JP2018076947A - ノズル切替バルブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シール性が維持でき、また回転ヘッドの回転操作性も良好なノズル切替バルブ装置を提供する。【解決手段】一端側が接続部13に、他端部が蓋体15によって閉塞された管本体14と、管本体14の外周上に回転自在に装着されると共に、管本体14に設けられた通孔14cに回転位置で順次接続して、管本体14内の流路14aに連通可能な複数のノズル接続口28を有する回転ヘッド27と、管本体14の外周面と回転ヘッド27の内周面との間に配設され、管本体14の通孔14cとノズル接続口28とに接続する透孔31bを有する円筒状のシール部材31と、管本体14外周面に、通孔14cを囲むようにしてリング状に設けられた凹溝14eと、凹溝14e内に配設され、シール部材31に内側から弾性的に当接して、シール部材31を部分的に回転ヘッド27内周面に押圧する弾性体32を具備する。【選択図】図1

Description

本発明は、複数のノズル接続口を有するノズル切替バルブ装置に関する。
野菜の防除には、長尺なブームに、多数のノズル切替バルブ装置を取り付けて、一度に多数の野菜に向けて消毒剤の散布等が行われる。このノズル切替バルブ装置は、例えば3方コックのバルブ装置となっており、消毒剤の種類等に応じて、適宜なノズルを選択可能となっている。
特許文献1に記載のノズル切替バルブ装置は、図7に示されるように、管本体1の外周上に、円筒状のシール部材2を介在させて、回転ヘッド3を管本体1上に軸線を中心として回転自在に設けている。回転ヘッド3には3つのノズル接続口4が設けられている。各ノズル接続口4には各種のノズルが取り付けられる。各ノズル接続口4は、回転ヘッド3を回転させることによって、ノズル接続口4の流路4aを、シール部材2の透孔2a、管本体1の通孔1aを通じて、管本体1の流路に接続可能となっている。
この特許文献1に示されるノズル切替バルブ装置は、円筒状のシール部材2を、管本体1の外周面および回転ヘッド3の内周面との間に圧入するようにして、両者間のシールをするようになっている。
また、特許文献2に示されるノズル切替バルブ装置では、図8に示されるように、断面がほぼ三日月状をなすシール部材2を用いている。
特開2012−237389号公報 特開2009−22830号公報
特許文献1に示されるノズル切替バルブ装置は、上記のように、円筒状のシール部材2aを、管本体1の外周面および回転ヘッド3の内周面との間に圧入するようにして、両者間のシールをするようにしている。しかしながら、円筒状のシール部材2を、シールする両部材間に圧入する方式の場合には、管本体1、シール部材2、回転ヘッド3の寸法関係によって決まる、シール部材2の圧縮量(圧入代)が変動しやすく、シール性や操作性に悪影響が生じるという課題がある。すなわち、シール部材2の圧入代が大きすぎると、回転ヘッド3の摺動性が悪くなり、回転ヘッド3の回転が硬く、重くなるという課題がある。一方、シール部材2の圧入代が小さすぎると、シール性が悪くなり、水漏れが生じるという不具合がある。
特許文献2に示されるノズル切替バルブ装置は、上記のように、断面が三日月状のシール部材2を用いているので、回転ヘッド3内周面との接触面積が小さくなり、摺動性がよく、回転ヘッド3の回転操作性がよいという利点がある。しかしながら、一方では、図8に示すように、三日月状のシール部材2では、1つのノズル接続口4しかシールできないので、ノズル接続口4を切り替えた場合、従前のノズル接続口4のシールができなくなり、残液が、管本体1の外周面と回転ヘッド3の内周面との間に入り込み、装置外部に流れ出たり、また、乾燥した場合に、消毒液残渣が両者間に残り、回転ヘッド3の回転性を妨げるという不具合がある。
そこで、本発明は上記課題を解決すべくなされたものであり、その目的とするところは、シール性が維持でき、また回転ヘッドの回転操作性も良好なノズル切替バルブ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明は次の構成を備える。
すなわち、本発明に係るノズル切替バルブ装置は、一端側が接続部に、他端部が蓋体によって閉塞された管本体と、該管本体の他端部側外周上に軸線を中心として回転自在に装着されると共に、周方向に所要間隔を置いて複数設けられ、前記管本体に設けられた通孔に回転位置で順次接続して、前記管本体内の流路に連通可能なノズル接続口を有する回転ヘッドと、前記管本体の外周面と前記回転ヘッドの内周面との間に周方向への回り止めをされて配設され、前記管本体の前記通孔と前記ノズル接続口の流路とに接続する透孔を有する、弾性部材からなる円筒状のシール部材と、前記管本体外周面に、前記通孔を囲むようにしてリング状に設けられた凹溝と、該凹溝内に配設され、前記シール部材に内側から弾性的に当接して、前記シール部材を部分的に前記回転ヘッド内周面に押圧するリング状の弾性体とを具備することを特徴とする。
前記管本体を合成樹脂製とすることができる。
前記蓋体を、前記管本体の他端部の中心孔に嵌入する栓体と、前記管本体の他端部に装着され、前記栓体に当接して該栓体を前記管本体内に位置するように支持すると共に、前記管本体内の液体が凍結して膨張することによる圧力によって破損可能であり、前記栓体を前記管本体から抜け出るようにする支持体とで構成することができる。
この場合に、前記管本体他端部の、前記回転ヘッドの装着部位よりも外方に突出する部位に前記管本体を直径方向に貫通する貫通孔を設け、該貫通孔に、前記支持体を挿通するようにすることができる。
また、前記支持体を、弾性変形して前記貫通孔内に挿通すると共に、弾性復帰して前記貫通孔の縁に係止する突起を先端に設けるとよい。
さらに前記支持体を、前記回転ヘッドの端面に当接させて、該回転ヘッドの前記管本体からの抜け止めをするようにすることができる。
本発明によれば、シール部材を円筒状に設けたので、回転ヘッドを回転して、ノズルを切り替えた際、従前のノズル内に残っている液体が、回転ヘッドの内周面管本体外周面との間に逆流するのを防止でき、シール性が良好となる。また、通孔を囲むようにしてリング状に設けられた凹溝内にOリング、パッキン等の弾性体を配設し、弾性体がシール部材に内側から弾性的に当接し、シール部材を部分的に(他の部位よりも強く)回転ヘッドの内周面に押圧するようにしている。これにより、ノズル接続口の流路と管本体の通孔との間のシール性が良好であると共に、従来のように、シール部材が管本体と回転ヘッドとの間に全周に亘って圧入されるのに比し、シール部材が部分的に強く回転ヘッドの内周面に押圧されるので、回転ヘッドの摺動抵抗を減じることができ、操作性が良好となる。
ノズル切替バルブ装置の断面図である。 ノズル接続口部分における断面図である。 シール部材によるシール構造を示す組立図である。 ノズル接続口を示す説明図である。 ノズル切替バルブ装置の部分拡大断面図である。 貫通孔に支持体を挿通した状態を示す説明図である。 従来のシール部材によるシール構造を示す断面図である。 従来のシール部材による他のシール構造を示す断面図である。
以下本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は本実施の形態に係るノズル切替バルブ装置10の断面図、図2はノズル接続口部分における断面図である。図3はシール部材によるシール構造を示す組立図である。
ノズル切替バルブ装置10の基本構造は公知のものでよいので、以下簡単に説明する。
12は管本体であり、本実施の形態では、ほぼT字状に合成樹脂で一体に形成されている。
管本体12の一端側は、ブーム等の薬液供給管(図示せず)に接続する部位である接続部13に形成されている。また、管本体12の他端側は噴出部14に形成され、噴出部14の流路14aの端部は蓋体15によって閉塞されている。蓋体15については後に詳しく説明する。
管本体12の、接続部13の反対側の部位は、内管16と外管17からなる二重管部18に形成されている。
二重管部18の端部には、内管16の開口端部を弁座とするダイアフラム弁20が設けられている。ダイアフラム弁20は、外管17の開口端部を閉塞するものであって、ダイアフラム弁20が上記弁座を開閉することによって、接続部13に通じる外管17の流路17aと、噴出部14の流路14aに通じる内管16の流路16aとの連通を断続する。
22は押圧体、23は弁支持部材であり、押圧体22と弁支持部材23との間にコイルスプリング24が介装され、コイルスプリング24によって押圧体22を介してダイアフラム弁20が弁座に押圧されている。なお、25はキャップであり、二重管部18に螺着されて弁支持部材23を締め込み、弁支持部材23と外管17端面との間でダイアフラム弁20の外周部を挟圧するようになっている。
外管17の流路17aに所要圧の液体が流れ込むと、この液体圧によって、コイルスプリング24の付勢力に抗してダイアフラム弁20が押し込まれ、弁座が開かれ、液体が内管16の流路16aから噴出部14の流路14aに一定の圧力で流れ込む。
噴出部14の端部は噴出部14よりも小さな径の細径部14bに形成されている。
噴出部14外周上と細径部14b外周上との間に亘って回転ヘッド27が噴出部(管本体)14の軸線を中心として回転自在に装着されている。細径部14bの端部は、回転ヘッド27の装着部位よりも外方に突出している。
回転ヘッド27の外周上に、周方向に等間隔を置いて複数(図では3個)のノズル接続口28が設けられている。回転ヘッド27とノズル接続口28とは合成樹脂で一体に形成されている。
回転ヘッド27内周面と噴出部14外周面との間、および回転ヘッド27内周面と細径部14b外周面との間に、それぞれOリング29、30が介装され、両者間を液密に封じている。各ノズル接続口28には、適宜なノズル(図示せず)が装着される。
噴出部14の、ノズル接続口28が回転する円周上の適所に、流路14aに通じる通孔14cが設けられている。
細径部(管本体)14bの外周面と回転ヘッド27の内周面との間に、ゴム等の弾性部材からなる円筒状のシール部材31が配設されている。図3に示すように、シール部材31の端部に形成した切欠部31aに、細径部14bに形成した凸部14dが嵌り込むことによって、シール部材31は細径部14bに対して回り止めされている。
シール部材31に、細径部(管本体)14bの通孔14cとノズル接続口28の流路28aとに接続する透孔31bが形成されている。
また、図3に示すように、細径部14bの外周面に、通孔14cを囲むようにしてリング状の凹溝14eが設けられている。このリング状の凹溝14e内に、ゴム等の弾性部材からなるOリング、パッキン等の弾性体(以降、Oリングと表記)32が配設されている。Oリング32は、シール部材31に内側から弾性的に当接して、シール部材31を部分的に回転ヘッド27の内周面に押圧する。
回転ヘッド27を軸線を中心として回転させることによって、ノズル接続口28に通じる各流路28aが、所要回転位置において、順次、透孔31b、通孔14cを通じて噴出部14の流路14aに連通する。各ノズル接続口28に異なる種類のノズル(図示せず)を装着しておくことにより、回転ヘッド27を回転して所要のノズルを選択して用いることができ、適宜な噴出態様により、薬液の散布が行える。
本実施の形態では、上記のように、シール部材31を円筒状に設けたので、回転ヘッド27を回転して、ノズルを切り替えた際、従前のノズル内に残っている液体が、回転ヘッド27の内周面と細径部(管本体)14b外周面との間に逆流するのを防止でき、シール性が良好となる。
また、上記のように、通孔14cを囲むようにしてリング状に設けられた凹溝14e内にOリング32を配設し、Oリング32がシール部材31に内側から弾性的に当接し、シール部材31を部分的に(他の部位よりも強く)回転ヘッド27の内周面に押圧するようにしている。これにより、流路28aと通孔14cとの間のシール性が良好であると共に、従来のように、シール部材が管本体と回転ヘッドとの間に全周に亘って圧入されるのに比し、シール部材31が部分的に強く回転ヘッド27の内周面に押圧されるので、回転ヘッド27の摺動抵抗を減じることができ、操作性が良好となる。
次に、蓋体15について説明する。
図5に示すように、蓋体15は、噴出部14の細径部14bの中心孔33に嵌入する金属製の栓体34と、栓体34に当接して栓体34を管本体12内に位置するように支持する支持体36を有する。
栓体34が中心孔33に嵌入されることによって、噴出部14の流路14aが閉塞される。
細径部14bにおける中心孔33は、流路14aと同径の小径孔33aと、小径孔33aから外方に向けて順次拡径するテーパ孔33bと、テーパ孔33bに引き続いてそのままの径で延びる大径孔33cとを有する。
栓体34は、上記小径孔33aに嵌入する小径部34a、テーパ孔33bに嵌入するテーパ部34b、大径孔33cに嵌入する大径部34cを有する。栓体34は、テーパ部34bがテーパ孔33bのテーパ面に当接することによって、中心孔33内への進入位置が規制され、位置決めされる。
小径部34a外周に設けた周溝内にはOリング35が嵌められ、Oリング35によって、栓体34外周面と中心孔33内周面との間のシールがなされる。
栓体34は、上記中心孔33に嵌入した状態で、支持体36によって支持される。支持体36による栓体34の支持は、液体散布時の液体圧(最高圧)によって栓体34が中心孔33から抜け出ないように支持することはもちろんであるが、管本体12内の液体が凍結して膨張することによる圧力によって支持体36が破損可能であり、その際、当該圧力によって、栓体34が細径部14b(管本体)の中心孔33から抜け出るようになっている。
支持体36の具体例についてさらに説明する。
図6に示すように、細径部14bの、回転ヘッド27の装着部位よりも外方に突出する部位には、細径部14bを直径方向に貫通する比較的に幅広の貫通孔38が形成されている。貫通孔38の幅は、中心孔33の大径孔33cの径よりも大きくなるように設定されている。
本実施の形態における支持体36は、図6に示されるように、貫通孔38に挿通されるくさび状の支持体に形成されているものであり、基端部36aに鍔部36bが設けられ、さらに基端部36aから先端側に向けて延びる3本の分岐片36c、36d、36eが設けられている。両端側の分岐片36c、36eの各先端部には外方に突出する突起37が設けられている。支持体36は合成樹脂で一体に形成されている。
支持体36を、分岐片36c、36d、36eが貫通孔38に進入するように押し込めば、分岐片36c、36eは弾性変形しつつ貫通孔38内に進入し、奥まで進入した際、弾性復帰して、突起37が貫通孔38の奥側の縁に係止し、同時に、鍔部36bが、やはり貫通孔38の入り口側の縁に係止する。
これにより、支持体36自体が抜け止めされると共に、支持体36の分岐片36dが、栓体34の大径部34cの外端面に当接して、栓体34の抜け止めをするようになっている。また、分岐片36c、36eの一部も、栓体34の大径部34c外周の一部を押さえるようになっている。
また、このとき同時に、図4に示すように、支持体36の鍔部36b、分岐片36c、36d、36eの先端部が回転ヘッド27の外面に当接し、支持体36によって、回転ヘッド27の管本体(噴出部)12からの抜け止めをするようになっている。具体的には、回転ヘッド27の内方に延びる鍔部27aを、支持体36の鍔部36b、および分岐片36c、36d、36eの先端部と、細径部14bと噴出部14との段差壁との間で抑え込むことによって、回転ヘッド27の位置決め、および抜け止めをする。
支持体36は上記のように構成されている。
支持体36は、前記のように、栓体34の中心孔33からの抜け止め、および回転ヘッド27の管本体12からの抜け止めをする。また、支持体36は、冬期間、管本体12内の液体が凍結して膨張した際、その圧力によって、分岐片36d、および分岐片36c、36eが破損し、これによって栓体34が中心孔33から抜け出し、圧力を逃がすことによって、管本体12の破損が防止される。
すなわち、本実施の形態では、液体が凍結することによる膨張圧によって、わざと支持体36が破損するようにして、管本体12の破損を防止するようにしているのである。
こわれたノズル装置10の修理は、新しい栓体34と新しい支持体36を用い、栓体34を中心孔33に押し込み、支持体36を貫通孔38に挿通させればよく、薬液散布の作業者でも容易に行うことができる。場合によっては、従前の栓体34もそのまま用いることができる。すなわち、ノズル切替バルブ装置10の全体を交換する必要がなく、管本体12はそのまま用いることができるので、修理コストの削減をすることができる。
上記実施の形態では、支持体36によって、回転ヘッド27の位置決め、抜け止めもするようにしたが、回転ヘッド27の位置決め、抜け止めは、支持体36以外の他の従来の機構によって行なってもよい。
また、支持体36には、3本の分岐片36c、36d、36eを有するものを用いたが、これに限られず、1乃至適宜複数本の破損可能な分岐片を有する係止片とすることができる。
また、上記実施の形態では、支持体36を細径部14bに設けた貫通孔38に挿通して栓体34を支持するようにしたが、支持体36を、細径部14b外周に設けた雄ネジ部に螺合するキャップ状に設け(図示せず)、その内底面で栓体34の外端面を支持するようにしてもよい。あるいはまた、支持体36を、細径部14bの両側外周面に径方向に設けた平行溝(図示せず)にスライド自在に嵌入する形態のものに設けて、栓体34の外端面を支持するようにしてもよい。この場合にあっても、支持体36を、管本体12内の液体が凍結することによる膨張圧によって、破損可能な強度のものに設計することはもちろんである。
上記実施の形態では、蓋体15を、栓体34および支持体36等で構成したが、これに限られず、蓋体を、細径部14bに螺着される、単なるキャップ形式(図示せず)等のものにしてもよい。
また、上記実施の形態では、管本体12として、T字状をなす管本体の構造のもので説明したが、これに限られず、直線状の管体など、用途に応じて種々の構造のものを採用しうる。弁体もダイアフラム弁に限られず、通常の弁体であってもよく、また場合によっては、弁体を有しない簡易な構造のバルブ装置であってもよい。
10 ノズル切替バルブ装置、12 管本体、13 接続部、14 噴出部(管本体)、14a 流路、14b 細径部、14c 通孔、14d 凸部、14e 凹溝、15 蓋体、16 内管、16a 流路、17 外管、17a 流路、18 二重管部、20 ダイアフラム弁、22 押圧体、23 弁支持部材、24 コイルスプリング、25 キャップ、27 回転ヘッド、28 ノズル接続口、28a 流路、29 Oリング、30 Oリング、31 シール部材、31a 切欠部、31b 透孔、32 弾性体、33 中心孔、33a 小径孔、33b テーパ孔、33c 大径孔、34 栓体、34a 小径部、34b テーパ部、34c 大径部、35 Oリング、36 支持体、36a 基端部、36b 鍔部、36c 分岐片、36d 分岐片、36e 分岐片、38 貫通孔

Claims (1)

  1. 一端側が接続部に、他端部が蓋体によって閉塞された管本体と、
    該管本体の他端部側外周上に軸線を中心として回転自在に装着されると共に、周方向に所要間隔を置いて複数設けられ、前記管本体に設けられた通孔に回転位置で順次接続して、前記管本体内の流路に連通可能なノズル接続口を有する回転ヘッドと、
    前記管本体の外周面と前記回転ヘッドの内周面との間に周方向への回り止めをされて配設され、前記管本体の前記通孔と前記ノズル接続口の流路とに接続する透孔を有する、弾性部材からなる円筒状のシール部材と、
    前記管本体外周面に、前記通孔を囲むようにしてリング状に設けられた凹溝と、
    該凹溝内に配設され、前記シール部材に内側から弾性的に当接して、前記シール部材を部分的に前記回転ヘッド内周面に押圧するリング状の弾性体とを具備することを特徴とするノズル切替バルブ装置。
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