JP4014787B2 - 電動工具におけるトグルスイッチの防塵装置 - Google Patents

電動工具におけるトグルスイッチの防塵装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はバッテリ式電動工具に取り付けられるトグルスイッチの防塵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気機器においては切替スイッチとしてトグルスイッチを始めとしてスライドスイッチ、押しボタンスイッチ、跳ね返りボタンスイッチ等、種々のスイッチが利用されてきている。これらのスイッチのうち、トグルスイッチは上記の他のスイッチと比較して小サイズに構成できること及びその操作レバーが外部に露出しているため切替操作が容易であり、またその接点部と操作レバーとが離れているため防塵性が優れている。このため、電動工具のような切り粉や削り粉を生じる電気機器において特に多用されている。
【0003】
ところで、このようなトグルスイッチにおいても特に細かい粉塵が操作レバーの取付部からスイッチ本体の内部に侵入する場合が有り、これを防止するために従来では操作レバーをスイッチ本体との取付部から先端部にかけてゴム等のダストカバーにより外側から取り囲んで覆う構造が提案されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、操作レバーは使用者により切替操作される可動部分であり、これをゴム等のダストカバーで覆った場合には、ダストカバーにより操作レバーの操作感が悪くなったり操作性が阻害される場合が有った。特にダストカバーがゴム製であった場合には操作レバーを切替操作しても操作レバーがゴムの弾性力により元の位置に戻ったりする場合もあり、問題のあるものであった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は前記請求項に記載した構成の防塵装置とした。
請求項1の発明によれば囲み部材によりトグルスイッチを外部から囲いつつ、トグルスイッチの操作レバーをスイッチプレートのシフト動により操作することができる。
このため、切り粉や削り粉の囲み部材内さらにはトグルスイッチの周囲への侵入を確実に防止できるので防塵性が向上する。また、操作レバーに切替操作の障害となるダストカバーを設けずとも操作レバーを操作することができるので操作性が向上する。
また、ハンドル部とバッテリハウジング部との接続部に防塵装置を設けたので、接続部を囲み部材として利用でき、このため囲み部材として別個の部材を設ける必要がないので、トグルスイッチの防塵性に優れた電動工具を簡単かつ安価に製造できる利点を有する。
また、請求項の発明によればシフト時における開口部周縁とスイッチプレートとの間の密接状態を容易かつ確実に得ることができるので防塵性が向上し、かつ切替操作が容易となる。
【0006】
【発明の実施の形態】
次に本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。なお、本実施形態は電動工具として充電式インパクトレンチに本発明を適用した場合の実施形態に関するものである。
【0007】
図1に全体を示した充電式インパクトレンチは中空のハウジング1を有しており、このハウジング1は一対の半割ハウジング部材1aを互いにネジ結合して構成されている。ハウジング1はモータと変速ギヤ及びインパクト機構(いずれも図示しない)を内蔵したモータ・ギヤハウジング部2を上部に有し、またモータに給電するバッテリを収容するバッテリパック3が装着されるバッテリハウジング部4を下部に有している。またモータ・ギヤハウジング部2とバッテリハウジング部4との間には使用者による把持のためのハンドル部5が設けられている。
【0008】
ハンドル部5の上部かつ前部(図中右側)にはトリガ6が設けられており、このトリガ6を引き操作することでモータが起動し、これにより、モータ・ギヤハウジング部2の先端(図中右端)から突出するスピンドル7が上記変速ギヤ及びインパクト機構を介して回転駆動されるようになっている。なお、このような変速ギヤ及びインパクト機構は従来のインパクトレンチのものと同様であり、図示及び詳細な説明は省略する。
【0009】
さて、ハンドル部5とバッテリハウジング部4との接続部8の内部前側(図中右側)にはトグルスイッチ9が収容されている。ここで、接続部8の上側にはハンドル部5さらにはモータ・ギヤハウジング部2が位置しており、これらの内部にはモータ、ギヤ或いは電気回路部材等が収容されているので、接続部8の上側からの切り粉、削り粉等の粉塵の侵入がほぼ完全に防止されている。また、バッテリハウジング部4の下部にはバッテリパック3が装着されているので、接続部8への下側からの切り粉、削り粉等の粉塵の侵入もほぼ完全に防止されている。従って、本実施形態においてハンドル部5,バッテリハウジング部4及びその間の接続部8は、トグルスイッチ9を、切り粉削り粉等の粉塵の外部からの侵入をほぼ完全に防止した状態で取り囲む囲み部材30を構成しており、この囲み部材30が後述する防塵装置17の一部を形成している。
【0010】
次に、トグルスイッチ9の構成に関し説明すると、トグルスイッチ9はスイッチ本体10を有し、このスイッチ本体10は接続部8内に固定されたスイッチ保持部材11により保持されている。図1及びその部分拡大図である図2に示すように、スイッチ本体10の一端からは図示しないモータの制御回路に接続される端子12,12が突出しており、他端にはスイッチ本体10に対して複数の切替位置(本実施形態では2位置)間で傾動可能な操作レバー13が設けられている。なお、スイッチ本体10の内部には操作レバー13の切替操作により切替接続される接点機構が設けられており、このような接点機構を含むトグルスイッチ9自体の構造は周知であり、詳しい説明は省略する。
【0011】
図2に示すように、トグルスイッチ9は、スイッチ保持部材11による保持状態で、操作レバー13を下側としてスイッチ本体10の長手方向軸が前方に向けて斜め下方に延びており、操作レバー13はその先端部がハウジング1の接続部8の前側の下向き湾曲部8aの下部に近接して位置している。また図示の状態で操作レバー13ひいてはスイッチ本体10の長手方向軸は湾曲部8aの下部すなわちバッテリハウジング部4の上面とほぼ平行に延びている。
【0012】
なお、本実施形態では操作レバー13は図1及び図2中紙面に直角な方向に傾動可能となっており、スイッチ保持部材11には操作レバー13を上記湾曲部8aと反対側においてスライド可能にバックアップするためのスライド台14が設けられている。
【0013】
次にトグルスイッチ9の防塵装置17について説明すると、防塵装置17は上記したようにハウジング1の一部である囲み部材30を一つの構成要素として有しており、図2さらにはこの部位のA方向の矢視図である図3に示すように、接続部8の湾曲部8aの下部の壁部15には上記トグルスイッチ9の操作レバー13先端部に対面する部位において矩形の開口部16が設けられている。なお、防塵装置17は他の主たる構成要素としてスイッチプレート18及びリーフスプリング24を有しており、これらについて以下順次説明する。
【0014】
スイッチプレート18は矩形の平板状をなしており、上記開口部16を内側から塞ぐかたちで配置されている。これに関連して、スイッチプレート18は長さ及び幅ともに開口部16よりも若干大きな寸法を有している。なお、本実施形態の説明において開口部16或いはスイッチプレート18の長さ方向とは図3中上下方向(図1或いは図2中紙面に直角な方向)を言い、幅方向とは図3中左右方向(トグルスイッチ9のスイッチ本体10の長手方向に平行な方向)を言う。
【0015】
また開口部16の外面側の周縁部には開口部16に向けて下方に傾斜する斜面19〜19が形成されており、後述する操作つまみ21の操作が容易となっている。一方開口部16の内面側の周縁部には壁部15から内側に向けて矩形のフランジ部20が突出形成されており、このフランジ部20の下縁にスイッチプレート18の外周部がその全周にわたり摺接している。
【0016】
スイッチプレート18の上面の長さ方向中央部には図4に示すように使用者によるシフト操作のための操作つまみ21が一体形成されており、操作つまみ21の両側の上面には数字”1”及び”2”が刻印等の適宜方法で表示されている。ここで、操作つまみ21の幅は開口部16とほぼ同じであるが、長さは開口部16よりも短く設定されており、開口部16を通って若干部分的に外部に突出している。このため、図3及び図6(a)に示すように操作つまみ21を開口部16の長さ方向一端に当接する位置までシフトさせると数字”1”が開口部16を通じて外部から見え、逆に図6(b)に示したように操作つまみ21が開口部16の他端に当接する位置までシフトさせると数字”2”が開口部16から見えるようになっている。なお、操作つまみ21の上面にはシフト操作を容易にするための断面鋸刃状の滑り止め面21aが形成されている。
【0017】
また、図5に示すように、スイッチプレート18の下面には後側(トグルスイッチ9側)の部位において係合部材22が一体で設けられている。この係合部材22は図7(a)及び図7(b)に示すようにトグルスイッチ9の操作レバー13の先端部に係合するものであり、操作つまみ21を介するスイッチプレート18の上記シフト動を操作レバー13その切替動として伝達する伝達手段を構成している。係合部材22は後側(図5中上側)が開放した略コの字形をなしており、前側の辺部中央には操作レバー13の先端が挿通する凹溝23が形成されている。また、この凹溝23の両側には操作レバー13の傾動時において操作レバー13の側面とほぼ平行状態で当接する当接面23a,23aが形成されている。
【0018】
図1及び図2に示した組み付け状態において係合部材22の底面は上記スイッチ保持部材11のスライド台14に当接しており、従って、スライド台14は係合部材22を介してスイッチプレート18をスライド可能に案内する役割をも有している。
【0019】
次に、リーフスプリング24について説明すると、図2,図7(a)、図7(b)、図8(a)及び図8(b)に示すように、リーフスプリング24は、スイッチプレート18の下側において、係合部材22の前側に近接する空間を横切るかたちで配置されている。リーフスプリング24は壁部15内壁に取り付けられた一対のスプリング保持プレート25,25(図8(a)及び図8(b)参照)によって両端部を保持されており、これらのスプリング保持プレート25,25は開口部16の長さ方向両側において、スイッチプレート18のシフト範囲よりも若干広い距離を隔てて配置されている。
【0020】
ここで、リーフスプリング24はその両側縁を上下方向に向けて配置された均一幅の帯状をなしており、一側の面がトグルスイッチ9の操作レバー13の先端に対面している。またリーフスプリング24のほぼ中央部には操作レバー13側に向かう凸状の湾曲部24aが形成されており、スイッチプレート18が図6(a)に示すように数字”1”が開口部16から見える位置にシフトした状態では、操作レバー13の先端が図7(a)に示すようにリーフスプリング24に対して湾曲部24aの一方側(図中左側)で当接し、また図6(b)に示したように数字”2”が開口部16から見える位置にシフトした状態では、図7(a)に示すように操作レバー13の先端がリーフスプリング24に対して湾曲部24aの他方側(図中右側)で当接するようになっている。
【0021】
次に上記実施形態の作用について説明すると、まず図3及び図6(a)に示すように防塵装置17のスイッチプレート18が開口部16を通じて数字”1”が見える位置にシフトされている状態では、トグルスイッチ9の操作レバー13が図7(a)中左側に傾動している。この状態では操作レバー13の先端の右側にリーフスプリング24の湾曲部24aが位置しており、これによって、操作レバー13の図中右方向への傾動が確実に阻止されている。なお、トグルスイッチ9には操作レバー13を図示したような傾動位置(スイッチ位置)に保持するためのスプリングやストッパが通常設けられているが、このようなリーフスプリング24の湾曲部24aによって操作レバー13ひいては後述するようにスイッチプレート18が図示した位置に確実に保持できるようになっている。
【0022】
また、スイッチプレート18はその上面外周縁が開口部16周縁のフランジ部20に密に摺接しており、開口部16はスイッチプレート18によって完全に塞がれた状態となっているため、細かい粉塵を含む切り粉や削り粉等の開口部16を通じたハウジング1内、特に囲み部材30内への侵入さらにはトグルスイッチ9のスイッチ本体10内への侵入が確実に防止されている。
【0023】
さて、図7(a)に示した状態において、操作レバー13の図中左側の側面はスイッチプレート18の係合部材22の凹溝23の左側の当接面23aにほぼ面一で当接しており、また操作レバー13の図中右側の側面には凹溝23の右側の当接面23aのトグルスイッチ9側の端縁が当接している。これによって係合部材22ひいてはスイッチプレート18の操作レバー13に対する図中左右方向への移動が阻止されている。つまり、リーフスプリング24は操作レバー13を介してスイッチプレート18を図示の位置に保持する役割を果たしている。
【0024】
なお、スイッチプレート18は開口部16内に位置するその操作つまみ21の幅が開口部16とほぼ同じに設定されているため、前後方向(図7(a)中紙面に直角な方向)の移動を阻止されており、またスイッチプレート18はその上面外周部が開口部16周縁のフランジ部20に摺接するとともにその下部の係合部材22がスライド台14に摺接しており、しかも図2及び図8(a)に示すようにスイッチプレート18の係合部材22の前側の下面にリーフスプリング24の上縁が摺接しているので、上下方向の移動も阻止されているものである。
【0025】
このような状態で操作者がトリガ6を引き操作するとモータが起動し、スピンドル7は図示したトグルスイッチ9の切替位置に応じた回転速度で回転する。ここで、トグルスイッチ9がこの切替位置ではスイッチプレート18上面の数字”1”が外側から見えており、これによって操作者は、トグルスイッチ9の切替位置が”1”であること、本例の場合には”1”のスピンドル回転速度が選択されていることを認識することができる。
【0026】
次に操作者が、図6(a)の状態から、スイッチプレート18をその操作つまみ21の上面の滑り止め面21aを指により若干押さえつつ開口部16を横切って右側にスライドさせると、スイッチプレート18上面の数字”1”がハウジング1の壁部15により隠れ、図6(b)に示すように数字”2”が開口部16を通じて見える位置で停止する。このような作用を以下に詳しく説明する。
【0027】
まず、スイッチプレート18を図6(a)の状態から右側に動かすと、トグルスイッチ9の操作レバー13に係合部材22の一方の当接面23aを介して図中右側への傾動力が加わる。つまり、ここでは、係合部材22はスイッチプレート18のシフト動を操作レバー13にその切替動として伝達する伝達手段としての役割を果たす。
【0028】
すると、操作レバー13の先端部がリーフスプリング24の湾曲部24aに突き当たり、リーフスプリング24が弾性的に撓んで操作レバー13の先端部が湾曲部24aを乗り越える。操作レバー13の先端部が湾曲部24aを乗り越えると同時にリーフスプリング24が弾性的に復元し、また同時にスイッチプレート18が操作つまみ21により規制されるシフト限に達してそれ以上の移動が阻止され、かつ操作レバー13も右側の傾動限に達して傾動を停止し、図6(b),図7(b)及び図8(b)に示した状態となる。
【0029】
図6(b),図7(b)及び図8(b)に示した状態では、先の状態とは逆に操作レバー13の先端の左側にリーフスプリング24の湾曲部24aが位置しており、これによって、操作レバー13の図中左方向への傾動が確実に阻止されている。また、図7(b)に示すように、操作レバー13の図中右側の側面がスイッチプレート18の係合部材22の凹溝23の右側の当接面23aにほぼ面一で当接しており、また操作レバー13の図中左側の側面には凹溝23の左側の当接面23aのトグルスイッチ9側の端縁が当接している。これによって図7(a)に関連して説明したと同様、係合部材22ひいてはスイッチプレート18の操作レバー13に対する図中左右方向への移動が阻止されている。すなわち、リーフスプリング24は係合部材22と協働してトグルスイッチ9の操作レバー13ひいてはスイッチプレート18を図6(a)及び図6(b)の二つの切替位置において弾性的に保持する保持手段を構成しており、このようなリーフスプリング24によって、操作レバー13ひいてはスイッチプレート18を切替位置に確実に保持できる。また、本実施形態ではリーフスプリング24はスイッチプレート18のシフト位置での保持機能のみならず、スイッチプレート18の下面を摺接状態で支持する機能をも有しており、このため防塵装置17をコンパクトに構成できる利点を有している。
【0030】
さて、図6(b)の状態では先に述べたようにスイッチプレート18の上面の数字”2”が開口部16を通じて見えており、これによって操作者は、トグルスイッチ9の切替位置が”2”であること、本例の場合には”2”のスピンドル回転速度が選択されていることを認識することができる。
【0031】
なお、スイッチプレート18は開口部16を横切って直線的にスライドするものであり、スイッチプレートの長さは開口部16の長さよりも長く設定されているので、図6(b)に示したシフト位置さらには図6(a)の位置から図6(b)の位置に移る間においても外周部が開口部16周縁のフランジ部20に常に密接して開口部16を完全に塞いだ状態に保っている。従って、シフト位置に無関係に切り粉や削り粉の開口部16を通じた囲み部材30内部への侵入とそれに伴うトグルスイッチ9への悪影響を完全に排除できる。このようにスイッチプレート18が開口部16を横切って直線的にスライドする構成としたことにより、シフト時における開口部16周縁とスイッチプレート18との間の密接状態を容易かつ確実に得ることができるので防塵性が向上する。また、このようなスイッチプレート18の直線的なスライド操作は操作者によって簡単に行うことができるので、操作レバーの切替操作が容易となる。また、スイッチプレート18の直線動を係合部材22を利用した簡単な構造で操作レバー13に切替動として伝達できる。
【0032】
なお、以上の実施形態においてスイッチプレート18は開口部16を横切って直線的にスライドするものとしたが、このようなスイッチプレートとしては開口部に対して円弧状の経路でスライドし或いは回転式にスライドするものであってもよい。また、スイッチプレート18と開口部16の周縁のフランジ部20間に付加的なシール部材を設け、或いはこれらを取り囲む付加的な防塵手段を設けても良い。さらに、スイッチプレート18のシフト動を操作レバー13の切替動として伝達するための手段としては上記係合部材22のみならず適当ないかなる機構であっても良い。
【0033】
また、本実施形態ではスイッチプレート18の切替位置での保持手段としてリーフスプリング24を採用したが、コイルスプリング等、同様な機能を有する付勢手段であれば他のいかなる付勢手段も利用できる。
【0034】
加えて、以上は充電式インパクトレンチのスピンドル速度切替のためのトグルスイッチに関して説明したが、他の用途のトグルスイッチさらには3以上の位置を有するトグルスイッチにも同様な構成を適用できる。また、充電式インパクトレンチ以外の電動工具におけるトグルスイッチにも同様な構成を適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるトグルスイッチの防塵装置を組み込んだ充電式インパクトレンチの部分断面側面図である。
【図2】 図1の要部の拡大図である。
【図3】 図2のA方向の矢視図である。
【図4】 防塵装置のスイッチプレートの斜視図である。
【図5】 スイッチプレートの底面図である。
【図6】 分図(a)、(b)は防塵装置をトグルスイッチとともに、2つの異なる切替状態で示した平面図である。
【図7】 分図(a),(b)はそれぞれ図6の分図(a)、(b)の底面図である。
【図8】 分図(a),(b)は防塵装置をトグルスイッチと反対側から見た、それぞれ図6の分図(a)、(b)に対応する正面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング
4 バッテリハウジング部
5 ハンドル部
8 接続部
9 トグルスイッチ
13 操作レバー
16 開口部
17 防塵装置
18 スイッチプレート
22 係合部材(伝達手段)
24 リーフスプリング(保持手段)
30 囲み部材

Claims (1)

  1. 使用者が把持するハンドル部と、該ハンドル部の先端から前側へ張り出す状態に設けられた、バッテリパックを装着するためのバッテリハウジング部と、該バッテリハウジング部と前記ハンドル部との接続部にトグルスイッチを備えた電動工具であって、
    前記トグルスイッチは、スイッチ本体と該スイッチ本体に傾動操作可能に設けられた操作レバーを有し、該操作レバーを前記バッテリハウジング部の張り出し先端側に向け、かつ前記スイッチ本体の長手方向軸を前方に向けて該バッテリハウジング部の上面とほぼ平行に延びた状態で、前記ハンドル部と前記接続部と前記バッテリハウジング部からなる囲み部材により取り囲まれており、
    前記バッテリハウジング部の上面に設けられた開口部と、該開口部を閉塞した状態で該開口部を横切る方向にスライド式にシフト操作可能なスイッチプレートと、該スイッチプレートのシフト動を前記操作レバーに該操作レバーの切替動として伝達する伝達手段と、該スイッチプレートの位置を弾性保持するための付勢手段を有し、
    前記開口部は前記操作レバーの先端部に対面する部位に設けられて、該操作レバーの先端部が前記開口部の下方に位置する一方、前記スイッチ本体は前記接続部の下方に配置した電動工具。
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