JPH11134962A - リモートコントロール装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品点数の削減とカバーが不意に閉じられた
時でも手や指にあたらないリモートコントロール装置を
提供。 【解決手段】 ボタン４がラバー９と一体成形されてお
り、また切替えボタン５がラバー８と一体成形され、更
にボタン４と切替えボタン５は、開閉軸３の近辺に配さ
れている。従って、カバー１の開閉で、ボタン４と切替
えボタン５が互いに押されたり、離れたりすることによ
り、ラバー８の中にあるプリント基板１０のキーパター
ンが導通になったり、非導通になったりすることによ
り、ラバーボタン７と開閉スイッチ６の操作の使い分け
を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、リモートコントロ
ール装置に係り、特に、カバー面とケース面の操作ボタ
ンを使い分けができるリモートコントロール装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来のリモートコントロール装置は、カ
バー及びケースの両面に操作ボタンを配して両面の操作
ボタンを使い分けるために、図２に示すように、カバー
１０１と、ケース１０２と、開閉軸３と、開閉スイッチ
６と、ラバーボタン７と、ラバー８，９と、プリント基
板１０と、突起１０４と、切替えスイッチ１０５と、デ
ータ送信用のＬＥＤ１１とから構成されている。

【０００３】また、開閉スイッチ６は、ラバー８と一体
成形されており、またラバーボタン７は、ラバー９と一
体成形され、更に突起１０４は、カバー１０１と一体成
形されている。

【０００４】また、従来のリモートコントロール装置の
動作は、図２に示すように、まず第１にカバー１０１が
閉じられた状態で、カバー１０１と一体成形されている
突起１０４がプリント基板１０に実装されている切替え
スイッチ１０５を押して電気的に導通状態となり、デコ
ード回路で制御されてラバーボタン７が操作できるよう
になり、ラバーボタン７が押されると、開閉スイッチ６
を押して、プリント基板１０のパターンを導通状態とす
る。

【０００５】第２に、カバー１０１が開かれた状態で、
カバー１０１と一体成形された突起１０４は、ケース１
０２内のプリント基板１０に実装されている切替えスイ
ッチ１０５とは接触せず非導通状態となり、デコード回
路で制御されて開閉スイッチ６が操作できるようにな
り、開閉スイッチ６が押されると、プリント基板１０の
パターンを導通状態とする。

【０００６】このように、従来のリモートコントロール
装置は、カバー１０１の開閉状態により、カバー１０１
と一体成形された突起１０４とケース１０２内のプリン
ト基板１０に実装された切替えスイッチ１０５との導
通、非導通状態をデコード回路で制御して開閉スイッチ
６或いはラバーボタン７の切り替えを行なっていた。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
リモートコントロール装置は、切替えスイッチがプリン
ト基板上に実装されたタクトスイッチであることから部
品費用でコストアップになり、カバーが開いている状態
で操作している最中に、不意にカバーが閉じた場合、リ
モートコントロール装置を持つ手或いは指に当たる課題
があった。

【０００８】そこで、本発明の目的は、部品点数の削減
とカバーが不意に閉じられた時でも手や指にあたらない
リモートコントロール装置を提供する。

【０００９】

【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明のリモートコントロール装置は、カバー
と、このカバーの内部に配置されラバーと、このラバー
に一体成形されたラバーボタンと、このラバーボタンの
下部に設けられた開閉スイッチを有するプリント基板
と、このプリント基板の上に配置された上記ラバーボタ
ンと共に一体成形された切替えボタンと、この切替えボ
タンと上記ラバーボタンとの接触時に上記ラバーの反動
で上記カバーを係止する係止機構とで構成され、上記切
替えボタンが押されることによって上記プリント基板上
の開閉スイッチを導通状態にすることを特徴とする。

【００１０】

【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態によ
るリモートコントロール装置を図面を参照して説明す
る。

【００１１】図１は、本発明の一実施の形態によるリモ
ートコントロール装置の構成図（Ａ）及びカバー開放時
の断面図（Ｂ）である。

【００１２】本発明の一実施の形態によるリモートコン
トロール装置は、図１に示すように、カバー１と、この
カバー１の内部に配置されラバー９と、このラバー９に
一体成形されたラバーボタン７と、このラバーボタン７
の下部に設けられた開閉スイッチ６を有するプリント基
板１０と、このプリント基板１０の上に配置されたラバ
ーボタン７と共に一体成形された切替えボタン５と、こ
の切替えボタン５とラバーボタン７との接触時にラバー
９の反動でカバー１を係止する係止機構である開閉軸３
とで構成される。

【００１３】また、カバー１のボタン４とラバーボタン
７とラバー９は一体成形され、ケース２の切替えボタン
５と開閉スイッチ６とラバー８は一体成形されている。

【００１４】次に、本発明の一実施の形態によるリモー
トコントロール装置の動作を図面を参照して説明する。

【００１５】本発明の一実施の形態によるリモートコン
トロール装置の動作は、図１の（Ａ）に示すように、ま
ず第１に、カバー１が閉じられた状態の時、開閉軸３の
近くに配置されたボタン４が切替えボタン５を押し、各
々ラバーが押された状態となり、ラバー８の下部にある
プリント基板１０のスイッチパターンは導通状態となっ
てラバーボタン７の操作が可能となり、ラバーボタン７
が押し込まれて開閉スイッチ６も同時に押し込まれ、プ
リント基板１０上のキーパターンを導通状態とし、デコ
ード回路で処理してＬＥＤ１１でデータコードを送信す
る。

【００１６】第２に、図１の（Ｂ）に示すように、カバ
ー１が開けられた状態の時、開閉軸３の近くに配置され
たボタン４と切替えボタン５は、ラバーの復元力を利用
しているため、各々ラバーが押された状態にはならず、
ラバー８の下部のプリント基板１０のスイッチパターン
は非導通状態となって開閉スイッチ６の操作が可能とな
り、開閉スイッチ６が押し込まれてプリント基板１０上
のキーパターンを導通状態とし、デコード回路で処理し
てＬＥＤ１１でデータコードを送信する。

【００１７】従って、本発明の一実施の形態によるリモ
ートコントロール装置は、カバー１の開閉により、ボタ
ン４と切替えボタン５が互いに押されたり、離れたりす
ることにより、ラバー８の下にあるプリント基板１０の
キーパターンを導通、非導通させることにより、デコー
ド回路で制御してラバーボタン７と開閉スイッチ６の操
作の使い分けを行なう。

【００１８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のリモート
コントロール装置によれば、従来使用していたタクトス
イッチがラバーボタンに置き替わって操作ボタンと一体
成形されたため、プリント基板にスイッチを実装する必
要がないので、部品点数及びコストを削減する効果があ
る。

【００１９】また、本発明のリモートコントロール装置
によれば、タクトスイッチをラバーボタンに変更してカ
バーの開閉軸の近くに配することにより、カバーを開け
た状態で操作している場合、不意にカバーを閉じようと
してもラバー材の復元力によって完全にカバーが閉るこ
とがなく、リモートコントローラを持つ手にカバーの端
面があたることを防止する効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本発明の一実施の形態によるリモート
コントロール装置の構成図（Ａ）及びカバー開放時の断
面図（Ｂ）である。

【図２】従来のリモートコントロール装置の構成図であ
る。

【符号の説明】

１ カバー ２ カバー（ケース） ３ 係止機構（開閉軸） ４ 開閉スイッチ（ボタン） ５ 切替えボタン ６ 開閉スイッチ ７ ラバーボタン ８，９ ラバー １０ カバー（プリント基板） １１ カバー（ＬＥＤ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 カバーと、このカバーの内部に配置され
   ラバーと、このラバーに一体成形されたラバーボタン
   と、このラバーボタンの下部に設けられた開閉スイッチ
   を有するプリント基板と、このプリント基板の上に配置
   された上記ラバーボタンと共に一体成形された切替えボ
   タンと、この切替えボタンと上記ラバーボタンとの接触
   時に上記ラバーの反動で上記カバーを係止する係止機構
   とで構成され、上記切替えボタンが押されることによっ
   て上記プリント基板上の開閉スイッチを導通状態にする
   ことを特徴とするリモートコントロール装置。