JP3828451B2 - リバーシブルキーボード及び情報処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、着脱可能なキーユニットの表面と裏面とを使い分けることにより、機能を拡張することを可能としたリバーシブルキーボード及びこのリバーシブルキーボードを備えた情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、キーボードの両面にキートップ部を設け、キーボードの上下を入れ換えて装置本体に装着することにより、キー機能の拡張を図った情報処理装置が提案されている。
【0003】
しかしながら、このような情報処理装置は、キーボードの内部に基板等の電気的構成を備える必要があるため、キーボード自体が回路的に複雑、かつ大型化し、コスト的にも安価に提供できないといった問題があった。
【0004】
一方、このような基板等の電気的構成を備えることなく、キースイッチ部とキートップ部とを分離する構造のものも提案されている。
【0005】
例えば、特開平6−189383号公報に記載のものは、ワイヤレスリモコンであって、複数の扉のうちから自分が最も頻繁に使用すると思われる機能の操作釦が付いている扉を選び出し、これを本体側のヒンジ部に取り付ける。そして、この扉を閉めると、扉の裏面に設けられている凸部が、操作面上の複数の押圧スイッチのいずれかを押し付け、この押圧スイッチのスイッチ状態の変化の検出により、扉が閉じられた状態になったことを判別する。この状態で利用者が扉表面の操作釦を押すと、その真下に位置する本体の操作面上の操作釦が押されるが、このとき制御回路は、本体操作面側に表示されている機能ではなく、扉表面側に表示されている機能について制御を行う構成となっている。
【0006】
また、特開2000−87415号公報に記載のものは、人体局部洗浄装置であって、便座の側方に袖部が配設されており、この袖部に操作装置が配設されている。この操作装置は、操作スイッチと操作スイッチを覆う着脱可能な蓋とからなり、蓋表面に押釦が配設され、押釦の押圧操作に機械的に連動して操作スイッチが押圧される構成となっている。
【0007】
また、特開2000−267795号公報に記載のものは、携帯用電子機器であって、操作スイッチを有する機器本体と、操作スイッチを押圧する操作ボタンを有し、機器本体に回動自在に装着される操作パネルとを備え、操作パネルを機器本体から着脱自在にするとともに、別の操作パネルと取り替え可能とする。そして、複数種類の操作パネルを用意しておき、操作ボタンの形状等が異なる操作パネルを選択して機器本体に装着することで、利用者の嗜好を満足させるとともに、操作性の向上を図っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載の従来技術は、いずれも操作パネルの差し替えを前提に創案されたものであり、操作パネル単体としては1種類のみである。また、操作パネルの裏面を別の操作パネルとして利用するといった発想も全くない。
【0009】
本発明はかかる点に着目して創案されたもので、その目的は、情報処理装置のキースイッチ部に、表面側または裏面側のいずれか一方の面を上に向けて装着することにより、制御機能の異なるキー入力を行うことのできるリバーシブルキーボード及びこのリバーシブルキーボードを備えた情報処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のリバーシブルキーボードは、装置本体のキースイッチ部に表面側または裏面側のいずれかの面を上に向けて装着することにより、装置のキー入力を行うことのできるリバーシブルキーボードであって、前記キースイッチ部を押し下げするキートップ部と、このキートップ部を収納保持する開口部を有するキーキャビネットとからなり、前記開口部は、キーキャビネットの表面側及び裏面側に貫通して形成されており、この開口部に、表面側に突出する表面側キートップ部と裏面側に突出する裏面側キートップ部とが上下動可能に収納保持された構造において、表面側キートップ部と裏面側キートップ部の数が異なることを特徴とする。また、面側キートップ部と裏面側キートップ部とは、一体的に形成されていてもよいし、個別に形成されていてもよい。また、個別に形成されている場合であっても、互いに嵌め合わせることによって一体に連結することができるようになっていてもよい。
【0011】
このような特徴を有する本発明によれば、内部に電気的な構成を持たない簡単な構造によって、表裏両面に異なるキー機能を搭載したリバーシブルキーボードを実現することができる。また、構造が簡易であるため、小型軽量化、製造原価の低減を図ることができる。
【0012】
また、1つの開口部に収納保持された表面側キートップ部の数を例えば1個とし、裏面側キートップ部の数を例えば2個としておけば、リバーシブルキーボードを表裏反転させてキースイッチ部に装着したときに、より多種多様なキー入力制御が可能となる。
【0013】
この場合、表面側キートップ部と裏面側キートップ部とは、樹脂等により一体的に形成されて開口部に収納保持されていてもよい。また、表面側キートップ部と裏面側キートップ部とが個別に形成されるとともに、互いに嵌め合わせることによって一体に連結されて開口部に収納保持されていてもよい。
【0014】
また、表面側キートップ部と裏面側キートップ部とは、個別に形成されていてもよい。この場合には、表面側キートップ部の下面と裏面側キートップ部の下面とを合わせるようにし、この合わせ部分を開口部に収納保持すればよい。
【0015】
また、表面側キートップ部と裏面側キートップ部とは、その外観が異なるように形成してもよい。例えば、形状、寸法または外観色の少なくともいずれか1つ以上が異なるように形成する。このように表面側キートップ部と裏面側キートップ部とで外観を異ならせることにより、リバーシブルキーボードのどちらの面を上にして装着されているかが容易に分かるので、人為的な操作ミスを低減することができる。
【0016】
また、本発明のリバーシブルキーボードは、装置本体のキースイッチ部に表面側または裏面側のいずれかの面を上に向けて装着することにより、装置のキー入力を行うことのできるリバーシブルキーボードであって、前記キースイッチ部を押し下げするキートップ部と、このキートップ部を収納保持する開口部を有するキーキャビネットとからなり、前記開口部は、キーキャビネットの表面側及び裏面側に貫通して形成されており、この開口部に、表面側に突出する表面側キートップ部と裏面側に突出する裏面側キートップ部とが上下動可能に収納保持された構造において、前記表面側キートップ部の突出部と前記裏面側キートップ部の突出部とをずらせて設けることを特徴とする。また、表面側キートップ部と裏面側キートップ部とは、一体的に形成されていてもよいし、個別に形成されていてもよい。また、個別に形成されている場合であっても、互いに嵌め合わせることによって一体に連結することができるようになっていてもよい。
【0017】
このような特徴を有する本発明によれば、表面側キートップ部の突出部の位置と裏面側キートップ部の突出部の位置とが、開口部内において互いに対向しないようにずらせて設けられていることから、リバーシブルキーボードを例えば表面側を上に向けた状態から、裏面側を上に向けた状態に入れ替えたとき、装置本体のキースイッチ部に当接するキートップ部の位置が異なることになる。そのため、キースイッチ部に、表面側キートップ部および裏面側キートップ部のそれぞれの当接位置に対応してキーパターンを予め形成しておけば、リバーシブルキーボードがどちらの面を上に向けて装着されているのかを検出しなくても、装着されたリバーシブルキーボードに対応したキー入力制御を行うことが可能となる。つまり、リバーシブルキーボードがどちらの面を上に向けて装着されているのかを検出する検出手段が不要となる。
【0018】
また、本発明の情報処理装置は、装置本体のキースイッチ部に表面側または裏面側のいずれかの面を上に向けて装着することにより、装置のキー入力を行うことのできるリバーシブルキーボードと、前記キースイッチ部に装着されたリバーシブルキーボードの装着面側方向に応じてキー入力による制御機能を切り替えるキー入力制御手段とを備え、前記キー入力制御手段は、キー入力の途中で前記リバーシブルキーボードの表面と裏面との入れ替えが行われた後のリバーシブルキーボードのキー入力による制御を継続することを特徴とする。
【0019】
このような特徴を有する本発明によれば、リバーシブルキーボードを例えば表面側を上に向けてキースイッチ部に装着した状態でキー入力を行っている途中で、リバーシブルキーボードをキースイッチ部から一旦取り外して表裏を入れ替えても、電源がオン状態であるので、それまでの入力を有効として、その後のキー入力制御を継続することができる。
【0020】
また、本発明の情報処理装置は、前記キースイッチ部へのリバーシブルキーボードの装着の有無を検出する第1検出手段をさらに備え、前記キー入力制御手段は、前記第1検出手段によりリバーシブルキーボードがキースイッチ部に装着されていないことを検出している場合には、キー入力の制御を停止するようになっていることを特徴とする。
【0021】
このような特徴を有する本発明によれば、リバーシブルキーボードがキースイッチ部に装着されていないときには、一切のキー入力の制御を停止するように構成されているので、操作者の意図しない不測の誤ったキー入力を確実に防止することができる。
【0022】
また、本発明の情報処理装置は、前記リバーシブルキーボードのどちらの面を上に向けて装着されたかを検出する第2検出手段をさらに備え、前記キー入力制御手段は、前記第2検出手段の検出結果に基づき、装着されたリバーシブルキーボードの装着方向に応じてキー入力による制御機能を切り替えることを特徴とする。
【0023】
このような特徴を有する本発明によれば、第1検出手段によってリバーシブルキーボードが装着されたことを検出し、第2検出手段によって例えば表面側を上に向けて装着されたことを検出した場合には、キー入力制御手段は、キー入力の機能を、表面側のキー入力機能に切り替えてキー入力制御を行う。また、第1検出手段によってリバーシブルキーボードが装着されたことを検出し、第2検出手段によって裏面側を上に向けて装着されたことを検出した場合には、キー入力制御手段は、キー入力の機能を、裏面側のキー入力機能に切り替えてキー入力制御を行う。
【0024】
また、本発明の情報処理装置は、前記リバーシブルキーボードを2種類以上有するとともに、これらリバーシブルキーボードの種類を検出する第3検出手段を備え、前記キー入力制御手段は、前記第2検出手段及び第3検出手段の検出結果に基づき、装着されたリバーシブルキーボードの種類と装着方向とに応じてキー入力による制御機能を切り替えることを特徴とする。
【0025】
このように、リバーシブルキーボードを複数用意することで、より多様なキー入力制御を行うことが可能となる。
【0026】
また、本発明の情報処理装置は、前記キースイッチ部に装着されたリバーシブルキーボードをロックするロック機構部が装置本体に設けられているとともに、このロック機構部のロックを解除する解除ボタンが装置本体の外面に露出して設けられていることを特徴とする。
【0027】
このように、ロック機構部を設けることによって、キーボードを操作中に、リバーシブルキーボードが装置本体から不測に外れるといった事態を確実に防止することができる。また、リバーシブルキーボードの操作面を入れ替える場合には、解除ボタンを操作することによってロックを解除することができる。
【0028】
この解除ボタンは、装置本体の外面に設けられており、キーボードの操作面にはないことから、キーボードを操作中に誤って解除ボタンに触れる心配がない。そのため、リバーシブルキーボードが装置本体から不測に外れてしまうといった事態も発生しない。
【0029】
また、本発明の情報処理装置は、前記リバーシブルキーボードを前記キースイッチ部から押し上げる押上手段が装置本体に設けられているとともに、前記解除ボタンによりロック機構部のロックを解除したとき、前記押上手段によりリバーシブルキーボードがキースイッチ部から押し上げられることを特徴とする。
【0030】
このような特徴を有する本発明によれば、解除ボタンによりロック機構部を解除したとき、押上手段に押し上げられてリバーシブルキーボードがキースイッチ部から浮き上がるので、リバーシブルキーボードの表裏の入れ替え交換作業を容易に行うことが可能となる。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0032】
[実施の形態1]
図1ないし図3は、本発明に係わるリバーシブルキーボードを備えた情報処理装置の実施の形態1を示しており、図1はリバーシブルキーボードを取り外した状態の情報処理装置の外観斜視図、図2はリバーシブルキーボードを装着した状態の情報処理装置の外観斜視図、図3はリバーシブルキーボードを取り外した状態の平面図である。本実施の形態1では、情報処理装置としてグラフィック関数電卓に適用した例を示している。ただし、図1及び図3には、取り外した状態のリバーシブルキーボードが、表面側を上に向けた状態と、裏面側を上に向けた状態の2つの状態で示されている。
【0033】
装置本体1の上面には、その上部に液晶パネル等からなる表示部2が設けられており、その下部にキー入力部3が設けられている。
【0034】
キー入力部3は、装置本体1の上面に固定的に配置された関数キー31及びカーソルキー32と、キーボード部分を取り除いた状態のキーゴム(請求項に記載のキースイッチ部)33とからなる。
【0035】
キーゴム33は、装置本体1の上面に矩形状に形成されたキーボード装着用凹部11の底面に配置されており、このキーボード装着用凹部11に装着されるリバーシブルキーボード5と連携して動作する。すなわち、リバーシブルキーボード5は、キーゴム33の上に重ね合わせて装着される(図2参照)。
【0036】
図4は、図3に示す装置本体1のA−A線概略断面図である。
【0037】
キーゴム33は、装置本体1の上キャビネット1aに設けられており、その下面には、各キー位置に導電部33aが設けられている。また、キーゴム33の下部には、そのキー位置に対向してキーパターン21aが形成されたキー基板21が設けられており、このキー基板21の下部に、下キャビネット1bと一体に形成された左右一対の電池収納部22,22が設けられている。また、電池収納部22,22を被覆するための電池蓋23が、下キャビネット1bに着脱可能に取り付けられるようになっている。
【0038】
図5は、図3に示すリバーシブルキーボード5のB−B線概略断面図である。
【0039】
リバーシブルキーボード5は、キーゴム33を押し下げする表面側のキートップ部51a,51a・・・及び裏面側のキートップ部51b,51b・・・と、表面側のキートップ部51a,51a・・・をそれぞれ収納保持する表面側の開口部53a,53a・・・を有する表面側のキーキャビネット52a及び裏面側のキートップ部51b,51b・・・をそれぞれ収納保持する裏面側の開口部53b,53b・・・を有する裏面側のキーキャビネット52bとからなる。
【0040】
そして、表面側のキーキャビネット52aの開口部53aに表面側のキートップ部51aを挿入し、裏面側のキーキャビネット52bの開口部53bに裏面側のキートップ部51bを挿入して、両キーキャビネット52a,52bを接合することにより、対向するキートップ部51a,51bが、両キーキャビネット52a,52b内で上下動可能に収納保持されている。
【0041】
キートップ部51a,51bには、その下部周辺にリング状のつば部54が形成されており、このつば部54が開口部53a,53bの内部周辺に当接することで、キートップ部51a,51bがキーキャビネット52a,52bから脱落しないようになっている。なお、キートップ部51a,51bの形状や構造については、種々の形態が考えられるが、これについては後述する。
【0042】
また、キーキャビネット52a,52bは、その内面側であって、開口部53a,53bの周辺部に、リブ片55が突設されている。このリブ片55が一方のキーキャビネット52aから突設されている場合には、他方のキーキャビネット52bの対向部分に凹部56が形成されており、両キーキャビネット52a,52bを接合したときには、リブ片55の先端が対向する凹部56に嵌まり込み、両キーキャビネット52a,52bが安定的に接合されるようになっている。
【0043】
このような構成のリバーシブルキーボード5の前端面5aには、第1検出突起部57が設けられており、後端面5bには、ロック用凹部59が設けられている。
【0044】
第1検出突起部57は、リバーシブルキーボード5の表面側または裏面側のいずれの面を上に向けて装着されたかを検出するための突起部であり、前端面5aの左側または右側のいずれか一方の側に設けられている。
【0045】
また、ロック用凹部59は、リバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11に装着されたとき、その装着状態を固定するために用いられる凹部であり、後述するロック機構部6のロック用爪部62が挿入、係止されるようになっている。
【0046】
一方、装置本体1のキーボード装着用凹部11には、図1に示すように、リバーシブルキーボード5の前端面5aに対向する前端面11aに、リバーシブルキーボード5に設けられた第1検出突起部57が挿入される第1開口部12及び第2開口部13が形成されている。そして、第1開口部12内に第1検出スイッチ15が設けられ、第2開口部13内にはスイッチは設けられていない。すなわち、第1検出スイッチ15は、本実施の形態では、前端面11aの右側端部に設けられている。
【0047】
そして、第1検出スイッチ15とリバーシブルキーボード5の第1検出突起部57とが、リバーシブルキーボード5の装着状態の検出のために使用される。なお、第1検出スイッチ15としては、プッシュスイッチやキースイッチの使用が可能である。
【0048】
すなわち、第1検出スイッチ15と第1検出突起部57とは、左右方向の一方の側にのみ設けられている。そのため、リバーシブルキーボード5をキーボード装着用凹部11に装着するとき、例えばリバーシブルキーボード5の表面側が上である場合には、第1検出突起部57がキーボード装着用凹部11の前端面11aの左側に位置して、第2開口部13に挿入され、第1検出スイッチ15はオフ状態のままである。一方、リバーシブルキーボード5の裏面側が上である場合には、第1検出突起部57がキーボード装着用凹部11の前端面11aの右側に位置して、第1開口部12に挿入され、第1検出スイッチ15はオン状態となる。
【0049】
従って、この第1検出スイッチ15のオン、オフ状態によって、リバーシブルキーボード5の装着状態を検出することができる。すなわち、第1検出スイッチ15がオフ状態のとき、リバーシブルキーボード5が表面側を上にしてキーボード装着用凹部11に装着されていることになり、第1検出スイッチ15がオン状態のとき、リバーシブルキーボード5が裏面側を上にしてキーボード装着用凹部11に装着されていることになる。
【0050】
図6ないし図8は、ロック機構部6の構造を示しており、図6はキーボード装着用凹部11を一部拡大した平面図、図7は装置本体の側面図、図8(a),(b)は図6のD−D線概略断面図である。
【0051】
ロック機構部6は、装置本体1のキーボード装着用凹部11の下部であって、電池収納部22,22の間、及び各電池収納部22,22と左右の本体側面19,19との間の3箇所にそれぞれロック本体部61が設けられており、これらロック本体部61は、連結バー611によって一体的に連結されている。
【0052】
これらロック本体部61は、左右の電池収納部22,22の間及び各電池収納部22,22と本体側壁部との間に挟持される形で、前後方向(図8中、X1,X2方向)に摺動可能に設けられている。そして、このロック本体部61の後部側上面61aに、上方に起立した一対のロック用爪62,62が形成されている。
【0053】
また、ロック本体部61の後端面61bには、スプリング用凹部63が形成されており、このスプリング用凹部63と対向する装置本体1の上キャビネット1aにも、同様にスプリング用凹部1a1が形成されている。そして、これらスプリング用凹部63,1a1の間に、スプリング65が装着されている。
【0054】
また、左右両側のロック本体部61,61の外側面61cには、それぞれ外側方に突出したロック解除用ノブ64(ロック解除機能を備えた請求項に記載の解除ボタン)が形成されている。ロック解除用ノブ64は、本体側面19に形成された長方形状の長穴19a(図7参照)に嵌め込まれた状態で本体側面19から露出しており、この長穴19a内で、前後方向(X1,X2方向)に摺動可能となっている。つまり、この長穴19aによって、前後方向の摺動範囲が規制されるようになっている。ただし、ロック解除用ノブ64は、本体側面19からあまり突出しないように設けられており、キーボードの操作中に、指等が不測に当たってロックが解除されることのないように考慮されている。
【0055】
このような構成のロック機構部6によれば、リバーシブルキーボード5が装着されていない状態では、図8(a)に示すように、スプリング65の弾発力によってロック本体部61がX2方向に付勢されており、ロック解除用ノブ64が、長穴19aの前方側端部19a1に当接している。また、ロック用爪62は、キーボード装着用凹部11の後端面11bから若干突出した状態となっている。
【0056】
なお、リバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11に装着された状態においても、図15に示すように、ロック解除用ノブ64の位置は、リバーシブルキーボード5が装着されていない状態と同じ位置となる。
【0057】
一方、この状態で、本体側面19から露出しているロック解除用ノブ64を、スプリング65の弾発力に対抗して後方側(X1方向)に摺動させると、図8(b)に示すように、キーボード装着用凹部11の後端面11bから若干突出していたロック用爪62が、キーボード装着用凹部11の後端面11bより、上キャビネット1a内に退没する。
【0058】
図9及び図10は、ポップアップ機構部8の構造を示しており、図9はキーボード装着用凹部11を一部拡大した平面図、図10(a),(b)は、図9のA−A線概略断面図である。
【0059】
ポップアップ機構部8は、装置本体1のキーボード装着用凹部11のほぼ中央部に設けられている。
【0060】
すなわち、ポップアップ機構部8は、図10に示すように、棒状のポップアップ本体部81を備えており、その中央部に、鍔状に形成された当止片82が形成されている。そして、この当止片82より上部のポップアップ本体部81が、リバーシブルキーボード5を押し上げる押上片83となっており、当止片82より下部のポップアップ本体部81が、スプリング用突起片84となっている。
【0061】
また、ポップアップ機構部8の押上片83と対向するキーボード装着用凹部11には、押上片83が挿通可能な貫通孔11gが形成されている。
【0062】
また、ポップアップ機構部8のスプリング用突起片84と対向する下キャビネット1bには、スプリング85を上端面で受け止めるスプリング用受け部1b3が形成されており、このスプリング用受け部1b3の上端面に、ポップアップ機構部8のスプリング用突起片84を上下摺動可能(図10中、Y1及びY2方向)に挿入して保持する摺動凹部1b4が形成されている。
【0063】
すなわち、ポップアップ機構部8は、キーボード装着用凹部11の貫通孔11gに押上片83を挿通し、スプリング85を嵌合したスプリング用突起片84をスプリング用受け部1b3の摺動凹部1b4に挿通することで、装置本体1に取り付けられている。
【0064】
この状態において、スプリング85は、ポップアップ本体部81の当止片82とスプリング用受け部1b3の上端面とで挟持され、その弾発力によってポップアップ本体部81を上方(図10中Y1方向)に押し上げている。一方、ポップアップ本体部81は、スプリング85の弾発力によって上方に押し上げられるが、当止片82がキーボード装着用凹部11の裏面側に当接することで、上方への移動が制限されるようになっており、かつ、装置本体1からの脱落も防止されている。
【0065】
このような構成のポップアップ機構部8によれば、リバーシブルキーボード5が装着されていない状態、及びリバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11の上に単に載せられただけの状態では、図10(a)に示すように、スプリング85の弾発力によってポップアップ本体部81がY1方向に付勢されており、押上片83はキーボード装着用凹部11の貫通孔11gから上方に突出している。このときの突出距離は、キーゴム33より十分高くなるように、押上片83の長さが設定されている。
【0066】
一方、この状態で、キーボード装着用凹部11にリバーシブルキーボード5が完全に装着されると、リバーシブルキーボード5の表面側のキーキャビネット52aまたは裏面側のキーキャビネット52bが、スプリング85の弾発力に対抗してポップアップ本体部81の押上片83を下方側(Y2方向)に摺動させる。これにより、ポップアップ本体部81は、図10(b)に示すように、押上片83がキーゴム33とほぼ同じ高さまで押し込まれるとともに、スプリング用突起片84がスプリング用受け部1b3の摺動凹部1b4内に深く押し込まれ、スプリング85がさらに圧縮されることになる。
【0067】
図11ないし図15は、上記構成のリバーシブルキーボード5を、上記構成のキーボード装着用凹部11に装着するときの動作を示している。
【0068】
まず最初に、図11に示すように、リバーシブルキーボード5の第1検出突起部57と、キーボード装着用凹部11の第1開口部12または第2開口部13のいずれかと位置合わせを行う。つまり、リバーシブルキーボード5の表面側を上にして装着する場合には、図1に示すように、リバーシブルキーボード5の第1検出突起部57を第2開口部13に位置合わせし、リバーシブルキーボード5の裏面側を上にして装着する場合には、リバーシブルキーボード5の第1検出突起部57を第1開口部12に位置合わせする。
【0069】
次に、この状態で、図12に示すように、リバーシブルキーボード5の第1検出突起部57を対向する開口部12(または13)に挿入し、リバーシブルキーボード5の後端面5b側を、キーボード装着用凹部11の後端面11b側に押し込む。
【0070】
これにより、図13に示すように、リバーシブルキーボード5の後端面5bがキーボード装着用凹部11の後端面11bに沿ってキーボード装着用凹部11内に挿入され、その挿入過程で、リバーシブルキーボード5の後端面5bの角部が、ロック用爪62を押圧して、ロック用爪62を後方側(X1方向)に押し込み、ロック本体部61全体が、後方側(X1方向)に摺動する。また、このようなリバーシブルキーボード5の挿入過程で、リバーシブルキーボード5の表面側のキーキャビネット52aまたは裏面側のキーキャビネット52bが、ポップアップ本体部81の押上片83を押圧して、押上片を下方側(Y2方向)に押し込み、ポップアップ本体部81全体が、下方側(Y2方向)に徐々に押し込まれていく。
【0071】
そして、図14に示すように、リバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11内に完全に嵌め込まれると、後方側に押し込まれていたロック用爪62が、スプリング65の弾発力によって、リバーシブルキーボード5の後端面5bに形成されたロック用凹部59に嵌まり込む。これにより、キーボード装着用凹部11に装着されたリバーシブルキーボード5を、キーボード装着用凹部11内に固定することができる。また、リバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11に完全に装着固定された状態では、ポップアップ機構部8の押上片83は、キーゴム33とほぼ同じ高さまで押し込まれた状態となる。
【0072】
図15は、リバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11に装着されたときの、ロック用爪62とロック用凹部59との係合状態を拡大して示している。
【0073】
また、図15では、キーボード装着用凹部11に装着されたリバーシブルキーボード5の左側のキートップ部51aが、キー入力を行うために押し下げられた状態となっており、導電部33aとキーパターン21aとが接触して導通し、スイッチが入っている状態となっている。これにより、押し下げされている左側のキートップ部51aに表記されている機能が動作する。
【0074】
次に、装置本体1のキーボード装着用凹部11に装着されたリバーシブルキーボード5の表面側と裏面側とを入れ替え交換するときの動作について説明する。入れ替えるときの動作は、上記で説明したリバーシブルキーボード5をキーボード装着用凹部11に装着するときの動作と逆の動作となる。
【0075】
すなわち、装置本体1のキーボード装着用凹部11にリバーシブルキーボード5の表面側または裏面側を上に向けて装着し、キートップ部51a(または51b)に表記されている演算機能を動作させているとき、途中で表面側または裏面側の反対側の演算機能が必要となった場合、まず、装置本体1の左右の側面19に露出しているロック解除用ノブ64,64を、各スプリング65,65,65の弾発力に対抗して後方側(X1方向)に摺動させると、図8(b)に示すように、キーボード装着用凹部11の後端面11bから若干突出していたロック用爪62が、キーボード装着用凹部11の後端面11bより、上キャビネット1a内に退没し、リバーシブルキーボード5の固定が解除される。
【0076】
それと同時に、ポップアップ機構部8の押上片83が、スプリング85の弾発力によって上方(Y1方向)に押し上げられ、リバーシブルキーボード5のキーキャビネット52a(または52b)を押し上げる。これにより、リバーシブルキーボード5が強制的に浮き上がりポップアップされる。
【0077】
この後、リバーシブルキーボード5の表裏を入れ替え、第1検出突起部57とキーボード装着用凹部11の第1開口部12または第2開口部13のいずれかとを位置合わせして,リバーシブルキーボード5をキーボード装着用凹部11に装着する。リバーシブルキーボード5の装着については、図12ないし図14を参照して説明した通りである。
【0078】
図16は、リバーシブルキーボード5のキートップ部51a,51bの他の実施例を示している。すなわち、図5に示したキートップ部51a,51bは、それぞれ別体として形成されて、両キーキャビネット52a,52b内に収納保持されているが、本実施例では、表面側のキートップ51aと裏面側のキートップ部51bとが、例えば合成樹脂等によって一体成型されることにより、一体的に形成されたものである。これにより、両キートップ部51a,51bは一体となって、両キーキャビネット52a,52b間を上下動することになり、キーを操作するときのがたつきを無くすことができる。
【0079】
また、図17及び図18は、リバーシブルキーボード5のキートップ部51a,51bのさらに他の実施例を示している。すなわち、図5に示した別体のキートップ部51a,51bを、互いに嵌合することによって一体としたものである。
【0080】
すなわち、例えば表面側のキートップ部51aの内面中央部に、底面開口部より若干下方に突出した直方体形状の嵌合突起部51a1を形成し、裏面側のキートップ部51bの内面中央部に、底面開口部側に向かって開口する嵌合凹部51b1を形成する。この嵌合凹部51b1の開口形状は、嵌合突起部51a1が嵌まり込む形状とする。そして、両キートップ部51a,51bの底面開口部同士、すなわち両つば部54,54同士を合わせるようにして、両キートップ部51a,51bを両側から挟み込むように押圧すると、嵌合突起部51a1が嵌合凹部51b1に強制嵌合される。これにより、両キートップ部51a,51bは一体となって、両キーキャビネット52a,52b間を上下動することになり、キーを操作するときのがたつきを無くすことができる。
【0081】
図19及び図20は、リバーシブルキーボード5の表面側と裏面側のキートップ部の数を異ならせて設けた実施例を示しており、図19は、リバーシブルキーボード5をキーボード装着用凹部11から取り外した状態を示す平面図、図20(a)は、リバーシブルキーボード5の表面側を上にして装着したときの図19に示すE−E線概略断面図、同図(b)は、リバーシブルキーボード5の裏面側を上にして装着したときの図19に示すE−E線概略断面図である。ただし、図19には、取り外した状態のリバーシブルキーボード5が、表面側を上に向けた状態と、裏面側を上に向けた状態の2つの状態で示されている。
【0082】
すなわち、本実施例のリバーシブルキーボード5は、図19に示すように、リバーシブルキーボード5の表面側のキーキャビネット52aでは、左下にキートップ部51aAとキートップ部51aBの2個のキートップ部が設けられているのに対し、裏面側のキーキャビネット52bでは、これらのキートップ部51aA,51aBに対応する右下の箇所に1個のキートップ部51bAが設けられている。
【0083】
そして、リバーシブルキーボード5の表面側のキートップ部51aを上に向けてキーボード装着用凹部11に装着した状態を示す図20(a)では、リバーシブルキーボード5の左側のキートップ部51aAがキー入力を行うために押し下げられた状態となっており、裏面側のキートップ部51bAの左側が押し下げられて、導電部33aとキーパターン21aとが接触して導通し、キースイッチが入っている状態となっている。これにより、押し下げられている左側のキートップ部51a1に表記されている演算機能が動作する。
【0084】
一方、リバーシブルキーボード5の裏面側のキートップ部51bを上に向けてキーボード装着用凹部11に装着した状態を示す図20(b)では、リバーシブルキーボード5の右側のキートップ部51bAがキー入力を行うために押し下げられた状態となっており、これに対応する表面側の2個のキートップ部51aA,51aBが同時に押し下げられて、導電部33a,33aとキーパターン21a,21aとが2個同時に接触して導通し、キースイッチが入っている状態となっている。これにより、押し下げられている右側のキートップ部51bAに表記されている演算機能が動作する。
【0085】
このように、リバーシブルキーボード5の表面側と裏面側とでキートップ部の数を異ならせることで、操作者の趣向に配慮したり、操作性を向上させたりすることができる。
【0086】
図21は、図19及び図20に示すリバーシブルキーボード5のキートップ部51aA,51aB,51bAの他の実施例を示している。すなわち、図19及び図20に示したキートップ部51aA,51aB,51bAは、それぞれ別体として形成されて、両キーキャビネット52a,52b内に収納保持されているが、本実施例では、表面側の2個のキートップ51aA,51aBと裏面側の1個のキートップ部51bAとが、例えば合成樹脂等によって一体成型されることにより、一体的に形成されたものである。これにより、表面側の2個のキートップ部51aA,51aBと裏面側の1個のキートップ部51bAとは一体となって、両キーキャビネット52a,52b間を上下動することになり、キーを操作するときのがたつきを無くすことができる。
【0087】
また、図22は、図19及び図20に示すリバーシブルキーボード5のキートップ部51aA,51aB,51bAのさらに他の実施例を示している。すなわち、図19及び図20に示したキートップ部51aA,51aB,51bAは、それぞれ別体として形成されて、両キーキャビネット52a,52b内に収納保持されているが、本実施例では、表面側の2個のキートップ部51aA,51aBと、裏面側の1個のキートップ部51bAを、互いに嵌合することによって一体としたものである。このときの嵌合構造は、図18に示した嵌合構造と同じであるので、ここでは説明を省略する。これにより、表面側の2個のキートップ部51aA,51aBと裏面側の1個のキートップ部51bAとは一体となって、両キーキャビネット52a,52b間を上下動することになり、キーを操作するときのがたつきを無くすことができる。
【0088】
図31は、上記実施の形態1の情報処理装置の電気的構成を示すブロック図、及びリバーシブルキーボードの機能ブロック図である。
【0089】
この情報処理装置は、キー入力制御手段であるCPU100、キー入力部101、液晶パネル等からなる表示部102、リバーシブルキーボード5の装着状態を検出する検出手段103、ROM104、RAM105からなり、これらの回路ブロックが装置本体1に収納されている。
【0090】
CPU100は、格納されているプログラムに基づいて、情報処理装置全体を制御する。
【0091】
キー入力部101は、図1に示すように、固定部として設けられた関数キー31及びカーソルキー32と、キーボード装着用凹部11の底面に設けられたキーゴム33とから構成され、所定のキーを操作することにより、処理コマンドをCPU100に入力する。
【0092】
表示部102は、CPU100から伝えられる制御信号により、表示動作を実行する。
【0093】
検出手段103は、上記したように、リバーシブルキーボード5の装着状態を検出する第1検出スイッチ15で構成され、検出した情報(オン、オフ情報)をCPU100に入力する。
【0094】
ROM104は、情報処理装置の動作に必要なプログラム及び固定データを格納するとともに、固定部の関数キー31及びカーソルキー32、リバーシブルキーボード5の表面側及び裏面側の各関数キーやテンキー等の各キー信号パターンを格納している。
【0095】
RAM105は、情報処理装置の処理に必要なデータを一時的に記憶するものであり、キーの操作により入力された処理コマンドを格納している。また、検出手段103により検出された情報に基づき、現在のリバーシブルキーボード5の装着面のキー信号パターンもROM104から転送されて格納される。
【0096】
一方、リバーシブルキーボード5は、図3に示すように、表面側の関数キー511及びテンキー512と、裏面側の関数キー513及びテンキー514と、キーキャビネット52a,52bと、リバーシブルキーボード5の装着状態を検出する検出手段501とからなる。
【0097】
検出手段501は、図1に示すように、リバーシブルキーボード5の表面側または裏面側のいずれの面を上に向けて装着されたかを検出するための第1検出突起部57で構成され、リバーシブルキーボード5が装着されたことにより、伝えられた情報は、情報処理装置の検出手段103を通じてCPU100に入力される。
【0098】
次に、上記構成の情報処理装置において、リバーシブルキーボードを装置本体に装着したときの実行処理、及びリバーシブルキーボードの表裏の入れ替えを行ったときの実行処理を、図32に示すフローチャートを参照して説明する。
【0099】
まず、リバーシブルキーボード5をキーボード装着用凹部11に装着する(ステップS1)。このときのリバーシブルキーボード5の装着は、図11〜図14の手順で行う。この後、図示は省略しているが、手動にて電源をオンにする(ステップS2)。これにより、ROM104内に格納されているキーボード装着方向検出プログラムを起動する(ステップS3)。
【0100】
キーボード装着方向検出プログラムを起動すると、次に、第1検出スイッチ15がオンであるかオフであるかを確認する(ステップS4)。その結果、第1検出スイッチ15がオフであれば、リバーシブルキーボード5がその表面側を上に向けて装着されていることになるので、表面側のキー信号パターン(オフ時のキー信号パターン)をROM104から抽出する(ステップS5)。また、第1検出スイッチ15がオンであれば、リバーシブルキーボード5がその裏面側を上に向けて装着されていることになるので、裏面側のキー信号パターン(オン時のキー信号パターン)をROM104から抽出する(ステップS6)。
【0101】
そして、ステップS5またはステップS6にて抽出したキー信号パターンをRAM105に転送し(ステップS7)、リバーシブルキーボード5の装着状態に対応したキー信号パターンをRAM105に保存する(ステップS8)。
【0102】
この後、装着されたリバーシブルキーボード5のキー入力があれば(ステップS9でYESと判断されれば)、RAM105内に格納されているキー信号パターンのキー信号を出力し(ステップS10)、出力されたキー信号の処理を実行して(ステップS11)、ステップS4に戻る。
【0103】
一方、リバーシブルキーボード5のキー入力がなければ(ステップS9でNOと判断されれば)、ステップS12にて手動による電源OFFの有無を確認する。そして、手動による電源OFFでなければステップS4に戻り、手動により電源がOFFされた場合には、電源をOFFして(ステップS13)、処理を終了する。
【0104】
なお、このような処理動作中において、ステップS3で起動したキーボード装着方向検出プログラムは、電源オン時は常時起動し、第1検出スイッチ15の動作を監視することにより、演算途中におけるリバーシブルキーボード5の装着方向の変化を常時監視する。そして、状態の変化があるたびに、その変化に応じ、装着されたキーボードの表面側及び裏面側の入れ替え交換によるキー信号パターンの切り替え制御等を継続して行うようになっている。
【0105】
すなわち、本実施の形態1の情報処理装置では、手動により電源がOFFされない限り、キー入力の処理を終了するたびにステップS4に戻って、第1検出スイッチ15がオンであるかオフであるかの確認を行うようになっている。
【0106】
そのため、例えばキー入力の途中でリバーシブルキーボード5の表面と裏面との入れ替え交換が行われる間(すなわち、リバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11から取り外され、表裏を逆にして再びキーボード装着用凹部11に装着される間)も、電源はオフされないので、入れ替え後のリバーシブルキーボードのキー入力による制御を継続することができるようになっている。
【0107】
以上が、実施の形態1の情報処理装置における処理動作の説明である。
【0108】
実施の形態1の情報処理装置では、リバーシブルキーボード5の表裏の入れ替え交換の作業中も、電源をOFFしない構成としているため、リバーシブルキーボード5の入れ替え交換中に、リバーシブルキーボード5の角がキーゴム33に当たってしまったり、操作者がキーゴム33に不測に触れてしまった場合には、情報処理装置が誤動作を起こす可能性がある。
【0109】
そこで、次の実施の形態2では、このような誤動作を防止するために、リバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11から取り外されている間は、キー入力操作を無効とする構成としている。
【0110】
[実施の形態2]
図23は、本実施の形態2に係わるリバーシブルキーボードを備えた情報処理装置を示しており、リバーシブルキーボードを取り外した状態の情報処理装置の外観斜視図である。ただし、図23には、取り外した状態のリバーシブルキーボードが、表面側を上に向けた状態と、裏面側を上に向けた状態の2つの状態で示されている。
【0111】
本実施の形態2の情報処理装置と上記実施の形態1の情報処理装置との大きな相違点は、実施の形態1の情報処理装置が、単にリバーシブルキーボード5を表面側または裏面側を上に向けて装着することのみを検出するものであったのに対し、本実施の形態2の情報処理装置では、リバーシブルキーボード5のキーボード装着用凹部11への装着の有無をも検出するようにした点である。そのため、実施の形態1では必要のなかったリバーシブルキーボード5の装着の有無の検出が、本実施の形態2では必要となり、そのための検出手段を追加した点が実施の形態1とは異なっている。なお、装置本体1及びリバーシブルキーボード5の基本的な構成は、上記実施の形態1の装置本体1及びリバーシブルキーボード5と同様であるので、同じ構成部分には同符号を付すこととし、詳細な説明は省略する。
【0112】
すなわち、本実施の形態2では、リバーシブルキーボード5の前端面5aに、第1検出突起部57に追加して、第2検出突起部58が設けられている。この第2検出突起部58は、リバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11に装着されたか否かを検出するための突起部であり、前端面5aの左右方向の中央部に設けられている。
【0113】
一方、装置本体1のキーボード装着用凹部11の前端面11aには、リバーシブルキーボード5に設けられた第2検出突起部58が挿入される第3開口部14が形成されている。そして、この第3開口部14内に第2検出スイッチ16が設けられている。すなわち、第2検出スイッチ16とリバーシブルキーボード5の第2検出突起部58とが、リバーシブルキーボード5の装着の有無を検出するために使用される。なお、第2検出スイッチ16としては、プッシュスイッチやキースイッチの使用が可能である。
【0114】
すなわち、第2検出スイッチ16と第2検出突起部58とは、いずれも左右方向の中央部に設けられていることから、リバーシブルキーボード5をキーボード装着用凹部11に装着するとき、リバーシブルキーボード5の表面側が上であっても、裏面側が上であっても、第2検出突起部58が第2検出スイッチ16を押し込んでオン状態とする。これにより、リバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11に装着されたことを常に検出することが可能となる。
【0115】
一方、第1検出スイッチ15と第1検出突起部57とは、左右方向の一方の側にのみ設けられている。そのため、リバーシブルキーボード5をキーボード装着用凹部11に装着するとき、例えばリバーシブルキーボード5の表面側が上である場合には、第1検出突起部57がキーボード装着用凹部11の前端面11aの左側に位置して、第2開口部13に挿入され、第1検出スイッチ15はオフ状態のままである。一方、リバーシブルキーボード5の裏面側が上である場合には、第1検出突起部57がキーボード装着用凹部11の前端面11aの右側に位置して、第1開口部12に挿入され、第1検出スイッチ15はオン状態となる。
【0116】
従って、この第1検出スイッチ15のオン、オフ状態によって、リバーシブルキーボード5の装着状態を検出することができる。
【0117】
すなわち、第2検出スイッチ16がオン状態であって、かつ、第1検出スイッチ15がオフ状態のとき、リバーシブルキーボード5が表面側を上にしてキーボード装着用凹部11に装着されていることになり、第2検出スイッチ16がオン状態であって、かつ、第1検出スイッチ15がオン状態のとき、リバーシブルキーボード5が裏面側を上にしてキーボード装着用凹部11に装着されていることになる。
【0118】
図33は、上記実施の形態2の情報処理装置の電気的構成を示すブロック図、及びリバーシブルキーボードの機能ブロック図である。
【0119】
この情報処理装置は、キー入力制御手段であるCPU100、キー入力部101、液晶パネル等からなる表示部102、リバーシブルキーボード5の装着状態を検出する検出手段103、ROM104、RAM105からなり、これらの回路ブロックが装置本体1に収納されている。
【0120】
CPU100は、格納されているプログラムに基づいて、情報処理装置全体を制御する。
【0121】
キー入力部101は、図1に示すように、固定部として設けられた関数キー31及びカーソルキー32と、キーボード装着用凹部11の底面に設けられたキーゴム33とから構成され、所定のキーを操作することにより、処理コマンドをCPU100に入力する。
【0122】
表示部102は、CPU100から伝えられる制御信号により、表示動作を実行する。
【0123】
検出手段103は、上記したように、リバーシブルキーボード5の装着状態を検出する第1検出スイッチ15と、リバーシブルキーボード5の装着の有無を検出する第2検出スイッチ16とから構成され、検出した情報(オン、オフ情報)をCPU100に入力する。
【0124】
ROM104は、情報処理装置の動作に必要なプログラム及び固定データを格納するとともに、固定部の関数キー31及びカーソルキー32、リバーシブルキーボード5の表面側及び裏面側の各関数キーやテンキー等の各キー信号パターンを格納している。
【0125】
RAM105は、情報処理装置の処理に必要なデータを一時的に記憶するものであり、キーの操作により入力された処理コマンドを格納している。また、検出手段103により検出された情報に基づき、現在のリバーシブルキーボード5の装着面のキー信号パターンもROM104から転送されて格納される。
【0126】
一方、リバーシブルキーボード5は、図23に示すように、表面側の関数キー511及びテンキー512と、裏面側の関数キー513及びテンキー514と、キーキャビネット52a,52bと、リバーシブルキーボード5の装着状態を検出する検出手段501とからなる。
【0127】
検出手段501は、図23に示すように、リバーシブルキーボード5の表面側または裏面側のいずれの面を上に向けて装着されたかを検出するための第1検出突起部57と、リバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11に装着されたか否かを検出するための第2検出突起部55とから構成され、リバーシブルキーボード5が装着されたことにより、伝えられた情報は、情報処理装置の検出手段103を通じてCPU100に入力される。
【0128】
次に、上記構成の情報処理装置において、リバーシブルキーボードを装置本体に装着したときの実行処理、及びリバーシブルキーボードの表裏の入れ替えを行ったときの実行処理を、図34に示すフローチャートを参照して説明する。
【0129】
まず、リバーシブルキーボード5をキーボード装着用凹部11に装着する(ステップS31)。このときのリバーシブルキーボード5の装着も、上記実施の形態1の場合と同様、図11〜図14の手順で行う。この後、図示は省略しているが、手動にて電源をオンにする(ステップS2)。これにより、ROM104内に格納されているキーボード検出プログラムを起動する(ステップS33)。
【0130】
キーボード検出プログラムを起動すると、次に、第2検出スイッチ16がオンであるかオフであるかを確認する(ステップS34)。その結果、第2検出スイッチ16がオンであれば、ROM104内に格納されているキーボード装着方向検出プログラムを起動する(ステップS35)。一方、第2検出スイッチ16が装着忘れや装着ミスなどでオフであれば、ステップS34からステップS33に戻り、キーボード検出プログラムの起動から再度やり直すことになる。
【0131】
キーボード装着方向検出プログラムを起動すると、次に、第1検出スイッチ15がオンであるかオフであるかを確認する(ステップS36)。その結果、第1検出スイッチ15がオフであれば、リバーシブルキーボード5がその表面側を上に向けて装着されていることになるので、表面側のキー信号パターン(オフ時のキー信号パターン)をROM104から抽出する(ステップS37)。また、第1検出スイッチ15がオンであれば、リバーシブルキーボード5がその裏面側を上に向けて装着されていることになるので、裏面側のキー信号パターン(オン時のキー信号パターン)をROM104から抽出する(ステップS38)。
【0132】
そして、ステップS37またはステップS38にて抽出したキー信号パターンをRAM105に転送し(ステップS39)、リバーシブルキーボード5の装着状態に対応したキー信号パターンをRAM105に保存する(ステップS40)。
【0133】
この後、装着されたリバーシブルキーボード5のキー入力があれば(ステップS41でYESと判断されれば)、RAM105内に格納されているキー信号パターンのキー信号を出力し(ステップS42)、出力されたキー信号の処理を実行し(ステップS43)ステップS34に戻る。
【0134】
一方、リバーシブルキーボード5のキー入力がなければ(ステップS41でNOと判断されれば)、ステップS44にて手動による電源OFFの有無を確認する。そして、手動による電源OFFでなければステップS34に戻り、手動により電源がOFFされた場合には、電源をOFFして(ステップS45)、処理を終了する。
【0135】
なお、このような処理動作中において、ステップS33で起動したキーボード検出プログラム及びステップS35で起動したキーボード装着方向検出プログラムは、電源オン時は常時起動し、第1検出スイッチ15及び第2検出スイッチ16の動作を監視することにより、演算途中におけるリバーシブルキーボード5の装着の有無や装着方向の変化を常時監視する。そして、状態の変化があるたびに、その変化に応じ、装着されたキーボードの表面側及び裏面側の入れ替え交換によるキー信号パターンの切り替え制御等を継続して行うようになっている。
【0136】
すなわち、本実施の形態2の情報処理装置では、手動により電源がOFFされない限り、キー入力の処理を終了するたびにステップS34に戻って、第2検出スイッチ16がオンであるかオフであるかの確認を行うようになっている。
【0137】
そのため、例えばキー入力の途中でリバーシブルキーボード5の表面と裏面との入れ替え交換が行われる間(すなわち、リバーシブルキーボード5がキーボード装着用凹部11から取り外され、表裏を逆にして再びキーボード装着用凹部11に装着される間)も、電源はオフされないので、入れ替え後のリバーシブルキーボードのキー入力による制御を継続することができるようになっている。
【0138】
以上が、実施の形態2の情報処理装置における処理動作の説明である。
【0139】
[実施の形態3]
図24ないし図26は、本実施の形態3に係わるリバーシブルキーボードを備えた情報処理装置を示しており、図24は、リバーシブルキーボードを取り外した状態の情報処理装置の外観斜視図、図25はリバーシブルキーボードを装着した状態の情報処理装置の外観斜視図、図26は、図25に示す装着状態を説明するための平面図及び縦断面図である。ただし、図24には、取り外した状態のリバーシブルキーボードが、表面側を上に向けた状態と、裏面側を上に向けた状態の2つの状態で示されており、図24には、リバーシブルキーボードを取り外した状態の装置本体の正面図とリバーシブルキーボードを装着した状態の情報処理装置の縦断面図及び正面図とが示されている。
【0140】
本実施の形態3の情報処理装置と上記実施の形態1の情報処理装置との大きな相違点は、実施の形態1の情報処理装置が、リバーシブルキーボード5を表面側または裏面側のいずれの面を上に向けて装着したのかを検出する第1検出スイッチ15及び第1検出突起部57が必要であったのに対し、本実施の形態3の情報処理装置では、これらを不要とした点である。なお、装置本体1及びリバーシブルキーボード5の基本的な構成は、上記実施の形態1の装置本体1及びリバーシブルキーボード5と同様であるので、同じ構成部分には同符号を付すこととし、詳細な説明は省略する。
【0141】
すなわち、本実施の形態3では、図24に示すように、リバーシブルキーボード5の前端面5aには突起部は設けられておらず、装置本体1のキーボード装着用凹部11の前端面11aにも、開口部や検出スイッチ等は設けられていない。
【0142】
その代わりとして、本実施の形態3では、リバーシブルキーボード5の1つの開口部内に収納保持された表面側のキートップ部51aの位置と、裏面側のキートップ部51bの位置とを、開口部内において上下に対向しないようにずらせて設けた構成としている。また、これに対応して、装置本体1のキーボード装着用凹部11内に設けられているキーゴム33も、リバーシブルキーボード5を表面側を上に向けて装着したときに各キートップ部51aが対向する位置と、裏面側を上に向けて装着したときに各キートップ部51bが対向する位置の全ての位置に配置されている。なお、図24では、これらの位置関係を分かり易くするために、裏面側のキートップ部51bと、この裏面側のキートップ部51bが上下に対向するキーボード装着用凹部11内のキーゴム33とを、黒塗りで示している。
【0143】
図27は、キートップ部51a,51bの一実施例を示している。
【0144】
キートップ部51a,51bは、上記実施の形態1の場合と同様に、それぞれ別体として両キーキャビネット52a,52b内に収納保持されていてもよいが、本実施例では、表面側のキートップ51aと裏面側のキートップ部51bとが、例えば合成樹脂等によって一体成型されることにより、一体的に形成されたものである。これにより、表面側のキートップ部51aと裏面側のキートップ部51bとは一体となって、両キーキャビネット52a,52b間を上下動することになり、キーを操作するときのがたつきを無くすことができる。
【0145】
また、図28は、キートップ部51a,51bのさらに他の実施例を示している。すなわち、表面側のキートップ部51aと、裏面側のキートップ部51bを、互いに嵌合することによって一体としたものである。このときの嵌合構造は、図18に示した嵌合構造と同じであるので、ここでは説明を省略する。これにより、表面側のキートップ部51aと裏面側のキートップ部51bとは一体となって、両キーキャビネット52a,52b間を上下動することになり、キーを操作するときのがたつきを無くすことができる。
【0146】
図35は、上記実施の形態3の情報処理装置の電気的構成を示すブロック図、及びリバーシブルキーボードの機能ブロック図である。
【0147】
この情報処理装置は、実質的に、図31に示す実施の形態1の情報処理装置の構成と同じであり、違うところは、図31に示す情報処理装置側の検出手段103とリバーシブルキーボード5側の検出手段501はが省略されている点のみである。従って、同じ機能ブロックには同符号を付すこととし、ここでは回路ブロック及び機能ブロックの説明を省略する。
【0148】
次に、上記構成の情報処理装置において、リバーシブルキーボードを装置本体に装着したときの実行処理を、図36に示すフローチャートを参照して説明する。なお、リバーシブルキーボードの表裏の入れ替えを行ったときの実行処理は、上記実施の形態1及び実施の形態2と同様であるので、ここでは説明を省略する。
【0149】
まず、リバーシブルキーボード5をキーボード装着用凹部11に装着する(ステップS51)。このときのリバーシブルキーボード5の装着は、図11〜図14の手順で行う。この後、図示は省略しているが、手動にて電源をオンにする(ステップS52)。
【0150】
そして、装着されたリバーシブルキーボード5からキー入力があれば(ステップS53でYESと判断されれば)、RAM105内に格納されているキーボードの現在の装着面のキー信号パターンを出力し(ステップS54)、出力されたキー信号の処理を実行して(ステップS55)、ステップS53に戻る。
【0151】
一方、リバーシブルキーボード5のキー入力がなければ(ステップS53でNOと判断されれば)、ステップS56にて手動による電源OFFの有無を確認する。そして、手動による電源OFFでなければステップS53に戻り、手動により電源がOFFされた場合には、電源をOFFして(ステップS57)、処理を終了する。
【0152】
以上が、実施の形態3の情報処理装置における処理動作の説明である。
【0153】
[実施の形態4]
図29は、本実施の形態4に係わるリバーシブルキーボードを備えた情報処理装置を示しており、リバーシブルキーボードを取り外した状態の情報処理装置の外観斜視図である。ただし、図29には、取り外した状態のリバーシブルキーボード5A,5Bが、表面側を上に向けた状態と、裏面側を上に向けた状態の2つの状態で示されている。
【0154】
装置本体1及びリバーシブルキーボード5A,5Bの基本的な構成は、上記実施の形態1の装置本体1及びリバーシブルキーボード5と同様である。従って、実施の形態1の装置本体1及びリバーシブルキーボード5と同じ構成の部分については同符号を付すこととし、詳細な説明を省略する。
【0155】
すなわち、本実施の形態4では、装置本体1のキーボード装着用凹部11の前端面11aに、第1検出スイッチ15に隣接して、リバーシブルキーボード5の種類を検出する第3検出スイッチ17が追加されている。
【0156】
一方、1つ目のリバーシブルキーボード5Aは、上記実施の形態1のリバーシブルキーボード5と全く同じ構成であるが、追加された2つ目のリバーシブルキーボード5Bは、その前端面5Baに、キーボードの種類を検出するための第3検出突起部70と第4検出突起部71とが追加されている。第3検出突起部70は、第1検出突起部57と同じ側に隣接して設けられ、第4検出突起部71は、第1検出突起部57を挟んで第3検出突起部70とは反対側の対称位置に設けられている。
【0157】
すなわち、第3検出突起部70と第4検出突起部71とは、左右方向の対称位置に設けられていることから、リバーシブルキーボード5Bをキーボード装着用凹部11に装着するとき、リバーシブルキーボード5Bの表面側が上であっても、裏面側が上であっても、第3検出突起部70または第4検出突起部71のいずれかが第3検出スイッチ17を押し込んでオン状態とする。
【0158】
一方、リバーシブルキーボード5Aには、第3検出スイッチ17をオン状態とする突起部(第3検出突起部70及び第4検出突起部71)が設けられていないので、リバーシブルキーボード5Aをキーボード装着用凹部11に装着しても、第3検出スイッチ17はオフ状態のままである。これにより、情報処理装置は、リバーシブルキーボードの種類、すなわち、リバーシブルキーボード5Aが装着されているのか、リバーシブルキーボード5Bが装着されているのかを検出することが可能となる。
【0159】
図37は、上記実施の形態4の情報処理装置の電気的構成を示すブロック図、及びリバーシブルキーボードの機能ブロック図である。
【0160】
本実施の形態4の情報処理装置は、図31に示す実施の形態1の情報処理装置に、第3検出スイッチ17と、第3検出突起部70及び第4検出突起部71とが追加された構成となっている。そのため、実施の形態1の情報処理装置の構成と同じ構成については同符号を付すこととし、詳細な説明を省略する。ただし、ROM104には、1つ目のリバーシブルキーボード5Aの表面側及び裏面側のキー信号パターンの他に、2つ目のリバーシブルキーボード5Bの表面側及び裏面側のキー信号パターンも格納されている。
【0161】
次に、上記構成の情報処理装置における処理動作について、図38に示すフローチャートを参照して説明する。
【0162】
実施の形態4における処理動作と、実施の形態1における処理動作との違いは、リバーシブルキーボードの装着時に、第3検出スイッチ17のオン、オフ状態を検出することにより、装着されているリバーシブルキーボードの種類も検出する点であり、その他の処理動作は、実施の形態1における処理動作と同様である。従って、ここでは異なる処理動作についてのみ説明する。
【0163】
すなわち、図32に示すステップS2において、手動による電源がONされた場合には、次に、第3検出スイッチ17のオン、オフ状態を確認して、装着されているリバーシブルキーボードの種類を確認する(ステップS81)。その結果、第3検出スイッチ17がオン状態である場合には、装着されているリバーシブルキーボードが2つ目のリバーシブルキーボード5Bであると判断する(ステップS82)。一方、第3検出スイッチ17がオフ状態である場合には、装着されているリバーシブルキーボードが1つ目のリバーシブルキーボード5Aであると判断する(ステップS83)。
【0164】
そして、ステップS84へと動作を進め、ROM104内に格納されているキーボード装着方向検出プログラムを起動する。
【0165】
キーボード装着方向検出プログラムを起動すると、次に、第1検出スイッチ15がオンであるかオフであるかを確認する(ステップS85)。その結果、第1検出スイッチ15がオフであれば、リバーシブルキーボードがその表面側を上に向けて装着されていることになるので、先のステップS81で検出した種類のリバーシブルキーボード5Aまたは5Bの表面側のキー信号パターン(オフ時のキー信号パターン)をROM104から抽出する(ステップS86)。また、第1検出スイッチ15がオンであれば、リバーシブルキーボードがその裏面側を上に向けて装着されていることになるので、先のステップS81で検出した種類のリバーシブルキーボード5Aまたは5Bの裏面側のキー信号パターン(オン時のキー信号パターン)をROM104から抽出する(ステップS87)。その後の処理は、図32に示すステップS7以降の処理となる。
【0166】
なお、このような処理動作中において、ステップS84で起動したキーボード装着方向検出プログラムは、電源オン時は常時起動し、第1検出スイッチ15及び第3検出スイッチ17の動作を監視することにより、演算途中におけるリバーシブルキーボード5A,5Bの装着状態の変化を常時監視する。そして、状態の変化があるたびに、その変化に応じ、装着されたキーボードの種類の切り替え制御や、表面側及び裏面側の入れ替え交換によるキー信号パターンの切り替え制御を継続して行うようになっている。
【0167】
[実施の形態5]
図30は、本実施の形態5に係わるリバーシブルキーボードを備えた情報処理装置を示しており、リバーシブルキーボードを取り外した状態の情報処理装置の外観斜視図である。ただし、図30には、取り外した状態のリバーシブルキーボード5A1,5B1が、表面側を上に向けた状態と、裏面側を上に向けた状態の2つの状態で示されている。
【0168】
装置本体1及びリバーシブルキーボード5A1,5B1の基本的な構成は、上記実施の形態3の装置本体1及びリバーシブルキーボード5と同様である。従って、実施の形態3の装置本体1及びリバーシブルキーボード5と同じ構成の部分については同符号を付すこととし、詳細な説明を省略する。
【0169】
すなわち、本実施の形態5では、装置本体1のキーボード装着用凹部11の前端面11aの中央部に、リバーシブルキーボード5A1,5B1の種類を検出する第4検出スイッチ18が追加されている。
【0170】
一方、1つ目のリバーシブルキーボード5A1は、上記実施の形態1のリバーシブルキーボード5と全く同じ構成であるが、追加された2つ目のリバーシブルキーボード5B1は、その前端面5Baの中央部に、キーボードの種類を検出するための第4検出突起部77が追加されている。
【0171】
すなわち、第4検出突起部77は、左右方向の対称位置(中央部)に設けられていることから、リバーシブルキーボード5B1をキーボード装着用凹部11に装着するとき、リバーシブルキーボード5B1の表面側が上であっても、裏面側が上であっても、第4検出突起部77を押し込んでオン状態とする。
【0172】
一方、リバーシブルキーボード5Aには、第4検出スイッチ18をオン状態とする突起部(第4検出突起部77)が設けられていないので、リバーシブルキーボード5A1をキーボード装着用凹部11に装着しても、第4検出スイッチ18はオフ状態のままである。これにより、情報処理装置は、リバーシブルキーボードの種類、すなわち、リバーシブルキーボード5A1が装着されているのか、リバーシブルキーボード5B1が装着されているのかを検出することが可能となる。
【0173】
図39は、上記実施の形態5の情報処理装置の電気的構成を示すブロック図、及びリバーシブルキーボードの機能ブロック図である。
【0174】
本実施の形態5の情報処理装置は、図35に示す実施の形態3の情報処理装置に、第4検出スイッチ18が追加された構成となっている。そのため、実施の形態3の情報処理装置の構成と同じ構成については同符号を付すこととし、詳細な説明を省略する。ただし、ROM104には、1つ目のリバーシブルキーボード5A1の表面側及び裏面側のキー信号パターンの他に、2つ目のリバーシブルキーボード5B1の表面側及び裏面側のキー信号パターンも格納されている。
【0175】
次に、上記構成の情報処理装置における処理動作について、図40に示すフローチャートを参照して説明する。
【0176】
実施の形態5における処理動作と、実施の形態3における処理動作との違いは、リバーシブルキーボードの装着時に、第4検出スイッチ18のオン、オフ状態を検出することにより、装着されているリバーシブルキーボードの種類も検出する点である。
【0177】
まず、リバーシブルキーボード5をキーボード装着用凹部11に装着する(ステップS61)。このときのリバーシブルキーボード5の装着は、図11〜図14の手順で行う。この後、図示は省略しているが、手動にて電源をオンにする(ステップS62)。これにより、ROM104内に格納されているキーボード種類判別プログラムを起動する(ステップS63)。
【0178】
キーボード種類判別プログラムを起動すると、次に、第4検出スイッチ18のオン、オフ状態を確認して、装着されているリバーシブルキーボードの種類を確認する(ステップS64)。その結果、第4検出スイッチ18がオン状態である場合には、装着されているリバーシブルキーボードが2つ目のリバーシブルキーボード5B1であると判断し(ステップS66)、検出した種類のリバーシブルキーボード5B1の表面側及び裏面側のキー信号パターンをROM104から抽出し(ステップS67)、RAM105に転送して保存する(ステップS68)。
【0179】
一方、第4検出スイッチ18がオフ状態である場合には、装着されているリバーシブルキーボードが1つ目のリバーシブルキーボード5A1であると判断し(ステップS65)、検出した種類のリバーシブルキーボード5A1の表面側及び裏面側のキー信号パターンをROM104から抽出し(ステップS67)、RAM105に転送して保存する(ステップS68)。
【0180】
この後、装着されたリバーシブルキーボード5A1または5B1のキー入力があれば(ステップS69でYESと判断されれば)、RAM105内に格納されているキー信号パターンのキー信号を出力し(ステップS70)、出力されたキー信号の処理を実行して(ステップS71)、ステップS64に戻る。
【0181】
一方、リバーシブルキーボード5A1または5B1のキー入力がなければ(ステップS69でNOと判断されれば)、ステップS72にて手動による電源OFFの有無を確認する。そして、手動による電源OFFでなければステップS64に戻り、手動により電源がOFFされた場合には、電源をOFFして(ステップS73)、処理を終了する。
【0182】
なお、このような処理動作中において、ステップS63で起動したキーボード種類判別プログラムは、電源オン時は常時起動し、第4検出スイッチ18の動作を監視することにより、演算途中におけるリバーシブルキーボード5A1,5B1の種類の変化を常時監視する。そして、リバーシブルキーボード5A1,5B1の入れ替え交換による種類の変化があるたびに、その変化に応じ、装着されたキーボードの種類の切り替え制御を継続して行うようになっている。
【0183】
【発明の効果】
本発明のリバーシブルキーボードは、キースイッチ部を押し下げするキートップ部と、このキートップ部を収納保持する開口部を有するキーキャビネットとからなり、開口部は、キーキャビネットの表面側及び裏面側に貫通して形成されており、この開口部に、表面側に突出する表面側キートップ部と裏面側に突出する裏面側キートップ部とが上下動可能に収納保持された構造において、表面側キートップ部と裏面側キートップ部の数が異なるように構成している。これにより、内部に電気的な構成を持たない簡単な構造によって、表裏両面に異なるキー機能を搭載したリバーシブルキーボードを実現することができる。また、構造が簡易であるため、小型軽量化、製造原価の低減を図ることができる。
【0184】
また、1つの開口部に収納保持された表面側キートップ部の数を例えば1個とし、裏面側キートップ部の数を例えば2個としておけば、リバーシブルキーボードを表裏反転させてキースイッチ部に装着したときに、より多種多様なキー入力制御が可能となる。
【0185】
この場合、表面側キートップ部と裏面側キートップ部とは、樹脂等により一体的に形成されて開口部に収納保持されていてもよい。これにより、部品点数を削減することができるとともに、リバーシブルキーボードの製造も簡単なものとなる。また、表面側のキートップ部と裏面側のキートップ部とは一体となって、両キーキャビネット間を上下動することになり、キーを操作するときのがたつきを無くすことができる。
【0186】
また、表面側キートップ部と裏面側キートップ部とが個別に形成されるとともに、互いに嵌め合わせることによって一体に連結されて開口部に収納保持されていてもよい。これにより、表面側のキートップ部と裏面側のキートップ部とは一体となって、両キーキャビネット間を上下動することになり、キーを操作するときのがたつきを無くすことができる。
【0187】
また、本発明のリバーシブルキーボードは、キースイッチ部を押し下げするキートップ部と、このキートップ部を収納保持する開口部を有するキーキャビネットとからなり、開口部は、キーキャビネットの表面側及び裏面側に貫通して形成されており、この開口部に、表面側に突出する表面側キートップ部と裏面側に突出する裏面側キートップ部とが上下動可能に収納保持された構造において、表面側キートップ部の突出部と裏面側キートップ部の突出部とをずらせて設けた構成としている。これにより、リバーシブルキーボードを例えば表面側を上に向けた状態から、裏面側を上に向けた状態に入れ替えたとき、装置本体のキースイッチ部に当接するキートップ部の位置が異なることになる。そのため、キースイッチ部に、表面側キートップ部及び裏面側キートップ部のそれぞれの当接位置に対応してキーパターンを予め形成しておけば、リバーシブルキーボードがどちらの面を上に向けて装着されているのかを検出しなくても、装着されたリバーシブルキーボードに対応したキー入力制御を行うことができる。つまり、リバーシブルキーボードがどちらの面を上に向けて装着されているのかを検出する検出手段が不要となる。
【0188】
また、本発明の情報処理装置は、リバーシブルキーボードと、キースイッチ部に装着されたリバーシブルキーボードの装着面側方向に応じてキー入力による制御機能を切り替えるキー入力制御手段とを備え、キー入力制御手段は、キー入力の途中でリバーシブルキーボードの表面と裏面との入れ替えが行われた後のリバーシブルキーボードのキー入力による制御を継続する構成としている。これにより、リバーシブルキーボードを例えば表面側を上に向けてキースイッチ部に装着した状態でキー入力を行っている途中で、リバーシブルキーボードをキースイッチ部から一旦取り外して表裏を入れ替えても、電源がオン状態であるので、それまでの入力を有効として、その後のキー入力制御を継続することができる。
【0189】
また、本発明の情報処理装置は、キースイッチ部へのリバーシブルキーボードの装着の有無を検出する第1検出手段をさらに備え、キー入力制御手段は、第1検出手段によりリバーシブルキーボードがキースイッチ部に装着されていないことを検出している場合には、キー入力の制御を停止する構成としている。これにより、リバーシブルキーボードがキースイッチ部に装着されていないときには、一切のキー入力を受け付けないので、操作者の意図しない不測の誤ったキー入力を確実に防止することができる。
【0190】
また、本発明の情報処理装置は、リバーシブルキーボードのどちらの面を上に向けて装着されたかを検出する第2検出手段をさらに備え、キー入力制御手段は、第2検出手段の検出結果に基づき、装着されたリバーシブルキーボードの装着方向に応じてキー入力による制御機能を切り替える構成としている。これにより、着脱可能なリバーシブルキーボードの表面側と裏面側とを使い分けることにより、キー入力機能を拡張した情報処理装置を提供することができる。
【0191】
また、本発明の情報処理装置は、リバーシブルキーボードを2種類以上有するとともに、これらリバーシブルキーボードの種類を検出する第3検出手段を備え、キー入力制御手段は、第2検出手段及び第3検出手段の検出結果に基づき、装着されたリバーシブルキーボードの種類と装着方向とに応じてキー入力による制御機能を切り替える構成としている。このように、リバーシブルキーボードを複数用意することで、より多様なキー入力制御を行うことができる。
【0192】
また、本発明の情報処理装置は、キースイッチ部に装着されたリバーシブルキーボードをロックするロック機構部を装置本体に設けるとともに、このロック機構部のロックを解除する解除ボタンを装置本体の外面に露出して設けた構成としている。このように、ロック機構部を設けることによって、キーボードを操作中に、リバーシブルキーボードが装置本体から不測に外れるといった事態を確実に防止することができる。また、リバーシブルキーボードの操作面を入れ替える場合には、解除ボタンを操作することによってロックを解除することができる。さらに、この解除ボタンは、装置本体の外面に設けられており、キーボードの操作面にはないことから、キーボードを操作中に誤って解除ボタンに触れる心配がない。そのため、リバーシブルキーボードが装置本体から不測に外れてしまうといった事態も発生しない。
【0193】
また、本発明の情報処理装置は、リバーシブルキーボードをキースイッチ部から押し上げる押上手段を装置本体に設けるとともに、解除ボタンによりロック機構部のロックを解除したとき、押上手段によりリバーシブルキーボードがキースイッチ部から押し上げられる構成としている。これにより、解除ボタンを操作してロック機構部を解除したとき、押上手段に押し上げられてリバーシブルキーボードがキースイッチ部から浮き上がるので、リバーシブルキーボードの表裏の入れ替え交換作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるリバーシブルキーボードを備えた情報処理装置の実施の形態1を示しており、リバーシブルキーボードを取り外した状態の情報処理装置の外観斜視図である。
【図2】リバーシブルキーボードを装着した状態の情報処理装置の外観斜視図である。
【図3】リバーシブルキーボードを装着した状態の情報処理装置の外観斜視図である。
【図4】図3に示す装置本体のA−A線概略断面図である。
【図5】図3に示すリバーシブルキーボード5のB−B線概略断面図である。
【図6】キーボード装着用凹部を一部拡大した、ロック機構部の構造を示す平面図である。
【図7】装置本体を後部を一部拡大して示す側面図である。
【図8】(a),(b)は、図6に示すC−C線概略断面図である。
【図9】キーボード装着用凹部を一部拡大した、ホップアップ機構部の構造を示す平面図である。
【図10】(a),(b)は、図9に示すD−D線概略断面図である。
【図11】リバーシブルキーボードをキーボード装着用凹部に装着するときの動作を示す側面より見た概略断面図である。
【図12】リバーシブルキーボードをキーボード装着用凹部に装着するときの動作を示す側面より見た概略断面図である。
【図13】リバーシブルキーボードをキーボード装着用凹部に装着するときの動作を示す側面より見た概略断面図である。
【図14】リバーシブルキーボードをキーボード装着用凹部に装着するときの動作を示す側面より見た概略断面図である。
【図15】リバーシブルキーボードがキーボード装着用凹部に装着されたときの、ロック用爪とロック用凹部との係合状態を拡大して示す概略断面図である。
【図16】リバーシブルキーボードのキートップ部の他の実施例を示す概略断面図である。
【図17】リバーシブルキーボードのキートップ部のさらに他の実施例を示す概略断面図である。
【図18】図17に示すリバーシブルキーボードのキートップ部の斜視図である。
【図19】リバーシブルキーボードの表面側と裏面側のキートップ部の数を異ならせて設けた実施例を示しており、リバーシブルキーボードをキーボード装着用凹部から取り外した状態を示す平面図である。
【図20】(a)は、リバーシブルキーボードの表面側を上にして装着したときの図19に示すE−E線概略断面図、(b)は、リバーシブルキーボードの裏面側を上にして装着したときの図19に示すE−E線概略断面図である。
【図21】図19及び図20に示すリバーシブルキーボードのキートップ部の他の実施例を示す斜視図である。
【図22】図19及び図20に示すリバーシブルキーボードのキートップ部のさらに他の実施例を示す斜視図である。
【図23】実施の形態2に係わるリバーシブルキーボードを備えた情報処理装置を示しており、リバーシブルキーボードを取り外した状態の情報処理装置の外観斜視図である。
【図24】実施の形態3に係わるリバーシブルキーボードを備えた情報処理装置を示しており、リバーシブルキーボードを取り外した状態の情報処理装置の外観斜視図である。
【図25】リバーシブルキーボードを装着した状態の情報処理装置の外観斜視図である。
【図26】図25に示す装着状態を説明するための平面図及び縦断面図である。
【図27】図24ないし図27に示すリバーシブルキーボードのキートップ部の一実施例を示す斜視図である。
【図28】図24ないし図27に示すリバーシブルキーボードのキートップ部の他の実施例を示す斜視図である。
【図29】実施の形態4に係わるリバーシブルキーボードを備えた情報処理装置を示しており、リバーシブルキーボードを取り外した状態の情報処理装置の外観斜視図である。
【図30】実施の形態5に係わるリバーシブルキーボードを備えた情報処理装置を示しており、リバーシブルキーボードを取り外した状態の情報処理装置の外観斜視図である。
【図31】実施の形態1の情報処理装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図32】実施の形態1の情報処理装置において、リバーシブルキーボードを装置本体に装着したときの処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図33】実施の形態2の情報処理装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図34】実施の形態2の情報処理装置において、リバーシブルキーボードを装置本体に装着したときの処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図35】実施の形態3の情報処理装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図36】実施の形態3の情報処理装置において、リバーシブルキーボードを装置本体に装着したときの処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図37】実施の形態4の情報処理装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図38】実施の形態4の情報処理装置において、リバーシブルキーボードを装置本体に装着したときの処理動作を説明するためのフローチャートである。
【図39】実施の形態5の情報処理装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図40】実施の形態5の情報処理装置において、リバーシブルキーボードを装置本体に装着したときの処理動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 装置本体
1b3 スプリング用受け部
1b4 摺動凹部
2 表示部
3 キー入力部
5,5A,5B,5A1,5B1 リバーシブルキーボード
6 ロック機構部
8 ポップアップ機構部
11 キーボード装着用凹部
12 第1開口部
13 第2開口部
14 第3開口部
15 第1検出スイッチ
16 第2検出スイッチ
17 第3検出スイッチ
18 第4検出スイッチ
22 電池収納部
31 関数キー
32 カーソルキー
33 キーゴム
51a 表面側のキートップ部
51b 裏面側のキートップ部
52a 表面側のキーキャビネット
52b 裏面側のキーキャビネット
53a 表面側の開口部
53b 裏面側の開口部
54 つば部
55 リブ片
56 凹部
57 第1検出突起部
58 第2検出突起部
59 ロック用凹部
61 ロック本体部
62 ロック用爪部
63 スプリング用凹部
64 ロック解除用ノブ
70 第3検出突起部
71 第4検出突起部
81 棒状のポップアップ本体部
82 当止片
83 押上片
84 スプリング用突起片
85 スプリング

Claims (11)

  1. 装置本体のキースイッチ部に表面側または裏面側のいずれかの面を上に向けて装着することにより、装置のキー入力を行うことのできるリバーシブルキーボードであって、前記キースイッチ部を押し下げするキートップ部と、このキートップ部を収納保持する開口部を有するキーキャビネットとからなり、前記開口部は、キーキャビネットの表面側及び裏面側に貫通して形成されており、この開口部に、表面側に突出する表面側キートップ部と裏面側に突出する裏面側キートップ部とが上下動可能に収納保持された構造において、表面側キートップ部と裏面側キートップ部の数が異なることを特徴とするリバーシブルキーボード。
  2. 装置本体のキースイッチ部に表面側または裏面側のいずれかの面を上に向けて装着することにより、装置のキー入力を行うことのできるリバーシブルキーボードであって、前記キースイッチ部を押し下げするキートップ部と、このキートップ部を収納保持する開口部を有するキーキャビネットとからなり、前記開口部は、キーキャビネットの表面側及び裏面側に貫通して形成されており、この開口部に、表面側に突出する表面側キートップ部と裏面側に突出する裏面側キートップ部とが上下動可能に収納保持された構造において、前記表面側キートップ部の突出部と前記裏面側キートップ部の突出部とをずらせて設けることを特徴とするリバーシブルキーボード。
  3. 前記表面側キートップ部と裏面側キートップ部とが一体的に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリバーシブルキーボード。
  4. 前記表面側キートップ部と裏面側キートップ部とが個別に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のリバーシブルキーボード。
  5. 前記表面側キートップ部と裏面側キートップ部とが互いに嵌め合わせることによって一体に連結されていることを特徴とする請求項に記載のリバーシブルキーボード。
  6. 装置本体のキースイッチ部に表面側または裏面側のいずれかの面を上に向けて装着することにより、装置のキー入力を行うことのできるリバーシブルキーボードと、前記キースイッチ部に装着されたリバーシブルキーボードの装着面側方向に応じてキー入力による制御機能を切り替えるキー入力制御手段とを備え、前記キー入力制御手段は、キー入力の途中で前記リバーシブルキーボードの表面と裏面との入れ替えが行われた後のリバーシブルキーボードのキー入力による制御を継続することを特徴とする情報処理装置
  7. 装置本体のキースイッチ部に表面側または裏面側のいずれかの面を上に向けて装着することにより、装置のキー入力を行うことのできるリバーシブルキーボードと、前記リバーシブルキーボードが、キースイッチ部に着脱可能に設けられた情報処理装置であって、前記キースイッチ部に装着されたリバーシブルキーボードの装着面側方向に応じてキー入力による制御機能を切り替えるキー入力制御手段と、前記リバーシブルキーボードの装着の有無を検出する第1検出手段とを備え、前記キー入力制御手段は、前記第1検出手段によりリバーシブルキーボードがキースイッチ部に装着されていないことを検出している場合には、キー入力の制御を停止することを特徴とする情報処理装置
  8. 前記リバーシブルキーボードのどちらの面を上に向けて装着されたかを検出する第2検出手段を備え、前記キー入力制御手段は、前記第2検出手段の検出結果に基づき、装着されたリバーシブルキーボードの装着方向に応じてキー入力による制御機能を切り替えることを特徴とする請求項6または請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記リバーシブルキーボードを2種類以上有するとともに、これらリバーシブルキーボードの種類を検出する第3検出手段を備え、前記キー入力制御手段は、前記第2検出手段及び第3検出手段の検出結果に基づき、装着されたリバーシブルキーボードの種類と装着方向とに応じてキー入力による制御機能を切り替えることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記キースイッチ部に装着されたリバーシブルキーボードをロックするロック機構部が装置本体に設けられているとともに、このロック機構部のロックを解除 する解除ボタンが装置本体の外面に露出して設けられていることを特徴とする請求項または請求項に記載の情報処理装置。
  11. 前記リバーシブルキーボードを前記キースイッチ部から押し上げる押上手段が装置本体に設けられているとともに、前記解除ボタンによりロック機構部のロックを解除したとき、前記押上手段によりリバーシブルキーボードがキースイッチ部から押し上げられることを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
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