JPS637242Y2 - - Google Patents

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JPS637242Y2
JPS637242Y2 JP1982024045U JP2404582U JPS637242Y2 JP S637242 Y2 JPS637242 Y2 JP S637242Y2 JP 1982024045 U JP1982024045 U JP 1982024045U JP 2404582 U JP2404582 U JP 2404582U JP S637242 Y2 JPS637242 Y2 JP S637242Y2
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JP
Japan
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sterilizer
pressure
bottle
steam
valve
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JP1982024045U
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JPS58126825U (ja
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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、被滅菌液体を瓶に入れ密栓した状
態で加熱滅菌する滅菌装置に関し、加熱のため瓶
の内圧が高まつて瓶が破れることを防止しつつ加
熱滅菌のできる滅菌装置を得ることを目的とした
考案である。
医療用に使用される抗生物質等の液体は、瓶に
充填し密栓した状態で蒸気滅菌器に入れ、蒸気を
送入して加熱滅菌される。このとき、滅菌器内の
圧力も高くなるが、瓶の内圧も高くなり、これが
滅菌器内の圧力より高くなると破瓶を生じる危険
がある。
第1図は、時間t0で滅菌器内に蒸気を吹込み始
め、時間t1で滅菌を終らしたときの滅菌器内の圧
力Pc、瓶の内圧Pb、滅菌器内温度(瓶内も同じ)
Tの変化の概況を示す。瓶の内圧Pbは通常、滅
菌器内の圧力Pcより高いが、両者の差が大きく
なると破瓶を生じるようになる。ガラス瓶の場合
は、直ちに破裂し、瓶の材質がポリプロピレンの
ような合成樹脂であると、元々弾力性がある上に
温度上昇による軟化のため、瓶が局部的に膨張
し、次いでこの部分が破れて内部の液体を吹出す
ようになる。このような瓶の変形、破損を防止す
るために、従来、第2図のように蒸気滅菌器を構
成することが考えられた。第2図において、1は
内部に棚2を設けて液体を入れた瓶3を並べるよ
うにした耐圧性の蒸気滅菌器で、弁4を設けた蒸
気管5、弁6を設けた空気管7、弁8を設けた排
出管9を連結している。一つの瓶3aはサンプル
瓶として、その内圧Pbを管10により差圧スイ
ツチ11の一方の側に導き、滅菌器内の圧力Pc
を管12によりこの差圧スイツチ11の他方の側
に導いている。滅菌開始時には、弁4を開いて管
5から蒸気を滅菌器1内に送つて器内温度を高
め、滅菌終了時は弁8を開いて滅菌器内を排気す
ると共に、弁6を開いて器内に空気を入れて冷却
するように操作される。蒸気による加熱滅菌によ
りサンプル瓶3aの内圧が滅菌器内圧よりも高く
なりこの圧力の差が所定値以上になると、差圧ス
イツチ11が作動して弁4を開き、管5から滅菌
器内に圧力蒸気を送つて滅菌器の内圧を高め、逆
に、滅菌器内圧が高すぎる場合は、弁8を開いて
管9から滅菌器内圧の一部を排出し、このように
して瓶の破損、変形を防止しつつ所定時間の滅菌
を行なう。滅菌器内の温度は高いが圧力が不足す
るときは、弁6を開いて管7から圧縮空気を吹込
んで滅菌器内圧力を高める。
ところがこの装置には次のような不都合があ
る。即ち (1) 差圧スイツチ11と、サンプル瓶3aおよび
蒸気滅菌器1内とを、管10,12により滅菌
器1の壁を気密に貫通して連結しなければなら
ないが、気密を保ちながらこのように接続する
には細心の注意を払わなければならない。もし
漏洩があつてサンプル瓶3aの内圧や滅菌器1
の内圧が正確に差圧スイツチ11に伝わらなけ
れば、瓶3内と蒸気滅菌器1内との圧力差が大
きくなり過ぎ、破瓶や圧潰を生じてしまう。
(2) 瓶の破損を完全に防止するには、差圧スイツ
チ11の精度を高める必要があるが、一般の差
圧スイツチの精度は比較的粗く、精度の高いも
のは高価である。
(3) 管10,12内の空気の膨張程度及び管1
0,12自身の膨張程度が周囲の温度により変
るので滅菌操作が影響を受ける。
(4) 多数の瓶3を入れ換えつつ数回に分けて滅菌
するとき、サンプル瓶3a内の液の温度が自然
に下るには長時間を要するため、これを待つて
いられないので、この液を拾て、室温の液と入
れ換えるように操作される。このため、管10
とサンプル瓶3aとの着脱の繰返しが多くな
り、管10のこの部分は可撓管で造られるが破
損、摩耗等のため漏洩を生じ易く危険である。
この考案は、上記のような不都合のある圧力検
出を行なわないで、サンプル瓶内の温度を検出し
て間接的にこのサンプル瓶内の圧力を知り滅菌器
を制御するようにするものである。
密閉瓶内に液体を入れて加熱した場合の、t2
のときの瓶の内圧Pt2Kg/cm2は、次式(Mu¨nzel
の式)により表わされる。
Pt2=〔P(t2)/760+P1・T2(1−β)/760・T1
(1−αβ)−1〕×1.033(Kg/cm2) 但し P(t2):t2℃の瓶内の液体の蒸気圧 P1 :T1における空気の分圧 T1 :室温の絶対温度 T2 :t2℃のときの絶対温度 α :瓶内の液体の膨張係数 β :液体の充填率 この計算式により、または実験により瓶の内圧
と温度との関係を知ることができる。
この考案は、サンプル瓶3a内の液体の温度を
検知し、その値に従つて知られる瓶内の圧力と別
途に検出した蒸気滅菌器内の圧力とを比較するこ
とにより、蒸気滅菌器内への蒸気、空気の吹込
み、排出を制御するように滅菌器を構成するもの
である。
以下、実施例を示す図面により本考案を更に詳
しく説明する。なお、前述の第2図の例と同等部
分には同一符号を付して重複する説明を省略す
る。
本考案の実施例を示す第3図において、密栓し
たサンプル瓶3a内に電気的な温度センサ13が
挿入されており、その導線14はサンプル瓶の蓋
および滅菌器1の壁を気密に貫通して制御器15
に接続される。また、この制御器15には、蒸気
滅菌器1内の圧力を測定し、その測定値を電気信
号として取出す圧力センサ16からの信号も入力
される。制御器15は、サンプル瓶3a内の温度
からサンプル瓶3a内の圧力を求め、この圧力を
圧力センサ16によつて測定した蒸気滅菌器1内
の圧力と比較して、蒸気滅菌器1内の圧力がサン
プル瓶3a内の圧力と大きく違わない値になるよ
うに弁4,6,8を制御するものである。
この滅菌器の操作は次のようにして行なう。滅
菌開始時には、弁4,8を開いて滅菌器内に蒸気
を流通させて器内温度を高める。滅菌温度を60℃
とする場合を例にすると、1〜2分後には60℃程
度になるから弁8を閉じて蒸気排出を止め、以後
は適時に弁4,6,8を開閉して滅菌器内の温
度、圧力を所定値に保持するのである。この場
合、サンプル瓶3a内の温度が高い場合、即ちサ
ンプル瓶3a内の圧力が蒸気滅菌器1内の圧力に
比べて高く、破瓶のおそれがあるときは弁4を開
いて滅菌器内に蒸気を吹込んで蒸気滅菌器1内の
圧力を高くする。蒸気を吹込むと滅菌器内の温度
が高くなり過ぎる場合は、弁6を開いて滅菌器内
に圧力空気を吹込む。反対に、サンプル瓶3a内
の温度が低い場合、即ち、サンプル瓶3a内の圧
力が蒸気滅菌器1内の圧力に比べて低く、そのま
までは合成樹脂製の瓶が潰されるおそれがあると
きは、弁8を開いて滅菌器内の圧力を低くするよ
うに制御する。
制御器15によりサンプル瓶3a内の圧力を求
める方法としては、予め計算式により、或は実験
により或る温度の場合のサンプル瓶3a内の圧力
を求めておき、温度と圧力とを1対1で対応させ
る温度−圧力変換器の機能をこの制御器15に持
たせるほか、マイクロコンピユータによつて温度
−圧力変換を行なうこともできる。この場合、マ
イクロコンピユータに前述のような計算式による
計算機能を持たせ、計算により圧力を求めたり、
或は実際の蒸気滅菌を行なうに先立つて実験によ
りサンプル瓶3a内の温度と圧力とを同時に測定
して両者の関係をマイクロコンピユータに記憶さ
せ、次いで実際の蒸気滅菌を行なう場合にこの記
憶した関係により、サンプル瓶3a内の温度から
その圧力を求める。このように実際の滅菌作業に
先立つて実験によりサンプル瓶3a内の温度と圧
力との関係をマイクロコンピユータに記憶させる
方法は、瓶の形状や材質、或は瓶内の液体の種類
が変つても同一装置のまま一度実験を行なうだけ
で破瓶や瓶の潰れのおそれなく蒸気滅菌作業を行
なうことができる。
本考案の瓶入り液体の滅菌装置は、以上に述べ
た通り構成され作用するので、蒸気滅菌時にサン
プル瓶の気密を保持する必要がなく、また圧力通
路の膨張等による測定誤差も生じないため、滅菌
に使用する瓶の破裂や圧潰を完全に防止できる。
なお、蒸気滅菌器内にサンプル瓶を入れ、この
瓶内温度を測定して制御器を動作させ、破瓶を防
止する考案が、実公昭52−22876号公報に記載さ
れているが、このものは、滅菌終了後の冷却の際
に、破瓶防止のため冷却を3段階で徐々に行な
い、低温冷却に移行してよい時期をサンプル瓶内
温度により知り自動移行させようとするもので、
滅菌作業の全期間に亘り、瓶の内外の圧力差を検
出して破瓶を防止するためにサンプル瓶、制御器
を使用する本考案とは滅菌装置としての構造、作
用、効果を異にするものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は蒸気滅菌時に於ける蒸気滅菌器内の温
度と圧力及び瓶内の圧力を示す線図、第2図は従
前の滅菌装置を示す略図、第3図は本考案の実施
例を示す略図である。 1:蒸気滅菌器、2:棚、3:瓶、3a:サン
プル瓶、4:弁、5:蒸気管、6:弁、7:空気
管、8:弁、9:排気管、10:管、11:差圧
スイツチ、12:管、13:温度センサ、14:
導線、15:制御器、16:圧力センサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蒸気滅菌器1に、途中に第一の弁4を設けこの
    滅菌器内に圧力蒸気を送り込む蒸気管5と、途中
    に第二の弁6を設けて圧力空気を滅菌器内に送り
    込む空気管7と、第三の弁8を設けた排気管9と
    をそれぞれ接続し、蒸気滅菌器1内の圧力を測定
    する圧力センサ16の電気信号を制御器15に入
    力し、蒸気滅菌器1内で滅菌される液体を入れた
    瓶3と同一構成のサンプル瓶3a内の温度を測定
    する温度センサ13の電気信号を上記制御器15
    に入力し、この制御器15は、サンプル瓶3a内
    の温度からその圧力を求めて蒸気滅菌器1内の圧
    力と比較し、サンプル瓶3a内の圧力が高い場合
    は第一の弁4または第二の弁6を開け、低い場合
    は第三の弁8を開ける動作をするものである瓶入
    り液体の滅菌装置。
JP2404582U 1982-02-24 1982-02-24 瓶入り液体の滅菌装置 Granted JPS58126825U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2404582U JPS58126825U (ja) 1982-02-24 1982-02-24 瓶入り液体の滅菌装置

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JP2404582U JPS58126825U (ja) 1982-02-24 1982-02-24 瓶入り液体の滅菌装置

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JPS58126825U JPS58126825U (ja) 1983-08-29
JPS637242Y2 true JPS637242Y2 (ja) 1988-03-01

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ID=30036053

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6024846A (ja) * 1983-07-22 1985-02-07 東洋製罐株式会社 密封容器の加熱殺菌処理方法
JP5177072B2 (ja) * 2009-04-30 2013-04-03 三浦工業株式会社 蒸気滅菌装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5222876U (ja) * 1975-08-06 1977-02-17

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