JP3613860B2 - ラジオコントロール送信機のスイッチ機構 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はラジオコントロール送信機に設けられ、1個のスイッチを2方向から操作できるスイッチ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
ラジオコントロール送信機に設けられているスイッチは、一般に各スイッチ毎に押す方向が一方向に限定されている。例えば、図3に示すスイッチ機構は、筐体100の内部に設けられた基板101と、基板101上に設けられたスイッチ102からなる。スイッチ102は、基板101に固定された本体103と、前記本体103に対して相対的に移動して前記接点を開閉するアクチュエータ104からなる。アクチュエータ104は筐体100の開口部100aから外に突出しており、筐体100の外からアクチュエータ104を矢印で示す所定の方向に押せばスイッチ102を操作することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来のスイッチ機構によれば、スイッチを操作する方向が一方向に限定されていたので、該スイッチ機構が設けられている筐体に対して特定の方向からしかスイッチ機構を操作できず、筐体に関して前記特定の方向と反対の方向から操作することができなかった。このため、特にある種のラジオコントロール送信機においては、送信機を保持する操作者の利き腕によって、送信機の特定位置に設けられたスイッチ機構の操作に支障が生じる場合があった。
【0004】
例えば、ラジオコントロール送信機には、グリップ形と称されるタイプのものがある。このグリップ形のラジオコントロール送信機は、制御信号を送信するための電子回路の主要部が収納された箱形の基体と、基体の下側に取り付けられたグリップとを有している。基体の下面には、グリップを握る手の指(一般的には人指し指)で操作するトリガが設けられている。基体の側面には操作ダイアルが設けられ、グリップの上部側面にはスイッチが設けられている。操作時には、操作者が一方の手でグリップを握って送信機全体を支え、その手の人指し指でトリガを操作するとともに、その手の親指等で前記グリップのスイッチを操作する。また、他方の手で操作ダイアル等を操作する。
【0005】
前記グリップ形のラジオコントロール送信機において、グリップの上部側面に設けたスイッチを、グリップを把持している手の指で操作するには、その手が右手であれば該スイッチは操作者からみて左側面になければならず、その手が左手であれば該スイッチは操作者からみて右側面になければならない。従って、グリップの上部に設ける前記スイッチが、特定の一方向のみから操作できる前記従来のスイッチ機構であると、操作者の利き腕によっては操作が困難になってしまうことがあった。
【0006】
そこで、グリップ上部のスイッチの位置が異なる2種類の製品を利き腕別に用意するか、グリップの上部の両面に前記スイッチ機構をそれぞれ設けておき、どちらからの操作にも対応できるようにする等の手段が考えられる。しかしながら、どちらの方法もコストの増大を招き、製品価格を上昇させるので好ましくない。
【0007】
本発明は、1個のスイッチを用いて異なる2方向から操作できるスイッチ機構を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載されたラジオコントロール送信機のスイッチ機構は、接点を内蔵する本体と前記本体に対して相対的に移動して前記接点を開閉するアクチュエータとを備えた1個のスイッチと、前記スイッチの本体に設けた第1のキートップと、前記スイッチのアクチュエータに設けた第2のキートップと、前記第1及び第2のキートップをそれぞれ外部から操作することにより前記本体と前記アクチュエータをそれぞれ外部から操作して前記接点を開閉できるように前記スイッチを保持する筐体と、を有している。
【0009】
請求項2に記載されたラジオコントロール送信機のスイッチ機構は、請求項1記載のラジオコントロール送信機のスイッチ機構において、前記本体と前記アクチュエータの間には復帰用の付勢手段が介装されており、前記筐体の両側面にはそれぞれスイッチ孔が貫通して設けられ、前記第1及び第2のキートップが対応する前記各スイッチ孔にそれぞれ内側から係合して各一部分を前記筐体の外部に突出させており、前記筐体の両側面から前記第1又は第2のキートップを押して前記スイッチを操作することができるように構成したことを特徴としている。
【0010】
請求項3に記載されたラジオコントロール送信機のスイッチ機構は、請求項1記載のラジオコントロール送信機のスイッチ機構において、前記筐体は操作者が片手で把持するグリップ部であり、グリップ部の前方にグリップ部を把持する手の指の一部で操作するトリガが設けられ、グリップ部を把持する手の指の一部で前記第1及び第2のキートップを操作できるように前記スイッチが前記グリップ部に設けられていることを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1及び図2を参照して説明する。本例のラジオコントロール送信機1は、前述したグリップ形である。図2に示すように、ラジオコントロール送信機1は、制御信号を送信するための電子回路の主要部が収納された筐体である基体2と、基体2の下側に取り付けられた筐体としてのグリップ部3と、グリップ部3の底部に設けられた筐体としての電池箱4を有している。基体2の下面には、グリップ部3を握る手の指(一般的には人指し指)で操作するトリガ5が設けられている。基体2の側面には操作ダイアル6が設けられ、グリップ部3の上部の一側面にはスイッチ機構10のキートップ15が設けられている。また、図2中には現れないが、後述するように他方の側面にはスイッチ機構10のキートップ16が設けられている。操作時には、操作者が一方の手でグリップ部3を握ってラジオコントロール送信機1の全体を支え、その手の人指し指でトリガ5を操作するとともに、その手の親指等で前記グリップ部3のキートップ15又は16を操作する。また、他方の手で操作ダイアル6等を操作する。
【0012】
グリップ部3の側面に設けられたスイッチ機構10の構成を図1を参照して説明する。グリップ部3の内部には1個のスイッチ11が設けられている。スイッチ11は、接点を内蔵する本体12と、前記本体12に対して相対的に移動して前記接点を開閉するアクチュエータ13とを備えている。本体12とアクチュエータ13の間には復帰用の付勢手段が介装されており、相対的に本体12内に押し込まれたアクチュエータ13は外力が取り除かれると本体12の外に向けて復帰する。接点の開閉によって得られる信号は、本体12から導出された配線14によって基体2の電子回路等に導かれる。
【0013】
前記スイッチ11の本体12には第1のキートップ15が設けられている。前記スイッチ11のアクチュエータには第2のキートップ16が設けられている。操作者から見てグリップ部3の左右両側面には、それぞれスイッチ孔17,18が貫通して設けられている。前記第1及び第2のキートップ15,16は、グリップ部3の対応する前記各スイッチ孔17,18にそれぞれ内側から係合して各一部分を外部に突出させている。
【0014】
グリップ部3の外部から一方のキートップを押してグリップ部3内に押し込むと、反対側のキートップは対応するスイッチ孔に内側から係合するので、スイッチ11の本体12とアクチュエータ13は相対的に移動して接点が閉じる。外力を除けば、スイッチ11の付勢手段によってスイッチ11の本体12とアクチュエータ13の相対的な位置関係は元に戻り、接点は開く。なお、キートップを押した時に接点が開き、キートップが復帰した時に接点が閉じるタイプのスイッチを用いてもよい。
【0015】
このスイッチ機構10によれば、操作者から見てグリップ部3の左右どちらの面からもキートップ15,16を押してスイッチ11を操作することができる。従って、操作者が右利きであっても左利きであっても、グリップ部3を握った手の指によって前記グリップ部3の第1又は第2のキートップ15,16の何れかを押すことができ、スイッチ11の操作を行うことができる。
【0016】
上記の構成においては、スイッチ11自体が有する復帰用の付勢手段によって各キートップ15,16に復帰力を与えたが、専用の付勢手段を設けてもよい。なお、グリップ形のラジコン送信機においてグリップ部の側面に設けるスイッチの種類としては、ストップウォッチのタイマーの開始スイッチや、ブレーキ機能の切り換え等の操作特性の設定スイッチ等があるが、これ以外のスイッチにも本発明を適用できる。
【0017】
上記の構成においては、利き腕に係わらずスイッチ11の操作を支障無く行うことができる。この他に、グリップ部3を握る手でない他方の手で操作する操作ダイアル6を、使い勝手に応じて基体2の反対側の面に付け替えられるようにし、操作者の利き腕に応じて左右好みの側で操作するようにしてもよい。このようにすれば、ラジオコントロール送信機としての操作性がさらに向上する。
【0018】
上記の構成においては、グリップ形のラジコン送信機を例示したが、箱形のラジコン送信機についても本発明を適用することができる。箱形のラジコン送信機は、通常両手で保持しながら両手の各指の一部で複数のスティックやスイッチ類等を操作するが、その場合には本発明のスイッチ機構を適用したスイッチは二方向から操作でき、左右いずれの手の指によっても操作可能となり、操作性が向上する。
【0019】
【発明の効果】
本発明のスイッチ機構は、一個のスイッチを筐体の両側の二方向から操作できるので、操作性が良好であり、特に操作者の利き腕に係わらず操作できるという効果がある。またスイッチが一個ですむので全体の専有スペースが小さくて安価であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す一部を切り欠いた拡大斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の全体を示す正面図である。
【図3】従来のラジオコントロール送信機における従来のスイッチ機構の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ラジオコントロール送信機
3 筐体としてのグリップ
5 トリガ
10 スイッチ機構
11 スイッチ
12 本体
13 アクチュエータ
15 第1のキートップ
16 第2のキートップ
Claims (3)
- 接点を内蔵する本体と前記本体に対して相対的に移動して前記接点を開閉するアクチュエータとを備えた1個のスイッチと、前記スイッチの本体に設けた第1のキートップと、前記スイッチのアクチュエータに設けた第2のキートップと、前記第1及び第2のキートップをそれぞれ外部から操作することにより前記本体と前記アクチュエータをそれぞれ外部から操作して前記接点を開閉できるように前記スイッチを保持する筐体と、を有するラジオコントロール送信機のスイッチ機構。
- 前記本体と前記アクチュエータの間には復帰用の付勢手段が介装されており、
前記筐体の両側面にはそれぞれスイッチ孔が貫通して設けられ、前記第1及び第2のキートップが対応する前記各スイッチ孔にそれぞれ内側から係合して各一部分を前記筐体の外部に突出させており、
前記筐体の両側面から前記第1又は第2のキートップを押して前記スイッチを操作することができるように構成したことを特徴とする請求項1記載のラジオコントロール送信機のスイッチ機構。 - 前記筐体は操作者が片手で把持するグリップ部であり、グリップ部の前方にグリップ部を把持する手の指の一部で操作するトリガが設けられ、グリップ部を把持する手の指の一部で前記第1及び第2のキートップを操作できるように前記スイッチが前記グリップ部に設けられている請求項1記載のラジオコントロール送信機のスイッチ機構。
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