JP3854824B2 - 液体化粧料塗布具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばリップグロス塗布具やマスカラ塗布具などの液体化粧料塗布具に係わり、特に、液体化粧料容器の筆軸挿入用の口部内側に、筆軸に付着した化粧料を扱くワイパーが周設された液体化粧料塗布具に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の液体化粧料塗布具は、図15に示すように、液体化粧料1が収容された容器2と、この容器2の口部3に挿着できるキャップ6を兼ねる筆軸5とから構成されている。化粧料容器の口部3の内周には、樹脂やゴム等の可撓性部材で構成されたワイパー4が周設されており、化粧料容器2(の口部3)から筆軸5を抜き出す際に、その軸部5aに付着した化粧料をワイパー4の扱き部4aが扱き落とすようになっている。符号5bは筆軸5の筆毛部である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ワイパー4は、筆軸5の軸部5aに付着した化粧料を確実に扱き落とすことができるように、扱き部4aの内径が筆軸の軸部5aの外形より僅かに小さくされて、ワイパー4の扱き部4aが筆軸の軸部5aに密着するように構成されている。このため、筆軸5を容器2内に挿入する際に、容器2内の圧力が増し、内部の化粧料1が押し出されたり、筆軸5が押し戻されるという、いわゆるポンピング現象が起きるという問題があった。また、筆軸5を抜き出す際には、容器2内が負圧となって筆軸5の抜き出しを妨げる抵抗として作用し、筆軸5をスムーズに抜き出し難いという問題もあった。
【0004】
そこで、図16に示すように、ワイパー4の扱き部4aに半径方向に延びる切り込み(スリット)4a1を入れて、筆軸5を出し入れする際にこの切り込み(スリット)4a1を介して空気が抜けて容器2内の圧力が変化しないようにして、ポンピング現象を回避するという、液体化粧料塗布具が提案されている。
【0005】
しかし、前記した第2の従来技術(図16参照)では、ワイパー4の扱き部4aに切り込み(スリット)4a1があるため、軸部5aに付着した化粧料の扱き残しが出るという問題がある。
【0006】
本発明は、前記した従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、ワイパーの扱き作用を低下させることなく、ポンピング現象を回避できる液体化粧料塗布具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に係る液体化粧料塗布具においては、
液体化粧料容器における筆軸挿入用の口部内側に、筆軸に付着した化粧料を扱く可撓性のワイパーを内側に周設した合成樹脂製円筒形状の中栓が嵌着された液体化粧料塗布具において、前記ワイパーは、前記化粧料容器内下方に向けて延出する先すぼまり円筒型であって、先端扱き部の内径がそれぞれ同一で延出量の異なる複数の半円筒型のワイパー領域が周方向側縁部において連接一体化されて、それぞれのワイパー領域の先端扱き部が軸方向にオフセットするとともに、前記連接部では、それぞれのワイパー領域の先端扱き部が軸方向に重合して、該連接部における扱き部重合領域の内周面に、重合する先端扱き部に挟まれた周方向に延びる段差である斜め下向きに開口するV溝が形成された構造で、前記それぞれのワイパー領域の先端扱き部は、前記容器内に挿入された前記筆軸の軸部外周面に押されて半径方向外方に弾性変形して前記筆軸の軸部外周面に密着し、変形して潰れた前記V溝と前記筆軸の軸部外周面との間に、前記ワイパーの上下の空間を連通状態にする周方向に延びる空気通路である断面縦長の微小隙間が形成されるように構成した。
【0008】
(作用)扱き部の周方向の一部領域が軸方向にオフセットした構造のワイパーでは、扱き部が軸方向にオフセットしていない従来のワイパーに比べて、筆軸(の軸部)に圧接される扱き部の可撓性が高められて、筆軸の軸方向への摺動性が良好となる。
【0009】
また、筆軸(の軸部)外周面にワイパーの扱き部が密着する状態において、筆軸(の軸部)外周面とワイパーの扱き部重合領域との密着部には、重合する扱き部に挟まれた周方向に延びる溝によって、ワイパーの上方空間と下方空間に連通する微小隙間(空気通路)が形成される。
【0010】
即ち、筆軸を容器内に挿入する際には、筆軸(の軸部)外周面にワイパーの扱き部が密着する状態で押し込まれるが、筆軸(の軸部)外周面と扱き部重合領域内周面間の微小隙間(空気通路)を介して容器内の空気が抜けるので、容器内の圧力が特に高くなることがない(ポンピング現象が起こらない)。
【0011】
一方、筆軸を容器から抜き出す際には、筆軸(の軸部)外周面にワイパーの扱き部が密着する状態で抜き出されて、ワイパーの扱き部が筆軸(の軸部)に付着している化粧料を扱き落とす。ワイパーの扱き部重合領域内周面に形成された空気抜き用の溝は、周方向に延びてワイパーの上下の空間に連通するが、軸方向には開口していないため、ワイパーの扱き部の内周面は周方向に切れ目なく連続し、扱き部が筆軸(の軸部)に付着している化粧料を扱き残すおそれはない。また、筆軸を容器から抜き出す際には、筆軸外周面にワイパーの扱き部が密着する状態で抜き出されるが、筆軸(の軸部)外周面と扱き部重合領域間の微小隙間(空気通路)を介して、容器内に空気(外気)が侵入できるので、容器内の圧力が負圧になって筆軸の抜き出しに対する抵抗として作用することもない。
【0012】
請求項2においては、請求項1記載の液体化粧料塗布具において、前記ワイパーの周方向ほぼ等分複数個所に前記扱き部重合領域を形成するように構成した。
【0013】
(作用)筆軸(の軸部)外周面にワイパーの扱き部が密着する状態において、ワイパーの上方空間と下方空間は、ワイパーの扱き部と筆軸(の軸部)との密着部の周方向ほぼ等分複数個所に形成される微小隙間(空気通路)を介して連通するので、筆軸の容器への出し入れに伴う空気の給排により筆軸とワイパー間に偏荷重が生じないし、空気の給排速度も速い。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
【0020】
図1〜図10は本発明の第1の実施例を示すもので、図1は本発明の第1の実施例である液体化粧料塗布具の縦断面図、図2は同塗布具の要部であるワイパーの拡大平面図、図3(a)は同ワイパーの拡大縦断面図、図3(b)は同ワイパーの形状を説明する説明図、図4は同ワイパーの拡大底面図、図5は同ワイパーの扱き部重合領域位置の拡大縦断面図(図2,3(a)に示す線V−Vに沿う断面図)、図6は同ワイパーの扱き部重合領域近傍位置の拡大縦断面図(図2,3(a)に示す線VI−VIに沿う断面図)、図7は扱き部の重合領域をさらに拡大して示す断面図、図8は筆軸の軸部外周面と扱き部の重合領域内周面間に形成された微小隙間(空気通路)を示す断面図、図9はワイパーの扱き部周辺の拡大斜視図、図10はワイパーの扱き部の重合領域周辺の拡大斜視図である。
【0021】
これらの図において、符号10は上方に開口し、内部にリップグロス液11が収容されている円筒形状の細長い化粧料容器で、容器10の内径より小さい筆軸挿入用の口部12の外周には雄ねじ部13が形成されて、筆軸30に一体化したキャップ32の雌ねじ部33が螺合できるように構成されている。
【0022】
一方、口部12の内側には、可撓性に富む合成樹脂製の円筒形状の中栓14が嵌着されており、容器10内に突出する中栓14の内側下端部寄りには、筆軸30の軸部36を抜き出す際に、軸部36に付着したリップグロス液13を扱き落として清掃するとともに、筆毛38に付着したリップグロス液11を扱いて適正な量とするワイパー15が形成されている。即ち、ワイパー15は、中栓14の内側から斜め下方に延出して下端側程口径が小さい先細円筒型に形成され、その先端部は、筆軸の軸部36外表面に密着して軸部36に付着したリップグロス液を扱く扱き部17を構成している。
【0023】
ワイパー15は、図3(b)実線に示すような、先端扱き部の内径がDである先細円筒型ワイパーにおける先端扱き部の周方向ほぼ半分の部分を、軸方向(矢印方向)に所定長さdだけオフセットさせて、先端扱き部の内径がDで延出量が大きい半円筒型の第1のワイパー領域16Aと、図3(b)に示すように、先端扱き部の内径がDで延出量が小さい半円筒型の第2のワイパー領域16Bとがそれぞれ周方向側縁部において連接一体化された構造で、この連接部では、図3(a),5,6に示すように、第1,第2のワイパー領域16A,16Bの扱き部17A,17Bが軸方向に重合して、この扱き部重合領域の内周面には、2つの扱き部17A,17Bで上下に挟まれて周方向に延びる段差である溝18が形成されている。そして、容器10内に挿入された筆軸30の軸部36外周面とこれに密着する扱き部重合領域の内周面との間には、図8に示すように、周方向に延びてワイパー15の上下の空間S1,S2に連通する微小隙間(空気通路)19が形成されるようになっている。
【0024】
即ち、図7は、扱き部重合領域における第1の扱き部17Aおよび第2の扱き部17Bと容器10内に挿入される筆軸の軸部36外周面との位置関係を示す図であるが、この図7に示すように、第1,第2の扱き部17A,17Bの内径Dは、筆軸の軸部36の外径D1よりも幾分小さいので、第1,第2の扱き部17A,17Bは、容器10内に挿入された状態の筆軸の軸部36に押されて半径方向外方に弾性変形し、第1,第2の扱き部17A,17Bがそれぞれ筆軸の軸部36外周面に密着した状態となる。そして、ワイパーの扱き部重合領域の内周面と筆軸の軸部36外周面間には、図8に示すように、溝18と軸部36外周面で画成された微小隙間(空気通路)19が形成されて、ワイパー15の上下の空間S1,S2がこの微小隙間(空気通路)19を介して連通した状態となる。
【0025】
このため、筆軸30を容器10内に挿入する際には、軸部36はその外周面にワイパー15の扱き部が密着する状態で押し込まれるが、軸部36外周面と扱き部重合領域間の微小隙間(空気通路)19を介して容器10内の空気が抜けるので、容器10内の圧力が高くなるというポンピング現象が起こらない。
【0026】
また、筆軸30を容器10から抜き出す際には、軸部36の外周面にワイパーの扱き部が密着する状態で抜き出されて、ワイパーの扱き部が軸部36に付着しているリップグロス液を扱き落とす。そして、扱き部17A,17Bは、軸方向にdだけオフセットして、軸方向には連続していないが、第1,第2のワイパー領域16A,16Bの連接部において軸方向に重合して、円周方向には扱き部17A,17Bが切れ目なく連続する形態となっている。このため、筆軸30の軸部36の外周面全周囲が扱き部17A,17Bによって均等に扱かれるので、軸部36に付着しているリップグロス液を扱き残すおそれはない。
【0027】
また、筆軸30を容器10から抜き出す際には、軸部36外周面にワイパーの扱き部17A,17Bが密着する状態で抜き出されるが、軸部36外周面と扱き部重合領域間に形成される微小隙間(空気通路)19を介して、容器10内に空気(外気)が侵入できるので、容器10内の圧力が負圧になって筆軸30の抜き出しに対する抵抗として作用することがなく、筆軸30をスムーズに抜き出すことができる。
【0028】
また、ワイパー15における扱き部重合領域は、周方向等分2個所に設けられて、筆軸の軸部36の外周面にワイパーの扱き部17A,17Bが密着する状態における空気通路19も周方向等分2個所に形成される。このため、筆軸30の容器10への出し入れに伴う空気の給排により筆軸30とワイパー14間に偏荷重が生じないし、空気の給排速度も速く、筆軸30のスムーズな出し入れが可能となる。
【0029】
図11,12は、本発明の第2の実施例である液体化粧料塗布具を示し、図11は同塗布具の要部であるワイパーの拡大平面図、図12は同ワイパーの縦断面図(図11に示す線XII-XIIに沿う断面図)である。
【0030】
この第2の実施例では、第1の実施例における扱き部17A,17Bと同様に、先端扱き部の内径がDである先細円筒型ワイパーにおける先端扱き部の周方向ほぼ1/3の部分を、図3(b)実線に示すように、順次軸方向(矢印方向)に所定長さdだけオフセットさせて、最下段の第1のワイパー領域16Cと中段の第2のワイパー領域16Dと最上段の第3のワイパー領域16Eがそれぞれ周方向側縁部において連接一体化された構造で、各連接部には、隣接するワイパー領域の扱き部(17Cと17D、17Dと17E、17Eと17C)がそれぞれ軸方向に重合している。そして、それぞれの扱き部重合領域(周方向等分3個所の扱き部重合領域)の内周面には、重合する扱き部で挟まれた溝18が形成されている。
【0031】
この実施例では、ワイパー15の上下の空間S1,S2に連通する空気抜用の空気通路が周方向等分3個所に形成されるため、それだけ筆軸30を容器10内に挿入したり抜き出したりする際に、筆軸30(の軸部36)とワイパー15間に偏荷重が生じないし、微小隙間18を介しての空気の給排速度も速いので、筆軸30の出し入れがスムーズとなる。
【0032】
図13,14は、本発明の第3の実施例である液体化粧料塗布具を示し、図13は同塗布具の要部であるワイパーの拡大平面図、図14は同ワイパーの縦断面図(図13に示す線XIV-XIVに沿う断面図)である。
【0033】
この第3の実施例では、第1の実施例における扱き部17A,17Bと同様に、先端扱き部の内径がDである先細円筒型ワイパーにおける先端扱き部を周方向にほぼ4等分し、図3(b)実線に示すように、周方向に隣接する部分が軸方向に互い違いになるように所定長さdだけオフセットさせるとともに、隣接するワイパー領域がそれぞれ周方向側縁部において連接一体化された構造で、各連接部には、隣接するワイパー領域の扱き部がそれぞれ軸方向に重合している。そして、周方向等分4個所に形成された扱き部重合領域の内周面には、重合する扱き部で挟まれた溝が形成されている。
【0034】
即ち、それぞれ対向する位置にある下段の第1のワイパー領域16Fと上段の第2のワイパー領域16Gの連接部には、それぞれの扱き部17Fと17Gが重合して、ワイパー15の上下の空間S1,S2を連通させる空気通路を構成する溝18が形成されている。
【0035】
そして、この実施例では、ワイパー15の上下の空間S1,S2に連通する空気抜用の空気通路が周方向等分4個所に形成されるため、それだけ筆軸30を容器10に挿入したり抜き出したりする際に、筆軸30とワイパー15間に偏荷重が生じないし、微小隙間18を介しての空気の給排速度も速いので、筆軸30の出し入れがスムーズとなる。
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】
なお、前記実施例では、本発明をリップグロス塗布具について説明したが、マスカラ塗布具その他の液体化粧料塗布具にも同様に適用できることはいうまでもない。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明から明かなように、請求項1に係る液体化粧料塗布具によれば、ワイパーの扱き部の可撓性が高められて、筆軸の軸方向への摺動性が良好となって、筆軸の容器への出し入れがスムーズになる。
【0044】
また、筆軸を容器内に挿入する際にポンピング現象が起こらないので、ポンピング現象に起因する種々の問題が解消される。
【0045】
また、筆軸を容器から抜き出す際に容器内の圧力が負圧となって筆軸の抜き出しを妨げることがないので、筆軸を容器からスムーズに抜き出すことができる等、化粧料塗布具の取り扱いが容易となる。
【0046】
また、筆軸(の軸部)外周面とワイパーの扱き部内周面が周方向に隙間なく密着した形態で筆軸が抜き出されるので、筆軸(の軸部)に付着している化粧料を残さず確実に扱き落とすことができる。
【0047】
請求項2によれば、筆軸を挿入したり抜き出したりする際に、筆軸とワイパー間に偏荷重が生じないし、微小隙間を介しての空気の給排速度も速いので、筆軸の容器への出し入れがスムーズとなる。
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例である液体化粧料塗布具の縦断面図である。
【図2】 同塗布具の要部であるワイパーの拡大平面図である
【図3】 (a)同ワイパーの拡大縦断面図である。 (b)は同ワイパーの形状を説明する説明図である。
【図4】 同ワイパーの拡大底面図である。
【図5】 同ワイパーの扱き部重合領域位置の拡大縦断面図(図2,3(a)に示す線V−Vに沿う断面図)である。
【図6】 同ワイパーの扱き部重合領域近傍位置の拡大縦断面図(図2,3(b)に示す線VI−VIに沿う断面図)である。
【図7】 扱き部の重合領域をさらに拡大して示す断面図である。
【図8】 筆軸の軸部外周面と扱き部の重合領域内周面間に形成された微小隙間(空気通路)を示す断面図である。
【図9】 ワイパーの扱き部周辺の拡大斜視図である。
【図10】 ワイパーの扱き部の重合領域周辺の拡大斜視図である。
【図11】 本発明の第2の実施例である液体化粧料塗布具の要部であるワイパーの拡大平面図である。
【図12】 同ワイパーの縦断面図(図11に示す線XII-XIIに沿う断面図)である。
【図13】 本発明の第3の実施例である液体化粧料塗布具の要部であるワイパーの拡大平面図である。
【図14】 同ワイパーの縦断面図(図13に示す線XIV-XIVに沿う断面図)である。
【図15】 第1の従来技術である液体化粧料塗布具の断面図である。
【図16】 第2の従来技術である液体化粧料塗布具の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
10 化粧料容器
11 液体化粧料であるリップグロス液
12 筆軸挿入用の口部
14 中栓
15 ワイパー
16A,16B,16C,16D,16E,16F,16G ワイパー領域
17,17A,17B,17C,17D,17E,17F,17G ワイパーの扱き部
18 扱き部重合領域の内周面に形成された溝
19 微小隙間(空気通路)
30 筆軸
36 筆軸の軸部
Claims (2)
- 液体化粧料容器における筆軸挿入用の口部内側に、筆軸に付着した化粧料を扱く可撓性のワイパーを内側に周設した合成樹脂製円筒形状の中栓が嵌着された液体化粧料塗布具において、前記ワイパーは、前記化粧料容器内下方に向けて延出する先すぼまり円筒型であって、先端扱き部の内径がそれぞれ同一で延出量の異なる複数の半円筒型のワイパー領域が周方向側縁部において連接一体化されて、それぞれのワイパー領域の先端扱き部が軸方向にオフセットするとともに、前記連接部では、それぞれのワイパー領域の先端扱き部が軸方向に重合して、該連接部における扱き部重合領域の内周面に、重合する先端扱き部に挟まれた周方向に延びる段差である斜め下向きに開口するV溝が形成された構造で、前記それぞれのワイパー領域の先端扱き部は、前記容器内に挿入された前記筆軸の軸部外周面に押されて半径方向外方に弾性変形して前記筆軸の軸部外周面に密着し、変形して潰れた前記V溝と前記筆軸の軸部外周面との間に、前記ワイパーの上下の空間を連通状態にする周方向に延びる空気通路である断面縦長の微小隙間が形成されることを特徴とする液体化粧料塗布具。
- 前記ワイパーの周方向ほぼ等分複数個所に前記扱き部重合領域が形成されたことを特徴とする請求項1に記載の液体化粧料塗布具。
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