JP3845953B2 - 照明器具の取付装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、照明器具の取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の照明器具の取付装置は、図10に示すように略コ字形であって固定片11’が天井などの取付面1に固定される取付具10’と、取付具10’の固定片の両端部から下方へ延設された係合片12’,13’に形成された係止孔12a’,13a’にそれぞれ係止爪22a’,23a’が係止される略コ字形の吊り具20’とで構成される。ここに、吊り具20’はパイプ30により照明器具40(図11参照)を吊り下げている。また、取付具10’と吊り具20’とは固定ねじ50’によって固定され、ボウル状のキャノピ70(カバー)によって覆われている(図11参照)。なお、キャノピ70にはパイプ30が挿通される挿通孔71が穿孔されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来構造の照明器具の取付装置では、吊り具20’に形成される係止爪22a’,23a’が同じ向きに突設されているので、振動や衝撃などの外力により固定ねじ50’がねじ孔23b’,13b’から抜けた場合、吊り具20’に一方向(図12中の矢印Bの向き)の力が加わっただけで係合孔12a’,13a’から係止爪22a’,23a’が抜けて吊り具20’が取付具10’から外れてしまう恐れがあり、吊り具20’とともに照明器具40が落下する危険があった。
【0004】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、振動や衝撃などの外力による照明器具の落下を防止できる照明器具の取付装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、取付面に固定される取付具と、取付具に係止され照明器具を吊り下げる吊り具とからなり、吊り具は、吊り下げ部材が取り付けられる照明器具取付片の両端部から上方へ突出し先端部に取付具に係止する係止部が形成された係止片を有し、取付具は、取付面へ当接する固定片の両端部から下方へ突出し吊り具の係止部がそれぞれ係合する係合部が形成された係合片を有する照明器具の取付装置であって、係止部の一方は外方へ向けて形成された係止爪であるとともに係止部の他方は外方へ向けて照明器具取付片と略平行に延設され固定ねじが螺合するねじ孔が形成された連結片であり、前記係合部の一方は係止爪が係合する係合孔であるとともに係合部の他方は連結片が載置されるように内方へ向けて固定片と略平行に延設され前記固定ねじが挿通される挿通部が形成された支持片であって、係止片の外側面からの係止爪の突出寸法を、取付具に吊り具が固定された状態における支持片が設けられた係合片の内側面と連結片の先端面との間の寸法よりも大きくしたことを特徴とするものであり、吊り具を取付具から取り外すには複数方向への力が必要なので、固定ねじがが外れた場合でも振動や衝撃などの外力によって吊り具が取付具から外れることがなくなるから、照明器具の落下を防止できる。
【0006】
【発明の実施の形態】
本実施形態の照明器具の取付装置は、図1及び図2に示すように、天井などの取付面1に固定される取付具10と、取付具10に係止され照明器具40を吊り下げる吊り具20とで構成される。ここに、吊り具20は、下端部が照明器具40の上面側に連結されたパイプ30により照明器具40(従来例で説明した図11参照)を吊り下げるようになっている。
【0007】
取付具10は、天井などの取付面1に当接して固定される固定片11の両端部から下方へ係合片12,13が突設されている。ここに、一方の、係合片12の先端部には、吊り具20の係止爪22aが係止される矩形状の係合孔12aが穿孔されている。また、他方の係合片13の先端部は、固定片11と略平行に内方へ向けて延設されており、該延設された支持片13aの適宜位置には後述のねじ50が挿通される孔13bが穿孔されている。なお、固定片11には、建物に設けられた植え込みボルト60の先端が挿入される孔11aが穿孔されており、植え込みボルト60の先端を孔11aに挿入してナット61によって締めつけ固定される。
【0008】
吊り具20は、パイプ30が取り付けられる照明器具取付片21の両端部から上方へ係止片22,23が突設されている。ここに、一方の係止片22の先端部には上記係合孔12aに係止する係止爪22aが外方へ斜め下方に突設されている。また、他方の係止片23の先端部は、照明器具取付片21と略平行に外方へ向けて延設されており、該延設された連結片23aには固定ねじ50が螺合されるねじ孔23bが形成されている。なお、パイプ30は、図3に示すように、円筒状であって、上端部30aの近傍に細幅部30bが形成されており、照明器具取付片21から係止片23に亙って形成された開口部24に係止片23の外側方からスライドさせて嵌めるようになっている。つまり、開口部24の広幅部24aにパイプ30の上端部30aを挿入するとともに開口部24の細幅部にパイプ30の細幅部30bを挿入するようになっている。
【0009】
以下、取付具10への吊り具20の取り付け方及び取り外し方を説明する。
本実施形態では、まず取付具10の支持片13a上に吊り具20の連結片23aを載置し、その後、吊り具20の係止爪22aを取付具10の係合孔12aに挿通して係止爪22aを係合孔12aの周縁に係止する。その後、固定ねじ50を支持片13aの孔13bに挿通して吊り具20のねじ孔23bに螺合することにより吊り具20が取付具10に固定される。
【0010】
ところで、本実施形態では、係止片22の外側面からの係止爪22aの突出寸法(図1中のH1 )と、取付具10に吊り具20が固定された状態における連結片23aの先端面と係合片13の内側面との間の寸法(図1中のH2 )との関係が、H1 >H2 となるように取付具10及び吊り具20の寸法が設定されている。このため、吊り具20を取付具10から取り外す場合には、まず固定ねじ50を外し、その後、係止爪22aを係合孔12aに係止した状態で連結片23aを上方(図4中の矢印Cの向き)へ回転させた後に、係止爪22aを斜め上方へ移動して下方へ引き下げる(図4中の矢印Dの向き)必要がある。要するに、固定ねじ50を取り外した後に、複数の操作により複数方向への力を加えることによりはじめて取付具10と吊り具20とが分離する。
【0011】
しかして、本実施形態の照明器具の取付装置では、何らかの理由で固定ねじ50が外れた場合でも、上記操作を行わない限り取付具10から吊り具20が外れないので、従来に比べて振動や衝撃などの外力による吊り具20の外れを抑制でき、照明器具40の落下の危険性が極めて低くなる。
また、取付具10の係合片12にばね性を持たせて図5に示すように撓み自在とすれば、脱着時に係合片12を撓ませることができるから、前記寸法H2 を略零にしても取付具10への吊り具20の脱着が可能となり、前記寸法H2 を略零にすることによって連結片23aと支持片13aと重なる部分が多くなるから、吊り具20が取付具10から外れにくくなり、照明器具40(図11参照)の落下の危険性をさらに低減することができる。
【0012】
また、上記実施形態では、取付具10の支持片13aに固定ねじ50が挿通される孔13bを形成していたが、孔13bを設ける替わりに図6に示すように固定ねじ50を挿通する切欠部13c(挿通部)を形成してもよく、切欠部13cを形成した場合には孔13bの場合に比べて固定ねじ50の取り付けが簡単になる。
【0013】
なお、吊り具20による照明器具40の吊り下げ部材は上記パイプ30に限定するものではなく、図7に示すように照明器具40をワイヤ34で吊り下げても良く、図8に示すようにチェーン37で吊り下げてもよい。
また、図9に示すように、天井に設けた埋込ボックス74に取付具10と固定具20とを収納するようにしてもよい。この場合には、埋込ボックス74の内天井面74aに取付具10の固定片11の上面を当接させた状態で、天井裏より突設され埋込ボックス74に挿通された支持部材たるボルト60を固定片11に穿孔された孔11a(図2参照)に挿通してナット61を締めつけることにより取付具10を埋込ボックス74に固定している。なお、図9中の2は天井材を示し、同図中の72は上面開口したカバーを示し、カバー72の底面にはパイプ30を挿通する挿通孔73が穿孔されている。
【0014】
【発明の効果】
請求項1の発明は、取付面に固定される取付具と、取付具に係止され照明器具を吊り下げる吊り具とからなり、吊り具は、吊り下げ部材が取り付けられる照明器具取付片の両端部から上方へ突出し先端部に取付具に係止する係止部が形成された係止片を有し、取付具は、取付面へ当接する固定片の両端部から下方へ突出し吊り具の係止部がそれぞれ係合する係合部が形成された係合片を有する照明器具の取付装置であって、係止部の一方は外方へ向けて形成された係止爪であるとともに係止部の他方は外方へ向けて照明器具取付片と略平行に延設され固定ねじが螺合するねじ孔が形成された連結片であり、前記係合部の一方は係止爪が係合する係合孔であるとともに係合部の他方は連結片が載置されるように内方へ向けて固定片と略平行に延設され前記固定ねじが挿通される挿通部が形成された支持片であって、係止片の外側面からの係止爪の突出寸法を、取付具に吊り具が固定された状態における支持片が設けられた係合片の内側面と連結片の先端面との間の寸法よりも大きくしたので、吊り具を取付具から取り外すには複数方向への力が必要となり、固定ねじがが外れた場合でも振動や衝撃などの外力によって吊り具が取付具から外れることがなくなるから、照明器具の落下を防止できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態を示す構成図である。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】同上におけるパイプを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図、(d)は下面図である。
【図4】同上における取付具からの吊り具の取り外し方の説明図である。
【図5】他の実施形態を示す説明図である。
【図6】また他の実施形態を示す分解斜視図である。
【図7】さらに他の実施形態を示す構成図である。
【図8】別の実施形態を示す構成図である。
【図9】さらに別の実施形態を示す構成図である。
【図10】従来例を示す構成図である。
【図11】同上を示し、照明器具を吊り下げた状態の説明図である。
【図12】同上における取付具からの吊り具の取り外し方の説明図である。
【符号の説明】
1 取付面
10 取付具
12a 係合孔
13a 支持片
13b 孔
20 吊り具
22a 係止爪
23a 連結片
23b ねじ孔
30 パイプ
50 固定ねじ
Claims (1)
- 取付面に固定される取付具と、取付具に係止され照明器具を吊り下げる吊り具とからなり、吊り具は、吊り下げ部材が取り付けられる照明器具取付片の両端部から上方へ突出し先端部に取付具に係止する係止部が形成された係止片を有し、取付具は、取付面へ当接する固定片の両端部から下方へ突出し吊り具の係止部がそれぞれ係合する係合部が形成された係合片を有する照明器具の取付装置であって、係止部の一方は外方へ向けて形成された係止爪であるとともに係止部の他方は外方へ向けて照明器具取付片と略平行に延設され固定ねじが螺合するねじ孔が形成された連結片であり、前記係合部の一方は係止爪が係合する係合孔であるとともに係合部の他方は連結片が載置されるように内方へ向けて固定片と略平行に延設され前記固定ねじが挿通される挿通部が形成された支持片であって、係止片の外側面からの係止爪の突出寸法を、取付具に吊り具が固定された状態における支持片が設けられた係合片の内側面と連結片の先端面との間の寸法よりも大きくしたことを特徴とする照明器具の取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14955497A JP3845953B2 (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | 照明器具の取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14955497A JP3845953B2 (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | 照明器具の取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10340614A JPH10340614A (ja) | 1998-12-22 |
JP3845953B2 true JP3845953B2 (ja) | 2006-11-15 |
Family
ID=15477711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14955497A Expired - Lifetime JP3845953B2 (ja) | 1997-06-06 | 1997-06-06 | 照明器具の取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3845953B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4979778B2 (ja) * | 2010-01-25 | 2012-07-18 | パナソニック株式会社 | 落下防止装置 |
-
1997
- 1997-06-06 JP JP14955497A patent/JP3845953B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10340614A (ja) | 1998-12-22 |
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