JP2880630B2 - 電動工具 - Google Patents

電動工具

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JP2880630B2
JP2880630B2 JP5262726A JP26272693A JP2880630B2 JP 2880630 B2 JP2880630 B2 JP 2880630B2 JP 5262726 A JP5262726 A JP 5262726A JP 26272693 A JP26272693 A JP 26272693A JP 2880630 B2 JP2880630 B2 JP 2880630B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動ドリル等の電動工具
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電動ドリルの例を図9に示す。こ
の電動ドリルは、全体としてピストル形を成しており、
工具本体51の内部に電動モータ52が収納されてい
る。工具本体51内における電動モータ52の下部には
電動モータ52の制御用スイッチ本体53が配設されて
いる。
【0003】工具本体51の握持部の上部には、スイッ
チ本体53のオン、オフ操作を行うトリガスイッチ54
が取付けられており、さらにその上には電動モータ52
の回転方向を切替えるための正逆回転切換レバー55が
設けられている。
【0004】正逆回転切換レバー55は、図10に示す
ように全体略T字状に形成され、その先端の左右側部に
は、左操作突部56と右操作突部57とが突設されてお
り、その中間部には軸支ピン58が突設されている。正
逆回転切換レバー5は、スイッチ本体53に、軸支ピン
58を支受されて所定角度だけ回動自在となるよう装着
されている。正逆回転切換レバー55の後端部には、弾
性的にへこむよう変形可能なノッチ59が一体に形成さ
れている。
【0005】正逆回転切換レバー55の後方所定位置に
は、ノッチ59が摺接する2つの山形側面をもつ位置決
め部材60を設けられており、位置決め部材60は、そ
の山形側面の両側谷部60a,60b部分にノッチ59
を止め置くことにより、正逆回転切換レバー55を所定
の回転位置、及び逆回転位置にそれぞれ位置決めするよ
うになっている。
【0006】正逆回転切換レバー55の後端部所定位置
には、図示するように小矩形状の透孔である係合孔61
が穿設され、この係合孔61内に制御用スイッチ本体5
3の正逆回転切換ピン62が係合される。これにより、
正逆回転切換レバー55を正回転位置、又は逆回転位置
に移動操作して、制御用スイッチ本体53の正回転、又
は逆回転制御の切換を行なわせるようにしてある。
【0007】また、工具本体51に内蔵した電動モータ
52の回転力は、遊星歯車を用いた2段変速機を介して
所望の工具を装置するためのチャック63に伝達される
ようになっている。
【0008】上述のような電動ドリルを用いて作業する
場合、作業者は、正逆回転切換レバー55を、例えば図
10に示した矢印A方向に回動した状態(正転状態)、
又は矢印B方向に示すように回動した状態(逆転状態)
に切換え操作を行なう。
【0009】作業者は上述のようにして工具の正転、逆
転をセットした状態でトリガスイッチ54を引き操作す
ることにより、制御用スイッチ本体53をオンとし、電
動モータ52を駆動し、この回動力を伝達されて回動す
る工具により作業を行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述のように構成した
従来の電動ドリルにおいては、作業者が作業中、正逆回
転切換レバー55の切換操作を行うことが多々ある。例
えば作業者が工具本体1の握持部を右手で握った状態
で、図10とは逆にトリガスイッチ4の右側に出ている
右操作突部57を図の矢印A方向に回動して操作しよう
とする場合がある。この場合操作者は、その人指し指で
右操作突部57を押すだけで容易に切換え操作を行ない
図10に示す状態にすることができる。
【0011】しかし、右手に工具本体51を持った状態
で図10に示すように、トリガスイッチ54の左側に出
た左操作突部56を押して正逆回転切換レバー55を切
換え操作する場合、ユーザは、左操作突部56を押そう
としても親指がほとんど届かないので、左手の指64を
用いて左操作突部56を押さなければならない。このよ
うなことは、操作者が左手に工具本体51を握っていた
場合に右操作突部57を押して、正逆回転切換レバー5
5の切換操作を行なおうとするときにも生ずる。
【0012】このように片手に握った工具本体51にお
ける正逆回転切換レバー55の一方の操作が両手でなけ
ればできないようであると、その都度他方の手に持って
いた物を置かねばならない等、作業が煩雑となり、電動
ドリルの使い勝手が極めて悪いため作業性が低下してし
まうという問題があった。
【0013】また、上記問題点を解決するために、正逆
回転切換レバー55をトリガスイッチ54のより近傍に
設けることが考えられるが、トリガスイッチ54と正逆
回転切換レバー55が別個に設けられていると、電動モ
ータ52の回転方向切換動作を行なうためには、2動作
必要であるという問題点があった。
【0014】さらに、正逆回転切換をトリガタイプの切
換スイッチにより行なうものがあるが、従来、OFF切
替操作時に瞬時に電動モータの回転が止まらず、モータ
回転中に逆回転の操作を与えることにより、作業者の手
に大きな反動を与えたり、電動モータのブラシ部より大
きな火花が生じる等、安全作業の観点から問題点があっ
た。
【0015】また、操作性の面からは、上記のような問
題があるため、正逆切換時においては、モータの回転が
止まってから行う必要がある。このため、効率のよい連
続作業ができないという問題があった。
【0016】本発明の目的は、工具本体を片手で握った
まま、その片手だけで正逆回転切換操作を可能とし、電
動モータへの電源投入/遮断動作と併せて1動作で操作
でき、安全で使い勝手の良好な電動工具を提供すること
にある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、工具を駆動するための電動モータと、前
記電動モータを収納し、手で握持可能な握持部を有する
ケーシングと、前記握持部の指当て位置に設けられた可
動操作子を有し、当該可動操作子の動作に伴って、前記
電動モータへの供給電流の向きを正逆切換え可能な切換
えスイッチと、前記切換えスイッチの可動操作子に連動
し、当該可動操作子の切換え操作時に前記電気モータへ
の供給電流を遮断する電源スイッチと、前記電源スイッ
チに接続され、前記電動モータの回転を停止させるブレ
ーキ回路とを備え、この電源スイッチを開状態とした時
に前記ブレーキ回路を作動させて、構成する。
【0018】
【作用】本発明によれば、ケーシングの握持部を操作者
が握持し、例えば、トリガ形状を有する可動操作部を操
作者が指で操作することにより、当該可動操作子の動作
に伴って、切換スイッチにより電動モータへの供給電流
の向きが正逆切換えられ、電動モータは正転/逆転す
る。
【0019】このとき電源スイッチは、可動操作子の動
作に連動して当該切換操作時に電動モータへの供給電流
を遮断する。さらに操作者は、握持部に設けられた可動
操作子を指で操作するだけで、切換スイッチと電源スイ
ッチとが連動するため、片手で1動作で回転切換操作及
び電源投入/遮断を行なえ、操作性が向上する。
【0020】
【実施例】次に図面を参照して本発明の好適な実施例を
説明する。第1実施例 図1に第1実施例の電動ドリルの一部断面図を示す。
【0021】電動工具本体1を作業者が把握するための
ハンドル部2のハウジング7には、支点軸8を中心とし
て矢印A方向または矢印B方向に回動可能にトリガ3が
設けられている。トリガ3には図2に示すように、側面
に凸部11が設けられ、さらに上壁14に溝12を設
け、下壁15に溝13を設けられている。さらに弾性を
有する板バネ16の中央部16aを凸部11に当接させ
るとともに、板バネ16の両側部16b、16b’を曲
折させて、溝12、13にそれぞれ通し、板バネ16の
両端部に屈曲部16c、16c’を設けて、抜け止めと
している。
【0022】さらに電動工具本体1の内部には、トリガ
3を矢印A方向に後述する第1の回動位置まで回動する
ことにより、電動工具本体1の内部に設けられた図示し
ない駆動用モータを正転方向に設定し、トリガ3を矢印
B方向に後述する第2の回動位置まで回動することによ
り前述の駆動用モータを逆転方向に設定するための正逆
切換スイッチ4と、トリガ3を矢印A方向に第1の回動
位置を越えた後述する第3の回動位置まで回動すること
により、あるいはトリガ3を矢印B方向に第2の回動位
置を越えた後述する第4の回動位置まで回動することに
より駆動用モータに駆動用の電源を供給するオンオフス
イッチ5と、が設けられている。
【0023】正逆切換スイッチ4は、スイッチ本体9
と、スイッチ本体9の凸部9aに軸17を介して矢印A
方向あるいは矢印B方向に回動可能な小トリガ18と、
を備えており、全体としてシーソースイッチ構造となっ
ている。さらに小トリガ18の頂面は、板バネ16のほ
ぼ中央部に当接している。
【0024】オンオフスイッチ5は、スイッチ本体19
と、このスイッチ本体19に一端が固定され、他端が自
由端20aを形成する弾性を有するレバー20と、を備
えている。このレバー20は、正逆切換スイッチ4のス
イッチ本体9の突部9aの外郭に沿って曲折され、スイ
ッチ本体9の上部に延在している。a)正回転動作 次に図3を参照して正回転動作を説明する。
【0025】トリガ3の下部を作業者が指で引くことに
より、矢印A方向に図3に実線で示す位置(第1の回動
位置)まで回動させると、板バネ16に押圧されて、小
トリガ18も矢印A方向に回動し、正逆切換スイッチ4
のスイッチ本体9は〔正転側〕に切り替わる。
【0026】トリガ3をさらに矢印A方向に回動する
と、小トリガ18に当接している板バネ16の先端部1
6bは、板バネ16の弾性により、撓みながら溝13内
を矢印F方向(図2(i )参照)に移動し、トリガ3の
下端部3bは、小トリガ18と突部9aとの間で揺動自
在なレバー20に当接する。
【0027】さらにトリガ3を矢印A方向に図3中破線
で示す位置(第3の回動位置。符号3’で示す。)まで
回動すると、弾性を有するレバー20は図中実線で示す
通常位置から、たわみながら図3中破線で示す押圧位置
(符号20’で示す。)まで矢印C方向に揺動し、接点
21を押圧してオンオフスイッチ19の図示しない常開
接点を閉状態とする。これにより、図示しない電動モー
タは正回転方向に駆動されることとなる。
【0028】この後、トリガ3の矢印A方向への回動を
中断し、トリガ3から作業者が指を放すと、板バネ16
の弾性により、トリガ3は図3の実線位置(第1の回動
位置)まで戻る。これにより、レバー20は矢印D方向
に揺動して図中実線で示す通常位置に復帰し、オンオフ
スイッチ19の図示しない常開接点は再び開状態とな
り、図示しないブレーキ回路により電動モータにブレー
キがかかって、電動モータは回転を停止することとな
る。
【0029】この後は、再び、トリガ3を矢印A方向に
回動して、符号3’で示す位置まで回動させることによ
り、容易に電動モータを正回転方向に駆動させることが
できる。b)逆回転動作 次に図4を参照して逆回転動作を説明する。
【0030】トリガ3の上部を作業者が指で引くことに
より、矢印B方向に図4に実線で示す位置(第2の回動
位置)まで回動させると、板バネ16に押圧されて、小
トリガ18も矢印B方向に回動し、正逆切換スイッチ4
のスイッチ本体9は〔逆転側〕に切り替わる。
【0031】トリガ3をさらに矢印B方向に回動する
と、小トリガ18に当接している板バネ16の先端部1
6bは、板バネ16の弾性により、たわみながら溝12
内を矢印E方向(図2(ii)参照)に移動し、トリガ3
の上端部3aは、小トリガ18と突部9aとの間で揺動
自在なレバー20に当接する。
【0032】さらにトリガ3を矢印B方向に図4中破線
で示す位置(第4の回動位置。符号3”で示す。)まで
回動すると、弾性を有するレバー20は図中実線で示す
通常位置から、たわみながら図中破線で示す押圧位置
(符号20’で示す。)まで矢印C方向に揺動し、接点
21を押圧してオンオフスイッチ19の図示しない常開
接点を閉状態とする。これにより、図示しない電動モー
タは逆回転方向に駆動されることとなる。
【0033】この後、トリガ3の矢印B方向への回動を
中断し、トリガ3から作業者が指を放すと、板バネ16
の弾性により、トリガ3は図3の実線位置(第1の回動
位置)まで戻る。これにより、レバー20は矢印D方向
に揺動して図中実線で示す通常位置に復帰し、オンオフ
スイッチ19の図示しない常開接点は再び開状態とな
り、図示しないブレーキ回路により電動モータにブレー
キがかかって、電動モータは回転を停止することとな
る。
【0034】この後は、再び、トリガ3を矢印B方向に
回動して、符号3”で示す位置(第4の回動位置)まで
回動させることにより、容易に電動モータを逆回転方向
に駆動させることができる。
【0035】以上の説明のように、本実施例によれば、
トリガ3を操作するだけで、回転方向切換え及び駆動電
源の投入/遮断を容易に切換えられるので、1動作で動
作を選択することができ、片手で容易に操作することが
できる。
【0036】また、回転方向を切換える際には駆動用電
源は常に遮断状態となる。さらに、ブレーキ機構により
モータの回転が瞬時に停止し、不要な反動や、火花が発
生することもなく安全に作業を行なうことができる。第2実施例 図5に第2実施例の電動ドリルの一部断面図を示す。
【0037】本第2実施例が図1の第1実施例と異なる
点は、支点軸8を中心として矢印A方向または矢印B方
向に回動可能にトリガ30を設けた点と、板バネ16に
代えて、トリガ30内にそのコイル部31cを支点軸8
とその回転軸が共通なもしくは平行な突起部8Aに回動
可能にはめ込んだねじりコイルバネ31を設けた点であ
る(図6参照)。尚、以下の説明において、第1実施例
の各図(図1〜図4)と同一の部分には同一の符号を付
し、その詳細な説明を省略する。
【0038】次に、トリガ30のより詳細な構成を図6
を参照して説明する。トリガ30には図6に示すよう
に、上壁32の一端に係合壁32aを設け、下壁33に
係合壁33aを設けている。
【0039】突起部8Aにはねじりコイルバネ31のコ
イル部31aが図6(iii )に示すように回動可能には
め込まれ、さらにねじりコイルバネ31の両端部の係止
片31a、31bがそれぞれ係合壁32a、33aに係
合されている。
【0040】また、正逆切換スイッチ4の小トリガ18
の頂面は、ねじりコイルバネ31のほぼ中央部に当接し
ている。a)正回転動作 次に、図7を参照して正回転動作を説明する。
【0041】トリガ30の下部を作業者が指で引くこと
により、矢印A方向に図7に実線で示す位置(第1の回
動位置)まで回動させると、ねじりコイルバネ31に押
圧されて、小トリガ18も矢印A方向に回動し、正逆切
換スイッチ4のスイッチ本体9は〔正転側〕に切り替わ
る。
【0042】トリガ30をさらに矢印A方向に回動する
と、小トリガ18に当接しているねじりコイルバネ31
の係止片31bは、ねじりコイルバネ31の弾性によ
り、撓みながら矢印F方向(図6(i )参照)に移動
し、トリガ30の下端部30bは、小トリガ18と突部
9aとの間で揺動自在なレバー20に当接する。
【0043】さらに、トリガ3を矢印A方向に図7中破
線で示す位置(第3の回動位置。符号30’で示す。)
まで回動すると、弾性を有するレバー20は図中実線で
示す通常位置から、たわみながら図7中破線で示す押圧
位置(符号20’で示す。)まで矢印C方向に揺動し、
接点21を押圧してオンオフスイッチ19の図示しない
常開接点を閉状態とする。これにより、図示しない電動
モータは正回転方向に駆動されることとなる。
【0044】この後、トリガ30の矢印A方向への回動
を中断し、トリガ30から作業者が指を放すと、ねじり
コイルバネ31の弾性により、トリガ30は図7の実線
位置(第1の回動位置)まで戻る。これにより、レバー
20は矢印D方向に揺動して図中実線で示す通常位置に
復帰し、オンオフスイッチ19の図示しない常開接点は
再び開状態となり、図示しないブレーキ回路により電動
モータにブレーキがかかって、電動モータは回転を停止
することとなる。
【0045】この後は、再び、トリガ30を矢印A方向
に回動して、符号30’で示す位置まで回動させること
により、容易に電動モータを正回転方向に駆動させるこ
とができる。b)逆回転動作 次に逆回転動作を説明する。
【0046】トリガ30の上部を作業者が指で引くこと
により、矢印B方向に図8に実線で示す位置(第2の回
動位置)まで回動させると、ねじりコイルバネ31に押
圧されて、小トリガ18も矢印B方向に回動し、正逆切
換スイッチ4のスイッチ本体9は〔逆転側〕に切り替わ
る。
【0047】トリガ30をさらに矢印B方向に回動する
と、小トリガ18に当接しているねじりコイルバネ31
の係止片31aは、ねじりコイルバネ31の弾性によ
り、撓みながら矢印E方向(図6(ii)参照)に移動
し、トリガ30の上端部30aは、小トリガ18と突部
9aとの間で揺動自在なレバー20に当接する。
【0048】さらにトリガ30矢印B方向に図8中破線
で示す位置(第4の回動位置。符号30”で示す。)ま
で回動すると、弾性を有するレバー20は図中実線で示
す通常位置から、撓みながら図中破線で示す押圧位置
(符号20’で示す。)まで矢印C方向に揺動し、接点
21を押圧してオンオフスイッチ19の図示しない常開
接点を閉状態とする。これにより、図示しない電動モー
タは逆回転方向に駆動されることとなる。
【0049】この後、トリガ30の矢印B方向への回動
を中断し、トリガ30から作業者が指を放すと、ねじり
コイルバネ31の弾性により、トリガ30は図8の実線
位置(第1の回動位置)まで戻る。これにより、レバー
20は矢印D方向に揺動して図中実線で示す通常位置に
復帰し、オンオフスイッチ19の図示しない常開接点は
再び開状態となり、図示しないブレーキ回路により電動
モータにブレーキがかかって、電動モータは回転を停止
することとなる。
【0050】この後は、再び、トリガ30を矢印B方向
に回動して、符号30”で示す位置(第4の回動位置)
まで回動させることにより、容易に電動モータを逆回転
方向に駆動させることができる。
【0051】以上の説明のように、本第2実施例によれ
ば、トリガ30を操作するだけで、回転方向切換え及び
駆動電源の投入/遮断を容易に切換えられるので、1動
作で動作を選択することができ、片手で容易に操作する
ことができる。
【0052】また、回転方向を切換える際には駆動用電
源は常に遮断状態となる。さらに、ブレーキ機構により
モータの回転が瞬時に停止し、不要な反動や、火花が発
生することもなく安全に作業を行なうことができる。
【0053】また、第1実施例の板バネ16に代えてね
じりコイルバネ31を用いて構成しているので、より耐
久性が向上する。
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、操作者がケーシングの
握持部を握持し可動操作部を指で操作することにより、
当該可動操作子の動作に伴って切換スイッチにより電動
モータへの供給電流の向きが正逆切換えられるととも
に、電源スイッチが可動操作子の動作に連動して当該切
換操作時に電動モータへの供給電流を遮断するので、切
換スイッチの操作時には電動モータへの電源供給が遮断
される。さらに、ブレーキ機構によりモータの回転が瞬
時に停止し、火花等が発生することなく安全に操作を行
なうことができるとともに、切換スイッチと電源スイッ
チとが連動するため、片手、1動作で回転切換操作及び
電源投入/遮断を行なえ、操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の電動ドリルの部分断面側面図であ
る。
【図2】図1の部分断面側面図の部分拡大図(1)であ
る。
【図3】トリガ部分の断面図である。
【図4】図1の部分断面側面図の部分拡大図(2)であ
る。
【図5】第2実施例の電動ドリルの部分断面側面図であ
る。
【図6】図5の部分断面側面図の部分拡大図(1)であ
る。
【図7】トリガ部分の断面図である。
【図8】図5の部分断面側面図の部分拡大図(2)であ
る。
【図9】従来の電動ドリルの部分断面側面図である。
【図10】図9の電動ドリルの要部平面図である。
【符号の説明】
1…工具本体 2…ハンドル部 3…トリガ 4…正逆切換スイッチ 5…オンオフスイッチ 7…ハウジング 8…支点軸 8A…突起部 9…スイッチ本体 9a…凸部 11…凸部 12…溝 13…溝 14…上壁 15…下壁 16…板バネ 16a…中央部 16b、16b’…両側部 16c、16c’…屈曲部 17…軸 18…小トリガ 19…スイッチ本体 20…レバー 20a…自由端 30…トリガ 31…ねじりコイルバネ 31a…係止片 31b…係止片 31c…コイル部 32…上壁 32a…係合壁 33…下壁 33a…係合壁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具を駆動するための電動モータと、 前記電動モータを収納し、手で握持可能な握持部を有す
    るケーシングと、 前記握持部の指当て位置に設けられた可動操作子を有
    し、当該可動操作子の動作に伴って、前記電動モータへ
    の供給電流の向きを正逆切換え可能な切換えスイッチ
    と、 前記切換えスイッチの可動操作子に連動し、当該可動操
    作子の切換え操作時に前記電気モータへの供給電流を遮
    断する電源スイッチと、前記電源スイッチに接続され、前記電動モータの回転を
    停止させるブレーキ回路とを備え、 この電源スイッチを開状態とした時に前記ブレーキ回路
    が作動することを特徴とする電動工具。
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Cited By (1)

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