JP2002245892A - 電気機器の開閉ユニット - Google Patents

電気機器の開閉ユニット

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JP2002245892A
JP2002245892A JP2001041527A JP2001041527A JP2002245892A JP 2002245892 A JP2002245892 A JP 2002245892A JP 2001041527 A JP2001041527 A JP 2001041527A JP 2001041527 A JP2001041527 A JP 2001041527A JP 2002245892 A JP2002245892 A JP 2002245892A
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JP2001041527A
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English (en)
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Yasuhiro Kiyono
泰弘 清野
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Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部構造が簡単で、部品点数,組立工数が少
なく、複数の回路をタイミング良く開閉できる開閉ユニ
ットを提供することにある。 【解決手段】 電気機器の開口縁部に取り付けられるケ
ース11と、前記ケース11にスライド可能に取り付け
られる押ボタン40,50と、前記押ボタン40,50
毎に前記ケース11に組み込まれる接点機構部20,3
0とで構成されている。そして、ドアの開閉により、駆
動爪101,102で対応する複数の前記押ボタン4
0,50をそれぞれ押圧することにより、前記接点機構
部20,30をそれぞれ駆動して独立する複数の回路を
所望の動作タイミングで開閉する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、電子レン
ジのドアの開閉に連動して電気回路を開閉する電気機器
の開閉ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、例
えば、電子レンジ用ドアスイッチとしては、例えば、特
開2000−156283号公報に記載のものがある。
すなわち、前記ドアスイッチでは、主電源を開閉するラ
ッチスイッチと、電子レンジのドアを開けたときに前記
ラッチスイッチが短絡していた場合に電源回路を遮断す
るショートスイッチ(モニタースイッチ)と、電子レン
ジを制御するマイクロコンピュータに開閉信号を送る信
号スイッチ(ドアスイッチ)と、に小型マイクロスイッ
チを利用し、これらをドア枠に個々にネジ止めしてい
た。そして、電子レンジのドアに取り付けたドアキーの
駆動爪で前述のマイクロスイッチを操作していた。
【0003】安全規格上、ラッチスイッチと信号スイッ
チとは別々のドアキーの駆動爪で操作することになって
いる。さらに、安全性確保の見地より、前述のラッチス
イッチ,ショートスイッチおよび信号スイッチの動作タ
イミングに高い精度が必要とされる。このため、前述の
マイクロスイッチには高い取付精度が要求されている。
【0004】しかしながら、従来例にかかるドアスイッ
チでは、3個のスイッチそれ自体が動作特性にバラツキ
があるだけでなく、取付精度にもバラツキが考えられ
る。このため、前述のスイッチでは、各スイッチを所望
の動作タイミングに設定することが難しく、タイミング
がずれて動作不良を発生するおそれがある。この結果、
動作タイミングのズレを無くし、動作タイミングの精度
を上げるためにスイッチの取付位置を調整する必要があ
り、手間がかかった。さらに、従来例にかかるドアスイ
ッチでは、3個の別体のスイッチが必要であるだけでな
く、カム等で駆動するので、部品点数,生産工数が多い
という問題点があった。
【0005】本発明は、前記問題点に鑑み、内部構造が
簡単で、部品点数,組立工数が少なく、複数の回路をタ
イミング良く開閉できる安全性の高い開閉ユニットを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるスイッチ
は、前記目的を達成すべく、電気機器のドアに取り付け
たドアキーの複数本の駆動爪によって、独立する複数の
回路を所望の動作タイミングで開閉する電気機器の開閉
ユニットにおいて、前記電気機器の開口縁部に取り付け
られるケースと、前記ケースにスライド可能に取り付け
られる押ボタンと、前記押ボタン毎に前記ケースに組み
込まれる接点機構部とからなり、前記ドアの開閉によ
り、複数の前記駆動爪で対応する複数の前記押ボタンを
それぞれ押圧することにより、前記接点機構部を駆動し
て独立する複数の回路を所望の動作タイミングで開閉す
る構成としてある。
【0007】本発明によれば、ケース内に複数の押ボタ
ンと複数の接点機構部とが直接組み込まれている。この
ため、部品点数,組立工数が少なくなり、内部構造が簡
単になる。さらに、高い組立精度を確保でき、動作特性
にバラツキがなくなるので、所望の動作タイミングで複
数の回路を開閉できる安全性の高い電気機器の開閉ユニ
ットが得られる。
【0008】他の実施形態としては、押ボタンに複数の
カム部を並設する一方、接点機構部が前記カム部に対応
するように並設した複数の略V字形状の可動接点バネか
らなり、スライドする前記押ボタンのカム部で前記可動
接点バネの弾性舌片が押圧され、これによって反転する
前記可動接点バネが複数の電気回路を所望の動作タイミ
ングで開閉する構成であってもよい。
【0009】本実施形態によれば、前述の効果に加え、
1回のドアの開閉動作で独立する少なくとも2回路を所
望の動作タイミングで開閉でき、汎用性の高い電気機器
の開閉ユニットが得られる。
【0010】別の実施形態としては、接点機構部を構成
する可動接点バネの弾性舌片に、ワイピング作用を行わ
せるための段差部を設けた構成であってもよい。
【0011】この実施形態によれば、押ボタンが可動接
点バネの弾性舌片を押圧することにより、前記可動接点
バネを若干スライドさせてワイピング作用を行わせるの
で、接点の軽溶着を解消できる。
【0012】他の実施形態としては、接点機構部が、ス
ライドする押ボタンのカム部でスイッチボタンを押し下
げることにより、可動接触片を反転させるマイクロスイ
ッチ構造を有していてもよい。
【0013】この実施形態によれば、既存のマイクロス
イッチ構造をも適用でき、使い勝手のよい電気機器の開
閉ユニットが得られるという効果がある。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明にかかる実施形態を図1な
いし図25の添付図面に従って説明する。本発明にかか
る第1実施形態は、図1ないし図21に示すように、電
子レンジ用ドアスイッチに適用する開閉ユニットであ
る。
【0015】第1実施形態にかかる開閉ユニット10
は、図1ないし図3に示すように、電子レンジ本体のフ
レーム90にネジ91,92で固定されるとともに、ド
アキー100の駆動爪101,102で操作される。
【0016】前記開閉ユニット10は、図6に示すよう
に、大略、ケース11と、第1,第2接点機構部20,
30と、第1,第2押ボタン40,50と、カバー6
0,61とで構成されている。
【0017】前記ケース11は、電子レンジのフレーム
90に取り付け可能な形状であり、その側面に前記第
1,第2接点機構部20,30をそれぞれ組み込む凹所
12,13を有している。前記凹所12,13には、後
述する押ボタン40,50を組み込める貫通孔12a,
13aがそれぞれ連通している。さらに、前記ケース1
1は、その正面に前記ドアキー100の駆動爪101,
102を挿入できる操作口14,15をそれぞれ設けて
ある。このため、前記フレーム90の貫通孔93,94
は、前記操作口14,15に連通する(図2)。さら
に、前記操作口14,15の開口縁部からは、前記駆動
爪101,102をそれぞれガイドするテーパ面14
a,15aが延在している(図1,2,3)。
【0018】第1接点機構部20は、図6に示すよう
に、前記ケース11の凹所12に、第1ラッチスイッチ
(RS1)となる固定接点端子21および可動接点端子
23と、モニタースイッチ(MS)となる可動接点端子
24および固定接点端子22とを、隣り合わせて配置す
ることにより、形成されている。そして、前記可動接点
端子23,24の上端部には可動接点バネ25,26が
それぞれ回動可能に係合されている。
【0019】前記可動接点バネ25は、図7に示すよう
に、導電性板バネを打ち抜いて略V字形に屈曲し、一端
側の先端部に可動接点25aを設けるとともに、その中
間部に切り欠き部25bを形成する一方、他端側を弾性
舌片25cとしてある。そして、前記可動接点バネ25
は、その切り欠き部25bを介して前記可動接点端子2
3の上端部に係合することにより、可動接点25aが固
定接点21aに接離可能に対向する。
【0020】一方、可動接点バネ26は、可動接点を有
しない点を除き、前記可動接点バネ25と同様である。
そして、前記可動接点バネ26は前記可動接点端子24
の上端部に回動可能に支持され、その屈曲部近傍が固定
接点22aに接離する。
【0021】第2接点機構部30は、前記ケース11の
凹所13に、第2ラッチスイッチ(RS2)となる固定
接点端子31および可動接点端子34と、第3ラッチス
イッチ(RS3)となる固定接点端子32および可動接
点端子35と、ドアスイッチ(DS)となる固定接点端
子33および可動接点端子36とを、並設して組み込む
ことにより、形成されている。そして、前記可動接点端
子34,35,36の上端部には可動接点バネ37,3
8,39がそれぞれ回動可能に係合されている。そし
て、それらの可動接点37a,38a,39aが固定接
点31a,32a,33aにそれぞれ接離可能に対向す
る。本実施形態によれば、反転バネとしての機能と可動
接触片としての機能とを1つの可動接点バネに持たせて
いるので、部品点数,組立工数が減少するという利点が
ある。なお、可動接点バネは導電性バネを打ち抜いて作
る以外の製法で作ってもよい。例えば、ステンレス等の
非導電性金属材料からなる板バネを略V字状に屈曲し、
これに導電材を接合させて可動接点バネとする、などの
製法も考えられる。
【0022】第1押ボタン40は突出部44を突設した
平面略凸形状であり、図8に示すように、その裏面にカ
ム部41,42,43がそれぞれ突設されている。前記
カム部42はカム部41,43よりも前方に位置すると
ともに、前記カム部41はカム部43よりも若干前方に
位置している。さらに、前記突出部44には復帰ばね4
5が収納可能な貫通孔44aを設けてある。したがっ
て、図9に示すように、第1接点機構部20を組み込ん
だケース11の凹所12に第1押ボタン40を組み込む
ことにより、前記第1押ボタン40がスライド可能とな
る。さらに、前記突出部44の貫通孔44aに復帰バネ
45を組み込むことにより、第1押ボタン40は図11
中、右側に付勢される。そして、押ボタン40をスライ
ドさせると、前記カム部41,42が可動接点バネ2
5,26を押圧し、反転させる。
【0023】第2押ボタン50は、前記第1押ボタン4
0と同一形状を有する。このため、図11に示すよう
に、第2接点機構部30を組み込んだケース11の凹所
13に組み込むことにより、前記第2押ボタン50がス
ライド可能となる。さらに、前記突出部54の貫通孔5
4aに復帰バネ55を組み込むことにより、第2押ボタ
ンは図11中、右側に付勢される。そして、押ボタン5
0をスライドさせると、前記カム部51,52,53が
可動接点バネ37,38,39を押圧し、反転させる。
【0024】ついで、前記ケース11の凹所12,13
にカバー60,61を嵌合して係止することにより、本
発明にかかる開閉ユニット10の組立作業が完了する。
【0025】次に、図2および図3で示すように、前記
ドアキー100の駆動爪101,102で電子レンジに
取り付けた前記開閉ユニット10を駆動する場合につい
て説明する。ただし、前記ドアキー100は図示しない
コイルバネで下方に付勢されている。なお、図12ない
し図16の図(A)には、第1ラッチスイッチ(RS
1)および第2ラッチスイッチ(RS2)の動作が順
次、断面図で図示されている。また、図12ないし図1
6の図(B)には、第3ラッチスイッチ(RS3)およ
びモニタースイッチ(MS)の動作が順次、断面図で図
示されている。さらに、図12ないし図16の図(C)
には、ドアスイッチ(DS)の動作が順次、断面図で図
示されている。
【0026】まず、ドアが開いているときは、第1,第
2押ボタン40,50は無負荷である。このため、復帰
バネ45,55のバネ力で第1,第2押ボタン40,5
0が外方に押し出されている。したがって、図12
(A),(B)に示すように、第1押ボタン40のカム
部41,42は可動接点バネ25,26の各屈曲部近傍
に圧接している。このため、可動接点バネ26が固定接
点22aに接触し、固定接点端子22が可動接点端子2
4に導通している。しかし、可動接点バネ25の可動接
点25aは固定接点21aに接触しておらず、可動接点
端子23は固定接点端子21に導通していない。
【0027】一方、第2押ボタン50のカム部51,5
2,53は可動接点バネ37,38,39の各屈曲部近
傍に圧接している。しかし、いずれの場合も、係合点を
超えていないので、可動接点バネ37,38,39の可
動接点37a,38a,39aは固定接点31a,32
a,33aに接触していない。このため、固定接点端子
31,32,33は可動接点端子34,35,36にそ
れぞれ導通していない。
【0028】そして、ドアを閉じると、ドアキー100
の駆動爪101,102がケース11の操作口14,1
5からテーパ面14a,15aを介して滑り込み、復帰
バネ45,55のバネ力に抗し、第1,第2押ボタン4
0,50を同時に押し下げる。このため、第1押ボタン
40のカム部41,42が可動接点バネ25,26の弾
性舌片をそれぞれ押圧して撓ませる。同様に、第2押ボ
タン50のカム部51,52,53が可動接点バネ3
7,38,39の弾性舌片をそれぞれ押圧して撓ませ
る。さらに、第1,第2押ボタン40,50を押し下げ
ると、そのカム部42,52が可動接点バネ26,38
の係合点を越える。このため、図13(B)に示すよう
に、可動接点バネ26がスナップ動作で反転し、固定接
点22aから開離し、固定接点端子22と可動接点端子
24とは不導通となる。ほぼ同時に、第2押ボタン50
のカム部52が可動接点バネ38の係合点を越える。こ
のため、可動接点バネ38がスナップ動作で反転し、可
動接点バネ38の可動接点38aが固定接点32aに接
触し、固定接点端子32と可動接点端子35とが導通す
る。
【0029】さらに、第1,第2押ボタン40,50が
駆動爪101,102に押し下げられると、カム部4
1,51が可動接点バネ25,37の係合点をそれぞれ
通過する。このため、可動接点バネ25,37がスナッ
プ動作で反転する。このため、図14(A)に示すよう
に、可動接点25aが固定接点21aに接触し、固定接
点端子21が可動接点端子23に導通する。同様に、可
動接点37aが固定接点31aに接触し、固定接点端子
31が可動接点端子34に導通する。
【0030】さらに、第1,第2押ボタン40,50が
駆動爪101,102に押し下げられると、可動接点バ
ネ25および38,37の弾性舌片が更に屈曲し、可動
接点25aおよび38a,37aが固定接点21aおよ
び32a,31aに所定の接点圧で接触する。また、カ
ム部53が可動接点バネ39の係合点を通過する。この
ため、可動接点バネ39がスナップ動作で反転する。こ
の結果、可動接点39aが固定接点33aに接触し、固
定接点端子33が可動接点端子36に導通する(図15
(C))。
【0031】さらに、第1,第2押ボタン40,50を
押し込むと、ケース11の内側面に接触して停止する
(図16)。なお、このとき、可動接点バネ25,26
および37,38,39の各弾性舌片の変位量は第1,
第2押ボタン40,50のストロークに関係なく、ほぼ
一定である。
【0032】次に、ドアを開いて、ドアキー100の駆
動爪101,102を引き抜くと、復帰バネ45,55
のバネ力で、押ボタン40,50が元の状態に復帰す
る。このため、カム部41,42および51,52,5
3が各可動接点バネ25,26および37,38,39
の係合点を越える。この結果、前述の動作順序とは逆の
順序で、可動接点バネ25,26および37,38,3
9が反転し、回路を切り換える。
【0033】前述の動作タイミングをグラフ化すると、
図17に示すようなタイムチャートとなる。そして、前
述の開閉動作を行う開閉ユニットを、電子レンジの制御
回路に接続すれば、例えば、図18、より具体的には図
19に示すような接続が考えられる。
【0034】したがって、ドアを閉めることにより、ド
アキー100の駆動爪部101,102により、まず最
初にモニタースイッチMSが「開」となり、ほぼ同時
に、第3ラッチスイッチRS3が「閉」となる。つい
で、第1ラッチスイッチRS1と第2ラッチスイッチR
S2とが同時に「閉」となる。最後に、ドアスイッチD
Sが「閉」となって電子レンジが作動可能状態となる。
【0035】次に、ドアを開くことにより、ドアスイッ
チDSが「開」になり、続いて第1ラッチスイッチRS
1と第2ラッチスイッチRS2とが「開」となる。最後
に、第3ラッチスイッチRS3が「開」となると、ほぼ
同時に、モニタースイッチMSが「閉」となる。
【0036】本実施形態によれば、ドアスイッチDSあ
るいは第1,第2,第3ラッチスイッチRS1,2,3の
いずれかが「開」となった場合に、作動が停止する。ま
た、前述のスイッチが接点溶着等の不具合で「開」にな
らなかった場合には、最後にモニタースイッチMSが
「閉」となって電源回路を短絡する。このため、ヒュー
ズが溶断して電源を遮断するので、安全性が確保され
る。
【0037】また、必要に応じ、第2,第3ラッチスイ
ッチRS2,RS3を使用しない場合には、図20,2
1に示すような接続回路であってもよい。
【0038】第2実施形態は、図22ないし図24に示
すように、例えば、可動接点バネ39の弾性舌片39c
に折り曲げ加工を施すことにより、段部39dを形成し
た場合である。本実施形態によれば、前記可動接点バネ
39がスナップ動作で反転した後、第2押ボタン50の
カム部53が段部39dに当接して若干スライドさせ、
ワイピング作用を行う。このため、軽溶着が生じても、
前述のワイピング作用で解消でき、誤動作を未然に防止
できるという利点がある。なお、前記可動接点バネ39
の切り欠き部39bには、ワイピング作用を行わしめる
ため、可動接点端子36の上部に遊嵌状態で係合されて
いる。
【0039】第3実施形態は、図25に示すように、マ
イクロスイッチ機構70を組み込んだ開閉ユニットでも
よい。
【0040】本実施形態にかかる開閉ユニットは、電子
レンジの横開きあるい縦開きのドアスイッチに適用する
場合に限らず、スライド式ドアのドアスイッチに適用し
てもよい。また、駆動爪は2本に限らず、3本以上であ
ってもよい。なお、他の実施形態においては、押ボタン
40,50が操作口14,15の内側にあるのではな
く、ケース11よりも突出している構成であってもよ
い。その場合、複数の操作爪は突出した押ボタンを押す
機構となる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、ケース内に複数の押ボ
タンと複数の接点機構部とが直接組み込まれている。こ
のため、部品点数,組立工数が少なくなり、内部構造が
簡単になる。さらに、高い組立精度を確保でき、動作特
性にバラツキがなくなるので、所望の動作タイミングで
複数の回路を開閉できる安全性の高い電気機器の開閉ユ
ニットが得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態にかかる開閉ユニット
の使用状態を示す分解斜視図である。
【図2】 図1で示した開閉ユニットの動作前の斜視図
である。
【図3】 図1で示した開閉ユニットの動作後の斜視図
である。
【図4】 図1で示した開閉ユニットを裏側から見た状
態を示す斜視図である。
【図5】 図1で示した開閉ユニットを表側から見た状
態を示す斜視図である。
【図6】 図1で示した開閉ユニットの分解斜視図であ
る。
【図7】 図6で示した可動接点バネの拡大斜視図であ
る。
【図8】 図6で示した押ボタンを裏側から見た斜視図
である。
【図9】 図6で示した押ボタンに復帰バネ等を組み込
んだ状態を示す斜視図である。
【図10】 図(A)は図1で示した開閉ユニットの側
面図、図(B)は図5で示した開閉ユニットの背面図で
ある。
【図11】 図10(A)で示した開閉ユニットのXI
−XI線断面図である。
【図12】 第1実施形態にかかる押ボタンの動作前の
異なる位置における動作を示す縦断面図である。
【図13】 第1実施形態にかかる押ボタンを操作した
場合の異なる位置における動作を示す縦断面図である。
【図14】 第1実施形態にかかる押ボタンを操作した
場合の異なる位置における動作を示す縦断面図である。
【図15】 第1実施形態にかかる押ボタンを操作した
場合の異なる位置における動作を示す縦断面図である。
【図16】 第1実施形態にかかる押ボタンの動作後の
異なる位置における動作後を示す縦断面図である。
【図17】 電子レンジのドアスイッチに適用した場合
の動作タイミングを示すタイムチャートである。
【図18】 本実施形態の使用例を示す回路図である。
【図19】 図18に示す回路図のより具体的な適用例
を示す回路図である。
【図20】 他の適用例を示す回路図である。
【図21】 別の適用例を示す回路図である。
【図22】 第2実施形態にかかる開閉ユニットを示
し、図(A)は側面図、図(B)は背面図である。
【図23】 図22(A)で示した開閉ユニットのXX
III−XXIII線断面図である。
【図24】 第2実施形態にかかる可動接点バネの斜視
図である。
【図25】 第3実施形態にかかる断面図である。
【符号の説明】
10…開閉ユニット、11…ケース、12,13…凹
所、14,15…操作口、14a,15a…テーパ面、
20…第1接点機構部、21,22…固定接点端子、2
3,24…可動接点端子、25,26…可動接点バネ、
25a…可動接点、30…第2接点機構部、31,3
2,33…固定接点端子、31a,32a,33a…固
定接点、34,35,36…可動接点端子、37,3
8,39…可動接点バネ、37a,38a,39a…可
動接点、40,50…第1,第2押ボタン、44,54
…突出部、45,55…復帰バネ、41,42,43,
51,52,53…カム部、60,61…カバー、90
…フレーム、100…ドアキー、101,102…駆動
爪。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01H 27/00 H01H 27/00 G 5G051 H05B 6/64 H05B 6/64 E 6/68 330 6/68 330E Fターム(参考) 3K086 AA03 AA05 EA02 3K090 AA03 AA11 AA15 EB31 EC02 3L086 BC20 DA01 DA23 DA24 5G006 AA01 AB03 AC08 AZ09 BA02 BB02 5G025 AA05 AA07 BA04 CA02 DA03 EA02 FA05 5G051 HA12 HA42 HA43 HA46

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機器のドアに取り付けたドアキーの
    複数本の駆動爪によって、独立する複数の回路を所望の
    動作タイミングで開閉する電気機器の開閉ユニットにお
    いて、 前記電気機器の開口縁部に取り付けられるケースと、前
    記ケースにスライド可能に取り付けられる押ボタンと、
    前記押ボタン毎に前記ケースに組み込まれる接点機構部
    とからなり、 前記ドアの開閉により、複数の前記駆動爪で対応する複
    数の前記押ボタンをそれぞれ押圧することにより、前記
    接点機構部を駆動して独立する複数の回路を所望の動作
    タイミングで開閉することを特徴とする電気機器の開閉
    ユニット。
  2. 【請求項2】 押ボタンに複数のカム部を並設する一
    方、接点機構部が前記カム部に対応するように並設した
    複数の略V字形状の可動接点バネからなり、 スライドする前記押ボタンのカム部で前記可動接点バネ
    の弾性舌片が押圧され、これによって反転する前記可動
    接点バネが複数の電気回路を所望の動作タイミングで開
    閉することを特徴とする請求項1に記載の電気機器の開
    閉ユニット。
  3. 【請求項3】 接点機構部を構成する可動接点バネの弾
    性舌片に、ワイピング作用を行わせるための段差部を設
    けたことを特徴とする請求項1または2に記載の電気機
    器の開閉ユニット。
  4. 【請求項4】 接点機構部が、スライドする押ボタンの
    カム部でスイッチボタンを押し下げることにより、可動
    接触片を反転させるマイクロスイッチ構造を有すること
    を特徴とする請求項1に記載の電気機器の開閉ユニッ
    ト。
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