JP4590752B2 - 管路閉塞用流体膨張シール構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、管路を流体圧力によって膨張する流体膨張シール部材によって水密的に閉塞する管路閉塞用流体膨張シール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
化学やエネルギープラント設備において、設備の交換や点検等のメンテナンスの際に管路を気密・水密的に閉塞する場合、気体(空気)や液体(水)によって膨張する流体膨張シール部材を備えた閉止プラグを用いることがある。
【0003】
このような閉止プラグは、その一例として図3に原子炉圧力容器のメインスチームラインノズルを閉止する際に用いられるMSラインプラグの断面図を示すように、円柱状の閉止プラグ本体10の外周に弾性素材によって形成された中空円筒状の気体膨張シール20と液体膨張シール12がが外挿装着されて構成され、気体膨張シール20及び液体膨張シール12を収縮させた状態で管路1内の所定位置に挿置した後、気体膨張シール20に気体(空気)を圧入して膨張させると共に液体膨張シール12に液体(水)を圧入して膨張させ、気体膨張シール20及び液体膨張シール12が管路1の内周面と閉止プラグ本体10の外周面に密着して気密・水密的に管路1を閉塞することができるようになっているものである。尚、図中13は当該閉止プラグの基部10Aと管路1の分岐する壁面2の間に介装されるOリングである。
【0004】
以下、このような流体膨張シール部材の一例である気体膨張シール20について説明する。
【0005】
気体膨張シール20は、ゴム等の弾性を有する素材によって中空円筒状に形成され、その内周部に設けられたバルブ21が閉止プラグ本体10に嵌入し、閉止プラグ本体10の内側から気体の供給及び排出を行うようになっている。
【0006】
気体膨張シール10のバルブ装着部には、図4に拡大断面図を示すように所定径の円盤状の接合座31′を備えたバルブ口金30′が、接合座31′を介して接合されて設けられており、このバルブ口金30′にバルブ21が接続されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のごとく構成された気体膨張シール20では、バルブ21が接続されるバルブ口金30′の接合座31′は平板状であるのに対し、バルブ口金30′と対応する閉止プラグ本体10の外周面11は曲面となっているため、接合座31′の外周縁が閉止プラグ本体10の外周面11から離間することとなって気体膨張シール20の外面と閉止プラグ本体10の外周面11との間に図4中破線で示すように隙間が生じ、気体膨張シール20が膨張して外周面11に密着する際にその隙間(段差)を埋めるように変形するため、接合座31′の外周縁隣接部位に大きな剪断力が生じて破損を招来するという問題があった。
【0008】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、バルブ口金の接合座の周縁とプラグ本体の外周面の間に生ずる隙間によって招来される流体膨張シール部材の破損を防ぐことのできる路閉塞用気体膨張シール構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決する為の手段】
上記目的を達成する本発明の管路閉塞用流体膨張シール構造は、円柱状の閉止プラグ本体の外周に中空円筒状の流体膨張シール部材が外挿装着されて成り、管路内に挿置されて流体圧によって膨張した前記流体膨張シール部材が前記管路の内周面と前記閉止プラグ本体の外周面に密着して前記管路を閉塞する管路閉塞用流体膨張シール構造において、前記流体膨張シール部材の内周側には給排気バルブの口金部材が円盤状の接合座を介して接合配設されており、該接合座は前記閉止プラグ本体の外周面に沿う曲面状に形成されていることを特徴とする。
【0010】
また、円柱状の閉止プラグ本体の外周に中空円筒状の流体膨張シール部材が外挿装着されて成り、管路内に挿置されて流体圧によって膨張した前記流体膨張シール部材が前記管路の内周面と前記プラグ本体の外周面に密着して前記管路を閉塞する管路閉塞用流体膨張シール構造において、前記流体膨張シール部材の内周側には給排気用のバルブの口金部材が円盤状の接合座を介して接合配設されており、該流体膨張シール部材のバルブ配設部位と前記閉止プラグ本体の外周面との間には、前記接合座と対応する平面部と前記閉止プラグ本体の周面とを円滑に繋ぐ連続面を有するスペーサー部材が介設されて構成されていることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本願発明の実施の形態について説明する。
【0012】
図1(A)は本願発明に係る管路閉塞用流体膨張シール構造の一構成例である流体膨張シール部材としての気体膨張シールのバルブ部位を閉止プラグの軸方向と直交する方向に断面した拡大断面図,(B)はそのバルブ口金を気体膨張シールの内側から見た図,(C)は(B)のA−A断面図である。
【0013】
閉止プラグ本体10の外周に外挿装着された気体膨張シール20のバルブ部位には、所定板厚で所定径の円盤状の接合座31の中央にボス32が一方側に突出形成されて成る口金部材としてのバルブ口金30が、接合座31を内周側に、ボス32を内部空間側にして接合されており、このバルブ口金30にバルブ21が螺着されている。
【0014】
バルブ口金30の接合座31は、気体膨張シール20に埋没し、その外面が気体膨張シール20の外面と同一平面となっている。
【0015】
尚、図中22は、内周面側に貼着された補強布である。
【0016】
ここで、バルブ口金30の接合座31は平板状ではなく、閉止プラグ本体10の外周面11の円弧と対応する円弧状に形成されている。
【0017】
これにより、接合座31は閉止プラグ本体10の外周面に密着し、その外縁部が閉止プラグ本体10の外周面11から離間して隙間を生ずることはなく、このため、気体膨張シール20の接合座31の外周部位外面が閉止プラグ本体10の外周面11に変形を要することなく密着し、変形によって生ずる剪断力によって破損することがないものである。
【0018】
図2(A)は本願発明の他の構成例を示す気体膨張シールのバルブ部位の断面図である。尚、上記構成例と同機能の部位には同符号を付して説明を省略する。
【0019】
図示構成例では、バルブ口金30の接合座31は平板状であり、このようなバルブ口金30を備えたバルブ部位と、閉止プラグ本体10との間にスペーサー40が介装されている。
【0020】
スペーサー40は、図2(A)のB矢視図である(B)及びそのC−C断面図である(C)に示すように、一方の面が閉止プラグ本体10の外周面11と対応する曲面の当接面41とされると共に、他方の面はバルブ口金30の接合座31と対応する平面部としての平坦面42とこの平坦面42と外周縁とを繋ぐ連続面としての緩い傾斜面43とで形成されており、その当接面41を閉止プラグ本体10の周面に密着させることで、平坦面42の周囲と閉止プラグ本体10の周面とが傾斜面43を介して段差を形成することなくなだらかに連続するようになっている。また、中央にはバルブ21の挿通孔44が形成されている。
【0021】
このようなスペーサー40を、気体膨張シール20のバルブ部位と閉止プラグ本体10の周面との間に介装することにより、バルブ口金30はスペーサー40の平坦面42にその周縁でも隙間を生じさせることなく密着すると共に、その周囲では気体膨張シール20は閉止プラグ本体10の外周面11となだらかに連続するスペーサー40の傾斜面43に密着する。これにより、バルブ口金30の周縁部と閉止プラグ本体10の外周面11の間に、気体膨張シール20が膨張する際に変形を強要される段差がなくなり、変形によって生ずる剪断力によって気体膨張シール20が破損することを防ぐことができるものである。
【0022】
尚、上記各構成例は、流体膨張シール部材を気体膨張シールとして説明したものであるが、これに限らず液体膨張シール部材に適用しても良いものであることは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る管路閉塞用流体膨張シール構造によれば、流体膨張シール部材の内周側に設けられた給排気バルブの口金部材の接合座が閉止プラグ本体の外周面に沿う曲面状に形成されていることにより、接合座は閉止プラグ本体の外周面に密着し、その外縁部が閉止プラグ本体の外周面から離間して隙間を生ずることはなく、液体膨張シールの接合座の外周部位外面が閉止プラグ本体の外周面に変形を要することなく密着することができ、変形によって生ずる剪断力によって破損することがないものである。
【0024】
また、流体膨張シール部材のバルブ配設部位と閉止プラグ本体の外周面との間は、接合座と対応する平面部と閉止プラグ部材本体の周面とを円滑に繋ぐ連続面を有するスペーサー部材が介設されて構成されていることにより、口金部材はスペーサー部材の平面部にその周縁でも隙間を生じさせることなく密着すると共に、その周囲では流体膨張シール部材は閉止プラグ本体の外周面となだらかに連続するスペーサー部材の連続面に密着し、口金部材の周縁部と閉止プラグ本体の外周面の間に流体膨張シールが膨張する際に変形を強要される段差がなくなるために変形によって生ずる剪断力によって流体膨張シールが破損することを防ぐことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本願発明に係る管路閉塞用流体膨張シール構造の一構成例である気体膨張シールのバルブ部位の拡大断面図,(B)はそのバルブ口金を気体膨張シールの内側から見た図,(C)は(B)のA−A断面図である。
【図2】(A)は他の構成例を示す気体膨張シールのバルブ部位の断面図,(B)は(A)のB矢視図,(C)はそのC−C断面図である。
【図3】閉止プラグの装着状態を説明する断面図である。
【図4】従来例としての流体膨張シール部材のバルブ装着部の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 閉止プラグ本体
11 外周面
20 気体膨張シール(流体膨張シール部材)
21 バルブ(給排気バルブ)
30 バルブ口金(口金部材)
31 接合座
40 スペーサー(スペーサー部材)
42 平坦面(平面部)
43 連続面(傾斜面)

Claims (2)

  1. 円柱状の閉止プラグ本体の外周に中空円筒状の流体膨張シール部材が外挿装着されて成り、管路内に挿置されて流体圧によって膨張した前記流体膨張シール部材が前記管路の内周面と前記閉止プラグ本体の外周面に密着して前記管路を閉塞する管路閉塞用流体膨張シール構造において、
    前記流体膨張シール部材の内周側には給排気バルブの口金部材が円盤状の接合座を介して接合配設されており、該接合座は前記閉止プラグ本体の外周面に沿う曲面状に形成されていることを特徴とする管路閉塞用流体膨張シール構造。
  2. 円柱状の閉止プラグ本体の外周に中空円筒状の流体膨張シール部材が外挿装着されて成り、管路内に挿置されて流体圧によって膨張した前記流体膨張シール部材が前記管路の内周面と前記プラグ本体の外周面に密着して前記管路を閉塞する管路閉塞用流体膨張シール構造において、
    前記流体膨張シール部材の内周側には給排気用のバルブの口金部材が円盤状の接合座を介して接合配設されており、該流体膨張シール部材のバルブ配設部位と前記閉止プラグ本体の外周面との間には、前記接合座と対応する平面部と前記閉止プラグ本体の周面とを円滑に繋ぐ連続面を有するスペーサー部材が介設されて構成されていることを特徴とする管路閉塞用流体膨張シール構造。
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