JP3832209B2 - エレベータのいたずら防止システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータのいたずら防止システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来からエレベータのかごは各階床の乗り場呼び釦、あるいはエレベータのかご内に設けた行き先を指定するかご呼び釦を操作することで、制御手段によりかご駆動回路、戸駆動回路を制御し、エレベータのかごの応答運転を行うようになっている。
【0003】
ところで、子供がかごに乗ってエレベータかご内に設けた複数のかご呼び釦をいたずらで何回も操作すると、無駄にかごが昇降運転され、運転コストが高くつくとともに、無駄な運転が行われるため実際の使用の支障となるという問題がある。
【0004】
そこで、従来例にあっては、かご呼び釦の操作回数をカウンターにより計測し、所定回数を超えるといたずらとみなしてかごの戸を開放状態のまま停止するように制御手段により制御するようにしている。
【0005】
ところが、上記の従来例にあっては、かご呼び釦の操作回数を計測し、所定回数を超えた場合にかごの戸を開放状態のまま停止するように制御するため、かご内に多くの人が乗って混雑している場合には偶発的に所定回数に達する恐れがあり、いたずらでないにもかかわらずエレベータのかごを停止させてしまうという問題がある。また、停止階が少ないエレベータにおいては殆ど効果が期待できない。
【0006】
また、かごの昇降方向に存在する階の呼びに対して優先的に応答し現在の昇降方向と逆方向に対して登録ができない機能を持ったエレベータ(方向性乗合全自動方式のエレベータ)においては、エレベータのかごの昇降方向と逆の方向の呼びに対して登録をキャンセルする機能を持つことでいたずらなどによる無用のかごの呼びを取消し、かごの無駄な運転を抑制するようにしている。
【0007】
しかしながら、昇降方向が反転するタイミング、主に最上階及び最下階の着床時には逆呼びキャンセルの機能が解除される。この時、エレベータのかごから降りる乗客がいらずらでかご呼び釦を押すと、かご呼びが登録され、エレベータのかごが無駄に運転されてしまうという問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、エレベータのかご内のかご呼び釦をいたずらで操作されて無駄にエレベータが移動するのを防止することができるエレベータのいたずら防止システムを提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明に係るエレベータのいたずら防止システムはかごの昇降方向に存在する階の呼びに対して優先的に応答し現在の昇降方向と逆方向に対して登録ができない機能を持ったエレベータにおいて、エレベータのかごの行き先階を指定するためのかご内に設けた複数のかご呼び釦1と、かごの位置を検出するためのかご位置検出手段7と、かごが最上階又は最下階に着床している際にかごの戸の開時間をカウントするためのタイマー8と、かごが最上階又は最下階に着床後戸開開始からの経過時間に対応して最大かご呼び登録数を設定したかご呼び最大登録数設定テーブル9と、かごが最上階又は最下階に着床時かご呼び釦1の操作により行き先階が入力されて該かご呼び釦1による入力がタイマー8によって測定された着床後戸開開始からの経過時間に対してかご呼び最大登録数設定テーブル9に設定された最大かご呼び登録数以内の場合にかご呼びを登録し且つかご呼び最大登録数設定テーブル9に設定された最大かご呼び登録数を超える場合にそれ以上のかご呼びの登録をしないように制御するための制御手段4を設けて成ることを特徴とするものである。このような構成とすることで、エレベータのかごが反転するタイミングである最上階又は最下階に着床時にかごの戸の開時間をタイマー8で計測し、戸の開時間によりかごに乗り降りする乗客のおおよその数を推定し、タイマー8によって測定された着床後戸開開始からの経過時間に対して設定された最大かご呼び登録数以内の場合にかご呼びを登録し且つ設定された最大かご呼び登録数を超える場合にそれ以上のかご呼びの登録をしないように制御し、乗り降りする乗客数が少ない(つまり最大かご呼び登録数が少ない)にもかかわらずかご呼び釦1の操作回数がかご呼び最大登録数設定テーブル9に設定された設定数よりも多いと、かごから降りる乗客がいたずらでかご呼び釦1を操作していると推定し、これによりいたずら操作によるエレベータのかごの無駄な運転を防止することができるものである。
【0010】
また、かごが最上階又は最下階に着床後戸開開始からの所定時間までのかご呼び最大登録数設定テーブル9に設定された最大かご呼び登録数がゼロであることが好ましい。このような構成とすることで、かごが最上階又は最下階に着床後戸開開始からの所定時間まではかごから乗客が降りるだけで乗り場からかご内に未だ一人も乗り込んでいない時間であると推定し、この着床後戸開開始からの所定時間まではかご呼び釦1が操作されるといたずらであるとみなして行き先入力をキャンセルし、エレベータのかごの無駄な運転を防止することができるものである。
【0011】
また、かごが最上階又は最下階に着床後戸開開始からの所定時間を超えた状態で呼び釦1の操作により行き先階が入力されて該かご呼び釦1による入力がタイマー8によって測定された着床後戸開開始からの経過時間に対して最大登録数設定テーブル9に設定された最大かご呼び登録数以内の場合にかご呼びを登録すると共にかご呼びランプ5を点灯するように制御する制御手段4を設けることが好ましい。このような構成とすることで、かご呼び釦1の操作がいたずらでなく正しく操作された場合にはかご呼びランプ5が点灯し、正常な運転が行われることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0013】
図1乃至図3に参考例を示す。エレベータのかご内にはかご内操作盤(図示せず)が設けてあり、このかご内操作盤にかごの行き先階を指定して登録を操作するための複数のかご呼び釦1が設けてある。図1ではかごの行き先階として1階、2階、3階、4階、5階があり、このためかご内操作盤に設けられるかご呼び釦1としては1階用のかご呼び釦1a、2階用のかご呼び釦1b、3階用のかご呼び釦1c、4階用のかご呼び釦1d、5階用のかご呼び釦1eの5つが設けてある。もちろんかご呼び釦1としては上記の5個にのみ限定されないものである。
【0014】
かご呼び釦1を操作すると制御手段4に設けたかご呼び登録・取消手段10に行き先階が入力されるようになっている。かご呼び登録・取消手段10に行き先階が登録されるとかごが該当する呼び釦1により登録された行き先階に運転されるように制御される。
【0015】
エレベータのかごにはかごに積載された重量であるかご積載重量を検出するためのかご積載重量検出手段2が設けてある。かご積載重量検出手段2により検出された積載重量検出データは制御手段4に設けたかご呼び登録・取消手段10に入力されるようになっている。制御手段4にはかご積載重量検出手段2により検出した積載重量に応じて最大かご呼び登録数を設定した図3に示すようなかご呼び最大登録数設定テーブル3が設けてある。このかご呼び最大登録数設定テーブル3はかごへの積載重量と最大かご呼び登録数とを関連付けしたテーブルであり、図3に示すかご呼び最大登録数設定テーブル3ではパターンAとパターンBとの2つのパターンが示してある。
【0016】
かご呼び最大登録数設定テーブル3で関連付けられたかごへの積載重量と最大かご呼び登録数との関係をパターンAで説明すると、最大積載荷重が15kg未満の場合にはかごには乗客がいないとみなして最大かご呼び登録数はゼロとしてかご呼び登録数を登録しない(登録は受付ない)、最大積載荷重が15kg以上〜30kg未満の場合には子供の乗客が1人いるとみなして最大かご呼び登録数を1以内とし、30kg以上〜60kg未満は子供2人又は大人1人のいずれかであるとみなして最大は子供2人の場合であるから最大かご呼び登録数を2以内とし、60kg以上〜90kg未満は子供3人又は大人1人又は子供1人と大人1人又は子供2人と大人1人のいずれかであるとみなして最大は子供3人又は子供2人と大人1人の場合であるから最大呼び登録数を3以内とし、90kg以上はかご呼び登録数を無制限としてある。
【0017】
また、かご呼び最大登録数設定テーブル3で関連付けられたかごへの積載重量と最大かご呼び登録数との関係をパターンBで説明すると、最大積載荷重が20kg未満の場合にはかごには乗客がいないとみなして最大かご呼び登録数はゼロとしてかご呼び登録数を登録しない(登録は受付ない)、最大積載荷重が20kg以上〜40kg未満の場合には子供の乗客が1人いるとみなして最大かご呼び登録数を1以内とし、40kg以上〜70kg未満は子供2人又は大人1人のいずれかであるとみなして最大は子供2人の場合であるから最大かご呼び登録数を2以内とし、70kg以上〜100kg未満は子供3人又は大人1人又は子供1人と大人1人又は子供2人と大人1人のいずれかであるとみなして最大は子供3人又は子供2人と大人1人の場合であるから最大呼び登録数を3以内とし、100kg以上はかご呼び登録数を無制限としてある。
【0018】
上記パターンAとパターンBとはエレベータの利用状況に応じていずれかのパターンに選択可能としており、選択手段により選択することでいずれかのパターンが選択されるようになっている。
【0019】
制御手段4には各かご呼び釦1に対応して設けられたかご呼びランプ5の点灯、消灯を制御するためのかご呼び釦ランプ制御手段11が設けてあり、かご呼び釦1の操作により行き先階が入力されて該かご呼び釦1による入力がかご積載重量検出手段2により検出した積載重量に対してかご呼び最大登録数設定テーブル3に設定された最大かご呼び登録数以内の場合にはかご呼びが上記のようにかご呼び登録・取消手段10に登録され、かご呼び釦1による入力がかご呼び登録・取消手段10に登録されると制御手段4に設けたかご呼び釦ランプ制御手段11により該当するかご呼び釦1に対応して設けたかご呼びランプ5が点灯するように制御されるものである。
【0020】
ここで、図1ではかご呼び釦1が5個設けてあって、これに対応してかご呼びランプ5として1階用のかご呼びランプ5a、2階用のかご呼びランプ5b、3階用のかご呼びランプ5c、4階用のかご呼びランプ5d、5階用のかご呼びランプ5eの5つが設けてあるが、もちろんこれにのみ限定されず、かご呼び釦1の数によりかご呼びランプ5の数も変わるものである。
【0021】
また、エレベータのかごにはかご内音声合成装置12a、かご内ブザー12b等のいたずら警報手段6が設けてあり、かご呼び釦1の操作により行き先階が入力されて該かご呼び釦1による入力がかご積載重量検出手段2により検出した積載重量に対してかご呼び最大登録数設定テーブル3に設定された最大かご呼び登録数を超える場合はかご呼び登録・取消手段10にそれ以上のかご呼びの登録をしないと共に制御手段4により制御信号を出力していたずら警報手段6を構成するかご内音声合成装置12aによりそれ以上登録できないことをアナウンスしたり、かご内ブザー12bを鳴動させて警報することでいたずら防止を行うようになっている。
【0022】
図2にはかご呼び登録・取消手段のフローチャートが示してある。しかして、かご呼び釦1を操作して制御手段4に設けたかご呼び登録・取消手段10に行き先階が入力されると、かご呼び登録・取消手段10で該当の行き先階が既にかご呼び登録がしてあるか否かを判別し、該当の行き先階がかご呼び登録していない場合には、かご積載重量検出手段2により検出した積載重量を読み込み、次に、かご呼び最大登録数設定テーブル3を読み込んで、かご呼び登録数が積載荷重に対しての最大かご呼び登録数を超えているかどうかを判断し、超えていない場合にはかご呼び登録・取消手段10に登録し(例えばかご呼び最大登録数設定テーブル3でパターンAを選択してある場合、仮に積載荷重が80kgの時にかご呼び登録・取消手段10に登録されたかご呼び登録数が1の時には最大かご呼び登録数3を超えていないので登録を行い)、かご呼び釦ランプ制御手段11により該当するかご呼び釦1に対応して設けたかご呼びランプ5を点灯する。一方、かご呼び登録数が積載荷重に対しての最大かご呼び登録数を超えている場合(例えばかご呼び最大登録数設定テーブル3でパターンAを選択してある場合、仮に積載荷重が80kgの時にかご呼び登録・取消手段10に登録されたかご呼び登録数が4の時には最大かご呼び登録数3を超えるので)にはかご内音声合成装置12a、かご内ブザー12b等のいたずら警報手段6により警報を行うことで、かご呼び釦1がいたずらで押されたことを知らせ、いたずら防止を図っている。
【0023】
次に、図4乃至図6に基づいて本発明の実施形態を説明する。
【0024】
本発明におけるエレベータはかごの昇降方向に存在する階の呼びに対して優先的に応答し現在の昇降方向と逆方向に対して登録ができない機能を持ったエレベータである。本実施形態においてもエレベータのかご内には前記参考例と同様にかご内操作盤(図示せず)が設けてあり、このかご内操作盤にかごの行き先階を指定して登録を操作するための複数のかご呼び釦1(図4に示す実施形態では前述の参考例と同様にかご呼び釦1としては1階用のかご呼び釦1a、2階用のかご呼び釦1b、3階用のかご呼び釦1c、4階用のかご呼び釦1d、5階用のかご呼び釦1e)が設けてある。
【0025】
かご呼び釦1を操作すると制御手段4に設けたかご呼び登録・取消手段10に行き先階が入力されるようになっている。
【0026】
本実施形態においては、エレベータのかごの位置を検出するかご位置検出手段7が設けてあり、かご入り検出手段7で検出されたかご位置のデータが制御手段4に設けたかご呼び登録・取消手段10に入力されるようになっている。また、かごが最上階又は最下階に着床している際にかごの戸の開時間をカウントするためのタイマー8が設けてあって、このタイマー8によるかごの戸の開時間のデータがかご呼び登録・取消手段10に入力されるようになっている。また、制御手段4にはかごが最上階又は最下階に着床後戸開開始からの経過時間に対応して最大かご呼び登録数を設定した図6に示すようなかご呼び最大登録数設定テーブル9が設けてある。このかご呼び最大登録数設定テーブル9はかごが最上階又は最下階に着床後戸開開始からの経過時間と最大かご呼び登録数とを関連付けしたテーブルである。
【0027】
かご呼び最大登録数設定テーブル9で関連付けられたかごが最上階又は最下階に着床後戸開開始からの経過時間と最大かご呼び登録数との関係を図6の実施形態で説明すると、最上階又は最下階に着床後からの経過時間が1.0秒未満の場合にはかごには乗客が乗り込まなかったとみなして最大かご呼び登録数はゼロとしてかご呼び登録数を登録しない(登録は受付ない)、上記経過時間が1.0秒以上〜1.5秒未満の場合には1人が乗り込んだとみなして最大かご呼び登録数を1とし、上記経過時間が1.5秒以上〜2.0秒未満の場合には2人が乗り込んだとみなして最大かご呼び登録数を2とし、上記経過時間が2.0秒以上〜2.5秒未満の場合には3人が乗り込んだとみなして最大かご呼び登録数を3とし、上記経過時間が2.5秒以上〜3.0秒未満の場合には4人が乗り込んだとみなして最大かご呼び登録数を4とし、上記経過時間が3.0秒以上〜3.5秒未満の場合には5人が乗り込んだとみなして最大かご呼び登録数を5とし、上記経過時間が3.5秒以上はかご呼び登録数を無制限としてある。
【0028】
制御手段4には各かご呼び釦1に対応して設けられたかご呼びランプ5の点灯、消灯を制御するためのかご呼び釦ランプ制御手段11が設けてあり、最上階又は最下階に着床してかご呼び釦1の操作により行き先階が入力された際、該かご呼び釦1による入力がタイマー8により検出した扉開後の経過時間との関係で上記かご呼び最大登録数設定テーブル9に設定された最大かご呼び登録数以内の場合にはかご呼びが上記のようにかご呼び登録・取消手段10に登録され、かご呼び釦1による入力がかご呼び登録・取消手段10に登録されると制御手段4に設けたかご呼び釦ランプ制御手段11により該当するかご呼び釦1に対応して設けたかご呼びランプ5が点灯するように制御されるものである。
【0029】
ここで、図4に示す実施形態ではかご呼び釦1が5個設けてあって、これに対応してかご呼びランプ5として1階用のかご呼びランプ5a、2階用のかご呼びランプ5b、3階用のかご呼びランプ5c、4階用のかご呼びランプ5d、5階用のかご呼びランプ5eの5つが設けてあるが、もちろんこれにのみ限定されず、かご呼び釦1の数によりかご呼びランプ5の数も変わるものである。
【0030】
一方、最上階又は最下階に着床してかご呼び釦1の操作により行き先階が入力された際、該かご呼び釦1による入力がタイマー8により検出した扉開後の経過時間との関係で上記かご呼び最大登録数設定テーブル9に設定された最大かご呼び登録数を超える場合にはかご呼び登録・取消手段10への登録をせずに該かご呼び釦1の入力をキャンセルするようになっている。
【0031】
図5には本実施形態のかご呼び登録・取消手段のフローチャートが示してある。しかして、かご呼び釦1を操作して制御手段4に設けたかご呼び登録・取消手段10に行き先階が入力されると、かご呼び登録・取消手段10で該当の行き先階が既にかご呼び登録がしてあるか否かを判別し、該当の行き先階がかご呼び登録していない場合には、かご位置検出手段7により検出したかご位置を読み込み、かごが最下階又は最上階に位置しているどうかを判断し、かごが最下階又は最上階に位置している場合は、かご呼び最大登録数設定テーブル9を読み込んで、かご呼び登録数が着床後におけるかごの戸の開からの経過時間との関係で最大かご呼び登録数を超えているかどうかを判断し、超えていない場合にはかご呼び登録・取消手段10に登録し(例えば、経過時間が2秒以上〜2.5秒未満の場合にかご呼び登録数がが1の時には最大かご呼び登録数3を超えていないので登録を行い)、かご呼び釦ランプ制御手段11により該当するかご呼び釦1に対応して設けたかご呼びランプ5を点灯する。一方、かご呼び登録数が着床後におけるかごの戸の開からの経過時間との関係で最大かご呼び登録数を超えている場合にはかご呼び登録・取消手段10への登録をせずに該かご呼び釦1の入力をキャンセルすることで、最上階や最下階に着床後に降りる乗客がいたずらでかご呼び釦1を押した場合の登録を防止していたずら防止を行うものである。
【0032】
かご位置が最上階あるいは最下階にない場合には、制御手段4のかご呼び登録・取消手段10によりかご位置検出手段7で検出したデータをもとに該かご呼び釦1を操作して入力された行き先階が停止可能な階であるかどうかを判断し、停止可能ならばかご呼び登録・取消手段10にかご呼びを登録し、かご呼び釦ランプ制御手段11に点灯指令を出して該当するかご呼び釦1に対応して設けたかご呼びランプ5を点灯するように制御するものである。かご呼び登録・取消手段10においてかご位置検出手段7で検出したデータをもとに該かご呼び釦1を操作して入力された行き先階が停止不可能であると判断された場合には、該かご呼びを登録しないものである。
【0033】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の発明にあってはかごの昇降方向に存在する階の呼びに対して優先的に応答し現在の昇降方向と逆方向に対して登録ができない機能を持ったエレベータにおいて、エレベータのかごの行き先階を指定するためのかご内に設けた複数のかご呼び釦と、かごの位置を検出するためのかご位置検出手段と、かごが最上階又は最下階に着床している際にかごの戸の開時間をカウントするためのタイマーと、かごが最上階又は最下階に着床後戸開開始からの経過時間に対応して最大かご呼び登録数を設定したかご呼び最大登録数設定テーブルと、かごが最上階又は最下階に着床時かご呼び釦の操作により行き先階が入力されて該かご呼び釦による入力がタイマーによって測定された着床後戸開開始からの経過時間に対してかご呼び最大登録数設定テーブルに設定された最大かご呼び登録数以内の場合にかご呼びを登録し且つ設定された最大かご呼び登録数を超える場合にそれ以上のかご呼びの登録をしないように制御するための制御手段を設けてあるので、エレベータのかごが反転するタイミングである最上階又は最下階に着床時にかごの戸の開時間をタイマーで計測し、戸の開時間によりかごに乗り降りする乗客のおおよその数を推定し、乗り降りする乗客数が少ない(つまり最大かご呼び登録数が少ない)にもかかわらずかご呼び釦の操作回数がかご呼び最大登録数設定テーブルに設定された設定数よりも多いと、かごから降りる乗客がいたずらでかご呼び釦を操作していると推定し、これによりいたずら操作によるエレベータのかごの無駄な運転を確実に防止することができるものである。
【0034】
また、請求項2記載の発明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加えて、かごが最上階又は最下階に着床後戸開開始からの所定時間までのかご呼び最大登録数設定テーブルに設定された最大かご呼び登録数がゼロであるので、かごが最上階又は最下階に着床後戸開開始からの所定時間まではかごから乗客が降りるだけで乗り場からかご内に未だ一人も乗り込んでいない時間であると推定し、この着床後戸開開始からの所定時間まではかご呼び釦が操作されるといたずらであるとみなして行き先入力をキャンセルし、エレベータのかごの無駄な運転を確実に防止することができるものである。
【0035】
また、請求項3記載の発明にあっては、上記請求項2記載の発明の効果に加えて、かごが最上階又は最下階に着床後戸開開始からの所定時間を超えた状態で呼び釦の操作により行き先階が入力されて該かご呼び釦による入力がタイマーによって測定された着床後戸開開始からの経過時間に対してかご呼び最大登録数設定テーブルに設定された最大かご呼び登録数以内の場合にかご呼びを登録すると共にかご呼びランプを点灯するように制御する制御手段を設けてあるので、かご呼び釦の操作がいたずらでなく正しく操作された場合にはかご呼びランプが正しく点灯し、正常な運転が行われるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 参考例のエレベータのいたずら防止システムの制御ブロック図である。
【図2】 同上のかご呼び登録・取消手段のフローチャートである。
【図3】 同上のかご呼び最大登録数設定テーブルを示す説明図である。
【図4】 本発明のエレベータのいたずら防止システムの実施形態の制御ブロック図である。
【図5】 同上のかご呼び登録・取消手段のフローチャートである。
【図6】 同上のかご呼び最大登録数設定テーブルを示す説明図である。
【符号の説明】
1 かご呼び釦
2 かご積載重量検出手段
3 かご呼び最大登録数設定テーブル
4 制御手段
5 かご呼びランプ
6 いたずら警報手段
7 かご位置検出手段
8 タイマー
9 かご呼び最大登録数設定テーブル

Claims (3)

  1. かごの昇降方向に存在する階の呼びに対して優先的に応答し現在の昇降方向と逆方向に対して登録ができない機能を持ったエレベータにおいて、エレベータのかごの行き先階を指定するためのかご内に設けた複数のかご呼び釦と、かごの位置を検出するためのかご位置検出手段と、かごが最上階又は最下階に着床している際にかごの戸の開時間をカウントするためのタイマーと、かごが最上階又は最下階に着床後戸開開始からの経過時間に対応して最大かご呼び登録数を設定したかご呼び最大登録数設定テーブルと、かごが最上階又は最下階に着床時かご呼び釦の操作により行き先階が入力されて該かご呼び釦による入力がタイマーによって測定された着床後戸開開始からの経過時間に対してかご呼び最大登録数設定テーブルに設定された最大かご呼び登録数以内の場合にかご呼びを登録し且つかご呼び最大登録数設定テーブルに設定された最大かご呼び登録数を超える場合にそれ以上のかご呼びの登録をしないように制御するための制御手段を設けて成ることを特徴とするエレベータのいたずら防止システム。
  2. かごが最上階又は最下階に着床後戸開開始からの所定時間までのかご呼び最大登録数設定テーブルに設定された最大かご呼び登録数がゼロであることを特徴とする請求項1記載のエレベータのいたずら防止システム。
  3. かごが最上階又は最下階に着床後戸開開始からの所定時間を超えた状態で呼び釦の操作により行き先階が入力されて該かご呼び釦による入力がタイマーによって測定された着床後戸開開始からの経過時間に対してかご呼び最大登録数設定テーブルに設定された最大かご呼び登録数以内の場合にかご呼びを登録すると共にかご呼びランプを点灯するように制御する制御手段を設けて成ることを特徴とする請求項2記載のエレベータのいたずら防止システム。
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