JPH07204912A - ハンマードリルの調整機構 - Google Patents

ハンマードリルの調整機構

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JPH07204912A
JPH07204912A JP6193932A JP19393294A JPH07204912A JP H07204912 A JPH07204912 A JP H07204912A JP 6193932 A JP6193932 A JP 6193932A JP 19393294 A JP19393294 A JP 19393294A JP H07204912 A JPH07204912 A JP H07204912A
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JP
Japan
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spindle shaft
drill
spindle
cam
adjusting rod
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JP6193932A
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English (en)
Inventor
James Thurler
サーラー ジェームズ
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Ryobi Motor Products Corp
Original Assignee
Ryobi Motor Products Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25DPERCUSSIVE TOOLS
    • B25D16/00Portable percussive machines with superimposed rotation, the rotational movement of the output shaft of a motor being modified to generate axial impacts on the tool bit
    • B25D16/006Mode changers; Mechanisms connected thereto
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25DPERCUSSIVE TOOLS
    • B25D16/00Portable percussive machines with superimposed rotation, the rotational movement of the output shaft of a motor being modified to generate axial impacts on the tool bit
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25DPERCUSSIVE TOOLS
    • B25D2211/00Details of portable percussive tools with electromotor or other motor drive
    • B25D2211/06Means for driving the impulse member
    • B25D2211/062Cam-actuated impulse-driving mechanisms
    • B25D2211/064Axial cams, e.g. two camming surfaces coaxial with drill spindle

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Percussive Tools And Related Accessories (AREA)
  • Drilling And Boring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スピンドルに直交する軸線を有する調整ロッ
ドの回転によりスピンドルの後方軸線方向移動の可否を
切換可能にすることによって、ハンマードリル動作の切
り換えを簡単かつ容易にする調整機構を得る。 【構成】 スピンドル38には、第1クラッチ歯を有する
出力ギヤ50を固着する。スピンドル38をスリーブ軸受56
内に摺動自在に支持する。スリーブ軸受56は、対向クラ
ッチ歯を有するインパクト用ブッシュ58内に取り付け
る。ハウジングに固着した軸受部材36にブッシュ58を固
着し、軸受部材36及びブッシュ58にはスピンドル38に直
交する調整ロッド64を回転自在に支持する。調整ロッド
64の側面にはスピンドル38の後端が掛合する浅いカット
のドリルカムと、深いカットのインパクトカムを周方向
に互いに隣接かつ直交させて設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハンマードリル、特
に、ハンマードリルにおける通常のドリル動作とハンマ
ードリル動作との間の切り換えを行うための調整機構に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】当業界では、回転のみを行う通常のドリ
ルモードと、ハンマー動作を伴う通常のドリル回転を行
うハンマードリルモードとの間の切り換えを行う能力を
有するハンマードリルを設けることはよく知られてい
る。このハンマードリルは、2つのモード間の切り換え
が可能であり、従って、別個の普通のドリルを用意して
おく必要がない。
【0003】米国特許第4,232,749 号には、ドリル回転
軸線に直交するプラスチック製のセレクタスライダを有
するハンマードリルについて記載している。このセレク
タスライダは、ドリルハウジングから両側に突出する端
部を有し、また両側の端部間の中間に配置したボールの
ための円形の切欠きを有する。セレクタスライダを一方
の側に押すとき、ボールはスピンドルの後端に衝合し、
スピンドルの後方への軸線方向移動を制限する。この制
限は、スピンドルが、このスピンドルに取り付けたラチ
ェットのために、あまり後方に移動し過ぎることがない
ようにし、スピンドルのラチェットが第2のラチェット
に掛合して打撃動作を行うことがないようにする。従っ
て、ハンマードリルは、このとき、純粋ドリル回転モー
ドのみで動作する。セレクタスライダ即ち、摺動ロッド
を反対側に押し込むとき、ボールはスピンドルの軸線方
向移動に干渉せず、従って、ラチェット相互の掛合を生
じ、打撃ドリル動作となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この構成によれば、2
つのモード間の切り換えを行うことができるが、多くの
部材を必要とし、必要以上に複雑になり、簡単な1個の
部材による切り換えのための設計と比べると組立コスト
がかさむことになる。更に、切り換えにサイドトゥサイ
ド動作(横方向動作)を使用するときには、モードを切
り換えるにはオペレータがスイッチを握らなければなら
ない異なるタイプの動作を使用するスイッチと比べる
と、オペレータは、不慮にスイッチにぶつかり易いとい
う問題がある。更に、セレクタスライダは、横方向移動
を制限するようこのセレクタスライダから突出する突
起、及びセレクタスライダを所定位置に保持するため、
また2つの動作モード間の不慮の切り換えを回避するた
め、ハンマードリルハウジングに付加しなければならな
い係止戻り止めに対応する係止素子を必要とする。
【0005】他の切り換えのための構成としては、ハン
ドルを回転し、2つのモード間の切り換えを行うことが
できるようにするものがあるが、このような結果を得る
には複雑な構成を使用しなければならず、このことはハ
ンマードリルの製造及び組立の費用がかさむことにな
る。
【0006】ハンマードリルのオペレータにとっては、
2つのモード間の切り換えを簡単かつ迅速に行うととも
に、ユニット全体の重量及び寸法を増大させないもので
あることが好ましい。オペレータにとっては、更に、ド
リルの信頼性が高くしかも寿命の長いものであること、
並びに2モード間の切り換えのための調整スイッチの耐
久性が高いものであることが好ましい。更に、ハンマー
ドリルの購買者は、ハンマードリルの能力の他に安価な
機構での切換能力を要求するとともに、2つの動作モー
ド間に不慮に切り換わりにくいものであることを要求す
る。ハンマードリルを安価にするためには、切換機構
は、製造容易かつハンマードリル組立体全体に組立てる
のが容易でなければならない。
【0007】従って、本発明の目的は、2つのモード間
の切り換えを行う一対のカムを有する調整ロッドに連結
した調整ハンドルを回転することによって、通常のドリ
ルモードとハンマードリルモードとの間の切り換えを迅
速及び容易にするハンマードリルの調整機構を得るにあ
る。
【0008】更に、本発明の目的は、スピンドルの軸線
方向の移動行程を異なる移動量に制限し、従って、一対
のクラッチ面の掛合を制限することによりハンマードリ
ルが動作するモードを決定する2個のカムを有する調整
ロッドを使用するハンマードリルの調整機構を得るにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明は、ハンマードリルに使用する調整機構にお
いて、回転軸線を有し、また第1端部並びに第2端部及
びこれら端部間の中間部分を有するスピンドルシャフト
を設け、第1端部はドリルチャックを収容する構成に
し、更に、前記スピンドルシャフトの周りに固定され前
記スピンドルシャフトの中間部分の回転軸線と共通の回
転軸線を有する出力ギヤと、前記スピンドルシャフトの
回転軸線に直交する第1クラッチ面とを設けたスピンド
ル組立体と、前記スピンドルシャフトの前記出力ギヤと
前記第2端部との間のスピンドルシャフトの周りに取り
付けられ、前記スピンドルシャフトを摺動自在にする軸
受部分と、前記第1クラッチ面に平行でありかつ離れた
関係で対向する固定クラッチ面をなすクラッチ部分と、
ハンマードリルに対して固着し得る軸受部材部分とを設
けた調整機構ハウジングと、前記調整機構ハウジングに
掛合して連係動作しかつ前記軸受部材部分に回転自在に
支持されるほぼ円筒形の調整ロッドとを備え、前記調整
ロッドにはハンドグリップをなす部分を設け、更にま
た、前記調整ロッドにはドリルカム及びこのドリルカム
よりも深くカットしたインパクトカムを設け、前記調整
機構ハウジングの軸受部材部分で前記双方のカムを前記
スピンドルシャフトの第2端部に隣接する位置に選択的
に傾斜させ、これにより、インパクトカムが前記スピン
ドルシャフトの前記第2端部に隣接する位置に前記調整
ロッドを回転するときには、クラッチ面相互が互いに掛
合し、前記調整ロッドを回転させて前記ドリルカムが前
記スピンドルシャフトの前記第2端部に接触する向きと
なるときには、前記クラッチ面相互が離脱する互いに離
れた関係となる構成としたことを特徴としている。
【0010】上記本発明によるハンマードリルの調整機
構では、前記ドリルカム及び前記インパクトカムを互い
に隣接させかつ互い直交させることが好ましい。上記本
発明によるハンマードリルの調整機構では、前記ドリル
カム及び前記インパクトカムを、それぞれ前記調整ロッ
ドの周りに指向性をもたせて断面が弦状となる形状に形
成することが好ましい。
【0011】上記本発明によるハンマードリルの調整機
構では、前記ドリルカム及び前記インパクトカムを、そ
れぞれ前記調整ロッドの周りに指向性をもたせて断面が
弦状となる形状に形成することが好ましい。
【0012】上記本発明によるハンマードリルの調整機
構では、前記ドリルカム及び前記インパクトカムを、そ
れぞれ平坦な表面を有する構成とすることが好ましい。
上記本発明によるハンマードリルの調整機構では、前記
スピンドルシャフトの前記第2端部には、この第2端部
から突出する半球形の突起を設け、この突起を前記ドリ
ルカム及び前記インパクトカムの一方に選択的に表面接
触する構成とすることが好ましい。
【0013】上記本発明によるハンマードリルの調整機
構では、前記スピンドルシャフトを摺動自在にする軸受
部分は、前記スピンドルシャフトの前記出力ギヤと前記
第2端部との間におけるスピンドルシャフトの周りにこ
のスピンドルシャフトを移動自在にするよう取り付けた
スリーブ軸受により構成し、前記クラッチ部分を、前記
スリーブ軸受を固定的に包囲しかつ支持するインパクト
ブッシュにより構成し、 前記軸受部材部分により前記
インパクトブッシュを支持し、またこの軸受部材部分に
は、前記調整ロッドを支持するとともに、前記スピンド
ルシャフトの前記第2端部に隣接する位置に維持する回
動孔を設けることが好ましい。
【0014】上記本発明によるハンマードリルの調整機
構では、前記インパクトブッシュを前記固定クラッチ面
と一体にすることが好ましい。上記本発明によるハンマ
ードリルの調整機構では、前記出力ギヤを回転駆動する
駆動手段を設けることが好ましい。
【0015】上記本発明によるハンマードリルの調整ロ
ッド前記調整ロッドは回転軸線を有する構成とし、この
調整ロッドの回転軸線を前記スピンドルシャフトの回転
軸線に直交させることが好ましい。
【0016】上記本発明によるハンマードリルの調整ロ
ッドでは、前記出力ギヤ及び前記第1クラッチ面を一体
にすることが好ましい。また、本発明によるハンマード
リルは、普通のドリルモード及びハンマードリルモード
で使用するためのハンマードリルにおいて、ドリルハウ
ジングと、前記ドリルハウジング内に設け、第1端部並
びに第2端部及び回転軸線を有し、前記第1端部にはピ
ニオンを設けたアーマチュアシャフトと、前記アーマチ
ュアシャフトの前記第1端部と第2端部との間に連結
し、前記アーマチュアシャフトの回転軸線の周りの回転
運動を前記アーマチュアシャフトに与える駆動モータ
と、前記ドリルハウジング内に取り付け、回転軸線を有
しかつ第1端部並びに第2端部及びこれら端部間の中間
部分を有するスピンドルシャフトを設け、前記第1端部
はドリルチャックを収容する構成としたスピンドル組立
体であって、更に、前記スピンドルシャフトと共通の回
転軸線を有し、前記スピンドルシャフトの中間部分の周
りに固着した出力ギヤを設け、この出力ギヤを前記アー
マチュアシャフトピニオンに回転自在に掛合してこのア
ーマチュアシャフトピニオンによって駆動される構成に
し、前記スピンドルシャフトには、シャフト中間部分の
周りに固着し、かつスピンドルシャフトの回転軸線に直
交する第1クラッチ面を設けたスピンドル組立体と、前
記ドリルハウジングに対して固着し、前記出力ギヤと前
記スピンドルシャフトの第2端部との間で前記スピンド
ルシャフトの周りに摺動自在に取り付けた摺動軸受部分
と、前記摺動軸受部分の周りに固着して取り付けかつ前
記第1クラッチ面に平行にまた離れた関係に対向する固
定クラッチ面を設けたインパクトブッシュ部分と、前記
ドリルハウジングに固着した軸受部材部分とを有する調
整機構と、前記調整機構に掛合して連係動作しかつ前記
軸受部材部分によって回転自在に支持されるほぼ円筒形
の調整ロッドであって、このロッドの一部分が前記ドリ
ルハウジングから突出してハンドグリップをなし、更
に、ドリルカム及びこのドリルカムよりも深くカットし
たインパクトカムを設け、前記調整機構の軸受部分によ
り前記カムのいずれかを選択的に前記スピンドルシャフ
トの前記第2端部に隣接する位置にバイアスし、これに
より、インパクトカムが前記スピンドルシャフトの前記
第2端部に隣接する位置に前記調整ロッドを回転すると
きには、クラッチ面相互が互いに掛合し、前記調整ロッ
ドを回転させて前記ドリルカムが前記スピンドルシャフ
トの前記第2端部に接触する向きをとるときには、前記
クラッチ面相互が離脱する互いに離れた関係となる構成
としたことを特徴としている。
【0017】上記本発明によるハンマードリルでは、前
記ドリルカム及び前記インパクトカムを互いに隣接させ
かつ互い直交させ、またそれぞれ前記調整ロッドの周り
に指向性をもたせて断面が弦状となる形状に形成するこ
とが好ましい。
【0018】上記本発明によるハンマードリルでは、前
記スピンドルシャフトの前記第2端部には、この第2端
部から突出する半球形の突起を設け、この突起を前記ド
リルカム及び前記インパクトカムの一方に選択的に隣接
する構成とすることが好ましい。
【0019】上記本発明によるハンマードリルでは、前
記調整ロッドは回転軸線を有する構成とし、この調整ロ
ッドの回転軸線を前記スピンドルシャフトの回転軸線に
直交させることが好ましい。
【0020】上記本発明によるハンマードリルでは、前
記出力ギヤ及び前記第1クラッチ面を一体にすることが
好ましい。更に、本発明によるハンマードリルの調整機
構では、ハンマードリルに使用するための調整機構にお
いて、回転軸線を有し、また第1端部並びに第2端部及
びこれら端部間の中間部分有するスピンドルシャフトを
設け、第1端部はドリルチャックを収容する構成にし、
更に、前記スピンドルシャフトの周りに固定して前記ス
ピンドルシャフトの中間部分の回転軸線に共通の回転軸
線を有する出力ギヤと、前記スピンドルシャフトの回転
軸線に直交する第1クラッチ面とを設けたスピンドル組
立体と、前記スピンドルシャフトの前記出力ギヤと前記
第2端部との間のスピンドルシャフトの周りに取り付け
て、前記スピンドルシャフトを摺動自在にするスリーブ
軸受と、前記スリーブ軸受を固定閉鎖しかつ支持し、ま
た前記第1クラッチ面に平行でありかつ離れた関係で対
向する固定クラッチ面を有するインパクトブッシュと、
前記インパクトブッシュを支持しまたハンマードリルに
対して固着し得る軸受部材部分とを設けた調整機構ハウ
ジングと、前記スピンドルシャフトの回転軸線に直交す
る回転軸線を有し、前記調整機構ハウジングに掛合して
連係動作しかつ前記軸受部材部分に回転自在に支持した
ほぼ円筒形の調整ロッドとを備え、前記調整ロッドには
ハンドグリップをなす部分を設け、更にまた、前記調整
ロッドにはドリルカムを設け、このドリルカムは、この
ドリルカムよりも深くカットしたインパクトカムに隣接
させかつ直交させ、前記調整機構ハウジングの軸受部材
部分には、前記調整ロッドを支持しかつ前記双方のカム
を前記スピンドルシャフトの第2端部に隣接する位置に
選択的にバイアスするための回動孔を設け、これによ
り、インパクトカムが前記スピンドルシャフトの前記第
2端部に隣接する位置に前記調整ロッドを回転するとき
には、クラッチ面相互が互いに掛合し、前記調整ロッド
を回転させて前記ドリルカムが前記スピンドルシャフト
の前記第2端部に接触する向きとなるときには、前記ク
ラッチ面相互が離脱する互いに離れた関係となる構成と
したことを特徴としている。
【0021】
【発明の作用及び効果】本発明のこの構成によれば、各
部分の構成が簡単であり、切り換えを行うための部品点
数が少なく、このことは動作の信頼性が高く、しかも低
コストとなるという利点がある。
【0022】
【実施例】次に、図面につき本発明の好適な実施例を説
明する。普通のドリル動作とハンマードリル動作との間
の切り換えを調整ロッドの回転によって行うための簡単
の機構を使用したハンマードリルを以下に説明する。こ
の簡単な機構は、より高い信頼性と軽量化を確実にもた
らすとともに、2つの動作モード間の迅速で容易な移行
を可能にする。
【0023】特に、図1には、ハンマードリルハウジン
グ22内に取り付けた調整機構20を示す。更に、ハウジン
グ22内には駆動モータ24を取り付ける。ハウジング22
は、ピストル状のグリップハンドル30を有し、このハン
ドルの下方端部は電気コード26を収容する。この電気コ
ード26は、モータ24に電力を供給する適当な電源に接続
し得るようにする。コード26は、ハウジング22のハンド
ル30におけるトリガスイッチ28に回路接続する。トリガ
スイッチ28は、電力をモータ24に選択的に供給する。モ
ータ速度を制御するための適当な速度制御装置(図示せ
ず)も、所要に応じてこのトリガスイッチ28に回路接続
する。
【0024】アーマチュアシャフト32の後方端部の近傍
に連結したモータ24により、このアーマチュアシャフト
32を回転軸線33の周りに回転する。アーマチュアシャフ
ト32の前方部分をボールベアリング34によって支持す
る。本明細書中用語「前方」及び「後方」は、他の物体
よりもワークピースに掛合するドリル端部に近い方の要
素を「前方」と称する。ボールベアリング34は、ハウジ
ング22に取り付けた軸受部材36によって所定位置に固定
及び支持し、ボールベアリング34がハウジング22に対し
て相対移動するのを防止する。回転軸線39を有するスピ
ンドルシャフト38は、前方部分42及び後方部分44を有す
る。前方部分42はハウジング22から突出させ、普通のチ
ャック40を取り付けるようにする。このチャック40は、
種々のワークピースに掛合するツールビット(図示せ
ず)を保持し得るようにする。
【0025】次に、ハンマードリルの調整機構20を、更
に図2及び図3につき説明する。アーマチュアシャフト
32の前方端部の近傍に、アーマチュアシャフトピニオン
48を設ける。このアーマチュアシャフトピニオン48に出
力ギヤ50を噛合させる。出力ギヤ50を、前方部分42と後
方部分44との間のスピンドルシャフト38の周りに固着す
る。アーマチュアシャフトピニオン48の歯52を、出力ギ
ヤ50の幅を越えて前方及び後方に延長させ、出力ギヤ50
がピニオン48に対して制限範囲内の前後移動を行うこと
ができるようにする。
【0026】スピンドルシャフト38の後方部分44の周り
にスリーブ軸受56を摺動自在に掛合させる。スピンドル
シャフト38はスリーブ軸受56に対して軸線方向に移動す
ることができる。従って、スピンドルシャフトは、ドリ
ル位置とハンマー位置との間で軸線方向にシフトするこ
とができ、ハンマー動作モード中にハンマー動作するこ
とができるように軸線方向に自由にシフトすることがで
きる。
【0027】出力ギヤ50の後面54には、環状に配列した
山形の歯を有するクラッチ面を設ける。軸受部材36とス
リーブ軸受56との間にインパクトブッシュ58を静止状態
に固定する。この構成により、インパクトブッシュ58及
びスリーブ軸受56をドリルハウジングに対して確実に固
定し、従って、スピンドルシャフト38又は出力ギヤ50と
一緒に回転しない。インパクトブッシュ58の前面60に
は、出力ギヤ50の環状歯に整列する環状クラッチ歯を設
ける。
【0028】図1及び図2に示すドリルのセッティング
状態では、2つの歯の組が互いに分離した関係に保持さ
れ、従って、アーマチュアシャフト32が出力ギヤ50を駆
動するとき、スピンドルシャフト38は回転のみを行う。
図3に示すハンマードリルセッティング状態では、スピ
ンドルシャフト38はインパクトブッシュ58に対して後方
に移動することができ、出力ギヤ50の歯54がインパクト
ブッシュ58の対応の歯60に衝合する。これら対応の歯を
掛合し、アーマチュアシャフト32により出力ギヤ50を回
転駆動させた場合、対応の歯には出力ギヤ50を前方に駆
動するよう角度を付けてあるので、出力ギヤ50の歯は連
続的に対応歯に乗り上げたり、対応歯間に落ち込んだり
し、前後シフト又はハンマリング動作を生ずる。
【0029】調整ロッド64は調整機構20内に位置決めす
る。この調整ロッド64がラチェット歯を互いに掛合可能
にしたり、掛合を阻止することにより、スピンドルシャ
フト38の運動を決定する。インパクトブッシュ58の後方
端部68には、スピンドル軸線39に直交する方向に指向す
る半円筒形回動孔66を設ける。軸受部材36にも、やはり
インパクトブッシュの回動孔66に整列し、かつ同一方向
に指向する半円筒形の回動孔70を設ける。これら2個の
回動孔が合わさって、円筒形の回動孔を形成し、この円
筒形回動孔内に調整ロッド64を嵌合させる。調整ロッド
64は、円筒形回動孔内で回転できるクリアランスのみを
持って嵌合する。この調整ロッドの回転軸線はスピンド
ルの回転軸線39に直交する。
【0030】調整ロッド64を図4に示す。この調整ロッ
ド64はほぼ円筒形の表面72を有する。調整ロッド64の円
筒形表面72において、2個の半径方向の互いに隣接する
窪みを設ける。この実施例では、一方の窪みをインパク
トカム74とし、他方の窪みをインパクトカム74ほどは深
くないドリルカム76とする。各カムは、ロッド64の円筒
形表面の周りに断面が弦(chord) 状となる形状に形成
し、これら弦状形状は互いに隣接させかつ直交させる。
しかし、インパクトカム74がドリルカム76よりも深い窪
みである限り弦状形状にしたり、又は直交させる必要は
ない。ロッド64の一方の端部はカム74,76 から十分な距
離延長させ、ハンマードリルハウジング22から突出さ
せ、オペレータのためのハンドグリップ78を形成するよ
うにする。
【0031】図1〜図3に示すように、スピンドルシャ
フト38は、図示の実施例では後端部から半球形の突起と
しての突出するスラストボール80を有する。調整ロッド
64の向きは、ドリル位置ではドリルカム76が常にスラス
トボール80に表面接触するように決める。インパクトカ
ム74は、インパクト位置では、スラストボール80から僅
かなクリアランスを有し、クラッチ面54,60 全体が確実
に掛合する。図2は、スラストボール80がドリルカム76
に接触している状態を示す。調整ロッド64の向きは、イ
ンパクトブッシュ58に対するスピンドルシャフト38の後
方軸線方向移動を制限し、従って、2個のクラッチ面5
4,60 が掛合するのを防止する。このようにして、アー
マチュアシャフトピニオン48が出力ギヤ50を駆動すると
き、スピンドルシャフト38は回転運動のみを行う。
【0032】調整ロッド64がドリルカム76よりも深いイ
ンパクトカム74をスラストボール80に表面接触する向き
に回転するとき、スピンドルシャフト38の後方軸線方向
シフト運動を生じ、従って、2個のクラッチ歯の組が掛
合する。このようにして、アーマチュアシャフトピニオ
ン48が出力ギヤ50を回転駆動するとき、出力ギヤ50のク
ラッチ歯は、インパクトブッシュ58のクラッチ歯に対し
て回転し、このときスピンドルシャフト38は回転運動及
び軸線方向ハンマー運動の双方を行う。調整スライドボ
タン21及びハンマードリルハウジング22の外側に戻り止
めを設け、調整ロッド64の向きを維持するようにする。
【0033】上述したところは、本発明の好適な実施例
を説明したにすぎず、請求の範囲において種々の変更を
加えることができること勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるハンマードリルの一部切除した側
面図である。
【図2】本発明によるハンマードリルの普通のドリルモ
ードにおける調整機構の拡大した一部断面とする側面図
である。
【図3】本発明によるハンマードリルのハンマードリル
モードにおける調整機構の拡大した一部断面とする側面
図である。
【図4】本発明による調整ロッドの拡大斜視図である。
【符号の説明】
20 調整機構 22 ハンマードリルハウジング 24 駆動モータ 26 電気コード 28 トリガスイッチ 30 グリップハンドル 32 アーマチュアシャフト 33 回転軸線 34 ボールベアリング 36 軸受部材 38 スピンドルシャフト 42 前方部分 44 後方部分 40 チャック 48 アーマチュアシャフトピニオン 50 出力ギヤ 52 歯 54,60 クラッチ面 56 スリーブ軸受 58 インパクトブッシュ 64 調整ロッド 66,70 半円筒形回動孔 74 インパクトカム 76 ドリルカム 78 ハンドグリップ 80 スラストボール(半球形突起)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンマードリルに使用する調整機構におい
    て、 回転軸線を有し、また第1端部並びに第2端部及びこれ
    ら端部間の中間部分を有するスピンドルシャフトを設
    け、第1端部はドリルチャックを収容する構成にし、更
    に、前記スピンドルシャフトの周りに固定され前記スピ
    ンドルシャフトの中間部分の回転軸線と共通の回転軸線
    を有する出力ギヤと、前記スピンドルシャフトの回転軸
    線に直交する第1クラッチ面とを設けたスピンドル組立
    体と、 前記スピンドルシャフトの前記出力ギヤと前記第2端部
    との間のスピンドルシャフトの周りに取り付けられ、前
    記スピンドルシャフトを摺動自在にする軸受部分と、前
    記第1クラッチ面に平行でありかつ離れた関係で対向す
    る固定クラッチ面をなすクラッチ部分と、ハンマードリ
    ルに対して固着し得る軸受部材部分とを設けた調整機構
    ハウジングと、 前記調整機構ハウジングに掛合して連係動作しかつ前記
    軸受部材部分に回転自在に支持されるほぼ円筒形の調整
    ロッドとを備え、 前記調整ロッドにはハンドグリップをなす部分を設け、
    更にまた、前記調整ロッドにはドリルカム及びこのドリ
    ルカムよりも深くカットしたインパクトカムを設け、前
    記調整機構ハウジングの軸受部材部分で前記双方のカム
    を前記スピンドルシャフトの第2端部に隣接する位置に
    選択的に傾斜させ、これにより、インパクトカムが前記
    スピンドルシャフトの前記第2端部に隣接する位置に前
    記調整ロッドを回転するときには、クラッチ面相互が互
    いに掛合し、前記調整ロッドを回転させて前記ドリルカ
    ムが前記スピンドルシャフトの前記第2端部に接触する
    向きとなるときには、前記クラッチ面相互が離脱する互
    いに離れた関係となる構成としたことを特徴とするハン
    マードリルの調整機構。
JP6193932A 1993-12-27 1994-08-18 ハンマードリルの調整機構 Pending JPH07204912A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/173,827 US5447205A (en) 1993-12-27 1993-12-27 Drill adjustment mechanism for a hammer drill
US08/173,827 1993-12-27

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JPH07204912A true JPH07204912A (ja) 1995-08-08

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ID=22633673

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JP (1) JPH07204912A (ja)
DE (1) DE4445677A1 (ja)

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US5447205A (en) 1995-09-05
DE4445677A1 (de) 1995-06-29

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