JP3828833B2 - 車体用外装部品相互の結合構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体の互いに離れた箇所に各一端部を固着する第1及び第2外装部品の相対向する他端部相互を一定方向に摺動可能に結合する、車体用外装部品相互の結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の車体用外装部品相互の結合構造として、図11に車体のサイドシルの外面を覆うサイドシルガーニッシュ02について説明する。サイドシルガーニッシュ02は、サイドシル(図示せず)の後端に固着される長尺のガーニッシュ本体03と、フロントフェンダ(図示せず)に固着されるガーニッシュ・エンドプレート04とかなっており、これらガーニッシュ本体03及びガーニッシュ・エンドプレート04は、相対向する端部の内側壁にそれぞれ形成した嵌合橋50と差し込み片51とをガーニッシュ本体03の長手方向に沿って摺動可能に嵌合して結合される。そして長尺のガーニッシュ本体03の熱膨張及び収縮を嵌合橋50及び差し込み片51の嵌合部の摺動により吸収するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のような構造では、嵌合橋50や差し込み片51の剛性が低く、これが振動時にガーニッシュ本体03及びガーニッシュ・エンドプレート04間に位置ずれを生じさせる一因となっている。
【0004】
本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、前記ガーニッシュ本体のような第1外装部品と、前記ガーニッシュ・エンドプレートのような第2外装部品と結合部に高い剛性を付与して、両外装部品間の位置ずれを防ぐようにした、前記車体用外装部品相互の結合構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、車体の互いに離れた箇所に各一端部を固着する第1及び第2外装部品の相対向する他端部相互を一定方向に摺動可能に結合する、車体用外装部品相互の結合構造において、第1及び第2外装部品の一方と他方に、互いに前記一定方向に摺動可能に当接する第1及び第2支持壁をそれぞれ設け、第1支持壁に前記一定方向に延びるU字状溝を、また第2支持壁に前記U字状溝に頸部を摺動可能に嵌合するT字状突起をそれぞれ形成し、前記第2支持壁に一体に連なり且つ車体にクリップを介して係止される垂直壁を、前記第2外装部材に設けたことを第1の特徴とする。
【0006】
尚、前記第1及び第2外装部品は、後述する本発明の実施例中のガーニッシュ本体及びガーニッシュ・エンドプレートにそれぞれ対応する。また前記第1支持壁は、ガーニッシュ本体の水平支持壁20及び垂直支持壁24に対応し、前記第2支持壁は、ガーニッシュ・エンドプレートの水平支持壁20′及び垂直支持壁24′に対応する。
【0007】
この第1の特徴によれば、外装部品が車体よりも大きく熱膨張又は収縮した場合には、第1支持壁のU字状溝と、第2支持壁のT字状突起との間の相対摺動により、上記熱膨張又は収縮を許容し、第1及び第2外装部品に過度の応力が発生するのを回避することができる。しかもT字状突起は、それと一体の第2支持壁と協働して第1支持壁をガタ無く挟持することになるから、第1及び第2支持壁の結合部の剛性が高く、激しい振動を受けても第1及び第2外装部品間に位置ずれを起こすのを防ぐことができる。
【0008】
また本発明は、第1の特徴に加えて、第1及び第2外装部品には前記第1及び第2支持壁を少なくとも2組設けると共に、各組の第1及び第2支持壁の当接面を、それらが互いに直角をなすように配置したことを第2の特徴とする。
【0009】
この第2の特徴によれば、互いに直角をなす当接面が前記一定方向と直交する2方向での第1及び第2外装部品の相対移動を規制して、両者間の位置ずれを一層確実に防ぐことができる。
【0010】
さらに本発明は、第1又は第2の特徴に加えて、前記第1及び第2支持壁の当接面の一方に、他方の当接面に弾性的に接触する小リブを形成したことを第3の特徴とする。
【0011】
この第3の特徴によれば、前記小リブにより、相対向する第1及び第2支持壁間のガタを確実に排除して、両支持壁の結合部の剛性強化に寄与し得る。
【0012】
さらに本発明は、第1,第2又は第3の特徴に加えて、前記第1及び第2支持壁は2組設けられ、その各々の組の第2支持壁が前記垂直壁の両側に一体に連なっていることを第4の特徴とする。
【0013】
さらに本発明は、第4の特徴に加えて、前記垂直壁が、水平に延びる一方の第2支持壁の端部から垂直に延び、且つ段部を介して他方の第2支持壁に連続していることを第5の特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付図面に示す本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0015】
図1は本発明の車体用外装部品相互の結合構造を採用した自動車の側面図、図2は図1のサイドシル部の分解斜視図、図3はサイドシルガーニッシュの平面図、図4は図3の4−4線断面図、図5は図3の5−5線断面図、図6は図3の6−6線断面図、図7は図3の7−7線断面図、図8は図7の8−8線断面図、図9は図7の9−9線断面図、図10はサイドシルガーニッシュの内側から見た分解斜視図である。
【0016】
先ず、図1及び図2において、自動車の車体1においてサイドシル1sは、その外面を合成樹脂製のサイドシルガーニッシュ2によって覆われる。このサイドシガーニッシュ2は、サイドシル1sの後端部に固着されながらその外面を略全長に亙って覆うガーニッシュ本体3と、フロントフェンダ5に固着されながらガーニッシュ本体3の前端面に、それを覆うように結合されるガーニッシュ・エンドプレート4とから構成され、これらガーニッシュ本体3及びガーニッシュ・エンドプレート4の結合部は、両者3,4のサイドシルガーニッシュ2の長手方向Aでの相対移動を許容するように構成され、それらの結合部の詳細は後述する。フロントフェンダ5は、車体1に固着されている。
【0017】
また図3〜図6に示すように、ガーニッシュ本体3の下部には、その長手方向Aに並ぶ複数本(図示例では3本)のステー6a〜6cが一体に形成されており、最後部のステー6aは、ボルト7によりサイドシル1sの下面に固着され、残り2本のステー6b,6cは、それらの取り付け孔9b,9cに装着されたクリップ8b,8cをサイドシル1s底壁の係止孔19b,19cに挿入、係止することによりサイドシル1sに取り付けられる。ステー6b,6cの取り付け孔9b,9cは、ガーニッシュ本体3の長手方向Aに長い長孔となっていて、クリップ8b,8cの僅かな移動を許容するようになっている。
【0018】
また図3及び図4に示すように、ガーニッシュ本体3の後端部内壁には、上下一対の取り付け橋10a,10bが一体に形成され、これら取り付け橋10a,10bのU字状溝11a,11bに装着されたクリップ12a,12bがサイドシル1s側壁の係止孔13a,13bに挿入、係止される。
【0019】
さらに、ガーニッシュ本体3の中間部内壁には、ガーニッシュ本体3の上下両端間を一体に連結する多数の取り付け壁14,14…がガーニッシュ本体3の長手方向Aに並んで形成され、各取り付け壁14,14…のU字状溝15,15…に装着されたクリップ16,16…がサイドシル1s側壁の係止孔40に挿入、係止される。上記各U字状溝15は、その開放端をガーニッシュ本体3の長手方向A一方に向けていて、各クリップ16の横方向からの装着を可能にすると共に、装着後のクリップ16の僅かな移動を許容するようになっている。上記各取り付け壁14の背面にはリブ17が一体に形成されており、このリブ17とガーニッシュ本体3の側壁との間には間隙18が設けられ、成形時、リブ17の引けがガーニッシュ本体3の外側面に影響しないようになっている。
【0020】
さて、ガーニッシュ本体3及びガーニッシュ・エンドプレート4の結合構造について説明する。先ず、図3、図7及び図10に示すように、ガーニッシュ本体3の前端部内壁の上部に水平方向に延びる水平支持壁20が一体に形成される。この水平支持壁20は、平面視で方形をなしていて、その周縁からは補強リブ21が起立している。この水平支持壁20には前方に開口する第1U字状溝22が設けられる。この第1U字状溝22の内側面には円弧状の基準位置決め凹部38が設けられる。
【0021】
またガーニッシュ本体3の前端部内壁の下部には、その底部から垂直に起立し且つガーニッシュ本体3の長手方向Aに延びる垂直支持壁24が一体に形成され、この垂直支持壁24の上端は連結壁25を介してガーニッシュ本体3の側壁に一体に連結される。垂直支持壁24にも前方に開口する第2U字状溝26が設けられる。またガーニッシュ本体3の前端部には、その下端からサイドシル1sの下面に向かって突出する第1連結ステー35が一体に形成される。
【0022】
一方、ガーニッシュ・エンドプレート4には、その上端部内壁から水平に延びる水平支持壁20′と、この水平支持壁20′から内端から下方に垂直に延びる垂直壁37と、この垂直壁37の下端に段部28を介して垂直に連なる垂直支持壁24′と、この垂直支持壁24′の下端からサイドシル1sの下面に向かって延びる第2連結ステー36とが一体に形成される。
【0023】
上記水平支持壁20′の上面は、ガーニッシュ本体3の水平支持壁20の下面に摺動可能に当接する。この水平支持壁20′の上面には、前記第1U字状溝22に摺動可能に頸部を嵌合する第1T字状突起23と、ガーニッシュ本体3の水平支持壁20の下面に弾性的に接触する複数条の小リブ29が一体に形成される。また第1T字状突起23の頸部には、前記第1U字状溝22の基準位置決め凹部38に係合し得る位置決め凸部39が形成される。
【0024】
垂直支持壁24′はガーニッシュ本体3の垂直支持壁24に摺動可能に当接する。この垂直支持壁24′には、前記第2U字状溝26に頸部を摺動可能に嵌合する第2T字状突起27が一体に形成される。また垂直支持壁24′には、ガーニッシュ本体3の垂直支持壁24の側面に弾性的に接触する複数条の小リブ30が一体に形成される。
【0025】
第2連結ステー36は、ガーニッシュ本体3の第1連結ステー35の上面に重ねられるもので、第1連結ステー35に穿設された長孔31と、第2連結ステー36に穿設された円孔32とに挿通されるクリップ33により両連結ステー35,36は相互にガーニッシュ本体3の長手方向Aに摺動可能に連結される。さらに垂直壁37にはU字状溝41が形成され、これに装着されるクリップ42がサイドシル1s側壁の係止孔43に挿入、係止される。上記各U字状溝22,26,41は、その開放端をガーニッシュ本体3の長手方向A一方に向けていて、各T字状突起23,27又はクリップ42の前後方向からの装着を可能にすると共に、装着後の各T字状突起23,27又はクリップ42の僅かな前後移動を許容するようになっている。
【0026】
またガーニッシュ・エンドプレート4には、これを前記フロントフェンダ5にボルト結合するための連結孔44が複数穿設される。
【0027】
次に、この実施例の作用について説明する。
【0028】
サイドシルガーニッシュ2のサイドシル1sへの取り付けに当たっては、先ず、ガーニッシュ本体3にガーニッシュ・エンドプレート4を結合してサイドシルガーニッシュ2を組み立てる。即ち、ガーニッシュ・エンドプレート4の第1及び第2T字状突起23,27をガーニッシュ本体3の第1及び第2U字状溝22,26にそれぞれ嵌合すれば、ガーニッシュ・エンドプレート4の水平支持壁20′は、ガーニッシュ本体3の水平支持壁20の下面に小リブ29を弾性的に接触させつゝ重なり、そして第1T字状突起23の膨大頭部と協働して水平支持壁20を挟持することになる。またガーニッシュ・エンドプレート4の垂直支持壁24′も、小リブ30をガーニッシュ本体3の垂直支持壁24の側面に弾性的に接触させつゝ重なり、そして第2T字状突起27の膨大頭部と協働して垂直支持壁24を挟持することになる。その際、水平支持壁20の第1U字状溝22では、基準位置決め凹部38に第1T字状突起23の頸部の位置決め凸部39が係合し、これによりガーニッシュ本体3及びガーニッシュ・エンドプレート4の基準結合位置が決定される。また互いに重なる第1及び第2連結ステー35,36の円孔32及び長孔31にクリップ33を嵌挿して、両連結ステー35,36を連結する。
【0029】
こうして、サイドシルガーニッシュ2を組み立てた後、ガーニッシュ本体3及びガーニッシュ・エンドプレート4の各部に装着したクリップ12a,12b,16,8b,8c,42を、それぞれに対応するサイドシル1sの係止孔13a,13b,40,19b,19c,43に挿入、係止する。そして最後に、ガーニッシュ本体3の最後部のステー6aをボルト7によりサイドシル1sの下面に固着する。
【0030】
その後、ガーニッシュ・エンドプレート4は、車体1に固着されたフロントフェンダ5に連結孔44を利用してボルト止めされる。
【0031】
ところで、鋼板製のサイドシル1sと、それを覆う合成樹脂製のサイドシルガーニッシュ2とでは熱膨張率が大きく相違するから、外気温が大きく変化したときには、サイドシルガーニッシュ2はサイドシル1sよりも、特に長手方向Aにおいて大きく膨張又は収縮する。そのとき、ガーニッシュ本体3の後端部はボルト7でサイドシル1sに固定され、またガーニッシュ・エンドプレート4はフロントフェンダ5にボルト止めされているから、長尺のガーニッシュ本体3の長手方向Aに沿う膨張又は収縮は、ガーニッシュ本体3の第1及び第2U字状溝22,26と、それらに係合した第1及び第2T字状突起23,27との相対摺動により許容される。また各クリップ12a,12b,16,8b,8c,42と、それが装着されるU字状溝11a,11b,15,9b,9c,41との間でも摺動が生じて、上記膨張又は収縮が許容される。その結果、ガーニッシュ本体3及びガーニッシュ・エンドプレート4に過度の応力が発生するのを回避することができる。
【0032】
しかも第1T字状突起23は、それと一体のガーニッシュ・エンドプレート4の水平支持壁20′と協働してガーニッシュ本体3の水平支持壁20を挟持し、また第2T字状突起27も、それと一体のガーニッシュ・エンドプレート4の垂直支持壁24′と協働してガーニッシュ本体3の垂直支持壁24を挟持するので、水平支持壁20,20′並びに垂直支持壁24,24′の各間の結合部の剛性が高く、激しい振動を受けても、ガーニッシュ本体3及びガーニッシュ・エンドプレート4間に位置ずれを起こすのを防ぐことができる。
【0033】
その際、ガーニッシュ・エンドプレート4の水平支持壁20′及び垂直支持壁24′に形成された小リブ29,30は、ガーニッシュ本体3の水平支持壁20及び垂直支持壁24にそれぞれ弾性的に接触するので、各対向する支持壁20,20′;24,24′間のガタを確実に排除して、各結合部の剛性強化に大いに寄与し得る。
【0034】
さらに水平支持壁20,20′の当接面と、垂直支持壁24,24′の当接面とは互いに直角をなすように配置されるので、それらの当接面により、ガーニッシュ本体3に対するガーニッシュ・エンドプレート4の上下方向及び左右方向の移動を規制することができて、両者3,4間の位置ずれを一層確実に防ぐことができる。
【0035】
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、本発明は、サイドシルガーニッシュ2以外の外装部品にも適用することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明の第1の特徴によれば、車体の互いに離れた箇所に各一端部を固着する第1及び第2外装部品の相対向する他端部相互を一定方向に摺動可能に結合する、車体用外装部品相互の結合構造において、第1及び第2外装部品の一方と他方に、互いに前記一定方向に摺動可能に当接する第1及び第2支持壁をそれぞれ設け、第1支持壁に前記一定方向に延びるU字状溝を、また第2支持壁に前記U字状溝に頸部を摺動可能に嵌合するT字状突起をそれぞれ形成したので、外装部品が車体よりも大きく熱膨張又は収縮した場合には、第1支持壁のU字状溝と、第2支持壁のT字状突起との間の相対摺動により、上記熱膨張又は収縮を許容し、第1及び第2外装部品に過度の応力が発生するのを回避することができる。しかもT字状突起は、それと一体の第2支持壁と協働して第1支持壁をガタ無く挟持することになるから、第1及び第2支持壁の結合部の剛性が高く、激しい振動を受けても第1及び第2外装部品間に位置ずれを起こすのを防ぐことができる。
【0037】
また本発明の第2の特徴によれば、第1の特徴に加えて、第1及び第2外装部品には前記第1及び第2支持壁を少なくとも2組設けると共に、各組の第1及び第2支持壁の当接面を、それらが互いに直角をなすように配置したので、互いに直角をなす当接面が前記一定方向と直交する2方向での第1及び第2外装部品の相対移動を規制して、両者間の位置ずれを一層確実に防ぐことができる。
【0038】
さらに本発明の第3の特徴によれば、第1又は第2の特徴に加えて、前記第1及び第2支持壁の当接面の一方に、他方の当接面に弾性的に接触する小リブを形成したので、前記小リブにより、相対向する第1及び第2支持壁間のガタを確実に排除して、両支持壁の結合部の剛性強化に寄与し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の車体用外装部品相互の結合構造を採用した自動車の側面図
【図2】 図1のサイドシル部の分解斜視図
【図3】 サイドシルガーニッシュの平面図
【図4】 図3の4−4線断面図
【図5】 図3の5−5線断面図
【図6】 図3の6−6線断面図
【図7】 図3の7−7線断面図
【図8】 図7の8−8線断面図
【図9】 図7の9−9線断面図
【図10】 サイドシルガーニッシュの内側から見た分解斜視図
【図11】 従来の車体用外装部品相互の結合構造を示す斜視図
【符号の説明】
A・・・・・・一定方向(サイドシルガーニッシュの長手方向)
1・・・・・・車体
3・・・・・・第1外装部品(ガーニッシュ本体)
4・・・・・・第2外装部品(ガーニッシュ・エンドプレート)
17・・・・・T字状突起(第2T字状突起)
20・・・・・第1支持壁(水平支持壁)
20′・・・・第2支持壁(水平支持壁)
24・・・・・第1支持壁(垂直支持壁)
24′・・・・第2支持壁(垂直支持壁)
22・・・・・U字状溝(第1U字状溝)
23・・・・・T字状突起(第1T字状突起)
26・・・・・U字状溝(第2U字状溝)
28・・・・・段部
29,30・・小リブ
37・・・・・垂直壁
42・・・・・クリップ
Claims (5)
- 車体(1)の互いに離れた箇所に各一端部を固着する第1及び第2外装部品(3,4)の相対向する他端部相互を一定方向(A)に摺動可能に結合する、車体用外装部品相互の結合構造において、
第1及び第2外装部品(3,4)の一方と他方に、互いに前記一定方向(A)に摺動可能に当接する第1及び第2支持壁(20,20′;24,24′)をそれぞれ設け、第1支持壁(20,24)に前記一定方向(A)に延びるU字状溝(22,26)を、また第2支持壁(20′,24′)に前記U字状溝(22,26)に頸部を摺動可能に嵌合するT字状突起(23,27)をそれぞれ形成し、前記第2支持壁(20′;24′)に一体に連なり且つ車体(1)にクリップ(42)を介して係止される垂直壁(37)を、前記第2外装部材(4)に設けたことを特徴とする、車体用外装部品相互の結合構造。 - 請求項1記載の車体用外装部品相互の結合構造において、
第1及び第2外装部品(3,4)には前記第1及び第2支持壁を少なくとも2組(20,20′;24,24′)設けると共に、各組の第1及び第2支持壁(20,20′;24,24′)の当接面を、それらが互いに直角をなすように配置したことを特徴とする、車体用外装部品相互の結合構造。 - 請求項1又は2記載の車体用外装部品相互の結合構造において、
前記第1及び第2支持壁(20,20′;24,24′)の当接面の一方に、他方の当接面に弾性的に接触する小リブ(29,30)を形成したことを特徴とする、車体用外装部品相互の結合構造。 - 前記第1及び第2支持壁(20,20′;24,24′)は2組設けられ、その各々の組の第2支持壁(20′;24′)が前記垂直壁(37)の両側に一体に連なっていることを特徴とする、請求項1〜3の何れかに記載の車体用外装部品相互の結合構造。
- 前記垂直壁(37)は、水平に延びる一方の第2支持壁(20′)の端部から垂直に延び、且つ段部(28)を介して他方の第2支持壁(24′)に連続していることを特徴とする、請求項4に記載の車体用外装部品相互の結合構造。
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