JP2005233244A - 管継手 - Google Patents

管継手 Download PDF

Info

Publication number
JP2005233244A
JP2005233244A JP2004040667A JP2004040667A JP2005233244A JP 2005233244 A JP2005233244 A JP 2005233244A JP 2004040667 A JP2004040667 A JP 2004040667A JP 2004040667 A JP2004040667 A JP 2004040667A JP 2005233244 A JP2005233244 A JP 2005233244A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball valve
socket
plug
sleeve
pipe joint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004040667A
Other languages
English (en)
Inventor
Akitomo Makishima
礼智 槙島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MS GIKEN KK
Original Assignee
MS GIKEN KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MS GIKEN KK filed Critical MS GIKEN KK
Priority to JP2004040667A priority Critical patent/JP2005233244A/ja
Publication of JP2005233244A publication Critical patent/JP2005233244A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Valve Housings (AREA)
  • Taps Or Cocks (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Abstract

【課題】従来の管継手は、ボールバルブの閉止位置でプラグを取り外した時にはロック体を用いてボールバルブの回動を阻止し、ボールバルブを開放位置に固定する時にはプラグに装着されたロック部材を用いてプラグを開放位置に固定するため、ロック機構としてロック体及びロック部材の二つのロック機構が必要になりロック機構が機構的に複雑で操作性に劣り、コスト高になる。
【解決手段】本発明の管継手10は、プラグ11、ボールバルブ12、ソケット13、スリーブ15及びアダプタ16を備え、ボールバルブ12は、ソケット12の両側面に形成された第1開口部13Cから表出する円板部12Bに、ボールバルブ12の開閉位置でソケット13の軸心方向に揃う第1、第2のロック溝12D、12Eを有し、また、スリーブ15は、第1スプリング14の付勢力で第1、第2のロック用溝12D、12E内に嵌入してボールバルブ12を固定する突起部15Aを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、プラグとボールバルブを備えた管継手に関し、更に詳しくは、ボールバルブを開閉で確実且つ安定的に保持することができる簡単な構造のロック機構を備えた管継手に関する。
従来のこの種の管継手は、プラグと、プラグが挿入されたボールバルブと、ボールバルブが回動自在に収納されたソケットとを備え、プラグを介してボールバルブを回動させてソケット内の流路を開閉するようにしてある。そして、プラグは、ボールバルブの貫通孔に対して着脱時自在に構成され、ボールバルブでソケットの流路を閉じる位置で、ボールバルブに対して着脱するようにしてある。ボールバルブからプラグを取り外すと、ボールバルブはソケット内で回動自在になり、ソケット内でボールバルブが回動し、プラグを装着するための貫通孔がソケットの開口から位置ずれし、プラグをボールバルブに装着できなくなることがある。このような問題点を解決した管継手として特許文献1に記載のものが知られている。
特許文献1に記載の管継手では、ボールバルブの貫通孔にスプリングによって付勢されたロック体を設け、ボールバルブが閉止位置にある時にはロック体がスプリングの付勢力を得てソケットの開口に嵌入してボールバルブの位置ズレを防止するようしている。そして、ボールバルブにプラグを差し込むと、プラグの膨出部によってロック体をスプリングの弾力に抗してソケットの開口からボールバルブ内に押し込んでボールバルブが回動可能になる。この状態でプラグを介してボールバルブを回転させてソケットの流路を開放し、その位置でプラグにスプリングを介して摺動自在に装着されたロック部材をソケットの嵌合突起に嵌合させてプラグを固定する。
特開2002−189719号公報
しかしながら、特許文献1に記載に記載された従来の管継手の場合には、ボールバルブの閉止位置でプラグを取り外した時にはロック体を用いてボールバルブの回動を阻止し、ボールバルブを開放位置に固定する時にはプラグに装着されたロック部材を用いてプラグを開放位置に固定するようにしているため、ボールバルブを開閉位置に固定するロック機構として互いに別の位置に装着されたロック体及びロック部材の二つのロック機構が必要になりロック機構が機構的に複雑で操作性に劣り、しかもコスト高になるという課題があった。また、従来の管継手の場合には、ボールバルブがソケットの内周面を軸受けとして回転するため、ボールバルブ表面またはソケットの摺動面を傷つける虞があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、ボールバルブのロック機構を簡素化することができると共にロック機構の操作性を高めることができ、しかも低コストで製造することができる管継手を提供することを目的としている。また、本発明は、ボールバルブまたはソケットを傷つける虞がなく長期間に渡って使用することができる管継手を併せて提供するものである。
本発明の請求項1に記載の管継手は、筒状のプラグと、このプラグが着脱可能に装着されたボールバルブと、このボールバルブを一方向に正逆回転可能に収納し且つ筒状部を有するソケットと、このソケットの筒状部の外側でスプリングを介して弾力的に摺動自在するスリーブと、このスリーブの摺動代を外周面に有し且つ上記ソケットの内周面に形成された雌螺子部と螺合する雄螺子部を有する筒状のアダプタとを備え、上記プラグは、その軸心が上記ソケットの軸心と角度をなす第1の位置で上記ボールバルブを介して上記ソケットの流路を閉じると共に上記ボールバルブに対して着脱可能になり、また、その軸心が上記ソケットの軸心と一致する第2の位置で上記ボールバルブを介して上記ソケットの流路を開く管継手であって、上記ボールバルブは、上記ソケットの少なくとも一つの側面に形成された開口部から表出する部分に上記ボールバルブの回転方向に離間して形成され且つ上記ボールバルブを上記第1、第2の位置それぞれで上記ソケットの軸心方向に揃う第1、第2のロック溝を有し、また、上記スリーブは、上記スプリングの付勢力で上記第1、第2のロック用溝内に嵌入して上記ボールバルブを第1、第2の位置でそれぞれ固定する突起部を有することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2に記載の管継手は、筒状のプラグと、このプラグが着脱可能に装着されたボールバルブと、このボールバルブを一方向に正逆回転可能に収納し且つ筒状部を有するソケットと、このソケットの筒状部の外側でスプリングを介して弾力的に摺動自在するスリーブと、このスリーブの摺動代を外周面に有し且つ上記ソケットの内周面に形成された雌螺子部と螺合する雄螺子部を有する筒状のアダプタとを備え、上記プラグは、その軸心が上記ソケットの軸心と角度をなす第1の位置で上記ボールバルブを介して上記ソケットの流路を閉じると共に上記ボールバルブに対して着脱可能になり、また、その軸心が上記ソケットの軸心と一致する第2の位置で上記ボールバルブを介して上記ソケットの流路を開く管継手であって、上記ボールバルブの少なくとも片方には円板部が連設され、また、上記ソケットの側面には上記円板部の軸受けとなる開口部が形成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項3に記載の管継手は、請求項2に記載の発明において、上記円板部の上記ソケットの開口部から表出する部分に、上記ボールバルブの回転方向に離間して形成され且つ上記ボールバルブを上記第1、第2の位置それぞれで上記ソケットの軸心方向に揃う第1、第2のロック溝を有し、また、上記スリーブは、上記スプリングの付勢力で上記第1、第2のロック用溝内に嵌入して上記ボールバルブを第1、第2の位置でそれぞれ固定する突起部を有することを特徴とする請求項2に記載のものである。
また、本発明の請求項4に記載の管継手は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の発明において、上記ボールバルブは、上記ソケットの開口部から上記ソケットに対して着脱可能に構成されていることを特徴とするものである。
また、本発明の請求項5に記載の管継手は、請求項1、請求項3及び請求項4のいずれか1項に記載の発明において、 上記ソケットの互いに対向する側面に開口部を設けると共に、上記第1、第2のロック用溝及び上記突起部を上記開口部に対応させて設けたことを特徴とするものである。
本発明の請求項1〜請求項5に記載の発明によれば、ボールバルブのロック機構を簡素化することができると共にロック機構の操作性を高めることができ、しかも低コストで製造することができる管継手を提供することができると共にボールバルブまたはソケットを傷つける虞がなく長期間に渡って使用することができる管継手を併せて提供することができる。
以下、図1〜図6に示す実施形態に基づいて本発明の管継手について説明する。尚、各図中、図1は本発明の管継手の一実施形態を示す分解斜視図、図2は図1に示す管継手で、(a)はその軸方向の断面図、(b)は(a)の要部における軸方向に直交する方向の断面図、図3は図1に示す管継手の要部を示す側面図、図4の(a)、(b)はそれぞれ本発明の管継手の他の実施形態を示す図で、図2の(a)、(b)に相当する断面図、図5は図4に示す管継手で図3に相当する側面図、図6の(a)、(b)はそれぞれ本発明の管継手の更に他の実施形態を示す図で、図2の(a)、(b)に相当する断面図である。
本実施例の管継手10は、例えば、図1及び図2の(a)、(b)に示すように、筒状のプラグ11と、このプラグ11が着脱可能に装着されるボールバルブ12と、このボールバルブ12がプラグ11によって一方向に正逆回転可能に収納され且つ筒状部13Aを有するソケット13と、このソケット13の筒状部13Aの外側で第1スプリング14を介して弾力的に摺動可能に構成されたスリーブ15と、このスリーブ15の摺動代16Aを外面に有し且つソケット13の内面に形成された雌螺子部13Bと螺合する雄螺子部16Bを有する筒状のアダプタ16とを備え、ボールバルブ12が正逆回転してソケット13の流路17を開閉するように構成されている。ソケット13のボールバルブ12の収納部は外形が略立方体を呈し、その内側にはボールバルブ12が摺動する球面状の摺動面が形成されている。
図1、図2の(a)、(b)に示すようにプラグ11外周面の軸方向中程には膨出部11Aが形成され、また、ボールバルブ12には貫通孔12Aが形成されている。そして、プラグ11は膨出部11A及びその先端部でボールバルブ12の貫通孔12Aと嵌合ようになっている。貫通孔12Aの内周面にはOリング18を装着する溝が全周に渡って形成され、このOリング18によってプラグ11とボールバルブ12との間をシールしている。また、図1、図2の(b)に示すようにソケット13の左右両側面にはボールバルブ12を装着するための第1開口部13C、13Cが形成され、また、図1、図2の(a)に示すように他の一側面にはソケット13内のボールバルブ12の貫通孔12Aに装着するための挿入口13Dが形成されている。この挿入口13Dはプラグ11の膨出部11Aが挿通し得る大きさに形成されている。ボールバルブ12の貫通孔12Aに装着されたプラグ11が挿入口13Dに位置している時には、ボールバルブ12はソケット13内の軸方向の流路17を閉止している。ここで、プラグ11がボールバルブ12で流路を閉じ、ボールバルブ12への着脱可能な位置をプラグ11の第1の位置と定義する。
更に、図1、図2の(a)に示すように上記ソケット13には挿入口13Dから頂面に至る部分に第2開口部13Eがプラグ11の正逆回転時の通路として連設され、プラグ11がソケット13の頂面の第2開口部13Eに位置する時にはボールバルブ12の貫通孔12Aの軸心がソケット13の軸心と一致して流路17を開放する。この開口部13Eはプラグ11の膨出部11Aより狭い幅で形成され、プラグ11のボールバルブ12からの抜け止めの機能を有している。ここで、プラグ11がソケット13の頂面に位置してボールバルブ12で流路17を全開する位置をプラグ11の第2の位置と定義する。
また、図2の(b)に示すように上記ボールバルブ12にはソケット13の左右の第1開口部13C、13Cと回転自在に嵌合する円板部12B、12Bが形成され、これらの円板部12B、12Bは第1開口部13C、13Cから表出している。つまり、円板部12Bはボールバルブ12が回転する時の回転軸としての機能を有し、第1開口部13Cは円板部12Bを回転自在に受ける軸受けとしての機能を有している。従って、ボールバルブ12は円板部12B、12Bがソケット13の第1開口部13C、13Cを軸受けとして回転動作するため、ボールバルブ12がソケット13内で傷つく虞がなく、管継手10の寿命を延ばすことができる。また、これらの円板部12B、12Bには図1、図3に示すように円板部12Bの外周と同心円状に環状突起12C、12Cがそれぞれ形成され、更にこれらの環状突起12C、12Cにはそれぞれ周方向に所定間隔を隔てた位置に第1、第2のロック用溝12D、12Eが形成されている。そして、これらのロック用溝12D、12Eには上記スリーブ15に形成された突起部15Aが嵌入してボールバルブ12の回転を阻止するようにしてある。
図2の(a)に示すように、上記ソケット13の筒状部13Aは、ボールバルブ収納部より縮径して形成され、ボールバルブ収納部と筒状部13Aとの境界に形成された段部13Fにスリーブ15の一端(図2の(a)では左端、以下同様)が当接するようにしてある。このスリーブ15の左端には縮径する内フランジ15Bが形成され、スリーブ15の内周面とソケット13の筒状部13Aの外周面の間に内フランジ15Bと弾接する第1スプリング14を収納する隙間が形成されている。また、アダプタ16の外周面にはソケット13の他端(図2の(a)では右端、以下同様)が当接する摺動代16Aから縮径する段部が形成され、この段部にソケット13の右端が当接するようにしてある。従って、第1スプリング14は、スリーブ15の内フランジ15Bとアダプタ16の摺動代16Aの縮径段部間に弾装され、スリーブ15を常時ボールバルブ側に付勢すると共に摺動代においてスリーブ15が摺動自在に構成されている。
図1〜図3に示すように上記スリーブ15の左端にはボールバルブ12の円板部12B、12Bの第1、第2のロック用溝12D、12Eに嵌入する突起部15A、15Aが形成されている。第1のロック用溝12Dは、ボールバルブ12がプラグ11の装着する第1の位置にある時に、スリーブ15の突起15Aが嵌入するようにスリーブ15の軸方向を向くように形成されている。第2のロック用溝12Eは、ボールバルブ12がソケット13の流路17を開放する第2の位置にある時に、スリーブ15の突起15Aが嵌入するようにスリーブ15の軸方向を向くように形成されている。
また、上記ソケット13内にはボールバルブ12をシールするシール部材19を保持する筒状のホルダ20がソケット13の筒状部13Aと軸心を一致させて収納されている。このホルダ20はアダプタ16の内周面に沿って略接触させて収納された第2スプリング21によってボールバルブ12側に付勢されている。即ち、第2スプリング21は、ホルダ20の内径よりも大径でアダプタ16の内径より小径に形成されており、ホルダ20の右端面とアダプタ16の縮径段部16Cとの間に弾装されている。従って、ホルダ20は常に第2スプリング21によってボールバルブ12とシール部材19を介して弾接し、ボールバルブ12の気密または液密を保持している。
また、図1、図2の(a)に示すように、ホルダ20の左端面にはボールバルブ12を受ける曲面が形成され、この曲面には全周に渡って環状溝が形成され、この環状溝内にシール部材19が装着されている。ホルダ20の外周面には全周に渡って環状溝が形成され、この環状溝にシール部材22が装着され、アダプタ16内周面との気密または液密を保持している。
また、図2の(a)に示すように、アダプタ16の左端とボールバルブ12との間には隙間が形成され、また、アダプタ16の内周面に形成された縮径段部16Dとホルダ20の右端との間にも隙間が形成され、これらの隙間においてホルダ20が第2スプリング21を介して軸方向で弾力的に移動自在になっている。また、ホルダ20の右端側にはOリング22を装着する溝が全周に渡って形成されている。
次に、動作について説明する。ソケット13、スリーブ15、ホルダ20及びアダプタ16が一体化した状態でスリーブ15を第1スプリング14の弾力に抗して操作してスリーブ15の突起部15A、15Aをソケット13の第1開口部13C、13Cから退避させた後、ソケット13の片方の第1開口部13Cからボールバルブ12を挿入すると、ソケット13内に収納されたホルダ20がボールバルブ12に弾接してボールバルブ12をソケット13内に拘束する。この際、ボールバルブ12の円板部12B、12Bがソケット13の第1開口部11C、11Cを回転自在に嵌合するため、ボールバルブ12は円板部12B、12Bを回転軸とすると共に第1開口部11C、11Cを軸受けとして一方向でのみ正逆回転自在になる。また、ボールバルブ12の第1、第2のロック用溝12D、12E双方ともソケット13の軸方向からずれていると、スリーブ15の突起部15A、15Aは第1スプリング14の働きでボールバルブ12の環状突起12C、12Cに弾接する。
そこで、ボールバルブ12の第1のロック用溝12Dをソケット13の軸心に合わせると、スリーブ15は第1スプリング14の働きで常にボールバルブ12側に付勢されているため、スリーブ15がボールバルブ12側へ進出し、突起部15A、15Aがそれぞれ第1のロック用溝12D、12Dに嵌入してボールバルブ12の回転を阻止する。これによってボールバルブ12の貫通孔12Aとソケット13の挿入口13Dとの位置あわせが自動的に行われる。この状態ではボールバル12の貫通孔12Aはソケット13内の流路17と角度をなして、流路17を閉止する。
次いで、プラグ11を挿入口13Dからボールバルブ12の貫通孔12A内に挿入すると、プラグ11の膨出部11Aが貫通孔12Aと嵌合し、図2の(a)の一点鎖線で示すようにプラグ11が第1の位置で固定される。この状態で、スリーブ15を操作して突起部15A、15Aをボールバルブ12の第1のロック溝12D、12Dから退避させてボールバルブ12を回転自在にした状態で、プラグ11を図2の(a)の一点鎖線で示す第1の位置から実線で示す第2の位置まで回転させると、ボールバルブ12の環状突起12C、12Cがスリーブ15の突起部15A、15Aに対して摺動し、プラグ11が回転端(第2開口部13Eの位置)に達すると第2のロック用溝12E、12Eがソケット13の軸心と一致してスリーブ15の突起部15A、15Aが第1スプリング14の働きでボールバルブ12の環状突起12Cから第2のロック用溝12E、12E内に自動的に嵌入してボールバルブ12の回転を阻止してソケット13内の流路17を開放し、この位置でプラグ11を固定する。
また、ソケット13内の流路17を閉じる場合には、スリーブ15を操作して突起部15A、15Aをボールバルブ12の第2のロック用溝12E、12Eから退避させた後、プラグ11をソケット13の頂面(第2開口部13E)である第2の位置から挿入口13Dである第1の位置まで回転させると、ボールバルブ12の第1のロック用溝12D、12Dがソケット13の軸方向に揃ってスリーブ15が第1スプリング14の働きで進出して突起部15A、15Aが第1のロック用溝12D、12D内に嵌入してプラグ11を第1の位置に固定して、流路17を閉じる。
以上説明したように本実施例によれば、ボールバルブ12は、ソケット13の両側面に形成された第1開口部13C、13Cからそれぞれ表出する円板部12Bにボールバルブ12の回転方向に離間して形成され且つボールバルブ12を第1、第2の位置それぞれでソケット13の軸心方向に揃う第1、第2のロック溝12D、12Eを有し、また、スリーブ15は、第1スプリング14の付勢力で第1、第2のロック用溝12D、12E内に嵌入してボールバルブ12を第1、第2の位置に固定する突起部15A、15Aを有するため、スリーブ15をボールバルブ12から後退させてプラグ11を正逆回転操作するだけでボールバルブ12の第1、第2のロック用溝12D、12Eとスリーブの突起部15A、15Aとが協働してロック機構として機能して、プラグ11をボールバルブ12の開閉位置である第1、第2の位置に自動的に固定することができると共に、プラグ11を着脱位置に自動的に固定することができる。従って、本実施例におけるロック機構は極めて簡単な構成で、極めて簡単に操作することができ、しかも低コストで管継手10を製造することができる。
また、本実施例によれば、ボールバルブ12には左右一対の円板部12B、12Bが連設され、また、ソケット13の両側面には円板部12B、12Bの軸受けとなる第1開口部13C、13Cが形成されているため、ボールバルブ12がソケット13の内面に負荷を掛けず、ボールバルブ12の表面を傷つける虞がなく、管継手10の寿命を延ばして長期間に渡って使用することができる。
本実施例の管継手30は、ボールバルブ32及びソケット33の形態が実施例1と相違する以外は、図4の(a)及び図5に示すように実施例1と同様に構成されている。従って、ここでは本実施例の特徴部分のみを説明し、その他の説明及び図面上への符号の記入を省略する。本実施例におけるボールバルブ32は、図4の(b)に示すように、ボールバルブ本体321と、このボールバルブ本体321の左右両側に着脱可能に装着された円板部322とを備えている。ボールバルブ本体321の左右には嵌入溝(または嵌入孔)321Aがそれぞれ形成され、また、円板部322には嵌入溝321Aに嵌入する突起322Aが形成されている。従って、ボールバルブ32は、ボールバルブ本体321の嵌入溝321Aと円板部322の突起部322Aとが嵌合することによって円板部322と一体化するように構成されている。
また、図4の(b)に示すように円板部322の外周面にはフランジ322Bが形成され、また、ソケット33の一方(同図では右側)の第1開口部33Cには円板部322のフランジ322Bがソケット33の内側から係合する係合部33Gが形成されている。また、ソケット33の他方(同図では左側)の第1開口部33Cの内周面には円板部322のソケット33からの抜け止めとなるストップリング323を装着する溝が全周に渡って形成されている。従って、ボールバルブ32をソケット33内に装着する時には、まず、ボールバルブ本体321と円板部322とを一体化した後、このボールバルブ32をストップリング323の装着側からソケット33内に挿入すると、右側の円板部322のフランジ部322Bがソケット33の係合部33Gと係合すると共に他方の円板部322が他方の第1開口部33Cに嵌合する。その後、ソケット33の左側の第1開口部33Cの内周面に形成された溝にストップリング323を装着すると、ボールバルブ32をソケット33内に回転自在に収納することができる。
本実施例の管継手30のその他の部分は実施例1と同様に構成されている。従って、ボールバルブ32のロック機構は、ボールバルブ32の第1のロック用溝(図示せず)、第2のロック溝32E及びスリーブ35の突起部35A、35Aによって構成されている。本実施例においても実施例1と同様の作用効果を期することができる。但し、本実施例におけるボールバルブ32は実施例1とは相違してソケット33に対して着脱自在にはなっていない。
本実施例の管継手50は、実施例2と同様にボールバルブ52及びソケット53の形態が実施例1と相違する以外は、図6の(a)に示すように実施例1と同様に構成されている。従って、ここでは実施例2と同様に本実施例の特徴部分のみを説明する。本実施例におけるボールバルブ52は、図6の(b)に示すように、円板部52Bが片方(同図では右側)にのみ形成されている。そして、この円板部52Bには環状突起52C及び第2のロック用溝52Eが形成されている。従って、ソケット53にはボールバルブ52の片方(同図では右側)の円板部52Bに対応する第1開口部53Cが片方にのみ形成されている。また、この第1開口部53Cの内周面にはストップリング523が嵌まり込む溝が形成されている。従って、本実施例のボールバルブ52も実施例2と同様に着脱できないタイプで、実施例2と同様の作用効果を期することができる。尚、図6では第1のロック用溝は図示してない。
尚、本発明は上記各実施例に何等制限されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り本発明に包含される。
本発明は、気体、液体等の流体を供給する場合の管継手として好適に利用することができる。
本発明の管継手の一実施形態を示す分解斜視図である。 図1に示す管継手で、(a)はその軸方向の断面図、(b)は(a)の要部における軸方向に直交する方向の断面図、図3は図1に示す管継手の要部を示す側面図である。 図1に示す管継手の要部を示す側面図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の管継手の他の実施形態を示す図で、図2の(a)、(b)に相当する断面図である。 図4に示す管継手で図3に相当する側面図である。 (a)、(b)はそれぞれ本発明の管継手の更に他の実施形態を示す図で、図2の(a)、(b)に相当する断面図である。
符号の説明
10、30、50 管継手
11、31、51 プラグ
12、32、52 ボールバルブ
12B、32B、52B 円板部(表出部分)
12D、32D、52D 第1のロック用溝
13、33、53 ソケット
13C 第1開口部(開口部)
14 第1スプリング(スプリング)
15、35、55 スリーブ
15A 突起部
16、36、56 アダプタ
17 流路

Claims (5)

  1. 筒状のプラグと、このプラグが着脱可能に装着されたボールバルブと、このボールバルブを一方向に正逆回転可能に収納し且つ筒状部を有するソケットと、このソケットの筒状部の外側でスプリングを介して弾力的に摺動自在するスリーブと、このスリーブの摺動代を外周面に有し且つ上記ソケットの内周面に形成された雌螺子部と螺合する雄螺子部を有する筒状のアダプタとを備え、上記プラグは、その軸心が上記ソケットの軸心と角度をなす第1の位置で上記ボールバルブを介して上記ソケットの流路を閉じると共に上記ボールバルブに対して着脱可能になり、また、その軸心が上記ソケットの軸心と一致する第2の位置で上記ボールバルブを介して上記ソケットの流路を開く管継手であって、上記ボールバルブは、上記ソケットの少なくとも一つの側面に形成された開口部から表出する部分に上記ボールバルブの回転方向に離間して形成され且つ上記ボールバルブを上記第1、第2の位置それぞれで上記ソケットの軸心方向に揃う第1、第2のロック溝を有し、また、上記スリーブは、上記スプリングの付勢力で上記第1、第2のロック用溝内に嵌入して上記ボールバルブを第1、第2の位置でそれぞれ固定する突起部を有することを特徴とする管継手。
  2. 筒状のプラグと、このプラグが着脱可能に装着されたボールバルブと、このボールバルブを一方向に正逆回転可能に収納し且つ筒状部を有するソケットと、このソケットの筒状部の外側でスプリングを介して弾力的に摺動自在するスリーブと、このスリーブの摺動代を外周面に有し且つ上記ソケットの内周面に形成された雌螺子部と螺合する雄螺子部を有する筒状のアダプタとを備え、上記プラグは、その軸心が上記ソケットの軸心と角度をなす第1の位置で上記ボールバルブを介して上記ソケットの流路を閉じると共に上記ボールバルブに対して着脱可能になり、また、その軸心が上記ソケットの軸心と一致する第2の位置で上記ボールバルブを介して上記ソケットの流路を開く管継手であって、上記ボールバルブの少なくとも片方には円板部が連設され、また、上記ソケットの側面には上記円板部の軸受けとなる開口部が形成されていることを特徴とする管継手。
  3. 上記円板部の上記ソケットの開口部から表出する部分に、上記ボールバルブの回転方向に離間して形成され且つ上記ボールバルブを上記第1、第2の位置それぞれで上記ソケットの軸心方向に揃う第1、第2のロック溝を有し、また、上記スリーブは、上記スプリングの付勢力で上記第1、第2のロック用溝内に嵌入して上記ボールバルブを第1、第2の位置でそれぞれ固定する突起部を有することを特徴とする請求項2に記載の管継手。
  4. 上記ボールバルブは、上記ソケットの開口部から上記ソケットに対して着脱可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の管継手。
  5. 上記ソケットの互いに対向する側面に開口部を設けると共に、上記第1、第2のロック用溝及び上記突起部を上記開口部に対応させて設けたことを特徴とする請求項1、請求項3及び請求項4のいずれか1項に記載の管継手。
JP2004040667A 2004-02-17 2004-02-17 管継手 Pending JP2005233244A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004040667A JP2005233244A (ja) 2004-02-17 2004-02-17 管継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004040667A JP2005233244A (ja) 2004-02-17 2004-02-17 管継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005233244A true JP2005233244A (ja) 2005-09-02

Family

ID=35016424

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004040667A Pending JP2005233244A (ja) 2004-02-17 2004-02-17 管継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005233244A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101194346B1 (ko) 2011-05-02 2012-10-25 이동구 가스 중간밸브 자동 차단장치
JP2013204682A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Nitto Kohki Co Ltd 管継手
JP2016014454A (ja) * 2014-07-03 2016-01-28 ダイセン株式会社 流体継手
JP2016053420A (ja) * 2015-12-07 2016-04-14 日東工器株式会社 管継手
CN110145613A (zh) * 2019-05-31 2019-08-20 上海化工研究院有限公司 一种带阀接头组件
CN110939751A (zh) * 2019-11-26 2020-03-31 浙江农林大学暨阳学院 一种球阀
WO2020153030A1 (ja) * 2019-01-25 2020-07-30 日東工器株式会社 雌型継手および管継手
JP2021025593A (ja) * 2019-08-06 2021-02-22 日東工器株式会社 雌型継手および管継手

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101194346B1 (ko) 2011-05-02 2012-10-25 이동구 가스 중간밸브 자동 차단장치
JP2013204682A (ja) * 2012-03-28 2013-10-07 Nitto Kohki Co Ltd 管継手
JP2016014454A (ja) * 2014-07-03 2016-01-28 ダイセン株式会社 流体継手
JP2016053420A (ja) * 2015-12-07 2016-04-14 日東工器株式会社 管継手
WO2020153030A1 (ja) * 2019-01-25 2020-07-30 日東工器株式会社 雌型継手および管継手
TWI710727B (zh) * 2019-01-25 2020-11-21 日商日東工器股份有限公司 母接頭及管接頭
JPWO2020153030A1 (ja) * 2019-01-25 2021-10-21 日東工器株式会社 雌型継手および管継手
JP7073538B2 (ja) 2019-01-25 2022-05-23 日東工器株式会社 雌型継手および管継手
CN110145613A (zh) * 2019-05-31 2019-08-20 上海化工研究院有限公司 一种带阀接头组件
JP2021025593A (ja) * 2019-08-06 2021-02-22 日東工器株式会社 雌型継手および管継手
JP7281360B2 (ja) 2019-08-06 2023-05-25 日東工器株式会社 雌型継手および管継手
CN110939751A (zh) * 2019-11-26 2020-03-31 浙江农林大学暨阳学院 一种球阀
CN110939751B (zh) * 2019-11-26 2021-11-05 浙江农林大学暨阳学院 一种球阀

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4273487B2 (ja) 管継手
JP3829117B2 (ja) 管継手
JP7369794B2 (ja) 流体駆動式シールを含む流体弁アセンブリ
JP7384937B2 (ja) 保持構造を有するシールを含む流体弁アセンブリ
JP2005233244A (ja) 管継手
JP2005147169A (ja) 管継手の継手部材及び継手部材で用いられる弁体
US9091352B2 (en) Flow path opening/closing valve
JP4022509B2 (ja) 管継手の継手部材
JP4450815B2 (ja) ガス供給用接続具
JP4933108B2 (ja) カップラー
JP3570625B2 (ja) 栓装置
JP4522833B2 (ja) ニードルバルブ
JP5255353B2 (ja) アダプタ
JP2019124307A (ja) 流体継手
JPS6119871B2 (ja)
JP2007024376A (ja) 継手
JP2013204683A (ja) 管継手
JP2018076947A (ja) ノズル切替バルブ装置
JP2020112259A (ja) 開閉弁
JP2016053420A (ja) 管継手
JP2007182919A (ja) 管継手
JPH02154889A (ja) 管継手の雌型継手
JP2005024076A (ja) ガス栓
WO2022118804A1 (ja) 流量制御用三方弁及び温度制御装置
JP2005282636A (ja) 逃し弁機能付き開閉弁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070219

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090911

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100309