JP3852907B2 - 釣用携行具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、魚釣りに際し、各種の小物等を収納して携行される釣用携行具に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の釣用携行具は、本体と、この本体に支持され、本体の開口を開閉自在にする蓋体とを備えて構成されており、このような蓋体として、天板の周囲に下方に垂下するフレーム(枠体)を備え、このフレームの端面を本体の開口端面に当接させたり、あるいはフレームで本体の開口部付近の外周面を覆うようにしたものが知られている。また、そのような蓋体として、収納される釣具や釣りに際して用いられる各種の小物等(以下、「小物」と称する)の保護のため、硬質もしくは弾性を有する材料によって成形されたものも知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記したような構成の釣用携行具では、本体の開口部端面と、蓋体の天板との間は無駄なスペースになっており、このスペースが充分に活用されていない。すなわち、収納可能な部分は、本体の深さの容積に留まっており、上記したスペースを利用しようとして、その部分に小物を収納しようとすると、蓋体を開けた際、開口部端面から外側へ小物が零れ落ちる可能性がある。
【0004】
本発明は、上記した問題に基づいて成されたものであり、天板の周囲にフレームが垂下した蓋体を本体の開口部に被せる構成の釣用携行具について、本体の容積以上の収納スペースが得られる構成を提供することを目的とする。
また、本発明は、そのような収納スペースが拡大した構成の釣用携行具において、さらに、取扱い性の良い構成を提供することも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明に係る釣用携行具は、上面に開口部を有する本体と、この本体に回動可能に支持され、天板の周囲に垂下したフレームを備えた蓋体とを有し、前記フレームに回動自在に支持されて前記フレーム内に収容可能な内フレームを設けると共に、この内フレームに収納部を設け、前記蓋体のフレームに対して、前記内フレームの収容状態が維持されるように保持手段を設けたことを特徴としている。
【0006】
上記した構成によれば、蓋体に対して収容可能な収納部を設けることにより、本来無駄となっている蓋体の裏面部分のスペースが有効活用されるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1〜図4は、本発明に係る釣用携行具の一実施形態を示す図であり、図1は、全体斜視図、図2は、蓋体を開けた状態を示す全体斜視図、図3は、蓋体のフレーム内に収容された内フレームの回動状態を示す側面図、そして、図4は、蓋体を開けて内フレームを開いた状態を示す斜視図である。
【0008】
釣用携行具1は、矩形の開口部10aを有する本体10と、この本体10に対してヒンジ等によって回動可能に支持され、前記開口部10aに被せられる蓋体20とを備えて構成されている。
【0009】
前記本体10は、例えば、合成樹脂等によって形成された芯材に、外装および内装を構成する防水性のあるシート(化粧シート)を被着して構成されている。この本体10には、両側上部に設けられたベルト保持部11を介してショルダーパッド12aが取着された肩掛けベルト12が取り付けられると共に、その前面には小物入れ13が設けられている。また、本体10の開口部10aに沿った上端領域は、後述するように、蓋体20に収容される収納部が重ねられたり、蓋体20のフレームがファスナー等によって固定されるため、開口部周縁の剛性を高めるべく、更に合成樹脂や金属等によって形成されたフレーム等による補強部材を配設しておくことが好ましい。
【0010】
前記蓋体20は、矩形の天板20aとフレーム(外フレーム)20bによって構成されている。この場合、フレーム20bとは、天板20aの周縁において下方に垂下した部分であり、このようなフレームは、蓋体20を形成する際に、天板20aと共に一体成形することが可能である。具体的には、例えば、熱圧変形可能な合成樹脂板(芯材)に、柔軟性、防水性を有するシート(化粧シート)を接着剤等によって接着しておき、これを蓋体の形状に対応した金型によって熱圧変形させることで、天板と共に一体成形することが可能である。また、天板20aと一体成形されたフレーム20bには、更に合成樹脂や金属等によって形成された同様な形状を有する補強フレームを内部や外表面に配設したり、合成樹脂や金属等によって形成された補強部材等を部分的に配設しておいても良い。
【0011】
上記したように形成された本体10および蓋体20には、本体の開口部10aに沿った外周領域、および蓋体のフレーム20bの下端に沿った領域に、ファスナー等の止め具15が設けられており、蓋体20を閉じた際に、蓋体20を本体10に固定できるようになっている。また、図2および図3に示すように、本体10と蓋体20との間には、その両側部において支持部17が取り付けられており、蓋体20を所定の位置で回動保持できるように構成されている。
【0012】
前記蓋体20には、フレーム20b内に収容されるよう、以下のような収納部30が設けられている。
収納部30は、底部30aと、この底部の周縁に形成され、前記フレーム20b内に収容可能なフレーム(内フレーム)30bとを備えており、フレーム30bは、ヒンジ31等によって、蓋体20のフレーム20bに回動可能に支持されている。この場合、底部30aおよびフレーム30bは、例えば、上記した蓋体同様、熱圧変形可能な合成樹脂板によって一体成形したもの、あるいは両者を別体として形成しておき、これに被覆部材を被着することで一体化したものであっても良い。
【0013】
このようにして形成される収納部30は、例えば、図5に示すように、収納される小物に応じて、その内部を仕切り30cによって区分けして個別収納部32a,32bを形成したり、あるいは、その内部に、別途トレイ(複数でも良い)を内蔵する等しておくことが好ましく、これにより、小物に応じて収納位置が変えることができ、使い勝手の向上が図れるようになる。
【0014】
また、収納部30は、図3に示すように、蓋体のフレーム20bに支持され、本体10の開口部10a内に向けて回動可能になっているため、本体10の内壁部にフレーム30bと係合して、収納部30を保持するストッパ18を形成しておくことが好ましい。これにより収納部30は、図4に示すように、蓋体20から開いた状態で、本体10の開口部の位置で保持されるので、収納部内に収納された小物の取り出しが容易に行なえると共に、重い物を入れても収納部30が本体内へ脱落することが無くなる。
【0015】
また、図4に示すように、収納部30の上面側の開口領域に、例えば、メッシュ状の網部材35を取着すると共に、その網部材35に開閉ファスナー35aを形成しておくことが好ましい。これにより、収納部30を蓋体20から開いた際に、収納されている小物が飛散することを防止できる。
【0016】
また、蓋体20及び収納部30には、収納部30をフレーム20b内に回動させた際、その収容状態が維持されるように、保持手段を設けておくことが好ましい。このような保持手段は、例えば、蓋体20に保持ベルト40を取着しておくと共に、収納部30の底部30aの裏面に保持ベルト40が固定されるよう面ファスナ等の固定部材を設けておけば良い。このような保持手段を設けておくことで、収納部30が不必要の場合は、蓋体20内に一体化して収容、維持しておくことができる。
【0017】
また、上述したような構成によれば、収納部30を回動途中で保持しつつ、本体内に収納した小物を探すことができ、収納部30を図4に示すように開口部に位置させているときに蓋体20を閉じると、収納部30も併せて閉じることができる。また、フレームをベースとした構造のため、全体的に軽量で、安価に製造することが可能になる。
【0018】
上記した蓋体20のフレーム内に収容可能な収納部30の構成については、種々変形することが可能である。例えば、上記した収納部30のフレーム30bは、単一の枠体として構成しているが、これを蓋体20のフレーム20b内に位置する夫々独立した複数の枠体として構成しても良い。
【0019】
このようにフレームを複数設けることにより、蓋体20内に、夫々回動可能な複数の収納部が形成されることとなり、小物の区分けに際して、更に使い勝手の向上が図れると共に、必要な収納部のみを開いて開口部10aに位置させておくことができ、本体10内に収納されている小物と、開いた状態にある収納部に収納されている小物を同時に取り出せる等、より使い勝手の向上が図れる。もちろん、このような構成においては、各収納部に、上記したような保持手段を設けておくことが好ましい。
【0020】
また、上記した構成においては、本体10や蓋体20を構成する材料については、特に限定されることは無く、使用態様に応じて、断熱性を有する材料によって構成しても良い。
【0021】
【発明の効果】
本発明によれば、蓋体部分に別途、収納スペースが形成されるため、本体の容積以上の収納スペースを有する釣用携行具が得られると共に、蓋体裏面のスペースを有効に活用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る釣用携行具の一実施形態を示す全体斜視図。
【図2】図1に示す釣用携行具の蓋体を開けた状態を示す全体斜視図。
【図3】図1に示す釣用携行具の蓋体のフレーム内に収容される内フレームの回動状態を示す側面図。
【図4】図1に示す釣用携行具の蓋体を開けて内フレームを開いた状態を示す斜視図。
【図5】本発明に係る釣用携行具の収納部の一構成例を示した斜視図。
【符号の説明】
1 釣用携行具
10 本体
10a 開口部
20 蓋体
20b フレーム(外フレーム)
30 収納部
30b フレーム(内フレーム)
40 保持ベルト(保持手段)
Claims (2)
- 上面に開口部を有する本体と、この本体に回動可能に支持され、天板の周囲に垂下したフレームを備えた蓋体とを有する釣用携行具において、前記フレームに回動自在に支持されて前記フレーム内に収容可能な内フレームを設けると共に、この内フレームに収納部を設け、
前記蓋体のフレームに対して、前記内フレームの収容状態が維持されるように保持手段を設けたことを特徴とする釣用携行具。 - 前記内フレームの収納部は、複数に区分けされていることを特徴とする請求項1に記載の釣用携行具。
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