると、メインチューブピン731が供給通路ピン732およびリターン通路ピン733の上部を貫通しているため、燃料通路部の薄膜形成を防止することができる。なお、図125に示すように樹脂注入ゲートをメインチューブピン731の上方に設けることにより、メインチューブピン731が供給通路ピン732およびリターン通路ピン733を押え込む方向に樹脂注入圧力がかかるので、メインチューブピン731が供給通路ピン732およびリターン通路ピン733の上部に当接する構造でも薄膜の発生を防止する効果がある。
本発明の第1実施例のインタンク式燃料ポンプ装置を示す側面透視図である。 図1の平面透視図である。 図1の底面図である。 図1の別の角度から見た側面透視図である。 図1に示すV−V線断面図である。 図1に示すVI−VI線断面図である。 本発明の第1実施例のインタンク式燃料ポンプ装置を燃料タンク内に取付けた状態を示す断面図である。 第1実施例の部品構成を示す図である。 本発明の第1実施例のポンプケースを示すもので、(A)は図10に示すA方向矢視図、(B)は図10に示すB方向矢視図、(C)は図10に示すC方向矢視図である。 図9の平面図である。 図9の底面図である。 図10に示すXII−XII線断面図である。 図9に示すXIII−XIII線断面図である。 図9に示すXIV部分の拡大図である。 第1実施例のポンプケースの平面図である。 図15に示すXVI部分の拡大図である。 図15に示す矢印XVII方向矢視図である。 図15に示すXVIII方向矢視図である。 図15に示すXIX−XIX線断面図である。 センダゲージの平面図である。 図20の矢印XXI方向矢視図である。 図20の矢印XXII方向矢視図である。 電気部品を示す平面図である。 図23に示すXXIV方向矢視図である。 図23に示すXXV方向矢視図である。 燃料ポンプの正面図である。 図26に示すXXVII方向矢視図である。 図26に示すXXVIII方向矢視図である。 ポンプクッションの正面図である。 図29に示すXXX方向矢視図である。 図29に示すXXXI方向矢視図である。 リターン燃料通路部の変形例である第2実施例の燃料タンク取付状態を示す断面図である。 燃料ポンプケースの変形例である第3実施例の燃料ポンプケースを示す平面図である。 リターンチューブの変形例である第4実施例を示す図である。 リターンチューブ下端部の変形例である第5実施例を示す図である。 (A)はコンデンサ取付部の変形例である第6実施例を示す図、(B)はそのB方向矢視図である。 (A)は図33のコンデンサリード固定部の拡大図、(B)はそのB方向矢視図である。 (A)はポンプケースの変形例である第7実施例を示す図、(B)はその異なる角度から見た図である。 本発明の第8実施例によるインタンク式燃料ポンプ装置を示すもので、(A)は平面図、(B)はそのB方向矢視図である。 第8実施例のインタンク式燃料ポンプ装置の側面図である。 第8実施例の燃料タンク取付状態を示す断面図である。 第9実施例の保護プレート装着状態を示すもので、(A)は平面図、(B)は(A)のB方向矢視図、(C)は(B)のC方向矢視図である。 第9実施例の保護カバー装着可能なインタンク式燃料ポンプ装置を示すもので、(A)はその平面図、(B)はB方向矢視図である。 第9実施例のインタンク式燃料ポンプ装置の側面図である。 保護プレートの変形例を示すもので、Aは平面図、BはそのAのB方向矢視図、CはそのBのC方向矢視図である。 保護プレートの変形例を示すもので、Aは平面図、BはそのAのB方向矢視図、CはそのBのC方向矢視図である。 保護プレートの変形例を示すもので、Aは平面図、BはそのAのB方向矢視図、CはそのBのC方向矢視図である。 保護プレートの変形例を示すもので、Aは平面図、BはそのAのB方向矢視図、CはそのBのC方向矢視図である。 保護プレートの変形例を示すもので、Aは平面図、BはそのAのB方向矢視図、CはそのBのC方向矢視図である。 保護プレートの変形例を示すもので、Aは平面図、BはそのAのB方向矢視図、CはそのBのC方向矢視図である。 保護プレートの変形例を示すもので、Aは平面図、BはそのAのB方向矢視図、CはそのBのC方向矢視図である。 保護プレートの変形例を示すもので、Aは平面図、BはそのAのB方向矢視図、CはそのBのC方向矢視図である。 保護プレートの変形例を示すもので、Aは平面図、BはそのAのB方向矢視図、CはそのBのC方向矢視図である。 保護プレートの変形例を示すもので、Aは平面図、BはそのAのB方向矢視図、CはそのBのC方向矢視図である。 第10実施例の主要部を示すもので、図57のA−A線断面図である。 第10実施例の燃料タンク取付状態を示す断面図である。 第10実施例のインタンク式燃料ポンプ装置の平面図である。 第10実施例のインタンク式燃料ポンプ装置の側面図である。 第10実施例のガスケットの変形例を示すもので、(A)は平面図、(B)はその横断面図である。 ガスケットの変形例を示すもので、(A)は平面図、(B)はその横断面図である。 ガスケットの変形例を示すもので、(A)は平面図、(B)はその横断面図である。 ガスケットの変形例を示すもので、(A)は平面図、(B)はその横断面図である。 ガスケットの変形例を示すもので、(A)は平面図、(B)はその横断面図である。 第11実施例のフランジ側電気コネクタ部の断面図である。 第12実施例のフランジ側電気コネクタ部の断面図である。 第13実施例のフランジ側電気コネクタ部の断面図である。 第14実施例のフランジ側電気コネクタ部の断面図である。 第15実施例のフランジ側電気コネクタ部の断面図である。 第16実施例のフランジ側電気コネクタ部の断面図である。 本発明の第17実施例の主要部部分切欠図である。 図70に示すA方向矢視図である。 本発明の第17実施例の燃料タンク取付状態を示す断面図である。 本発明の第17実施例のインタンク式燃料ポンプの平面図である。 本発明の第17実施例のインタンク式燃料ポンプの側面図である。 本発明の第17実施例のポンプクッションの平面図である。 図75のB方向矢視図である。 図76のC方向矢視図である。 第18実施例のポンプクッションの平面図である。 第18実施例のポンプクッションの側面図である。 第18実施例のポンプクッションの底面図である。 第19実施例のポンプクッションの平面図である。 第19実施例のポンプクッションの側面図である。 第19実施例のポンプクッションの底面図である。 第19実施例の燃料ポンプを示すもので、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。 第20実施例のインタンク式燃料ポンプの平面図である。 第20実施例のインタンク式燃料ポンプの側面図である。 図86とは別の角度から見た側面図である。 第20実施例のインタンク式ポンプの底面図である。 第21実施例の燃料タンク取付状態を示す断面図である。 第21実施例のインタンク式ポンプ装置の平面図である。 第21実施例のインタンク式燃料ポンプの側面図である。 第21実施例のインタンク式ポンプの底面図である。 第22実施例のインタンク式燃料ポンプの突起部を示す側面図である。 本発明の第23実施例のインタンク式燃料ポンプ装置の側面図である。 第23実施例の別の角度から見た側面図である。 第23実施例のフランジの平面図である。 第23実施例のフランジの側面図である。 第23実施例の別の角度から見たフランジの側面図である。 第23実施例のフランジの底面図である。 図99のA部分拡大図である。 図100に示すB−B線断面図である。 第24実施例のスナップフィット用嵌合穴を示す図である。 図102に示すB−B線断面図である。 第25実施例のフランジの平面図である。 第25実施例のフランジの側面図である。 第25実施例のフランジの別の角度から見た側面図である。 第26実施例のポンプケースの平面図である。 第26実施例のポンプケースの側面図である。 第26実施例のポンプケースの底面図である。 第27実施例のポンプケースの側面図である。 第28実施例のポンプケースの側面図である。 第29実施例のブラケットの展開図である。 第29実施例のブラケットの側面図である。 第30実施例のブラケットを示す展開図である。 第30実施例のブラケットの側面図である。 第31実施例のブラケットの展開図である。 第31実施例のブラケットの側面図である。 第32実施例のブラケットの展開図である。 第32実施例のブラケットの側面図である。 第33実施例のインタンク式ポンプ装置を示す平面図である。 第34実施例のインタンク式ポンプ装置の側面図である。 第35実施例のインタンク式ポンプ装置の側面図である。 図122に示すA−A線断面図である。 第36実施例のインタンク式燃料ポンプ装置の側面図である。 第37実施例のインタンク式燃料ポンプ装置の成形時の部分断面図である。 比較例としてのインタンク式燃料ポンプ装置の成形に用いられるピンの樹脂注入前のセット状態を示すもので、(A)は側面図、(B)はそのCXXVI−CXXVI線断面図である。 比較例としてのインタンク式燃料ポンプ装置の成形に用いられるピンの樹脂注入時の状態を示すもので、(A)は側面図、(B)はそのCXXVII−CXXVII線断面図である。
符号の説明
1 燃料タンク
2 インタンク式燃料ポンプ装置
3 上タンク
4 下タンク
10 給油口
13 燃料フィルタ
14 燃料ポンプ
16 ポンプケース
18 吐出部
21 フランジ
24 筒体
25 ベーパ排出口
27、28 爪部
31 電気部品
32 コンデンサ
33 燃料ポンプ側コネクタ
34 フランジ側コネクタ
41 センダゲージ
51 ポンプクッション
61 吐出部品
71 ポンプ部
72 モータ部
73 吐出部
74 電源供給部
81 ポンプ取付部
82 吊り下げ固定部
83 コンデンサ取付部
84 リターン燃料通路部
85 残量警告表示取付部
86 センダゲージ取付部
101 メインチューブ
102、103 燃料通路
104 凸部
106 メインチューブ保護プレート
109 保護プレート
110 カバー部
111 保護プレート部
115、116 爪部
117、118 穴
120 クイックコネクタ
131 フランジ側電気コネクタ
132 マイナス側端子
133 U字部
143 リブ
211 円板部
212 リブ
213 燃料供給部
214 燃料戻し部
831 コンデンサケース部
832 コンデンサリード線固定部
841 連通孔
842 リターンチューブ
844 スナップフィット取付用穴
851 サーミスタケース部
852 サーミスタキャップ部

Claims (3)

  1. 燃料タンク内の燃料を汲み上げる燃料ポンプを前記燃料タンク内に設けるインタンク式燃料ポンプ装置であって、
    燃料ポンプを支持する樹脂製のブラケットと、
    燃料ポンプの全部または一部の側面を外周側で被覆する樹脂製のポンプケースと、
    前記燃料タンクの上タンクに支持され、燃料タンク内部に吊り下げられるフランジリブ部を有するフランジとを備え、
    前記フランジの下端側と前記ポンプケースの上端側、及び、前記ポンプケースの下端側と前記ブラケットの上端側をスナップフィット嵌合したことを特徴とするインタンク式燃料ポンプ装置。
  2. 前記フランジリブ部に内外を連通する窓部を設けたことを特徴とする請求項1記載のインタンク式燃料ポンプ装置。
  3. 前記フランジの下端側と前記ポンプケースの上端側、及び、前記ポンプケースの下端側と前記ブラケットの上端側をスナップフィット嵌合する構造は、爪部と、この爪部が嵌合する嵌合穴とからなり、
    前記爪部を前記嵌合穴に取付嵌合するときまたは嵌合解除するとき作業を容易にする凹部を嵌合穴側の部材に形成したことを特徴とする請求項1または2記載のインタンク式燃料ポンプ装置。
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