JPH0246356Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0246356Y2 JPH0246356Y2 JP11305285U JP11305285U JPH0246356Y2 JP H0246356 Y2 JPH0246356 Y2 JP H0246356Y2 JP 11305285 U JP11305285 U JP 11305285U JP 11305285 U JP11305285 U JP 11305285U JP H0246356 Y2 JPH0246356 Y2 JP H0246356Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- sterilization
- sterilization container
- steam
- container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 238000004659 sterilization and disinfection Methods 0.000 claims description 44
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 22
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
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- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 239000003242 anti bacterial agent Substances 0.000 description 2
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- 238000011109 contamination Methods 0.000 description 2
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- 239000004743 Polypropylene Substances 0.000 description 1
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- -1 polypropylene Polymers 0.000 description 1
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Landscapes
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
ａ 考案の目的
（産業上の利用分野）
この考案は係る瓶入り液体の滅菌装置は、病院
等に於いて医療用等に使用される抗生物質、その
他の液体を瓶に貯溜した状態で滅菌するのに使用
される。
等に於いて医療用等に使用される抗生物質、その
他の液体を瓶に貯溜した状態で滅菌するのに使用
される。
（従来の技術）
医療用に使用される抗生物質等の液体は、瓶に
充填し密栓した状態で滅菌装置の滅菌容器内に入
れ、この滅菌容器内に高温高圧の水蒸気を送り込
んで、上記液体を加熱し、滅菌するようにしてい
る。
充填し密栓した状態で滅菌装置の滅菌容器内に入
れ、この滅菌容器内に高温高圧の水蒸気を送り込
んで、上記液体を加熱し、滅菌するようにしてい
る。
第２図はこのような場合に使用される滅菌装置
を略示している。滅菌容器１内に設けた棚２，２
の上面には、被滅菌物である液体を貯溜した瓶
３，３が載置される。この滅菌容器１には、途中
に開閉式の蒸気弁４を有し、この蒸気弁４の開放
時に滅菌容器１内に高温高圧の水蒸気を送り込む
蒸気管５と、途中に開閉式の排気弁６を有し、こ
の排気弁６の開放時に滅菌容器１内に残留する圧
力蒸気を排出する排気管７とが設けられている。
を略示している。滅菌容器１内に設けた棚２，２
の上面には、被滅菌物である液体を貯溜した瓶
３，３が載置される。この滅菌容器１には、途中
に開閉式の蒸気弁４を有し、この蒸気弁４の開放
時に滅菌容器１内に高温高圧の水蒸気を送り込む
蒸気管５と、途中に開閉式の排気弁６を有し、こ
の排気弁６の開放時に滅菌容器１内に残留する圧
力蒸気を排出する排気管７とが設けられている。
このような滅菌装置により瓶３内に貯溜された
液体を滅菌処理する場合、蒸気弁４と排気弁６と
の開閉を制御し、滅菌容器１内の圧力を第３図に
実線ａで示すように変化させるが、まずT0時に
於いて、排気弁６を閉じた状態で蒸気弁４を開
き、滅菌容器１内に高温、高圧の水蒸気を充満さ
せ、滅菌容器１内の圧力をP1にまで上昇させる。
このように滅菌容器１内に送り込まれた水蒸気に
より、瓶３内の液体も加温され、この瓶３内の圧
溶が上昇する。所定時間の滅菌行程終了後、T1
時に於いて、排気弁６を閉じたまま蒸気弁４を閉
じ、滅菌容器１内の圧力をトラツプ等により緩徐
に低下させる。滅菌容器１内の圧力がP2にまで
低下したT2時に於いて、それまで閉じていた排
気弁６を開放し、滅菌容器１内に残留している圧
力蒸気を、排気管７を通じて急速に排出し、滅菌
容器１内を大気圧とした後、この滅菌容器１の扉
を開いて、滅菌処理済の液体を入れた瓶３を取り
出す。
液体を滅菌処理する場合、蒸気弁４と排気弁６と
の開閉を制御し、滅菌容器１内の圧力を第３図に
実線ａで示すように変化させるが、まずT0時に
於いて、排気弁６を閉じた状態で蒸気弁４を開
き、滅菌容器１内に高温、高圧の水蒸気を充満さ
せ、滅菌容器１内の圧力をP1にまで上昇させる。
このように滅菌容器１内に送り込まれた水蒸気に
より、瓶３内の液体も加温され、この瓶３内の圧
溶が上昇する。所定時間の滅菌行程終了後、T1
時に於いて、排気弁６を閉じたまま蒸気弁４を閉
じ、滅菌容器１内の圧力をトラツプ等により緩徐
に低下させる。滅菌容器１内の圧力がP2にまで
低下したT2時に於いて、それまで閉じていた排
気弁６を開放し、滅菌容器１内に残留している圧
力蒸気を、排気管７を通じて急速に排出し、滅菌
容器１内を大気圧とした後、この滅菌容器１の扉
を開いて、滅菌処理済の液体を入れた瓶３を取り
出す。
（考案が解決しようとする問題点）
ところが、上述のように構成され作用する従来
の瓶入り液体の滅菌装置に於いては、次に述べる
ような不都を生じる。
の瓶入り液体の滅菌装置に於いては、次に述べる
ような不都を生じる。
即ち、滅菌行程終了後、T2時に於いて残留蒸
気排出のために排気弁６を開放する際に於ける圧
力P2は、通常0.2Kg／cm2（ゲージ圧）程度として
いる。これは、大気圧よりも僅かだけ高い圧力を
正確に検知する圧力センサが高価であり、0.2
Kg／cm2程度まで圧力を低下させた後であれば、滅
菌容器１内の圧力を急激に低下させても、瓶３，
３が破裂するおそれは少ないと考えられているた
めである。
気排出のために排気弁６を開放する際に於ける圧
力P2は、通常0.2Kg／cm2（ゲージ圧）程度として
いる。これは、大気圧よりも僅かだけ高い圧力を
正確に検知する圧力センサが高価であり、0.2
Kg／cm2程度まで圧力を低下させた後であれば、滅
菌容器１内の圧力を急激に低下させても、瓶３，
３が破裂するおそれは少ないと考えられているた
めである。
ところが、瓶３，３として、ポリプロピレン等
の可撓性のある材質製のものを使用した場合、滅
菌容器１内の圧力の急激な低下に伴つて、未だ高
温の液体を貯溜した瓶３，３が膨張し、膨張に伴
う容積の増大によつて各瓶３，３内の圧力が低下
する。この圧力低下によつて各瓶３，３内の液体
が沸騰すると、今度は瓶３，３内の圧力が滅菌容
器１内の圧力よりも相当に高くなつて、各瓶３，
３の口部に被着した蓋を吹き飛ばし、液体が外部
に飛散したり、蓋が無くなることで液体が再汚染
する原因となつたりする。又、ガラス瓶の場合変
形はしないが、瓶の内外の圧力差が急激に上昇す
ることによる破瓶の原因となるため、好ましくな
い。
の可撓性のある材質製のものを使用した場合、滅
菌容器１内の圧力の急激な低下に伴つて、未だ高
温の液体を貯溜した瓶３，３が膨張し、膨張に伴
う容積の増大によつて各瓶３，３内の圧力が低下
する。この圧力低下によつて各瓶３，３内の液体
が沸騰すると、今度は瓶３，３内の圧力が滅菌容
器１内の圧力よりも相当に高くなつて、各瓶３，
３の口部に被着した蓋を吹き飛ばし、液体が外部
に飛散したり、蓋が無くなることで液体が再汚染
する原因となつたりする。又、ガラス瓶の場合変
形はしないが、瓶の内外の圧力差が急激に上昇す
ることによる破瓶の原因となるため、好ましくな
い。
本考案の瓶入り液体の滅菌装置は、上述のよう
な不都合を解消するものである。
な不都合を解消するものである。
ｂ 考案の構成
（問題を解決するための手段）
本考案の瓶入り液体の滅菌装置は、前述した従
来の滅菌装置の場合と同様、第１図に示すよう
に、被滅菌物である液体を貯溜した瓶３，３を載
置するための棚２，２を内部に設けた滅菌容器１
に、途中に開閉式に蒸気弁４を有し、この蒸気弁
４の開放時に上記滅菌容器１内に滅菌用の高温、
高圧の水蒸気を送り込む蒸気管５と、途中に開閉
式の排気弁６を有し、この排気弁６の開放時に上
記滅菌容器１内に残留する圧力蒸気を排出する排
気管とを付設している。更に、本考案の瓶入り液
体の滅菌装置に於いては、上記滅菌容器１内の圧
力を検出する圧力センサ８と、この圧力センサ８
からの信号に基づいて起動するタイマを有する制
御器９とを設けている。この制御器９は、滅菌終
了後に、蒸気弁４の閉鎖に伴つて滅菌容器１内の
圧力が一定圧力にまで低下した後、上記タイマに
設定された一定時間経過後に上記排気弁６を開放
し、滅菌容器１内に残留する圧力蒸気を排出する
ように作用する。
来の滅菌装置の場合と同様、第１図に示すよう
に、被滅菌物である液体を貯溜した瓶３，３を載
置するための棚２，２を内部に設けた滅菌容器１
に、途中に開閉式に蒸気弁４を有し、この蒸気弁
４の開放時に上記滅菌容器１内に滅菌用の高温、
高圧の水蒸気を送り込む蒸気管５と、途中に開閉
式の排気弁６を有し、この排気弁６の開放時に上
記滅菌容器１内に残留する圧力蒸気を排出する排
気管とを付設している。更に、本考案の瓶入り液
体の滅菌装置に於いては、上記滅菌容器１内の圧
力を検出する圧力センサ８と、この圧力センサ８
からの信号に基づいて起動するタイマを有する制
御器９とを設けている。この制御器９は、滅菌終
了後に、蒸気弁４の閉鎖に伴つて滅菌容器１内の
圧力が一定圧力にまで低下した後、上記タイマに
設定された一定時間経過後に上記排気弁６を開放
し、滅菌容器１内に残留する圧力蒸気を排出する
ように作用する。
（作用）
上述のように構成される本考案の瓶入り液体の
滅菌装置の作用は、滅菌容器１内に一定時間だけ
高温、高圧の水蒸気を送り込んで滅菌作業を行な
つた後、排気弁６を閉じた状態のまま蒸気弁４を
閉じ、滅菌容器１内の圧力を緩徐に低下させる迄
は、前述した従来の滅菌装置の場合と同様であ
る。
滅菌装置の作用は、滅菌容器１内に一定時間だけ
高温、高圧の水蒸気を送り込んで滅菌作業を行な
つた後、排気弁６を閉じた状態のまま蒸気弁４を
閉じ、滅菌容器１内の圧力を緩徐に低下させる迄
は、前述した従来の滅菌装置の場合と同様であ
る。
本考案の滅菌装置に於いては、滅菌容器１内の
圧力がP2にまで低下した時点で、圧力センサ８
からの信号に基づいて制御器９内のタイマが起動
し、この制御器９はこのタイマの設定時間が満了
する第３図のT3時に於いて初めて排気弁６を開
く。圧力がP2まで低下したT2時からこのT3時ま
での間、滅菌容器１内の圧力は、第３図に鎖線ｂ
で示すように緩徐に低下し、この滅菌容器１内に
収納された瓶３，３内の圧力も同様に低下する。
圧力がP2にまで低下した時点で、圧力センサ８
からの信号に基づいて制御器９内のタイマが起動
し、この制御器９はこのタイマの設定時間が満了
する第３図のT3時に於いて初めて排気弁６を開
く。圧力がP2まで低下したT2時からこのT3時ま
での間、滅菌容器１内の圧力は、第３図に鎖線ｂ
で示すように緩徐に低下し、この滅菌容器１内に
収納された瓶３，３内の圧力も同様に低下する。
このため、排気弁６が開放される時点に於い
て、滅菌容器１及び瓶３，３内の圧力は、大気圧
よりも僅かに高い程度となり、圧力の急激な変動
を防止して蓋の吹飛びや破瓶が防止できる。
て、滅菌容器１及び瓶３，３内の圧力は、大気圧
よりも僅かに高い程度となり、圧力の急激な変動
を防止して蓋の吹飛びや破瓶が防止できる。
ｃ 考案の効果
本考案の瓶入り液体の滅菌装置は、以上に述べ
た通り構成され作用するが、滅菌容器内を大気に
開放する時点で、瓶内の圧力と大気圧との差を極
く小さくできるため、瓶の蓋が飛ばされたりする
ことを完全に防止して、液体の飛散や再汚染を有
効に防止できる。
た通り構成され作用するが、滅菌容器内を大気に
開放する時点で、瓶内の圧力と大気圧との差を極
く小さくできるため、瓶の蓋が飛ばされたりする
ことを完全に防止して、液体の飛散や再汚染を有
効に防止できる。
第１図は本考案の、第２図は従来の瓶入り液体
の滅菌装置を示すそれぞれ略図、第３図は滅菌作
業に伴う滅菌容器内の圧力変動を示す線図であ
る。 １：滅菌容器、２：棚、３：瓶、４：蒸気弁、
５：蒸気管、６：排気弁、７：排気管、８：圧力
センサ、９：制御器。
の滅菌装置を示すそれぞれ略図、第３図は滅菌作
業に伴う滅菌容器内の圧力変動を示す線図であ
る。 １：滅菌容器、２：棚、３：瓶、４：蒸気弁、
５：蒸気管、６：排気弁、７：排気管、８：圧力
センサ、９：制御器。
Claims (1)
- 滅菌容器に、途中に蒸気弁を有し、この滅菌容
器内に滅菌用の高温、高圧の水蒸気を送り込む蒸
気管と、途中に排気弁を有し、上記滅菌容器内に
残留する圧力蒸気を排出する排気管と、滅菌容器
内の圧力を検出する圧力センサと、この圧力セン
サの信号に基づいて起動するタイマを有する制御
器とを付設し、この制御器は、滅菌終了後に、蒸
気弁の閉鎖に伴つて滅菌容器内の圧力が一定圧力
にまで低下した後、上記タイマに設定された一定
時間経過後に上記排気弁を開放するように作用す
る瓶入り液体の滅菌装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11305285U JPH0246356Y2 (ja) | 1985-07-25 | 1985-07-25 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11305285U JPH0246356Y2 (ja) | 1985-07-25 | 1985-07-25 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6221347U JPS6221347U (ja) | 1987-02-09 |
| JPH0246356Y2 true JPH0246356Y2 (ja) | 1990-12-06 |
Family
ID=30994489
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11305285U Expired JPH0246356Y2 (ja) | 1985-07-25 | 1985-07-25 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0246356Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-07-25 JP JP11305285U patent/JPH0246356Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6221347U (ja) | 1987-02-09 |
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