JPH02180217A - 電子レンジ容器用圧力調整装置 - Google Patents

電子レンジ容器用圧力調整装置

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JPH02180217A
JPH02180217A JP63335653A JP33565388A JPH02180217A JP H02180217 A JPH02180217 A JP H02180217A JP 63335653 A JP63335653 A JP 63335653A JP 33565388 A JP33565388 A JP 33565388A JP H02180217 A JPH02180217 A JP H02180217A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は食品容器である圧力容器に関するもので、特に
、電子レンジ等で誘電加熱する際に複数の圧力調整が可
能な電子レンジ容器用圧力調整装置に関するものである
[従来の技術] 従来のこの種の食品容器として、実公昭57−5701
6号公報に掲載の技術を挙げることができる。
即ち、上記技術は、円錐面または回転曲線面を有する頭
部と、当該円錐面または回転曲線面の中心においてこの
頭部から延びる柄部と、この柄部の下端より斜立する複
数個の弾性突起とを、可撓性材料で一体に成形してなる
食品容器の気密栓に関するものである。
上記のように構成された食品容器の気密栓は、食品容器
内の食品を加熱することができ、かつ、加熱によって水
蒸気を発生するものであれば、容器を加熱することによ
って水蒸気を発生せしめ、その蒸気圧によって食品容器
内の空気を排出することができる。食品容器内の空気が
排出されると、頭部の上面に大気圧が作用し、頭部の下
部を円孔の上縁に圧着させ、真空状態を維持することが
できる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記従来の食品容器の気密栓は、円錐面または
回転曲線面を有する頭部と、当該円錐面または回転曲線
面の中心においてこの頭部から延びる柄部と、この柄部
の下端より斜立する複数個の弾性突起とを、可撓性材料
で一体に成形してなるものであるが、その形態が複雑で
あり、食品容器の気密栓の精度のバラツキにより、空気
が排出された食品容器内の圧力にバラツキが生じ、その
信頼性の向上が望まれていた。
また、上記のような一義的な気密栓では各種の故障等が
起り易く、加熱の場合に圧力調整ができなくなることも
あった。かかる場合には蓋が飛んだり、或いは、容器が
破裂する虞れがあり、危険な面もあった。
さらに、電子レンジで加熱する際には、食品容器の蓋を
封止して行なうことができるものの、食品加熱状態の蒸
気圧が大気圧に略等しくなるため、食品の加工時間が短
くなるものではなかった。
そこで、本発明は簡単な構造で信頼性及び安全性の高い
圧力調整ができ、しかも、容器内の圧力を容易に低圧状
態にでき、食品加熱状態の容器内の蒸気圧を高くできる
電子レンジ容器用圧力調整装置の提供を課題とするもの
である。
[課題を解決するための手段] 第一の発明にかかる電子レンジ容器用圧力調整装置は、
容器本体10と容器本体10の開口部11を覆う蓋体2
0,20Bとその接合部に介在するパッキング30とで
気密体機構を構成し、この蓋体20.20Bに穿設した
第1の貫通孔41を弾性体の薄肉弁51により、第1の
所定圧力に応じて開閉する第1の圧力調整機構を構成し
、同じく、この蓋体20,20Bに穿設した第2の貫通
孔42を弾性体の厚肉弁52により、前記第1の所定圧
力よりも高い第2の所定圧力に応じて開閉する第2の圧
力調整機構を成すものである。
第二の発明にかかる電子レンジ容器用圧力調整装置は、
容器本体10の開口部11を覆う蓋体20Cを周辺覆体
23と板状樹脂体からなる中心蓋体60とで一体に構成
し、この蓋体20Cと容器本体10との間にパッキング
30を介在させて気密体機構を構成し、蓋体20Cの板
状樹脂体からなる中心蓋体60に第1の貫通孔41及び
第2の貫通孔42を穿設するとともに弾性体の薄肉弁5
1及び厚肉弁52を装着し、この中心蓋体60に穿設し
た第1の貫通孔41を弾性体の薄肉弁51により、第1
の所定圧力に応じて開閉する第1の圧力調整機構と構成
し、同じ(、この中心蓋体60に穿設した第2の貫通孔
42を厚肉弁52により、前記第1の所定圧力よりも高
い第2の所定圧力に応じて開閉する第2の圧力調整機構
を成すものである。
第三の発明にかかる電子レンジ容器用圧力調整装置は、
容器本体10Bと蓋体20Dをパッキング30Bを介し
てクランプ手段80で圧接固定して気密体機構を構成し
、蓋体20Dに穿設した第1の貫通孔41及び弾性体の
薄肉弁51Bとにより上記第一の発明及び第二の発明と
同様の第1の圧力調整機構を構成し、同じく、蓋体20
Dに穿設した第2の貫通孔42及び弾性体の厚肉弁52
Bにより上記第一の発明及び第二の発明と同様の第2の
圧力調整機構を成すものである。
第四の発明にかかる電子レンジ容器用圧力調整装置は、
容器本体10と容器本体10の開口部11を覆う蓋体2
0Eとその接合部に介在するパッキング30とで気密体
機構を構成し、前記蓋体20Eに穿設した圧力調整孔4
0を弾性体の薄肉弁51Cにより、第1の所定圧力に応
じて開閉する第1の圧力調整機構を構成し、蓋体20E
の圧力調整孔40の近傍に周囲を略馬蹄形の切欠部24
で形成した可撓性を有する可動片25を弾性体の厚肉弁
52Cにより容器本体10内と容器本体10外との圧力
差及び前記第1の所定圧力よりも高い第2の所定圧力に
応じて開閉する第2の圧力調整機構を成すものである。
[作用] 第一の発明においては、容器本体10内に収容した食品
が、例えば、電子レンジ等の極超短波によって誘電加熱
されるとき、容器本体10と蓋体20.20Bとの接合
部にパッキング30を介在させた気密体機構と、蓋体2
0,20Bに穿設した第1の貫通孔41及び弾性体の薄
肉弁51からなる第1の圧力調整機構と、同じく、蓋体
20゜20Bに穿設した第2の貫通孔42及び弾性体の
厚肉弁52からなる第2の圧力調整機構とにより、容器
本体10の内部を所定の第1の圧力状態より低い内圧状
態に維持し、大気圧よりも高い高圧状態で食品を高温加
熱する。特に、容器本体10が所定の第1の圧力状態以
上の内圧状態になったときは第1の圧力調整機構により
、容器本体10の内圧を低下させ、容器本体10の内部
を所定の第1の圧力状態とする。そして、容器本体10
が所定の第2の圧力状態以上の内圧状態になったときは
第2の圧力調整機構により、容器本体10の内圧を低下
させ、容器本体10の内部を所定の第′2の圧力状態と
する。
さらに、第2の圧力状態以上の高圧状態になった場合に
も、パッキング30が外れることにより、極端な高圧状
態は直に解除される。また、容器本体10内の食品の温
度降下等で内圧が外圧以下に低下すると、容器本体10
と蓋体との間を封止状態とする。
したがって、食品加熱状態の容器内の圧力を大気圧以上
に高くでき、食品加熱温度を上昇させることができると
ともに、容器本体10内の圧力調整ができる。また、−
旦、加熱した容器本体10内の食品の温度を低下させる
ことによって、容器本体10内の圧力を容易に低圧状態
にでき、保存に適する減圧状態となる。
第二の発明においては、容器本体10内に収容した食品
が、例えば、電子レンジ等の極超短波によって誘電加熱
されるとき、容器本体10と蓋体20Cとの接合部にパ
ッキング30を介在させた気密体機構と、蓋体20Cの
板状樹脂体からなる中心蓋体60に穿設した第1の貫通
孔41及び弾性体の薄肉弁51からなる第1の圧力調整
機構と、同じく、蓋体20Cの中心蓋体60に穿設した
第2の貫通孔42及び弾性体の厚肉弁52からなる第2
の圧力調整機構とにより、上記第一の発明と同様に作用
し、食品加熱状態の容器内の圧力を大気圧以上に高くで
き、食品加熱温度を上昇させることができるとともに、
容器本体10内の圧力調整ができる。また、−旦、加熱
した容器本体10内の食品の温度を低下させることによ
って、容器本体10内の圧力を容易に低圧状態にでき、
保存に適する減圧状態となる。加えて、この第二の発明
では第1の圧力調整機構及び第2の圧力調整機構が板状
樹脂体からなる中心蓋体60に組込まれており、譬え、
かかる機構に不良が発生した場合には板状樹脂体からな
る中心蓋体60ごと一体で部品交換ができる。また、周
辺覆体23との組合せを任意に変化でき、他の種類の圧
力容器にも利用ができる。
第三の発明においては、容器本体10Bと蓋体20Dと
の接合部にパッキング30Bを介在させてクランプ手段
80により圧接固定する気密体機構と、蓋体20Dに穿
設した第1の貫通孔41及び弾性体の薄肉弁51Bから
なる第1の圧力調整機構と、同じく、蓋体20Dに穿設
した第2の貫通孔42及び弾性体の厚肉弁52Bからな
る第2の圧力調整機構とにより上記第一の発明及び第二
の発明と同様に作用し、食品加熱状態の容器本体10B
内の圧力を大気圧以上に高くでき、食品加熱温度を上昇
させることができるとともに、容器本体10B内の圧力
調整ができる。また、−旦、加熱した容器本体10B内
の食品の温度を低下させることによって、容器本体10
B内の圧力を容易に低圧状態にでき、保存に適する減圧
状態となる。加えて、この第三の発明では圧力容器の容
器本体10Bと蓋体20Dとをパッキング30Bを介し
てクランプ手段80により圧接固定しているので、気密
性が良好であり、より高圧状態での加熱調理にも耐え得
る。
第四の発明においては、容器本体10と蓋体20Eとの
接合部にパッキング30を介在させた気密体機構と、蓋
体20Eに穿設した圧力調整孔40及び弾性体の薄肉弁
51Cからなる第1の圧力調整機構と、同じく、蓋体2
0Hに形成した可撓性を有する可動片25及び弾性体の
厚肉弁52Cからなる第2の圧力調整機構とにより」二
記第−の発明から第三の発明と同様に作用し、食品加熱
状態の容器本体10内の圧力を大気圧以上に高くでき、
食品加熱温度を上昇させることができるとともに、容器
本体10内の圧力調整ができる。また、−旦、加熱した
容器本体10内の食品の温度を低下させることによって
、容器本体10内の圧力を容易に低圧状態にでき、保存
に適する減圧状態となる。加えて、この第四の発明では
所定の第2の圧力以上になると、第2の圧力調整機構に
より急激に内圧を低減できるので、危険な高圧状態を回
避でき安全弁として機能する。
[実施例] 以下、各発明の実施例について説明する。まず、第一の
発明について述べる。
第1図は第一の発明の第一実施例である電子レンジ容器
用圧力調整装置を示す一部中央縦断面図である。
第1図において、10は高周波(極超短波;UHF)に
よって誘電加熱されない部材としての磁器、ガラス、セ
ラミックス等からなる容器本体であり、略有底円筒状の
容器を形成している。11は前記略有底円筒状の容器本
体10の上方に位置する開口部、12はその開口部11
の内側縁に沿って連続して形成した断面略半円の溝部で
ある。
20は容器本体10の開口部11を覆う蓋体であり、前
記容器本体10と同一の材質で形成されている。21は
この蓋体20の全周に亘って形成した突出部、22は蓋
体20の上面部に穿設した取付孔である。この蓋体20
の取付孔22には弁体50が取付けである。30は弾性
に富むパッキングであり、高周波によって誘電加熱され
ないシリコーンゴム等の封止部材で形成されている。3
1はパッキング30の外周部、32はパッキング30の
外周部31と反対側に位置する四部である。
このパッキング30は容器本体10の溝部12と蓋体2
0の凸部21との接合部に挟圧状態で介在させることに
より、蓋体20の凸部21とパッキング30の凹部32
とが密着状態となり、パッキング30の外周部31が容
器本体10の溝部12に押圧されて、容器内の気密性が
保たれる。40は蓋体20の上面部に複数穿設した圧力
調整孔であり、41は蓋体20の取付孔22を中心に所
定の距離を隔てて穿設した第1の貫通孔、42は前記第
1の貫通孔41よりも取付孔22に近い位置に穿設した
第2の貫通孔である。50は蓋体20の取付孔22に取
付けられている弾性体の弁体であり、51は第1の貫通
孔41の上方開口部に位置する薄肉弁、52は第2の貫
通孔42の上方開口部に位置する厚肉弁であり、この厚
肉弁52は薄肉弁51よりも肉厚が厚く形成されている
。53はこの弁体50を蓋体20の取付孔22に固着し
離脱防止機能を果しているフランジである。そして、こ
の弁体50の薄肉弁51及び厚肉弁52は第1の貫通孔
41及び第2の貫通孔42の上方開口部を抑圧気味に封
止している。
第2図は第一の発明の第二実施例である電子レンジ容器
用圧力調整装置を示す一部中央縦断面図である。なお、
図中、10.30.40、及び50は上記実施例と同一
または相当する構成部分であるから、ここでは重複する
説明を省略する。
第2図において、20Bは容器本体10の開口部11を
覆う蓋体であり、この蓋体2OBは樹脂成形品である。
なお、21B及び22Bは第1図の凸部21及び取付孔
22に相当する部分である。
上記のように構成した各実施例の圧力容器用圧ノJF1
整装置では、まず、誘電加熱されない部月からなる容器
本体10に、所定の加熱調理或いは加熱加工等を行なう
食品を収納する。そして、この容器本体10の開口部1
1の溝部12に、パッキング30を介して蓋体20.2
0Bを装着する。
このとき、前記蓋体20,20Bの凸部21゜21Bに
装着したパッキング30の外周部31は、容器本体10
の開口部11の溝部12に抑圧され、その弾性によって
容器本体10と蓋体20.20Bの両者は密に接触し、
容器内は気密性が保たれ封止状態となる。
このように、この実施例では高周波によって誘電加熱さ
れない構成部材からなる容器本体10と、この容器本体
10の開口部11を覆う蓋体20゜20Bと、容器本体
10と蓋体20,20Bとの接合部に介在し容器本体1
0と蓋体20.20Bとを密着する弾性材料からなるパ
ッキング30とで気密体機横が構成されている。
また、このとき蓋体20.20Bの上面部の第1の貫通
孔41及び第2の貫通孔42からなる圧力調整孔40は
全て弁体50の薄肉弁51及び厚肉弁52により封止状
態となっている。
この状態で、加熱調理或いは加熱加工等を行なう食品を
収納した容器本体10を電子レンジ等に入れ、高周波に
よって誘電加熱すると、容器本体10内の食品温度が上
昇し、容器本体10内の蒸気圧が上昇する。そして、こ
の容器内の圧力が所定の圧力以上になった場合には、弁
体50が可動し、圧力調整孔40が適宜開放状態となる
ことにより、容器内の圧力が調整される。
ここで、この圧力調整動作について図を用いて説明する
。第4図の(a)から(c)は第一の発明の電子レンジ
容器用圧力調整装置の動作原理を説明する要部拡大断面
図である。
第4図の(a)は容器内の圧力が所定の圧力以下のとき
の状態を示している。この状態においては、第1の貫通
孔41は薄肉弁51により、そして、第2の貫通孔42
は厚肉弁52により各々封止状態となっている。したが
って、この状態では加熱を続行すれば容器本体10内の
圧力は減少することなく次第に上昇する。しかし、容器
本体10内の蒸気圧が上昇すると、蓋体20.20Bに
穿設した圧力調整孔40を経て弁体50に作用する蒸気
圧も次第に上昇する。そして、容器本体10内の圧力が
所定の圧力以上になったときには、薄肉弁51は上方に
押し上げられて彎曲して第1の貫通孔41は開放状態と
なり、封止状態は解除される。
第4図の(b)は容器本体10内の圧力が所定の圧力以
上のときの状態を示している。このときの、圧力を第1
の圧力とする。この第1の圧力は大気圧以上であり薄肉
弁51の弾性力によって決定される。この状態において
は、第1の貫通孔41の上方開口部に位置する薄肉弁5
1は容器本体10内の蒸気圧により押上げられて開放状
態となる。したがって、容器本体10内の蒸気圧は第1
の貫通孔41と薄肉弁51との隙間を通って容器本体1
0外に排出される。しかし、第2の貫通孔42は朱だ厚
肉弁52により封止状態となっている。これは、薄肉弁
51よりも厚肉弁52の方が弾性力が強く、これを押上
げるには大きな押圧力が必要だからである。この状態で
徐々に加熱することにより、容器本体10内の圧力は前
記第1の圧力状態が維持され、容器本体10内の圧力を
前記第1の圧力以下に抑制している。このように、通常
の加熱状態では、容器本体10内の蒸気圧が上昇しても
大気圧以上の所定の第1の圧力状態となり、この第1の
圧力状態で容器本体10内の食品が加熱される。故に、
容器本体10内の食品は高圧及び高温度条件下で加熱調
理或いは加熱加工等を行なうことができる。
第4図の(C)は容器本体10内の圧力が上記第1の圧
力より高い所定の圧力以、上のときの状態を示している
。このときの、圧力を第2の圧力とする。この第2の圧
力も上記と同様に厚肉弁52の弾性力によって決定され
る。この状態においては、第1の貫通孔41の上方開口
部に位置する薄肉弁51及び第2の貫通孔42の上方開
口部に位置する厚肉弁52は共に容器本体10内の蒸気
圧により押上げられて開放状態となる。したがって、容
器本体10内の蒸気圧は第1の貫通孔41と薄肉弁51
との間、及び第2の貫通孔42と厚肉弁52との間を通
って容器本体10外に排出される。
この状態でさらに加熱を続行すれば、容器本体10内の
圧力は前記第2の圧力状態が維持され、容器本体10内
の圧力を前記第2の圧力以下に抑制している。このよう
に、上記の通常の加熱状態よりもさらに急激な加熱状態
では、容器本体10内の蒸気圧も急激に上昇し、上記の
所定の第1の圧力以上の第2の圧力状態となり、この第
2の圧力状態で容器本体10内の食品が加熱される。故
に、容器本体10内の食品はさらに高圧及び高温度条件
下で加熱調理或いは加熱加工等を行なうことができる。
また、容器本体10内の食品は高圧及び高温度条件下で
加熱調理或いは加熱加工等を行なった後、電子レンジ等
の高周波による誘電加熱を停止すると、容器本体10内
の蒸気圧は低下する。
このとき、容器本体10と蓋体20,20Bには大気圧
が加わり、容器本体10内の蒸気圧の低下により、薄肉
弁51及び厚肉弁52が各々第1の貫通孔41及び第2
の貫通孔42を各々密閉し、容器本体10内は外気圧よ
りも低圧の封止状態となる。このように、第1の圧力調
整機構及び第2の圧力調整機構は共に容器本体10外の
大気圧と容器本体10内の蒸気圧との圧力差に応じて、
容器本体10内を封止状態にする。したがって、容器本
体10内の食品が冷却された状態では、容器本体10内
の圧力を減圧状態とすることができ、容器本体10内の
食品の長期保存に好適な状態とすることができる。
このように、この実施例では圧力容器の蓋体20.20
Bに穿設した第1の貫通孔41と、この第1の貫通孔4
1を容器本体10内の圧力が容器本体10外の圧力より
も低いときには密閉し、容器本体10内の圧力が容器本
体10外の圧力以上で、且つ、所定の第1の圧力以下の
ときには封止し、容器本体10内の圧ツノが前記第1の
圧力以上のときには開放する弾性体の弁体50の薄肉弁
51とで第1の圧力調整機構を構成している。そして、
前記圧力容器の蓋体20,20Bの第1の貫通孔41と
は別の位置に穿設した第2の貫通孔42と、この第2の
貫通孔42を容器本体10内の圧力が容器本体10外の
圧力よりも低いときには密閉し、容器本体10内の圧力
が容器本体10外の圧力以上で、且つ、前記所定の第1
の圧力よりも高い所定の第2の圧ツノ以下のときには封
止し、容器本体10内の圧力が第2の圧力以上のときに
は開放する前記薄肉弁51と一体で形成されている弾性
体の弁体50の厚肉弁52とにより第2の圧力調整機構
を構成している。
ところで、上記の第1の圧力調整機構及び第2の圧力調
整機構による蒸気圧の排出動作のみでは、容器本体10
内の蒸気圧の調整ができないことがある。これには、例
えば、上記の加熱状態を上回る極めて急激な加熱の場合
、或いは、圧力調整孔400目詰り等により圧力調整機
構が正常に作動しない場合等が考えられる。かかる場合
には、容器本体10内の蒸気圧が異常に上昇する。しか
し、蓋体20と容器本体10との間の挟圧力以上の蒸気
圧となると、パッキング30が外れて封止状態が解除さ
れる。そして、容器本体10の開口部11に装着されて
いる蓋体20.20Bが開蓋状態となり、容器本体10
内の蒸気圧は蓋体20,20Bに取付けたパッキング3
0と容器本体10の開口部11との間を通って排出され
る。このときの容器本体10内の蒸気圧を所定の第3の
圧力とする。好ましくは、この第3の圧力を容器本体1
0及び蓋体20,20Bが破壊に至ることのない圧力で
、しかも、蓋体20,20Bが飛ばない程度の圧力がよ
い。
したがって、この実施例め電子レンジ容器用圧力調整装
置では、容器本体10内の蒸気圧が所定の第2の圧力を
越えて異常に上昇すると、第3の圧力で容器本体10の
開口部11に装着されている蓋体20が開蓋状態となり
、容器本体10の内部の高圧状態が解除されるから、こ
の圧力容器の非常時の予備的な安全機構として機能する
上記のように、この電子レンジ容器用圧力調整装置は、
容器本体10と蓋体20,20Bとの接合部にパッキン
グ30を介在させた気密体機措と、蓋体20,20Bに
穿設した第1の貫通孔41及び弾性体の弁体50の薄肉
弁51からなる第1の圧力調整機構と、同じく、蓋体2
0,20Bに穿設した第2の貫通孔42及び弾性体の弁
体50の厚肉弁52からなる第2の圧力調整機構とによ
り、容器本体10の内部を所定の第1の圧力状態より低
い内圧状態に維持し、大気圧よりも高い高圧状態で食品
を高温加熱する。特に、容器本体10が所定の第1の圧
力状態以上の内圧状態になったときは第1の圧力調整機
構により、容器本体10の内圧を低下させ、容器本体1
0の内部を所定の第1の圧力状態とする。そして、容器
本体10が所定の第2の圧力状態以上の内圧状態になっ
たときは第2の圧力調整機構により、容器本体10の内
圧を低下させ、容器本体10の内部を所定の第2の圧力
状態とする。さらに、第2の圧力状態以上の高圧になっ
た場合にも、パッキング30が外れることにより、内圧
は危険な高圧状態となることがない。また、容器本体1
0内の食品の温度時下等で内圧が外圧以下に低下すると
、容器本体10と蓋体20,20Bとの間を封止状態と
する。
したがって、食品加熱状態の容器本体10内の圧力を大
気圧以上に高くでき、食品加熱温度を上昇させることが
できるとともに、容器本体10内の圧力調整ができる。
また、−旦、加熱した容器本体10内の食品の温度を低
下させることによって、容器本体10内の圧力を容易に
低圧状態にでき、保存に適する減圧状態となる。
この結果、簡単な構造で信頼性及び安全性の高い圧力調
整ができ、しかも、容器本体10内の圧力を容易に低圧
状態にでき、食品加熱状態の容器本体10内の蒸気圧を
高くできる。
なお、本発明を実施する場合には、上記第−実施例及び
第2実施例のように、蓋体20,20Bの材質を特定す
るものではないが、高周波によって誘電加熱されない部
材であればよい。
つぎに、第二の発明について説明する。
第3図は第二の発明の一実施例である電子レンジ容器用
圧力調整装置を示す一部中央縦断面図である。なお、図
中、」二記第−の発明の各実施例と同−符号及び同一記
号は同一または相当部分を示すものであるから、ここで
は重複する説明を省略する。また、本実施例の基本的構
成は上記第一の発明の各実施例と同一であるから、ここ
では、特に、相違点のみ説明する。
第3図において、20Cは圧力容器の容器本体10の開
口部11を覆う蓋体、21Cはこの蓋体20Cの全周に
亘って形成した突出部である。23はこの蓋体20Cの
周辺部を構成している周辺覆体であり、高周波によって
誘電加熱されない+76成部材としての磁器、ガラス、
セラミックス等からなる。60は蓋体20Cの中央」二
面部を構成している板状樹脂体からなる中心蓋体、70
は周辺覆体23と板状樹脂体からなる中心蓋体60とを
一体に組付ける断面路Hの字形状のゴム質の弾性体から
なる固着具である。この実施例では蓋体20Cは周辺覆
体23と中心蓋体60とで一体で構成されている。そし
て、この蓋体20Cで容器本体10の開口部11を覆い
、容器本体1oと蓋体20Cとの接合部にパッキング3
0を介在させて気密体機構を構成している。また、この
板状樹脂体からなる中心蓋体60に第1の貫通孔41及
び第2の貫通孔42を穿設するとともに弾性体の薄肉弁
51及び厚肉弁52からなる弁体50を装着し、上記第
一の発明の実施例と同様に、第1の圧力調整機構及び第
2の圧力調整機構を構成している。なお、この第1の圧
力調整機構及び第2の圧力調整機構による圧力調整動作
自体は上記第4図での説明と同一であるので、ここでは
、その説明を省略する。
上記のように構成された電子レンジ容器用圧力調整装置
は、容器本体内に収容した食品が、例えば、電子レンジ
等の極超短波によって誘電加熱されるとき、容器本体1
0と蓋体20Cとの接合部にパッキング30を介在させ
た気密体機構と、蓋体20Cの板状樹脂体からなる中心
蓋体60に穿設した第1の貫通孔41及び弾性体の弁体
50の薄肉弁51からなる第1の圧力調整機構と、同じ
く、蓋体20Cの板状樹脂体からなる中心蓋体60に穿
設した第2の貫通孔42及び弾性体の弁体50の厚肉弁
52からなる第2の圧力調整機構とにより、上記第一の
発明と同様に作用する。
したがって、食品加熱状態の容器本体10内の圧力を大
気圧以上に高くでき、食品加熱温度を上昇させることが
できるとともに、容器本体10内の圧力調整ができる。
また、−旦、加熱した容器本体10内の食品の温度を低
下させることによって、容器本体10内の圧力を容易に
低圧状態にでき、保存に適する減圧状態となる。
この結果、簡単な構造で信頼性及び安全性の高い圧力調
整ができ、しかも、容器本体10内の圧力を容易に低圧
状態にでき、食品加熱状態の容器本体10内の蒸気圧を
高くできる。
加えて、この構成の電子レンジ容器用圧力調整装置では
板状樹脂体からなる中心蓋体60に第1の圧力調整機構
及び第2の圧力調整機構が組込まれており、周辺覆体2
3との組合せを任意に行なうことにより、他の種類の圧
力容器にも利用ができる。すなわち、板状樹脂体からな
る中心蓋体60の組付部の形状が同一であれば、他の周
辺覆体23、例えば、大きさ等の形状が異なる周辺覆体
23、或いは、色彩等の模様が異なる周辺覆体23にも
流用または転用等ができ、使用範囲が拡大する。また、
第1及び第2の各圧力調整機構に不良が発生した場合に
は板状樹脂体からなる中心蓋体60ごと一体に部品交換
ができるので、修理作業が容易にできる。さらに、複数
の種類の圧力容器を製作する場合にも、周辺覆体23の
形状を中心蓋体60に合わせるだけで第1及び第2の圧
力調整機構を共用できるので、製作作業性がよい。
つぎに、第三の発明について説明する。
第5図は第三の発明の一実施例である電子レンジ容器用
圧力調整装置を示す要部中央縦断面図である。なお、図
中、第−及び第二の発明の各実施例と同−符号及び同一
記号は同一または相当部分を示すものであるから、ここ
では重複する説明を省略する。また、本実施例の基本的
構成は上記第−及び第二の発明の各実施例と同一である
から、特に、相違点のみ説明する。
第5図において、IOBは高周波によって誘電加熱され
ない部材としての磁器、ガラス、セラミックス等からな
る容器本体、IIBは前記容器本体10Bの上部に位置
する開口部、13は開口部11Bの外側縁近傍に沿って
連続して形成した凹部、14は容器本体10Bの内部に
形成した段差部である。20Dは容器本体10Bの開口
部11Bを覆う蓋体であり、前記容器本体10Bと同一
の材質で形成されている。30Bは弾性に富むパッキン
グであり、高周波によって誘電加熱されないシリコーン
ゴム等の封止部材で形成されている。
このパッキング30Bは容器本体10Bと蓋体20Dと
の接合部に挟圧状態で介在することにより、容器内の気
密性を保つ。50Bは蓋体20Dの−L面部に取付けた
弾性体の弁体であり、51Bは第1の貫通孔41の上方
開口部に位置する薄肉弁、52Bは第2の貫通孔42の
上方開口部に位置する厚肉弁である。この第1の貫通孔
41と薄肉弁51Bとで上記第−及び第二の発明の各実
施例と同様の第1の圧力調整機構を構成し、第2の貫通
孔42と厚肉弁52Bとで上記第−及び第二の発明の各
実施例と同様の第2の圧力調整機構を構成している。8
0は蓋体20Dの上面周辺部に均等な配置で複数配設し
たクランプ手段であり、取付軸81を中心にして可動爪
82が回動可能な状態で取付けられている。各クランプ
手段80の可動爪82の先端部はパッキング30Bの弾
性力に抗して容器本体10Bの四部13に当接させるこ
とにより、前記容器本体10Bと蓋体20Dとを圧接固
定できる。このように、容器本体10Bと蓋体20Dと
をパッキング30Bを介してクランプ手段80で圧接固
定することにより気密体機構を構成している。90は容
器本体10Bの段差部14に載置した中蓋、91はこの
中蓋90の中央部に上方に広がった貫通孔である。なお
、この第1の圧力調整機構及び第2の圧力調整機構によ
る圧力調整動作自体は上記第4図による説明と同一であ
るので、ここでは、その説明を省略する。
上記のように構成された電子レンジ容器用圧力調整装置
は、容器本体10B内に収容した食品が、例えば、電子
レンジ等の極超短波によって誘電加熱されるとき、容器
本体10Bと蓋体20Dとの接合部にパッキング30B
を介在させてクランプ手段80により圧接固定した気密
体機構と、蓋体20Dに穿設した第1の貫通孔41及び
弾性体の弁体50Bの薄肉弁51Bからなる第1の圧力
調整機構と、同じく、蓋体20Dに穿設した第2の貫通
孔42及び弾性体の弁体5OBの厚内弁52Bからなる
第2の圧力調整機構により上記第一の発明及び第二の発
明と同様に作用する。
したがって、食品加熱状態の容器本体10B内の圧力を
大気圧以上に高くでき、食品加熱温度を上昇させること
ができるとともに、容器本体10B内の圧力調整ができ
る。また、−旦、加熱した容器本体10B内の食品の温
度を低下させることによって、容器本体10B内の圧力
を容易に低圧状態にでき、保存に適する減圧状態となる
この結果、簡単な構造で信頼性及び安全性の高い圧力調
整ができ、しかも、容器本体10B内の圧力を容易に低
圧状態にでき、食品加熱状態の容器本体10B内の蒸気
圧を高くできる。
加えて、この構成の電子レンジ容器用圧力調整装置では
圧力容器の容器本体10Bと蓋体20Dとをパッキング
30Bを介してクランプ手段80により圧接固定してい
るので、極めて気密性が良好である。このため、特に、
高圧の圧力容器への使用に適する。
また、この実施例では容器本体10B内に中蓋90を有
しており、加熱調理をする際の煮汁等の吹上りを防止で
きる。そして、譬え、煮汁等が吹上った場合でも中蓋9
0の中央の貫通孔91により容器本体10B内に暫時戻
る。特に、この種の中蓋90を有する圧力容器を電子レ
ンジでの加熱調理に利用すると極めて加熱効率等がよい
。すなわち、電子レンジでは圧力容器の外周部を上方に
上り、中央部で下方向に下がる熱循環対流が形成される
からである。
なお、この実施例では弁体50Bを蓋体20Dの上面に
装着したが、上記第−及び第二の発明の各実施例で示し
たように蓋体20Dに取付孔22を穿設して装着しても
よい。
つぎに、第四の発明について説明する。
第6図は第四の発明の一実施例である電子レンジ容器用
圧力調整装置を示す中央縦断面図、第7図は第四の発明
の電子レンジ容器用圧力調整装置を示す要部拡大平面図
、第8図の(a)から(C)は第四の発明の電子レンジ
容器用圧力調整装置の動作原理を説明する要部拡大断面
図である。なお、図中、第一から第三の発明の各実施例
と同−符号及び同一記号は同一または相当部分を示すも
のであるから、ここでは重複する説明を省略する。また
、本実施例の基本的構成は上記第一から第三の発明の各
実施例と同一であるから、特に、ここでは、相違点のみ
説明する。
第6図及び第7図において、20Eは容器本体10の開
口部11を覆う蓋体、24は蓋体20Eの圧力調整孔4
0の近傍に形成した略馬蹄形の切欠部、25はこの切欠
部24により形成した可撓性を有する可動片、26は蓋
体20Eと可動片25との接続部である。50Cは可動
片25の取付孔22に取付けた弾性体の弁体であり、5
1Cは圧力調整孔40の上方開口部に位置する薄肉弁、
52Cは可動片25の上方開口部に位置する厚肉弁であ
り、この厚肉弁52Cは薄肉弁51Cよりも肉厚が厚く
、この板厚は端部から中央部に亘って連続的に変化して
いる。53Cはこの弁体50Cを可動片25の取付孔2
2に固着しているフランジである。そして、この弁体5
0Cの薄肉弁51Cは圧力調整孔40を抑圧気味に封止
しているとともに、弁体50C全体で可動片25を抑圧
気味に封止している。この実施例では、容器本体]0と
容器本体10の開口部11を覆う蓋体20Eとその接合
部に介在するパッキング30とで気密体機構を構成し、
この蓋体20Eに穿設した圧力調整孔40を弾性体の弁
体50Cの薄肉弁51Cにより容器本体10内と容器本
体10外との圧力差及び第1の所定圧力に応じて開閉す
る第1の圧力調整機構を構成し、蓋体20Eの圧力調整
孔40の近傍に周囲を略馬蹄形の切欠部24で形成した
可撓性を有する可動片25を前記薄肉弁51Cと一体で
形成した弾性体の弁体50Cの厚肉弁52Cにより容器
本体10内と容器本体10外との圧力差及び前記第1の
所定圧力よりも高い第2の所定圧力に応じて開閉する第
2の圧力調整機構を構成している。
上記のような構成の電子レンジ容器用圧力調整装置では
、まず、容器本体10に所定の加熱調理或いは加熱加工
等を行なう食品を収納する。そして、この容器本体10
の開口部11にパッキング30を介して蓋体20Eを装
着する。これにより、容器本体10と蓋体20Eの両者
は密に接触し、容器本体10内は気密性が保たれて封止
状態となる。
また、このとき蓋体20Eの上面部の圧力調整孔40及
び切欠部24等は全て弁体50Cにより封止状態となっ
ている。
この状態で、加熱調理或いは加熱加工等を行なう食品を
収納した容器本体10を電子レンジ等に入れ、高周波に
よって誘電加熱すると、容器本体10内の食品温度が上
昇し、容器本体lo内の蒸気圧が上昇する。そして、こ
の容器本体lo内の圧力が所定の圧力以上になった場合
には、弁体50Cが可動し圧力調整孔40及び可動片2
5が適宜開放状態となることにより、容器本体lo内の
圧力が調整される。
ここで、この圧力調整動作について図を用いて説明する
。第8図の(a)から(C)は第四の発明の電子レンジ
容器用圧力調整装置の動作原理を説明する要部拡大断面
図である。
第8図の(a)は容器本体10内の圧力が所定の圧力以
下のときの状態を示している。この状態においては、圧
力調整孔40は薄肉弁51Cにより、そして、切欠部2
4及び可動片25は厚肉弁52Cにより各々封止状態と
なっている。したがって、この状態で加熱を続行すれば
容器本体10内の圧力は減少することなく次第に上昇す
る。しかし、容器本体10内の蒸気圧が上昇すると、蓋
体20Hに穿設した圧力調整孔40を経て弁体50に作
用する蒸気圧も次第に上昇する。そして、容器本体10
内の圧力が所定の圧力以上になったときには、薄肉弁5
1Cは上方に押し上げられ圧力調整孔40は開放状態と
なり、封止状態は解除される。
第8図の(b)は容器本体10内の圧力が所定の圧力以
上のときの状態を示している。このときの、圧力を第1
の圧力とする。この第1の圧力は大気圧以上であり薄肉
弁51Cの弾性力によって決定される。この状態におい
ては、圧力調整孔40の上方開口部に位置する薄肉弁5
1Cは容器本体10内の蒸気圧により押上げられて彎曲
し開放状態となる。したがって、容器本体10内の蒸気
圧は圧力調整孔40と薄肉弁51Cとの隙間を通って容
器本体10外に排出される。しかし、可動片25は未だ
厚肉弁52Cの弾性力等により封止状態となっている。
この状態で徐々に加熱することにより、容器本体10内
の圧力は前記第1の圧力状態が維持され、容器本体10
内の圧力を前記第1の圧力以下に抑制している。このよ
うに、通常の加熱状態では、容器本体10内の蒸気圧が
上昇しても大気圧以上の所定の第1の圧力状態となり、
この第1の圧力状態で容器本体1o内の食品が加熱され
る。故に、容器本体10内の食品は高圧及び高温度条件
下で加熱調理或いは加熱加工等を行なうことができる。
第8図の(C)は容器本体10内の圧力が上記第1の圧
力より高い所定の圧力以上のときの状態を示している。
このときの、圧力を第2の圧力とする。この第2の圧力
は厚肉弁52及び可動片25の弾性力によって決定され
る。この状態においては、可動片25及び弁体50Cは
共に容器本体10内の蒸気圧により押上げられて接続部
26を支点として開放状態となる。したがって、容器本
体10内の蒸気圧はこの開放部を通り大量に容器本体1
0外に排出される。そして、容器本体l。
内の圧力を前記第2の圧力以下に抑制できる。このため
、急激な加熱により容器本体10内の蒸気圧が急激に上
昇しても、所定の第2の圧力以上になると第2の圧力調
整機構により直ちに内圧を低減できるので、安全弁とし
て機能する。故に、容器本体10内の食品は高圧及び高
温度条件下で安全な加熱調理或いは加熱加工等を行なう
ことができる。
また、容器本体10内の食品は高圧及び高温度条件下で
加熱調理或いは加熱加工等を行なった後、電子レンジ等
の高周波による誘電加熱を停止すると、容器本体10内
の蒸気圧は低下する。
このとき、容器本体10と蓋体20Eには大気圧が加わ
り、容器本体10内の蒸気圧の低下により、薄肉弁51
Cが圧ノJFJ整孔40を密閉するとともに可動片25
及び厚肉弁52Cも封止状態となり、容器本体10内は
外気圧よりも低圧の封止状態となる。このように、第1
の圧力調整機構及び第2の圧力調整機構は共に容器本体
10外の大気圧と容器本体10内の蒸気圧との圧力差に
応じて、容器本体10内を封止状態にする。したがって
、容器本体10内の食品が冷却された状態では、容器本
体10内の圧力を減圧状態とすることができ、容器本体
10内の食品の長期保存に好適な状態とすることができ
る。
上記のように、この電子レンジ容器用圧力調整装置は、
容器本体10と蓋体20Eとの接合部にパッキング30
を介在させた気密体機構と、蓋体20Eに穿設した圧力
調整孔40及び弾性体の弁体50Cの薄肉弁51Cから
なる第1の圧力調整機構と、同じく、蓋体20Eに形成
した可撓性を有する可動片25及び弾性体の弁体50C
の厚肉弁52Cからなる第2の圧力調整機構とによ、っ
て、上記第一の発明から第三の発明と同様に作用する。
したがって、食品加熱状態の容器本体10内の圧力を大
気圧以上に高くでき、食品加熱温度を上昇させることが
できるとともに、容器本体10内の圧力調整ができる。
また、−旦、加熱した容器本体10内の食品の温度を低
下させることによって、容器本体10内の圧力を容易に
低圧状態にでき、保存に適する減圧状態となる。
この結果、簡単な構造で信頼性及び安全性の高い圧力調
整ができ、しかも、容器本体10内の圧力を容易に低圧
状態にでき、食品加熱状態の容器本体10内の蒸気圧を
高くできる。
特に、この第四の発明では所定の第2の圧力以上になる
と、第2の圧力調整機構により急激に内圧を低減できる
ので、安全弁として機能し、より安全性の高い圧力調整
が可能になる。
なお、この実施例では弁体50Cとして薄肉弁51Cと
厚肉弁52Cとの境目が明確に区別できない連続的に肉
厚が変化する形状の弁体50Cを用いたが、上記第一か
ら第三の発明の弁体50゜50Bのように薄肉弁51.
51Bと厚肉弁52゜52Bとの境目に段差を有するも
のとしてもよい。
また、弁体50Cの取付方法も第5図に示したように可
動片25の」二面に装着してもよい。さらに、圧力調整
孔40及び可動片25を第3図のように板状樹脂体から
なる中心蓋体60に形成し、第1の圧力調整機構及び第
2の圧力調整機構を板状樹脂体からなる中心蓋体60に
組込んで、この板状樹脂体からなる中心蓋体60と周辺
覆体23とで蓋体20Cを構成してもよい。そして、可
動片25の形状も馬蹄形に限定されるものではない。
ところで、上記各発明の実施例の高周波によって誘電加
熱されない構成部材からなる容器本体及び前記容器本体
の開口部を覆う蓋体は、電子レンジによる極超短波の誘
電加熱による使用を前提としたものであるが、各発明を
実施する場合には、電子レンジによる使用に限定される
ものではない。
しかし、電子レンジで使用すると、そのエネルギーが比
較的安定して供給されることから、電子レンジ用容器を
規格化することができる。また、電子レンジで食品等を
収容した状態で加熱するだけで、手軽に食品等の長期保
存容器としても使用できる。
そして、上記実施例の容器本体の開口部とそれを覆う蓋
体との間に配設された弾性材料からなるパッキングは、
極超短波で誘電加熱されないもので、しかも、弾性材料
からなる合成ゴム及び合成樹脂の使用が可能であり、ま
た、それらを発泡させて使用してもよい。そして、パッ
キングは容器本体側に取付けてもよいし、蓋体側に取付
けてもよい。或いは、容器本体及び蓋体の両者に取付け
ず独立させたものとしてもよい。
更に、各発明の実施例の蓋体等に設けた圧力調整孔40
は、単数及び複数穿設したものであるが、本発明を実施
する場合には、この圧力調整孔40の数及び位置及び形
状は限定されるものではないく、圧力調整の対象となる
圧力値等に応じて適宜増加減少することができる。
[発明の効果] 以上のように、第一の発明の電子レンジ容器用圧力調整
装置は、容器本体と容器本体の開口部を覆う蓋体とその
接合部に介在するパッキングとからなる気密体機構と、
この蓋体に穿設した第1の貫通孔を弾性体の薄肉弁によ
り第1の所定圧力に応じて開閉する第1の圧力調整機構
と、同じく、この蓋体に穿設した第2の貫通孔を弾性体
の厚肉弁により前記第1の所定圧力よりも高い第2の所
定圧力に応じて開閉する第2の圧力調整機構とを具備す
るものである。
したがって、容器本体内に収容した食品が加熱されると
き、容器本体が所定の第1の圧力状態以上の内圧状態に
なったときは第1の圧力調整機構により容器本体の内圧
を低下させ、容器本体の内部を所定の第1の圧力状態と
し、この所定の第1の圧力の蒸気圧状態で食品を高温加
熱できる。そして、容器本体が所定の第2の圧力状態以
上の内圧状態になったときは第2の圧力調整機構により
容器本体の内圧を低下させ、容器本体の内部を所定の第
2の圧力状態以下とし、この所定の第2の圧力の蒸気圧
状態以下で食品を高温加熱できる。
また、容器本体内の食品の温度降下環で内圧が低下する
と、容器本体と蓋体との間を封止状態とすることができ
る。故に、食品加熱状態の容器本体内の圧力を所定以上
に高(でき、食品加熱温度を上昇させることができる。
また、−旦、加熱した容器本体内の食品の温度を低下さ
せることによって、容器本体内の圧力を容易に低圧状態
にでき、保存に適する減圧状態とすることができる。加
えて、この第一の発明においては、第2の圧力状態以上
の高圧状態になった場合には、パッキングが外れること
により、高圧状態は直ちに解除される。
このため、簡単な構造によって容器本体内の圧力調整が
でき、信頼性及び安全性の高い圧力調整ができる。
第二の発明の電子レンジ容器用圧力調整装置は、容器本
体の開口部を覆う蓋体を周辺覆体と板状樹脂体からなる
中心蓋体とで一体に構成し、この蓋体と容器本体との間
にパッキングを介在させた気密体機構と、蓋体の板状樹
脂体からなる中心蓋体に第1の貫通孔及び第2の貫通孔
を穿設するとともに弾性体の薄肉弁及び厚肉弁を装着し
、この板状樹脂体からなる中心蓋体に穿設した第1の貫
通孔を弾性体の薄肉弁により第1の所定圧力に応じて開
閉する第1の圧力調整機構と、同じく、この板状樹脂体
からなる中心蓋体に穿設した第2の貫通孔を厚肉弁によ
り前記第1の所定圧力よりも高い第2の所定圧力に応じ
て開閉する第2の圧力調整機構とを具備するものである
したがって、上記第一の発明と同様の効果を奏し、簡単
な構造により容器本体内の圧力調整ができ、信頼性及び
安全性の高い圧力調整ができる。
加えて、この第二の発明では第1の圧力調整機構及び第
2の圧力調整機構が板状樹脂体からなる中心蓋体に組込
まれており、周辺覆体との組合せを任意に行なうことに
より他の種類の圧力容器にも利用ができ、利用範囲が拡
大するとともに、部品の交換性及び製作性が向上する。
第三の発明の電子レンジ容器用圧力調整装置は、容器本
体と蓋体との接合部にパッキングを介在させてクランプ
手段により圧接固定した気密体機構と、蓋体に穿設した
第1の貫通孔及び弾性体の薄肉弁からなる第1の圧力調
整機構と、同じく、蓋体に穿設した第2の貫通孔及び弾
性体の厚肉弁からなる第2の圧力調整機構とを具備する
ことにより」二記第−の発明及び第二の発明と同様の効
果を奏し、簡単な構造により容器本体内の圧力調整がで
き、信頼性及び安全性の高い圧力;l;”]整ができる
加えて、この第三の発明では容器本体と蓋体とをパッキ
ングを介してクランプ手段により圧接固定しているので
、容器本体内の気密性が良好であり、より高圧の圧力容
器への使用に適する。
第四の発明の電子レンジ容器用圧力調整装置は、容器本
体と蓋体との接合部にパッキングを介在させた気密体機
構と、蓋体に穿設した圧力調整孔及び弾性体の薄肉弁か
らなる第1の圧力調整機構と、同じく、蓋体に形成した
可撓性を有する可動片及び弾性体の厚内弁からなる第2
の圧力調整機(14とを具備することにより、上記第一
のから第三の発明と同様の効果を奏し、簡単な構造によ
り容器本体内の圧力調整ができ、信頼性及び安全性の高
い圧力調整ができる。加えて、この第四の発明では所定
の第2の圧力以上になると、第2の圧力調整機構により
急激に内圧を低減できるので、安全弁として機能するの
でより安全性が向」ニする。
【図面の簡単な説明】
第1図は第一の発明の第一実施例である電子レンジ容器
用圧力調整装置を示す一部中央縦断面図、第2図は第一
の発明の第二実施例である電子レンジ容器用圧力調整装
置を示す一部中央縦断面図、第3図は第二の発明の一実
施例である電子レンジ容器用圧力調整装置を示す一部中
央縦断面図、第4図の(a)から(c)は第−及び第二
の発明の圧力容器用圧力調整装置の動作原理を説明する
要部拡大断面図、第5図は第三の発明の一実施例である
電子レンジ容器用圧力調整装置を示す要部中央縦断面図
、第6図は第四の発明の一実施例である電子レンジ容器
用圧力調整装置を示す中央縦断面図、第7図は第四の発
明の電子レンジ容器用圧力調整装置を示す要部拡大平面
図、第8図の(a)から(C)は第四の発明の電子レン
ジ容器用圧力調整装置の動作原理を説明する要部拡大断
面図である。 図において、 10、IOB:容器本体 11:開口部 20.20B、20C,20D、20E:蓋体25:可
動片 30.30B:パッキング 40:圧力調整孔 41:第1の貫通孔 42:第2の貫通孔 50.50B、50C:弁体 51.51B、51C:薄肉弁 52.52B、52C:厚肉弁 60:中心蓋体 80:クランプ手段 である。 なお、図中、同−符号及び同一記号は同一または相当部
分を示すものである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)高周波によって誘電加熱されない部材からなる容
    器本体及びその容器本体の開口部を覆う蓋体と、前記容
    器本体と蓋体との接合部に介在し、前記容器本体と蓋体
    とを密接させる弾性体のパッキングとからなる気密体機
    構と、 前記蓋体に穿設した第1の貫通孔と、前記第1の貫通孔
    を容器本体内の圧力が所定の第1の圧力以下のときに封
    止し、前記第1の圧力より高いときに開放する弾性体の
    薄肉弁とからなる第1の圧力調整機構と、 前記蓋体の第1の貫通孔とは別の位置に穿設した第2の
    貫通孔と、前記第2の貫通孔を容器本体内の圧力が前記
    所定の第1の圧力よりも高い所定の第2の圧力以下のと
    きに封止し、前記第2の圧力より高いときに開放する弾
    性体の厚肉弁とからなる第2の圧力調整機構と を具備することを特徴とする電子レンジ容器用圧力調整
    装置。
  2. (2)高周波によって誘電加熱されない部材からなる容
    器本体と、前記容器本体の開口部を覆う周辺覆体と中心
    蓋体とを一体に組付けた蓋体と、前記容器本体と蓋体と
    の接合部に介在し、前記容器本体と蓋体とを密接する弾
    性体のパッキングとからなる気密体機構と、 前記蓋体の中心蓋体に穿設した第1の貫通孔と、前記容
    器本体内の圧力が所定の第1の圧力以下のときに封止し
    、容器本体内の圧力が前記第1の圧力より高いときに開
    放する前記中心蓋体に装着した弾性体の薄肉弁とからな
    る第1の圧力調整機構と、 前記蓋体の中心蓋体の第1の貫通孔とは別の位置に穿設
    した第2の貫通孔と、前記第2の貫通孔を前記所定の第
    1の圧力よりも高い所定の第2の圧力以下のときに封止
    し、容器本体内の圧力が前記第2の圧力より高いときに
    開放する中心蓋体に装着した弾性体の厚肉弁とからなる
    第2の圧力調整機構と を具備することを特徴とする電子レンジ容器用圧力調整
    装置。
  3. (3)高周波によって誘電加熱されない部材からなる容
    器本体及び前記容器本体の開口部を覆う蓋体と、前記容
    器本体と蓋体との接合部に介在し、前記容器本体と蓋体
    とを密接する弾性体からなるパッキングと、前記容器本
    体と蓋体とを圧接固定するクランプ手段とからなる気密
    体機構と、前記蓋体に穿設した第1の貫通孔と、前記第
    1の貫通孔を容器本体内の圧力が所定の第1の圧力以下
    のときに封止し、前記第1の圧力より高いときに開放す
    る弾性体の薄肉弁とからなる第1の圧力調整機構と、 前記蓋体の第1の貫通孔とは別の位置に穿設した第2の
    貫通孔と、前記第2の貫通孔を容器本体内の圧力が前記
    所定の第1の圧力よりも高い所定の第2の圧力以下のと
    きに封止し、前記第2の圧力よ高いときに開放する弾性
    体の厚肉弁とからなる第2の圧力調整機構と を具備することを特徴とする電子レンジ容器用圧力調整
    装置。
  4. (4)高周波によって誘電加熱されない構成部材からな
    る容器本体と、前記容器本体の開口部を覆う蓋体と、前
    記容器本体と蓋体との接合部に介在し前記容器本体と蓋
    体とを密接させる弾性体のパッキングとからなる気密体
    機構と、 前記蓋体に穿設した圧力調整孔と、前記圧力調整孔を容
    器本体内の圧力が所定の第1の圧力以下のときに封止し
    、前記第1の圧力以上のときに開放する弾性体の薄肉弁
    とからなる第1の圧力調整機構と、 前記蓋体の圧力調整孔の近傍に周囲を略馬蹄形の切欠部
    で形成した可撓性を有する可動片と、前記可動片を容器
    本体内の圧力が前記所定の第1の圧力よりも高い所定の
    第2の圧力以下のときには封止状態を維持し、前記容器
    本体内の圧力が前記第2の圧力以上のときに開放する弾
    性体の弁体の厚肉弁とからなる第2の圧力調整機構と を具備することを特徴とする電子レンジ容器用圧力調整
    装置。
  5. (5)前記弾性体の薄肉弁と弾性体の厚肉弁とは一体に
    形成されたことを特徴とする請求項1から請求項4のい
    ずれか1つに記載の電子レンジ容器用圧力調整装置。
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