JP2008025696A - 排水バルブの弁軸からの漏水を阻止するための止水装置 - Google Patents

排水バルブの弁軸からの漏水を阻止するための止水装置 Download PDF

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Abstract

【課題】グランドパッキンの交換を行うことが困難な排水バルブにおいて、グランドパッキンの止水機能が低下しても、弁軸に沿った漏水を防止することができる止水装置を提供する。
【解決手段】弁軸保持部123に係合する掛止孔を有し、該掛止孔の軸線を通る面で2分割されている支持部材2と、パッキンフランジ127の上面側で弁軸121に装着されるシール材7に隣接してシール材を包囲する円筒状部及びこの円筒状部の上部に固定され、弁軸に遊嵌する弁軸貫通孔を有している板状部を有し、弁軸貫通孔の軸線を通る面で2分割されている押圧部材3と、支持部材半体同士及び押圧部材半体同士を結合するための結合部材と、押圧部材を弁軸保持部に装着された支持部材へ向けて押動し、これにより弁軸に装着され円筒状部内にあるシール材を圧縮しパッキンフランジ及び弁軸に対して押圧する圧締部材4とを設ける。
【選択図】図7

Description

本発明は、ダム堤体下部に、貯水の抜水や放流のために設けられた排水バルブに関するものであり、特に、この排水バルブの弁軸からの漏水を阻止するための止水装置に関するものである。
図9はダム堤体100の下部に設けられた抜水管110に配備された排水バルブ120を示している。図中、130は排水バルブ120を配置してある部屋であって、この部屋へはダム堤体100に設けてある監査廊(図示せず)が通じており、作業員はこの監査廊を通って上記部屋130へ入り、排水バルブ120の点検、操作等を行う。
図10に示すように、上記排水バルブ120は弁(図示せず)を開閉操作するための弁軸121を有しており、この弁軸121は、弁本体122の弁軸保持部123に設けた弁軸挿通孔124を通って上方へ延出している。上記弁軸121と弁軸挿通孔124との間には、グランドパッキン125が介装されており、このグランドパッキンは、上記弁軸挿通孔124に嵌装されるパッキン押え126によって上から押えられ、このパッキン押え126は、パッキンフランジ127によって押下されるようになされている。
上記パッキンフランジ127は、それに形成された貫通孔127aに遊嵌され上記弁軸保持部123のフランジ部123aに植設された2本のボルト128に上下動可能に支持されており、従って上記ボルト128に螺合するナット129を締め込むことにより、パッキンフランジ127及びパッキン押え126は押し下げられ、これによってグランドパッキン125は弁軸121と弁軸挿通孔124の内周面との間で圧縮され、該弁軸からの漏水に対する高いシール効果をもたらす。このようなグランドパッキンを有する排水バルブは、例えば下記特許文献1或いは特許文献2に示されており、一般に公知である。
特開平11−125366号公報 特開2000−81147号公報
上記のグランドパッキン125は、経年的劣化や弁軸121との間の摺動による摩耗等によりそのシール機能が低下すると、弁軸121に沿って漏水が発生し、その漏水は弁軸121とパッキンフランジ127の上面との間の箇所Pから漏出する。漏出した水は、その中に含まれている鉄分が空気に触れ、酸化して金気水となり、排水バルブの外表面やバルブ周辺を汚染したり、堤体に設けた漏水排水路を詰まらせたりする悪影響を伴う。
上記のように、グランドパッキンの機能が低下し、弁軸に沿って漏水が発生した場合、一般にはグランドパッキンを新規のものと交換することによって対処可能である。しかし、ダム堤体の抜水管に配備された排水バルブの場合には、ダム貯水による高圧を受けた状態になっているため、貯水全部の抜水を行わない限りグランドパッキンの交換を行うことは事実上不可能である。しかしながら、貯水全部の抜水を行うことは様々な不都合を伴うため、現実には行われず、そのため、弁軸からの漏水に対しては、例えば月1回行われる巡視の際に、排水バルブの汚染部や排水路を清掃することで対応することのみに留まっている。
そこで、本発明の目的は、グランドパッキンの交換を行うことが困難な場合の排水バルブにおいて、グランドパッキンの機能が低下しても、弁軸に沿った漏水を防止することができる止水装置を提供することである。
上記目的を達成する請求項1に記載の発明は、
弁を開閉操作するための弁軸、
上記弁軸を弁開閉方向へ移動可能に保持するための弁軸挿通孔を有する弁軸保持部、
上記弁軸挿通孔に挿通された弁軸の外周面と上記弁軸挿通孔の内周面との間の間隙を封鎖しているグランドパッキン、
上記弁軸保持部から突出している弁軸部分に弁軸軸線方向へ移動可能に取り付けられ、上記弁軸保持部方向への締込移動により上記グランドパッキンを上記弁軸の軸線方向へ圧締するためのパッキンフランジ、
を有する排水バルブにおける上記弁軸の表面を伝っての漏水を阻止するための止水装置において、
上記弁軸保持部に係合する掛止孔を中央部に有しており、該掛止孔の軸線を通る面で2つの支持部材半体に分割されている支持部材、
それぞれの上記支持部材半体の掛止孔半部を上記弁軸保持部に対向させて両支持部材半体を互いに突き合わせた後に、これら両支持部材半体を一体化すると共に上記弁軸保持部に固定するための支持部材半体結合部材、
上記パッキンフランジの上面側で前記弁軸を包囲して装着されるシール材、
上記弁軸に装着された上記シール材を圧縮する前の状態で下部の一部を除き包囲する円筒状部と、該円筒状部の上端に固定され、装着された上記シール材の上端に当接し、上記円筒状部と同軸的で上記弁軸に遊嵌する弁軸貫通孔を有している板状部とを有しており、上記円筒状部及び弁軸貫通孔の軸線を通る面で2つの押圧部材半体に分割されている押圧部材、
それぞれの上記押圧部材半体の弁軸貫通孔半部を上記弁軸に対向させて両押圧部材半体を突き合わせた後に、これら両押圧部材半体を一体化する押圧部材半体結合部材、及び
上記押圧部材半体同士を上記押圧部材半体結合部材により一体化して形成された上記押圧部材を、上記支持部材半体同士を上記支持部材半体結合部材により一体化して形成された上記支持部材へ向けて押下し、上記押圧部材の円筒状部内の上記シール材を圧縮し、上記パッキンフランジの上面と上記弁軸とに上記シール材を圧接させる圧締部材、
を有することを特徴とする。
請求項1に記載の発明による止水装置は、先ず、上記の2つの支持部材半体がそれらの掛止孔半部を上記弁軸保持部に当接させることにより突き合わされ、次いでこのように突き合わされた両支持部材半体を上記支持部材半体結合部材により結合することにより、上記支持部材が上記弁軸保持部に固定乃至装着される。
次に、上記パッキンフランジの上面上に突出している弁軸部分に対し、上記パッキンフランジ上面から上方へ所定の範囲に亘って上記シール材が装着される。この装着は、例えば、紐状体を上記パッキンフランジ上面から上方へ向けて複数回螺旋状に巻付けることによって行われる。この巻付けは、複数巻回の単巻きで行われることが好ましい。シール材の装着高さ範囲は、上記押圧部材の円筒状部の高さ寸法より大きくなされ、また、弁軸に対して上記押圧部材が装着されたときに、上記押圧部材の押下前の段階では、装着したシール材の外周側が上記円筒状部の内周面に略接触するか、或いは極めて近くに位置するようにする。
上記シール材の装着は、上記支持部材を上記弁軸保持部に固着し、この支持部材に上記圧締部材を装着した後に行ってもよい。
次に、上記押圧部材の2つの半体がそれらの弁軸貫通孔半部を上記弁軸に対向させるようにして突き合わされ、次いで、このように突き合わされた両半体を上記押圧部材半体結合部材により結合することにより、上記押圧部材が上記弁軸にその軸線方向へ移動可能に装着される。その際、上記板状部が上記の装着したシール材の上端に当接し、上記押圧部材の円筒状部が上記の装着したシール材を下方の一部を除き包囲するようにする。
次いで、このように配置された上記押圧部材は、この押圧部材と上記支持部材との間に介装される上記圧締部材によって、上記支持部材へ向けて押下される。この押下に伴い、上記円筒状部内の上記の装着したシール材は上記板状部により押圧されて圧縮され、上記弁軸の周面と上記パッキンフランジ上面に強く押し付けられる。これによって、上記弁軸を通しての漏水は回避され、外部への漏出が防止される。
上記のように、請求項1に記載の発明によれば、既設排水バルブのグランドパッキンに対して特別の措置を施すことなく、機能低下したグランドパッキンに起因して上記弁軸を伝って漏れ出す水を封止し、排水バルブ外への漏出を阻止することができる。
請求項2に記載のように、上記支持部材半体結合部材が、
それぞれの上記支持部材半体の両側部に互いに並列的に設けられ、支持部材半体同士を互いに突き合わせたときに、上記支持部材の両側部に支持部材半体連結用直列筒体を形成する支持部材用筒状部材、及び
上記支持部材半体連結用直列筒体内に挿通され両支持部材半体を整合状態に置く支持部材半体整合材と、当該支持部材半体整合材の両端に配備され上記支持部材半体連結用直列筒体をその両端部から押圧し、このように両端から押圧される支持部材半体連結用直列筒体を介して上記支持部材半体を一体化する支持部材半体締付部材とを有する支持部材半体整合連結部材、
を有しているようにすれば、上記弁軸保持部に対して上記掛止孔半部を当接して突き合わされた両支持部材半体の両側部に形成される支持部材半体連結用直列筒体内に上記支持部材半体整合材を挿通し、この支持部材半体整合材の両端に配備された支持部材半体締付部材により上記支持部材半体連結用直列筒体の両端部を互いに他に対して押圧することによって、上記支持部材を上記弁軸保持部に簡単に固着することができる。
請求項3に記載のように、上記押圧部材半体結合部材が、
上記押圧部材半体の板状部の両側部に互いに並列的に設けられ、押圧部材半体同士を互いに突き合わせたときに、上記押圧部材の板状部の両側部に押圧部材半体連結用直列筒体を形成する押圧部材用筒状部材、及び
上記押圧部材半体連結用直列筒体内に挿通され両押圧部材半体を整合状態に置く押圧部材半体整合材と、当該押圧部材半体整合材の両端に配備され、上記押圧部材半体連結用直列筒体をその両端部から押圧し、このように両端から押圧される押圧部材半体連結用直列筒体を介して上記押圧部材半体を一体化する押圧部材半体締付部材とを有する押圧部材半体整合連結部材、
を有しているようにすれば、上記弁軸に対して上記弁軸貫通孔半部を対向させて突き合わされた両押圧部材半体によって形成される上記押圧部材半体連結用直列筒体内に上記押圧部材半体整合材を挿通し、この押圧部材半体整合材の両端に配備された押圧部材半体締付部材により上記押圧部材半体連結用直列筒体の両端部を互いに他に対して押圧することによって、上記押圧部材を上記弁軸に簡単に装着することができる。
請求項4に記載のように、
上記支持部材半体連結用直列筒体及び上記押圧部材半体連結用直列筒体がそれぞれ横断面四角形の支持部材半体整合材差込孔及び押圧部材半体整合材差込孔を有しており、
上記支持部材半体整合材及び上記押圧部材半体整合材は、それぞれ上記支持部材半体整合材差込孔及び上記押圧部材半体整合材差込孔に嵌合する寸法の横断面四角形状の棒状体として形成され、
上記支持部材半体締付部材及び上記押圧部材半体締付部材は、上記棒状の支持部材半体整合材及び上記押圧部材半体整合材の両端部に設けられたボルト及びこのボルトに螺合するナットとして形成されており、
上記支持部材半体整合材及び上記押圧部材半体整合材は、それぞれ上記支持部材半体連結用直列筒体及び上記押圧部材半体連結用直列筒体内へ挿入された際、その両端部が支持部材半体連結用直列筒体及び上記押圧部材半体連結用直列筒体の両端より延出することのない長さ寸法を有しており、
上記ボルトは、上記支持部材半体整合材及び上記押圧部材半体整合材が、それぞれ上記支持部材半体連結用直列筒体及び上記押圧部材半体連結用直列筒体内に差し込まれたとき、当該ボルトの一部が上記支持部材半体連結用直列筒体及び上記押圧部材半体連結用直列筒体の両端部から突出すると共に、上記ナットによる締付操作により上記支持部材半体同士及び押圧部材半体同士の一体化もたらすようにその長さ寸法が設定されているようにすれば、上記支持部材半体及び押圧部材半体の一体化と装着を簡単且つ確実に行うことができると共に、上記支持部材半体整合連結部材及び押圧部材半体整合連結部材を共用部材とすることができるので製作すべき異種部材の点数が減少し、上記止水装置の制作コストを低減することができる。
また、上記支持部材半体整合材及び上記押圧部材半体整合材を、それぞれ上記支持部材半体連結用直列筒体及び上記押圧部材半体連結用直列筒体の支持部材半体整合材差込孔及び押圧部材半体整合材差込孔に嵌合する寸法の横断面四角形状の棒状体として形成したことにより、上記ボルト上で上記ナットを締付けるとき、上記支持部材半体整合材及び上記押圧部材半体整合材は上記支持部材半体連結用直列筒体及び上記押圧部材半体連結用直列筒体に対して回転することがなく、従って上記支持部材半体同士及び上記押圧部材半体同士の結合作業が極めて円滑且つ容易に行われる。
請求項5に記載のように、上記圧締部材が、
下端部に上記支持部材に形成されたネジ孔に螺合する定着用雄ネジ部を有し、上端部に上記押圧部材の板状部に形成されたネジ棒差込用貫通孔に挿通される締付用雄ネジ部を有するネジ棒と、
上記弁軸保持部に固定された上記支持部材の上記ネジ孔に上記定着用雄ネジ部をねじ込んで上記ネジ棒を上記支持部材に定着し、また、上記ネジ棒の上記締付用雄ネジ部を、上記弁軸に装着された上記押圧部材の上記板状部に形成された上記ネジ棒差込用貫通孔に挿通したときに、上記板状部の上側で上記締付用雄ネジ部に螺合し、締込み操作により上記押圧部材を上記支持部材へ向けて押動するナットと、を有し、
上記締付用雄ネジ部は、上記ナットによる上記押圧部材の押動が、該押圧部材の円筒状部下縁が上記パッキンフランジに当接するまで行い得るように、その形成長さが設定されており、
上記ネジ棒と上記ナットとの組み合わせが、上記弁軸を挟んで対称的に設けてある
ようにすれば、上記組み合わせにおける両ナットを互いに均等に回すことにより、上記押圧部材を上記パッキンフランジ上面へ向けて好ましい姿勢を維持した状態で押動することができ、従って上記押圧部材の円筒状部内の上記の装着されたシール材を上記板状部により全周に亘って均一に圧縮することができ、弁軸周囲全体の一様な止水が達成される。
請求項6に記載のように、横断面四角形の紐状体を上記弁軸に巻き付けることにより上記弁軸に装着されたシール材を形成されていることによって、圧縮後のシール材の巻条同士、シール材と弁軸との間、及びシール材と上記パッキンフランジ上面との間がなじみ良く密着し、止水効果をより高めることができる。
本発明によれば、グランドパッキンの交換を行うことが困難な場合の排水バルブにおいて、グランドパッキンの機能が低下しても、弁軸に沿った漏水を比較的簡単な取付け操作によって容易に止めることができ、従って漏水に伴う金気水の発生を阻止して排水バルブやその周辺の汚染を防止することができる。
以下、図面に示す一実施形態により本発明を更に詳細に説明する。図1は、この実施形態による止水装置の主要な構成部材の斜視図、図2は図1に示す構成部材の側面図である。なお、この止水装置は図10に示すような従来の既設排水バルブに用いられるものであり、以下の説明ではこの既設排水バルブに関する部材は、図10に記載されている参照符号が使用される。
本発明の止水装置1は、その主要な構成部材として、支持部材2、押圧部材3、圧締部材4及びシール材7を有している。以下、これら構成部材についてそれぞれ具体的に説明する。図1及び図2には、支持部材2、押圧部材3及び圧締部材4が示されている。
[支持部材2]
図1の下部及び図2(f)(g)に示すように、支持部材2は四角形の板状体にて構成されており、この支持部材2の中央部には上記排水バルブの弁軸保持部123に係合する掛止孔20が設けてある。この掛止孔20の直径は、上記排水バルブの弁軸保持部123にフランジ123aが設けてある場合には、弁軸保持部123のフランジ123aの下方部分の外径より大きくてもよいが、フランジ123aが設けてない場合には、弁軸保持部123に対する支持部材2の固定が確実に行われるように、弁軸保持部123の外径と同じであるか、またはこの外径よりも僅かに小さくされる。
支持部材2は、図示のように、掛止孔20の軸線を通る面で支持部材半体2a,2bに2分割された構成となっており、従って支持部材半体2aは半円状の掛止孔半部20aを有し、支持部材半体2bは半円状の掛止孔半部20bを有する。また、支持部材半体2a,2bには、圧締部材4を定着するためのネジ孔2a3,2b3が穿設されている。
止水装置1は、これら支持部材半体2a,2bを一体化して支持部材2とするための支持部材半体結合部材を有しており、この支持部材半体結合部材は、各支持部材半体2a,2bの両側部に設けられた筒状部材2a1,2a2,2b1,2b2と、弁軸保持部123を挟んで支持部材半体2a,2bを突き合わせたときに、それぞれ筒状部材2a1,2b1並びに筒状部材2a2,2b2により形成される2つの支持部材半体連結用直列筒体の支持部材半体整合材差込孔2ab1,2ab2内にそれぞれ挿通される支持部材半体整合材5aを備えた支持部材半体整合連結部材5(図1の上部及び図2の(a)参照)とを有している。
上記筒状部材2a1,2a2,2b1,2b2は、横断面四角形の筒状体を各支持部材半体2a,2bの側部に互いに平行になるよう溶接結合又は接着結合することによって各支持部材半体2a,2bに一体的に設けられる。
上記支持部材半体整合連結部材5の支持部材半体整合材5aは、横断面四角形の棒状体で形成されており、この棒状体は、筒状部材2a1,2b1並びに筒状部材2a2,2b2により形成される2つの支持部材半体連結用直列筒体が有する横断面四角形の支持部材半体整合材差込孔2ab1,2ab2内にぴったりと挿入可能であるようにその横断面形状の寸法が定められている。支持部材半体整合材5aの両端には支持部材半体締付部材としてのボルト5bとこのボルト5bに螺合するナット5dが設けてあり、ボルト5bは棒状の支持部材半体整合材5aと同軸的に設けてある。ボルト5bにナット5dを螺合する際、ボルト5b上にはワッシャ5cが嵌められ、ナット5dと支持部材半体連結用直列筒体2a1,2b1;2a2,2b2の端面との間に介装される。
支持部材半体整合材5a及びボルト5bの長さと、上記支持部材半体連結用直列筒体の端部間の間隔との間の寸法的相互関係は、ボルト5b上のナット5dにより上記支持部材半体連結用直列筒体を両端から締め付けたとき、支持部材半体2a,2b同士の完全な一体化がもたらされるように決められている。即ち、支持部材半体2a,2b同士の完全な一体化がもたらされるまで、ボルト5bの一部が、上記支持部材半体連結用直列筒体内に在るように相互間の寸法が定められている。これら相互間の寸法関係については、下記の押圧部材半体整合材6a及びボルト6bの長さと、押圧部材半体連結用直列筒体の端部間の間隔との間の相互間の寸法関係と同様である。
[押圧部材3]
図1の上部及び図2(b)(c)に示すように、押圧部材3は、円筒状部30と、この円筒状部30の上端に固着され、該円筒状部30と同軸的な弁軸貫通孔32を有している板状部31とを有している。
円筒状部30は、下記のように、上記排水バルブのパッキンフランジ127(図10)の上面側で弁軸121に装着されるシール材7(図4)に隣接してこれを包囲するようにその内径寸法を定められている。弁軸貫通孔32は上記排水バルブの弁軸121の直径よりも若干大きい直径を有しており、押圧部材30を下記のように弁軸121に装着した際、押圧部材30が弁軸121に対しその軸線方向へ移動可能であるようになされている。
押圧部材3は、円筒状部30及び弁軸貫通孔32の軸線を通る面で、押圧部材半体3a,3bに2分割された構成となっている。
従って、押圧部材半体3aは、図2(c)に示すように、板状部半体31aと円筒状部半体30aを有し、一方、押圧部材半体3bは、図2(b)に示すように、板状部半体31bと円筒状部半体30bを有する。結果として、板状部半体31aは半円状の弁軸貫通孔半部32aを有し、板状部半体31bは半円状の弁軸貫通孔半部32bを有することになる。
板状部半体31a,31bにはそれぞれネジ棒差込用貫通孔31a3,31b3が穿設されており、これらネジ棒差込用貫通孔には下記のように、圧締部材4のネジ棒4a,4bの上部に形成された締付用雄ネジ部4a2,4b2が差し込まれるようになされている。
止水装置1は、押圧部材半体3a,3bを一体化して押圧部材3とするための押圧部材半体結合部材を有しており、この押圧部材半体結合部材は、各板状部半体31a,31bの両側部上面に設けられた筒状部材31a1,31a2,31b1,31b2と、弁軸121(図10)を挟んで押圧部材半体3a,3bを突き合わせたときに、それぞれ筒状部材31a1と31b1、並びに筒状部材31a2と31b2により形成される2つの押圧部材半体連結用直列筒体の押圧部材半体整合材差込孔3ab1,3ab2内にそれぞれ挿通される押圧部材半体整合材6aを備えた押圧部材半体整合連結部材6(図1の上部及び図2(a)参照)とを有している。
筒状部材31a1,31a2,31b1,31b2は、上記支持部材2の筒状部材2a1,2a2,2b1,2b2と同様の構成を有し、横断面四角形の筒状体を各板状部半体31a,31bの側部上面に互いに平行に溶接結合又は接着結合することによって各板状部半体31a,31bに一体的に設けられる。
押圧部材半体整合連結部材6は支持部材半体整合連結部材5と同様の構成を有している。従って、図1及び図2では1つの図を共用して両部材5,6を説明しており、押圧部材半体整合連結部材6の関連部材を指す場合は、「6」で始まる符合を用い、これら符号は、支持部材半体整合連結部材5の関連部材を示す符号の横に括弧付きで記載されている。
[圧締部材4]
図1の中央部及び図2(e)(d)(b)(c)に示すように、圧締部材4は、2本のネジ棒4a,4bとナット40a,40bを有しており、一方のネジ棒4aは、下部に、支持部材半体2aに形成されたネジ孔2a3に螺合する定着用雄ネジ部4a1を有し、上部に、板状部半体31aに形成されたネジ棒差込用貫通孔31a3に挿通される締付用雄ネジ部4a2を有しており、この締付用雄ネジ部4a2にはナット40aが螺合する。他方のネジ棒4bは、下部に、掛止孔20に関してネジ孔2a3の反対側において支持部材半体2bに形成されたネジ孔2b3に螺合する定着用雄ネジ部4b1を有し、また、上部に、上記弁軸貫通孔32に関してネジ棒差込用貫通孔31a3の反対側において板状部半体31bに形成されたネジ棒差込用貫通孔31b3に挿通される締付用雄ネジ部4b2を有しており、この締付用雄ネジ部4b2にはナット40bが螺合する。
明らかなように、ネジ棒差込用貫通孔31a3と支持部材半体2aのネジ孔2a3、及びネジ棒差込用貫通孔31b3と支持部材半体2bのネジ孔2b3は、支持部材2が弁軸保持部123に取り付けられ、押圧部材3が弁軸121に取り付けられたときに、それぞれ同一軸線上に配置されるようにそれらの形成位置が設定される。
[シール材7]
シール材7は横断面四角形のゴム製紐状体により形成される。図4は、横断面四角形の紐状体を弁軸121に螺旋状に巻付けて構成したシール材7と、このシール材7の形成後、シール材7の端部から延びている紐状体の余剰部7a(一点鎖線の部分)とを示している。この余剰部7aは切り落とされ、シール材7のみが弁軸121に装着された状態で残される。
[排水バルブに対する本発明による止水装置の取付け]
以下、図3〜図8を参照して、既設排水バルブに対する上記止水装置の取付け手順について詳細に説明する。
(弁軸保持部123に対する支持部材2の取付け)
図3に示すように、最初に、支持部材2が弁軸保持部123に対してフランジ123aの下側に取り付けられる。その取付けは、先ず、支持部材2の2つの支持部材半体2a,2bを、それらの掛止孔半部20a、20bを弁軸保持部123に対向させることにより突き合わせ、その際、筒状部材2a2と2b2、並びに筒状部材2a1と2b1をそれぞれ直線状に整合させ支持部材半体連結用直列筒体を形成する。
次に、このような各支持部材半体連結用直列筒体2a2,2b2並びに2a1,2b1の支持部材半体整合材差込孔2ab2,2ab1(図1参照)にそれぞれ支持部材半体整合材5a(図1参照)が差し込まれる。図3には、支持部材半体連結用直列筒体2a2,2b2によって形成された支持部材半体整合材の差込孔2ab2内に支持部材半体整合材5aが差し込まれた状態が示されており、支持部材半体連結用直列筒体2a2,2b2の両端部から突出したボルト5bには、ワッシャ5cが嵌められると共にその外側からナット5dが螺合され、これらナット5dはそれぞれ互いに接近する方向へ締め込まれる。支持部材半体連結用直列筒体2a1,2b1においても同様に、支持部材半体整合材の差込孔2ab2内に差し込まれた支持部材半体整合材5aに付属するボルト5bへのワッシャ5cの着装と、ボルト5bに着装されたナット5dの締め込み操作が行われる。その結果、2つの支持部材半体2a,2bが結合されるとともに、この結合によって形成された支持部材2が弁軸保持部123に固定乃至装着される。
(支持部材2に対する圧締部材4の取付け)
図4に示すように、弁軸保持部123に装着された支持部材2の各支持部材半体2a,2bに設けられたネジ孔2a3,2b3に対し圧締部材4のネジ棒4a,4bの定着用雄ネジ部4a1,4b1がそれぞれねじ込まれ、それによって圧締部材4のネジ棒4a,4bが支持部材2に植設された状態で取り付けられる。
(弁軸121に対するシール材の取付け)
支持部材2に対する圧締部材4のネジ棒4a,4bの取付け前、または取付け後において、図4に示すように、シール材7がパッキンフランジ127の上面上に突出している弁軸121の部分に装着される。シール材7は、横断面四角形状のゴム製紐状体をパッキンフランジ127の上面から上方へ所定の範囲に亘って螺旋状に巻き付けることによって形成され、弁軸121に装着される。紐状体の巻き付けは、複数巻回の単巻きであることが好ましく、図示の例では4巻回の単巻となっている。図4には、巻回後の紐状体の余剰部7aが一点鎖線で示されており、この余剰部は上述のように切り落とされ、シール材7のみが弁軸121に装着された状態で残される。
上記紐状体の巻付け高さ範囲は、上記押圧部材3の円筒状部30の高さ寸法より大きくなされ、また、紐状体の幅寸法、即ち弁軸121から半径方向への張り出し寸法は、弁軸121に巻き付けられたときのシール材7の外周面が、弁軸121に対して押圧部材3が装着されたときの、該押圧部材の押下前の段階で、円筒状部30の内周面に略接触するか、或いは極めて近くに位置するように設定される。
(弁軸121及び圧締部材4に対する押圧部材3の取付け)
図5に示すように、押圧部材半体3a,3bがそれらの弁軸貫通孔半部32a,32bを弁軸121に対向させるようにして突き合わされ、次いで、このように突き合わされた両押圧部材半体3a,3bを押圧部材半体結合部材6により結合する。
具体的には、弁軸121に装着されたシール材7及び植設されたネジ棒4a,4bの上方で押圧部材半体3a,3bを上記のように突き合わせ、このように突き合わせた状態で弁軸121に沿って下方へ移動させ、円筒状部半体30a,30bによって形成される円筒状部30の内部にシール材7を下方の一部範囲を残してその大半を入れ込むと共に、ネジ棒差込用貫通孔31a3,31b3に締付用雄ネジ部4a2,4b2をそれぞれ挿通し、締付用雄ネジ部4a2,4b2の上部を板状部半体31a、31bの上方へ突出させる。
突き合わせた状態にある押圧部材半体3a,3bは、それらに設けられた筒状部材31a1と31b1並びに31a2と31b2がそれぞれ整合して押圧部材半体連結用直列筒体を形成した状態になっており、これら押圧部材半体連結用直列筒体によって形成される押圧部材半体整合材差込孔3ab1,3ab2(図1参照)に押圧部材半体整合材6a(図1参照)が挿入され、ボルト6bが押圧部材半体連結用直列筒体の両端から突出せしめられる。図5には手前側に見える押圧部材半体連結用直列筒体31a1,31b1が示されており、その両端部から突出せしめられたボルト6bにはそれぞれワッシャ6cが嵌装されると共にナット6dが螺合され、締め込まれる。図5は、既にナット6を締め込んで押圧部材半体3a,3bを一体化した後の状態を示している。弁軸121を挟んで反対側にある押圧部材半体連結用直列筒体31a2,31b2についても同様に押圧部材半体整合材6aが挿入され、両端部から突出せしめられたボルト6bにそれぞれワッシャ6cが嵌装されると共にナット6dが螺合され、締め込まれる。その結果、押圧部材半体3a,3bは一体化され、押圧部材3が形成される。
(シール材7の圧縮)
上記のように押圧部材半体3a,3bを結合し、一体化することによって形成された押圧部材3は、図6に示すように、締付用雄ネジ部4a2,4b2にナット40a,40bをそれぞれ螺合し、締め込むことにより、弁軸121に沿って支持部材2へ向けて押下せしめられる。押圧部材3の円筒状部30の下縁が上記パッキンフランジ127の上面に接近するに従って、円筒状部30内のシール材7は板状部31により押圧されて圧縮され、弁軸121の周面とパッキンフランジ127の上面に強く押し付けられる。図6は、押圧部材3の円筒状部30の下端がパッキンフランジ127の上面に当接し、従って押圧部材3が最下方位置まで押下せしめられた場合を示している。
上記のようにシール材7が圧縮され、弁軸121の周面とパッキンフランジ127の上面に強く押し付けられる結果、弁軸を通しての漏水は抑止され、外部への漏出が阻止される。
図7は、図6のVII−VII線に沿った断面を若干縮尺して示す概略図、図8は図6を左上方から見た状態を若干縮尺して示す概略斜視図であり、それぞれ排水バルブに対し本発明による止水装置1を取り付けたときの各部材の関連を内部的に、及び外部的に示している。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、筒状部材2a1,2a2,2b1,2b2を図示のように横断面四角形に形成する代わりに、横断面円形であるように形成し、それに伴って支持部材半体整合連結部材5の支持部材半体整合材5aも丸棒で構成してもよい。このことは、筒状部材31a1,31a2,31b1,31b2と押圧部材半体整合連結部材6についても云える。
シール材7を構成する紐状体は、場合によっては横断面円形でもよく、また紐状体の材料は弾性プラスチックであってもよい。
本発明の一実施形態による止水装置の構成部材の斜視図である。 同構成部材の側面図である。 図1及び図2に示す支持部材を取り付けた状態の弁軸保持部の正面図である。 図3に示す過程に次いで、シール材を弁軸に装着すると共に圧締部材のネジ棒を支持部材に取り付けた状態の、図3と同様の正面図であり、シール材は中央縦断面図にて示されている。 図4に示す過程に次いで、押圧部材を弁軸に取り付けた状態の、図3と同様の正面図である。 図5に示す過程に次いで、弁軸に取り付けた押圧部材を押し下げ、シール部材を弁軸及びパッキンフランジ上面に圧接した状態で押圧部材を固定し、止水装置の取付けを完了した状態の、図3と同様の正面図である。 図6中のVII−VII線に沿う断面を若干縮小して示す概略図である。 図6を左上方から見た状態を若干縮小して示す概略斜視図である。 ダム堤体における排水バルブの設置状態を示す概略図である。 一般の排水バルブの弁軸と、この弁軸に対し弁軸保持部内でグランドパッキンを圧着している様子を示す縦断面図である。
符号の説明
1 止水装置
2 支持部材
2a,2b 支持部材半体
2a1,2a2,2b1,2b2 支持部材用筒状部材
2a3,2b3 ネジ孔
2ab1,2ab2 支持部材半体整合材差込孔
20 掛止孔
20a,20b 掛止孔半部
3 押圧部材
3a,3b 押圧部材半体
3ab1,3ab2 押圧部材半体整合材差込孔
30 円筒状部
30a,30b 円筒状部半体
31 板状部
31a、31b 板状部半体
31a1,31a2,31b1,31b2 押圧部材用筒状部材
31a3,31b3 ネジ棒差込用貫通孔
32 弁軸貫通孔
32a,32b 弁軸貫通孔半部
4 圧締部材
4a,4b ネジ棒
4a1,4b1 定着用雄ネジ部
4a2,4b2 締付用雄ネジ部
40a,40b ナット
5 支持部材半体整合連結部材
5a 支持部材半体整合材
5b ボルト
5c ワッシャ
5d ナット
6 押圧部材半体整合連結部材
6a 押圧部材半体整合材
6b ボルト
6c ワッシャ
6d ナット
7 シール材
7a 紐状体の余剰部
122 弁本体
123 弁軸保持部
123a フランジ
125 グランドパッキン
127 パッキンフランジ

Claims (6)

  1. 弁を開閉操作するための弁軸、
    前記弁軸を弁開閉方向へ移動可能に保持するための弁軸挿通孔を有する弁軸保持部、
    前記弁軸挿通孔に挿通された弁軸の外周面と前記弁軸挿通孔の内周面との間の間隙を封鎖しているグランドパッキン、
    前記弁軸保持部から突出している弁軸部分に弁軸軸線方向へ移動可能に取り付けられ、前記弁軸保持部方向への締込移動により前記グランドパッキンを前記弁軸の軸線方向へ圧締するためのパッキンフランジ、
    を有する排水バルブにおける前記弁軸の表面を伝っての漏水を阻止するための止水装置において、
    前記弁軸保持部に係合する掛止孔を中央部に有しており、該掛止孔の軸線を通る面で2つの支持部材半体に分割されている支持部材、
    それぞれの前記支持部材半体の掛止孔半部を前記弁軸保持部に対向させて両支持部材半体を互いに突き合わせた後に、これら両支持部材半体を一体化すると共に前記弁軸保持部に固定するための支持部材半体結合部材、
    前記パッキンフランジの上面側で前記弁軸を包囲して装着されるシール材、
    前記弁軸に装着された前記シール材を圧縮する前の状態で下部の一部を除き包囲する円筒状部と、該円筒状部の上端に固定され、装着された前記シール材の上端に当接し、前記円筒状部と同軸的で前記弁軸に遊嵌する弁軸貫通孔を有している板状部とを有しており、前記円筒状部及び弁軸貫通孔の軸線を通る面で2つの押圧部材半体に分割されている押圧部材、
    それぞれの前記押圧部材半体の弁軸貫通孔半部を前記弁軸に対向させて両押圧部材半体を突き合わせた後に、これら両押圧部材半体を一体化する押圧部材半体結合部材、及び
    前記押圧部材半体同士を前記押圧部材半体結合部材により一体化して形成された前記押圧部材を、前記支持部材半体同士を前記支持部材半体結合部材により一体化して形成された前記支持部材へ向けて押下し、前記押圧部材の円筒状部内の前記シール材を圧縮し、前記パッキンフランジの上面と前記弁軸とに前記シール材を圧接させる圧締部材、
    を有することを特徴とする止水装置。
  2. 前記支持部材半体結合部材は、
    それぞれの前記各支持部材半体の両側部に互いに並列的に設けられ、支持部材半体同士を互いに突き合わせたときに、前記支持部材の両側部に支持部材半体連結用直列筒体を形成する支持部材用筒状部材、及び
    前記支持部材半体連結用直列筒体内に挿通され両支持部材半体を整合状態に置く支持部材半体整合材と、当該支持部材半体整合材の両端に配備され、前記支持部材半体連結用直列筒体をその両端部から押圧し、このように両端から押圧される支持部材半体連結用直列筒体を介して前記支持部材半体を一体化する支持部材半体締付部材とを有する支持部材半体整合連結部材、
    を有していることを特徴とする請求項1に記載の止水装置。
  3. 前記押圧部材半体結合部材は、
    前記押圧部材半体の板状部の両側部に互いに並列的に設けられ、押圧部材半体同士を互いに突き合わせたときに、前記押圧部材の板状部の両側部に押圧部材半体連結用直列筒体を形成する押圧部材用筒状部材、及び
    前記押圧部材半体連結用直列筒体内に挿通され両押圧部材半体を整合状態に置く押圧部材半体整合材と、当該押圧部材半体整合材の両端に配備され、前記押圧部材半体連結用直列筒体をその両端部から押圧し、このように両端から押圧される押圧部材半体連結用直列筒体を介して前記押圧部材半体を一体化する押圧部材半体締付部材とを有する押圧部材半体整合連結部材、
    を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載の止水装置。
  4. 前記支持部材半体連結用直列筒体及び前記押圧部材半体連結用直列筒体がそれぞれ横断面四角形の支持部材半体整合材差込孔及び押圧部材半体整合材差込孔を有しており、
    前記支持部材半体整合材及び前記押圧部材半体整合材は、それぞれ前記支持部材半体整合材差込孔及び前記押圧部材半体整合材差込孔に嵌合する寸法の横断面四角形状の棒状体として形成され、
    前記支持部材半体締付部材及び前記押圧部材半体締付部材は、前記棒状の支持部材半体整合材及び前記押圧部材半体整合材の両端部に設けられたボルト及びこのボルトに螺合するナットとして形成されており、
    前記支持部材半体整合材及び前記押圧部材半体整合材は、それぞれ前記支持部材半体連結用直列筒体及び前記押圧部材半体連結用直列筒体内へ挿入された際、その両端部が支持部材半体連結用直列筒体及び前記押圧部材半体連結用直列筒体の両端より延出することのない長さ寸法を有しており、
    前記ボルトは、前記支持部材半体整合材及び前記押圧部材半体整合材が、それぞれ前記支持部材半体連結用直列筒体及び前記押圧部材半体連結用直列筒体内に差し込まれたとき、当該ボルトの一部が前記支持部材半体連結用直列筒体及び前記押圧部材半体連結用直列筒体の両端部から突出すると共に、前記ナットによる締付操作により前記支持部材半体同士及び押圧部材半体同士の一体化をもたらすようにその長さ寸法が設定されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載の止水装置。
  5. 前記圧締部材は、
    下端部に前記支持部材に形成されたネジ孔に螺合する定着用雄ネジ部を有し、上端部に前記押圧部材の板状部に形成されたネジ棒差込用貫通孔に挿通される締付用雄ネジ部を有するネジ棒と、
    前記弁軸保持部に固定された前記支持部材の前記ネジ孔に前記定着用雄ネジ部をねじ込んで前記ネジ棒を前記支持部材に定着し、また、前記ネジ棒の前記締付用雄ネジ部を、前記弁軸に装着された前記押圧部材の前記板状部に形成された前記ネジ棒差込用貫通孔に挿通したときに、前記板状部の上側で前記締付用雄ネジ部に螺合し、締込み操作により前記押圧部材を前記支持部材へ向けて押動するナットと、を有し、
    前記締付用雄ネジ部は、前記ナットによる前記押圧部材の押動が、該押圧部材の円筒状部下縁が前記パッキンフランジに当接するまで行い得るように、その形成長さが設定されており、
    前記ネジ棒と前記ナットとの組み合わせが、前記弁軸を挟んで対称的に設けてあることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の止水装置。
  6. 横断面四角形の紐状体を上記弁軸に巻き付けることにより上記弁軸に装着されたシール材が形成されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の止水装置。
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KR100949300B1 (ko) 2008-04-17 2010-03-23 (주)현우산업 본네트형 나이프 게이트 밸브
JP2018204639A (ja) * 2017-05-31 2018-12-27 東京都下水道サービス株式会社 グランドパッキン挿入治具
JP2020176681A (ja) * 2019-04-18 2020-10-29 中国電力株式会社 漏水対策装置

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