JP3829117B2 - 管継手 - Google Patents

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    • F16K5/06Plug valves; Taps or cocks comprising only cut-off apparatus having at least one of the sealing faces shaped as a more or less complete surface of a solid of revolution, the opening and closing movement being predominantly rotary with plugs having spherical surfaces; Packings therefor
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    • Y10T137/88078Actuates valve
    • Y10T137/88102Rotary valve

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主として塗料等の流体を移送する通路で接続を行う管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の管継手として、図20に示すように、相互に接続されるソケット1とプラグ2とからなっている管継手が知られている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
前記ソケット1にあっては、プラグ2が挿入される貫通孔3が形成されたボールバルブ4と、内部を流体通路5とし先端に該流体通路5と同心状に環状のシール部材6を設け該シール部材6の先端に形成された少なくとも前記貫通孔3の内径より長寸の面幅を持つボールバルブ受け側7にボールバルブ4を配置した主筒体8と、ボールバルブ4を回動可能に包囲して支持する主筒体8に固定されたケーシング9とからなっている。ケーシング9には、プラグ2をボールバルブ4の貫通孔3に挿入するためのプラグ挿通長孔10がケーシング9の側面から頂部にかけて開口し、該プラグ挿通長孔10のケーシング側面開口部は広幅部10aにそして頂部開口部は狭幅部10bとなっている。
【0004】
プラグ2は、その外周にプラグ挿通長孔10の広幅部10aでプラグ挿通長孔10内に挿入可能で且つ狭幅部10bでプラグ挿通長孔10の側縁に係止する抜け止め膨出部11を有し、プラグ挿通長孔10の広幅部10aでプラグ2をボールバルブ4の貫通孔3に挿入し、この状態からプラグ2をプラグ挿通長孔10の頂部の狭幅部10bに回動させることにより、プラグ2とソケット1が接続され、プラグ2の回動によりボールバルブ4も回動し、プラグ2がプラグ挿通長孔10の頂部の狭幅部10bに回動したとき、ボールバルブ4の貫通孔3と主筒体8の流体通路5が一致し、主筒体8の流体通路5とプラグ2の流体通路12とが連通するようになっている。
【0005】
そして、前記ボールバルブ4に形成された貫通孔3内には、プラグ2の挿入側にプラグ2を受けるプラグ受けリング13が螺着されている。貫通孔3の奥には、貫通孔3に挿入されたプラグ2と貫通孔3との間をシールするシールリング14が装着されている。
【0006】
ボールバルブ4と該ボールバルブ4を回動可能に包囲して支持するケーシング9には、ボールバルブ4に形成された貫通孔3のプラグ挿入側開口部3aが、ケーシング9に形成されたプラグ挿通長孔10内の側面開口部に一致し、そして、プラグ挿通長孔10に沿ってのみ回動するように、ボールバルブ4の回動を規制するボールバルブ回動規制手段15が設けられている。
【0007】
プラグ2をソケット1に固定するため、プラグ2とソケット1が接続された状態で、ケーシング9のプラグ挿通長孔10の狭幅部10bには嵌合突起16が設けられ、この嵌合突起16にプラグ2の外周に嵌合された筒状のロック部材17が嵌合されるようになっている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−168387号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の管継手では、ボールバルブ4の回動を規制するボールバルブ回動規制手段15が、ボールバルブ4の回動方向の2箇所に設けられており、その構造が複雑化する難点があった。
【0010】
また、ボールバルブ4内のシールリング14の固定手段としてプラグ受けリング13で押さえているので、その分構造が複雑化し、コスト高になる難点があった。
【0011】
また、シールリング14にシールされるプラグ2の外周は、面接触となっているので、接触圧が分散され、このため強い面圧を得るためには、勢いシールリング14を小径にしなければならず、操作性に難があり、また耐久性にも難点があった。
【0012】
また、ボールバルブ4をシールするシール部材6が少なくとも前記貫通孔3の内径より長寸の面幅を持つボールバルブ受け側7で面接触しているので、接触圧が分散され、このため強い面圧を得るためには、勢いシールリング14をボールバルブ4を強く押し付けなければならず、操作性に難があり、また耐久性にも難点があった。接触圧が弱いと、ボールバルブ4の回動の途中で、ボールバルブ4の流体通路5の開口部の一部がボールバルブ受け側7に移動したとき、ボールバルブ4とボールバルブ受け側7との接触面積の減少に伴いシール性が弱くなり、液漏れを起こす恐れがある。
【0013】
さらに、プラグ2をソケット1に固定するためのロック部材17に流体中の塗料等が付着した場合、この塗料等が固まってロック部材17がプラグ2の外周に固定してしまって、ロック部材17の操作ができなくなってしまう難点があった。
【0014】
本発明の目的は、ボールバルブ回動規制手段の構造の簡略化を図れる管継手を提供することにある。
【0015】
本発明の他の目的は、シールリングの取り付けを簡単に行える管継手を提供することにある。
本発明の他の目的は、プラグとシールリングとのシール性能を高めることができる管継手を提供することにある。
本発明の他の目的は、ボールバルブとシール部材とのシール性能を高めることができる管継手を提供することにある。
本発明の他の目的は、ロック部材が塗料等でプラグに固定されるのを防止できる管継手を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する本発明の構成を説明すると、次の通りである。
請求項1に記載の発明は、相互に接続されるソケットとプラグとからなり、前記ソケットにあっては、前記プラグが挿入される貫通孔が形成されたボールバルブと、前記貫通孔の内周に装着されて該貫通孔に挿入された前記プラグと前記貫通孔との間をシールするシールリングと、内部を流体通路とし先端に該流体通路と同心状に環状のシール部材を設け該シール部材の先端に形成されたボールバルブ受け側に前記ボールバルブを配置した主筒体と、前記ボールバルブを回動可能に包囲して支持する前記主筒体に固定されたケーシングとからなり、前記ケーシングには前記プラグを前記ボールバルブの前記貫通孔に挿入するためのプラグ挿通長孔が前記ケーシングの側面から頂部にかけて開口し、該プラグ挿通長孔のケーシング側面開口部は広幅部にそして頂部開口部は狭幅部となっており、また、前記プラグにあっては、その外周に前記プラグ挿通長孔の広幅部で前記プラグ挿通長孔内に挿入可能で且つ狭幅部で前記プラグ挿通長孔の側縁に係止する抜け止め膨出部を有し、前記プラグ挿通長孔の広幅部で前記プラグを前記ボールバルブの前記貫通孔に挿入し、この状態から前記プラグを前記プラグ挿通長孔の頂部の前記狭幅部に回動させることにより、前記プラグと前記ソケットが接続され、前記プラグの回動により前記ボールバルブも回動し、前記プラグが前記プラグ挿通長孔の頂部の前記狭幅部に回動したとき、前記ボールバルブの前記貫通孔と前記主筒体の前記流体通路が一致し、前記主筒体の前記流体通路と前記プラグの内部に形成された流体通路とが連通するようになっており、前記ボールバルブと前記ケーシングには前記ボールバルブに形成された前記貫通孔のプラグ挿入側開口部が前記ケーシングの前記プラグ挿通長孔に沿ってのみ回動するように前記ボールバルブの回動を規制するボールバルブ回動規制手段が設けられ、前記プラグと前記ソケットが接続された状態で前記ケーシングの前記プラグ挿通長孔の狭幅部には嵌合突起が設けられ、前記プラグの外周に嵌合された筒状のロック部材が前記嵌合突起に嵌合されるようになっている管継手であって、前記ボールバルブ回動規制手段は、前記プラグ挿通長孔の幅方向の両側で前記ケーシングの内面にそれぞれ突設された突起を備え、前記各突起の側面には前記回動するボールバルブの前記貫通孔のプラグ挿入側開口部を前記ケーシングに形成されたプラグ挿通長孔の広幅部と一致する位置に位置規制するプラグ挿入位置規制面がそれぞれ設けられ、前記各突起の底面には前記回動するボールバルブの前記貫通孔を前記主筒体の前記流体通路と一致する位置に位置規制するプラグ接続位置規制面がそれぞれ設けられ、前記ボールバルブの外周面には、前記ケーシングの前記突起に摺接する凹部と、前記ボールバルブの貫通孔のプラグ挿入側開口部が前記ケーシングに形成されたプラグ挿通長孔の広幅部と一致する位置で前記プラグ挿入位置規制面に当接するプラグ挿入位置規制当接面と、ボールバルブの前記貫通孔が前記主筒体の前記流体通路と一致する位置で前記プラグ接続位置規制面に当接するプラグ接続位置規制当接面とが設けられて構成されていることを特徴とする。
【0017】
このようにプラグ挿通長孔の幅方向の両側でケーシングの内面にそれぞれ突設された突起とプラグ挿入位置規制面とプラグ接続位置規制面と、これらに対応するボールバルブの外周の凹部とプラグ挿入位置規制当接面とプラグ接続位置規制当接面とでボールバルブ回動規制手段を構成するので、該ボールバルブ回動規制手段の構成が簡単になり、該ボールバルブ回動規制手段の構造の簡略化を図ることができる。
【0018】
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記ボールバルブの前記貫通孔の内面には前記シールリングの外周に食い込んでシールし、かつ、シールリングの抜止めをする凹凸部が設けられていることを特徴とする。
【0019】
このようにすることにより、シールリングを簡単にボールバルブの貫通孔の内面に抜け止めして支持させることができ、また、シールリングをボールバルブの貫通孔の内面に支持させるために、他の固定部材を必要としないので、その分構造が簡単になり、コストダウンを図ることができる。
【0020】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記シールリングに接触する前記プラグの外周には前記シールリングに接触する環状凸状部が設けられていることを特徴とする。
【0021】
このようにすることにより、プラグの外周の環状凸状部とシールリングとの接触面積が小さくなるため、該部の接触面圧力が高くなり、シール性能を向上させることができる。
【0022】
請求項4に記載の発明は、請求項1において、前記ボールバルブに当接する前記シール部材の前記ボールバルブ受け側には、前記ボールバルブに接触してシールする内外2重の環状凸状シール部が少なくとも前記ボールバルブの貫通孔のシールリング側の内径より長寸の間隔をあけて設けられていることを特徴とする。
【0023】
このようにすることにより、内外2重の環状凸状シール部とボールバルブとの接触面積が小さくなるため、該部の接触面圧力が高くなり、シール性能を向上させることができる。また、前記内外2重の環状凸状シール部は少なくとも前記ボールバルブの貫通孔のシールリング側の内径より長寸の間隔をあけて設けられているので、ボールバルブの回動の途中で内側の環状凸状シール部がボールバルブの外周面から貫通孔内に外れ主筒体の流体通路が開いても、外側の環状凸状シール部がボールバルブの外周面との間をシールし、そして外側の環状凸状シール部がボールバルブの外周面から貫通孔内に外れそのシール性が無くなっても内側の環状凸状シール部がボールバルブの外周面との間をシールするので流体通路からの液漏れを確実に防止することができる。
【0024】
請求項5に記載の発明は、請求項1において、前記プラグの外周にはプラグカバーが固定的に装着され、該プラグカバーとその外周に摺動自在に嵌合された前記ロック部材は塗料密着性の悪い素材で形成されていることを特徴とする。
【0025】
このようにすることにより、プラグカバーとその外周のロック部材に塗料が付着されて固まっても、ロック部材を動かすことにより付着した塗料を脱落させて、ロック部材の動きを妨げないようにすることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1乃至図18は本発明に係る管継手の実施の形態の一例を示したもので、図1は本例で用いているソケットの平面図、図2は図1のA−A線断面図、図3は本例で用いているプラグの縦断面図、図4は本例で用いているケーシングの底面図、図5は図4の縦断面図、図6は本例で用いているボールバルブの平面図、図7は本例で用いているボールバルブの側面図、図8及び図9はケーシングに嵌まったボールバルブの2つの動きを示す縦断面図、図10は本例で用いているボールバルブの縦断面図、図11は本例で用いているシールリングの縦断面図、図12は本例でボールバルブにプラグが嵌まった状態の縦断面図、図13〜図16はボールバルブの各回動状態でのシール部材のシール状態を示す縦断面図、図17は本例でソケットにプラグを差し込んだ状態を示す縦断面図、図18は本例でソケットにプラグが接続された状態を示す縦断面図である。なお、前述した図20と対応する部分には、同一符号を付けて示している。
【0027】
図面において、1はソケット、2はソケット1に接続されるプラグである。前記ソケット1は、内部を流体通路5とする主筒体8と、中心にプラグ2が挿入される貫通孔3が形成されて主筒体8内に回動自在に配置されたボールバルブ4と、主筒体8に螺着して固定されてボールバルブ4を回動可能に包囲して支持するケーシング9により構成されている。
【0028】
前記主筒体8には、流体通路5の先端側内周に大径凹部5aが形成されている。この大径凹部5aに、前記流体通路5に対して同心状に環状の樹脂製のシール部材6が挿着されている。
【0029】
該シール部材6の後部には環状溝6aが形成され、その後方側はテーパ状の環状突出部6bが形成されており、後端が小径部6cに形成され主筒体8の流体通路5に嵌合されている。前記環状溝6aには弾性リング18が挿着され、該弾性リング18によってシール部材6を後述するボールバルブ受け面側と環状突出部6b側とに圧力を与えている。弾性リング18はOリング、コイルスプリングを環状に形成したもの又は皿ばねを用いるとよい。7はシール部材6の先端に形成されたボールバルブ受け側で、テーパ面又は曲面になっており、このボールバルブ受け側7にボールバルブ4が回動自在に当接している。
【0030】
このボールバルブ受け側7には凹部19の形成により、前記ボールバルブ4に接触してシールする内外2重の環状凸状シール部20a,20bが少なくとも前記ボールバルブ4の貫通孔3の後述するシールリング側の内径より長寸の間隔をあけて設けられている。
【0031】
前記ボールバルブ4に形成された貫通孔3内には、貫通孔3に挿入されたプラグ2と貫通孔3との間をシールするシールリング14が装着されている。このシールリング14の装着にあっては、貫通孔3内に鋸歯状の凹凸部21が設けられており、この貫通孔3内の鋸歯状の凹凸部21にシールリング14を圧入することにより、シールリング14の外周に凹凸部21を食い込ませ、シールリング14が貫通孔3から抜け止めされ、かつ、シールされている。
【0032】
ケーシング9には、前記プラグ2をボールバルブ4の貫通孔3に挿入するためのプラグ挿通長孔10がケーシング9の側面から頂部にかけて開口している。プラグ挿通長孔10のケーシング9の側面開口部は前記プラグ2の外周に形成された後述する抜け止め膨出部が挿入可能な広幅部10aに、そして頂部開口部はプラグ2の外周に形成された後述する抜け止め膨出部が側縁に係止して抜け止めされる狭幅部10bになっている。
【0033】
ケーシング9のプラグ挿入長孔10と、ボールバルブ4の貫通孔3との関係にあっては、ボールバルブ4に形成された貫通孔3のプラグ挿入側開口部3aがプラグ挿通長孔10の広幅部10aの内に開口した位置にあるときボールバルブ4によりソケット1即ち主筒体8の流体通路5は閉鎖された状態にあり(図17)、貫通孔3のプラグ挿入側開口部3aがプラグ挿通長孔10の狭幅部10b内に開口した位置にあるとき、貫通孔3と前記流体通路5とが一致し連通するように設定されている(図18)。
【0034】
更に、ケーシング9の頂部には、プラグ挿通長孔10の狭幅部10bの端部周縁に沿って、プラグ2に設けられた後述するところのロック部材が嵌合する嵌合突起16が形成されている。
【0035】
ボールバルブ4と該ボールバルブ4を回動可能に包囲して支持するケーシング9には、ボールバルブ4に形成された貫通孔3のプラグ挿入側開口部5aが、ケーシング9に形成されたプラグ挿通長孔10内の側面開口部に一致し、そして、プラグ挿通長孔10に沿ってのみ回動するように、ボールバルブ4の回動を規制するボールバルブ回動規制手段15が設けられている。
【0036】
ボールバルブ回動規制手段15にあっては、前記プラグ挿通長孔10の幅方向の両側で前記ケーシング9の内面にそれぞれ突設された突起22を備え、前記各突起22の相互に対向する面は平行平面部22aとなっており、前記各突起22の側面には前記回動するボールバルブ4の前記貫通孔3のプラグ挿入側開口部3aを前記ケーシング9に形成されたプラグ挿通長孔10の広幅部10aと一致する位置に位置規制するプラグ挿入位置規制面22bがそれぞれ設けられ、前記各突起22の底面には前記回動するボールバルブ4の前記貫通孔3を前記主筒体8の前記流体通路5と一致する位置に位置規制するプラグ接続位置規制面22cがそれぞれ設けられ、そしてまた、前記ボールバルブ4の外周面には、前記ケーシングの9前記平行平面部22aに摺接する凹部23aと、前記ボールバルブ4の貫通孔3のプラグ挿入側開口部3aが前記ケーシング9に形成されたプラグ挿通長孔10の広幅部10aと一致する位置で前記プラグ挿入位置規制面22bに当接するプラグ挿入位置規制当接面23bと、ボールバルブ4の前記貫通孔3が前記主筒体8の前記流体通路5と一致する位置で前記プラグ接続位置規制面22cに当接するプラグ接続位置規制当接面23cとが設けられて構成されている。前記ボールバルブ4の外周面に設けられた凹部23aは、前記ケーシングの9前記平行平面部22aに摺接する平行平面を有している。
【0037】
前記各突起22のプラグ挿入位置規制面22bとプラグ接続位置規制面22cとのなす角度θ1は本例では120°であり、ボールバルブ4の回動する角度θ2は本例では60°に設定されている。
【0038】
ソケット1のボールバルブ4に形成された貫通孔3に挿入される前記プラグ2にあっては、内部に流体通路12を有し、外周には環状の抜け止め膨出部11が形成されている。この抜け止め膨出部11は、ケーシング9のプラグ挿通長孔10の広幅部10aの位置で、同位置に開口するボールバルブ4の貫通孔3にプラグ2を挿入したとき広幅部10aからケーシング9内に挿通可能で、ボールバルブ4の貫通孔3に挿入したプラグ2をプラグ挿通長孔10の狭幅部10bに回動させたとき、抜け止め膨出部11が狭幅部10bの側縁の内面に係止するようになっており、抜け止め膨出部11がプラグ挿通長孔10の狭幅部10bの側縁の内面に係止することにより、ボールバルブ4の貫通孔3からのプラグ2の抜け出しが阻止され、これによりソケット1とプラグ2とが接続されるようになっている。
【0039】
また、プラグ2には、プラグ2がケーシング9のプラグ挿通長孔10の狭幅部10bに位置し、プラグ2の流体通路12とソケット1を構成する主筒体8の流体通路5とが連通し、プラグ2とソケット1とが接続された状態で、ケーシング9のプラグ挿通長孔10の狭幅部10bに形成された嵌合突起16に嵌合するロック部材17が設けられている。
【0040】
このロック部材17は、筒状に形成されてプラグ2の外周に周方向に回転可能でかつ軸方向に摺動可能に嵌合しており、前進して嵌合突起16に嵌合し、後退して外れるようになっている。図3に示すプラグ2では、筒状のロック部材17はプラグ2の外周に軸方向に摺動自在に嵌合しており、スプリング24により前進方向に付勢されている。25はロック部材17の前進方向への抜け出しを防止するストップリングである。ロック部材17の摺動範囲を含んでプラグ2の外周には、プラグカバー26が凹凸嵌合部27で固定的に装着されている。該プラグカバー26とその外周に摺動自在に嵌合されたロック部材17は、例えばポリアセタール、ポリエチレンの如き塗料密着性の悪い素材で形成されている。
【0041】
また、前記プラグ2は、前記シールリング14に接触する外周面に環状凸状部29が設けられている。この環状凸状部29にあっては、本例ではシールリング14と接触するプラグ2の接触面の後方側のプラグ2の外周面に環状の凹部28を形成し、この凹部28の先端側段部をもって環状凸状部29としている。
【0042】
次に、前記のように構成されたソケット1とプラグ2との接続について説明する。図17、図18は、ソケット1とプラグ2との接続を示している。
【0043】
先ず、ソケット1のボールバルブ4の貫通孔3を、ケーシング9に形成されたプラグ挿通長孔10の広幅部10aの位置に開口した状態とする。この状態では、ソケット1の流体通路5はボールバルブ4により閉鎖されている。
【0044】
次に、プラグ2のロック部材17をスプリング24の弾発力に抗して後退させた状態で、プラグ2をプラグ挿通長孔10の広幅部10aからボールバルブ4の貫通孔3に挿入し、そして、プラグ2の外周に形成されている抜け止め膨出部11をケーシング9の内側に位置させる。この状態では、ボールバルブ4の貫通孔3とプラグ2とは、シーリング14でシールされた状態にある(図17)。
【0045】
このシーリング14でシールされるプラグ2の外周面には、凹部28の先端側段部をもって形成された環状凸状部29が設けられているので、環状凸状部29とシールリング14との接触面積が小さく、該部の接触面圧力が高くなり、シール性能が向上し、より確実なシール状態が得られる。
【0046】
このようにして、ボールバルブ4の貫通孔3へのプラグ2の挿入が完了したら、プラグ2をケーシング9に形成されたプラグ挿通長孔10に沿ってケーシング9の頂部方向へ回動させ頂部の狭幅部10bに位置させる。この状態でボールバルブ4の貫通孔3と主筒体8の流体通路5とが連通し、これにより、主筒体8の、即ちソケット1の流体通路5とプラグ2の流体通路12が連通する。そして、この状態で、プラグ2の抜け止め膨出部11がプラグ挿通長孔10の頂部の狭幅部10bで、プラグ挿通長孔10の側縁の内側に係止してプラグ2の抜け出しが阻止され、これによりソケット1とプラグ2とが接続される。
【0047】
このようにして、ソケット1とプラグ2とを接続したら、後退させていたロック部材17を解放する。これにより、ロック部材17はスプリング24に付勢されて前進し、ケーシング9のプラグ挿通長孔10の狭幅部10bに形成されている嵌合突起16に嵌合し、これにより、プラグ2がプラグ挿通長孔10の広幅部10a方向へ回動することが阻止され、これによりソケット1とプラグ2の接続状態がロックされる(図18)。
【0048】
前記のようにして接続されたソケット1とプラグ2とを分離する場合は、ロック部材17を後退させて嵌合突起16から外し、プラグ2をプラグ挿通長孔10の広幅部10aへ回動させ(図17)、この位置でプラグ2を引き抜くことにより、ソケット1とプラグ2とが分離される。
【0049】
前記のソケット1とプラグ2との接続・分離操作にあっては、ボールバルブ回動規制手段15によりボールバルブ4の動きが規制される。即ち、ボールバルブ4はプラグ挿通長孔10に沿ってのみ回動するようにケーシング9の対向する内面に設けられた突起22の相互に対向する平行平面部22aと、ボールバルブ4の両側の凹部23aとの接触により規制される。
【0050】
さらに、ボールバルブ4の貫通孔3がプラグ挿通長孔10の広幅部10aに対向するようにボールバルブ4を回すと、図8に示すように、ボールバルブ4のプラグ接続位置規制当接面23bがケーシングの突起22のプラグ挿入位置規制面22bに当接してそれ以上の回動が阻止され、その位置に保持される。
【0051】
この状態で、ボールバルブ4の貫通孔3にプラグ2を挿入し、プラグ2をプラグ挿通長孔10の狭幅部10b方向に回動させると、これに伴って回動するボールバルブ4のプラグ接続位置規制当接面23cが、ボールバルブ4の貫通孔3が主筒体8の流体通路5と一致する位置で、ケーシングの突起22のプラグ接続位置規制面22cに当接してそれ以上の回動が阻止され、その位置に保持される。これにより、ソケット1とプラグ2の接続・分離操作が容易に且つ確実に行える。
【0052】
また、プラグ2を分離した状態にあるソケット1に何らかの要因により衝撃が加わったとしても、ボールバルブ4の貫通孔3はボールバルブ回動規制手段15により常にプラグ挿通長孔10の側面開口部に一致した状態が保持されるので、プラグ2を確実にボールバルブ4の貫通孔3に挿入することができ、このことは、特に、ソケット1の洗浄に際し、貫通孔3がプラグ挿通長孔10から外れることがないので、ソケット1の洗浄作業が容易となる。
【0053】
また、前記ボールバルブ4に当接する前記シール部材6のボールバルブ受け面7には、前記ボールバルブ4に接触してシールする内外2重の環状凸状シール部20a,20bが、少なくとも前記ボールバルブ4の貫通孔3のシールリング14側の内径より長寸の間隔をあけて設けられているので、内外2重の環状凸状シール部20a,20bとボールバルブ4との接触面積が小さくなるため、該部の接触面圧力が高くなり、シール性能が向上し、より確実なシール状態が得られるとともに、前記ソケット1とプラグ2の接続・分離の過程で、図13〜図16のように回動するボールバルブ4の回動の途中で内側の環状凸状シール部20aがボールバルブ4の外周面から貫通孔3内に外れ主筒体8の流体通路5が開いても、外側の環状凸状シール部20bがボールバルブ4の外周面との間をシールし(図15)、そして外側の環状凸状シール部20bがボールバルブ4の外周面から貫通孔3内に外れそのシール性が無くなっても内側の環状凸状シール部20aがボールバルブの外周面との間をシールするので(図13)、流体通路5からの液漏れを確実に防止することができるものとなる。
【0054】
さらに、本例では、前記プラグ2の外周にプラグカバー26が固定的に装着され、該プラグカバー26とその外周に摺動自在に嵌合された前記ロック部材17が塗料密着性の悪い素材で形成されているので、プラグカバー26とその外周のロック部材17の周辺に塗料が付着されて固まっても、ロック部材17を動かすことにより付着した塗料を脱落させることができ、ロック部材17の動きが妨げられない。
【0055】
なお、図19は本例のシールリングの固定手段をソケットとプラグの間をシールするシールリングの固定手段に応用した管継手の一例を示す縦断面図である。
【0056】
本例ではソケット1の流体通路5内に鋸歯状の凹凸部21が設けられており、この流体通路5内の鋸歯状の凹凸部21にシールリング14を圧入することにより、シールリング14の外周に凹凸部21を食い込ませ、シールリング14が流体通路5から外れないように抜け止めされている。また、プラグ2は、前記シールリング14に接触する外周面に環状凸状部29が設けられている。この環状凸状部29にあっては、シールリング14と接触するプラグ2の接触面の後方側のプラグ2の外周面に凹部28を形成し、この凹部28の先端側段部をもって環状凸状部29としている。
【0057】
なお、図中30はソケット1の先端部円周方向に形成したロックボール嵌合孔、31はロックボール、32は操作スリーブ、33はスプリング、34はプラグ2の外周に形成したロックボール係合溝である。
【0058】
【発明の効果】
以上のように本発明に係る管継手によれば、プラグ挿通長孔の幅方向の両側でケーシングの内面にそれぞれ突設された突起とプラグ挿入位置規制面とプラグ接続位置規制面と、これらに対応するボールバルブの外周の凹部とプラグ挿入位置規制当接面とプラグ接続位置規制当接面とでボールバルブ回動規制手段を構成するので、該ボールバルブ回動規制手段の構成が簡単になり、該ボールバルブ回動規制手段の構造の簡略化を図ることができる。
【0059】
また、シールリングをボールバルブの貫通孔の内面に支持させるために、他の固定部材を必要としないので、その分構造が簡単になり、コストダウンを図ることができる。
【0060】
また、前記シールリングに接触するプラグの外周にはシールリングに接触する環状凸状部が設けられているので、プラグの外周の環状凸状部とシールリングとの接触面積が小さくなるため、該部の接触面圧力が高くなり、シール性能を向上させることができる。
【0061】
また、前記ボールバルブに当接するシール部材のボールバルブ受け側には、前記ボールバルブに接触してシールする内外2重の環状凸状シール部が少なくともボールバルブの貫通孔のシールリング側の内径より長寸の間隔をあけて設けられているので、内外2重の環状凸状シール部とボールバルブとの接触面積が小さくなるため、該部の接触面圧力が高くなり、シール性能を向上させることができるとともに、ボールバルブの回動の途中で内側の環状凸状シール部がボールバルブの外周面から貫通孔内に外れ主筒体の流体通路が開いても、外側の環状凸状シール部がボールバルブの外周面との間をシールし、そして外側の環状凸状シール部がボールバルブの外周面から貫通孔内に外れそのシール性が無くなっても内側の環状凸状シール部がボールバルブの外周面との間をシールするので流体通路からの液漏れを確実に防止することができる。
【0062】
さらには、プラグの外周にはプラグカバーが固定的に装着され、該プラグカバーとその外周に摺動自在に嵌合された前記ロック部材は塗料密着性の悪い素材で形成されているので、プラグカバーとその外周のロック部材に塗料が付着されて固まっても、ロック部材を動かすことにより付着した塗料を脱落させて、ロック部材の動きを妨げないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管継手を構成するソケットの実施の形態の一例を示す平面図。
【図2】図1のA−A線断面図。
【図3】本発明に係る管継手を構成するプラグの実施の形態の一例を示す縦断面図。
【図4】本例で用いているケーシングの底面図。
【図5】図4の縦断面図。
【図6】本例で用いているボールバルブの平面図。
【図7】本例で用いているボールバルブの側面図。
【図8】本例でケーシングに嵌まったボールバルブの動きの1つの状態を示す縦断面図。
【図9】本例でケーシングに嵌まったボールバルブの動きの他の1つの状態を示す縦断面図。
【図10】本例で用いているボールバルブの縦断面図。
【図11】本例で用いているシールリングの縦断面図。
【図12】本例でボールバルブにプラグが嵌まった状態の縦断面図。
【図13】本例でボールバルブの回動状態でのシール部材のシール状態を示す縦断面図。
【図14】本例でボールバルブの回動状態でのシール部材のシール状態を示す縦断面図。
【図15】本例でボールバルブの回動状態でのシール部材のシール状態を示す縦断面図。
【図16】本例でボールバルブの回動状態でのシール部材のシール状態を示す縦断面図。
【図17】本例でソケットにプラグを差し込んだ状態を示す縦断面図。
【図18】本例でソケットにプラグが接続された状態を示す縦断面図。
【図19】本例のシールリングの固定手段をソケットとプラグの間をシールするシールリングの固定手段に応用した管継手の一例を示す縦断面図。
【図20】従来の管継手の縦断面図。
【符号の説明】
1 ソケット
2 プラグ
3 貫通孔
3a プラグ挿入側開口部
4 ボールバルブ
5 流体通路
5a 大径凹部
6 シール部材
6a 環状溝
6b 環状突出部
6c 小径部
7 ボールバルブ受け側
8 主筒体
9 ケーシング
10 プラグ挿通長孔
10a 広幅部
10b 狭幅部
11 抜け止め膨出部
12 流体通路
13 プラグ受けリング
14 シールリング
15 ボールバルブ回動規制手段
16 嵌合突起
17 ロック部材
18 弾性リング
19 凹部
20a 内側の環状凸状シール部
20b 外側の環状凸状シール部
21 凹凸部
22 突起
22a 平行平面部
22b プラグ挿入位置規制面
22c プラグ接続位置規制面
23a 凹部
23b プラグ挿入位置規制当接面
23c プラグ接続位置規制当接面
24 スプリング
25 ストップリング
26 プラグカバー
27 凹凸嵌合部
28 凹部
29 環状凸状部
30 ロックボール嵌合孔
31 ロックボール
32 操作スリーブ
33 スプリング
34 ロックボール係合溝

Claims (5)

  1. 相互に接続されるソケットとプラグとからなり、前記ソケットにあっては、前記プラグが挿入される貫通孔が形成されたボールバルブと、前記貫通孔の内周に装着されて該貫通孔に挿入された前記プラグと前記貫通孔との間をシールするシールリングと、内部を流体通路とし先端に該流体通路と同心状に環状のシール部材を設け該シール部材の先端に形成されたボールバルブ受け側に前記ボールバルブを配置した主筒体と、前記ボールバルブを回動可能に包囲して支持する前記主筒体に固定されたケーシングとからなり、前記ケーシングには前記プラグを前記ボールバルブの前記貫通孔に挿入するためのプラグ挿通長孔が前記ケーシングの側面から頂部にかけて開口し、該プラグ挿通長孔のケーシング側面開口部は広幅部にそして頂部開口部は狭幅部となっており、また、前記プラグにあっては、その外周に前記プラグ挿通長孔の広幅部で前記プラグ挿通長孔内に挿入可能で且つ狭幅部で前記プラグ挿通長孔の側縁に係止する抜け止め膨出部を有し、前記プラグ挿通長孔の広幅部で前記プラグを前記ボールバルブの前記貫通孔に挿入し、この状態から前記プラグを前記プラグ挿通長孔の頂部の前記狭幅部に回動させることにより、前記プラグと前記ソケットが接続され、前記プラグの回動により前記ボールバルブも回動し、前記プラグが前記プラグ挿通長孔の頂部の前記狭幅部に回動したとき、前記ボールバルブの前記貫通孔と前記主筒体の前記流体通路が一致し、前記主筒体の前記流体通路と前記プラグの内部に形成された流体通路とが連通するようになっており、前記ボールバルブと前記ケーシングには前記ボールバルブに形成された前記貫通孔のプラグ挿入側開口部が前記ケーシングの前記プラグ挿通長孔に沿ってのみ回動するように前記ボールバルブの回動を規制するボールバルブ回動規制手段が設けられ、前記プラグと前記ソケットが接続された状態で前記ケーシングの前記プラグ挿通長孔の狭幅部には嵌合突起が設けられ、前記プラグの外周に嵌合された筒状のロック部材が前記嵌合突起に嵌合されるようになっている管継手であって、
    前記ボールバルブ回動規制手段は、前記プラグ挿通長孔の幅方向の両側で前記ケーシングの内面にそれぞれ突設された突起を備え、前記各突起の側面には前記回動するボールバルブの前記貫通孔のプラグ挿入側開口部を前記ケーシングに形成されたプラグ挿通長孔の広幅部と一致する位置に位置規制するプラグ挿入位置規制面がそれぞれ設けられ、前記各突起の底面には前記回動するボールバルブの前記貫通孔を前記主筒体の前記流体通路と一致する位置に位置規制するプラグ接続位置規制面がそれぞれ設けられ、前記ボールバルブの外周面には、前記ケーシングの前記突起に摺接する凹部と、前記ボールバルブの貫通孔のプラグ挿入側開口部が前記ケーシングに形成されたプラグ挿通長孔の広幅部と一致する位置で前記プラグ挿入位置規制面に当接するプラグ挿入位置規制当接面と、ボールバルブの前記貫通孔が前記主筒体の前記流体通路と一致する位置で前記プラグ接続位置規制面に当接するプラグ接続位置規制当接面とが設けられて構成されていることを特徴とする管継手。
  2. 前記ボールバルブの前記貫通孔の内面には前記シールリングの外周に食い込んでシールし、かつシールリングの抜止めをする凹凸部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  3. 前記シールリングに接触する前記プラグの外周には前記シールリングに接触する環状凸状部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の管継手。
  4. 前記ボールバルブに当接する前記シール部材の前記ボールバルブ受け側には、前記ボールバルブに接触してシールする内外2重の環状凸状シール部が少なくとも前記ボールバルブの貫通孔のシールリング側の内径より長寸の間隔をあけて設けられていることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
  5. 前記プラグの外周にはプラグカバーが固定的に装着され、該プラグカバーとその外周に摺動自在に嵌合された前記ロック部材は塗料密着性の悪い素材で形成されていることを特徴とする請求項1に記載の管継手。
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