JP3852732B2 - 電気機器装置の筐体構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報通信等を行う電気機器装置の筐体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の電気機器装置の筐体構造であって、内部にシェルフ部Fを有する筐体構造は、図10に示すように、左右のシェルフ側板c、dとシェルフ天板eとを、リベットまたはねじ部材rにて固定し、縦置きのバックボードをシェルフ側板c、dにねじ止めしてシェルフ部Fを形成し、さらにプリント基板fがスムーズに挿入できるよう調整のうえで、下部ケースにシェルフ部Fをねじ止めした後、シェルフ部Fに上部カバーa及びリアパネルhを取り付けて構成してあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来の電気機器装置の筐体構造では、ねじ部材rによって締結する部分が多いために、調整作業に手間が掛かるうえに、作業者によって品質の差が生じる等の問題点があつた。
【0004】
本発明は、かかる従来の問題点を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、ねじ部材による締結部が少なく、また、調整作業の不必要で、異なる作業者による組み立てでも一定の品質が維持できる電気機器装置の筐体構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明に係る電気機器装置の筐体構造は、ケースとこのケースの開放部を覆うカバーとで構成した筐体本体に内部シェルフ部を設け、この内部シェルフ部が、プリント基板を保持する一方及び他方のシェルフ側板とコネクタ同士の結合でプリント基板に接続されるバックボードとを有する電気機器装置の筐体構造であって、一方及び他方のシェルフ側板の基端部をケースの底部に位置決めして固着する固着手段と、一方及び他方のシェルフ側板の先端部をケースに対して着脱可能に保持するシェルフ側板保持手段と、一方及び他方のシェルフ側板の先端部をケースに対して着脱可能に保持して一方及び他方のシェルフ側板間のピッチを補正するピッチ補正手段と、バックボードをケースに対して着脱可能に保持するバックボード保持手段とを備え、シェルフ側板保持手段が、一方及び他方のシェルフ側板の先端部に設けた第1の側板係合部と、ケースの開放部周縁の受け部に設けたケース側係合部と、第1の側板側係合部に係脱可能に係合する第1のホルダ側係合部及びケース側係合部に係脱可能に係合する第2のホルダ側係合部を有する第1のホルダとを備えており、第2のホルダ側係合部をケース側係合部に係脱可能に係合して第1のホルダをケースに装着し、第1のホルダ側係合部を第1の側板側係合部に係脱可能に係合し、ケースの開放部にカバーを被せることで、第1のホルダをケースに固定して、第1のホルダで一方及び他方のシェルフ側板の先端部を保持するようにしたものである。
【0006】
かかる構成により、内部シェルフ部を形成する際、固着手段により一方及び他方のシェルフ側板の基端部をケースの底部に位置決めして固着して一方及び他方のシェルフ側板の基端部間のピッチを正確なものにし、シェルフ側板保持手段により一方及び他方のシェルフ側板の先端部をケースに対して着脱可能に保持し、ピッチ補正手段により一方及び他方のシェルフ側板の先端部間のピッチを補正することができる。
【0007】
このように一方及び他方のシェルフ側板を正確なピッチ間隔でケースに取り付けて筐体本体に内部シェルフ部を形成するのに、シェルフ側板保持手段により一方及び他方のシェルフ側板の保持を行うようにし、また、バックボード保持手段によりバックボードをケースに対して着脱可能に保持することができるために、ねじ部材による締結部が少なく、また、調整作業をすることなく、筐体本体内に内部シェルフ部を形成することができる。
【0008】
このように、ねじ部材による締結部が少なく、また、調整作業の不必要であるために、異なる作業者による組み立てでも一定の品質を維持することができるようになる。
【0012】
さらに、一方及び他方のシェルフ側板の先端部の保持をねじ部材を用いることなく行うことができる。
【0013】
また、上記の目的を達成するために、請求項の発明に係る電気機器装置の筐体構造は、請求項1に記載の電気機器装置の筐体構造において、ピッチ補正手段が、一方及び他方のシェルフ側板の先端部に設けた第2の側板側係合部と、この第2の側板側係合部に係脱可能に係合するホルダ側係合部を有する第2のホルダとを備えており、ホルダ側係合部を第2の側板側係合部に係脱可能に係合して一方及び他方のシェルフ側板に第2のホルダを取り付け、ケースの開放部にカバーを被せることで、第2のホルダの両端部をケースの開放部周縁の受け部に当接させて当該第2のホルダの動きを規制して一方及び他方のシェルフ側板間のピッチを補正するようにしたものである。
【0014】
かかる構成により、内部シェルフ部を形成する際、固着手段により一方及び他方のシェルフ側板の基端部をケースの底部に位置決めして固着して一方及び他方のシェルフ側板の基端部間のピッチを正確なものにし、シェルフ側板保持手段により一方及び他方のシェルフ側板の先端部をケースに対して着脱可能に保持し、ピッチ補正手段により一方及び他方のシェルフ側板の先端部間のピッチを補正することができる。このように一方及び他方のシェルフ側板を正確なピッチ間隙でケースに取り付けて筐体本体に内部シェルフ部を形成するのに、シェルフ側板保持手段により一方及び他方のシェルフ側板の保持を行うようにし、また、バックボード保持手段によりバックボードをケースに対して着脱可能に保持することができるために、ねじ部材による締結部が少なく、また、調整作業をすることなく、筐体本体にねじ部材による締結部が少なく、また、調整作業をすることなく、筐体本体内に内部シェルフ部を形成することができる。この結果、ねじ部材による締結部が少なく、また、調整作業が不必要であるために、先の作業者とは異なる作業者によって組み立て作業が行われたとしても一定の品質を維持することができるようになる。しかも、ねじ部材を使用することがないことから、バックボードを確実に保持することができる。
【0015】
また、上記の目的を達成するために、請求項の発明に係る電気機器装置の筐体構造は、ケースとこのケースの開放部を覆うカバーとで構成した筐体本体に内部シェルフ部を設け、この内部シェルフ部が、プリント基板を保持する一方及び他方のシェルフ側板とコネクタ同士の結合でプリント基板に接続されるバックボードとを有する電気機器装置の筐体構造であって、一方及び他方のシェルフ側板の基端部をケースの底部に位置決めして固着する固着手段と、一方及び他方のシェルフ側板の先端部をケースに対して着脱可能に保持するシェルフ側板保持手段と、一方及び他方のシェルフ側板の先端部をケースに対して着脱可能に保持して一方及び他方のシェルフ側板間のピッチを補正するピッチ補正手段と、バックボードをケースに対して着脱可能に保持するバックボード保持手段とを備え、バックボード保持手段が、ケースの底部に設けられ且つバックボードの基端部を着脱可能に保持する複数のケース側ボード保持部と、ケースの開放部周縁の受け部に設けたケース側係合部と、バックボードの先端部を着脱可能に保持する複数のホルダ側ボード保持部及びケース側係合部に係脱可能に係合する第2のホルダ側係合部を有する第1のホルダとを備え、ケース側ボード保持部でバックボードの基端部を保持し、第2のホルダ側係合部をケース側係合部に係合して第1のホルダをケースに装着しホルダ側ボード保持部でバックボードの先端部を保持するようにしたものである。
【0016】
かかる構成により、内部シェルフ部を形成する際、固着手段により一方及び他方のシェルフ側板の基端部をケースの底部に位置決めして固着して一方及び他方のシェルフ側板の基端部間のピッチを正確なものにし、シェルフ側板保持手段により一方及び他方のシェルフ側板の先端部をケースに対して着脱可能に保持し、ピッチ補正手段により一方及び他方のシェルフ側板の先端部間のピッチを補正することができる。このように一方及び他方のシェルフ側板を正確なピッチ間隙でケースに取り付けて筐体本体に内部シェルフ部を形成するのに、シェルフ側板保持手段により一方及び他方のシェルフ側板の保持を行うようにし、また、バックボード保持手段によりバックボードをケースに対して着脱可能に保持することができるために、ねじ部材による締結部が少なく、また、調整作業をすることなく、筐体本体にねじ部材による締結部が少なく、また、調整作業をすることなく、筐体本体内に内部シェルフ部を形成することができる。この結果、ねじ部材による締結部が少なく、また、調整作業が不必要であるために、先の作業者とは異なる作業者によって組み立て作業が行われたとしても一定の品質を維持することができるようになる。しかも、ねじ部材を使用することがないことから、バックボードを確実に保持することできる。
【0017】
また、上記の目的を達成するために、請求項の発明に係る電気機器装置の筐体構造は、請求項に記載の電気機器装置の筐体構造において、バックボードに、プリント基板の挿入方向に対して直交する方向に動き得る多少の遊びを持たせた。
【0018】
かかる構成により、上記した請求項の発明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、内部シェルフ部の一方及び他方のシェルフ側板の挿入保持されたプリント基板のコネクタをバックボードのコネクタに結合させる場合、バックボード多少の遊びを有しているために、コネクタ同士に設けられた誘い込みを利用して、結合と同時にバックボードの位置を修正することができて、調整作業をなくすことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態例を図1乃至図9に基づいて説明する。
【0020】
図1は本発明に係る電気機器装置の筺体構造の背面側から見た斜視図、図2は同筺体構造のカバーを外した状態の斜視図、図3は同筺体構造の分解状態の斜視図である。なお、説明の便宜上、筺体構造の正面側を前側とし、この前側を基準にして後方向、左右方向及び上下方向を矢印のように設定する。
【0021】
本発明に係る電気機器装置の筺体構造は、図1に一例を示すように、背面側よりプリント基板3を1枚又は複数横向きに挿入可能な形状を持ち、板金製のカバー1及びケース2とにより成る筐体本体30と、この筐体本体30の内部に形成される内部シェルフ部40とより構成してある。
【0022】
この内部シェルフ部40は、プリント基板3を挿入するためのガイドレール部4a、5aを有する一方及び他方のシェルフ側板(左右のシェルフ側板)4、5と、縦置きのバックボード8とを備えており、また、内部シェルフ部40を形成するために、本発明に係る電気機器装置の筺体構造は、一方及び他方のシェルフ側板4、5の基端部4e、5eをケース2の底部2Dに位置決めして固着する固着手段と、一方及び他方のシェルフ側板4、5の先端部4f、5fをケース2に対して着脱可能に保持するシェルフ側板保持手段と、一方及び他方のシェルフ側板4、5の先端部4f、5fをケース2に対して着脱可能に保持して一方及び他方のシェルフ側板4、5間のピッチを補正するピッチ補正手段と、バックボード8をケース2に対して着脱可能に保持するバックボード保持手段とを有している。
【0023】
そして、シェルフ側板保持手段は、一方及び他方のシェルフ側板4、5の先端部(上端部)4f、5fに設けた第1の側板側係合部である係合突起部4d、5dと、ケース2の受け部2a−1、2a−2に設けたケース側係合部である切込み部2fと、係合突起部4d、5dに係脱可能に係合する第1のホルダ側係合部である切込み部7d及び切込み部2fに係脱可能に係合する第2のホルダ側係合部である係合突起部7cを有する第1のホルダ7とを備えている。
【0024】
また、ピッチ補正手段は、一方及び他方のシェルフ側板4、5の先端部4f、5fに設けた第2の側板側係合部である切欠き部4c、5cと、この切欠き部4c、5cに係脱可能に係合するホルダ側係合部である切欠き部6aを有する第2のホルダ6とを備えている。
【0025】
また、バックボード保持手段は、ケース2の底部2Dに設けられ且つバックボード8の基端部(下縁部)8c側を着脱可能に保持するのケース側ボード保持部である保持爪部2cと、ケース2の受け部2a−1、2a−2に設けたケース側係合部である切込み部2fと、バックボード8の先端部(上縁部)8bを着脱可能に保持するホルダ側ボード保持部である保持爪部7a及び切込み部2fに係脱可能に係合する第2のホルダ側係合部である係合突起部7cを有する第1のホルダ7とを備えている。
【0026】
図2及び図3に示すように、ケース2は、正面部2Aと一方及び他方の側面部(左右の側面部)2B、2Cと底面部2Dと背面部2Eとを有していて、その上面部が解放した箱形形状をしており、背面部2Eにはプリント基板3を挿入するための開口部2gが形成してある。また、側面部2B、2Cの先端部(上端部)には、カバー1の取付用のねじ孔部2hを有する受け部2a−1、2a−2が形成してある。また、これらの受け部2a−1、2a−2は、ケース2の開放部2Fの周縁部の一部である。
【0027】
そして、図6に示すように一方(左)の受け部2a−1は一方(左)の側面部2Bの外面より内方に、他方(右)の受け部2a−2は他方(右)の側面部2Cの外面より内方にそれぞれ位置している。また、図3及び図8に示すように一方及び他方の受け部2a−1、2a−2の前部にはケース側係合部である切込み部2fが前後に間隔をおいて設けてある。
【0028】
また、内部シェルフ部40を構築するために、ケース2には、図4、図5及び図6に示すように、一方及び他方のシェルフ側板4、5の基端部4e、5eが位置決めの後に溶接により固着して配置してある。すなわち、一方(左)のシェルフ側板4は一方(左)の側面部2Bの内面側に配置してあり、他方(右)のシェルフ側板5は一方及び他方の側面部2B、2C間で他方(右方)寄りに設けてある。
【0029】
そして、図4に示すように、ケース2の底部2Dの左側及び中間部には、NC工作機による位置決め用突起2bが前後方向に所定の間隔をおいて複数設けてあり、また、一方及び他方のシェルフ側板4、5の基端部4e、5eには位置決め用突起2bに嵌合させる位置決め用穴4b、5bがそれぞれ設けてある。
【0030】
そして、一方及び他方のシェルフ側板4、5は位置決め用突起2bを位置決め用穴4b、5bに嵌合して位置決めしてあり、この位置決め状態で溶接してある。したがって、NC工作機による高い精度にて、一方及び他方のシェルフ側板4、5の下部位置が決定されている。
【0031】
このように位置決め用突起2bを位置決め用穴4b、5bに嵌合して一方及び他方のシェルフ側板4、5をケース2の底部2Dに位置決めし、この位置決め状態で溶接することで固着手段が構成してある。
【0032】
また、図3、図4及び図5に示すように、一方及び他方のシェルフ側板4、5の先端部(上端部)4f、5fの前端部には第1の側板側係合部である係合突起部4d、5dが形成してあり、また、一方及び他方のシェルフ側板4、5の先端部(上端部)4f、5fの中央には第2の側板側係合部である切欠き部4c、5cが設けてある。
【0033】
また、図7に示すようにケース2の底部2Dの前側には、内部シェルフ部40内に位置させて左右及び中央の保持爪部2cが切り起こしにより形成してあり、これらの保持爪部2cは切込み部2eを有していて、これらでケース側ボード保持部を構成している。また、ケース2の底部の前側には、両端の保持爪部2cのそれぞれの外方に位置させてストッパー2dが切り起こしにより形成してある。
【0034】
また、図3及び図6に示すように第2のホルダ6はケースの側面部2B、2C間にほぼ等しい長さを有しており、その断面はコ字形状をしていて、この第2のホルダ6には、その左端部及び中間部の右寄りにそれぞれホルダ側係合部である切欠き部6aが設けてある。
【0035】
また、バックボード8保持用の第1のホルダ7は、図3及び図8に示すようにケース2の側面部2B、2C間にほぼ等しい長さを有しており、その断面はコ字形状をしていて、面部7fの前後に側板部7g、7hを形成している。また、第1のホルダ7の両端面部7i、7jにはねじ孔部7kが形成してある。また、第1のホルダ7の側板部7hには、第1のホルダ側係合部である切込み部7dが左右に離間した状態で形成してある。
【0036】
また、第1のホルダ7の面部7fには、左右方向に所定の間隔をおいて複数の保持爪部7aが切り起こしにより下向きに形成してあり、これらの保持爪部7aは切込み部7bを有していて、これらでホルダ側ボード保持部を構成している。
【0037】
また、保持爪部7aが切り起こしにより形成されているために、第1のホルダ7の面部7fには指が入る程度の大きさの開口部7eが複数形成してあり、これらの開口部7eから保持爪部7aを見ることができる。また、第1のホルダ7の前後の側板部7g、7hの左、右端部には第2のホルダ側係合部である係合突起部7cが設けてある。
【0038】
また、カバー1の左、右端部には取付用端面部1a−1、1a−2が設けてあり、これらの取付用端面部1a−1、1a−2の前後にはねじ挿入孔部1bが設けてある。
【0039】
そして、バックボード8は、その基端部(下縁部)8aを保持爪部2cのそれぞれの切込み部2eに挿入することでケース2に保持されており、また、第1のホルダ7は、その係合突起部7cをケース2の受け部2a−1、2a−2の切込み部2fに挿入することでケース2に装着してあり、第1のホルダ7は、その保持爪部7aの切込み部7bにバックボード8の先端部(上縁部)8bを挿入して、このバックボード8を上から押えることで、ケース2側の保持爪部2cと共に、当該バックボード8を保持している。
【0040】
このように、バックボード8は第1のホルダ7側及びケース2側の保持爪部7a、2cにより上下から挟み込まれる形となり、左右のストッパー2d間で多少動き得るものである。
【0041】
ここで、第1のホルダ7の面部7fの複数の開口部7eから、第1のホルダ7の保持爪部7aとバックボード8の嵌合状態を確認することができ、また、開口部7eから指を挿入して第1のホルダ7の保持爪部7aにバックボード8を嵌合させることができて、この第1のホルダ7の実装が容易になる。
【0042】
また、第2のホルダ6は、その左端部及び中間部の切欠き部6a、6bを一方及び他方のシェルフ側板4、5の切欠き部4c、5cに係脱可能に係合して、一方及び他方のシェルフ側板4、5に取り付けてあり、この場合、第2のホルダ6の左端部6mはケース2の受け部2a−1の内面に近接し、また、第2のホルダ6の右端部6nはケース2の受け部2a−2の内面に近接している。
【0043】
そして、カバー1がケース2に被せてある。この場合、図6に示すようにカバー1の取付用端面部1a−1、1a−2がケース2の受け部2a−1、2a−2の外面側に嵌合しており、ねじ部材9を、取付用端面部1a−1、1a−2に設けたねじ挿入孔部1b及び受け部2a−1、2a−2のねじ孔部2hに挿入して、第1のホルダ7の端面部7i、7jのねじ孔部7kに螺合してある。
【0044】
また、内部シェルフ部40を形成する際、一方及び他方のシェルフ側板4、5の位置決め用穴4b、5bに位置決め用突起2dを嵌合して一方及び他方のシェルフ側板4、5を位置決めをしたうえで溶接することにより、一方及び他方のシェルフ側板4、5の基端部4e、5e間のピッチを正確なものにすることができるし、また、ホルダ側係合部である切欠き部6aを第2の側板側係合部である切欠き部4c、5cに係脱可能に係合して一方及び他方のシェルフ側板4、5に第2のホルダ6を取り付け、ケース2にカバー1を被せることで、第2のホルダ6の両端部6m、6nをケース2の受け部2a−1、2a−2を当接させて当該第2のホルダ6の動きを規制して一方及び他方のシェルフ側板4、5間のピッチを補正する。
【0045】
また、第1のホルダ7は、その係合突起部7cをケース2の受け部2a−1、2a−2の切込み部2fに挿入することでケース2に装着してあり、第1のホルダ側係合部である切込み部7dを一方及び他方のシェルフ側板4、5の係合突起部4d、5dに係脱可能に係合して、第1のホルダ7で一方及び他方のシェルフ側板4、5の先端部が保持されており、この状態で、ケース2にカバー1を被せることで、このカバー1で第1のホルダ7を押えるようにしてある。このために、ねじ部材を用いることなく一方及び他方のシェルフ側板4、5の組み立てが可能になる。
【0046】
また、第1のホルダ7は、その保持爪部7aの切込み部7bにバックボード8の先端部(上縁部)8bを挿入し、この状態で、ケース2にカバー1を被せることで、このカバー1で第1のホルダ7を押えるようにしてある。このようにバックボード8を上から押えることで、ケース2側の保持爪部2cと共に、当該バックボード8を保持しており、このバックボード8をねじ部材を用いることなく組み立てることが可能になる。
【0047】
そして、図3及び図9に示すようにプリント基板3は、ケース2の背面部2Eの開口部2gから内部シェルフ部40に、左右のシェルフ側板4、5のガイドレール部4a,5aに案内されて挿入される。そして、プリント基板3は、その前端部に実装されたコネクタ3aをバックボード8のコネク8aに結合させている。この場合、上記したようにバックボード8は左右方向に多少の遊びを有しているために、コネクタ3a、8a同士に設けられた誘い込みを利用して、結合と同時にバックボード8の位置を修正することができて、調整作業が必要無くなる。
【0048】
【発明の効果】
以上説明したように、発明に係る電気機器装置の筐体構造によれば、内部シェルフ部を形成する際、固着手段により一方及び他方のシェルフ側板の基端部をケースの底部に位置決めして固着して一方及び他方のシェルフ側板の基端部間のピッチを正確なものにし、シェルフ側板保持手段により一方及び他方のシェルフ側板の先端部をケースに対して着脱可能に保持し、ピッチ補正手段により一方及び他方のシェルフ側板の先端部間のピッチを補正することができる。
【0049】
このように一方及び他方のシェルフ側板を正確なピッチ間隔でケースに取り付けて筐体本体内に内部シェルフ部を形成するのに、シェルフ側板保持手段による保持を行うようにし、また、バックボード保持手段によりバックボードをケースに対して着脱可能に保持することができるために、ねじ部材を使用することなく、筐体本体内に内部シェルフ部を形成することができる。
【0050】
このように、ねじ部材による締結部が少なく、また、調整作業の不必要であるために、異なる作業者による組み立てでも一定の品質を維持することができるようになる。
【0052】
また、請求項の発明に係る電気機器装置の筐体構造によれば、方及び他方のシェルフ側板の先端部の保持をねじ部材を用いることなく行うことができる。
【0053】
また、請求項の発明に係る電気機器装置の筐体構造によれば、じ部材を使用することなく一方及び他方のシェルフ側板間のピッチを補正することができる。
【0054】
また、請求項の発明に係る電気機器装置の筐体構造によれば、じ部材を使用することなく一方及び他方のシェルフ側板間のピッチを補正することができる。
【0055】
また、請求項の発明に係る電気機器装置の筐体構造によれば、上記した請求項の発明の作用効果と同様な作用効果を奏し得るばかりか、内部シェルフ部の一方及び他方のシェルフ側板に挿入保持されたプリント基板のコネクタをバックボードのコネクタに結合させる場合、バックボード多少の遊びを有しているために、コネクタ同士に設けられた誘い込みを利用して、結合と同時にバックボードの位置を修正することができて、調整作業をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気機器装置の筺体構造の背面側から見た斜視図である。
【図2】同筺体構造のカバーを外した状態の斜視図である。
【図3】同筺体構造の分解状態の斜視図である。
【図4】同筐体構造のケースの分解状態の斜視図である。
【図5】同筺体構造のケースの一部分の分解状態の斜視図である。
【図6】図3のY−Y線に沿う断面図である。
【図7】同筺体構造の下部の斜視図である。
【図8】同筺体構造の上部の斜視図である。
【図9】図1のX−X線に沿う断面図である。
【図10】従来の電気機器装置の筺体構造の分解状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 カバー
2 ケース
2A 背面部
2B 左の側面部
2C 右の側面部
2D 底面部
2a−1 受け部
2a−2 受け部
2b 位置決め用突起(固着手段)
2c 保持爪部(ケース側ボード保持部)(バックボード保持手段)
2d ストッパー
2e 切込み部(ケース側ボード保持部)(バックボード保持手段)
2f 切込み部(ケース側係合部)(シェルフ側板保持手段)(バックボード保持手段)
2g 開口部
3 プリント基板
3a コネクタ
4 左のシェルフ側板(一方のシェルフ側板)
4a ガイドレール部
4b 位置決め用穴(固着手段)
4c 切欠き部(第2の側板側係合部)(ピッチ補正手段)
4d 係合突起部(第1の側板側係合部)(シェルフ側板保持手段)
4e 基端部(下端部)
4f 先端部(上端部)
5 右のシェルフ側板(他方のシェルフ側板)
5a ガイドレール部
5b 位置決め用穴(固着手段)
5c 切欠き部(第2の側板側係合部)(ピッチ補正手段)
5d 係合突起部(第1の側板側係合部)(シェルフ側板保持手段)
5e 基端部(下端部)
5f 先端部(上端部)
6 第2のホルダ(ピッチ補正手段)
6a 切欠き部(ホルダ側係合部)(ピッチ補正手段)
7 第1のホルダ(バックボード保持手段)(シェルフ側板保持手段)
7a 保持爪(ホルダ側ボード保持手段)(バックボード保持手段)
7b 切込み部(ホルダ側ボード保持手段)
7c 係合突起部(第2のホルダ側係合部)(シェルフ側板保持手段)(バックボード保持手段)
7d 切込み部(第1のホルダ側係合部)(シェルフ側板保持手段)
7e 開口部
7f 面部
7g 側板部
7h 側板部
7i 端面部
7j 端面部
7k ねじ孔部
8 バックボード
8a コネクタ
8b 上縁部
8c 下縁部
9 ねじ部材
30 筐体本体
40 内部シェルフ部

Claims (4)

  1. ケースとこのケースの開放部を覆うカバーとで構成した筐体本体に内部シェルフ部を設け、この内部シェルフ部が、プリント基板を保持する一方及び他方のシェルフ側板とコネクタ同士の結合で前記プリント基板に接続されるバックボードとを有する電気機器装置の筐体構造であって、
    前記一方及び他方のシェルフ側板の基端部を前記ケースの底部に位置決めして固着する固着手段と、
    前記一方及び他方のシェルフ側板の先端部を前記ケースに対して着脱可能に保持するシェルフ側板保持手段と、
    前記一方及び他方のシェルフ側板の先端部を前記ケースに対して着脱可能に保持して前記一方及び他方のシェルフ側板間のピッチを補正するピッチ補正手段と、
    前記バックボードを前記ケースに対して着脱可能に保持するバックボード保持手段とを備え
    前記シェルフ側板保持手段が、前記一方及び他方のシェルフ側板の先端部に設けた第1の側板係合部と、前記ケースの開放部周縁の受け部に設けたケース側係合部と、前記第1の側板側係合部に係脱可能に係合する第1のホルダ側係合部及び前記ケース側係合部に係脱可能に係合する第2のホルダ側係合部を有する第1のホルダとを備えており、
    前記第2のホルダ側係合部を前記ケース側係合部に係脱可能に係合して前記第1のホルダを前記ケースに装着し、前記第1のホルダ側係合部を前記第1の側板側係合部に係脱可能に係合し、前記ケースの前記開放部にカバーを被せることで、前記第1のホルダを前記ケースに固定して、前記第1のホルダで前記一方及び他方のシェルフ側板の先端部を保持するようにしたことを特徴とする電気機器装置の筐体構造。
  2. 前記ピッチ補正手段が、一方及び他方のシェルフ側板の先端部に設けた第2の側板側係合手段と、この第2の側板側係合部に係脱可能に係合するホルダ側係合部を有する第2のホルダとを備えており、
    前記ホルダ側係合部を前記第2の側板側係合部に係脱可能に係合して前記一方及び他方のシェルフ側板に前記第2のホルダを取り付け、前記ケースの前記開放部にカバーを被せることで、前記第2のホルダの両端部をケースの開放部周縁の受け部に当接させて当該第2のホルダの動きを規制して前記一方及び他方のシェルフ側板間のピッチを補正するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電気機器装置の筐体構造。
  3. ケースとこのケースの開放部を覆うカバーとで構成した筐体本体に内部シェルフ部を設け、この内部シェルフ部が、プリント基板を保持する一方及び他方のシェルフ側板とコネクタ同士の結合で前記プリント基板に接続されるバックボードとを有する電気機器装置の筐体構造であって、
    前記一方及び他方のシェルフ側板の基端部を前記ケースの底部に位置決めして固着する固着手段と、
    前記一方及び他方のシェルフ側板の先端部を前記ケースに対して着脱可能に保持するシェルフ側板保持手段と、
    前記一方及び他方のシェルフ側板の先端部を前記ケースに対して着脱可能に保持して前記一方及び他方のシェルフ側板間のピッチを補正するピッチ補正手段と、
    前記バックボードを前記ケースに対して着脱可能に保持するバックボード保持手段とを備え、
    前記バックボード保持手段が、前記ケースの底部に設けられ且つバックボードの基端部を着脱可能に保持する複数のケース側ボード保持部と、前記ケースの開放部周縁の受け部に設けたケース側係合部と、前記バックボードの先端部を着脱可能に保持する複数のホルダ側ボード保持部及び前記ケース側係合部に係脱可能に係合する第2のホルダ側係合部を有する第1のホルダとを備え、
    前記ケース側ボード保持部で前記バックボードの基端部を保持し、前記第2のホルダ側係合部を前記ケース側係合部に係合して前記第1のホルダを前記ケースに装着し、前記ホルダ側ボード保持部で前記バックボードの先端部を保持するようにしたことを特徴とする電気機器装置の筐体構造。
  4. 前記バックボードに、前記プリント基板の挿入方向に対して直交する方向に動き得る多少の遊びを持たせた請求項に記載の電気機器装置の筐体構造。
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