JP4534374B2 - 操作装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、特にAV機器やリモートコントロール送信機器等の操作装置において、特にカバーと本体との両方にボタンを備えた操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のAV機器やリモートコントロール送信機器等の操作装置には、本体とカバーの両方に操作ボタンを設け、カバーを閉じた時にカバーの操作ボタンを使って本体の操作ボタンを押せるようにし、カバーの開閉に応じて操作ボタンの機能を第1の動作モードと第2の動作モードとに使い分けるようにしたものが知られている。例えば、特開平11−134962号公報および特開平11−213801号公報にはリモートコントロール装置に用いたものが公開されている。
【0003】
また、各操作ボタンの操作面に凸部を設けて視覚的に確認できない状態でもボタン操作面に指の腹で触れることによって特定の操作ボタンを識別できるようにしたものがあり、特開平11−144553号公報では凸部の形状により操作ボタンを区別できるようにしたものが公開されている。
【0004】
図20は従来の操作装置の断面図である。図において、1は第2の動作モードを行う第2操作ボタンであるカバーボタン、2は第1の動作モードを行う第1操作ボタンである本体ボタン、3はカバーボタン1が配置されるカバー、4は本体ボタン2が配置された本体、5は本体4とカバー3を接合する開閉軸、6はカバー3の開閉に応じて本体ボタン2の機能を切り換える切り換えスイッチ、7はカバー3が閉じられた時に、切り換えスイッチ6を押し込むための突起、8は各本体ボタン2の直下に電気的接点を有して本体4の内部に収納されたプリント基板、9は本体4に設けられた固定フック、10はカバー3に設けられ、カバー3を閉じたときに固定フック9と係合してカバー3を固定する切り欠き部、11は特定の本体ボタン2を認識させるための凸部、12はカバーボタン1の裏面に設けられた操作部である。
【0005】
次に動作について説明する。カバー3に配置したカバーボタン1を押すことによって、操作部12がカバー3の裏面より突出し、離すと元の状態に戻る。このカバー3は開閉軸5により開閉自在になっており、カバー3を閉じると操作部12が本体4に配置した本体ボタン2の操作面上に位置した状態でカバー3と本体4が固定される。そして、カバー3を閉じた状態でカバーボタン1を押すと、操作部12が可動して本体ボタン2の操作面を押し、本体ボタン2が可動して本体4の裏側に収納されたプリント基板8上のパターンと接触して電気的導通状態になる。これをキースキャン回路によって、本体ボタン2が押されたことを検出できるようになっている。
【0006】
一方、カバー3が閉じられることによって切り換えスイッチ6が突起7により押し込まれるため、切り換えスイッチ6のON、OFFをキースキャン回路で検知すれば本体ボタン2の機能をカバー3の開閉に応じて2段階に切り換えることが可能で、これをカバーボタン1の機能と、本体ボタン2の機能に割り当てることでカバーボタン1と本体ボタン2の機能を使い分けるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の操作装置は以上のように構成されており、本体4上の本体ボタン2の操作面に小さな凸部11を設けると、カバー3を閉じたりカバーボタン1を押したときに操作部12が凸部11の頂点に当たって押圧が集中することになる。したがって、操作部12および本体ボタン2の材質の組み合わせによっては、必要以上の押圧でカバーボタン1を操作したり、長時間カバー3を閉じた状態で放置したりするうちに凸部11に磨耗や変形が生じるという問題点があった。
【0008】
また、カバー3を閉じた際に凸部11と操作部12が非接触状態になるように操作部12を後退させた構造にすると、本体ボタン2が押されるまでのカバーボタン1の可動量が増え、繰り返し操作する際に指に疲労を与えるといった問題点があった。
【0009】
更に、カバーボタン1を押した時の操作感触が本体ボタン2上の凸部の有無によって異なるといった問題点もあった。
【0010】
本発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、本体4の本体ボタン2に凸部を設け、この凸部の変形や摩耗がなく、カバーボタン1を押した際に優れた操作性の得られる操作装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る操作装置においては、第1の動作モードを行う複数個の第1操作ボタンを有する本体と、
第2の動作モードを行う複数個の第2操作ボタンを有し、本体に設けられて開閉可能なカバーとから成る操作装置であって、第1操作ボタンの操作面に設けられた凸部と、この凸部に対向する位置で第2操作ボタンの裏面に設けられた凹部とを備え、カバーが本体に閉じられた時に、第1操作ボタンの凸部が第2操作ボタンの凹部に収納され、かつ第1操作ボタンの凸部以外の操作面が第2操作ボタンの凹部以外の面と密着するように構成したものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は本実施の形態に係わる操作装置の断面図である。図において、2は第1の動作モードを行う第1操作ボタンである本体ボタン、4は本体ボタン2を有する本体、21は特定の本体ボタン2を認識するために本体ボタン2の操作面に配置された凸部、3は本体4に設けられた開閉可能なカバー、12はカバー3を閉じた操作時に、本体ボタン2の側に突出して上記凸部を収納する凹部13が形成された操作部、1はカバー3に配置され、操作部12を有したカバーボタン、5は本体4とカバー3を接合する開閉軸、6はカバー3開閉時の本体ボタン2の機能を切り換える切り換えスイッチ、7はカバー3が閉じられた時に切り換えスイッチ6を押し込むための突起、8は本体4の内部に収納され、本体ボタン2の直下に電気的接点を有するプリント基板、9は本体パネルに取り付けられた固定フック、10はカバー3に設けられ、カバー3を閉じたときに固定フック9と係合し、カバー3を本体4に固定する切り欠き部である。尚、操作部12はカバーボタン1の裏側に設けられており、カバー3を閉じた時に本体ボタン2と接触し更にカバーボタン1を押すと上下に可動する。
【0018】
以下、上述のように構成された操作装置について説明する。
まず、操作面に凸部21が形成された本体ボタン2に対向するカバーボタン1の操作部12には、開閉軸5を中心にカバー3を閉じて固定フック9が切り欠き部10に嵌合させた状態となった時に、凸部21が内側に収納されるように凹部13が形成されている。また、凹部13の後退量は本体ボタン2の操作面から凸部21を構成する各凸部の先端までの突出量よりも多く後退し、かつ各凸部の外形より広く形成されている。従ってカバー3を閉じると本体ボタン2の凸部21を除く操作面が操作部12に接触した状態となる。この時、図2(a)に示すように凹部13の内側では凸部21が操作部12に接触していない状態が保持されている。
【0019】
次に、カバーボタン1を押し込むと操作部12が可動して本体ボタン2の操作面に密着しながらその押圧が本体ボタン2に伝達され、本体ボタン2を可動させることにより本体4の裏側に収納されたプリント基板8上のパターンと接触し電気的導通状態がキースキャン回路で検出される。カバー3を閉じている場合は突起7も切り換えスイッチ6を押し込んでいるため、切り換えスイッチ6の電気的導通状態も同時にキースキャン回路で検出され、本体ボタン2のそれぞれの機能がカバーボタン3の機能に変換される。
【0020】
以上のように、本体ボタン2上の凸部21を構成する各凸部はカバー3を閉じた状態では操作部12に形成された凹部13の内側に収納された状態となり、凸部21の先端部分に押圧が加わらないので凸部21の変形や磨耗を防ぐことができる。
【0021】
また、カバーボタン1を押し込んだ場合でも凸部21を除く本体ボタン2の操作面のみに押圧がかかるため、カバーボタン1を押すことによる凸部21の変形や磨耗を防ぐとともに、操作部12や本体ボタン2の可動時におけるバランスの崩れを抑えることができるため、安定した操作性を得ることができる。
【0022】
なお、図2(b)に示すように本体ボタン2の操作面の形状が曲面で形成されている場合には、操作部12の形状を本体ボタン2の操作面の形状と同じ曲面状に形成してカバー3を閉じた状態で、操作部12が凹部13以外で本体ボタン2の操作面に密着しており、さらに、本体ボタン2の操作面と操作部12の接触面積が広くなるようにした上で凸部21と凹部13を設けてもよい。
【0023】
また、識別可能な本体ボタン2の数を増やす場合は複数の本体ボタン2に異なる配置パターンの凸部21を設け、それぞれ1対1に対応する凹部13を各操作部12に設けてもよい。
【0024】
実施の形態2.
上述の実施の形態1では、凸部21を構成する各凸部の間隔が狭くなると、カバー3を閉じたときに操作部12と本体ボタン2に位置ずれが生じることによって、凸部が凹部13に収納できなくなる可能性がある。本実施の形態では、このような不具合を解決している。
【0025】
図4は本実施の形態に係わる操作装置の断面図である。図において、操作部12に1つの凹部13が設けられている。本体ボタン2の操作面上に形成された凸部21は一定の範囲内に互いの凸部を接近させて配置してあり、この凸部の配置パターンによってそのボタンの持つ機能を操作者が認識できるようにしてある。例えば、ボタンの機能に対する凸部21の配置パターンを決めておけば、ボタンに触れるだけでボタンの機能を識別することが可能となる。
【0026】
一方、図5に示すように凸部21を形成した本体ボタン2に対応するカバーボタン1の操作部12には、凸部21の外形よりも操作部12と本体ボタン2との位置ずれの最大量だけ広く形成した凹部13を設けている。ここで、凹部13が、本体ボタン2毎に複数の凸部12を包括しているため凸部同士の間隔を狭くしても、その隙間に隔壁状となった操作部12が挿入されることがなく、また凸部21の全ての凸部は操作部12と接触しない状態が保持される。
【0027】
以上のように、密集した凸部21を本体ボタン2に設けた場合であっても、カバー3を閉じた状態で凸部21を構成している凸部の全てが収納されるように操作部12に凹部13を形成することで、操作部12と凸部21が非接触状態となるため、凸部21の変形や磨耗を防ぐことができる。
【0028】
なお、複数の本体ボタン2上にさまざまな配置パターンの凸部21を設ける場合には、それぞれに対応する凹部13の形状を1つに統一しておけば操作部12の形状の共通化が図れ、金型製作時のコストを低減することもできる。
【0029】
実施の形態3.
上述の実施の形態2では凸部21を突出量の異なる凸部で構成する2段凸部の場合や本体ボタン2の操作面に広範囲に配置する場合では、本体ボタン2が押される際に操作部12と本体ボタン2との接触面積が小さくなり、バランスが崩れる場合がある。本実施の形態では、本体ボタン2に突出量の異なる2段凸部が構成された場合に対応するものである。
【0030】
図7は本実施の形態に係わる操作装置の本体ボタン2と操作部12の形状を示した断面図で、同図において22は補助凸部で凸部11の周囲に凸部11よりも少ない突出量で形成されている。23は補助凹部で操作部12に設けた凹部13の周囲に凹部13よりも浅く形成されている。
【0031】
補助凸部22は本体ボタン2の縁に近い場所に指の腹で触れたときに、認識できる位置に形成してあり、補助凸部22のある方向に指を移動すると本体ボタン2の中央付近に形成されている凸部11に触れるように誘導することができる。一方、操作部12にはカバー3を閉じた時に補助凸部22と対向する位置に補助凹部23が形成されており、さらにその内部には凸部11と対向する位置に凹部13が形成されて2段凹部となっている。補助凹部23は補助凸部22の本体ボタン2の操作面からの突出量以上の後退量で形成され、さらに凹部13は補助凸部22からの凸部11の突出量よりも多く後退させてある。従ってカバー3を閉じた状態でカバーボタン1を押し込むことによって補助凸部22の操作面と補助凹部23の底面が密着し、かつ補助凸部22を除く本体ボタン2の操作面が操作部12の表面に密着した状態で本体ボタン2が押し込まれるが、凸部11は凹部13の内部で操作部12とは接触しない状態が保持されている。
【0032】
以上のように本体ボタン2に異なる突出量を持つ凸部を設けた場合でも、カバーボタン1を押した時に突出量の最も多い凸部11の先端部分に操作部12が押し付けられることがなく、凸部11の変形や摩耗を防ぐことができる。
【0033】
また、表面積の広い補助凸部22に補助凹部23を密着させて本体ボタン2が押し込まれるようにしたのでカバーボタン1からの押圧がより広い接触面で伝達することができ、本体ボタン2が押し込まれる際にバランスの崩れが生じることなくスムーズに操作することができる。
【0034】
実施の形態4.
実施の形態1および実施の形態2では、本体ボタン2の操作面中央付近にボタンの機能を表す記号や文字などを表示した場合、これらの表示部分を避けて凸部21を配置し表示内容の視認性を向上させる必要があった。本実施の形態では、凸部21が本体ボタンの操作面中央に位置しない場合に対応するものである。
【0035】
図8は本実施の形態に係わる操作装置のカバーを開いた状態の平面図で、同図において31は操作面の中央付近に設けられた本体ボタン2の機能を示す機能表示部で、凸部11は本体ボタン2の操作面の縁辺に形成し、操作面の中央付近は機能表示部31として確保している。また図9に示すように凹部13は操作部12の側面を切り欠いて形成されている。
【0036】
カバー3を閉じると凸部11の全体または一部分が操作部12に設けられた凹部13の内側に位置し、操作部12とは非接触状態が保持される。本体ボタン2の凸部11を除く操作面と操作部12が密着した状態となる。更に、カバーボタン1を押すと操作部12と凸部11が非接触状態を保持されながら本体ボタン2が押し込まれるので凸部11が変形や磨耗を来たすことがない。また、カバーボタン1が押された場合、操作部12がより広い接触面で本体ボタン2と密着するため、本体ボタン2が押し込まれる際のバランスの崩れが生じることなく、スムーズな操作を行なうことができる。
【0037】
なお、凹部13は操作部12の表面にあらかじめ決められた位置に複数設けることで、本体ボタン2の配置や機能および機能表示部31の配置に応じて凸部11の配置を選択できるようにしても良く、全ての操作部12に形状および配置の統一された凹部を形成すれば操作部12の金型製作時のコスト削減も図ることができる。
【0038】
実施の形態5.
上述の実施の形態4では操作部12に凹部13を形成していたが、凸部11の配置パターンや突出量を変更するとそれに応じて凹部13の形状も変える必要があった。本実施の形態では、このような凸部の突出量や配置パターンの変更にも対応することができる。
【0039】
図10は本実施の形態に係わる操作装置の断面図である。図において、31は本体ボタン2とカバーボタン1との間、カバー3の裏面に形成された操作伝達板であり、カバーボタン1を押すと操作部12によって押し出されてカバー3の裏側に突出する。32は操作伝達板31にあけられた貫通する穴である回避孔であり、カバー3を閉じた時に本体ボタン2に形成された凸部11が貫通するような位置に設けられている。
【0040】
以下、上述のように構成された操作装置について説明する。操作伝達板31は、図12に示すようにカバー3の裏面の筐体に部分的にスリットを入れることによって一体形成されており、少なくとも1箇所の連結部でカバー3につながっている。このため、操作伝達板31は上下方向に応力を加えると容易に可動させることができ、応力を加えなければ復元力によって元の位置に戻る。カバーボタン1は操作伝達板31とカバー3の表側の筐体との間に保持され、少なくとも1箇所の連結部でカバー3に固定されており、カバーボタン1を押すことによって操作部12は操作伝達板31に応力を加えることができるようになっている。
【0041】
一方、図11のように回避孔32はカバー3を閉じた時に本体ボタン2の操作面に設けられた凸部11が貫通するような位置にあり、凸部11の外形より大きな形状となっている。このためカバー3を閉じると凸部11を除く本体ボタン2の操作面が操作伝達板31に接触した状態となり、更にカバーボタン1を押し込むと操作伝達版31が本体ボタン2の操作面に密着しながら押圧が伝達されて本体ボタン2が可動し、本体パネル4の裏側に収納されたプリント基板8上のパターンと接触し電気的導通状態がキースキャン回路で検出される。
【0042】
以上のように、操作伝達板31に凸部11の外形より大きな回避孔32を設けておくことにより、カバー3を閉じた状態でも凸部11の先端部分に操作伝達板31が押し付けられることがなく、凸部11の変形や磨耗を防ぐことができるとともに凸部11の突出量の変更にも対応できる。
【0043】
なお、複数の本体ボタン2に集合凸部を設けて各ボタンを識別させる場合は、操作伝達板31に集合凸部を構成する全ての凸部が収まるような形状の回避孔32を設けても良く、1つの本体ボタン2に複数の凸部を設けた場合は、図13(a)のようにそれぞれに対応する複数の回避孔32を操作伝達板31に設けてもよい。また、凸部11を本体ボタン2の縁辺に近い場所に配置した場合は図13(b)のように回避孔32が操作伝達板31の外縁に通じた形状としてもよい。
【0044】
更に本体ボタン2上に凸部11を配置する範囲をあらかじめ決めておき、カバーボタン1に対応する全ての操作伝達板31に同じ形状の回避孔32を設けておくと、凸部11を配置する本体ボタン2を変更しても操作伝達板31と回避孔32の形状は変更する必要がなく、凸部11の配置の自由度が増えるとともに、回避孔32の形状を統一すると操作伝達板31の形状の共通化が図れ、金型等のコストを低減することもできる。
【0045】
実施の形態6.
上述の実施の形態1〜5では本体ボタン2と一体成型された凸部を形成した場合に対応したものである。本実施の形態ではシート状の素材にボタン部と凸部を形成した持強度的に弱いものについても対応することができる。
【0046】
図14は本実施の形態に係わる操作装置の断面図である。図において、33は本体ボタン2の上に配置されパネルシートで、ボタン部分の形状を印刷やエンボス加工を施すことによって形成しており、特定のボタン部分の中央付近にエンボス加工によって成型された凸部11を設けている。
【0047】
パネルシート33はその裏面のボタン部分以外の面を両面粘着テープ(図示しない)で本体4に固定され、本体4から僅かに突出した本体ボタン2がパネルシート33のボタン部分の裏側に位置し、パネルシート33のボタン部分を押すと本体ボタン2も押し込むことができる。また、パネルシート33上に突出した凸部11の裏側には本体ボタン2との間に小さな空間が残されている。一方、図15(a)に示すように操作部12にはカバー3を閉じた時にパネルシート33上の凸部11と対向する位置に凸部11の突出量よりも深い形状の凹部13を設けてあるため、凹部13内側に凸部11が収納されて操作部12と接触しない状態が保持される。更にカバーボタン1を押すと操作部12が可動して凸部11を除くパネルシート33のボタン部分と密着しながら本体ボタン2が押し込まれるため、凸部11へ押圧は加わらない。
【0048】
以上のように、パネルシート33上に形成された強度の低い凸部11を設けた場合、必要以上の押圧でカバーボタン1が押し込まれても凸部11の変形や磨耗を防止することができる。また、パネルシート33のボタン部分を突出させたことによって本体ボタン2の操作面とパネルシート33が離れている場合は、図15(b)に示すように操作部12のエッジ部を滑らかな形状にしておけば、必要以上の押圧でカバーボタン1が押し込まれても操作部12がパネルシート33に復帰不可能な折り曲げ痕などの損傷を与えることを防ぐことができる。
【0049】
なお、カバーボタン1を複数設けている場合には全ての操作部12に統一された形状の凹部13を設け、本体4に本体ボタン2の機能に応じて凸部11が配置されたパネルシート33のみを交換するだけでよく、本体ボタン2の機能の設定変更が容易となる。
【0050】
実施の形態7.
上述の実施の形態1〜6では本体ボタン2の操作面に凸部を形成した場合に対応するものであったが、操作面が小さい場合や機能表示の印刷部分が操作面の全体に及んでいる場合には凸部を操作面以外の場所に設ける必要があった。本実施の形態ではこのような本体ボタン2の操作面以外に設けられた凸部にも対応することができる。
【0051】
図17は本実施の形態に係わる操作装置の断面図である。図において、34は特定の本体ボタン2の周囲の本体4に設けられたパネル凸部であり、指で各凸部34を触れることで本体ボタン2の位置を認識させるものである。35はカバー3の裏面に格子状に設けられたカバー凹部で、カバー3を閉じた際に各パネル凸部34と対向する位置にあり、パネル凸部34の本体パネル2からの突出量よりも深くかつパネル凸部34の直径よりも大きな幅で成型されて、凸部34を収納する。
【0052】
以上のような構成にすることにより、カバー3を閉じた時に各パネル凸部34がカバー凹部35内側に収納されて、パネル凸部34とカバー3の裏面とが非接触状態となり、パネル凸部34の変形や磨耗を防ぐことができる。またカバー3を閉じた状態でカバー3の表面と本体パネル2が接触状態となり、例えば小さなカバーボタン1を設けた場合にボタンを押すと同時にカバー3の筐体も指の腹で押さえてしまうことによるカバー3の歪みを抑えることができるので、各操作部12と本体ボタン2との距離が安定してカバーボタン1の操作性が向上する。
【0053】
また、図19に示すようにカバー凹部35を各操作部12を結ぶ格子状としたことによって、本体ボタン2の操作面の大きさに応じてパネル凸部34の間隔が変わった場合やボタンの機能に応じてパネル凸部34を設ける本体ボタン2が変更された場合であっても、同じカバー3を流用でき、各本体ボタンの機能設定の自由度が大幅に向上する。
【0054】
なお、パネル凸部34はシート状の素材にエンボス加工によって成型し、本体パネル4上に貼り付けたものであっても良い。この場合、本体ボタン2の機能に合わせてパネル凸部を配置したものをあらかじめ成型しておき、本体パネル4に着脱交換可能にしておけば、カバー3を流用しながらパネル凸部34の配置変更を低コストで実現することもできる。
【0055】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
【0056】
第1の動作モードを行う複数個の第1操作ボタンを有する本体と、第2の動作モードを行う複数個の第2操作ボタンを有し、本体に設けられて開閉可能なカバーとから成る操作装置であって、第1操作ボタンの操作面に設けられた凸部と、この凸部に対向する位置で第2操作ボタンの裏面に設けられた凹部とを備え、カバーが本体に閉じられた時に、第1操作ボタンの凸部が第2操作ボタンの凹部に収納され、かつ第1操作ボタンの凸部以外の操作面が第2操作ボタンの凹部以外の面と密着するように構成したことにより、凸部の変形を防ぐとともに、カバーボタンの操作性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による操作装置を示す断面図である。
【図2】 (a)実施の形態1による操作装置において凸部および凹部の形状を示す断面図である。(b)本体ボタン2の操作面の形状が曲面で形成されている場合の凸部および凹部の形状を示す断面図である。
【図3】 実施の形態1による操作装置のカバーを開いた状態での平面図である。
【図4】 実施の形態2による操作装置を示す断面図である。
【図5】 実施の形態2による操作装置において凸部および凹部の形状示す断面図である。
【図6】 実施の形態2による操作装置のカバーを開いた状態での平面図である。
【図7】 実施の形態3による操作装置において複数の凸部が異なった突出量をもつ場合の凸部、および凹部の形状を示す断面図である。
【図8】 実施の形態4による操作装置のカバーを開いた状態での平面図である。
【図9】 実施の形態4による操作装置において凸部および凹部の形状を示す断面図である。
【図10】 実施の形態5による操作装置を示す断面図である。
【図11】 実施の形態5による操作装置のカバーボタン、本体ボタン上の凸部、操作伝達板の回避孔の関係を示す拡大断面図である。
【図12】 実施の形態5による操作装置のカバーを開いた状態での一例を示す平面図である。
【図13】 (a)実施の形態5による複数の回避孔を有する操作伝達板を示す平面図である。(b)回避孔が外縁に通じた操作伝達板を示す平面図である。
【図14】 実施の形態6による操作装置を示す断面図である。
【図15】 (a)実施の形態6による操作装置の凹部とパネルシートの上における凸部の関係を示す拡大断面図である。(b)操作部のエッジ部が滑らかな形状である場合を示す拡大断面図である。
【図16】実施の形態6による操作装置のカバーを開いた状態での平面図である。
【図17】実施の形態7による操作装置を示す断面図である。
【図18】実施の形態7による操作装置のパネル凸部とカバー凹部との関係を示す拡大図である。
【図19】実施の形態7による操作装置のカバーを開いた状態での平面図である。
【図20】従来の操作装置の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 カバーボタン、2 本体ボタン、3 カバー、4 本体、5 開閉軸、6切り換えスイッチ、7 突起、8 プリント基板、9 固定フック、10 切り欠き部、11 凸部、12 操作部、13 凹部、21 凸部、22 補助凸部、23 補助凹部、31 操作伝達板、32 回避孔、33 パネルシート、34 パネル凸部、35カバー凹部。

Claims (6)

  1. 第1の動作モードを行う複数個の第1操作ボタンを有する本体と、
    第2の動作モードを行う複数個の第2操作ボタンを有し、前記本体に設けられ、開閉可能なカバーとから成る操作装置において、
    前記第1操作ボタンの操作面に設けられた凸部と、前記凸部に対向する位置で前記第2操作ボタンの裏面に設けられた凹部とを備え、
    前記カバーが前記本体に閉じられた時に、前記第1操作ボタンの凸部が前記第2操作ボタンの凹部に収納され、かつ前記第1操作ボタンの凸部以外の操作面が前記第2操作ボタンの凹部以外の面と密着するように構成したことを特徴とする操作装置。
  2. 上記第2操作ボタンの凹部以外の面と上記第1操作ボタンの凸部以外の操作面形状が同一形状であることを特徴とする請求項1に記載の操作装置。
  3. 上記第2操作ボタンの凹部が、上記第1操作ボタンの凸部に1対1で対応するように構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の操作装置。
  4. 上記第1操作ボタン毎に複数個の凸部と、この凸部を包括する前記第2操作ボタンの凹部で構成したことを特徴とする請求項1または2に記載の操作装置。
  5. 上記第1操作ボタンの操作面外周近傍に設けられた凸部と、この凸部に対向する位置に前記第2操作ボタンの凹部が設けられ、前記凹部は前記第2操作ボタンの側面の一部を切り欠いて形成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の操作装置。
  6. 第1の動作モードを行う複数個の第1操作ボタンを有する本体と、
    第2の動作モードを行う複数個の第2操作ボタンを有し、前記本体に設けられた開閉可能なカバーとから成る操作装置において、
    前記第1操作ボタンの操作面に設けられた2段凸部と、前記2段凸部に対向する位置で前記第2操作ボタンの裏面に設けられた2段凹部とを備え、
    前記カバーが前記本体に閉じられた時に、前記第1操作ボタンの2段凸部が前記第2操作ボタンの2段凹部に収納され、かつ前記第1操作ボタンの高い凸部以外の操作面が前記第2操作ボタンの高い凹部以外の面と密着するように構成したことを特徴とする操作装置。
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