JP3388719B2 - トリガ型入力装置 - Google Patents
トリガ型入力装置Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば家庭用テレ
ビゲーム機のコントローラ等に使用されるトリガ型入力
装置に関する。
ビゲーム機のコントローラ等に使用されるトリガ型入力
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用テレビゲーム機のコントローラと
して、両手の親指と人指し指を使って操作を行うもの
が、例えば特開平9−244803号公報等により提示
され、既に市販もされている。
して、両手の親指と人指し指を使って操作を行うもの
が、例えば特開平9−244803号公報等により提示
され、既に市販もされている。
【0003】この種のコントローラでは、通常、表面の
一方の側に2軸型入力装置が設けられ、他方の側に複数
のプッシュスイッチが設けられ、これらは両手の親指で
それぞれ操作される。また、裏面には、一対の1軸型入
力装置が両側に位置して設けられ、これらは両手の人指
し指でそれぞれ操作される。
一方の側に2軸型入力装置が設けられ、他方の側に複数
のプッシュスイッチが設けられ、これらは両手の親指で
それぞれ操作される。また、裏面には、一対の1軸型入
力装置が両側に位置して設けられ、これらは両手の人指
し指でそれぞれ操作される。
【0004】人指し指で操作するためにコントローラの
裏面に設けられる1軸型入力装置としては、人指し指に
よる操作が容易で、且つ操作量に応じた連続的な信号を
入力できる点から、引き金形式の回動式キートップをも
つ所謂トリガ型入力装置が多用されている。
裏面に設けられる1軸型入力装置としては、人指し指に
よる操作が容易で、且つ操作量に応じた連続的な信号を
入力できる点から、引き金形式の回動式キートップをも
つ所謂トリガ型入力装置が多用されている。
【0005】トリガ型入力装置で操作量に応じた連続的
な信号を入力する場合、回動式キートップの操作角度に
対応する信号を出力する信号出力手段が必要であり、こ
の信号出力手段としては、安価なボリュームが比較的多
く使用されている。
な信号を入力する場合、回動式キートップの操作角度に
対応する信号を出力する信号出力手段が必要であり、こ
の信号出力手段としては、安価なボリュームが比較的多
く使用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ボリュ
ームを使用する従来のトリガ型入力装置では、装置本体
から独立した別体のボリュームが、装置本体に組み合わ
される。別体のボリュームは、光学的信号出力手段や磁
気的信号出力手段といった他の信号出力手段に比べると
安価であるが、それでも数点(通常5点程度)の部品を
必要とするので、入力装置中に占めるコストの割合は依
然として高い。
ームを使用する従来のトリガ型入力装置では、装置本体
から独立した別体のボリュームが、装置本体に組み合わ
される。別体のボリュームは、光学的信号出力手段や磁
気的信号出力手段といった他の信号出力手段に比べると
安価であるが、それでも数点(通常5点程度)の部品を
必要とするので、入力装置中に占めるコストの割合は依
然として高い。
【0007】しかも、ボリュームは、入力装置を取付け
る基板との間に半田付けを必要とし、このこともコント
ローラの製作コストを高める原因となっている。
る基板との間に半田付けを必要とし、このこともコント
ローラの製作コストを高める原因となっている。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みて創案されたも
のであり、操作量に応じた連続的な信号を入力できるに
もかかわらず、部品点数が少なく、基板との取付けも容
易なトリガ型入力装置を提供することを目的とする。
のであり、操作量に応じた連続的な信号を入力できるに
もかかわらず、部品点数が少なく、基板との取付けも容
易なトリガ型入力装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るトリガ型入力装置は、基板
に取り付けられるトリガ型入力装置において、一方向に
回動操作可能であり且つ底部に圧下部が設けられたキー
トップと、このキートップの操作方向後方位に配置され
ており且つ傾斜面にされたキートップ側の前部が当該キ
ートップの圧下部に当接されるスライダーと、前記基板
に取り付け可能になっており且つ前記キートップの軸部
を軸支すると共に復帰用のスプリングと共に前記スライ
ダーを操作方向に移動自在に収容するホルダと、前記ス
ライダーの基板対向面に設けられており且つ先端が前記
基板上に形成された抵抗回路に摺動接触する接触子とを
具備しており、前記接触子と前記抵抗回路とによりボリ
ューム抵抗が構成されており、前記キートップの操作に
伴って、前記圧下部が前記スライダーの前部に押圧し、
この押圧により前記スライダーが前記スプリングの付勢
力に抗してホルダ内を直進移動することを特徴としてい
る。
に、本発明の請求項1に係るトリガ型入力装置は、基板
に取り付けられるトリガ型入力装置において、一方向に
回動操作可能であり且つ底部に圧下部が設けられたキー
トップと、このキートップの操作方向後方位に配置され
ており且つ傾斜面にされたキートップ側の前部が当該キ
ートップの圧下部に当接されるスライダーと、前記基板
に取り付け可能になっており且つ前記キートップの軸部
を軸支すると共に復帰用のスプリングと共に前記スライ
ダーを操作方向に移動自在に収容するホルダと、前記ス
ライダーの基板対向面に設けられており且つ先端が前記
基板上に形成された抵抗回路に摺動接触する接触子とを
具備しており、前記接触子と前記抵抗回路とによりボリ
ューム抵抗が構成されており、前記キートップの操作に
伴って、前記圧下部が前記スライダーの前部に押圧し、
この押圧により前記スライダーが前記スプリングの付勢
力に抗してホルダ内を直進移動することを特徴としてい
る。
【0010】本発明の請求項2に係るトリガ入力装置
は、基板に取り付けられるトリガ型入力装置において、
一方向に回動操作可能であり且つ底部に設けられた圧下
部が傾斜面にされたキートップと、このキートップの操
作方向後方位に配置されており且つ前部が当該キートッ
プの圧下部に当接されるスライダーと、前記基板に取り
付け可能になっており且つ前記キートップの軸部を軸支
すると共に復帰用のスプリングと共に前記スライダーを
操作方向に移動自在に収容するホルダと、前記スライダ
ーの基板対向面に設けられており且つ先端が前記基板上
に形成された抵抗回路に摺動接触する接触子とを具備し
ており、前記接触子と前記抵抗回路とによりボリューム
抵抗が構成されており、前記キートップの操作に伴っ
て、前記スライダーは、前記圧下部の傾斜面に押圧され
ることにより、前記スプリングの付勢力に抗してホルダ
内を直進移動することを特徴としている。
は、基板に取り付けられるトリガ型入力装置において、
一方向に回動操作可能であり且つ底部に設けられた圧下
部が傾斜面にされたキートップと、このキートップの操
作方向後方位に配置されており且つ前部が当該キートッ
プの圧下部に当接されるスライダーと、前記基板に取り
付け可能になっており且つ前記キートップの軸部を軸支
すると共に復帰用のスプリングと共に前記スライダーを
操作方向に移動自在に収容するホルダと、前記スライダ
ーの基板対向面に設けられており且つ先端が前記基板上
に形成された抵抗回路に摺動接触する接触子とを具備し
ており、前記接触子と前記抵抗回路とによりボリューム
抵抗が構成されており、前記キートップの操作に伴っ
て、前記スライダーは、前記圧下部の傾斜面に押圧され
ることにより、前記スプリングの付勢力に抗してホルダ
内を直進移動することを特徴としている。
【0011】本発明の請求項1又は2に係るトリガ型入
力装置では、回動式のキートップの操作に伴って、ホル
ダ内のスライダーが基板表面上を直進運動し、スライダ
ーの基板対向面に設けられた接触子が、基板表面に形成
された抵抗回路上を摺動することにより、ボリュームと
しての機能が得られる。ここでは、抵抗回路が基板側に
設けられ、他のボリューム構成部品がホルダ内に内蔵さ
れて直進形式のボリューム抵抗を構成する。このような
構成により、部品点数は例えばスライダー、接触子の2
点となり、且つ基板との間の半田付けも不要になる。し
かも、前記スライダーは、前記キートップの操作方向後
方に配置されると共に、前記ホルダに内蔵されたスプリ
ングにより前方に付勢され、且つ、その前方に配置され
た前記キートップを押し上げるように、前部をキートッ
プに弾性的に当接させる構成とされるので、入力装置の
特に横幅が低減し、その小型化が図られると共に、キー
トップの回転運動をスライダーの直進運動に変換する機
構が簡単になる。
力装置では、回動式のキートップの操作に伴って、ホル
ダ内のスライダーが基板表面上を直進運動し、スライダ
ーの基板対向面に設けられた接触子が、基板表面に形成
された抵抗回路上を摺動することにより、ボリュームと
しての機能が得られる。ここでは、抵抗回路が基板側に
設けられ、他のボリューム構成部品がホルダ内に内蔵さ
れて直進形式のボリューム抵抗を構成する。このような
構成により、部品点数は例えばスライダー、接触子の2
点となり、且つ基板との間の半田付けも不要になる。し
かも、前記スライダーは、前記キートップの操作方向後
方に配置されると共に、前記ホルダに内蔵されたスプリ
ングにより前方に付勢され、且つ、その前方に配置され
た前記キートップを押し上げるように、前部をキートッ
プに弾性的に当接させる構成とされるので、入力装置の
特に横幅が低減し、その小型化が図られると共に、キー
トップの回転運動をスライダーの直進運動に変換する機
構が簡単になる。
【0012】さらには、本発明の請求項1に係るトリガ
型入力装置では、前記スライダーの前部が傾斜してお
り、本発明の請求項2に係るトリガ型入力装置では、前
記スライダーが当接する前記キートップの圧下部に下降
傾斜した傾斜面が形成される。これらの構成によれば、
キートップの回転運動をスライダーの直進運動に変換す
る機構が特に簡単となる。スライダーの前部を傾斜面と
した場合、この傾斜面に当接するキートップの圧下部の
形状は問わず、また、キートップの圧下部を傾斜面とし
た場合、この傾斜面に当接するスライダーの前部の形状
は問わないが、両方を傾斜面とすることもでき、これに
より一層スムーズな操作が可能になる。また、傾斜面は
必ずしも平面である必要はなく、曲面或いは平面と曲面
の組合せでもよい。
型入力装置では、前記スライダーの前部が傾斜してお
り、本発明の請求項2に係るトリガ型入力装置では、前
記スライダーが当接する前記キートップの圧下部に下降
傾斜した傾斜面が形成される。これらの構成によれば、
キートップの回転運動をスライダーの直進運動に変換す
る機構が特に簡単となる。スライダーの前部を傾斜面と
した場合、この傾斜面に当接するキートップの圧下部の
形状は問わず、また、キートップの圧下部を傾斜面とし
た場合、この傾斜面に当接するスライダーの前部の形状
は問わないが、両方を傾斜面とすることもでき、これに
より一層スムーズな操作が可能になる。また、傾斜面は
必ずしも平面である必要はなく、曲面或いは平面と曲面
の組合せでもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係るトリ
ガ型入力装置を用いたコントローラの平面図、図2は同
コントローラの正面図、図3は同コントローラの一部破
断側面図、図4は同トリガ型入力装置の側面図、図5は
同トリガ型入力装置の正面図、図6は同トリガ型入力装
置の背面図、図7及び図8は同トリガ型入力装置の縦断
側面図で、図7は操作されない状態、図8は操作された
状態をそれぞれ示す。
基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係るトリ
ガ型入力装置を用いたコントローラの平面図、図2は同
コントローラの正面図、図3は同コントローラの一部破
断側面図、図4は同トリガ型入力装置の側面図、図5は
同トリガ型入力装置の正面図、図6は同トリガ型入力装
置の背面図、図7及び図8は同トリガ型入力装置の縦断
側面図で、図7は操作されない状態、図8は操作された
状態をそれぞれ示す。
【0014】本発明の実施形態に係るトリガ型入力装置
は、家庭用テレビゲーム機のコントローラに使用され
る。コントローラは、図1〜図3に示すように、操作部
10の両側部に一対の持ち手部20,20を設けた構造
になっている。操作部10の表面の一方の側部には、2
軸型入力装置としてジョイスティックと呼ばれる多方向
入力装置30が設けられ、他方の側部には、複数のプッ
シュスイッチ40,40・・が設けられている。また、
操作部10の裏面両側部には、一対のトリガ型入力装置
50,50がそれぞれ設けられている。
は、家庭用テレビゲーム機のコントローラに使用され
る。コントローラは、図1〜図3に示すように、操作部
10の両側部に一対の持ち手部20,20を設けた構造
になっている。操作部10の表面の一方の側部には、2
軸型入力装置としてジョイスティックと呼ばれる多方向
入力装置30が設けられ、他方の側部には、複数のプッ
シュスイッチ40,40・・が設けられている。また、
操作部10の裏面両側部には、一対のトリガ型入力装置
50,50がそれぞれ設けられている。
【0015】使用者は両手で持ち手部20,20を握
り、左手の親指で多方向入力装置30を操作し、左手の
人指し指で左側のトリガ型入力装置50を操作する。ま
た、右手の親指で複数のプッシュスイッチ40,40・
・を操作し、右手の人指し指で右側のトリガ型入力装置
50を操作する。
り、左手の親指で多方向入力装置30を操作し、左手の
人指し指で左側のトリガ型入力装置50を操作する。ま
た、右手の親指で複数のプッシュスイッチ40,40・
・を操作し、右手の人指し指で右側のトリガ型入力装置
50を操作する。
【0016】トリガ型入力装置50は、操作部10内に
設けられた基板60の裏側の表面(以下、単に表面とい
う)に取付けられている。このトリガ入力装置50は、
図4〜図7に示すように、引き金形状をした回動式のキ
ートップ51と、キートップ51を基板60の表面に固
定するためにその基板60の表面に取付けられるホルダ
ー52と、ホルダー52内にキートップ51の操作方向
後方に位置して設けられた直進式のスライダー53と、
スライダ53の底面に取付けられた接触子54とを備え
ている。
設けられた基板60の裏側の表面(以下、単に表面とい
う)に取付けられている。このトリガ入力装置50は、
図4〜図7に示すように、引き金形状をした回動式のキ
ートップ51と、キートップ51を基板60の表面に固
定するためにその基板60の表面に取付けられるホルダ
ー52と、ホルダー52内にキートップ51の操作方向
後方に位置して設けられた直進式のスライダー53と、
スライダ53の底面に取付けられた接触子54とを備え
ている。
【0017】キートップ51は、操作部10の前方から
後方へ操作され、この操作に伴って基部を中心に回動す
る。キートップ51の基部には、回動中心となる一対の
軸部51a,51aが両側へ突出して設けられている。
キートップ51の前部は、弧状に窪んだ指掛け部51b
になっている。キートップ51の底部には、図7に示す
ように、当該キートップ51を初期位置に固定するため
の平坦面51cと、スライダー53を操作するための角
部が圧下部51dとして設けられている。圧下部51d
は、軸部51a,51aの後方に位置し、キートップ5
1の操作に伴って基板60に接近する。
後方へ操作され、この操作に伴って基部を中心に回動す
る。キートップ51の基部には、回動中心となる一対の
軸部51a,51aが両側へ突出して設けられている。
キートップ51の前部は、弧状に窪んだ指掛け部51b
になっている。キートップ51の底部には、図7に示す
ように、当該キートップ51を初期位置に固定するため
の平坦面51cと、スライダー53を操作するための角
部が圧下部51dとして設けられている。圧下部51d
は、軸部51a,51aの後方に位置し、キートップ5
1の操作に伴って基板60に接近する。
【0018】ホルダー52は、裏面側へ突出する前後一
対の爪部52a,52aにより基板60の表面に固定さ
れる。ホルダー52の前部は、キートップ51を支持す
る平板状の支持部52bであり、後部は、スライダー5
3を収容する筒状の収容部52cである。支持部52b
には、キートップ51の軸部51a,51aが嵌合する
両側一対の軸受部52d,52dが設けられている。収
容部52cの底面には、スライダ53の底面に取付けら
れた接触子54を底面側へ露出させるために、略全長に
わたって開口する開口部52eが設けられている。
対の爪部52a,52aにより基板60の表面に固定さ
れる。ホルダー52の前部は、キートップ51を支持す
る平板状の支持部52bであり、後部は、スライダー5
3を収容する筒状の収容部52cである。支持部52b
には、キートップ51の軸部51a,51aが嵌合する
両側一対の軸受部52d,52dが設けられている。収
容部52cの底面には、スライダ53の底面に取付けら
れた接触子54を底面側へ露出させるために、略全長に
わたって開口する開口部52eが設けられている。
【0019】スライダー53は、ホルダー52の収容部
52c内に前後方向に移動可能に収容され、スライダー
53と共に収容部52c内に収容されたコイル式のスプ
リング55により前方のキートップ51の側に付勢され
ている。スライダー53の前面は、前方に向かって下降
傾斜する平面状の傾斜面53aであり、キートップ51
の下方に後方から潜り込んでキートップ51の圧下部5
1dを、基板60から離れる方向へ弾性的に押圧する。
スライダー53の底面には、接触子54を保持する保持
部53bが、基板60の表面に平行となるよう設けられ
ている。保持部53bは、収容部52cの底面に設けら
れた開口部52eを通して底面側に露出する。
52c内に前後方向に移動可能に収容され、スライダー
53と共に収容部52c内に収容されたコイル式のスプ
リング55により前方のキートップ51の側に付勢され
ている。スライダー53の前面は、前方に向かって下降
傾斜する平面状の傾斜面53aであり、キートップ51
の下方に後方から潜り込んでキートップ51の圧下部5
1dを、基板60から離れる方向へ弾性的に押圧する。
スライダー53の底面には、接触子54を保持する保持
部53bが、基板60の表面に平行となるよう設けられ
ている。保持部53bは、収容部52cの底面に設けら
れた開口部52eを通して底面側に露出する。
【0020】接触子54は、保持部53bの底面に取付
けられている。この接触子54は、銅合金等の導電性材
料からなり、並列的に形成された1対の接触部54a,
54aを、基板60の表面に印刷により形成された抵抗
回路61に弾性的に接触させる。抵抗回路61はカーボ
ンからなる抵抗部61aと導体部61bとを有してお
り、接触子54は接触部54a,54aを抵抗部61a
と導体部61bにそれぞさ接触させることにより可変抵
抗回路を構成する。
けられている。この接触子54は、銅合金等の導電性材
料からなり、並列的に形成された1対の接触部54a,
54aを、基板60の表面に印刷により形成された抵抗
回路61に弾性的に接触させる。抵抗回路61はカーボ
ンからなる抵抗部61aと導体部61bとを有してお
り、接触子54は接触部54a,54aを抵抗部61a
と導体部61bにそれぞさ接触させることにより可変抵
抗回路を構成する。
【0021】次に、トリガ型入力装置50の機能につい
て説明する。
て説明する。
【0022】キートップ51が操作されないときは、図
7に示すように、スライダー53の前面に形成された傾
斜面53aが、キートップ51の下方に後方から潜り込
んでキートップ51の圧下部51dを、基板60から離
れる方向へ弾性的に押圧する。これにより、キートップ
51は前方に付勢され、平坦面51cをホルダー52の
底板表面に密着させることにより、初期位置に固定され
る。
7に示すように、スライダー53の前面に形成された傾
斜面53aが、キートップ51の下方に後方から潜り込
んでキートップ51の圧下部51dを、基板60から離
れる方向へ弾性的に押圧する。これにより、キートップ
51は前方に付勢され、平坦面51cをホルダー52の
底板表面に密着させることにより、初期位置に固定され
る。
【0023】キートップ51を後方へ操作すると、図8
に示すように、キートップ51は軸部51a,51aを
中心に後方へ回動し、圧下部51dでスライダー53の
傾斜面53aを、基板60に接近する方向へ押圧する。
これにより、スライダー53はスプリング55による付
勢力に抗して収容部52c内を後方へ直線移動する。即
ち、キートップ51の操作に伴う回転運動が、スライダ
ー53の傾斜面53aにより、スライダー53の直進運
動に変換される。その結果、接触子54が抵抗回路61
上を摺動し、キートップ51の操作量に応じた抵抗値が
得られる。
に示すように、キートップ51は軸部51a,51aを
中心に後方へ回動し、圧下部51dでスライダー53の
傾斜面53aを、基板60に接近する方向へ押圧する。
これにより、スライダー53はスプリング55による付
勢力に抗して収容部52c内を後方へ直線移動する。即
ち、キートップ51の操作に伴う回転運動が、スライダ
ー53の傾斜面53aにより、スライダー53の直進運
動に変換される。その結果、接触子54が抵抗回路61
上を摺動し、キートップ51の操作量に応じた抵抗値が
得られる。
【0024】キートップ51に付加されている操作力を
取り除くと、スライダー53は前方へ移動し、キートッ
プ51を初期位置へ自動復帰させる。
取り除くと、スライダー53は前方へ移動し、キートッ
プ51を初期位置へ自動復帰させる。
【0025】かくして、トリガ型入力装置50は、キー
トップ51の操作量に応じた電気信号をコントローラに
入力する。
トップ51の操作量に応じた電気信号をコントローラに
入力する。
【0026】しかも、トリガ型入力装置50は、電気信
号出力手段としてのボリュームを直進形式としてホルダ
ー52内に一体化しており、スライダー53を付勢する
スプリング55はキートップ51の付勢手段を兼ねるの
で、そのボリュームを構成するための部品点数は、スラ
イダー53と接触子54の僅か2点となる。これは別体
のボリュームの部品点数(通常5点)と比べて大幅に少
ない。このため、トリガ型入力装置50が安価となる。
また、抵抗回路61を基板60の表面に形成し、これに
接触子54を接触させるので、基板60との間を半田付
けする必要がない。
号出力手段としてのボリュームを直進形式としてホルダ
ー52内に一体化しており、スライダー53を付勢する
スプリング55はキートップ51の付勢手段を兼ねるの
で、そのボリュームを構成するための部品点数は、スラ
イダー53と接触子54の僅か2点となる。これは別体
のボリュームの部品点数(通常5点)と比べて大幅に少
ない。このため、トリガ型入力装置50が安価となる。
また、抵抗回路61を基板60の表面に形成し、これに
接触子54を接触させるので、基板60との間を半田付
けする必要がない。
【0027】従って、コントローラの製作コストが、部
品コスト及び組立コストの両面から低減される。
品コスト及び組立コストの両面から低減される。
【0028】なお、上記実施形態では、キートップ51
の回転運動をスライダー53の直進運動に変換する傾斜
面をスライダー53の側に設けたが、キートップ51の
側に設けることもできる。
の回転運動をスライダー53の直進運動に変換する傾斜
面をスライダー53の側に設けたが、キートップ51の
側に設けることもできる。
【0029】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明の請求項
1又は2に係るトリガ型入力装置は、ボリュームを構成
する抵抗回路を基板側に設け、他のボリューム構成部品
を直進形式としてホルダ内に一体化した構成としたこと
により、部品点数を従来のボリューム別体型のものと比
べて大幅に減らすことができ、その製作コストを低減で
きる。しかも、基板との間の半田付けも不要であるの
で、当該入力装置を使用する機器の製作コストを、部品
コストと組立コストの両面から低減できる。
1又は2に係るトリガ型入力装置は、ボリュームを構成
する抵抗回路を基板側に設け、他のボリューム構成部品
を直進形式としてホルダ内に一体化した構成としたこと
により、部品点数を従来のボリューム別体型のものと比
べて大幅に減らすことができ、その製作コストを低減で
きる。しかも、基板との間の半田付けも不要であるの
で、当該入力装置を使用する機器の製作コストを、部品
コストと組立コストの両面から低減できる。
【0030】また、スライダーをキートップの操作方向
後方に配置して、ホルダに内蔵されたスプリングにより
前方に付勢し、且つ、その前方に配置されたキートップ
を押し上げるように、スライダー前部をキートップに弾
性的に当接させる構成としたので、入力装置の特に横幅
を低減でき、その小型化を図ることができる。また、キ
ートップの回転運動をスライダーの直進運動に変換する
機構を簡略化できる。
後方に配置して、ホルダに内蔵されたスプリングにより
前方に付勢し、且つ、その前方に配置されたキートップ
を押し上げるように、スライダー前部をキートップに弾
性的に当接させる構成としたので、入力装置の特に横幅
を低減でき、その小型化を図ることができる。また、キ
ートップの回転運動をスライダーの直進運動に変換する
機構を簡略化できる。
【0031】さらには、キートップの回転運動をスライ
ダーの直進運動に変換する機構に傾斜面を用いたので、
その変換機構を特に簡略化できる。
ダーの直進運動に変換する機構に傾斜面を用いたので、
その変換機構を特に簡略化できる。
【図1】本発明の実施形態に係るトリガ型入力装置を用
いたコントローラの平面図である。
いたコントローラの平面図である。
【図2】同コントローラの正面図である。
【図3】同コントローラの一部破断側面図である。
【図4】同トリガ型入力装置の側面図である。
【図5】同トリガ型入力装置の正面図である。
【図6】同トリガ型入力装置の背面図である。
【図7】同トリガ型入力装置の縦断側面図で、操作され
ない状態を示す。
ない状態を示す。
【図8】同トリガ型入力装置の縦断側面図で、操作され
た状態を示す。
た状態を示す。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
G06F 3/02 - 3/027
G06F 3/033 - 3/037
H01H 21/22
A63F 9/24
A63F 13/00 - 13/12
Claims (3)
- 【請求項1】 基板に取り付けられるトリガ型入力装置
において、一方向に回動操作可能であり且つ底部に圧下
部が設けられたキートップと、このキートップの操作方
向後方位に配置されており且つ傾斜面にされたキートッ
プ側の前部が当該キートップの圧下部に当接されるスラ
イダーと、前記基板に取り付け可能になっており且つ前
記キートップの軸部を軸支すると共に復帰用のスプリン
グと共に前記スライダーを操作方向に移動自在に収容す
るホルダと、前記スライダーの基板対向面に設けられて
おり且つ先端が前記基板上に形成された抵抗回路に摺動
接触する接触子とを具備しており、前記接触子と前記抵
抗回路とによりボリューム抵抗が構成されており、前記
キートップの操作に伴って、前記圧下部が前記スライダ
ーの前部に押圧し、この押圧により前記スライダーが前
記スプリングの付勢力に抗してホルダ内を直進移動する
ことを特徴とするトリガ型入力装置。 - 【請求項2】 基板に取り付けられるトリガ型入力装置
において、一方向に回動操作可能であり且つ底部に設け
られた圧下部が傾斜面にされたキートップと、このキー
トップの操作方向後方位に配置されており且つ前部が当
該キートップの圧下部に当接されるスライダーと、前記
基板に取り付け可能になっており且つ前記キートップの
軸部を軸支すると共に復帰用のスプリングと共に前記ス
ライダーを操作方向に移動自在に収容するホルダと、前
記スライダーの基板対向面に設けられており且つ先端が
前記基板上に形成された抵抗回路に摺動接触する接触子
とを具備しており、前記接触子と前記抵抗回路とにより
ボリューム抵抗が構成されており、前記キートップの操
作に伴って、前記スライダーは、前記圧下部の傾斜面に
押圧されることにより、前記スプリングの付勢力に抗し
てホルダ内を直進移動することを特徴とするトリガ型入
力装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のトリガ型入力装置
において、前記ホルダには、当該ホルダを前記基板に取
り付けるための爪部が設けられていることを特徴とする
トリガ型入力装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP25785299A JP3388719B2 (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | トリガ型入力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP25785299A JP3388719B2 (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | トリガ型入力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2001084077A JP2001084077A (ja) | 2001-03-30 |
JP3388719B2 true JP3388719B2 (ja) | 2003-03-24 |
Family
ID=17312067
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP25785299A Expired - Fee Related JP3388719B2 (ja) | 1999-09-10 | 1999-09-10 | トリガ型入力装置 |
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CN109803733A (zh) | 2016-08-11 | 2019-05-24 | 铁堡发明有限公司 | 用于计算机的输入装置 |
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-
1999
- 1999-09-10 JP JP25785299A patent/JP3388719B2/ja not_active Expired - Fee Related
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