JP4713216B2 - シリンダ錠 - Google Patents

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Description

この発明は、第1通常キーと第2通常キーのいずれでも施開錠可能な状態から、第2通常キーを使用することにより第1通常キーによる施開錠を禁止することができるシリンダ錠に関する。
第1通常キーと第2通常キーのいずれでも施開錠可能な状態から、第2通常キーを使用することにより第1通常キーによる施開錠を禁止することができるシリンダ錠がある。このシリンダ錠を用いると、たとえば第1通常キーの紛失・盗難があった場合に、第2通常キーを使用して第1通常キーによる施開錠を禁止し、第三者の侵入を防止することができる。
そのようなシリンダ錠として、図30に示すように、内筒21および外筒22と、径方向に対向する内ピン23および外ピン24と、その間に組み込まれた補助タンブラ25と、内ピン23および外ピン24に対して周方向に離れた位置で径方向に対向する内コントロールピン26と外コントロールピン27を有し、内コントロールピン26が挿入された内収納穴28に補助タンブラ25を収納可能としたシリンダ錠が知られている(特許文献1)。
このシリンダ錠は、図31に示すように第1通常キー29を鍵穴に差し込んで補助タンブラ25の径方向外端を内筒21の外周に揃え、その状態で内筒21を回転させて施開錠することができる。また、図32に示すように第2通常キー30を鍵穴に差し込んで内ピン23の径方向外端を内筒21の外周に揃え、その状態で内筒21を回転させて施開錠することもできる。ここで、図32の状態から内コントロールピン26と外ピン24が対向する位置まで内筒21を回転させると、外筒22側にある補助タンブラ25が内収納穴28に収納される。内収納穴28に補助タンブラ25が収納されると、図33に示すように第1通常キー29を鍵穴に差し込んでも外ピン24が内筒21側に入り込むので内筒21を回転させることができなくなるが、第2通常キー30では、図34に示すように内収納穴28に補助タンブラ25が収納された状態でも内筒21を回転させることができる。このように、このシリンダ錠は、第2通常キー30を使用して補助タンブラ25を内収納穴28に収納することにより、第1通常キー29による施開錠を禁止することができる。
しかし、このシリンダ錠は、第1通常キー29による施開錠を禁止したときの信頼性に劣る。すなわち、第2通常キー30を使用して内収納穴28に補助タンブラ25を収納しても、外ピン24の摺動面に付着した埃などが原因で外ピン24が外筒22側から内筒21側に入り込まないことがある。この場合、図35に示すように第1通常キー29によって内筒21を回転させることが可能となり、第三者によって施開錠される危険が生じる。
特開2005−2641号公報
この発明が解決しようとする課題は、第2通常キーを使用することにより、第1通常キーによる施開錠を確実に禁止することができるシリンダ錠を提供することである。
この課題を解決するために、内収納穴に補助タンブラを収納した状態で第1通常キーを鍵穴に差し込んだときに、補助タンブラが内収納穴から抜け出ない範囲で外筒側に入り込んだ状態に保持されるようにし、外ピンが内筒側に入り込まなくてもその補助タンブラが内筒の回転を阻止するようにした。
具体的には、鍵穴を有する内筒と、この内筒を回転自在に支持する外筒と、前記内筒の外周から前記鍵穴に至らせて形成された内ピン穴に挿入される内ピンと、前記内ピン穴に対応して前記外筒の内周に形成された外ピン穴に挿入される外ピンと、その外ピンを径方向内方に付勢する付勢手段と、前記内ピンと前記外ピンの間に組み込まれた補助タンブラと、前記内ピン穴に対して周方向に間隔をおいて前記内筒の外周から前記鍵穴に至らせて形成された内収納穴に挿入される内コントロールピンとを有し、前記内ピンを押し動かして前記補助タンブラの径方向外端を前記内筒の外周に揃えた状態で内筒を回転させる第1通常キーと、前記内ピンを押し動かして前記内ピンの径方向外端を前記内筒の外周に揃えた状態で内筒を回転させる第2通常キーを使用し、その第2通常キーで回転させた前記内筒の内収納穴に前記外ピン穴内の前記補助タンブラを収納して前記第1通常キーによる内筒の回転を禁止するシリンダ錠において、前記外筒の内周に前記内収納穴に対応する凹部を形成し、前記内収納穴から前記凹部に押し動かされた前記補助タンブラを内収納穴から抜け出ない範囲で受け止めるストッパを前記凹部に設け、前記第1通常キーで前記内コントロールピンを押し動かして前記内収納穴内の前記補助タンブラを内収納穴から抜け出ない範囲で前記凹部に入り込ませる構成を採用した。
この構成のシリンダ錠は、内収納穴に補助タンブラを収納した状態で第1通常キーを鍵穴に差し込んだときに、補助タンブラが、内コントロールピンとストッパによって内収納穴から抜け出ない範囲で前記凹部に入り込んだ状態に保持される。
このストッパは、次のように構成するとより好ましい。
1)前記凹部の径方向深さを前記補助タンブラの径方向長さよりも小さくし、その凹部の内面で前記ストッパを構成する。
2)前記凹部に挿入される外コントロールピンと、その外コントロールピンを径方向内方に付勢する付勢手段を設け、径方向外方に押し動かされて前記凹部の内面で受け止められた前記外コントロールピンで前記ストッパを構成する。
この発明のシリンダ錠は、内収納穴に補助タンブラを収納した状態で第1通常キーを鍵穴に差し込んだときに、外ピンが内ピン穴に入り込まなくても、内収納穴から抜け出ない範囲で凹部に入り込んだ状態に保持された補助タンブラが内筒の回転を阻止する。そのため、第1通常キーによる施開錠が確実に禁止され、信頼性が高い。
また、前記凹部の径方向深さを補助タンブラの径方向長さよりも小さくし、その凹部の内面で補助タンブラを受け止めるようにしたものは、構造が単純なので故障しにくく、信頼性が高い。しかも安価である。
また、前記凹部に挿入される外コントロールピンと、その外コントロールピンを径方向内方に付勢する付勢手段を設け、径方向外方に押し動かされて前記凹部の内面で受け止められた前記外コントロールピンで補助タンブラを受け止めるようにしたものは、前記ばねの弾性力に勝る力が外コントロールピンに加わらないと内収納穴内の補助タンブラが凹部に入り込まない。そのため、第2通常キーを鍵穴に差し込んだときに補助タンブラが誤って凹部に入り込んで内筒の回転を阻止する事態を防止することができる。
図1に、この発明のシリンダ錠の実施形態を示す。このシリンダ錠は、鍵穴1を有する内筒2と、この内筒2を回転自在に支持する外筒3とを有し、外筒3に対して内筒2を回転させて施開錠する。
内筒2には、図6に示すように外周から鍵穴1に至る内ピン穴4−1が形成されており、この内ピン穴4−1に内ピン5−1が挿入されている。一方、外筒3の内周には内ピン穴4−1に対応する位置に外ピン穴6−1が形成されており、この外ピン穴6−1に外ピン7−1が挿入されている。また、内ピン5−1と外ピン7−1の間には球状の補助タンブラ8−1が組み込まれており、外ピン7−1は、外ピン穴6−1に挿入されたばね9−1で径方向内方に付勢されている。そのため、内ピン5−1を径方向外方に押し動かして補助タンブラ8−1の径方向外端を内筒2の外周に揃えるか、内ピン5−1の径方向外端を内筒2の外周に揃えないと、内筒2を回転させることができない。
同様に、鍵穴1を挟んで反対側にも径方向に対向する内ピン10−1と外ピン11−1が設けられており、内ピン10−1を径方向外方に押し動かしてその径方向外端を内筒2の外周に揃えないと内筒を回転させることができないようになっている。
また内筒2には、内ピン穴4−1に対して周方向に間隔をおいた位置に外周から鍵穴1に至る内収納穴12−1が形成されている。内収納穴12−1には内コントロールピン13−1が挿入されており、この内コントロールピン13−1を鍵で押し動かして内収納穴12−1内の補助タンブラ8−1を押し動かすことができるようになっている。
外筒3の内周には、内筒2の内収納穴12−1に対応する位置に凹部14が形成されている。凹部14は、径方向深さが補助タンブラ8−1の径方向長さよりも小さくなるように形成されており、凹部14の内面が、内収納穴12−1から凹部14に押し動かされた補助タンブラ8−1を内収納穴12−1から抜け出ない範囲で受け止めるようになっている。
以上に述べた内ピン穴4−1、内ピン5−1、外ピン穴6−1、外ピン7−1、補助タンブラ8−1、ばね9−1、内ピン10−1、外ピン11−1、内収納穴12−1、内コントロールピン13−1と同様の内ピン穴4−2…4−6、内ピン5−2…5−6、外ピン穴6−2…6−6、外ピン7−2…7−6、補助タンブラ8−2…8−6、ばね9−2…9−6、内ピン10−2…10−6、外ピン11−2…11−6、内収納穴12−2…12−6、内コントロールピン13−2…13−6が、それぞれ軸方向に間隔をおいて設けられている。一方、凹部14は、軸方向に連続する溝をなしており、内筒2の内収納穴12−1に対応する位置から内収納穴12−6に対応する位置に至っている。
このシリンダ錠は、たとえば次に示すように第1通常キーKを用いて施開錠することができ、また第2通常キーKを用いて第1通常キーKによる施開錠を禁止することができる。ここで第1通常キーKは、内ピン5−1を押し動かして補助タンブラ8−1の径方向外端を内筒2の外周に揃えた状態で内筒2を回転させる鍵であり、第2通常キーKは、内ピン5−1を押し動かしてその径方向外端を内筒2の外周に揃えた状態で内筒2を回転させる鍵である。
まず、第1通常キーKによる施開錠の操作例を説明する。
すべての補助タンブラ8−1…8−6が内ピン5−1…5−6と外ピン7−1…7−6の間にある状態で(図1、図6参照)、鍵穴1に第1通常キーKを差し込む。鍵穴1に差し込まれた第1通常キーKは、内ピン5−1…5−6を押し動かして補助タンブラ8−1…8−6の径方向外端を内筒2の外周に揃えるとともに、内ピン10−1…10−6を押し動かしてその径方向外端を内筒2の外周に揃え、内筒2を回転可能な状態にする(図2、図7参照)。
その状態で内筒2を回転させて施開錠する。このとき、補助タンブラ8−1…8−6はそれぞれ内ピン穴4−1…4−6内にあり、外ピン穴6−1…6−6内にない。そのため、内収納穴12−1…12−6の位置と外ピン穴6−1…6−6の位置が一致しても(図3、図8参照)、内収納穴12−1…12−6への補助タンブラ8−1…8−6の収納が生じない。
つづいて、内ピン5−1…5−6と外ピン7−1…7−6が対向する位置に内筒2を戻す(図4、図9参照)。これにより内ピン穴4−1…4−6内の補助タンブラ8−1…8−6は、内ピン5−1…5−6と外ピン7−1…7−6の間に戻る。さらに、第1通常キーKを鍵穴1から引き抜くと、シリンダ錠は元の状態になる(図5、図10参照)。
このように、このシリンダ錠は第1通常キーKによる施開錠を行なったときに、いずれの内収納穴12−1…12−6にも補助タンブラ8−1…8−6が収納されず、元の状態を維持する。
つぎに、第2通常キーKを用いて、第1通常キーKによる施開錠を禁止する操作例を説明する。
すべての補助タンブラ8−1…8−6が内ピン5−1…5−6と外ピン7−1…7−6の間にある状態で(図11、図16参照)、鍵穴1に第2通常キーKを差し込む(図12、図17参照)。鍵穴1に差し込まれた第2通常キーKは、内ピン5−1…5−6を押し動かして内ピン5−1の径方向外端と補助タンブラ8−2…8−6の径方向外端をそれぞれ内筒2の外周に揃えるとともに、内ピン10−1…10−6を押し動かしてその径方向外端を内筒2の外周に揃え、内筒2を回転可能な状態にする。また、内コントロールピン13−1を押し動かして、内収納穴12−1を補助タンブラ8−1の収納が可能な状態にする(図17参照)。
その状態で内筒2を回転させて外ピン穴6−1…6−6の位置と内収納穴12−1…12−6の位置を一致させる(図13、図18参照)。外ピン穴6−1…6−6の位置と内収納穴12−1…12−6の位置が一致すると、外ピン穴6−1内の補助タンブラ8−1が外ピン7−1により押し動かされて内収納穴12−1に収納される(図18参照)。
つづいて、内ピン5−1…5−6と外ピン7−1…7−6が対向する位置に内筒2を戻す(図14、図19参照)。これにより、内ピン穴4−2…4−6内の補助タンブラ8−2…8−6は内ピン5−2…5−6と外ピン7−2…7−6の間に戻るが、内収納穴12−1に収納された補助タンブラ8−1は、外筒3の凹部14の位置に移動する(図19参照)。さらに、第2通常キーKを鍵穴1から引き抜くと、補助タンブラ8−1が内収納穴12−1内に、他の補助タンブラ8−2…8−6が内ピン5−2…5−6と外ピン7−2…7−6の間にある状態になる(図15、図20参照)。
このように、第2通常キーKを使用して内ピン5−1と外ピン7−1の間にある補助タンブラ8−1を内収納穴12−1に収納すると、図21、図22に示すように、第1通常キーKを鍵穴1に差し込んだときに外ピン7−1が内ピン穴4−1に入り込んで内筒2の回転を阻止するようになり、第1通常キーKによる施開錠が禁止される。
また、第1通常キーKを鍵穴1に差し込んだときに、図23に示すように外ピン7−1が内ピン穴4−1に入り込まない事態が生じても、施開錠することはできない。すなわち、第1通常キーKを鍵穴1に挿入すると、図24に示すように補助タンブラ8−1が内コントロールピン13−1により内収納穴12−1から凹部14に向かって押し動かされて、内収納穴12−1から抜け出さない範囲で凹部14に入り込む。また補助タンブラ8−1は、内収納穴12−1から凹部14に向かって押し動かされても内収納穴12−1から抜け出ない範囲で凹部14の内面に受け止られる。そのため、補助タンブラ8−1は、内収納穴12−1から抜け出ない範囲で凹部14に入り込んだ状態に保持され、図25に示すように内筒2の回転を阻止する。
このように、このシリンダ錠は、第2通常キーKにより補助タンブラ8−1が内収納穴12−1に収納された状態になると、第1通常キーKを鍵穴1に差し込んだときに外ピン7−1だけでなく補助タンブラ8−1もが内筒2の回転を阻止する。そのため、第2通常キーKを用いて第1通常キーKによる施開錠を禁止したときの信頼性が高い。
また、外筒3に形成された凹部14の内面で補助タンブラ8−1を受け止めるようにしたので、動作する部分が少なく、構造が単純である。そのため、故障しにくく、信頼性が高い。また安価である。
さらに、このシリンダ錠は、新たな通常キーを用いて内収納穴12−1…12−6に収納される補助タンブラの個数を増やすことにより、使用する通常キーを何度も変更することができる。たとえば、補助タンブラ8−1が内収納穴12−1に収納された状態で、第3通常キーKを用いてさらに補助タンブラ8−2を内収納穴12−2に収納し、第2通常キーKによる施開錠を禁止することができる。同様に、補助タンブラ8−1と8−2が内収納穴12−1と12−2にそれぞれ収納された状態で、第4通常キーKを用いてさらに補助タンブラ8−3を内収納穴12−3に収納し、第3通常キーKによる施開錠を禁止することもできる。そのため、通常キーの紛失・盗難があった場合や、マンションの部屋の住人の入れ替わりがあった場合にも、そのたびに通常キーを変更して安全性を確保することができる。
上記実施形態では、図26に示すように軸方向に連続する溝で凹部14を形成して外筒3の製作を容易化しているが、たとえば図27に示すように、外筒3の内周に、内筒2の各内収納穴12−1…12−6に対応する位置にテーパ状の凹部14−1…14−6をそれぞれ形成してもよい。要は、径方向深さが補助タンブラ8−1…8−6の径方向長さよりも小さい凹部を外筒3の内周に形成して、その凹部の内面が、内収納穴12−1…12−6から凹部に向かって押し動かされた補助タンブラ8−1…8−6を内収納穴12−1…12−6から抜け出ない範囲で受け止めるようにすればよい。
また、上記実施形態の凹部14に替えて、図28に示すように凹部15−1に挿入される外コントロールピン16−1と、その外コントロールピン16−1を径方向内方に付勢するばね17−1を設け、その外コントロールピン16−1の径方向内端面で補助タンブラ8−1を受け止めるようにしてもよい。すなわち、図29に示すように、径方向外方に押し動かされて凹部15−1の内面で受け止められた外コントロールピン16−1で補助タンブラ8−1を受け止めて、補助タンブラ8−1を内収納穴12−1から抜け出ないようにしてもよい。このようにすると、ばね17−1の弾性力に勝る力が外コントロールピン16−1に加わらない限り、内収納穴12−1内の補助タンブラ8−1が凹部15−1に入り込まない。そのため、第2通常キーKを鍵穴1に差し込んだときに補助タンブラ8−1が誤って凹部15−1に入り込んで内筒2の回転を阻止する事態を防止することができる。同様の凹部15−2…15−6、外コントロールピン16−2…16−6、ばね17−2…17−6を、内筒2の各内収納穴12−2…12−6に対応する位置にそれぞれ設けてもよい。
補助タンブラ8−1…8−6は、球状とするとその動作が円滑となるので好ましいが、たとえば円柱状など他の形状にしてもよい。
第1通常キーKで施錠または開錠するときの内筒2の回転方向は、第2通常キーKを用いて第1通常キーKによる施開錠を禁止するときの内筒2の回転方向と同一方向でもよく、また反対方向でもよい。要は、内筒2の回転により施錠と開錠がなされればよい。
図では、内収納穴12−1…12−6を、内筒2を時計回りに90度回転させたときに外ピン穴6−1…6−6と一致するように配置したが、反時計回りに90度回転させたときに一致するように配置してもよく、また、他の回転角度で一致するように配置してもよい。
外ピン7−1…7−6の付勢は、ばね9−1…9−6を用いて行なうとピン動作の信頼性が高くなって好ましいが、たとえば磁石同士の反発力を用いて付勢してもよい。
この発明は、平板状の鍵で施開錠するシリンダ錠以外のシリンダ錠に適用してもよく、たとえば、内ピン5−1…5−6がはまり込むディンプルを表面に形成した円柱状の鍵や角柱状の鍵など他の形状の鍵で施開錠するシリンダ錠に適用してもよい。
なお、図では、内ピン5−1…5−6の長さを互いに同一としているが、内ピン5−1…5−6は、内ピン10−1…10−6と同様に数種類の長さのものを組み合わせると、鍵違い数が増えて安全性がより高くなる。
このシリンダ錠は、内筒2の回転によりドア等の開閉を禁止し、またその解除を行なう錠前機構に組み込むことができ、たとえば内筒2の回転によりドアの戸先側の端面からラッチボルトを出入りさせ、そのラッチボルトとドア枠の係合によりドアの開閉を禁止する機構に組み込むことができる。
この発明の実施形態のシリンダ錠を示す平面視断面図 図1のシリンダ錠の鍵穴に第1通常キーを差し込んだ状態を示す図 図2のシリンダ錠の内筒を回転させた状態を示す図 図3のシリンダ錠の内筒を元の位置に戻した状態を示す図 図4のシリンダ錠の鍵穴から第1通常キーを抜き取った状態を示す図 図1のA−A線に沿った断面図 図2のB−B線に沿った断面図 図3のC−C線に沿った断面図 図4のD−D線に沿った断面図 図5のE−E線に沿った断面図 補助タンブラが内ピンと外ピンの間にある状態の図1のシリンダ錠を示す図 図11のシリンダ錠の鍵穴に第2通常キーを差し込んだ状態を示す図 図12のシリンダ錠の内筒を回転させた状態を示す図 図13のシリンダ錠の内筒を元の位置に戻した状態を示す図 図14のシリンダ錠の鍵穴から第2通常キーを抜き取った状態を示す図 図11のF−F線に沿った断面図 図12のG−G線に沿った断面図 図13のH−H線に沿った断面図 図14のI−I線に沿った断面図 図15のJ−J線に沿った断面図 図15のシリンダ錠の鍵穴に第1通常キーを差し込んだ状態を示す図 図21のL−L線に沿った断面図 図21のシリンダ錠の外ピンが内ピン穴に入り込まなかった状態を示す図 図23のM−M線に沿った断面図 図23のシリンダ錠の補助タンブラが内筒の回転を阻止する状態を示す図 図24のN−N線に沿った断面図 図1のシリンダ錠の変形例を示す断面図 図1のシリンダ錠の他の変形例を示す断面図 図28のシリンダ錠の鍵穴に第1通常キーを差し込んだ状態を示す図 従来のシリンダ錠を示す断面図 図30のシリンダ錠の鍵穴に第1通常キーを差し込んだ状態を示す図 図30のシリンダ錠の鍵穴に第2通常キーを差し込んだ状態を示す図 図30のシリンダ錠の補助タンブラを内収納穴に収納し、その補助タンブラの鍵穴に第1通常キーを差し込んだ状態を示す図 図30のシリンダ錠の補助タンブラを内収納穴に収納し、その補助タンブラの鍵穴に第2通常キーを差し込んだ状態を示す図 図33のシリンダ錠の外ピンが内筒側に入り込まなかった状態を示す図
符号の説明
1 鍵穴
2 内筒
3 外筒
−1…4−6 内ピン穴
−1…5−6 内ピン
−1…6−6 外ピン穴
−1…7−6 外ピン
−1…8−6 補助タンブラ
−1…9−6 ばね
12−1…12−6 内収納穴
13−1…13−6 内コントロールピン
14 凹部
14−1…14−6 凹部
15−1…15−6 凹部
16−1…16−6 外コントロールピン
17−1…17−6 ばね

Claims (3)

  1. 鍵穴を有する内筒と、この内筒を回転自在に支持する外筒と、前記内筒の外周から前記鍵穴に至らせて形成された内ピン穴に挿入される内ピンと、前記内ピン穴に対応して前記外筒の内周に形成された外ピン穴に挿入される外ピンと、その外ピンを径方向内方に付勢する付勢手段と、前記内ピンと前記外ピンの間に組み込まれた補助タンブラと、前記内ピン穴に対して周方向に間隔をおいて前記内筒の外周から前記鍵穴に至らせて形成された内収納穴に挿入される内コントロールピンとを有し、前記内ピンを押し動かして前記補助タンブラの径方向外端を前記内筒の外周に揃えた状態で内筒を回転させる第1通常キーと、前記内ピンを押し動かして前記内ピンの径方向外端を前記内筒の外周に揃えた状態で内筒を回転させる第2通常キーを使用し、その第2通常キーで回転させた前記内筒の内収納穴に前記外ピン穴内の前記補助タンブラを収納して前記第1通常キーによる内筒の回転を禁止するシリンダ錠において、
    前記外筒の内周に、前記内ピンと外ピンが径方向に対向する位置に内筒がある状態で前記内収納穴と径方向に対向する凹部を形成し、前記内収納穴から前記凹部に押し動かされた前記補助タンブラを内収納穴から抜け出ない範囲で受け止めるストッパを前記凹部に設け、前記第1通常キーで前記内コントロールピンを押し動かして前記内収納穴内の前記補助タンブラを内収納穴から抜け出ない範囲で前記凹部に入り込ませるようにしたことを特徴とするシリンダ錠。
  2. 前記凹部の径方向深さを前記補助タンブラの径方向長さよりも小さくし、その凹部の内面で前記ストッパを構成した請求項1に記載のシリンダ錠。
  3. 前記凹部に挿入される外コントロールピンと、その外コントロールピンを径方向内方に付勢する付勢手段を設け、径方向外方に押し動かされて前記凹部の内面で受け止められた前記外コントロールピンで前記ストッパを構成した請求項1に記載のシリンダ錠。
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JP2002527651A (ja) * 1998-10-15 2002-08-27 チイエッセア・ソシエタ・ペル・アチオニ 盗難防止装置付きシリンダ錠
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