JP2017041356A - 情報処理装置 - Google Patents

Abstract

【課題】本願が開示する技術は、一つの側面として、ベース部材に操作ボタンを組み付け易くすることを目的とする。
【解決手段】情報処理装置１０は、ケース２０と、クリックベース４２と、スイッチ５８と、ボタン部材７０と、第１係止部材８０と、第１位置決め突起部８８とを備える。クリックベース４２は、第１取付孔８６及び第１位置決め孔９０を有し、ケース２０内に設けられる。スイッチ５８は、クリックベース４２に固定される。ボタン部材７０は、スイッチ５８に対して接離するクリックボタン７４を有する。第１係止部材８０は、ボタン部材７０に設けられ、第１取付孔８６に挿入される第１挿入片部８２と、第１挿入片部８２の先端側から突出し、第１取付孔８６の縁部８６Ａに引っ掛けられる第１爪部８４とを有する。第１位置決め突起部８８は、ボタン部材７０に設けられ、第１爪部８４の突出方向に延びる長孔状を成す第１位置決め孔９０に挿入される。
【選択図】図３

Description

本願が開示する技術は、情報処理装置に関する。

ケース内に設けられるスイッチと、スイッチを押下する操作ボタンとを備える情報処理装置がある（例えば、特許文献１参照）。

特開平１１−０５３９７２号公報

ところで、ケース内に設けられたベース部材にスイッチが固定される情報処理装置において、ベース部材に操作ボタンを組み付けることが想定される。この場合、例えば、操作ボタンに設けられた爪部がベース部材に形成された取付孔に挿入されることにより、操作ボタンがベース部材に固定される。また、操作ボタンの位置決めピンがベース部材の位置決め孔に挿入されることにより、ベース部材に対して操作ボタンが位置決められる。

しかしながら、操作ボタンの爪部をベース部材の取付孔に挿入しつつ、操作ボタンの位置決めピンをベース部材の位置決め孔に挿入するには、手間がかかる可能性がある。

本願が開示する技術は、一つの側面として、ベース部材に操作ボタンを組み付け易くすることを目的とする。

本願が開示する技術では、情報処理装置は、ケースと、ベース部材と、スイッチと、ボタン部材と、係止部材と、位置決め突起部とを備える。ベース部材は、取付孔及び位置決め孔を有し、ケース内に設けられる。スイッチは、ベース部材に固定される。ボタン部材は、スイッチに対して接離する操作ボタンを有する。係止部材は、ボタン部材に設けられ、取付孔に挿入される挿入片部と、挿入片部の先端側から突出し、取付孔の縁部に引っ掛けられる爪部とを有する。位置決め突起部は、ボタン部材に設けられ、爪部の突出方向に延びる長孔状を成す位置決め孔に挿入される。

本願が開示する技術によれば、一つの側面として、ベース部材に操作ボタンを組み付け易くすることができる。

図１は、一実施形態に係る情報処理装置を斜め上側から見た斜視図である。 図２は、図１に示される情報処理装置を斜め上側から見た分解斜視図である。 図３は、図２に示されるボタンユニットを斜め上側から見た分解斜視図である。 図４は、図２に示されるボタンユニットを斜め下側から見た分解斜視図である。 図５は、図２に示されるアッパケース及びボタンユニットを斜め下側から見た分解斜視図である。 図６は、第１係止部材及び第１位置決め突起部を示す図４の一部拡大図である。 図７は、図５に示されるボタンユニットを下側から見た平面図である。 図８は、クリックベースに対するボタンベースの組み付け手順を説明するクリックベース及びボタンベースを長手方向に沿って切断した縦断面図である。 図９は、第１位置決め孔を示す図８の一部拡大図である。 図１０は、第２係止部材及び第２位置決め突起部を示す図４の一部拡大図である。 図１１は、第２位置決め孔を示す図８の一部拡大図である。 図１２は、一実施形態に係るボタンユニットの変形例を下側から見た平面図である。

以下、本願が開示する技術の一実施形態を説明する。

（情報処理装置）
図１に示されるように、本実施形態に係る情報処理装置１０は、例えば、ノート型パーソナルコンピュータとされる。情報処理装置１０は、本体装置（固定側装置）１２と、本体装置１２に回動可能に連結される表示装置（可動側装置）１４とを備える。表示装置１４には、例えば、液晶表示器などの表示器１６が設けられる。この表示装置１４は、本体装置１２側に閉じられた状態と、本体装置１２から開かれた状態とに変移される。

なお、図１には、本体装置１２から表示装置１４が開かれた状態が示される。また、各図に示される矢印Ｕ、矢印Ｆ及び矢印Ｗは、情報処理装置１０の高さ方向の上側、奥行方向の手前側（前後方向の前側）及び横幅方向をそれぞれ示す。

本体装置１２は、ケース２０を有する。ケース２０は、薄型の箱体であり、平面視にて矩形状に形成される。このケース２０は、本体装置１２の厚さ方向（情報処理装置１０の高さ方向）に分割されるアッパケース２２及びロアケース２４を有する。

図２に示されるように、ケース２０内には、例えば、プリント基板（メインボード）２６、光ディスクドライブユニット２８及びハードディスクドライブユニット３０が設けられる。また、ケース２０には、キーボード３２、タッチパッドユニット３４及びボタンユニット４０等が設けられる。

キーボード３２は、平面視にて矩形状に形成されており、アッパケース２２の奥行方向の中央部から奥側に亘って配置される。このキーボード３２は、アッパケース２２の上面２２Ｕから露出する複数のキートップ３２Ａを有する。タッチパッドユニット３４は、アッパケース２２の上面２２Ｕにおけるキーボード３２の前側（矢印Ｆ側）に配置される。このタッチパッドユニット３４は、操作者の指等によって操作されるタッチ操作面３４Ａを有する。タッチ操作面３４Ａは、平面視にて、ケース２０の横幅方向を長手方向とした矩形状に形成されており、アッパケース２２の上面２２Ｕから露出される。

なお、アッパケース２２の上面２２Ｕにおけるタッチパッドユニット３４の前側には、後述する一対のクリックボタン７４を露出させるボタン用開口３６が形成される。このボタン用開口３６は、平面視にて、タッチパッドユニット３４の前側の端部に沿ってケース２０の横幅方向に延びる長方形状に形成される。

（ボタンユニット）
ボタンユニット４０は、アッパケース２２の前側の端部に沿って配置される。図３及び図４に示されるように、ボタンユニット４０は、クリックベース４２と、スイッチユニット５４と、ボタン部材７０とを有する。なお、クリックベース４２は、ベース部材の一例である。

クリックベース４２は、スイッチユニット５４及びボタン部材７０が組み付けられた状態で、ビス５０（図５参照）によってアッパケース２２に固定される。つまり、スイッチユニット５４及びボタン部材７０は、クリックベース４２を介してケース２０に固定される。

具体的には、クリックベース４２は、例えば金属製とされるとともに、平面視にてケース２０（情報処理装置１０）の横幅方向（矢印Ｗ方向）を長手方向とした長方形状に形成される。このクリックベース４２は、ベース本体部４４と、一対の前側固定部４６Ａと、一対の後側固定部４６Ｂとを有する。

図５に示されるように、ベース本体部４４は、平面視にて、ボタン用開口３６とタッチパッドユニット３４とに亘って配置される。このベース本体部４４の長手方向両側の端部には、一対の前側固定部４６Ａ及び一対の後側固定部４６Ｂが設けられる。一対の前側固定部４６Ａ及び一対の後側固定部４６Ｂには、ビス５０が貫通される貫通孔４８がそれぞれ形成される。

アッパケース２２には、一対の前側ボス部５２Ａ及び一対の後側ボス部５２Ｂが設けられる。一対の前側ボス部５２Ａは、ボタン用開口３６の長手方向の両側に配置される。また、一対の後側ボス部５２Ｂは、タッチパッドユニット３４の長手方向の両側に配置される。この一対の前側ボス部５２Ａ及び一対の後側ボス部５２Ｂには、ビス５０によって一対の前側固定部４６Ａ及び一対の後側固定部４６Ｂがそれぞれ固定される。なお、本実施形態の一対の前側固定部４６Ａは、一例として、ビス５０によってロアケース２４（図２参照）と共に一対の前側ボス部５２Ａに固定される。

ベース本体部４４は、平面視にてボタン用開口３６と重なるスイッチ固定領域４４Ａと、平面視にてタッチパッドユニット３４と重なるボタン固定領域４４Ｂとを有する。図３に示されるように、スイッチ固定領域４４Ａには、スイッチユニット５４が固定される。

スイッチユニット５４は、スイッチ基板５６と、一対のスイッチ５８とを有する。スイッチ基板５６は、クリックベース４２の長手方向に沿って延びる長方形状に形成される。このスイッチ基板５６の長手方向の一端側には、ビス６８が貫通される固定孔６０が形成される。また、スイッチ基板５６の長手方向の他端側には、突出部６２が設けられる。

スイッチ固定領域４４Ａの長手方向の一端側には、ビス孔６４が形成される。また、スイッチ固定領域４４Ａの長手方向の他端側には、フック状の引掛け部６６が形成される。この引掛け部６６にスイッチ基板５６の突出部６２が引っ掛けられた状態で、スイッチ基板５６がクリックベース４２に重ねられる。この状態で、ビス６８が、スイッチ基板５６の固定孔６０を通してビス孔６４に締め込まれる。これにより、スイッチ固定領域４４Ａにスイッチ基板５６が固定される。

一対のスイッチ５８は、スイッチ基板５６におけるクリックベース４２と反対側（アッパケース２２側）の実装面５６Ｕに実装される。この一対のスイッチ５８は、スイッチ基板５６の長手方向に間隔を空けて配置されるとともに、後述する一対のクリックボタン７４の押し部７８と対向するように配置される。

各スイッチ５８は、例えば、ドームスイッチ等のタクタイルスイッチとされる。具体的には、各スイッチ５８は、例えば、反転ばね、固定接点及び可動接点を有する。反転ばねは、操作者による押下操作に伴って反転することで操作者にクリック感覚を与える。この反転ばねには、可動接点が設けられる。可動接点は、操作者による押下操作に伴って固定接点に接触される。これにより、スイッチ５８がオン状態（通電状態）となる。また、可動接点が固定接点から離れると、スイッチ５８がオフ状態（非通電状態）となる。この一対のスイッチ５８は、スイッチ基板５６に接続された図示しないケーブルを介して、例えば、前述したプリント基板（メインボード）と電気的に接続される。

ボタン部材７０は、ボタンベース７２と、一対のクリックボタン７４と、複数の接続アーム７９Ａ，７９Ｂとを有する。ボタンベース７２、一対のクリックボタン７４、及び複数の接続アーム７９Ａ，７９Ｂは、例えば、弾性（ゴム性）を有する樹脂によって一体に形成される。このボタンベース７２は、クリックベース４２の長手方向に延びる長方形状に形成されており、クリックベース４２のボタン固定領域４４Ｂに固定される。なお、ボタン固定領域４４Ｂに対するボタンベース７２の固定構造については、後述する。

一対のクリックボタン７４は、クリックベース４２の長手方向に並んで配置されるとともに、クリックベース４２の長手方向に延びる長方形状に形成される。この一対のクリックボタン７４は、スイッチユニット５４を間において、クリックベース４２のスイッチ固定領域４４Ａと対向される。また、一対のクリックボタン７４は、ボタン用開口３６（図５参照）内に配置され、アッパケース２２の上面２２Ｕから露出される。なお、一対のクリックボタン７４は、一対の操作ボタンの一例である。

図４に示されるように、各クリックボタン７４の裏面（スイッチユニット５４側の面）における中央部には、スイッチ５８と対向する凹部７６が形成される。また、凹部７６の中央部には、スイッチ５８の中央部と対向する押し部７８が形成される。この押し部７８は、凹部７６の底壁部から突起状に突出される。

各クリックボタン７４は、一対の接続アーム７９Ａ，７９Ｂを介してボタンベース７２に接続される。一対の接続アーム７９Ａ，７９Ｂは、ボタンベース７２からクリックボタン７４側へ延出し、クリックボタン７４の長手方向両側の端部に接続される。この一対の接続アーム７９Ａ，７９Ｂによって、各クリックボタン７４がボタンベース７２に片持ち状態で支持される。

また、一対の接続アーム７９Ａ，７９Ｂは、一対のクリックボタン７４とクリックベース４２との対向方向（情報処理装置１０の高さ方向）に弾性変形される。この一対の接続アーム７９Ａ，７９Ｂの弾性変形に伴って、各クリックボタン７４の押し部７８がスイッチ５８に対して接離される。この際、クリックボタン７４の押し部７８によって、スイッチ５８の中央部が押下され、スイッチ５８が一時的にオフ状態からオン状態に切り替えられる。

（ボタン部材組付構造）
ここで、クリックベース４２に対するボタン部材７０の組付構造の一例について説明する。

図４に示されるように、クリックベース４２とボタン部材７０とは、互いに重ね合わされた状態で組み付けられる。このボタン部材７０のボタンベース７２には、クリックベース４２に係止される一対の第１係止部材８０と、第２係止部材１００とが設けられる。また、ボタンベース７２には、ボタン部材７０をクリックベース４２に対して位置決めする一対の第１位置決め突起部８８と、第２位置決め突起部１０８とが設けられる。この第１係止部材８０と第１位置決め突起部８８とは対をなしており、第２係止部材１００と第２位置決め突起部１０８とは対をなしている。

なお、第１係止部材８０及び第２係止部材１００は、係止部材の一例である。また、第１位置決め突起部８８及び第２位置決め突起部１０８は、位置決め突起部の一例である。

（第１係止部材）
図６に示されるように、一対の第１係止部材８０は、ボタンベース７２の長手方向（矢印Ｗ方向）両側の端部７２Ａに設けられる。各第１係止部材８０は、第１挿入片部８２及び第１爪部８４を有する。なお、第１挿入片部８２は、挿入片部の一例であり、第１爪部８４は、爪部の一例である。

第１挿入片部８２は、ボタンベース７２の端部７２Ａからクリックベース４２側へ延出される。また、第１挿入片部８２は、ボタンベース７２の端部７２Ａに沿って延びる壁状に形成される。この第１挿入片部８２は、クリックベース４２のボタン固定領域４４Ｂに形成された第１取付孔８６に挿入される。第１取付孔８６は、クリックベース４２の短手方向（長手方向と直交する方向）に延びる長方形状に形成される。なお、第１取付孔８６は、取付孔の一例である。

第１挿入片部８２の先端部には、第１爪部８４が形成される。第１爪部８４は、第１挿入片部８２の先端部からボタンベース７２の長手方向の外側（ボタンベース７２の長手方向の中央部７２Ｍと反対側）へ突出される。そして、一対の第１係止部材８０は、図７に示されるように、各々の第１爪部８４をボタンベース７２の長手方向の外側に向けた状態で配置される。つまり、一対の第１係止部材８０は、各々の第１爪部８４を互いに反対側に向けた状態で配置される。

図８に示されるように、第１爪部８４は、傾斜面８４Ａ及び係止面８４Ｂを有する。傾斜面８４Ａは、第１挿入片部８２の先端部から第１爪部８４の突出方向（矢印Ｔ１方向）の先端部８４Ｃへ向かうに従って係止面８４Ｂ側へ傾斜される。

係止面８４Ｂは、ボタンベース７２側を向く面とされる。この係止面８４Ｂは、第１爪部８４が第１取付孔８６を通過した状態で、当該第１取付孔８６の外側の縁部８６Ａに引っ掛けられる。つまり、係止面８４Ｂは、第１取付孔８６の縁部８６Ａに対し、クリックベース４２とボタンベース７２との組付方向（ボタンユニット４０の厚み方向）に係止される。

（第１位置決め突起部）
図７に示されるように、一対の第１位置決め突起部８８は、一対の第１係止部材８０の間に配置される。より具体的には、各第１位置決め突起部８８は、第１係止部材８０よりもボタンベース７２の長手方向（矢印Ｗ方向）の中央部７２Ｍ（図４参照）側に、当該第１係止部材８０とボタンベース７２の長手方向に隣り合って配置される。つまり、第１位置決め突起部８８は、第１係止部材８０の周囲に配置される。図６に示されるように、各第１位置決め突起部８８は、円柱状に形成されており、ボタンベース７２からクリックベース４２側へ延出される。この一対の第１位置決め突起部８８は、クリックベース４２のボタン固定領域４４Ｂに形成された一対の第１位置決め孔９０に挿入される。

（第１位置決め孔）
図７に示されるように、一対の第１位置決め孔９０は、クリックベース４２における一対の第１取付孔８６の間に配置される。より具体的には、第１位置決め孔９０は、第１取付孔８６よりもクリックベース４２の長手方向の中央部側に、当該第１取付孔８６とクリックベース４２の長手方向（矢印Ｗ方向）に隣り合って配置される。なお、第１位置決め孔９０は、位置決め孔の一例である。

図９に示されるように、各第１位置決め孔９０は、第１爪部８４の突出方向に延びる長孔状を成している。つまり、各第１位置決め孔９０は、クリックベース４２の長手方向に延びる長孔状を成している。また、第１位置決め孔９０の幅Ｄ１は、第１位置決め突起部８８の直径よりも僅かに大きくされる。これにより、一対の第１位置決め孔９０に一対の第１位置決め突起部８８がそれぞれ挿入された状態で、クリックベース４２に対してボタン部材７０がクリックベース４２の短手方向（矢印Ｓ方向）に位置決めされる。つまり、一対の第１位置決め孔９０に一対の第１位置決め突起部８８がそれぞれ挿入された状態では、クリックベース４２に対してボタン部材７０が第１爪部８４の突出方向と交差する方向に位置決めされる。

（第２係止部材）
図１０に示されるように、第２係止部材１００は、ボタンベース７２の長手方向の中央部７２Ｍにおける一対のクリックボタン７４（図４参照）と反対側の端部７２Ｂに設けられる。なお、本実施形態の第２係止部材１００は、第１係止部材８０と向きが異なる点を除き、第１係止部材８０と同様の構成とされる。したがって、以下の第２係止部材１００の説明では、第１係止部材８０との相違点を中心に説明する。

第２係止部材１００は、第２挿入片部１０２及び第２爪部１０４を有する。第２挿入片部１０２は、ボタンベース７２の端部７２Ｂからクリックベース４２側へ延出される。また、第２挿入片部１０２は、ボタンベース７２の端部７２Ｂに沿って延びる壁状に形成される。この第２挿入片部１０２は、クリックベース４２のボタン固定領域４４Ｂに形成された第２取付孔１０６に挿入される。第２取付孔１０６は、クリックベース４２の短手方向に延びる長方形状に形成される。なお、第２挿入片部１０２は、挿入片部の一例であり、第２爪部１０４は、爪部の一例である。また、第２取付孔１０６は、取付孔の一例である。

第２挿入片部１０２の先端部には、第２爪部１０４が形成される。第２爪部１０４は、第２挿入片部１０２の先端部からボタンベース７２の短手方向の外側（クリックボタン７４と反対側）へ突出される。つまり、第２爪部１０４の突出方向（図１１の矢印Ｔ２方向）と第１爪部８４の突出方向（図９の矢印Ｔ１方向）とは、ボタンベース７２（ボタン部材７０）の厚み方向から見て、互いに交差（本実施形態では直交）される。この第２爪部１０４は、傾斜面１０４Ａ及び係止面１０４Ｂを有する。

傾斜面１０４Ａは、第２挿入片部１０２の先端部から第２爪部１０４の突出方向の先端部１０４Ｃへ向かうに従ってボタンベース７２側へ傾斜される。係止面１０４Ｂは、ボタンベース７２側を向く面とされる。この係止面１０４Ｂは、第２爪部１０４が第２取付孔１０６を通過した状態で、当該第２取付孔１０６の外側の縁部１０６Ａに引っ掛けられる。つまり、係止面１０４Ｂは、第２取付孔１０６の縁部１０６Ａに対し、クリックベース４２とボタンベース７２との組付方向（ボタンユニット４０の厚み方向）に係止される。

（第２位置決め突起部）
図１０に示されるように、第２位置決め突起部１０８は、第２係止部材１００よりもボタンベース７２の短手方向の中央部側に、当該第２係止部材１００とボタンベース７２の短手方向（矢印Ｓ方向）に隣り合って配置される。つまり、第２位置決め突起部１０８は、第２係止部材１００の周囲に配置される。また、第２位置決め突起部１０８は、円柱状に形成されており、ボタンベース７２からクリックベース４２側へ延出される。この第２位置決め突起部１０８は、クリックベース４２のボタン固定領域４４Ｂに形成された第２位置決め孔１１０に挿入される。また、図７に示されるように、第２位置決め突起部１０８と、前述した一対の第１位置決め突起部８８とは、クリックベース４２の長手方向に沿った仮想の直線Ｖ上に配置される。

（第２位置決め孔）
図１１に示されるように、第２位置決め孔１１０は、第２取付孔１０６よりもクリックベース４２の短手方向の中央部側に、当該第２取付孔１０６とクリックベース４２の短手方向に隣り合って配置される。また、第２位置決め孔１１０は、第２爪部１０４の突出方向（矢印Ｔ２方向）に延びる長孔状を成している。つまり、第２位置決め孔１１０は、クリックベース４２の短手方向に延びる長孔状を成している。

さらに、第２位置決め孔１１０の幅Ｄ２は、第２位置決め突起部１０８の直径よりも僅かに大きくされる。これにより、第２位置決め孔１１０に第２位置決め突起部１０８が挿入された状態で、クリックベース４２に対してボタン部材７０がクリックベース４２の長手方向に位置決めされる。つまり、第２位置決め孔１１０に第２位置決め突起部１０８が挿入された状態では、クリックベース４２に対してボタン部材７０が第２爪部１０４の突出方向と交差する方向に位置決めされる。なお、第２位置決め孔１１０は、位置決め孔の一例である。

次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。

先ず、ケース２０に対するボタンユニット４０の取付方法について説明する。

図４に示されるように、ボタンユニット４０は、クリックベース４２、スイッチユニット５４及びボタン部材７０を有する。クリックベース４２には、スイッチユニット５４及びボタン部材７０が組み付けられる。この状態で、ボタン部材７０の一対のクリックボタン７４が、アッパケース２２の内側からボタン用開口３６（図２参照）内に配置される。そして、図５に示されるように、クリックベース４２の一対の前側固定部４６Ａ及び一対の後側固定部４６Ｂが、アッパケース２２の一対の前側ボス部５２Ａ及び一対の後側ボス部５２Ｂにそれぞれビス５０で固定される。

ここで、比較例として、例えば、クリックベース４２及びボタン部材７０が、アッパケース２２にビスで共締めされる場合、次のことが懸念される。すなわち、アッパケース２２に対してクリックベース４２及びボタン部材７０が別々に位置決めされる場合、一対のスイッチ５８に対して一対のクリックボタン７４の押し部７８が位置ずれし易くなる。そして、一対のスイッチ５８に対して一対のクリックボタン７４の押し部７８が位置ずれすると、操作者が一対のクリックボタン７４の何れかを押下した場合に、操作者に所定の操作感覚（クリック感覚）が付与されない可能性がある。

これに対して本実施形態では、クリックベース４２に対してスイッチユニット５４及びボタン部材７０が位置決めされる。具体的には、図３に示されるように、クリックベース４２は、スイッチ固定領域４４Ａ及びボタン固定領域４４Ｂを有する。このスイッチ固定領域４４Ａには、スイッチユニット５４が固定される。つまり、クリックベース４２に対してスイッチユニット５４の一対のスイッチ５８が位置決めされる。一方、ボタン固定領域４４Ｂには、ボタン部材７０のボタンベース７２が固定される。つまり、クリックベース４２に対してボタン部材７０の一対のクリックボタン７４が位置決めされる。

このように本実施形態では、スイッチユニット５４が固定されたクリックベース４２に対し、アッパケース２２を介さずにボタン部材７０が直接的に位置決めされる。この結果、本実施形態では、上記比較例よりもスイッチ５８に対するクリックボタン７４の押し部７８が位置ずれ量が低減される。したがって、操作者が一対のクリックボタン７４の何れを押下しても、操作者に所定の操作感覚を付与することができる。

次に、クリックベース４２に対するボタン部材７０の取付方法について説明する。

図４に示されるように、ボタン部材７０は、ボタンベース７２に設けられた一対の第１係止部材８０及び第２係止部材１００によってクリックベース４２に固定される。また、ボタン部材７０は、ボタンベース７２に設けられた一対の第１位置決め突起部８８及び第２位置決め突起部１０８によってクリックベース４２に位置決めされる。

具体的には、一対の第１係止部材８０は、ボタンベース７２の長手方向両側の端部７２Ａに設けられる。この一対の第１係止部材８０は、図７に示されるように、各々の第１爪部８４を互いに反対側に向けた状態で配置される。つまり、一対の第１係止部材８０は、各々の第１爪部８４をボタンベース７２の長手方向の外側に向けた状態で配置される。

そして、先ず、図８に示されるように、第１係止部材８０の第１爪部８４が、クリックベース４２の第１取付孔８６に挿入（貫通）される。この際、ボタンベース７２は、クリックベース４２と反対側へ凸を成すように湾曲される。これにより、第１取付孔８６に第１爪部８４が挿入し易くなる。

次に、湾曲されたクリックベース４２が元の形状（自然状態）に復元されると、二点鎖線で示されるように、第１爪部８４の係止面８４Ｂが第１取付孔８６の外側の縁部８６Ａに引っ掛かる。これにより、ボタンベース７２の長手方向両側の端部７２Ａが、クリックベース４２に固定される。この際、ボタンベース７２の一対の第１位置決め突起部８８が、クリックベース４２の一対の第１位置決め孔９０にそれぞれ挿入される。これにより、クリックベース４２に対してボタンベース７２がクリックベース４２の短手方向（図７の矢印Ｓ方向）に位置決められる。

ここで、第１爪部８４が第１取付孔８６を通過（貫通）して当該第１取付孔８６の縁部８６Ａに引っ掛けられる際には、縁部８６Ａに対して第１係止部材８０がボタンベース７２の長手方向（矢印Ｗ方向）に移動される。この第１係止部材８０の移動に伴って、ボタンベース７２がその長手方向に移動する可能性がある。特に、本実施形態では、第１挿入片部８２が短く、弾性変形し難いため、ボタンベース７２の長手方向の移動量が大きくなり易い。そのため、ボタンベース７２に設けられた第１位置決め突起部８８が、第１位置決め孔９０に入り難くなる虞がある。

この対策として本実施形態の第１位置決め孔９０は、図９に示されるように、第１爪部８４の突出方向（矢印Ｔ１方向）に延びる長孔状を成している。つまり、第１位置決め孔９０は、ボタンベース７２の長手方向に延びる長孔状を成している。これにより、前述したように、第１取付孔８６に対する第１爪部８４の挿入に伴って、ボタンベース７２がその長手方向に移動しても、第１位置決め突起部８８を第１取付孔８６に挿入し易くなる。したがって、本実施形態では、第１爪部８４を第１取付孔８６に挿入しつつ、第１位置決め突起部８８を第１位置決め孔９０に容易に挿入することができる。

一方、第２係止部材１００は、ボタンベース７２の長手方向の中央部７２Ｍにおける端部７２Ｂに設けられる。この第２係止部材１００の第２爪部１０４は、第２挿入片部１０２の先端部からボタンベース７２の短手方向の外側へ突出される。この第２爪部１０４がクリックベース４２の第２取付孔１０６に挿入されると、第２爪部１０４の係止面１０４Ｂが第２取付孔１０６の縁部１０６Ａに引っ掛かる。これにより、ボタンベース７２の端部７２Ｂがクリックベース４２に固定される。この際、ボタンベース７２の第２位置決め突起部１０８が、クリックベース４２の第２位置決め孔１１０に挿入される。これにより、クリックベース４２に対してボタンベース７２が、クリックベース４２の長手方向（矢印Ｗ方向）に位置決めされる。

ここで、第２爪部１０４が第２取付孔１０６を通過（貫通）して当該第２取付孔１０６の縁部１０６Ａに引っ掛けられる際には、縁部１０６Ａに対して第２係止部材１００がボタンベース７２の短手方向（矢印Ｓ方向）に移動する。この第２係止部材１００の移動に伴って、ボタンベース７２がその短手方向に移動する可能性がある。特に、本実施形態では、第２挿入片部１０２が短く、弾性変形し難いため、ボタンベース７２の短手方向の移動量が大きくなり易い。そのため、ボタンベース７２に設けられた第２位置決め突起部１０８が、第２位置決め孔１１０に入り難くなる虞がある。

この対策として本実施形態の第２位置決め孔１１０は、図１１に示されるように、第２爪部１０４の突出方向（矢印Ｔ２方向）に延びる長孔状を成している。つまり、第２位置決め孔１１０は、ボタンベース７２の短手方向に延びる長孔状を成している。これにより、前述したように第２取付孔１０６に対する第２爪部１０４の挿入に伴って、ボタンベース７２がその短手方向に移動しても、第２位置決め突起部１０８を第２取付孔１０６に挿入し易くなる。したがって、本実施形態では、第２爪部１０４を第２取付孔１０６に挿入しつつ、第２位置決め突起部１０８を第２位置決め孔１１０に容易に挿入することができる。

このように本実施形態では、第１位置決め孔９０及び第２位置決め孔１１０の各々が、第１爪部８４及び第２爪部１０４の突出方向に延びる長孔状を成すため、クリックベース４２に対してボタンベース７２を組み付け易くなる。

また、比較例として、例えば、第１位置決め孔９０が円形状（真円状）の場合には、第１係止部材８０の第１挿入片部８２が弾性変形した状態で、第１爪部８４が第１取付孔８６の縁部８６Ａに引っ掛かる可能性がある。これに対して本実施形態では、第１位置決め孔９０が前述したように長孔状を成すため、第１挿入片部８２の弾性変形が復元し易くなる。したがって、第１係止部材８０の耐久性が向上する。これと同様に、第２位置決め孔１１０が長孔状を成すため、第２係止部材１００の耐久性も向上する。

さらに、本実施形態では、一対の第１係止部材８０の間に一対の第１位置決め突起部８８が配置される。つまり、第１位置決め突起部８８は、第１係止部材８０に対する第１爪部８４と反対側に配置される。これにより、ボタンベース７２を湾曲させた状態で、一対の第１係止部材８０を一対の第１取付孔８６に挿入しつつ、一対の第１位置決め突起部８８を一対の第１位置決め孔９０に容易に挿入することができる。したがって、クリックベース４２に対してボタンベース７２をさらに組み付け易くなる。

また、本実施形態では、一対の第１位置決め突起部８８と第２位置決め突起部１０８とによって、ボタンベース７２がクリックベース４２に対してクリックベース４２の長手方向及び短手方向に位置決めされる。したがって、一対のスイッチ５８に対する一対のクリックボタン７４の押し部７８の位置決め精度が向上する。

しかも、一対の第１位置決め突起部８８及び第２位置決め突起部１０８は、直線Ｖ（図７参照）上に配置される。これにより、一対の第１位置決め突起部８８及び第２位置決め突起部１０８の加工精度が向上するため、一対の第１位置決め突起部８８及び第２位置決め突起部１０８間の位置ずれが抑制される。この結果、クリックベース４２に対するボタンベース７２の位置決め精度が向上する。したがって、一対のスイッチ５８に対する一対のクリックボタン７４の押し部７８の位置決め精度がさらに向上する。

また、ボタンベース７２の長手方向の中央部７２Ｍは、当該ボタンベース７２の厚み方向（図３の矢印Ｕ方向）には変形（湾曲）し易い一方で、当該ボタンベース７２の短手方向（図３の矢印Ｆ方向及び図７の矢印Ｓ方向）には変形（湾曲）し難い。そのため、第２係止部材１００の第２爪部１０４が、第２取付孔１０６の縁部１０６Ａから外れ難くなる。

さらに、本実施形態では、一対の第１係止部材８０と第２係止部材１００との３点によって、ボタンベース７２がクリックベース４２に固定される。これにより、例えば、一対の第１係止部材８０の２点によってボタンベース７２がクリックベース４２に固定される場合と比較して、本実施形態では、クリックベース４２からボタンベース７２が外れ難くなる。

特に、本実施形態のボタンユニット４０は、例えば、アッパケース２２にビス５０で固定される際に、ボタン部材７０を下にした状態にされる。この際、一対の第１係止部材８０の２点によってボタンベース７２がクリックベース４２に固定される場合は、ボタンベース７２の長手方向の中央部７２Ｍが下方へ撓む可能性がある。

これに対して本実施形態では、ボタンベース７２の長手方向の中央部７２Ｍが第２係止部材１００によってクリックベース４２に固定されるため、ボタンベース７２の長手方向の中央部７２Ｍの撓みが抑制される。したがって、アッパケース２２に対してボタンユニット４０を取り付け易くなる。

また、本実施形態では、一対の第１係止部材８０と第２係止部材１００とによって、ボタン部材７０がクリックベース４２に固定される。これにより、例えば、ボタン部材７０がクリックベース４２にビスで固定する場合と比較して、本実施形態では、部品点数が低減される。したがって、ボタンユニット４０の組立工数が低減されるため、コスト削減を図ることができる。さらには、ボタンユニット４０の軽量化を図ることができる。

次に、上記実施形態の変形例について説明する。

上記実施形態では、一対の第１係止部材８０と第２係止部材１００との３点によって、ボタンベース７２がクリックベース４２に固定されるが、上記実施形態はこれに限らない。例えば、図１２に示されるように、ボタンベース７２は、一対の係止部材８０Ｘ，８０Ｙの２点によって、クリックベース４２に固定されても良い。この場合、例えば、一対の位置決め突起部８８Ｘ，８８Ｙがそれぞれ挿入される一対の位置決め孔１２０Ｘ，１２０Ｙのうち、一方の位置決め孔１２０Ｘが爪部８４Ｘの突出方向に延びる長孔状に形成され、他方の位置決め孔１２０Ｙが円形状（真円状）に形成される。これにより、クリックベース４２に対してボタンベース７２をクリックベース４２の長手方向（矢印Ｗ方向）及び短手方向（矢印Ｓ方向）に位置決めしつつ、一方の係止部材８０Ｘを一方の取付孔８６Ｘに容易に挿入することができる。

なお、他方の位置決め孔１２０Ｙが円形状を成す場合、他方の係止部材８０Ｙが他方の取付孔８６Ｙに挿入し難くなる可能性がある。この場合は、例えば、他方の係止部材８０Ｙを弾性変形し易くすることが考えられる。また、例えば、他方の位置決め孔１２０Ｙ側では、係止部材８０Ｙに替えて、例えばビス等の他の固定部材によってボタンベース７２をクリックベース４２に固定することが考えられる。

また、例えば、ボタンベース７２には、当該ボタンベース７２の短手方向に互いに対向する一対の第２係止部材が設けられても良い。さらに、係止部材の数や配置は、適宜変更可能である。

また、上記実施形態では、第１爪部８４が第１挿入片部８２からボタンベース７２の長手方向の外側へ突出されるが、第１爪部８４は、第１挿入片部８２からボタンベース７２の長手方向の内側（中央部７２Ｍ側）へ突出されても良い。これと同様に、上記実施形態では、第２爪部１０４が第２挿入片部１０２からボタンベース７２の短手方向の外側へ突出されるが、第２爪部１０４はボタンベース７２の短手方向の内側（中央部側）へ突出されても良い。

また、上記実施形態では、一対の第１位置決め突起部８８及び第２位置決め突起部１０８が、直線Ｖ上に配置されるが、一対の第１位置決め突起部８８及び第２位置決め突起部１０８は、直線上に配置されなくても良い。

また、上記実施形態では、第１係止部材８０と第１位置決め突起部８８とがボタンベース７２の長手方向に隣り合って配置されるが、上記実施形態はこれに限らない。第１係止部材８０と第１位置決め突起部８８とは、例えば、ボタンベース７２の短手方向にずれて配置されても良い。また、第１位置決め突起部８８は、第１係止部材８０の周囲ではなく、第１係止部材８０から離れた位置に配置されても良い。これと同様に、第２係止部材１００と第２位置決め突起部１０８とは、例えば、ボタンベース７２の長手方向にずれて配置されても良い。また、第２位置決め突起部１０８は、第２係止部材１００の周囲ではなく、第２係止部材１００から離れた位置に配置されても良い。

また、上記実施形態では、第１係止部材８０と第２係止部材１００とが、同様の構成とされるが、第１係止部材８０と第２係止部材１００とは異なる構成とされても良い。

また、上記実施形態では、クリックベース４２にスイッチ基板５６が固定されるが、クリックベース４２には、スイッチ５８が固定されても良い。また、スイッチ５８は、タクタイルスイッチに限らず、他のスイッチであっても良い。さらに、操作ボタンは、クリックボタン７４に限らず、他の操作ボタンであっても良い。

さらに、上記実施形態では、ノート型パーソナルコンピュータである情報処理装置１０にボタンユニット４０が適用されるが、ボタンユニット４０は、他の情報処理装置に適用されても良い。

以上、本願が開示する技術の一実施形態について説明したが、本願が開示する技術は上記の実施形態に限定されるものでない。また、上記実施形態及び各種の変形例を適宜組み合わせて用いても良いし、本願が開示する技術の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。

なお、以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。

（付記１）
ケースと、
取付孔及び位置決め孔を有し、前記ケース内に設けられるベース部材と、
前記ベース部材に固定されるスイッチと、
前記スイッチに対して接離する操作ボタンを有するボタン部材と、
前記ボタン部材に設けられ、前記取付孔に挿入される挿入片部と、前記挿入片部の先端側から突出し、前記取付孔の縁部に引っ掛けられる爪部と、を有する係止部材と、
前記ボタン部材に設けられ、前記爪部の突出方向に延びる長孔状を成す前記位置決め孔に挿入される位置決め突起部と、
を備える情報処理装置。
（付記２）
前記位置決め突起部は、前記位置決め孔に挿入された状態で、前記ベース部材に対して前記ボタン部材を前記爪部の突出方向と交差する方向に位置決めする、
付記１に記載の情報処理装置。
（付記３）
前記位置決め突起部は、前記係止部材に対する前記爪部と反対側に配置される、
付記１又は付記２に記載の情報処理装置。
（付記４）
前記ボタン部材の長手方向に間隔を空けて配置される一対の前記係止部材と、
一対の前記係止部材の間に配置される一対の前記位置決め突起部と、
を備え、
一対の前記係止部材は、各々の前記爪部を互いに反対側に向けた状態で配置され、
一対の前記位置決め突起部は、前記ベース部材に形成された一対の前記位置決め孔にそれぞれ挿入される、
付記１〜付記３の何れか１つに記載の情報処理装置。
（付記５）
一対の前記位置決め孔は、前記ボタン部材の長手方向に延びる長孔状を成す、
付記４に記載の情報処理装置。
（付記６）
一対の前記係止部材は、前記ボタン部材の長手方向両側の端部に設けられる、
付記４又は付記５に記載の情報処理装置。
（付記７）
一対の前記係止部材としての一対の第１係止部材と、
前記一対の第１係止部材の各々の周囲に配置される一対の前記位置決め突起部としての一対の第１位置決め突起部と、
前記ボタン部材の厚み方向から見て、一対の前記第１係止部材の前記爪部の突出方向と交差する方向へ前記爪部が突出する前記係止部材としての第２係止部材と、
前記第２係止部材の周囲に配置される前記位置決め突起部としての第２位置決め突起部と、
を備え、
前記第１位置決め突起部は、前記位置決め孔としての第１位置決め孔に挿入され、
前記第２位置決め突起部は、前記第２係止部材の前記爪部の突出方向に延びる長孔状を成す前記位置決め孔としての第２位置決め孔に挿入される、
付記４〜付記６の何れか１つに記載の情報処理装置。
（付記８）
一対の前記第１位置決め突起部及び前記第２位置決め突起部は、直線上に配置される、
付記７の記載の情報処理装置。
（付記９）
前記第２位置決め孔は、前記ボタン部材の短手方向に延びる長孔状を成す、
付記７又は付記８に記載の情報処理装置。
（付記１０）
前記第１位置決め突起部は、前記第１位置決め孔に挿入された状態で、前記ベース部材に対して前記ボタン部材を該ボタン部材の短手方向に位置決めし、
前記第２位置決め突起部は、前記第２位置決め孔に挿入された状態で、前記ベース部材に対して前記ボタン部材を該ボタン部材の長手方向に位置決めする、
付記７〜付記９の何れか１つに記載の情報処理装置。
（付記１１）
前記第２係止部材及び前記第２位置決め突起部は、前記ボタン部材の長手方向の中央部に、該ボタン部材の短手方向に並んで配置される、
付記７〜付記１０の何れか１つに記載の情報処理装置。
（付記１２）
前記第２係止部材は、前記ボタン部材の前記中央部における端部に設けられる、
付記１１に記載の情報処理装置。
（付記１３）
前記ボタン部材は、ボタンベースと、前記ボタンベースと前記操作ボタンとを接続するとともに、弾性変形に伴って該操作ボタンを前記スイッチに接離させる接続アームと、を有し、
前記係止部材及び前記位置決め突起部は、前記ボタンベースに設けられる、
付記１〜付記１２の何れか１つに記載の情報処理装置。
（付記１４）
前記ベース部材には、該ベース部材の長手方向に間隔を空けて配置される一対の前記スイッチが固定され、
前記ボタン部材は、一対の前記スイッチの各々に対して接離する一対の前記操作ボタンを有する、
付記１〜付記１３の何れか１つに記載の情報処理装置。
（付記１５）
前記ベース部材に固定されるスイッチ基板を備え、
前記スイッチは、前記スイッチ基板に実装される、
付記１〜付記１４の何れか１つに記載の情報処理装置。
（付記１６）
前記操作ボタンは、クリックボタンとされる、
付記１〜付記１５の何れか１つに記載の情報処理装置。
（付記１７）
前記スイッチは、タクタイルスイッチとされる、
付記１〜付記１６の何れか１つに記載の情報処理装置。
（付記１８）
前記ケースを有する本体装置と、
前記本体装置に回動可能に連結される表示装置と、
を備える付記１〜付記１７の何れか１つに記載の情報処理装置。
（付記１９）
取付孔及び位置決め孔を有するベース部材と、
前記ベース部材に固定されるスイッチと、
前記スイッチに対して接離する操作ボタンを有するボタン部材と、
前記ボタン部材に設けられ、前記取付孔に挿入される挿入片部と、前記挿入片部の先端側から突出し、前記取付孔の縁部に引っ掛けられる爪部と、を有する係止部材と、
前記ボタン部材に設けられ、前記爪部の突出方向に延びる長孔状を成す前記位置決め孔に挿入される位置決め突起部と、
を備えるボタンユニット。

１０ 情報処理装置
２０ ケース
４０ ボタンユニット
４２ クリックベース（ベース部材の一例）
５６ スイッチ基板
５８ スイッチ
７０ ボタン部材
７２ ボタンベース
７２Ａ 端部（ボタン部材の長手方向の端部の一例）
７２Ｂ 端部（ボタン部材の長手方向の中央部における端部の一例）
７２Ｍ 中央部（ボタン部材の長手方向の中央部の一例）
７４ クリックボタン（操作ボタンの一例）
７９Ａ 接続アーム
７９Ｂ 接続アーム
８０ 第１係止部材（係止部材の一例）
８０Ｘ 係止部材（係止部材の一例）
８２ 第１挿入片部（挿入片部の一例）
８４ 第１爪部（爪部の一例）
８４Ｘ 爪部（爪部の一例）
８６ 第１取付孔（取付孔の一例）
８６Ａ 縁部（取付孔の縁部の一例）
８６Ｘ 取付孔（取付孔の一例）
８８ 第１位置決め突起部（位置決め突起部の一例）
８８Ｘ 位置決め突起部（位置決め突起部の一例）
９０ 第１位置決め孔（位置決め孔の一例）
１００ 第２係止部材（係止部材の一例）
１０２ 第２挿入片部（挿入片部の一例）
１０４ 第２爪部（爪部の一例）
１０６ 第２取付孔（取付孔の一例）
１０６Ａ 縁部（取付孔の縁部の一例）
１０８ 突起部（位置決め突起部の一例）
１１０ 第２位置決め孔（位置決め孔の一例）
１２０Ｘ 位置決め孔（位置決め孔の一例）
Ｖ 直線

Claims (5)

1. ケースと、
   取付孔及び位置決め孔を有し、前記ケース内に設けられるベース部材と、
   前記ベース部材に固定されるスイッチと、
   前記スイッチに対して接離する操作ボタンを有するボタン部材と、
   前記ボタン部材に設けられ、前記取付孔に挿入される挿入片部と、前記挿入片部の先端側から突出し、前記取付孔の縁部に引っ掛けられる爪部と、を有する係止部材と、
   前記ボタン部材に設けられ、前記爪部の突出方向に延びる長孔状を成す前記位置決め孔に挿入される位置決め突起部と、
   を備える情報処理装置。
2. 前記位置決め突起部は、前記係止部材に対する前記爪部と反対側に配置される、
   請求項１に記載の情報処理装置。
3. 前記ボタン部材の長手方向に間隔を空けて配置される一対の前記係止部材と、
   一対の前記係止部材の間に配置される一対の前記位置決め突起部と、
   を備え、
   一対の前記係止部材は、各々の前記爪部を互いに反対側に向けた状態で配置され、
   一対の前記位置決め突起部は、前記ベース部材に形成された一対の前記位置決め孔にそれぞれ挿入される、
   請求項１又は請求項２に記載の情報処理装置。
4. 一対の前記係止部材としての一対の第１係止部材と、
   前記一対の第１係止部材の各々の周囲に配置される一対の前記位置決め突起部としての一対の第１位置決め突起部と、
   前記ボタン部材の厚み方向から見て、一対の前記第１係止部材の前記爪部の突出方向と交差する方向へ前記爪部が突出する前記係止部材としての第２係止部材と、
   前記第２係止部材の周囲に配置される前記位置決め突起部としての第２位置決め突起部と、
   を備え、
   前記第１位置決め突起部は、前記位置決め孔としての第１位置決め孔に挿入され、
   前記第２位置決め突起部は、前記第２係止部材の前記爪部の突出方向に延びる長孔状を成す前記位置決め孔としての第２位置決め孔に挿入される、
   請求項３に記載の情報処理装置。
5. 一対の前記第１位置決め突起部及び前記第２位置決め突起部は、直線上に配置される、
   請求項４の記載の情報処理装置。