JP3843416B2 - 熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置 - Google Patents

熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3843416B2
JP3843416B2 JP24354096A JP24354096A JP3843416B2 JP 3843416 B2 JP3843416 B2 JP 3843416B2 JP 24354096 A JP24354096 A JP 24354096A JP 24354096 A JP24354096 A JP 24354096A JP 3843416 B2 JP3843416 B2 JP 3843416B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure relief
sealing cover
heating
relief device
saturated steam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP24354096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1089507A (ja
Inventor
淳久 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Toyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Electric Co Ltd filed Critical Toyo Electric Co Ltd
Priority to JP24354096A priority Critical patent/JP3843416B2/ja
Priority to GB9717283A priority patent/GB2317204B/en
Priority to FR9710609A priority patent/FR2753523B1/fr
Priority to IT97MI002016A priority patent/IT1294772B1/it
Priority to US08/923,830 priority patent/US5878770A/en
Priority to DE19739928A priority patent/DE19739928C2/de
Publication of JPH1089507A publication Critical patent/JPH1089507A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3843416B2 publication Critical patent/JP3843416B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K17/00Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves
    • F16K17/02Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side
    • F16K17/14Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side with fracturing member
    • F16K17/16Safety valves; Equalising valves, e.g. pressure relief valves opening on surplus pressure on one side; closing on insufficient pressure on one side with fracturing member with fracturing diaphragm ; Rupture discs
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/1624Destructible or deformable element controlled
    • Y10T137/1632Destructible element
    • Y10T137/1692Rupture disc
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/1624Destructible or deformable element controlled
    • Y10T137/1632Destructible element
    • Y10T137/1692Rupture disc
    • Y10T137/1714Direct pressure causes disc to burst

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は合成樹脂製品の製造又は加工過程、その他に広く用いられる熱媒の飽和蒸気による加熱装置の圧力逃し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の装置は一例として図10及び図11に示すように形成されている。図10において71は熱媒の飽和蒸気による加熱装置であり、72はそのケーシング、73はその中に収容された熱媒であり、加熱のための必要な温度により各種の液体が用いられる。74は電熱ヒータ、75は飽和蒸気、76は被加熱物を加熱する加熱部、77は圧力逃し装置である。そしてこの圧力逃し装置77は一例として図11に示すように構成されている。
同図において、78、78はフランジであり、この各フランジ78、78にそれぞれ管体79が設けられている。80は溶接部を示す。そして前記両フランジ78、78はボルトによる固定部材81により固定82されている。83は破裂板であり、アルミニウム、銀、インコネル、ステンレス等により形成されており、テフロンOリング、金属製Oリング等のパッキング84により気密に設けられている。
図10における前記ケーシング72内の圧力が、図11における破裂板83の破裂圧力以上になると、破裂板83が破裂し、ケーシング72内の飽和蒸気75をケーシング72外へ放出し、ケーシング72内の圧力上昇を防止する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし上記従来の圧力逃し装置は次のような問題を有していた。それは通常使用の際にはケーシング72内は大気圧以上になっているが、電源85OFF の非使用時には大気圧以下になり、それが長時間に及ぶと微量の大気がパッキング84よりケーシング72内に侵入する。但しこの侵入の理由は不明であり、前記パッキング84は、例えば前記のようにテフロンOリング又は金属製Oリング等を用い、リークを厳密に防止しても、長時間(一例として10日)後には上記侵入が行われている。このように現在完全な防止はできていない。
そして、その結果ケーシング72は熱の伝達が不良になる。そのため再使用時には、予め侵入大気の排出を要しその間加熱装置は稼動できない。なお上記大気の排出は、図示は省略するが圧力逃し装置71より上流の管体79にバルブを有する枝管を設けておき、この枝管から行う。この枝管は使用後上記バルブを用いて閉止される。
この発明は上記のような問題を解決するためになされたもので、その目的はケーシング内の圧力が大気圧以下の場合でも、大気が加熱装置のケーシング内に侵入するのを完全に防止できる、熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置を提供することである。又他の目的は加熱装置のケーシング内が大気圧以下でも使用できる、熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達するこの発明について述べるとそれは、それぞれ端部に金属製フランジ1を気密に有する二つの金属製の管体2、2;前記いずれか一方のフランジ1に、前記管体2、2が連通する様に設けられた、後記破裂板3の保持部4;該保持部4に溶接5により前記管体の連通を遮断して設けられた金属製の破裂板;前記二つのフランジ1、1を、前記管体2、2を対応させ、固定部材6により固定7させて形成された基体8;前記両フランジ1、1間に、かつ前記固定部7をカバーして溶接5された金属製の密封カバー9;から成ることを特徴とする、熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置である。又、基体8は両フランジ1、1間にパッキング10を有している前記熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置である。又、密封カバー9の溶接部5は、両フランジ1、1の、環状の突条11、12にそれぞれ形成されている前記熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置である。又、密封カバー9は溶接5した、外方に突出する突起部13を有する前記熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置である。又、密封カバー9は容易に破壊される無端状で薄肉状の弱化線14を有している、前記熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置である。又、密封カバー9は弱化線14を裂切る把持部材15を有している前記熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置である。又、密封カバー9は、密封カバー9の一部に、密封カバー9の一部を巻き取ることにより密封カバー9を裂切る巻取部16及び巻取部材17を有している前記熱媒の飽和蒸気による加熱装置の圧力逃し装置である。又、密封カバー9は、該密封カバー9の内外に連通したリークテスト用のテスト筒19を有する、前記熱媒の飽和蒸気による加熱装置の圧力逃し装置である。又、飽和蒸気による加熱装置20は、圧力逃し装置21の外、上記加熱装置20のヒータ22の開閉装置23を制御する圧力スイッチ24を有し、該圧力スイッチ24の作動圧力をAとし、前記圧力逃し装置の作動圧力をBとし、A<Bに形成した前記熱媒の飽和蒸気による加熱装置の圧力逃し装置である。又、圧力スイッチ24はベローズ25及びマイクロスイッチ26により構成されている前記熱媒の飽和蒸気による加熱装置の圧力逃し装置である。
【0005】
【作用】
請求項1の発明は、金属製の管体2を気密に設けた二つの金属製のフランジ1、1間を、該フランジ1、1間を固定した固定部7をカバーして、金属製の密封カバー9を用いて溶接5し、かつ前記フランジ1、1の一方に設けた保持部4に、金属製の破裂板3を、管体2を遮断して溶接5したことにより、この加熱装置の非使用時に、その内部が大気圧以下の圧力となり、かつその状態が長期に及んでも大気の侵入を完全に防止することができる。又、電源ONの状態で、加熱装置内が大気圧以下である場合も使用することができる。
しかも破裂板3が破裂し、それを取り替える場合も、前記金属製の密封カバー9を回転カッター等により容易に破壊することができ、従ってそこから固定部7を開放することによって容易に破裂した破裂版3を取替えることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明の大気漏洩防止の機能を二重にさせたもので、理想的完全に防止することができる。
請求項3の発明はフランジ1、1に密封カバー9を溶接5の際に、フランジ1、1に熱歪を与えることがごく少くてすみ、製品を不良とする、フランジ1における歪の発生を防止できる。
請求項4の発明は密封カバー9における溶接部5は、外方に突出する突出部13としたことにより、破裂板3取替えの際、前記突出部13は回転カッター等により、その溶接部5の切開による開放を容易にすることができる。
又請求項5の発明は密封カバー9に無端状で薄肉の弱化線14を形成したことにより、この薄肉の弱化線14を、適宜の器具により裂切ることにより容易に破壊することができ、従って破裂板3の破裂の際、破裂板3の取り替えを容易にすることができる。
請求項6の発明は、把持部材15を外方に引っ張ることにより、弱化線14を裂切るため、弱化線14の裂切りを容易にすることができ、破裂板3破裂の際、その取替えを容易にすることができる。
請求項7の発明は巻取部材17を用いて巻取部16を巻き取ることにより、容易に前記密封カバー9を裂き切ることができ、破裂板3の取替えの際取替え作業を容易にすることができる。
請求項8の発明は密封カバー9にテスト筒19を設けたことにより、同テスト筒19に真空ポンプを連通し、この装置の周囲に一例としてヘリウムを充満させ、同装置の気密性をテストし、気密性良好であればテスト筒19を溶接等により閉止18する。このように簡単な構造により装置の性能をテストすることができる。しかもその場合、他の作用として密封カバー9内の空気を抜取ることができる。密封カバー9内に空気が存在すると、この空気は長期間のうちに加熱装置20内へ吸引され、侵入するのである。
請求項9の発明は、その構成により加熱装置20内の圧力が、圧力逃し装置21の作動圧力に達する前にヒータ22の開閉装置23を開放するため、圧力逃し装置21の破裂板3の破裂を防止できる。
請求項10の発明は、圧力スイッチをベローズ25及びマイクロスイッチ26により形成したことにより、加熱装置20の内圧が上昇した際、ベローズ25は伸張し、これに接続したマイクロスイッチ26を作動させる。即ちベローズ25の構造により確実に圧力を伝達でき、確実にマイクロスイッチを作動させることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
図1において1、1は金属製の二つのフランジで、それぞれ金属製管体2を有しており、5は溶接部を示す。4は金属製の保持部であり、前記フランジ1、1のいずれか一方に溶接5されている。
但しこの保持部4は溶接5することなく、フランジ1に一体に形成されていてもよく、この発明においてはその両方を含むものである。
そして同保持部4には溶接して金属製破裂板3が設けられている。該破裂板3はアルミニウム、銀、ステンレス、インコネル等により形成された板体で、所定圧力により破裂して加熱装置20内の圧力上昇を防止している。6は固定部材であり、一例としてボルトを用い二つのフランジ1、1を固定7している。8はこのようにして形成された基体である。
次に9は金属板製の密封カバーであり、両フランジ1、1間に、かつ前記固定部7をカバーして、溶接5されている。
10は金属Oリング、テフロンOリング等により形成されたパッキングであり、図1に示すようにOリングの保有部28に収容されている。
次に前記密封カバー9は図2に示すように、フランジ1に形成した突条11、12にそれぞれ溶接されていてもよい。このように形成することにより、溶接の際の熱歪がフランジ1に及んで、製品が不良になるのを防止できる。
図3に示すものは、密封カバー9において、外方に突出する突出部13を設け、これを溶接5したもので、このようにすることにより破裂板3取替えの際に、回転カッタ等によりこの部分の切開を容易にすることができる。又前記密封カバー9は図4〜図6に示すように、容易に破壊される弱化線14を設けてもよい、この弱化線14は薄肉の溝状に、かつ無端状に形成されており、このため破裂板3を設けた保持部材4取替えの際に、この弱化線14をマイナスドライバー及びハンマー又は小力とハンマー等の適宜な器具で破壊することにより、上記取替えを容易にすることができる。
又図4〜図6に示すように前記弱化線14に接して又は弱化線14の近傍に把持部材15を設けてもよい。この把持部材15は、該把持部材15を持って引き起こすことにより、該把持部材15につながる弱化線29が切れ、ついで把持部材15を弱化線14方向に引っ張ることにより、弱化線14は裂切られ、こうして密封カバー9を容易に開放できる。31は固定部を示す。
次に図7、図8に示すものは前記密封カバー9の一部に巻取部16を設け、この巻取部16に巻取部材17を設けたものである。5は溶接部を示す。
なお前記巻取部16と密封カバー9との溶接は一部であり、すべてではなく、他の一部は巻取部材17に形成した穴29に挿入されて固定されている。これを用いて密封カバー9を裂切る場合、図における矢印Cの方向に回動させることにより密封カバー9は裂切られ、容易に開放できるようになっている。
次に、図1において、19は前記密封カバー9の一部に設けられた圧力逃し装置20のリークテストを行うテスト筒であり、テスト前には開放して形成されている。該テスト筒19に図示しない真空ポンプを接続しこの装置の周囲に一例としてヘリュームガスを充満させる。(それに用いるハウジング等は図示省略)このようにすることにより、この圧力逃し装置のリークテストを行うことができる。なお同テスト終了後は、図1に示すように溶接、かしめ加工等により閉止18する。
【0007】
次に、図9において、24は圧力スイッチであり、加熱装置20に連通して設けられている。
そして同圧力スイッチ24はヒータ22を開閉する開閉装置23を制御するように形成されている。そして同圧力スイッチ24の作動圧力をAとすると同Aは、前記圧力逃し装置を21とし、同圧力逃し装置21の作動圧力をBとして、A<Bの関係に形成される。このため、前記圧力逃し装置21の作動する以前に圧力スイッチ24が作動し、前記ヒータ22の開閉スイッチ23が開放され、加熱装置20内の圧力は降下し、圧力逃し装置21の破裂板3の破裂はまぬがれる。
又同圧力スイッチ24は一例として、図9に示すようにベローズ25と、これにより作動させられるマイクロスイッチ26によって形成されている。加熱容器20内の圧力の増大によりベローズ25は伸脹し、それにより、マイクロスイッチ26が閉じ、開閉装置23が開くようになっている。
【0008】
このように形成された前記圧力逃し装置は加熱装置20の加熱により図9に示す加熱部30において、図示しない溶融ポリマーの温度を一定に保ち、のち図示しない成型装置で、成型する。加熱装置20内の圧力が高まり、破裂板3が破裂した場合は前記のようにして密封カバー9を除去し、固定部7を外し、破裂板3を取り替える。
なおこの実施例においては、破裂板3を溶接5した保持部4がフランジ1に溶接5されて設けられており、破裂板3取替えの際は前記保持部4とフランジ1の間の溶接部5を回転カッタ等により切り、前記破裂板3は保持部4と共に除去され、そこに、新たに破裂板3を溶接5した保持部4を溶接5して取替える。但しこのような方法に替えて保持部4はそのままにしておき、破裂板3のみを取替えても差支えはない。又前記保持部4がフランジ1に一体に設けられているものにあっては、破裂板3のみを取替えるのである。この発明においては上記の各取替方法をすべて含むものである。
【0009】
【発明の効果】
請求項1の発明は、金属製の管体2を気密に設けた二つの金属製のフランジ1、1間を、該フランジ1、1間を固定した固定部7をカバーして、金属製の密封カバー9を用いて溶接5し、かつ前記フランジ1、1の一方に設けた保持部4に、金属製の破裂板3を、管体2を遮断して溶接5したことにより、この加熱装置の非使用時に、その内部が大気圧以下の圧力となり、かつその状態が長期に及んでも大気の侵入を完全に防止することができる。
なお、前記のような電源OFFの場合の外、電源ONの状態で加熱装置20内が大気圧以下の場合でも同様な理由により加熱装置20を稼動させることができる。しかも破裂板3が破裂し、それを取り替える場合も、前記金属製の密封カバー9を回転カッター等により容易に破壊することができ、従ってそこから固定部7を開放することによって、容易に破裂板3を取替えることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明の大気漏洩防止の機能を二重にさせたもので、理想的完全に防止することができる。
請求項3の発明はフランジ1、1に密封カバー9を溶接5の際に、フランジ1、1に熱歪を与えることがごく少くてすみ、製品を不良とする、フランジ1における歪の発生を防止できる。
請求項4の発明は密封カバー9における溶接部5は、外方に突出する突出部13としたことにより、破裂板3取替えの際、前記突出部13は回転カッター等により、その溶接部5の切開による開放を容易にすることができる。
又請求項5の発明は密封カバー9に無端状で薄肉の弱化線14を形成したことにより、この薄肉の弱化線14を、適宜の器具により裂切ることにより容易に破壊することができ、従って破裂板3の破裂の際取り替えを容易にすることができる。請求項6の発明は、把持部材15を外方に引っ張ることにより、弱化線14を裂切るため、弱化線14の裂切りを容易にすることができ、破裂板3破裂の際その取替えを容易にすることができる。
請求項7の発明は巻取部材17を用いて巻取部16を巻き取ることにより、容易に前記密封カバー9を裂き切ることができ、破裂板3の取替えの際取替え作業を容易にすることができる。
請求項8の発明は密封カバー9にテスト筒19を設けたことにより、同テスト筒19に真空ポンプを連通し、装置の周囲にハウジング等を用いてヘリュームを充満させ、同装置の気密性をテストし、気密性良好であればテスト筒19を溶接等により閉止18する。このように簡単な構造により装置の性能をテストすることができる。
更に他の効果として上記テスト用の真空ポンプにより、密封カバー9内に存在する空気を抜取ることができ、それにより、そこに空気が存在した場合にその空気が加熱装置20内へ吸引され侵入するのを防止することができる。
請求項9の発明は、その構成により加熱装置20内の圧力が、圧力逃し装置21の作動圧力に達する前にヒータ22の開閉装置23を開放するため、圧力逃し装置21の破裂板3の破裂を防止できる。
請求項10の発明は、圧力スイッチをベローズ25及びマイクロスイッチ26により形成したことにより、加熱装置20の内圧が上昇した際、ベローズ25は伸張し、これに接続したマイクロスイッチ26を作動させる。即ちベローズ25の構造により確実に圧力を伝達でき、確実にマイクロスイッチ26を作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示し、熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置の断面図である。
【図2】この発明の第二の実施例を示し、図1に示す装置の部分に相当する図である。
【図3】この発明の第三の実施例を示し、図1に示す装置の部分に相当する図である。
【図4】この発明の第四の実施例を示し、図1に示す装置の部分に相当する図である。
【図5】図4に示す装置の部分の一部を示す斜視図である。
【図6】図4に示す装置の部分の、図5と異る一部を示す斜視図である。
【図7】この発明の第五の実施例を示し、図5に相当する図である。
【図8】この発明の第六の実施例を示し、図6に相当する図である。
【図9】この発明の第七の実施例を示し、熱媒の飽和蒸気による加熱装置の断面図である。
【図10】従来の熱媒の飽和蒸気による加熱装置の断面図である。
【図11】図10に示す装置の部分の拡大詳細図である。
【符号の説明】
1 フランジ
2 管体
3 破裂板
4 保持部材
5 溶接部
6 固定部材
7 固定部
8 基体
9 密封カバー
10 パッキング
11 突条
12 突条
13 突出部
14 弱化線
15 把持部材
16 巻取部
17 巻取部材
18 閉止部
19 テスト筒
20 加熱装置
21 圧力逃し装置
22 ヒータ
23 開閉装置
24 圧力スイッチ
25 ベローズ
26 マイクロスイッチ

Claims (10)

  1. それぞれ端部に金属製フランジ(1)を気密に有する二つの金属製の管体(2)、(2);前記いずれか一方のフランジ(1)に、前記管体(2)、(2)が連通する様に設けられた、後記破裂板(3)の保持部(4);該保持部(4)に溶接(5)により前記管体(2)、(2)の連通を遮断して設けられた金属製の破裂板(3);前記二つのフランジ(1)、(1)を、前記管体(2)、(2)を対応させ、固定部材(6)により固定7させて形成された基体(8);前記両フランジ(1)、(1)間に、かつ前記固定部(7)をカバーして溶接(5)された金属製の密封カバー(9);から成ることを特徴とする、熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置。
  2. 基体(8)は両フランジ(1)、(1)間にパッキング(10)を有している請求項1記載の、熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置。
  3. 密封カバー(9)の溶接部5は、両フランジ(1)、(1)の、環状の突条(11)、(12)にそれぞれ形成されている請求項1、又は2記載の、熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置。
  4. 密封カバー(9)は溶接(5)した、外方に突出する突起部(13)を有する請求項1、2、又は3記載の熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置。
  5. 密封カバー(9)は容易に破壊される無端状で薄肉状の弱化線(14)を有している請求項1、2又は3記載の熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置。
  6. 密封カバー(9)は弱化線(14)を裂切る把持部材(15)を有している請求項5記載の熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置。
  7. 密封カバー(9)は、密封カバー(9)の一部に、密封カバー(9)の一部を巻き取ることにより密封カバー(9)を裂切る巻取部(16)及び巻取部材(17)を有している請求項1、2又は5記載の熱媒の飽和蒸気による加熱装置の圧力逃し装置。
  8. 密封カバー(9)は、該密封カバー(9)の内外に連通したリークテスト用のテスト筒(19)を有する、請求項1、2、3、4、5、6、又は7記載の、熱媒の飽和蒸気による加熱装置の圧力逃し装置。
  9. 飽和蒸気による加熱装置(20)は、圧力逃し装置(21)の外、上記加熱装置(20)のヒータ(22)の開閉装置(23)を制御する圧力スイッチ(24)を有し、該圧力スイッチ(24)の作動圧力をAとし、前記圧力逃し装置の作動圧力をBとし、A<Bに形成した請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の、熱媒の飽和蒸気による加熱装置の圧力逃し装置。
  10. 圧力スイッチ(24)はベローズ(25)及びマイクロスイッチ(26)により構成されている請求項9記載の熱媒の飽和蒸気による加熱装置の圧力逃し装置。
JP24354096A 1996-09-13 1996-09-13 熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置 Expired - Lifetime JP3843416B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24354096A JP3843416B2 (ja) 1996-09-13 1996-09-13 熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置
GB9717283A GB2317204B (en) 1996-09-13 1997-08-14 Pressure release mechanism for heating apparatus using saturated vapor as heating medium
FR9710609A FR2753523B1 (fr) 1996-09-13 1997-08-25 Mecanisme de decharge de pression destine a un appareil de chauffage utilisant de la vapeur saturee en tant que fluide de chauffage
IT97MI002016A IT1294772B1 (it) 1996-09-13 1997-09-04 Meccanismo di scarico di pressione per un dispositivo di riscaldamento che utilizza vapore saturo come mezzo di riscaldamento
US08/923,830 US5878770A (en) 1996-09-13 1997-09-04 Pressure release mechanism for heating apparatus using saturated vapor as heating medium
DE19739928A DE19739928C2 (de) 1996-09-13 1997-09-11 Druckfreisetzmechanismus für eine Heizvorrichtung unter Verwendung von gesättigtem Dampf als Heizmedium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24354096A JP3843416B2 (ja) 1996-09-13 1996-09-13 熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1089507A JPH1089507A (ja) 1998-04-10
JP3843416B2 true JP3843416B2 (ja) 2006-11-08

Family

ID=17105405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24354096A Expired - Lifetime JP3843416B2 (ja) 1996-09-13 1996-09-13 熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5878770A (ja)
JP (1) JP3843416B2 (ja)
DE (1) DE19739928C2 (ja)
FR (1) FR2753523B1 (ja)
GB (1) GB2317204B (ja)
IT (1) IT1294772B1 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1086293A4 (en) * 1998-05-14 2004-11-24 Fike Corp DOWNHOLE DISCHARGE VALVE
US6237682B1 (en) * 1999-04-30 2001-05-29 Motorola, Inc. Cooling module including a pressure relief mechanism
JP4203678B2 (ja) * 2006-12-07 2009-01-07 Smc株式会社 圧力スイッチ
JP5221798B1 (ja) * 2012-09-07 2013-06-26 株式会社ブイテックス 破裂板式安全装置
KR101594557B1 (ko) * 2015-08-11 2016-02-16 에프디씨 주식회사 부식 방지를 위한 파열디스크 어셈블리
AU2016348531B2 (en) 2015-11-06 2022-04-14 Oklahoma Safety Equipment Company, Inc. Rupture disc device and method of assembly thereof
CN105782604B (zh) * 2016-04-14 2018-05-29 利辛县风雅颂机电科技有限公司 一种真空保护式法兰连接件
US11441551B2 (en) * 2017-04-28 2022-09-13 Graco Minnesota Inc. Portable hydraulic power unit
KR102148815B1 (ko) * 2017-09-28 2020-08-27 에프디씨 주식회사 배관용 파열디스크 어셈블리
KR102588820B1 (ko) 2018-01-12 2023-10-13 도레이 카부시키가이샤 열가소성 수지 시트의 가열 장치 및 열가소성 수지 성형체의 제조 방법

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2962038A (en) * 1958-05-01 1960-11-29 California Research Corp Pressure relief assembly
GB1276838A (en) * 1968-07-18 1972-06-07 Atomic Energy Authority Uk Improvements in or relating to pressure relief devices
GB1433423A (en) * 1973-07-02 1976-04-28 Btr Industries Ltd Method and apparatus for sealing leaking pipeline joints
US4000921A (en) * 1975-07-21 1977-01-04 Ronald Albert Daspit Tubular clamping and sealing coupler
US4505289A (en) * 1983-03-25 1985-03-19 Continental Disc Corporation Rupture disc apparatus
US4457517A (en) * 1983-07-22 1984-07-03 Rodun Development Corporation Pipe flange protector with elastomeric self-centering rib
US4620731A (en) * 1985-08-01 1986-11-04 Rushing Bendel S Apparatus for sealing pipe flanges
US4777974A (en) * 1986-04-08 1988-10-18 Fike Corporation Staged pressure relief assembly
US5312137A (en) * 1990-03-27 1994-05-17 Ramco Manufacturing Company, Inc. Safety shield

Also Published As

Publication number Publication date
US5878770A (en) 1999-03-09
GB2317204A (en) 1998-03-18
DE19739928C2 (de) 2001-09-13
FR2753523B1 (fr) 2001-08-10
GB9717283D0 (en) 1997-10-22
JPH1089507A (ja) 1998-04-10
DE19739928A1 (de) 1998-03-19
FR2753523A1 (fr) 1998-03-20
IT1294772B1 (it) 1999-04-12
ITMI972016A1 (it) 1999-03-04
GB2317204B (en) 2000-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3843416B2 (ja) 熱媒の飽和蒸気による加熱装置に用いる圧力逃し装置
JPS60110652A (ja) 容器用栓
JPS62503164A (ja) 閉鎖可能なバツグ及びその無菌的な充填方法と装置
JPH09139196A (ja) 密閉電池容器の開裂式安全弁
JP3196016B2 (ja) 分岐管継手
JP2004191105A (ja) バルブ装置の気密検査用ガス漏れ検出孔
JP3937591B2 (ja) 加熱調理装置
US6106647A (en) Process for producing sealant-incorporated tire tube
US6568420B2 (en) Valve box
JPH02268242A (ja) 可撓性のプラスチック容器の密閉性を検査する方法と装置
JPH02180217A (ja) 電子レンジ容器用圧力調整装置
US3059831A (en) Connection between two sealed chambers and method of making the same
TW202134619A (zh) 以密封的方式使兩種介質隔離的系統的密封性測試設備
JP2003291926A (ja) キャップシールシュリンク装置及びシュリンク方法
JPH11159696A (ja) 真空容器の排気閉栓方法
JP4590752B2 (ja) 管路閉塞用流体膨張シール構造
JPH07298443A (ja) ケーブル接続部の気密検査方法および接続用クロージャ
JPH0577842A (ja) 注出口
JP3257458B2 (ja) 密閉缶への気体給排装置
JP7120944B2 (ja) キャップ及びそのリーク検査方法並びにキャップの製造方法
JPS5937238Y2 (ja) 圧力容器用パツキングの外れ防止装置
SU691713A1 (ru) Приспособление дл испытани на герметичность тонкостенных изделий с открытой полостью
KR0120711Y1 (ko) 전기압력밥솥의 증기배출구
JPS5932765Y2 (ja) 自動復帰形放圧弁
KR860000945A (ko) 점성제 사출기

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060804

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100825

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110825

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120825

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120825

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130825

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term