JP3828399B2 - リバーシブルキーボード及び情報処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着脱可能なキーユニットの表面と裏面とを使い分けることにより、機能を拡張することを可能としたリバーシブルキーボード及びこのリバーシブルキーボードを備えた情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、キーボードの両面にキートップ部を設け、キーボードの上下を入れ換えて装置本体に装着することにより、キー機能の拡張を図った情報処理装置が提案されている。
【0003】
しかしながら、このような情報処理装置は、キーボードの内部に基板等の電気的構成を備える必要があるため、キーボード自体が回路的に複雑、かつ大型化し、コスト的にも安価に提供できないといった問題があった。
【0004】
一方、このような基板等の電気的構成を備えることなく、キースイッチ部とキートップ部とを分離する構造のものも提案されている。
【0005】
例えば、特開平6−189383号公報に記載のものは、ワイヤレスリモコンであって、複数の扉のうちから自分が最も頻繁に使用すると思われる機能の操作釦が付いている扉を選び出し、これを本体側のヒンジ部に取り付ける。そして、この扉を閉めると、扉の裏面に設けられている凸部が、操作面上の複数の押圧スイッチのいずれかを押し付け、この押圧スイッチのスイッチ状態の変化の検出により、扉が閉じられた状態になったことを判別する。この状態で利用者が扉表面の操作釦を押すと、その真下に位置する本体の操作面上の操作釦が押されるが、このとき制御回路は、本体操作面側に表示されている機能ではなく、扉表面側に表示されている機能について制御を行う構成となっている。
【0006】
また、特開2000−87415号公報に記載のものは、人体局部洗浄装置であって、便座の側方に袖部が配設されており、この袖部に操作装置が配設されている。この操作装置は、操作スイッチと操作スイッチを覆う着脱可能な蓋とからなり、蓋表面に押釦が配設され、押釦の押圧操作に機械的に連動して操作スイッチが押圧される構成となっている。
【0007】
また、特開2000−267795号公報に記載のものは、携帯用電子機器であって、操作スイッチを有する機器本体と、操作スイッチを押圧する操作ボタンを有し、機器本体に回動自在に装着される操作パネルとを備え、操作パネルを機器本体から着脱自在にするとともに、別の操作パネルと取り替え可能とする。そして、複数種類の操作パネルを用意しておき、操作ボタンの形状等が異なる操作パネルを選択して機器本体に装着することで、利用者の嗜好を満足させるとともに、操作性の向上を図っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載の従来技術は、いずれも操作パネルの差し替えを前提に創案されたものであり、操作パネル単体としては1種類のみである。また、操作パネルの裏面を別の操作パネルとして利用するといった発想も全くない。
【0009】
本発明はかかる点に着目して創案されたもので、その目的は、情報処理装置のキースイッチ部に、表面側または裏面側のいずれか一方の面を上に向けて装着することにより、制御機能の異なるキー入力を行うことのできるリバーシブルキーボード及びこのリバーシブルキーボードを備えた情報処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のリバーシブルキーボードは、情報処理装置のキースイッチ部に、表面側または裏面側のいずれか一方の面を上に向けて装着することにより、制御機能の異なるキー入力を行うことのできるリバーシブルキーボードであって、前記キースイッチ部を押し下げするキートップ部と、このキートップ部を収納保持する開口部を有するキーキャビネットとからなり、前記開口部は、キーキャビネットの表面側及び裏面側に貫通して形成されており、この開口部に、表面側に突出する表面側キートップ部と裏面側に突出する裏面側キートップ部とが上下動可能に収納保持されていることを特徴とする。
【0011】
このような特徴を有する本発明によれば、内部に電気的な構成を持たない簡単な構造によって、表裏両面に異なるキー機能を搭載したリバーシブルキーボードを実現することができる。また、構造が簡易であるため、小型軽量化、製造原価の低減を図ることができる。
【0012】
この場合、表面側キートップ部と裏面側キートップ部とは、樹脂等により一体的に形成されて開口部に収納保持されていてもよい。また、個別に形成されていてもよい。この場合には、表面側キートップ部の下面と裏面側キートップ部の下面とを合わせるようにし、この合わせ部分を開口部に収納保持すればよい。
【0013】
また、表面側キートップ部と裏面側キートップ部とは、その外観が異なるように形成してもよい。例えば、形状、寸法または外観色の少なくともいずれか1つ以上が異なるように形成する。このように表面側キートップ部と裏面側キートップ部とで外観を異ならせることにより、リバーシブルキーボードのどちらの面を上にして装着されているかが容易に分かるので、人為的な操作ミスを低減することができる。
【0014】
また、本発明の情報処理装置は、上記各構成のリバーシブルキーボードが、キースイッチ部に着脱可能に設けられた情報処理装置であって、前記リバーシブルキーボードの装着の有無を検出する第1検出手段と、前記リバーシブルキーボードのどちらの面を上に向けて装着されたかを検出する第2検出手段と、前記第2検出手段の検出結果に基づき、装着されたリバーシブルキーボードの装着方向に応じてキー入力による制御機能を切り替えるキー入力制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0015】
このような特徴を有する本発明によれば、第1検出手段によってリバーシブルキーボードが装着されたことを検出し、第2検出手段によって例えば表面側を上に向けて装着されたことを検出した場合には、キー入力制御手段は、キー入力の機能を、表面側のキー入力機能に切り替えてキー入力制御を行う。また、第1検出手段によってリバーシブルキーボードが装着されたことを検出し、第2検出手段によって裏面側を上に向けて装着されたことを検出した場合には、キー入力制御手段は、キー入力の機能を、裏面側のキー入力機能に切り替えてキー入力制御を行う。
【0016】
この場合、第1検出手段及び第2検出手段としては、プッシュスイッチまたはキースイッチを用いることが可能である。すなわち、これらスイッチのオン、オフ状態によって、リバーシブルキーボードの装着の有無や装着面を検出することができる。
【0017】
また、本発明の情報処理装置によれば、このようなリバーシブルキーボードを2種類以上用意するとともに、これらリバーシブルキーボードの種類を検出する第3検出手段を備え、前記キー入力制御手段は、第2検出手段及び第3検出手段の検出結果に基づき、装着されたリバーシブルキーボードの種類と装着方向とに応じてキー入力による制御機能を切り替えることを特徴とする。
【0018】
このように、リバーシブルキーボードを複数用意することで、より多様なキー入力制御を行うことが可能となる。
【0019】
この場合、第3検出手段も、プッシュスイッチまたはキースイッチを用いることが可能である。すなわち、このスイッチのオン、オフ状態によって、リバーシブルキーボードの種類を検出することができる。
【0020】
また、キースイッチ部に装着されたリバーシブルキーボードをロックするロック機構部が装置本体に設けられているとともに、リバーシブルキーボードのロックを解除する解除ボタンがロック機構部に設けられていることを特徴とする。
【0021】
このように、ロック機構部を設けることによって、キーボードを操作中に、リバーシブルキーボードが装置本体から不測に外れるといった事態を確実に防止することができる。また、リバーシブルキーボードの操作面を入れ替える場合には、解除ボタンを操作することによってロックを解除することができる。
【0022】
この解除ボタンは、装置本体の裏面側に設けられており、かつ、装置本体の裏面側に装着された蓋体によって被覆されている。これにより、キーボードを操作中に、誤って解除ボタンに触れる心配がないので、リバーシブルキーボードが装置本体から不測に外れてしまうといった事態も発生しない。
【0023】
また、本発明の情報処理装置は、蓋体が装置本体から取り外された場合に電源をオフする電源オフ制御手段を備えている。または、リバーシブルキーボードがキースイッチ部から取り外された場合に電源をオフする電源オフ制御手段を備えている。
【0024】
これにより、リバーシブルキーボードを着脱するときに、フリーズ状態等の異常な状態を引き起こさず、安全にリバーシブルキーボードの着脱や電池の交換等を行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0026】
[実施の形態1]
図1ないし図3は、本発明に係わるリバーシブルキーボードを備えた情報処理装置の実施の形態1を示しており、図1はリバーシブルキーボードを取り外した状態の情報処理装置の外観斜視図、図2はリバーシブルキーボードを装着した状態の情報処理装置の外観斜視図、図3はリバーシブルキーボードを取り外した状態の平面図である。本実施の形態1では、情報処理装置としてグラフィック関数電卓に適用した例を示している。ただし、図1及び図3には、取り外した状態のリバーシブルキーボードが、表面側を上に向けた状態と、裏面側を上に向けた状態の2つの状態で示されている。
【0027】
装置本体1の上面には、その上部に液晶パネル等からなる表示部2が設けられており、その下部にキー入力部3が設けられている。
【0028】
キー入力部3は、装置本体1の上面に固定的に配置された関数キー31及びカーソルキー32と、キーボード部分を取り除いた状態のキーゴム(請求項に記載のキースイッチ部)33とからなる。
【0029】
キーゴム33は、装置本体1の上面に矩形状に形成されたキーボード装着用凹部11の底面に配置されており、このキーボード装着用凹部11に装着されるリバーシブルキーボード5と連携して動作する。すなわち、リバーシブルキーボード5は、キーゴム33の上に重ね合わせて装着される(図2参照)。
【0030】
図4は、図3に示す装置本体1のA−A線概略断面図である。
【0031】
キーゴム33は、装置本体1の上キャビネット1aに設けられており、その下面には、各キー位置に導電部33aが設けられている。また、キーゴム33の下部には、そのキー位置に対向してキーパターン21aが形成されたキー基板21が設けられており、このキー基板21の下部に、下キャビネット1bと一体に形成された左右一対の電池収納部22,22が設けられている。また、電池収納部22,22を被覆するための電池蓋23が、下キャビネット1bに着脱可能に取り付けられるようになっている。
【0032】
図5は、図3に示すリバーシブルキーボード5のB−B線概略断面図である。
【0033】
リバーシブルキーボード5は、キーゴム33を押し下げする表面側のキートップ部51a,51a・・・及び裏面側のキートップ部51b,51b・・・と、表面側のキートップ部51a,51a・・・をそれぞれ収納保持する表面側の開口部53a,53a・・・を有する表面側のキーキャビネット52a及び裏面側のキートップ部51b,51b・・・をそれぞれ収納保持する裏面側の開口部53b,53b・・・を有する裏面側のキーキャビネット52bとからなる。
【0034】
そして、表面側のキーキャビネット52aの開口部53aに表面側のキートップ部51aを挿入し、裏面側のキーキャビネット52bの開口部53bに裏面側のキートップ部51bを挿入して、両キーキャビネット52a,52bを接合することにより、対向するキートップ部51a,51bが、両キーキャビネット52a,52b内で上下動可能に収納保持されている。
【0035】
キートップ部51a,51bには、その下部周辺にリング状のつば部54が形成されており、このつば部54が開口部53a,53bの内部周辺に当接することで、キートップ部51a,51bがキーキャビネット52a,52bから脱落しないようになっている。なお、キートップ部51a,51bの形状や構造については、種々の形態が考えられるが、これについては後述する。
【0036】
また、キーキャビネット52a,52bは、その内面側であって、開口部53a,53bの周辺部に、リブ片55が突設されている。このリブ片55が一方のキーキャビネット52aから突設されている場合には、他方のキーキャビネット52bの対向部分に凹部56が形成されており、両キーキャビネット52a,52bを接合したときには、リブ片55の先端が対向する凹部56に嵌まり込み、両キーキャビネット52a,52bが安定的に接合されるようになっている。
【0037】
このような構成のリバーシブルキーボード5の前端面5aには、第1検出突起部57と第2検出突起部58とが設けられており、後端面5bには、ロック用凹部59が設けられている。
【0038】
第1検出突起部57は、リバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11に装着されたか否かを検出するための突起部であり、前端面5aの左右方向の中央部に設けられている。また、第2検出突起部58は、リバーシブルキーボード5の表面側または裏面側のいずれの面を上に向けて装着されたかを検出するための突起部であり、前端面5aの左側または右側のいずれか一方の側に設けられている。なお、装着の有無の検出及び装着状態(すなわち、装着面のことで以降同様)の検出については後述する。
【0039】
また、ロック用凹部59は、リバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11に装着されたとき、その装着状態を固定するために用いられる凹部であり、後述するロック機構部6のロック用爪部62が挿入、係止されるようになっている。
【0040】
一方、装置本体1のキーボード装着用凹部11には、図1に示すように、リバーシブルキーボード5の前端面5aに対向する前端面11aに、リバーシブルキーボード5に設けられた第1検出突起部57が挿入される第1開口部12と、第2検出突起部58が挿入される第2開口部13及び第3開口部14とが形成されている。そして、第1開口部12内に第1検出スイッチ15が設けられ、第2開口部13内に第2検出スイッチ16が設けられている。また、第3開口部14内にはスイッチは設けられていない。すなわち、第1検出スイッチ15は、前端面11aの左右方向の中央部に設けられており、第2検出スイッチ16は、本実施の形態では、前端面11aの右側端部に設けられている。
【0041】
そして、第1検出スイッチ15とリバーシブルキーボード5の第1検出突起部57とが、リバーシブルキーボード5の装着の有無を検出するために使用され、第2検出スイッチ16とリバーシブルキーボード5の第2検出突起部58とが、リバーシブルキーボード5の装着状態の検出のために使用される。
【0042】
すなわち、第1検出スイッチ15と第1検出突起部57とは、いずれも左右方向の中央部に設けられていることから、リバーシブルキーボード5をキーボード装着用凹部11に装着するとき、リバーシブルキーボード5の表面側が上であっても、裏面側が上であっても、第1検出突起部57が第1検出スイッチ15を押し込んでオン状態とする。これにより、リバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11に装着されたことを常に検出することが可能となる。
【0043】
一方、第2検出スイッチ16と第2検出突起部58とは、左右方向の一方の側にのみ設けられている。そのため、リバーシブルキーボード5をキーボード装着用凹部11に装着するとき、例えばリバーシブルキーボード5の表面側が上である場合には、第2検出突起部58がキーボード装着用凹部11の前端面11aの左側に位置して、第3開口部14に挿入され、第2検出スイッチ16はオフ状態のままである。一方、リバーシブルキーボード5の裏面側が上である場合には、第2検出突起部58がキーボード装着用凹部11の前端面11aの右側に位置して、第2開口部13に挿入され、第2検出スイッチ16はオン状態となる。
【0044】
従って、この第2検出スイッチ16のオン、オフ状態によって、リバーシブルキーボード5の装着状態を検出することができる。すなわち、第1検出スイッチ15がオン状態であって、かつ、第2検出スイッチ16がオフ状態のとき、リバーシブルキーボード5が表面側を上にしてキーボード装着用凹部11に装着されていることになり、第1検出スイッチ15がオン状態であって、かつ、第2検出スイッチ16がオン状態のとき、リバーシブルキーボード5が裏面側を上にしてキーボード装着用凹部11に装着されていることになる。
【0045】
図6ないし図9は、ロック機構部6の構造を示しており、図6はキーボード装着用凹部11を一部拡大した平面図、図7は同底面図、図8は図6のC−C線概略断面図、図9(a),(b)は図6のD−D線概略断面図である。
【0046】
ロック機構部6は、装置本体1のキーボード装着用凹部11の下部であって、電池収納部22,22の間に設けられている。
【0047】
すなわち、ロック機構部6は、電池収納部22,22の間にロック本体部61が設けられている。このロック本体部61は、左右の電池収納部22,22に挟持される形で、前後方向(図9中、X1,X2方向)に摺動可能に設けられている。そして、このロック本体部61の後部側上面61aに、上方に起立した一対のロック用爪62,62が形成されている。
【0048】
また、ロック本体部61の後端面61bには、スプリング用凹部63が形成されており、このスプリング用凹部63と対向する装置本体1の上キャビネット1aにも、同様にスプリング用凹部1a1が形成されている。そして、これらスプリング用凹部63,1a1の間に、スプリング65が装着されている。
【0049】
また、ロック本体部61の底面61cには、下方に突出したロック解除用ノブ64(ロック解除機能を備えた請求項に記載の解除ボタン)が形成されている。ロック解除用ノブ64は、図7に示すように、装置本体1の下キャビネット1bに形成された長方形状の長穴1b1に嵌め込まれた状態で下キャビネット1bの下方に露出しており、この長穴1b1内で、前後方向(X1,X2方向)に摺動可能となっている。つまり、この長穴1b1によって、前後方向の摺動範囲が規制されるようになっている。ただし、ロック解除用ノブ64は、下キャビネット1bの下面からは突出しないように設けられており、電池蓋23を開けた状態でも、指等が不測に当たってロックが解除されることのないように考慮されている。
【0050】
このような構成のロック機構部6によれば、リバーシブルキーボード5が装着されていない状態では、図9(a)に示すように、スプリング65の弾発力によってロック本体部61がX2方向に付勢されており、ロック解除用ノブ64が、長穴1b1の前方側端部1b11に当接している。また、ロック用爪62は、キーボード装着用凹部11の後端面11bから若干突出した状態となっている。
【0051】
なお、リバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11に装着された状態においても、図14に示すように、ロック解除用ノブ64の位置は、リバーシブルキーボード5が装着されていない状態と同じ位置となる。
【0052】
一方、この状態で、下キャビネット1bから露出しているロック解除用ノブ64を、スプリング65の弾発力に対抗して後方側(X1方向)に摺動させると、図9(b)に示すように、キーボード装着用凹部11の後端面11bから若干突出していたロック用爪62が、キーボード装着用凹部11の後端面11bより、上キャビネット1a内に退没する。
【0053】
図10ないし図14は、上記構成のリバーシブルキーボード5を、上記構成のキーボード装着用凹部11に装着するときの動作を示している。
【0054】
まず最初に、図10に示すように、リバーシブルキーボード5の中央部の第1検出突起部57と、キーボード装着用凹部11の第1開口部12との位置を合わせるとともに、リバーシブルキーボード5の第2検出突起部58とキーボード装着用凹部11の第2開口部13または第3開口部14のいずれかと位置合わせを行う。つまり、リバーシブルキーボード5の表面側を上にして装着する場合には、図1に示すように、リバーシブルキーボード5の第2検出突起部58を第3開口部14に位置合わせし、リバーシブルキーボード5の裏面側を上にして装着する場合には、リバーシブルキーボード5の第2検出突起部58を第2開口部13に位置合わせする。
【0055】
次に、この状態で、図11に示すように、リバーシブルキーボード5の各検出突起部57,58を対向する開口部12,13(または14)に挿入し、リバーシブルキーボード5の後端面5b側を、キーボード装着用凹部11の後端面11b側に押し込む。
【0056】
これにより、図12に示すように、リバーシブルキーボード5の後端面5bがキーボード装着用凹部11の後端面11bに沿ってキーボード装着用凹部11内に挿入され、その挿入過程で、リバーシブルキーボード5の後端面5bの角部が、ロック用爪62を押圧して、ロック用爪62を後方側(X1方向)に押し込み、ロック本体部61全体が、後方側(X1方向)に摺動する。
【0057】
そして、図13に示すように、リバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11内に完全に嵌め込まれると、後方側に押し込まれていたロック用爪62が、スプリング65の弾発力によって、リバーシブルキーボード5の後端面5bに形成されたロック用凹部59に嵌まり込む。これにより、キーボード装着用凹部11に装着されたリバーシブルキーボード5を、キーボード装着用凹部11内に固定することができる。図14は、リバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11に装着されたときの、ロック用爪62とロック用凹部59との係合状態を拡大して示している。
【0058】
また、図14では、キーボード装着用凹部11に装着されたリバーシブルキーボード5の左側のキートップ部51aが、キー入力を行うために押し下げられた状態となっており、導電部33aとキーパターン21aとが接触して導通し、スイッチが入っている状態となっている。これにより、押し下げされている左側のキートップ部51aに表記されている機能が動作する。
【0059】
図15ないし図18は、装置本体1及びリバーシブルキーボード5の他の実施例を示しており、具体的には、キーボード装着用凹部11に設けられる第1検出スイッチ15a及び第2検出スイッチ16aの他の実施例を示している。図15はリバーシブルキーボード5を取り外した状態の情報処理装置の外観斜視図、図16は図15に示すE−E線概略断面図、図17はリバーシブルキーボード5を表面側を上に向けて装着した状態を示す概略断面図、図18はリバーシブルキーボード5を裏面側を上に向けて装着した状態を示す概略断面図である。
【0060】
すなわち、本実施例では、第1検出スイッチ(ゴムキー)15a及び第2検出スイッチ(ゴムキー)16aがキーボード装着用凹部11の底面11cに配置され、キーゴム33より上方に突出して設けられている。一方、リバーシブルキーボード5の表面側のキーキャビネット52aには、リバーシブルキーボード5を裏面側を上に向けてキーボード装着用凹部11に装着したとき、第2検出スイッチ16aに対向する箇所に検出用凹部52a1が設けられた構成となっている。
【0061】
すなわち、リバーシブルキーボード5をキーボード装着用凹部11に装着するとき、図17及び図18に示すように、リバーシブルキーボード5の表面側が上であっても、裏面側が上であっても、キーキャビネット52a,52bによって第1検出スイッチ15aが押し込まれ、第1検出スイッチ15aはオン状態となる。これにより、リバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11に装着されたことを常に検出することが可能となる。
【0062】
一方、リバーシブルキーボード5をキーボード装着用凹部11に装着するとき、例えばリバーシブルキーボード5の表面側が上である場合には、図17に示すように、裏面側のキーキャビネット52bによって第2検出スイッチ16aが押し込まれ、第2検出スイッチ16aはオン状態となる。一方、リバーシブルキーボード5の裏面側が上である場合には、図18に示すように、表面側のキーキャビネット52aの検出用凹部52a1に第2検出スイッチ16aが嵌まり込み、第2検出スイッチ16aはオフ状態のままである。
【0063】
従って、この第2検出スイッチ16aのオン、オフ状態によって、リバーシブルキーボード5の装着状態を検出することができる。すなわち、第1検出スイッチ15aがオン状態であって、かつ、第2検出スイッチ16aがオン状態のとき、リバーシブルキーボード5が表面側を上にしてキーボード装着用凹部11に装着されていることになり、第1検出スイッチ15aがオン状態であって、かつ、第2検出スイッチ16aがオフ状態のとき、リバーシブルキーボード5が裏面側を上にしてキーボード装着用凹部11に装着されていることになる。
【0064】
なお、本実施例の第2検出スイッチ16aと、上記実施例(図1等)の第2検出スイッチ16とは、検出時のオン、オフ状態が逆になる構成として説明しているが、本実施例においても、検出用凹部52a1をリバーシブルキーボード5の裏面側のキーキャビネット52bに設けることによって、上記実施例(図1等)の第2検出スイッチ16と同じオン、オフ状態で、リバーシブルキーボード5の装着状態を検出することができる。
【0065】
図19及び図20は、操作者の誤操作を防止し、かつ安全に配慮した工夫を示す説明図であり、図19は電池蓋23を取り外した状態の装置本体1の底面図、図20(a)は図19のF−F線概略断面図、同図(b)は電池蓋23を装着した状態の概略断面図である。
【0066】
本実施の形態の情報処理装置は、図20(b)に示すように、通常は、ロック解除用ノブ64を電池蓋23で覆う構造となっている。これにより、操作者の誤操作等によってリバーシブルキーボード5が不測に外れてしまうことを防止している。
【0067】
そして、これとは別に、キー基板21に電池蓋検出スイッチ25が取り付けられており、この電池蓋検出スイッチ25の可動部分25aが下キャビネット1bに形成された開口部1b2から若干突出して設けられている。一方、電池蓋23の裏面23aには、電池蓋23を下キャビネット1bに装着したとき、電池蓋検出スイッチ25の可動部分25aに対向する箇所に、電池蓋突起部23a1が設けられている。
【0068】
これにより、電池蓋検出スイッチ25は、電池蓋23が取り外されている場合にはオフ状態(図20(a)参照)となり、電池蓋23が下キャビネット1bに装着されている場合にはオン状態(図20(b)参照)となる。そして、この電池蓋検出スイッチ25のオン、オフ状態により、後述する内部回路の電源をオン、オフする構成としている。
【0069】
すなわち、電池蓋23が下キャビネット1bに装着されており、電池蓋検出スイッチ25がオン状態の場合に電源をオンとして内部回路に電流を供給し、電池蓋23が下キャビネット1bから取り外されて、電池蓋検出スイッチ25がオフ状態となったとき、電源をオフとして内部回路に電流を供給しないように構成している。この機構により、電池蓋23を装着した状態でないと、情報処理装置が動作せず、安全性に配慮した構造となっている。
【0070】
なお、この例では電池蓋23の開閉を検知して電源のオン、オフを行っているが、ロック解除用ノブ64の摺動を検知して電源のオン、オフを行うように構成することが可能である。例えば、図21に示すように、上記の電池蓋検出スイッチ25の代わりに、ロック本体部61の近傍にノブ検出スイッチ26を設けておく。そして、ロック解除用ノブ64が、図中X1方向に摺動することによって、ノブ検出スイッチ26がオン状態となるように配置する。これにより、ロック解除用ノブ64を図中X1方向に摺動して、リバーシブルキーボード5の固定を解除すると、ノブ検出スイッチ26がオン状態となって電源をオフし、内部回路に電流を供給しないように構成すればよい。
【0071】
図22は、リバーシブルキーボード5のキートップ部51a,51bの他の実施例を示している。すなわち、図5に示したキートップ部51a,51bは、それぞれ別体として形成されて、両キーキャビネット52a,52b内に収納保持されているが、本実施例では、表面側のキートップ51aと裏面側のキートップ部51bとが、例えば合成樹脂等によって一体成型されることにより、一体的に形成されたものである。これにより、両キートップ部51a,51bは一体となって、両キーキャビネット52a,52b間を上下動することになり、キーを操作するときのがたつきを無くすことができる。
【0072】
また、図23及び図24は、リバーシブルキーボード5のキートップ部51a,51bのさらに他の実施例を示している。すなわち、図5に示した別体のキートップ部51a,51bを、互いに嵌合することによって一体としたものである。
【0073】
すなわち、例えば表面側のキートップ部51aの内面中央部に、底面開口部より若干下方に突出した直方体形状の嵌合突起部51a1を形成し、裏面側のキートップ部51bの内面中央部に、底面開口部側に向かって開口する嵌合凹部51b1を形成する。この嵌合凹部51b1の開口形状は、嵌合突起部51a1が嵌まり込む形状とする。そして、両キートップ部51a,51bの底面開口部同士、すなわち両つば部54,54同士を合わせるようにして、両キートップ部51a,51bを両側から挟み込むように押圧すると、嵌合突起部51a1が嵌合凹部51b1に強制嵌合される。これにより、両キートップ部51a,51bは一体となって、両キーキャビネット52a,52b間を上下動することになり、キーを操作するときのがたつきを無くすことができる。
【0074】
また、図25及び図26は、図23に示すキートップ部51a,51bの変形例を示しており、図25は、リバーシブルキーボード5の表面側を上に向けた状態、図26は、リバーシブルキーボード5の裏面側を上に向けた状態を示している。
【0075】
すなわち、この例では、裏面側のキートップ部51bの外径寸法Zを、表面側のキートップ部51aの外径寸法Yより、小さく形成している。また、これに対応して、裏面側のキーキャビネット52bに形成される開口部53bの内径寸法も、表面側のキーキャビネット52aに形成される開口部53aの内径寸法より小さく形成している。
【0076】
また、キートップ部51a,51bの外径寸法や内径寸法を表面側と裏面側とで異ならせるだけでなく、その外観形状自体も異ならせることができる。例えば、表面側のキートップ部51aを長方形、裏面側のキートップ部51bを楕円形等とすることができる。この他にも、円形、三角形、菱形、六角形、星型等、種々の形状とすることができる。
【0077】
また、キートップ部51a,51bが個別に形成されていることで、キー自体の色も異ならせることができる。このように、キートップ部の外観形状や寸法、色等を種々異ならせることで、操作者に、リバーシブルキーボード5のどちら側の面を上に向けてキーボード装着用凹部11に装着しているのかを明確に認識させることができる。これにより、操作者の誤操作を確実に防止することができる。
【0078】
さらに、キートップ部51a,51bの外観(寸法、形状、色等)を表面側と裏面側とで異ならせるだけでなく、同じ面側においても異ならせることができる。図27は、表面側を上に向けて装着されたリバーシブルキーボード5において、その上部側に配置された関数キー(符号511により示す)であるキートップ部51aを寸法の小さい長方形状とし、下部側に配置されたテンキー(符号512により示す)であるキートップ部51aを寸法の大きな長方形状とした例である。また、図28は、裏面側を上に向けて装着されたリバーシブルキーボード5において、その上部側の関数キー(符号513により示す)キートップ部51bを小さな円形状とし、下部側のキートップ部51bを大きな長方形状としたものである。
【0079】
図29は、このようなリバーシブルキーボード5の各キートップ部51a,51bにキー文字を記入した具体例を示している。
【0080】
このリバーシブルキーボード5は、関数計算を行う際のキーボタンのレイアウトの文字例となっており、図29(a)に示す表面側のリバーシブルキーボード5のキーレイアウトは、関数機能の中でも高学年(例えば高等学校等)で使用される機能を表したキーレイアウトの例である。これに対し、図29(b)に示す裏面側のリバーシブルキーボード5のキーレイアウトは、関数機能の中でも低学年(例えば、中学校等)で使用される機能を表したキーレイアウトの例である。
【0081】
これらのキーレイアウトで、大きいキートップ部(符号512,514により示す)は、数字キーや加算除算キーなどのように、一般の計算機能を表した文字表示にしておき、表面側及び裏面側の両キートップ51a,51bの両方ともに同じ文字表示を行い、どちらを使用しても固定キーとして扱えるようにしている。
【0082】
そして、小さいキートップ部(符号511,513により示す)は、高学年用と低学年用とで、関数機能を使用する内容が変わる機能に割り当てるようにしている。ただし、高学年と低学年とで関数機能を扱う種類が同じであれば、小さいキートップ部の中でも、表面側と裏面側とが同じ関数機能となる場合もあり得ることになる。
【0083】
なお、キートップ部51a,51bの上部であって、キーキャビネット5a,5bの部分に関数機能の文字を表記しているのは、図示しないシフトキー等の押し下げによる機能拡張により、対応するキートップ部51a,51bの操作によりこの表記された関数機能の計算が行えることを示している。
【0084】
図31は、上記実施の形態1の情報処理装置の電気的構成を示すブロック図、及びリバーシブルキーボードの機能ブロック図である。
【0085】
この情報処理装置は、キー入力制御手段であるCPU100、キー入力部101、液晶パネル等からなる表示部102、リバーシブルキーボード5の装着状態を検出する検出手段103、ROM104、RAM105からなり、これらの回路ブロックが装置本体1に収納されている。
【0086】
CPU100は、格納されているプログラムに基づいて、情報処理装置全体を制御する。
【0087】
キー入力部101は、図1に示すように、固定部として設けられた関数キー31及びカーソルキー32と、キーボード装着用凹部11の底面に設けられたキーゴム33とから構成され、所定のキーを操作することにより、処理コマンドをCPU100に入力する。
【0088】
表示部102は、CPU100から伝えられる制御信号により、表示動作を実行する。
【0089】
検出手段103は、上記したように、リバーシブルキーボード5の装着の有無を検出する第1検出スイッチ15と、リバーシブルキーボード5の装着状態を検出する第2検出スイッチ16とから構成され、検出した情報(オン、オフ情報)をCPU100に入力する。
【0090】
ROM104は、情報処理装置の動作に必要なプログラム及び固定データを格納するとともに、固定部の関数キー31及びカーソルキー32、リバーシブルキーボード5の表面側及び裏面側の各関数キーやテンキー等の各キー信号パターンを格納している。
【0091】
RAM105は、情報処理装置の処理に必要なデータを一時的に記憶するものであり、キーの操作により入力された処理コマンドを格納している。また、検出手段103により検出された情報に基づき、現在のリバーシブルキーボード5の装着面のキー信号パターンもROM104から転送されて格納される。
【0092】
一方、リバーシブルキーボード5は、図27及び図28に示すように、表面側の関数キー511及びテンキー512と、裏面側の関数キー513及びテンキー514と、キーキャビネット52a,52bと、リバーシブルキーボード5の装着状態を検出する検出手段501とからなる。
【0093】
検出手段501は、図1に示すように、リバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11に装着されたか否かを検出するための第1検出突起部57と、リバーシブルキーボード5の表面側または裏面側のいずれの面を上に向けて装着されたかを検出するための第2検出突起部58とから構成され、リバーシブルキーボード5が装着されたことにより、伝えられた情報は、情報処理装置の検出手段103を通じてCPU100に入力される。
【0094】
次に、上記構成の情報処理装置において、リバーシブルキーボードを装置本体に装着したときの実行処理、及びリバーシブルキーボードまたは電池の交換を行ったときの実行処理を、図32及び図33に示すフローチャートを参照して説明する。
【0095】
(1)最初に、リバーシブルキーボード5を装置本体1に装着したときの処理について、図32に示すフローチャートを参照して説明する。
【0096】
まず、リバーシブルキーボード5をキーボード装着用凹部11に装着する(ステップS1)。このときのリバーシブルキーボード5の装着は、図10〜図13の手順で行う。そして、電池を電池収納部22,22に収納して、電池蓋23を下キャビネット1bに取り付け、電源をオンにする(ステップS2)。これにより、ROM104内に格納されている電池蓋検出プログラムが起動し(ステップS3)、電池蓋検出スイッチ25がオンであるかオフであるかを確認する(ステップS4)。
【0097】
電池蓋検出スイッチ25が図20(b)に示すようにオンであれば、ROM104内に格納されているキーボード検出プログラムを起動する(ステップS5)。一方、電池蓋検出スイッチ25が装着忘れや装着ミスなどでオフであれば、ステップS4からステップS1に戻り、再度やり直しすることになる。
【0098】
キーボード検出プログラムを起動すると、次に、第1検出スイッチ15がオンであるかオフであるかを確認する(ステップS6)。その結果、第1検出スイッチ15がオンであれば、ROM104内に格納されているキーボード装着方向検出プログラムを起動する(ステップS7)。一方、第1検出スイッチ15が装着忘れや装着ミスなどでオフであれば、ステップS6からステップS1に戻り、再度やり直しすることになる。
【0099】
キーボード装着方向検出プログラムを起動すると、次に、第2検出スイッチ16がオンであるかオフであるかを確認する(ステップS8)。その結果、第2検出スイッチ16がオフであれば、リバーシブルキーボード5がその表面側を上に向けて装着されていることになるので、表面側のキー信号パターン(オフ時のキー信号パターン)をROM104から抽出する(ステップS9)。また、第2検出スイッチ16がオンであれば、リバーシブルキーボード5がその裏面側を上に向けて装着されていることになるので、裏面側のキー信号パターン(オン時のキー信号パターン)をROM104から抽出する(ステップS10)。
【0100】
そして、ステップS9またはステップS10にて抽出したキー信号パターンをRAM105に転送し(ステップS11)、リバーシブルキーボード5の装着状態に対応したキー信号パターンをRAM105に保存する(ステップS12)。
【0101】
この後、装着されたリバーシブルキーボード5のキー入力があれば(ステップS13でYESと判断されれば)、RAM105内に格納されているキー信号パターンのキー信号を出力し(ステップS14)、出力されたキー信号の処理を実行する(ステップS15)。このようなステップS14、ステップS15の処理を、キー入力がある度に実行する。なお、ステップS13でキー入力がなければ、待機状態で終了となる。
【0102】
(2)次に、リバーシブルキーボード5または電池の交換を行った場合の処理について、図33に示すフローチャートを参照して説明する。
【0103】
まず、電池蓋23を取り外すことにより、図20(a)に示すように、電池蓋検出スイッチ25がオフとなる(ステップS21)。このとき、情報処理装置が計算中かどうかを確認する(ステップS22)。その結果、計算途中であれば(ステップS22でYESと判断されれば)、その内容をRAMに保存し(ステップS23)、その後、電源をオフとする(ステップS24)。一方、計算途中でなければ(ステップS22でNOと判断されれば)、ステップS24ヘと動作を進め、そのまま電源をオフとする。
【0104】
その後、電池の交換か、リバーシブルキーボード5の交換かを確認するために、第1検出スイッチ15のオン、オフ状態を確認する(ステップS25)。その結果、リバーシブルキーボード5の交換であれば、第1検出スイッチ15がオフ状態となるので、ステップS23で保存していた計算途中の内容を消去し(ステップS26)、キー信号パターンも消去する(ステップS27)。そして、リバーシブルキーボード5の交換作業を終了する(ステップS28)。
【0105】
この後、電源をオンすることになるが、その後のステップS29〜ステップS42は、上記したステップS2〜ステップS15と同様の処理であるので、ここでは説明を省略する。
【0106】
一方、ステップS25において、リバーシブルキーボード5の交換でない場合には、第1検出スイッチ15はオン状態のままであるので、電池の交換を行うことになる(ステップS43)。そして、電池を交換し、その後、リバーシブルキーボード5を交換する場合(ステップS44でYESと判断された場合)には、ステップS25に戻って、その後の処理を行う。一方、リバーシブルキーボード5を交換しない場合(ステップS44でNOと判断された場合)には、電池交換だけであったので、その後に電源をオンにする(ステップS45)。そして、ステップS23において、計算途中の内容をRAM105に保存していた場合には、その計算途中の内容を復帰させて(ステップS46)、ステップS40に進み、次のキー入力を行うことになる。
【0107】
以上が、実施の形態1の情報処理装置における処理動作の説明である。
【0108】
[実施の形態2]
図30は、本発明に係わるリバーシブルキーボードを備えた情報処理装置の実施の形態2を示しており、リバーシブルキーボードを取り外した状態の情報処理装置の外観斜視図である。ただし、図30には、取り外した状態の各リバーシブルキーボード5A,5Bが、表面側を上に向けた状態と、裏面側を上に向けた状態の2つの状態でそれぞれ示されている。
【0109】
装置本体1及びリバーシブルキーボード5A,5Bの基本的な構成は、上記の図1ないし図29を参照して説明した実施の形態1の装置本体1及びリバーシブルキーボード5と同様である。従って、実施の形態1の装置本体1及びリバーシブルキーボード5と同じ構成の部分については同符号を付すこととし、詳細な説明を省略する。
【0110】
違うところは、上記実施の形態1の情報処理装置が、単一のリバーシブルキーボード5の装着が可能であったのに対し、本実施の形態2の情報処理装置では、複数(この例では2つ)のリバーシブルキーボード5A,5Bの装着が可能となっている点である。そのため、実施の形態1では必要でなかったリバーシブルキーボード5A,5Bの種類の検出が、本実施の形態2では必要となり、そのための構成を追加した点が実施の形態1とは異なっている。
【0111】
すなわち、本実施の形態2では、装置本体1のキーボード装着用凹部11の前端面11aに、第2検出スイッチ16に隣接して、リバーシブルキーボード5の種類を検出する第3検出スイッチ17が追加されている。
【0112】
一方、1つ目のリバーシブルキーボード5Aは、上記実施の形態1のリバーシブルキーボード5と全く同じ構成であるが、追加された2つ目のリバーシブルキーボード5Bは、その前端面5Baに、キーボードの種類を検出するための第3検出突起部70と第4検出突起部71とが追加されている。第3検出突起部70は、第2検出突起部58と同じ側に隣接して設けられ、第4検出突起部71は、第1検出突起部57を挟んで第3検出突起部70とは反対側の対称位置に設けられている。
【0113】
すなわち、第3検出突起部70と第4検出突起部71とは、左右方向の対称位置に設けられていることから、リバーシブルキーボード5Bをキーボード装着用凹部11に装着するとき、リバーシブルキーボード5Bの表面側が上であっても、裏面側が上であっても、第3検出突起部70または第4検出突起部71のいずれかが第3検出スイッチ17を押し込んでオン状態とする。
【0114】
一方、リバーシブルキーボード5Aには、第3検出スイッチ17をオン状態とする突起部(第3検出突起部70及び第4検出突起部71)が設けられていないので、リバーシブルキーボード5Aをキーボード装着用凹部11に装着しても、第3検出スイッチ17はオフ状態のままである。これにより、情報処理装置は、リバーシブルキーボードの種類、すなわち、リバーシブルキーボード5Aが装着されているのか、リバーシブルキーボード5Bが装着されているのかを検出することが可能となる。
【0115】
図34は、上記実施の形態2の情報処理装置の電気的構成を示すブロック図、及びリバーシブルキーボードの機能ブロック図である。
【0116】
本実施の形態2の情報処理装置は、図31に示す実施の形態1の情報処理装置に、第3検出スイッチ17と、第3検出突起部70及び第4検出突起部71とが追加された構成となっている。そのため、実施の形態1の情報処理装置の構成と同じ構成については同符号を付すこととし、詳細な説明を省略する。ただし、ROM104には、1つ目のリバーシブルキーボード5Aの表面側及び裏面側のキー信号パターンの他に、2つ目のリバーシブルキーボード5Bの表面側及び裏面側のキー信号パターンも格納されている。
【0117】
次に、上記構成の情報処理装置における処理動作について説明する。
【0118】
実施の形態2における処理動作と、実施の形態1における処理動作との違いは、リバーシブルキーボードの装着時に、第3検出スイッチ17のオン、オフ状態を検出することにより、装着されているリバーシブルキーボードの種類も検出する点であり、その他の処理動作は、実施の形態1における処理動作と同様である。従って、ここでは異なる処理動作についてのみ説明する。
【0119】
また、上記実施の形態1では、(1)リバーシブルキーボードを装置本体に装着したときの処理(図32参照)、(2)リバーシブルキーボードまたは電池の交換を行った場合の処理(図33参照)の2つの処理についてそれぞれ説明しているが、本実施の形態2における処理で異なることろは、上記(1)、(2)の処理に共通に適用できるため、ここでは、上記(1)の処理に適用した場合について、図35に示す要部のフローチャートを参照して説明する。
【0120】
まず、リバーシブルキーボード5Aまたは5Bを装置本体1に装着したときの処理について、図32に示すステップS6から説明する。
【0121】
すなわち、図32に示すステップS6において、第1検出スイッチ15がオンである場合には、次に、第3検出スイッチ17のオン、オフ状態を確認して、装着されているリバーシブルキーボードの種類を確認する(ステップS51)。その結果、第3検出スイッチ17がオン状態である場合には、装着されているリバーシブルキーボードが2つ目のリバーシブルキーボード5Bであると判断する(ステップS53)。一方、第3検出スイッチ17がオフ状態である場合には、装着されているリバーシブルキーボードが1つ目のリバーシブルキーボード5Aであると判断する(ステップS52)。
【0122】
そして、ステップS54へと動作を進め、ROM104内に格納されているキーボード装着方向検出プログラムを起動する。
【0123】
キーボード装着方向検出プログラムを起動すると、次に、第2検出スイッチ16がオンであるかオフであるかを確認する(ステップS55)。その結果、第2検出スイッチ16がオフであれば、リバーシブルキーボードがその表面側を上に向けて装着されていることになるので、先のステップS51で検出した種類のリバーシブルキーボード5Aまたは5Bの表面側のキー信号パターン(オフ時のキー信号パターン)をROM104から抽出する(ステップS56)。また、第2検出スイッチ16がオンであれば、リバーシブルキーボードがその裏面側を上に向けて装着されていることになるので、先のステップS51で検出した種類のリバーシブルキーボード5Aまたは5Bの裏面側のキー信号パターン(オン時のキー信号パターン)をROM104から抽出する(ステップS57)。その後の処理は、図32に示すステップS11以降の処理となる。
【0124】
一方、リバーシブルキーボード5A,5Bまたは電池の交換を行った場合の処理((2)の処理に適用した場合)については、図33に示すステップS33において、第1検出スイッチ15がオンである場合に、上記と同様、ステップS51の処理が開始される。そして、ステップS56またはステップS57の処理を終了すると、その後の処理は、図33に示すステップS38以降の処理となる。
【0125】
【発明の効果】
本発明のリバーシブルキーボードは、キースイッチ部を押し下げするキートップ部と、このキートップ部を収納保持する開口部を有するキーキャビネットとからなり、前記開口部は、キーキャビネットの表面側及び裏面側に貫通して形成されており、この開口部に、表面側に突出する表面側キートップ部と裏面側に突出する裏面側キートップ部とが上下動可能に収納保持された構成となっている。これにより、内部に電気的な構成を持たない簡単な構造によって、表裏両面に異なるキー機能を搭載したリバーシブルキーボードを実現することができる。また、構造が簡易であるため、小型軽量化、製造原価の低減を図ることができる。
【0126】
また、表面側キートップ部と裏面側キートップ部とが樹脂等により一体的に形成されていてもよい。これにより、部品点数を削減することができるとともに、リバーシブルキーボードの製造も簡単なものとなる。
【0127】
また、表面側キートップ部と裏面側キートップ部とは、個別に形成されていてもよい。この場合には、各キートップ部を薄く形成することができるので、リバーシブルキーボードの軽量化を図ることができる。
【0128】
また、表面側キートップ部と裏面側キートップ部とは、その外観が異なるように形成してもよい。このように、表面側キートップ部と裏面側キートップ部とで外観を異ならせることにより、リバーシブルキーボードのどちらの面を上にして装着されているかが容易に分かるので、人為的な操作ミスを低減することができる。
【0129】
また、本発明の情報処理装置は、上記構成のリバーシブルキーボードの装着の有無を検出する第1検出手段と、リバーシブルキーボードのどちらの面を上に向けて装着されたかを検出する第2検出手段と、第2検出手段の検出結果に基づき、装着されたリバーシブルキーボードの装着方向に応じてキー入力による制御機能を切り替えるキー入力制御手段とを備えた構成としている。このように、着脱可能なリバーシブルキーボードの表面側と裏面側とを使い分けることにより、キー入力機能を拡張した情報処理装置を提供することができる。
【0130】
この場合、第1検出手段及び第2検出手段として、プッシュスイッチまたはキースイッチを用いることが可能であり、このようなスイッチのオン、オフ状態によって、リバーシブルキーボードの装着の有無や装着面を確実に検出することができる。
【0131】
また、本発明の情報処理装置によれば、このようなリバーシブルキーボードを2種類以上用意するとともに、これらリバーシブルキーボードの種類を検出する第3検出手段を備え、キー入力制御手段は、第2検出手段及び第3検出手段の検出結果に基づき、装着されたリバーシブルキーボードの種類と装着方向とに応じてキー入力による制御機能を切り替える構成としている。このように、リバーシブルキーボードを複数用意することで、より多様なキー入力制御を行うことが可能となる。
【0132】
この場合、第3検出手段として、プッシュスイッチまたはキースイッチを用いることが可能である。すなわち、このスイッチのオン、オフ状態によって、リバーシブルキーボードの種類を確実に検出することができる。
【0133】
また、キースイッチ部に装着されたリバーシブルキーボードをロックするロック機構部が装置本体に設けられているとともに、リバーシブルキーボードのロックを解除する解除ボタンがロック機構部に設けられた構成としている。このように、ロック機構部を設けることによって、キーボードを操作中に、リバーシブルキーボードが装置本体から不測に外れるといった事態を確実に防止することができる。また、リバーシブルキーボードの操作面を入れ替える場合には、解除ボタンを操作することによってロックを解除することができる。
【0134】
この場合、解除ボタンは、装置本体の裏面側に設けられており、かつ、装置本体の裏面側に装着された蓋体によって被覆されている。これにより、キーボードを操作中に、誤って解除ボタンに触れる心配がないので、リバーシブルキーボードが装置本体から不測に外れてしまうといった事態も発生しない。
【0135】
また、本発明の情報処理装置によれば、蓋体が装置本体から取り外された場合に電源をオフする電源オフ制御手段を備えた構成としている。また、リバーシブルキーボードがキースイッチ部から取り外された場合に電源をオフする電源オフ制御手段を備えた構成としている。これにより、リバーシブルキーボードを着脱するときに、フリーズ状態等の異常な状態を引き起こさず、安全にリバーシブルキーボードの着脱や電池の効果等を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるリバーシブルキーボードを備えた情報処理装置の実施の形態1を示しており、リバーシブルキーボードを取り外した状態の情報処理装置の外観斜視図である。
【図2】リバーシブルキーボードを装着した状態の情報処理装置の外観斜視図である。
【図3】リバーシブルキーボードを取り外した状態の平面図である。
【図4】図3に示す装置本体のA−A線概略断面図である。
【図5】図3に示すリバーシブルキーボード5のB−B線概略断面図である。
【図6】キーボード装着用凹部を一部拡大した、ロック機構部の構造を示す平面図である。
【図7】キーボード装着用凹部の底面を一部拡大した、ロック機構部の構造を示す底面図である。
【図8】図6に示すC−C線概略断面図である。
【図9】(a),(b)は図6に示すD−D線概略断面図である。
【図10】リバーシブルキーボードをキーボード装着用凹部に装着するときの動作を示す側面より見た概略断面図である。
【図11】リバーシブルキーボードをキーボード装着用凹部に装着するときの動作を示す側面より見た概略断面図である。
【図12】リバーシブルキーボードをキーボード装着用凹部に装着するときの動作を示す側面より見た概略断面図である。
【図13】リバーシブルキーボードをキーボード装着用凹部に装着するときの動作を示す側面より見た概略断面図である。
【図14】リバーシブルキーボードがキーボード装着用凹部に装着されたときの、ロック用爪とロック用凹部との係合状態を拡大して示す概略断面図である。
【図15】装置本体及びリバーシブルキーボードの他の実施例であって、リバーシブルキーボードを取り外した状態の情報処理装置の外観斜視図である。
【図16】図15に示すE−E線概略断面図である。
【図17】リバーシブルキーボードを表面側を上に向けて装着した状態を示す概略断面図である。
【図18】リバーシブルキーボードを裏面側を上に向けて装着した状態を示す概略断面図である。
【図19】電池蓋を取り外した状態の装置本体の底面図である。
【図20】(a)は図19のF−F線概略断面図、(b)は電池蓋を装着した状態の概略断面図である。
【図21】ロック機構部周辺の構造を示す一部拡大した概略断面図である。
【図22】リバーシブルキーボードのキートップ部の他の実施例を示す概略断面図である。
【図23】リバーシブルキーボードのキートップ部のさらに他の実施例を示す概略断面図である。
【図24】図23に示すリバーシブルキーボードのキートップ部の斜視図である。
【図25】図23に示すキートップ部の変形例を示しており、リバーシブルキーボードの表面側を上に向けた状態を示す概略断面図である。
【図26】図23に示すキートップ部の変形例を示しており、リバーシブルキーボードの裏面側を上に向けた状態を示す概略断面図である。
【図27】装置本体に、キートップ部の外観の異なるリバーシブルキーボードを、表面側を上に向けて装着した状態を示す平面図である。
【図28】装置本体に、キートップ部の外観の異なるリバーシブルキーボードを、裏面側を上に向けて装着した状態を示す平面図である。
【図29】リバーシブルキーボードの各キートップ部にキー文字を記入した具体例を示す説明図であり、(a)は表面側、(b)は裏面側を示している。
【図30】本発明に係わるリバーシブルキーボードを備えた情報処理装置の実施の形態2を示しており、リバーシブルキーボードを取り外した状態の情報処理装置の外観斜視図である。
【図31】実施の形態1の情報処理装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図32】実施の形態1の情報処理装置において、リバーシブルキーボードを装置本体に装着したときの処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図33】実施の形態1の情報処理装置において、リバーシブルキーボードまたは電池の交換を行った場合の処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図34】実施の形態2の情報処理装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図35】実施の形態2の情報処理装置において、リバーシブルキーボードを装置本体に装着したときの処理動作、及びリバーシブルキーボードまたは電池の交換を行った場合の処理動作の要部のみを説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 装置本体
2 表示部
3 キー入力部
5 リバーシブルキーボード
6 ロック機構部
11 キーボード装着用凹部
12 第1開口部
13 第2開口部
14 第3開口部
15,15a 第1検出スイッチ
16,16a 第2検出スイッチ
17 第3検出スイッチ
22 電池収納部
23 電池蓋
31 関数キー
32 カーソルキー
33 キーゴム
51a 表面側のキートップ部
51b 裏面側のキートップ部
52a 表面側のキーキャビネット
52b 裏面側のキーキャビネット
53a 表面側の開口部
53b 裏面側の開口部
54 つば部
55 リブ片
56 凹部
57 第1検出突起部
58 第2検出突起部
59 ロック用凹部
61 ロック本体部
62 ロック用爪部
63 スプリング用凹部
64 ロック解除用ノブ
70 第3検出突起部
71 第4検出突起部

Claims (14)

  1. 情報処理装置のキースイッチ部に、表面側または裏面側のいずれか一方の面を上に向けて装着することにより、制御機能の異なるキー入力を行うことのできるリバーシブルキーボードであって、
    前記キースイッチ部を押し下げするキートップ部と、このキートップ部を収納保持する開口部を有するキーキャビネットとからなり、
    前記開口部は、キーキャビネットの表面側及び裏面側に貫通して形成されており、この開口部に、表面側に突出する表面側キートップ部と裏面側に突出する裏面側キートップ部とが上下動可能に収納保持されていることを特徴とするリバーシブルキーボード。
  2. 前記表面側キートップ部と裏面側キートップ部とが一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のリバーシブルキーボード。
  3. 前記表面側キートップ部と裏面側キートップ部とが個別に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のリバーシブルキーボード。
  4. 前記表面側キートップ部と裏面側キートップ部の外観が異なることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のリバーシブルキーボード。
  5. 前記表面側キートップ部と裏面側キートップ部とは、形状、寸法または外観色の少なくともいずれか1つ以上が異なっていることを特徴とする請求項4に記載のリバーシブルキーボード。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のリバーシブルキーボードが、キースイッチ部に着脱可能に設けられた情報処理装置であって、
    前記リバーシブルキーボードの装着の有無を検出する第1検出手段と、
    前記リバーシブルキーボードのどちらの面を上に向けて装着されたかを検出する第2検出手段と、
    前記第2検出手段の検出結果に基づき、装着されたリバーシブルキーボードの装着方向に応じてキー入力による制御機能を切り替えるキー入力制御手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  7. 前記第1検出手段及び第2検出手段が、プッシュスイッチまたはキースイッチであることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記リバーシブルキーボードを2種類以上有するとともに、これらリバーシブルキーボードの種類を検出する第3検出手段を備え、
    前記キー入力制御手段は、前記第2検出手段及び第3検出手段の検出結果に基づき、装着されたリバーシブルキーボードの種類と装着方向とに応じてキー入力による制御機能を切り替えることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記第3検出手段が、プッシュスイッチまたはキースイッチであることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. キースイッチ部に装着されたリバーシブルキーボードをロックするロック機構部が装置本体に設けられていることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の情報処理装置。
  11. リバーシブルキーボードのロックを解除する解除ボタンが前記ロック機構部に設けられていることを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記解除ボタンが装置本体の裏面側に設けられており、かつ、装置本体の裏面側に装着された蓋体によって被覆されていることを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  13. 前記蓋体が装置本体から取り外された場合に電源をオフする電源オフ制御手段を備えたことを特徴とする請求項12に記載の情報処理装置。
  14. 前記リバーシブルキーボードが前記キースイッチ部から取り外された場合に電源をオフする電源オフ制御手段を備えたことを特徴とする請求項6ないし請求項12のいずれかに記載の情報処理装置。
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