JP2021025593A - 雌型継手および管継手 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転可能なバルブ本体を閉止位置に係止するための係止構造が外部に突出しないようにして、係止構造が破損することを防止する。【解決手段】雌型継手10は、継手本体16と、継手本体16内で回転可能に配置されたバルブ部材18と、バルブ部材18を係止するための施錠子22と、施錠子22を径方向外側から保持するためのスリーブ24とを備える。非連結状態において、施錠子22はバルブ部材18の外表面38に形成された閉止施錠凹部35に係合してバルブ部材18を閉止位置に保持する。バルブ部材の閉止施錠凹部35及び施錠子22はスリーブ24によって覆われて外部に露出しないようになっている。【選択図】図2

Description

本発明は、雌型継手とそれに着脱可能に連結される雄型継手とからなる管継手に関し、より詳細には、雌型継手が流体通路を回転動作により開閉するバルブ部材を備え、バルブ部材に雄型継手を挿入した状態で雄型継手をバルブ部材とともに回転させることにより雄型継手が雌型継手に連結されるようにした管継手に関する。
従来のこの種の管継手は、例えば特許文献1に示されるように、雌型継手のバルブ部材が、流体通路を開閉する球状のバルブ本体と、バルブ本体を雌型継手の継手本体に対して回転可能に取り付けるための軸部とを有し、軸部が継手本体の外側に突出するようにして取り付けられている。また、雌型継手の継手本体の外周面上には、長手方向に変位可能とされたスリーブが配置されている。そして、突出した軸部の端面には係止凹部が形成されていて、この係止凹部にスリーブの係止突部を係合させることにより、バルブ部材を閉止位置や開放位置に係止するようになっている。特にバルブ部材を閉止位置に係止できるようにすることにより、雄型継手が連結されていない状態で不意にバルブ部材が回転して流体通路が開放されてしまうことを防止できる。
特開2005−233244号公報
上述のような従来の管継手においては、雌型継手のバルブ本体を閉止位置に保持するための係止構造である軸部の係止凹部やスリーブの係止突部が外部に露出している。そのため、雌型継手を落下させたり、硬い部材にぶつけたりしたときなどに、係止凹部や係止突部が変形したり傷ついたりしてしまうことがある。そうすると、係止凹部と係止突部とが適切に係合しなくなって、バルブ部材を閉止位置に係止することできなくなる虞がある。
そこで本発明は、回転可能なバルブ本体を閉止位置に係止するための係止構造が外部に突出しないようにして、係止構造の破損を防止することが可能となる雌型継手、及びそのような雌型継手とそれに着脱可能に連結される雄型継手とからなる管継手を提供することを目的とする。
すなわち本発明は、
雄型継手を着脱可能に連結する雌型継手であって、
第1流体通路を有する継手本体と、
該継手本体内において回転中心軸線の周りで回転可能に配置されたバルブ部材であって、該回転中心軸線を中心とする円弧状の横断面を有する曲面状の外表面、該外表面に設けられた閉止施錠凹部、及び雄型継手を受け入れる第2流体通路を有し、該第1流体通路と該第2流体通路とが連通する開放位置と該第1流体通路を該外表面で閉止する閉止位置との間で回転可能とされたバルブ部材と、
該継手本体に該継手本体の径方向で変位可能に保持された施錠子であって、該継手本体の内周面から径方向内側に突出し該バルブ部材の該閉止施錠凹部に係合して該バルブ部材を係止する係止位置と、該係止位置から径方向外側に変位して該バルブ部材に対する係止を解除する係止解除位置との間で変位可能とされた施錠子と、
該施錠子を径方向外側から覆うように該継手本体の外周面上に配置され、該施錠子を該係止位置に保持する施錠位置と、該施錠子が該係止解除位置に変位することを許容する解錠位置との間で変位可能とされたスリーブと、
を備え、
該バルブ部材が該閉止位置にあるときに該閉止施錠凹部が該施錠子と対向する位置となって該施錠子が該係止位置に変位可能となるようにされた、雌型継手を提供する。
当該雌型継手においては、バルブ本体が継手本体内に配置されているため、その外表面に形成された閉止施錠凹部は継手本体によって外部には突出しないようになる。また施錠子はスリーブによって覆われているため外部に露出しない。すなわち当該雌型継手においては、バルブ部材を閉止位置に係止するための係止構造としての閉止施錠凹部と施錠子とが、外部には露出せず、外部から保護されるように配置されているため、当該雌型継手を落下させるなどした場合に閉止施錠凹部及び施錠子が変形したり傷ついたりして破損することを防止することが可能となる。
また、
該スリーブを該施錠位置に向かって付勢するスプリングをさらに備え、
該バルブ部材が該閉止位置に係止されている状態で雄型継手が該バルブ部材の該第2流体通路に挿入されたときに、該スリーブが該雄型継手に押されて該解錠位置となるようにすることができる。
このような構成により、雄型継手が第2流体通路に挿入されていないときにはスリーブが施錠位置となってバルブ部材が施錠子により閉止位置に係止され、雄型継手が第2流体通路に適切に挿入されるとスリーブが解錠位置となってバルブ部材を開放位置に回転させることができるようになる。すなわち、雄型継手を第2流体通路に適切に挿入することによりバルブ部材が閉止位置から開放位置に回転可能となるようにすることが可能となる。
また、
該バルブ部材が該外表面に設けられた開放施錠凹部をさらに有し、
該バルブ部材が該開放位置にあるときに該開放施錠凹部が該施錠子と対向する位置となって該施錠子が該係止位置に変位可能となり、該係止位置に変位した該施錠子が該開放施錠凹部に係合して該バルブ部材を該開放位置に係止するようにすることが可能となる。
このような構成により、バルブ部材が不意に開放位置から閉止位置に向かって回転してしまうことを防止することが可能となる。また、バルブ部材を開放位置に係止するための係止構造としての開放施錠凹部も、外部には露出せず、外部から保護されるため、当該雌型継手を落下させるなどした場合に開放施錠凹部が変形したり傷ついたりして破損することを防止することも可能となる。
また、該バルブ部材が該回転中心軸線に沿って延びる回転軸部を有し、該継手本体が該回転中心軸線に沿って貫通して該回転軸部を回転可能に保持する軸受穴を有し、該回転軸部と該軸受穴が該スリーブによって径方向外側から覆われているようにすることができる。
このような構成により、バルブ部材を回転可能に保持するための回転軸部と軸受穴が外部に露出しないようになり、雌型継手を落下させるなどした場合に回転軸部及び軸受穴が破損してバルブ部材が適切に回転できないようになることを防止できる。
また、
該スリーブが内周面に該継手本体の長手軸線の方向に延びる摺動溝を有し、
該回転軸部が該摺動溝内にまで延在していて、該摺動溝に該回転軸部が係合することにより該スリーブが該継手本体に対して該継手本体の長手軸線の周りで回転しないようにすることができる。
さらには、該バルブ部材が、該曲面状の外表面を形成する球状部と、該球状部から該第2流体通路の長手軸線に沿って延びる軸状部とを有し、該バルブ部材が該閉止位置から該開放位置に回転したときに該軸状部が該継手本体に係合して該バルブ部材がそれ以上回転することが防止され、該バルブ部材が該開放位置から該閉止位置にまで回転したときに該軸状部が該継手本体に係合して該バルブ部材がそれ以上回転することが防止されるようにすることができる。
また、
該第1流体通路内に配置され、該第1流体通路の内周面と該バルブ部材の該外表面とに密封係合した環状のシール部材と、
該継手本体と該シール部材との間に配置され、該シール部材を該バルブ部材の該外表面に向かって付勢するスプリングと、
をさらに備えるようにすることができる。
スプリングによってシール部材をバルブ部材の外表面に向かって付勢することにより、シール部材と外表面との間をより確実に密封することが可能となる。
本発明はさらに、
上述のいずれかの雌型継手と、
該雌型継手の該バルブ部材の該第2流体通路内に挿入されて該雌型継手に着脱可能に連結される雄型継手と、
を備える管継手を提供する。
以下、本発明に係る管継手の実施形態を添付図面に基づき説明する。
本発明の一実施形態に係る管継手の非連結状態における斜視図である。 図1の非連結状態における管継手の側面断面図である。 図2のA−A線における断面図である。 雄型継手を雌型継手に挿入した状態における管継手の斜視図である。 図4の状態における管継手の側面断面図である。 図4の状態から雄型継手を回転させて連結状態とした管継手の斜視図である。 図6の連結状態における管継手の側面断面図である。
本発明の一実施形態に係る管継手1は、図1に示すように、雌型継手10と、雌型継手10に着脱可能に連結される雄型継手12とからなる。後述するように、雌型継手10に雄型継手12を挿入して図4及び図5の状態として、雌型継手10に対して雄型継手12を回転させることにより、図6及び図7に示す連結状態となるようになっている。
雌型継手10は、図2に示すように、第1流体通路14を有する筒状の継手本体16と、継手本体16内に配置されたバルブ部材18と、継手本体16の施錠子保持孔20内に保持された球状の施錠子22と、継手本体16の外周面16a上に配置されたスリーブ24とを備える。継手本体16は、配管が接続される後端接続部26を有する後方部材28と、雄型継手12を受け入れる前端開口部30を有する前方部材32とからなる。後方部材28と前方部材32とは互いに螺合して固定されている。バルブ部材18は、第2流体通路34を有し、第1流体通路14を閉止する閉止位置(図2、図5)と、第2流体通路34が第1流体通路14と連通する開放位置(図7)との間で継手本体16に対して回転可能となっている。施錠子22は、継手本体16の内周面16bから径方向内側に突出してバルブ部材18の閉止施錠凹部35又は開放施錠凹部36に係合する係止位置(図2、図7)と、係止位置から径方向外側に変位した係止解除位置(図5)との間で径方向に変位可能に配置されている。スリーブ24は、係止位置にある施錠子22に径方向外側から係合して施錠子22を係止位置に保持する施錠位置(図2、図7)と、施錠位置から継手本体16の長手軸線Lの方向で後方(図で見て左方)に変位して施錠子22が係止解除位置に変位することを許容する解錠位置(図5)との間で変位可能に取り付けられている。スリーブ24と継手本体16との間にはスプリング37が配置されており、スリーブ24はスプリング37によって施錠位置に向かって付勢されている。
バルブ部材18は、曲面状の外表面38を有する球状部40と、球状部40から第2流体通路34の長手軸線Mに沿って延びる軸状部42とを有する。バルブ部材18はさらに、図3に示すように、球状部40に取り付けられて球状部40から回転中心軸線Rに沿って延びる回転軸部44を有する。回転軸部44は、回転中心軸線Rに沿って継手本体16を貫通する軸受穴46に受け入れられている。バルブ部材18は、回転軸部44によって、継手本体16に対して回転中心軸線Rの周りで回転可能に取り付けられている。スリーブ24の内周面24aには、長手軸線Lの方向に延びる摺動溝48が形成されており、バルブ部材18の回転軸部44が摺動溝48内にまで延在するようになっている。摺動溝48に回転軸部44が係合することにより、スリーブ24は継手本体16に対して長手軸線Lの周りで回転しないようになっている。回転軸部44と軸受穴46は、スリーブ24によって径方向外側から覆われて外部に露出しないようになっている。
施錠子22は、図3に示すように、継手本体16の周方向に3つ並べて配置された施錠子保持孔20内においてそれぞれ径方向に変位可能に配置されている。また、閉止位置(図2、図5)にあるときに施錠子22に対向する位置となる閉止施錠凹部35と、開放位置(図7)にあるときに施錠子22に対向する位置となる開放施錠凹部36も、施錠子22に対応する位置にそれぞれ3つ形成されている。施錠子22及び施錠子保持孔20は、スリーブ24によって径方向外側から覆われて外部に露出しないようになっている。なお、球状部40の外表面38は回転中心軸線R上に中心を有する球状の曲面となっている。
雌型継手10はさらに、継手本体16内に配置された環状のシール部材49と、継手本体16とシール部材49との間に配置されてシール部材49をバルブ部材18の外表面38に向かって付勢するスプリング50と、を備える。シール部材49は、継手本体16の内周面16bとバルブ部材18の外表面38とに密封係合して、継手本体16とバルブ部材18との間を密封している。
雄型継手12は、バルブ部材18の第2流体通路34内に挿入される挿入部52と、外周面12a上に形成された環状の係止溝54とを有する。また、外周面12aには雄型継手12の先端に向かって径方向内側に傾斜した当接傾斜面12bが形成されている。
図1及び図2の非連結状態では、バルブ部材18が閉止位置にあり、施錠子22がバルブ部材18の閉止施錠凹部35に係合した係止位置にスリーブ24によって保持されているため、バルブ部材18は閉止位置に係止され開放位置に向かって回転させることはできない。この非連結状態において、雄型継手12を雌型継手10のバルブ部材18に形成された第2流体通路34内に挿入していくと、雄型継手12の当接傾斜面12bがスリーブ24の受入凹部55に当接して、スリーブ24を後方に押圧する。図4及び図5に示す位置にまで雄型継手12を挿入すると、スリーブ24は解錠位置となる。このとき、挿入部52が第2流体通路34内に挿入されて、バルブ部材18に取り付けられたシールリング56によって挿入部52の外周面52aとバルブ部材18の内周面18aとが密封した状態となる。これにより雄型継手12の流体通路58が第2流体通路34と連通した状態となる。また、施錠子22が係止解除位置に変位可能となり、施錠子22によるバルブ部材18の係止が解除される。
図4及び図5の状態から雄型継手12をバルブ部材18とともに回転中心軸線Rを中心に図6及び図7に示す位置にまで回転させると、バルブ部材18が開放位置となり第1流体通路14と第2流体通路34とが連通する。また、バルブ部材18の開放施錠凹部36が施錠子22と対向する位置となる。施錠子22はスリーブ24によって径方向内側に押されて開放施錠凹部36に係合した係止位置となり、スリーブ24はスプリング37によって施錠位置にまで変位して施錠子22を係止位置に保持する。バルブ部材18は、係止位置に保持された施錠子22によって開放位置に係止される。このとき、雄型継手12の係止溝54が雌型継手10の継手本体16に設けられた係止突部60と係合しており、雄型継手12が雌型継手10に対して長手軸線Lの方向で固定される。このようにして、当該管継手1は連結状態となる。
雄型継手12の連結を解除する際には、まずスリーブ24を施錠位置から後方に変位させて解錠位置とする。そうすると施錠子22が径方向外側に向かって係止解除位置にまで変位可能な状態となる。この状態で雄型継手12をバルブ部材18とともに回転中心軸線Rを中心に図4及び図5に示す位置にまで回転させると、バルブ部材18が閉止位置となり、継手本体16の第1流体通路14がバルブ部材18の外表面38によって閉止される。また、スリーブ24は雄型継手12によって解錠位置に保持される。継手本体16には径方向に貫通したパージ孔62が形成されており、バルブ部材18を閉止位置としたときに雄型継手12内に加圧流体が残っていた場合には、その加圧流体はパージ孔62を通って管継手1の外側に排出される。バルブ部材18が閉止位置にある状態では雄型継手12の係止溝54と雌型継手10の係止突部60との係合は解除されており、雄型継手12をバルブ部材18の第2流体通路34から長手軸線Mの方向で引っ張ると、雄型継手12が雌型継手10から取り外される(図1、図2)。また、雄型継手12が取り外されると、スリーブ24はスプリング37によって施錠位置にまで変位し、施錠子22が閉止施錠凹部35に係合してバルブ部材18を閉止位置に係止する。
バルブ部材18は、上述のように、閉止位置と開放位置との間で回転可能となっているが、軸状部42によってその回転範囲が規制されている。すなわち、図7に示すように、バルブ部材18が閉止位置から開放位置に回転したときには、軸状部42が継手本体16の第1規制面64に当たってバルブ部材18がそれ以上回転することが防止される。また、図2及び図5に示すように、バルブ部材18が開放位置から閉止位置に回転したときには、軸状部42が継手本体16の第2規制面66に当たってバルブ部材18がそれ以上回転することが防止される。軸状部42は、製造時には、バルブ部材18の球状の外表面38を加工する際に工作機のチャックによって把持される部分としても利用される。
当該管継手1においては、バルブ部材18を閉止位置に係止するための係止構造として、バルブ部材18の外表面38に形成された閉止施錠凹部35と、継手本体16に保持された施錠子22とを利用している。バルブ部材18は継手本体16内に配置されているため、閉止施錠凹部35は外部には突出しない。また施錠子22はスリーブ24によって径方向外側から覆われているため外部に露出しない。このように係止構造としての閉止施錠凹部35と施錠子22は、外部に露出しないか又は突出しないようになっているため、雌型継手10を落下させたり硬い部材にぶつけたりした場合に変形したり傷ついたりして破損することが防止される。また、バルブ部材18を開放位置に係止するための係止構造としての開放施錠凹部36も同様に外部に露出しないため破損することが防止されるようになっている。
以上に本発明の実施形態について説明をしたが、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。バルブ部材は、その外表面が回転中心軸線を中心とする円弧状の横断面を有するような形状であればよく、例えば横断面が円、楕円、又はルーローの多角形である柱状の部材としてもよい。また、施錠子並びに閉止施錠凹部及び開放施錠凹部の数や配置は適宜変更できる。スリーブの施錠位置と解錠位置との間での変位方向が、長手軸線の方向ではなく、継手本体の周方向となるように構成することもできる。さらには、スリーブが雄型継手によって解錠位置に押される構成とする必要は必ずしもなく、雄型継手を挿入する前に又は挿入した後にスリーブを解錠位置にまで操作するようにしてもよい。
1 管継手
10 雌型継手
12 雄型継手
12a 外周面
12b 当接傾斜面
14 第1流体通路
16 継手本体
16a 外周面
16b 内周面
18 バルブ部材
18a 内周面
20 施錠子保持孔
22 施錠子
24 スリーブ
24a 内周面
26 後端接続部
28 後方部材
30 前端開口部
32 前方部材
34 第2流体通路
35 閉止施錠凹部
36 開放施錠凹部
37 スプリング
38 外表面
40 球状部
42 軸状部
44 回転軸部
46 軸受穴
48 摺動溝
49 シール部材
50 スプリング
52 挿入部
52a 外周面
54 係止溝
55 受入凹部
56 シールリング
58 流体通路
60 係止突部
62 パージ孔
64 第1規制面
66 第2規制面
L 長手軸線
M 長手軸線
R 回転中心軸線

Claims (8)

  1. 雄型継手を着脱可能に連結する雌型継手であって、
    第1流体通路を有する継手本体と、
    該継手本体内において回転中心軸線の周りで回転可能に配置されたバルブ部材であって、該回転中心軸線を中心とする円弧状の横断面を有する曲面状の外表面、該外表面に設けられた閉止施錠凹部、及び雄型継手を受け入れる第2流体通路を有し、該第1流体通路と該第2流体通路とが連通する開放位置と該第1流体通路を該外表面で閉止する閉止位置との間で回転可能とされたバルブ部材と、
    該継手本体に該継手本体の径方向で変位可能に保持された施錠子であって、該継手本体の内周面から径方向内側に突出し該バルブ部材の該閉止施錠凹部に係合して該バルブ部材を係止する係止位置と、該係止位置から径方向外側に変位して該バルブ部材に対する係止を解除する係止解除位置との間で変位可能とされた施錠子と、
    該施錠子を径方向外側から覆うように該継手本体の外周面上に配置され、該施錠子を該係止位置に保持する施錠位置と、該施錠子が該係止解除位置に変位することを許容する解錠位置との間で変位可能とされたスリーブと、
    を備え、
    該バルブ部材が該閉止位置にあるときに該閉止施錠凹部が該施錠子と対向する位置となって該施錠子が該係止位置に変位可能となるようにされた、雌型継手。
  2. 該スリーブを該施錠位置に向かって付勢するスプリングをさらに備え、
    該バルブ部材が該閉止位置に係止されている状態で雄型継手が該バルブ部材の該第2流体通路に挿入されたときに、該スリーブが該雄型継手に押されて該解錠位置となるようにされた、請求項1に記載の雌型継手。
  3. 該バルブ部材が該外表面に設けられた開放施錠凹部をさらに有し、
    該バルブ部材が該開放位置にあるときに該開放施錠凹部が該施錠子と対向する位置となって該施錠子が該係止位置に変位可能となり、該係止位置に変位した該施錠子が該開放施錠凹部に係合して該バルブ部材を該開放位置に係止するようにされた、請求項1又は2に記載の雌型継手。
  4. 該バルブ部材が該回転中心軸線に沿って延びる回転軸部を有し、該継手本体が該回転中心軸線に沿って貫通して該回転軸部を回転可能に保持する軸受穴を有し、該回転軸部と該軸受穴が該スリーブによって径方向外側から覆われている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の雌型継手。
  5. 該スリーブが内周面に該継手本体の長手軸線の方向に延びる摺動溝を有し、
    該回転軸部が該摺動溝内にまで延在していて、該摺動溝に該回転軸部が係合することにより該スリーブが該継手本体に対して該継手本体の長手軸線の周りで回転しないようにされた、請求項4に記載の雌型継手。
  6. 該バルブ部材が、該曲面状の外表面を形成する球状部と、該球状部から該第2流体通路の長手軸線に沿って延びる軸状部とを有し、該バルブ部材が該閉止位置から該開放位置に回転したときに該軸状部が該継手本体に係合して該バルブ部材がそれ以上回転することが防止され、該バルブ部材が該開放位置から該閉止位置にまで回転したときに該軸状部が該継手本体に係合して該バルブ部材がそれ以上回転することが防止されるようにされた、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の雌型継手。
  7. 該第1流体通路内に配置され、該第1流体通路の内周面と該バルブ部材の該外表面とに密封係合した環状のシール部材と、
    該継手本体と該シール部材との間に配置され、該シール部材を該バルブ部材の該外表面に向かって付勢するスプリングと、
    をさらに備える、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の雌型継手。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の雌型継手と、
    該雌型継手の該バルブ部材の該第2流体通路内に挿入されて該雌型継手に着脱可能に連結される雄型継手と、
    を備える管継手。
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