JPH09154921A - 高圧蒸気滅菌装置 - Google Patents

高圧蒸気滅菌装置

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JPH09154921A
JPH09154921A JP7318919A JP31891995A JPH09154921A JP H09154921 A JPH09154921 A JP H09154921A JP 7318919 A JP7318919 A JP 7318919A JP 31891995 A JP31891995 A JP 31891995A JP H09154921 A JPH09154921 A JP H09154921A
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JP
Japan
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chamber
water
sterilization
heater
sterilizing water
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Application number
JP7318919A
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English (en)
Inventor
Susumu Yashiro
進 屋代
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】チャンバー内に供給された滅菌用水が加熱され
ている間に水位が低下しても、チャンバー内に確実に滅
菌用水が供給されて滅菌処理が再開される。 【解決手段】チャンバー10を気密に密閉した状態で、
給排水管15の給排水弁15aが開放されて、チャンバ
ー本体部11内に滅菌用水タンク20から滅菌用水が供
給される。滅菌用水が所定水位になると、給排水弁15
aが閉鎖されて、ヒーター14によって滅菌用水が加熱
される。このとき、滅菌用水の水位が低下していること
が水位センサー17によって検出されると、排気管16
の排気弁16aが閉鎖されて、ヒーター14による加熱
が停止される。そして、所定時間にわたってチャンバー
10内が冷却されると、給排水弁15aが開放される。
これにより、負圧のチャンバー10内に滅菌用水が確実
に供給される。その後、ヒーター14により滅菌用水が
加熱され、滅菌処理が再開される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院等で使用され
る器具、ガーゼ等の物品を高圧蒸気によって滅菌する高
圧蒸気滅菌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】病院等で使用される器具、ガーゼ等の多
くの物品は、通常、高圧蒸気滅菌装置によって滅菌され
るようになっている。滅菌処理される物品(以下、被滅
菌物とする)は、金属、布、綿花、プラスチック、高分
子等の各種材料によって構成されており、高圧蒸気滅菌
装置は、各種材料によって構成された被滅菌物を、気密
に密閉されたチャンバー内に収納し、チャンバー内に発
生される高圧蒸気によって被滅菌物を滅菌するようにな
っている。
【0003】チャンバー内の下部にはヒーターが配置さ
れている。また、チャンバー内には、滅菌用水が貯留さ
れた滅菌用水タンクから滅菌用水が、フィルターおよび
給排水管を通して供給されるようになっており、チャン
バー内に供給された滅菌用水がヒーターによって加熱さ
れる。滅菌用水がヒーターによって加熱されると、滅菌
用水の蒸気が発生し、チャンバー内が密閉とされて、チ
ャンバー内に高圧蒸気が充満される。これにより、チャ
ンバー内の被滅菌物が、滅菌用水の高圧蒸気によって滅
菌される。
【0004】このようにして、チャンバー内の被滅菌物
は滅菌されると、チャンバー内の滅菌用水が滅菌用水用
タンクに還流されて、チャンバー内を開放した状態で、
チャンバー内の空気がヒーターによって加熱される。こ
れにより、チャンバー内の被滅菌物が乾燥される。
【0005】このような高圧蒸気滅菌装置によって滅菌
される被滅菌物は、金属製、プラスチック製の器具、綿
花製のガーゼ等のように様々な種類があり、また、数量
も多く、1度に多数の被滅菌物がチャンバー内に収納さ
れて滅菌されるようになっている。このために、高圧蒸
気滅菌装置による滅菌処理が繰り返して実施されると、
滅菌用水に含まれるカルシウム、マグネシウム等の成分
や、被滅菌物であるガーゼ等の糸くずがチャンバー内に
残留するおそれがある。チャンバー内の残留物はフィル
ターに付着することにより目詰まりが生じて、滅菌用水
の通流が阻害される。このために、所定量の滅菌用水が
チャンバー内に供給されないおそれがある。
【0006】また、チャンバー内には、滅菌用水の水位
を検出するための水位センサーが設けられており、この
水位センサーにチャンバー内の残留物が付着すると、水
位センサーが誤動作するおそれもある。その結果、チャ
ンバー内に滅菌用水が所定の水位まで供給されていない
状態にもかかわらず、滅菌用水の供給が停止されるおそ
れがある。
【0007】このような問題を解決するために、特公昭
63−45231号公報には、滅菌用水タンクからチャ
ンバーに所定量の滅菌用水を供給するために必要な時間
が予め設定された注水タイマーを設けて、その注水タイ
マーによって設定された時間よりも早く水位センサーが
動作した場合には、異常表示回路によって異常を表示す
るようになった蒸気滅菌装置が開示されている。
【0008】また、特開昭59−51853号公報に
は、チャンバー内への滅菌用水の注水時間を予め設定し
た注水タイマーを設けて、その注水タイマーにて設定し
た時間内に、チャンバー内の水位センサーが動作しない
場合には、異常を表示して、注水弁を閉鎖するようにな
った高圧蒸気滅菌装置が開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】これらの高圧蒸気滅菌
装置は、通常、自動運転されるようになっている。その
ために、チャンバー内に滅菌用水が所定の水位になって
いない異常事態が、水位センサーによって検出されて、
その異常事態が表示回路等によって表示されているにも
かかわらず、ヒーターによる滅菌用水の加熱工程が実施
されるおそれがある。そして、滅菌用水がヒーターによ
って加熱されてチャンバー内の滅菌用水が高温状態にな
った時点で、高圧蒸気滅菌装置の自動運転が停止される
と、高温状態の滅菌用水の温度が低下するのを待って、
あるいは、高温の滅菌用水をチャンバー内から排出し
て、チャンバー内の清掃、水位センサーの清掃等を実施
しなければならない。その結果高圧蒸気滅菌装置による
滅菌処理を再開させるために、長時間を要するという問
題があり、また、高温の滅菌用水によって火傷等の危険
もある。
【0010】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、チャンバー内の滅菌用水を加熱し
ている間にその滅菌用水の水位の低下の異常が検出され
た場合には、迅速に所定の水位にまで滅菌用水をチャン
バー内に供給することができ、滅菌処理に短時間で復帰
することができる高圧蒸気滅菌装置を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の高圧蒸気滅菌装
置は、チャンバー内に被滅菌物を収納して、チャンバー
内に滅菌用水を所定の水位となるように供給し、チャン
バー内に配置されたヒーターによってその滅菌用水を加
熱して、気密状態とされたチャンバー内に高圧蒸気を発
生させ、その高圧蒸気によって被滅菌物を滅菌する高圧
蒸気滅菌装置であって、前記チャンバー内の滅菌用水が
ヒーターによって加熱されている間に、滅菌用水の水位
が低下した場合に、チャンバー内が気密状態とされてヒ
ーターによる加熱を所定時間にわたって中止することに
よりチャンバー本体部内を冷却し、その後に、チャンバ
ー本体部内に滅菌用水が供給されることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて詳細に説明する。
【0013】図1は、本発明の高圧蒸気滅菌装置の実施
の形態の一例を示す概略構成図である。この高圧蒸気滅
菌装置は、蒸気滅菌すべき物品(被滅菌物)が収容され
て密閉状態とされるチャンバー10と、このチャンバー
10に供給する滅菌用水を貯留する滅菌用水タンク20
とを有している。
【0014】チャンバー10は、内部に被滅菌物が収容
される円筒状のチャンバー本体部11を有している。チ
ャンバー本体部11の一方の端面には、チャンバー本体
部11内に物品を出し入れするための開口部が設けられ
ており、その開口部が蓋体12によって気密状態に密閉
されるようになっている。蓋体12は、チャンバー本体
11に対して、支持具19によって開閉可能に支持され
ている。
【0015】チャンバー本体部11の下部には、ヒータ
ー14が配置されており、このヒーター14の上方に
は、ヒーター14に接触しないように被滅菌物が載せら
れる棚板13が設けられている。
【0016】チャンバー本体部11には、給排水弁15
aが設けられた給排水管15の一方の端部が接続されて
いる。給排水管15の他方の端部は、滅菌用水タンク2
0に接続されており、給排水弁15aを介して、滅菌用
水タンク20内の滅菌用水が、チャンバー本体部11に
給水されるとともに、チャンバー本体部11内に給水さ
れた滅菌用水が、滅菌用水タンク20内に排水されるよ
うになっている。
【0017】さらに、チャンバー本体部11には、チャ
ンバー本体部11内を排気するための排気管16の一方
の端部が接続されている。排気管16には排気弁16a
が設けられており、その他方の端部は、滅菌用水タンク
20の滅菌用水内に挿入された状態になっている。チャ
ンバー本体部11内の空気は、排気弁16aを介して滅
菌用水タンク20の滅菌用水内に排気されるようになっ
ている。
【0018】チャンバー本体部11には、滅菌用水タン
ク20からチャンバー本体部11内に供給される滅菌用
水の水位を検出する水位センサー17と、チャンバー本
体部11内の温度を検出する温度センサー18とが設け
られている。
【0019】図2は、本発明の高圧蒸気滅菌装置の制御
系のブロック図である。高圧滅菌装置は、制御装置30
によって全体が制御されるようになっており、制御装置
30には、高圧蒸気滅菌装置全体を制御するための制御
部31が設けられている。制御部31には、チャンバー
本体部11内に設けられた温度センサー18の出力が、
制御装置30における温度勾配計算部32を介して入力
されるとともに、チャンバー本体部11内に設けられた
水位センサー17の出力が、制御装置30における水位
検出部33を介して入力されている。
【0020】温度勾配計算部32は、温度センサー18
によって検出されるチャンバー10内の温度に基づい
て、温度勾配(温度変化)を計算して、その計算値に対
応した電圧信号を制御部31に出力するようになってい
る。また、水位検出部33は、水位センサー17によっ
て検出されるチャンバー10内の滅菌用水の水位に基づ
いた電圧信号を制御部31に出力されるようになってい
る。
【0021】制御部31の出力は、制御装置30に設け
られたヒーター駆動部34を介して、ヒーター14に与
えられている。また、制御部31の出力は、排気弁駆動
部35を介して排気弁16aに与えられるとともに、給
排水弁駆動部36を介して給排水弁15aに与えられて
いる。さらに、制御部31の出力は、制御装置30に設
けられた表示装置37にも与えられている。
【0022】このような構成の高圧蒸気滅菌装置の動作
を、図3および図4に示すフローチャートに基づいて説
明する。高圧蒸気滅菌装置における滅菌用水タンク20
内には、予め、滅菌用水が貯留されており、高圧蒸気滅
菌装置を動作させる前に、まず、チャンバー10の蓋体
12を開放して、被滅菌物が、チャンバー本体部11の
棚板13上に載せられる。その後、蓋体12によって、
チャンバー本体部11の開口部が気密状態に密閉され
る。
【0023】このような状態になると、高圧蒸気滅菌装
置が自動運転され、まず、排気管16の排気弁16aが
開放されるとともに、給排水管15の給排水弁15aが
開放される(図3のステップS1参照)。給排水弁15
が開放されることにより、滅菌用水タンク20内の滅菌
用水が、給排水管15を通って、チャンバー本体部11
内に給水される。そして、チャンバー本体部11内に滅
菌用水が所定の水位まで給水されたことが水位センサー
17によって検出されると(ステップS2)、給排水弁
15aが閉鎖される(ステップS3)。このとき、チャ
ンバー本体部11内に配置されたヒーター14は、滅菌
用水内に浸漬された状態になる。
【0024】その後、ヒーター14が駆動されて(ステ
ップS4)、チャンバー本体部11内の滅菌用水が加熱
される。このとき、水位センサー17によって、チャン
バー本体部11内の滅菌用水の水位が、常時、監視され
ており、水位センサー17によって、チャンバー本体部
11内の水位が、所定レベル以下に下がっていないかど
うかを調べる。そして、水位センサー17によってチャ
ンバー本体部11内の滅菌用水の水位が所定レベル以下
に低下していないことが確認されると(ステップS
5)、温度センサー18によって、チャンバー本体部1
1内の温度が測定される(ステップS6)。
【0025】温度センサー18の測定結果は、温度勾配
計算部32によって計算された温度勾配に対応した電圧
が出力されており、チャンバー本体部11内の温度が滅
菌用水の沸点にほぼ達したことが温度センサー18によ
って検出されると、排気管16の排気弁16aが閉鎖さ
れる(ステップS7)。これにより、蓋体12によって
開口部が気密状態に密閉されたチャンバー本体部11の
内部は、気密に密閉された状態になり、ヒーター14に
よる滅菌用水の加熱によって発生する蒸気が、チャンバ
ー本体部11内に充満されて、チャンバー本体部11の
内部は飽和蒸気によって高圧状態になる。
【0026】このとき、温度センサー18の測定結果
は、温度勾配計算部32を介して、制御部31に、常
時、入力されており、チャンバー本体部11内の温度
が、チャンバー本体部11内の温度が滅菌温度にほぼ達
したかどうかを、温度勾配計算部32のデーターに基づ
いて調べる(ステップS8)。そして、チャンバー本体
部11内の温度が滅菌温度にほぼ達したことが検出され
ると、制御部31は、チャンバー本体部11の内部がそ
の温度を保つようにヒーター14を制御する(ステップ
S9)。
【0027】これにより、チャンバー本体部11の内部
は、一定の滅菌温度になった高圧蒸気によって飽和状態
になり、従って、チャンバー本体部11の内部に配置さ
れた被滅菌物は、滅菌温度になった高圧蒸気によって滅
菌される。
【0028】このように、チャンバー本体部11の内部
が滅菌温度になると、予め設定された時間が経過するま
で、ヒーター14の制御を継続する(ステップS1
0)。そして、所定の滅菌時間が経過して、被滅菌物が
所定時間にわたって滅菌されたことが確認されると(ス
テップS11)、図4に示すように、ヒーター14の駆
動を停止するとともに(図4のステップS12)、給排
水弁15aを開放して(ステップS13)、チャンバー
本体部11内の滅菌用水の一部を、チャンバー本体部1
1aの高圧を利用して、滅菌用水タンク20に還流させ
る。そして、一定時間が経過して(ステップS14)、
チャンバー本体部11内が大気圧よりも若干高い圧力状
態になると、給排水管15の給排水弁15aが閉鎖され
るとともに(ステップS15)、排気管16の排気弁1
6aが開放される(ステップS16)。排気管16の排
気弁16aが開放されると、チャンバー本体部11内の
高圧蒸気は、排気管16を通って排出され、チャンバー
本体部11の内部は大気圧に等しい圧力とされる。
【0029】チャンバー本体部11の内部が大気圧に等
しい圧力になると、蓋体12が開放されるとともに、ヒ
ーター14が駆動されて、チャンバー本体部11の内部
が加熱される(ステップS17)。これにより、チャン
バー本体部11内に進入した空気が加熱され、チャンバ
ー本体部11の内部を上方へと移動されて、チャンバー
本体部11の内部にて空気が循環される。その結果、チ
ャンバー本体部11内に収容された被滅菌物は、循環さ
れる加熱空気によって乾燥される。その後、所定時間に
わたってヒーター14によって被滅菌物が乾燥されると
(ステップS18)、ヒーター14の駆動が停止され
(ステップS19)、全ての制御が終了する。
【0030】このような制御の間において、チャンバー
本体部11内に滅菌用水を所定の水位になるように供給
して、ヒーター14によって滅菌用水を加熱している間
に、チャンバー本体部11内の滅菌用水の水位が低下し
て、水位センサー17によって、所定の水位に達してい
ないことが検出されると(図3のステップS5)、ヒー
ター14の駆動が停止されて、チャンバー本体部11内
の滅菌用水の加熱が停止されるとともに、表示装置によ
って異常事態が発生していることが表示される。(ステ
ップS21)。ヒーター14の駆動が停止されると、排
気弁16aが閉鎖状態とされる(ステップS22)。
【0031】排気弁16aが閉鎖された状態で、チャン
バー本体部11内が冷却されるために要する所定時間が
経過するのを待ち(ステップS23)、所定時間が経過
したことが確認されると(ステップS24)、給排水弁
15aが開放される(ステップS25)。これにより、
気密状態になったチャンバー本体部11の内部の空気が
冷却され、チャンバー本体部11の内部は大気圧よりも
低い負圧になり、このような状態で給排水弁15aが開
放されることになり、滅菌用水タンク20内の滅菌用水
は、負圧のチャンバー本体部11内に吸い込まれる。滅
菌用水タンク20内の滅菌用水は、チャンバー本体部1
1が負圧になっていることにより、勢いよくチャンバー
本体部11内に吸い込まれ、滅菌用水タンク20内に設
けられるフィルター(図示せず)が目詰まりした状態に
なっていても、確実に、チャンバー本体部11内に供給
される。
【0032】このようにして、滅菌用水が確実にチャン
バー内に吸い込まれて、滅菌用水がチャンバー本体部1
1内に所定水位にまで供給されたことが、水位センサー
17によって検出されると(ステップS26)、排気弁
16aが開放される(ステップS27)。これにより、
チャンバー本体部11内が大気圧に等しい状態になる。
その後、通常の滅菌処理作業に戻り、排気弁16aが閉
鎖されて(ステップS3)、ヒーター14が駆動される
(ステップS4)。そして、ヒーター14によって加熱
される滅菌用水が蒸発されて、チャンバー本体部11内
に高圧蒸気が充満され、被滅菌物が高圧蒸気によって滅
菌される。
【0033】
【発明の効果】本発明の高圧蒸気滅菌装置は、このよう
に、ヒーターによって加熱されている間に、チャンバー
内に供給される滅菌処理水の水位が低下した状態になる
と、チャンバー内を冷却して負圧にした後に、滅菌用水
をチャンバー内に供給するようになっているために、負
圧のチャンバー内に滅菌用水が勢いよく吸い込まれる。
従って、滅菌用水の給排水管に設けられたフィルターが
目詰まりしたような場合にも、滅菌用水は、確実にチャ
ンバー内に供給され、チャンバー内等を清掃することな
く、高圧蒸気滅菌装置を滅菌処理に復帰させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高圧蒸気滅菌装置の実施の形態の一例
を示す概略構成図である。
【図2】その高圧蒸気滅菌装置の制御系のブロック図で
ある。
【図3】その高圧蒸気滅菌装置の動作を説明するための
フローチャートである。
【図4】その高圧蒸気滅菌装置の動作を説明するための
図3に連続するフローチャートである。
【符号の説明】
10 チャンバー 11 チャンバー本体部 12 蓋体 14 ヒーター 15 給排水管 15a 給排水弁 16 排気管 16a 排気弁 17 温度センサー 18 水位センサー 20 滅菌用水タンク 30 制御装置 31 制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンバー内に被滅菌物を収納して、チ
    ャンバー内に滅菌用水を所定の水位となるように供給
    し、チャンバー内に配置されたヒーターによってその滅
    菌用水を加熱して、気密状態とされたチャンバー内に高
    圧蒸気を発生させ、その高圧蒸気によって被滅菌物を滅
    菌する高圧蒸気滅菌装置であって、 前記チャンバー内の滅菌用水がヒーターによって加熱さ
    れている間に、滅菌用水の水位が低下した場合に、チャ
    ンバー内が気密状態とされてヒーターによる加熱を所定
    時間にわたって中止することによりチャンバー本体部内
    を冷却し、その後に、チャンバー本体部内に滅菌用水が
    供給されることを特徴とする高圧蒸気滅菌装置。
JP7318919A 1995-12-07 1995-12-07 高圧蒸気滅菌装置 Pending JPH09154921A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012040185A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Takazono Technology Inc 蒸気滅菌器および蒸気滅菌器の制御方法
JP2012040183A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Takazono Technology Inc 蒸気滅菌器および蒸気滅菌器の制御方法
JP2012040184A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Takazono Technology Inc 蒸気滅菌器および蒸気滅菌器の制御方法

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JP2012040185A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Takazono Technology Inc 蒸気滅菌器および蒸気滅菌器の制御方法
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