JP2726330B2 - プリンタ装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、連続紙を使用してラベル発行などを行なう
各種のプリンタ装置に関するものである。

従来の技術 連続紙を使用するプリンタ装置では、本体ハウジング
の給紙口から印刷部に至る連続紙を両側から保持する一
対の用紙ガイドを本体ハウジングの内部などに配置して
いる。このような用紙ガイドは、幅が異なる連続紙に対
応できるように互いに接離する方向にスライド自在に支
持されている。

発明が解決しようとする課題 上述のようなプリンタ装置では、用紙ガイドが給紙口
から印刷部まで連続紙を誘導するので印刷を良好に実行
することができる。

ここで、上述のように用紙ガイドはスライド自在に支
持されているので、この支持機構は構造が複雑である。
そして、上述のようなプリンタ装置では、このように構
造が複雑な支持機構で支持された用紙ガイドを本体ハウ
ジングの内部に組付けているので、生産性やメンテナン
ス性が低下している。

課題を解決するための手段 所定間隔をおいて互いに対向する内部フレームが設け
られた本体ハウジングの一面に前記内部フレーム間に開
口する給紙口と外方に開口したボルト孔とを形成し、前
記内部フレームに前記給紙口側に開口する凹溝とこれら
の凹溝の奥に位置するガイドピンとを配設し、これらの
ガイドピンに係合するように開口した凹溝と前記本体ハ
ウジングの凹溝に係合するガイドピンと前記ボルト孔に
一致するボルト挿通孔とを有するとともに前記給紙口か
ら印字部に至る用紙を両側から保持する位置調節自在の
用紙ガイドが設けられてユニット化されたガイドユニッ
トを設け、このガイドユニットと前記本体ハウジングと
のそれぞれのガイドピンと凹溝とを互いに係合させて前
記ボルト挿通孔を介して前記ボルト孔に螺合するボルト
により前記ガイドユニットを前記本体ハウジングに着脱
自在に取り付けた。

作用 用紙ガイドが設けられてユニット化されたガイドユニ
ットは、本体ハウジングの外部からその本体ハウジング
に簡単に取り付けることができ、これにより、ガイドユ
ニットを取り外すことも容易であるため、機器のメンテ
ナンス性を向上させることができ、しかも、その生産性
を向上させることができるものである。

実施例 本発明の実施例を第１図ないし第５図に基づいて説明
する。まず、第１図に例示するように、本実施例のプリ
ンタ装置であるラベルプリンタ１では、断面形状がコ字
数型で給紙側が拡開した一対の用紙ガイドであるシート
ガイド2,3が、後面にガイドプレート４が取付けられた
ガイドベース５上にタッピングネジ６やローレットネジ
７等でスライド自在に取付けられることでガイドユニッ
ト８が形成されている。ここで、このラベルプリンタ１
では、前記シートガイド2,3は、底面に形成された凸部
９が前記ガイドベース５の表面に形成された二本のリブ
10に係止することで方向が規制されており、リブ10間に
形成された目盛11により間隔が目視できるようになって
いる。そして、このラベルプリンタ１では、一方のシー
トガイド３に光センサ12が取付けられており、第３図に
例示するように、この光センサ12のコネクタコード13は
スリット14を介して前記ガイドベース５の裏面に配置さ
れている。

ここで、前記ガイドベース５は、前端部両側に前方が
開口した凹溝15が形成されると共に後端部両側にガイド
ピン16が突設されており、前記ガイドプレート４は、下
縁部に三つのボルト挿通孔17が形成されている。また、
このラベルプリンタ１では、本体ハウジング18の後面に
形成された給紙口である矩形開口19の下縁部に三つのボ
ルト孔20が形成されており、前記矩形開口19の両側に配
置された内部フレーム21,22の内面中央にガイドピン23
が突設されると共に後縁部には後方が開口した凹溝24が
形成されている。

そして、第２図に例示するように、このラベルプリン
タ１では、前記本体ハウジング18の矩形開口19に前記ガ
イドユニット８を挿入すると、そのガイドベース５の凹
溝15とガイドピン16が各々前記内部フレーム21,22のガ
イドピン23と凹溝24とに嵌合して前記内部フレーム21,2
2間に支持されるので、三つのボルト25で前記ガイドプ
レート４を前記本体ハウジング18の後面に締結すること
で、前記ガイドユニット８が本体ハウジング18に対して
固定されることになる。

なお、このラベルプリンタ１では、第４図及び第５図
に例示するように、前記光センサ12は、透過型センサ26
のコ字型のフレーム27内に反射型センサ28を内蔵した構
造となっており、例えば、ミシン目を介してラベルが連
続する連続紙であるラベルシートは透過型センサ26で検
出し、台紙上にラベルが貼着されたラベルシートは前記
反射型センサ28で検出するようになっている。

また、このラベルプリンタ１のガイドユニット８に
は、前記シートガイド2,3の接離がセンタラインを中心
に連動する連動機構（図示せず）が設けられている。

このような構成において、このラベルプリンタ１で
は、例えば、ラベルシートをガイドユニット８のシート
ガイド2,3で両側から保持して本体ハウジング18内の印
刷部（図示せず）に誘導し、光センサ12で検出した各ラ
ベルに印刷を実行する。

ここで、このラベルプリンタ１では、ガイドユニット
８のガイドベース５を矩形開口19内に挿入してガイドプ
レート４を本体ハウジング18に固定することで、シート
ガイド2,3が本体ハウジング18内に位置決めされる。従
って、このラベルプリンタ１では、シートガイド2,3は
予め本体ハウジング18内に組込む必要がなく、ガイドユ
ニット８として簡易に着脱することができるので、機器
の生産性やメンテナンス性の向上に寄与することができ
る。しかも、このラベルプリンタ１では、本体ハウジン
グ18内に位置するガイドユニット８のガイドベース５
は、凹溝15,24とガイドピン23,16との係止で内部フレー
ム21,22間に支持されるようになっており、その位置決
めにボルト締結等を要しない。つまり、このラベルプリ
ンタ１では、本体ハウジング18の外面上に位置するガイ
ドプレート４をボルト25で締結するだけでガイドユニッ
ト８の全体が固定されるので、極めて簡易な作業でシー
トガイド2,3を本体ハウジング18内に位置決めすること
ができるようになっている。

発明の効果 本発明は上述のように、所定間隔をおいて互いに対向
する内部フレームが設けられた本体ハウジングの一面に
前記内部フレーム間に開口する給紙口と外方に開口した
ボルト孔とを形成し、前記内部フレームに前記給紙口側
に開口する凹溝とこれらの凹溝の奥に位置するガイドピ
ンとを配設し、これらのガイドピンに係合するように開
口した凹溝と前記本体ハウジングの凹溝に係合するガイ
ドピンと前記ボルト孔に一致するボルト挿通孔とを有す
るとともに前記給紙口から印字部に至る用紙を両側から
保持する位置調節自在の用紙ガイドが設けられてユニッ
ト化されたガイドユニットを設け、このガイドユニット
と前記本体ハウジングとのそれぞれのガイドピンと凹溝
とを互いに係合させて前記ボルト挿通孔を介して前記ボ
ルト孔に螺合するボルトにより前記ガイドユニットを前
記本体ハウジングに着脱自在に取り付けたので、用紙ガ
イドが設けられてユニット化されたガイドユニットは、
本体ハウジングの外部からその本体ハウジングに簡単に
取り付けることができ、これにより、ガイドユニットを
取り外すことも容易であるため、機器のメンテナンス性
を向上させることができ、しかも、その生産性を向上さ
せることもできる等の効果を有する。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであり、第１図及び第
２図は分解斜視図、第３図はガイドユニットを底部から
観察した斜視図、第４図は光センサの斜視図、第５図は
回路図である。 １……プリンタ装置、2,3……用紙ガイド、８……ガイ
ドユニット、15……凹溝、16……ガイドピン、17……ボ
ルト挿通孔、19……給紙口、20……ボルト孔、21,22…
…内部フレーム、23……ガイドピン、24……凹溝、25…
…ボルト

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】所定間隔をおいて互いに対向する内部フレ
   ームが設けられた本体ハウジングの一面に前記内部フレ
   ーム間に開口する給紙口と外方に開口したボルト孔とを
   形成し、前記内部フレームに前記給紙口側に開口する凹
   溝とこれらの凹溝の奥に位置するガイドピンとを配設
   し、これらのガイドピンに係合するように開口した凹溝
   と前記本体ハウジングの凹溝に係合するガイドピンと前
   記ボルト孔に一致するボルト挿通孔とを有するとともに
   前記給紙口から印字部に至る用紙を両側から保持する位
   置調節自在の用紙ガイドが設けられてユニット化された
   ガイドユニットを設け、このガイドユニットと前記本体
   ハウジングとのそれぞれのガイドピンと凹溝とを互いに
   係合させて前記ボルト挿通孔を介して前記ボルト孔に螺
   合するボルトにより前記ガイドユニットを前記本体ハウ
   ジングに着脱自在に取り付けたことを特徴とするプリン
   タ装置。