JP3198052B2 - ボタン構造 - Google Patents

ボタン構造

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JP3198052B2
JP3198052B2 JP17364996A JP17364996A JP3198052B2 JP 3198052 B2 JP3198052 B2 JP 3198052B2 JP 17364996 A JP17364996 A JP 17364996A JP 17364996 A JP17364996 A JP 17364996A JP 3198052 B2 JP3198052 B2 JP 3198052B2
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省吾 田中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として電子機器
等に用いられるプッシュスイッチを操作するためのボタ
ン構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電子機器等において、機器を操作するプ
ッシュスイッチ等を押すために、通常機器の前面に多く
のボタンが設けられている。これらのボタンには、ボタ
ン後部に光源を有しボタン前面の表示(文字、数字)を
照らす照明付ボタンが多く用いられている。
【0003】図7は従来の照明付プッシュ式ボタン構造
を示す構成図である。照明付プッシュ式ボタン70は、
頭部71の前面部72にボタンの機能を表す2色成形等
により部分的に透過性のある表示文字が成形されてい
る。また、頭部71の内部は空洞化されており照明光を
透過し易いように形成されている。ボタン70の中央付
近にはフランジ部73が設けられ、フランジ部73の下
部(ボタン70の裏面)には一端に押圧操作部74が突
設されている。そして、押圧操作部74の先端で図示さ
れていないプリント基板等に組付けられているプッシュ
スイッチ75の頭部を押圧するように形成されている。
【0004】また、照明付プッシュ式ボタン70は、通
常電子機器等の前面に設けられているパネル76の開口
部761に頭部71をパネル76の後方より挿入し、フ
ランジ部73の前面をパネル76の裏面に当接させる。
そして、その後方より弾力性のあるスポンジ77を嵌入
し、更にその後方より光源をボタン70に導く導光板7
8等をパネル76に固定し、ボタン70やスポンジ77
を保持している。
【0005】上記構成のボタン構造の操作は、照明付プ
ッシュ式ボタン70の前面部72を指先等でプッシュす
ると弾力性のあるスポンジ77が圧縮され、押圧操作部
74がプッシュスイッチ75の頭部を押圧する方向に押
され、先端でプッシュスイッチ75の頭部をプッシュす
る。すると、プッシュスイッチ75は、オン/オフ動作
を実行し電子機器等の操作が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記照
明付プッシュ式ボタン70では、後方の光源より照明光
を導光するため、ボタンの中心付近には押圧操作部74
等のアクチュエータを設けることが不可能である。この
ため押圧操作部74はボタン70の端部に設けられてお
り、ボタン70の前面部72を矢印A(押圧操作部74
と同一線上)方向にプッシュされた場合は良好に操作さ
れるが、矢印B方向にプッシュされると矢印Cの回転方
向に移動する。従って、押圧操作部74の先端はプッシ
ュスイッチ75の頭部を擦りながら(矢印C')押される
ことになりボタン操作のフィーリングが悪くなったり、
最悪の場合は押圧操作部74が傾き先端がプッシュスイ
ッチ75の頭部より外れ、プッシュスイッチ75がオン
/オフ動作を行わなくなる等の問題があった。
【0007】本発明は、上記問題を解決するものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前面に位置す
るパネルの後方に設けられた弾性体と、前記パネルと該
弾性体との間に介在し、前記パネルの開口部よりその頭
部が突出され、前記弾性体より後方に位置するプッシュ
スイッチをその端部に設けられたアクチュエータの押圧
により開閉するプッシュ式ボタンを備え、前記パネルと
前記弾性体との間で、前記プッシュ式ボタンの端部が挟
持されると共に該端部の面が該弾性体に当接されてなる
ボタン構造において、前記プッシュ式ボタンの、該プッ
シュ式ボタンの中心を挟んで前記アクチュエータとは対
向する端部に対し、該端部の面の一部より該弾性体側に
向けて突出した凸部が形成されてなることを特徴とす
る。
【0009】また、前面に位置するパネルの後方に設け
られた弾性体と、前記パネルと該弾性体との間に介在
し、前記パネルの開口部よりその頭部が突出され、前記
弾性体より後方に位置する2個のプッシュスイッチをそ
の両端部にそれぞれ設けられたアクチュエータの押圧に
より交互に開閉するシーソー式ボタンを備え、前記パネ
ルと前記弾性体との間で、前記シーソー式ボタンの端部
が挟持されると共に該端部の面が該弾性体に当接されて
なるボタン構造において、前記シーソー式ボタンの、前
記シーソー式ボタンの中心を挟んで前記各アクチュエー
タとは対向する端部に対し、該端部の面の一部より該弾
性体側に向けて突出した凸部が各々形成されてなること
を特徴とする。
【0010】また、前面に位置するパネルの後方に設け
られた弾性体と、前記パネルと該弾性体との間に介在
し、前記パネルの開口部よりその頭部が突出され、前記
弾性体より後方に位置するプッシュスイッチをその端部
に設けられたアクチュエータの押圧により開閉するプッ
シュ式ボタンを備え、前記パネルと前記弾性体との間
で、前記プッシュ式ボタンの端部が挟持されると共に該
端部の面が該弾性体に当接されてなるボタン構造におい
て、前記プッシュ式ボタンの、該プッシュ式ボタンの中
心を挟んで前記アクチュエータとは対向する端部に対
し、該端部の面の一部より該弾性体側に向けて突出した
凸部が形成され、前記弾性体に対し、前記凸部を通過さ
せる貫通孔が形成されてなることを特徴とする。
【0011】また、前面に位置するパネルの後方に設け
られた弾性体と、前記パネルと該弾性体との間に介在
し、前記パネルの開口部よりその頭部が突出され、前記
弾性体より後方に位置する2個のプッシュスイッチをそ
の両端部にそれぞれ設けられたアクチュエータの押圧に
より交互に開閉するシーソー式ボタンを備え、前記パネ
ルと前記弾性体との間で、前記シーソー式ボタンの端部
が挟持されると共に該端部の面が該弾性体に当接されて
なるボタン構造において、前記シーソー式ボタンの、前
記シーソー式ボタンの中心を挟んで前記各アクチュエー
タとは対向する端部に対し、該端部の面の一部より該弾
性体側に向けて突出した凸部が各々形成され、前記弾性
体に対し、前記各凸部を通過させる貫通孔が各々形成さ
れてなることを特徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の第1実施例に係る照明付プッシュ式
ボタンを示す構成図であり、図1(a)は上面図、図1
(b)は側面図、図1(c)は右側面図、図1(d)は
下面図である。また、図2は第1実施例に係る照明付プ
ッシュ式ボタン構造を示す断面図であり、図2(a)は
押圧前、図2(b)は押圧後を示している。
【0015】図1に示すように、樹脂系材料が用いられ
射出成形法等により形成され電子機器等を操作する照明
付プッシュ式ボタン10は、頭部11の前面部12にボ
タンの機能を表す表示121が2色成形あるいはレーザ
ーマーキング等により(部分的に透過性のある表示文
字)形成されている。また、頭部11の内部は空洞化さ
れた凹部111により照明光を透過し易いように形成さ
れている。ボタン10の中央付近にはフランジ部13が
設けられ、フランジ部13の下部(ボタン10の裏面)
には一端に押圧操作部14が突設されている。そして、
ボタン10の前面部12が押圧(図示の上部より押下)
されると、押圧操作部14の先端で図示されていないプ
リント基板等に組付けられているプッシュスイッチ15
の頭部を押圧(押下)し、プッシュスイッチ15がオン
動作できるように形成されている。
【0016】また、ボタン10の裏面には中心を挟んで
押圧操作部14と略対向する端部に凸部19が形成され
ている。通常(押圧前)では凸部19の周辺の後述のス
ポンジ17がめり込んだ状態となっている。そして、凸
部19の長さは、フランジ部13の下面から導光板18
の上面までの寸法Dから押圧時のボタン10の移動スト
ロークと、スポンジ17が圧縮し切った厚さの和を差し
引いた長さとなっている。つまり、押圧操作部14の先
端で押圧されたプッシュスイッチ15がオンした時、ス
ポンジ17が圧縮し切った状態となっている。
【0017】図2に示すように、電子機器等の前面に設
けられている前面パネル16には、ボタン10の頭部1
1が挿入される開口部161が設けられ、フランジ部1
3の前面を前面パネル16の裏面の開口部161の縁部
に当接させて、ボタン10が前面(図示上方)に飛び出
さないように形成されている。また、前面パネル16の
後部には弾力性があり、ボタン10が押圧されると圧縮
され、押圧操作が解除されるとその反力でボタン10が
押圧操作前の位置に戻るよう形成されたスポンジ17が
設けられている。そして、押圧操作部14や照明光が導
入されるボタン10の凹部111付近はこのスポンジ1
7は切り抜かれており、押圧操作や照明光の導入に支障
がないように形成されている。更に、その後部には図示
されていない光源より照明光を導く無色透明のアクリル
系材料による導光板18が設けられている。
【0018】上記照明付プッシュ式ボタン10を組付け
るには、ボタン10の頭部11を前面パネル16の開口
部161へ前面パネル16の裏面より挿入する。そし
て、その後方よりスポンジ17を嵌入し、更に、その後
方に導光板18等が設けられ前面パネル16と導光板1
8によりボタン10やスポンジ17が狭持される。する
と、前面パネル16の開口部161からボタン10の頭
部11が前部に突出し、ボタン10の前面部12が押圧
し易いように形成されている。
【0019】次に、本実施例によるボタン構造の動作を
説明する。照明付プッシュ式ボタン10の前面部12を
指先等で押圧(押下)すると、弾力性のあるスポンジ1
7が圧縮されボタン10の頭部11が前面パネル16の
開口部161に入り込む方向に移動する。そして、ボタ
ン10の凸部19も押下され、付近のスポンジ17を凸
部19と導光板18により押圧し圧縮し切ったところで
移動を停止する。また、押圧操作部14は先端でプッシ
ュスイッチ15の頭部を押圧する方向に移動し、プッシ
ュスイッチ15をプッシュし移動を停止する(ボタン1
0は、図2(a)の寸法Dから図2(b)の寸法D' ま
で押下される)。すると、プッシュスイッチ15はオン
動作を実行し電子機器等の操作が行われる。
【0020】なお、ボタン10は前面部12を矢印Bに
示すように偏った端部(ボタン10の中心を挟んで押圧
操作部14と略対向する端部)が押下されるという悪条
件の場合には、押圧操作部14の先端とプッシュスイッ
チ15の頭部の接点を中心とした矢印Eに示すような回
転方向に移動する(押圧操作部14も矢印Eと同じ方向
へ移動しようとする)。しかし、この回転移動の軌跡上
に凸部19を設けているので、ボタン10の凸部19側
の端部は凸部19がスポンジ17を圧縮し切ったところ
で移動を停止する。これにより、偏心運動の原因となる
矢印B方向の力が途中で抑えられることになる。そし
て、前面部12の偏った端部を押し続けると押圧操作部
14に対して真下の方向に力が加わることになるためボ
タン10は(押圧操作部14)凸部19を中心として矢
印Eと反対方向に回転移動する。これにより押圧操作部
14は元の真っ直ぐの態勢となり、プッシュスイッチ1
5が押圧操作部14の先端で押下される。
【0021】また、前面部12を押圧していた指先等を
前面部12から離すとボタン10は、スポンジ17の反
力によりプッシュ操作前の位置(ボタン10のフランジ
部13がパネル16の裏面の開口部161の縁部に当接
する位置)に戻る。以上のように本実施例のボタン構造
によれば、ボタン10の一端に設けられた押圧操作部1
4の中心を挟んだ他端に凸部19を形成することによ
り、矢印B付近の端部を押圧しても圧縮し切ったスポン
ジ17に当接するので矢印Eに示すような回転方向に移
動したり、逆方向に回転しながら押圧操作部14はプッ
シュスイッチ15を略真っ直ぐに押圧(押下)すること
ができる。
【0022】図3は本発明の第2実施例に係る照明付シ
ーソー式ボタンを示す構成図であり、図3(a)は上面
図、図3(b)は側面図、図3(c)は右側面図、図3
(d)は下面図である。また、図4は第2実施例に係る
照明付シーソー式ボタン構造を示す断面図であり、図4
(a)は押圧前、図4(b)は押圧後を示している。図
3に示すように、樹脂系材料が用いられ射出成形法等に
より形成され電子機器等を操作する照明付シーソー式ボ
タン30は、長手方向(図3(a)の上下方向)に二分
されており2個のボタン機能を備え、2個のプッシュス
イッチ351、352を交互に押圧するように形成され
ている。そして、頭部31の前面部32にはボタンの機
能を表す表示321、322が、2色成形あるいはレー
ザーマーキング等により(部分的に透過性のある表示文
字)二分された各々に形成されている。また、頭部31
の内部は空洞化された凹部311、312により照明光
を透過し易いように形成されている。
【0023】ボタン30の中央付近にはフランジ部33
が設けられ、フランジ部33の下部(ボタン30の裏
面)には二分された各々の一端(例えば、対角線上の両
端付近)に押圧操作部341、342が突設されてい
る。そして、ボタン30の前面部32の二分された一方
が押圧(図示の上部より押下)されると、押圧操作部3
41あるいは342の先端で図示されていないプリント
基板等に組付けられているプッシュスイッチ351ある
いは352の頭部を押圧(押下)し、プッシュスイッチ
351、352のいずれかがオン動作できるように形成
されている。
【0024】また、ボタン30の二分された各々の中心
(図3の左右に分ける中心)を挟んで押圧操作部34
1、342の各々に対向する端部に凸部391、392
が形成されている。通常(押圧前)では凸部391、3
92の周辺の後述のスポンジ37がめり込んだ状態とな
っている。そして、凸部391、392の長さは、フラ
ンジ部33の下面から導光板38の上面までの寸法Eか
ら押圧時にボタン60の移動ストロークと、後述のスポ
ンジ37が圧縮し切った厚さの和を差し引いた長さとな
っている。つまり、押圧操作部341あるいは342の
先端で押圧されたプッシュスイッチ351あるいは35
2がオンした時、スポンジ37が圧縮し切った状態とな
っている。
【0025】図4に示すように、電子機器等の前面に設
けられている前面パネル36には、ボタン30の頭部3
1が挿入される開口部361が設けられ、フランジ部3
3の前面をパネル36の裏面の開口部361の縁部に当
接させて、ボタン30が前面(図示上方)に飛び出さな
いように形成されている。また、前面パネル36の後部
には弾力性があり、ボタン30が押圧されると圧縮さ
れ、押圧操作が解除されるとその反力でボタン30が押
圧操作前の位置に戻るよう形成されたスポンジ37が設
けられている。そして、押圧操作部341、342や照
明光が導入されるボタン30の凹部311、312付近
はこのスポンジ37は切り抜かれており、押圧操作や照
明光の導入に支障がないように形成されている。更に、
その後部には光源より照明光を導く無色透明のアクリル
系材料による導光板38が設けられている。
【0026】上記照明付シーソー式ボタン30を組付け
るには、ボタン30の頭部31を前面パネル36の開口
部361へ前面パネル36の裏面より挿入する。そし
て、その後方よりスポンジ37を嵌入し、更に、その後
方に導光板38等が設けられ前面パネル36と導光板3
8によりボタン30やスポンジ37が狭持される。する
と、前面パネル36の開口部361からボタン30の頭
部31が前部に突出し、ボタン30の前面部32が押圧
し易いように形成されている。
【0027】次に、本実施例によるボタン構造の動作を
説明する。照明付シーソー式ボタン30の二分された一
方(例えば、表示322側)の前面部32を指先等で押
圧(押下)すると、シーソー式ボタン30は図示されて
いない支点部に支えられ、表示322側の後方のスポン
ジ37が圧縮され、頭部31の表示322側が前面パネ
ル36の開口部361に入り込む方向に移動する。そし
て、ボタン30の表示322側の凸部392も押下さ
れ、付近のスポンジ37を凸部392と導光板38によ
り押圧し圧縮し切ったところで移動を停止する。また、
押圧操作部342は先端でプッシュスイッチ352の頭
部を押圧する方向に移動し、プッシュスイッチ352を
プッシュし移動を停止する(ボタン30は、図4(a)
の寸法Fから図4(b)の寸法F' まで押下される)。
すると、プッシュスイッチ352はオン動作を実行し電
子機器等の操作が行われる。
【0028】なお、ボタン30は前面部32を矢印Bに
示すように偏った端部(ボタン30の中心(図3の左右
に分ける中心)を挟んで押圧操作部342と略対向する
端部)が押下されるという悪条件の場合には、押圧操作
部342の先端とプッシュスイッチ352の頭部の接点
を中心とした矢印Gに示すような回転方向に移動する
(押圧操作部342も矢印Gと同じ方向へ移動しようと
する)。しかし、この回転移動の軌跡上に凸部392を
設けているので、ボタン30の凸部392側の端部は凸
部392がスポンジ37を圧縮し切ったところで移動を
停止する。これにより、偏心運動の原因となる矢印B方
向の力が途中で抑えられることになる。そして、前面部
32の偏った端部を押し続けると押圧操作部342に対
して真下の方向に力が加わることになるためボタン30
(押圧操作部342)は凸部392を中心として矢印G
と反対方向に回転移動する。これにより押圧操作部34
2は元の真っ直ぐの態勢となり、プッシュスイッチ35
2が押圧操作部342の先端で押下される。
【0029】また、前面部32の表示322側を押圧し
ていた指先等を前面部32から離すとボタン30はスポ
ンジ37の反力によりプッシュ操作前の位置(ボタン3
0のフランジ部33がパネル36の裏面の開口部361
の縁部に当接する位置)に戻る。また、照明付シーソー
式ボタン30の二分された他方(例えば表示321側)
についても表示322側と同様に操作すると、プッシュ
スイッチ351のオン動作を実行することができる。
【0030】以上のように本実施例のボタン構造によれ
ば、ボタン30の一端に設けられた押圧操作部341、
342の中心(図3の左右に分ける中心)を挟んだ他端
に凸部391、392を形成することにより、矢印B付
近の端部を押圧しても圧縮し切ったスポンジ37に当接
するので矢印Gに示すような回転方向に移動したり、逆
方向に回転しながら押圧操作部341、342はプッシ
ュスイッチ351、352を略真っ直ぐに押圧(押下)
することができる。
【0031】図5は本発明の第3実施例に係る照明付プ
ッシュ式ボタン構造を示す断面図であり、図5(a)は
押圧前、図5(b)は押圧後を示している。なお、図
1、2と同様な構成については、同一の符号を付し説明
を省略する。照明付プッシュ式ボタン50の裏面にはボ
タン50の中心を挟んで押圧操作部14と略対向する端
部に凸部59が形成されている。そして、凸部59の長
さは、フランジ部13の下面から導光板18の上面まで
の寸法Dから押圧時にボタン50の移動ストロークを差
し引いた長さとなっている。つまり、押圧操作部14の
先端で押圧されたプッシュスイッチ15がオンした時、
凸部59が導光板18に当接した状態となっている。ま
た、スポンジ57には凸部59を通過させる貫通孔57
1が、押圧操作部14や照明光が導入されるボタン10
の凹部111付近と同様に切り抜かれている。
【0032】上記照明付プッシュ式ボタン50を組付け
るには、ボタン50の頭部11を前面パネル16の開口
部161へ前面パネル16の裏面より挿入する。そし
て、その後方よりスポンジ57を嵌入し、更に、その後
方に導光板18等が設けられ前面パネル16と導光板1
8によりボタン50やスポンジ57が狭持される。する
と、前面パネル16の開口部161からボタン50の頭
部11が前部に突出し、ボタン50の前面部12が押圧
し易いようになっている。また、凸部59は貫通孔57
1に嵌まり込み、先端は直接導光板18に当接する。
【0033】次に、本実施例によるボタン構造の動作を
説明する。照明付プッシュ式ボタン50の前面部12を
指先等で押圧(押下)すると、弾力性のあるスポンジ5
7が圧縮されボタン50の頭部11が前面パネル16の
開口部161に入り込む方向に移動する。そして、ボタ
ン50の凸部59も押下され、先端が導光板18に当接
し移動を停止する。その間、押圧操作部14は先端でプ
ッシュスイッチ15の頭部を押圧する方向に移動し、プ
ッシュスイッチ15をプッシュし移動を停止する(ボタ
ン50は、図5(a)の寸法Dから図5(b)の寸法
D' まで押下される)。すると、プッシュスイッチ15
はオン動作を実行し電子機器等の操作が行われる。
【0034】なお、ボタン50は前面部12を矢印Bに
示すように偏った端部(ボタン50の中心を挟んで押圧
操作部14と略対向する端部)が押下されるという悪条
件の場合には、押圧操作部14の先端とプッシュスイッ
チ15の頭部の接点を中心とした矢印Eに示すような回
転方向に移動する。(押圧操作部14も矢印Eと同じ方
向へ移動しようとする)しかし、この回転移動の軌跡上
に凸部59を設けているので、ボタン50の凸部59側
の端部は凸部59が導光板18に当接したところで移動
を停止する。これにより、偏心運動の原因となる矢印B
方向の力が途中で抑えられることになる。そして、前面
部12の偏った端部を押し続けると押圧操作部14に対
して真下の方向に力が加わることになるためボタン50
(押圧操作部14)は凸部59を中心として矢印Eと反
対方向に回転移動する。これにより押圧操作部14は元
の真っ直ぐの態勢となり、プッシュスイッチ15が押圧
操作部14の先端で押下される。
【0035】また、前面部12を押圧していた指先等を
前面部12から離すとボタン50は、スポンジ57の反
力によりプッシュ操作前の位置(ボタン50のフランジ
部13がパネル16の裏面の開口部161の縁部に当接
する位置)に戻る。以上のように本実施例のボタン構造
によれば、ボタン50の一端に設けられた押圧操作部1
4の中心を挟んだ他端に凸部59を形成することによ
り、矢印B付近の端部を押圧しても導光板18に当接す
るので矢印Eに示すような回転方向に移動したり、逆方
向に回転しながら押圧操作部14はプッシュスイッチ1
5を略真っ直ぐに押圧(押下)することができる。
【0036】図6は本発明の第4実施例に係る照明付シ
ーソー式ボタン構造を示す断面図であり、図6(a)は
押圧前、図6(b)は押圧後を示している。なお、図
3、4と同様な構成については、同一の符号を付し説明
を省略する。照明付シーソー式ボタン60の裏面にはボ
タン60の二分された各々の中心(図3の左右に分ける
中心)を挟んで押圧操作部341、342(図示は34
2側)の各々に対向する端部に凸部691、692(図
示は692側)が形成されている。そして、凸部69
1、692の長さはフランジ部33の下面から導光板3
8の上面までの寸法Eから押圧時にボタン60の移動ス
トロークを差し引いた長さとなっている。つまり、押圧
操作部341あるいは342の先端で押圧されたプッシ
ュスイッチ351あるいは352がオンした時、凸部6
91あるいは692が導光板38に当接した状態となっ
ている。また、スポンジ67には凸部691、692を
通過させる貫通孔671、672(図示は672側)
が、押圧操作部341、342や照明光が導入されるボ
タン60の凹部311、312(図示は312側)付近
と同様に切り抜かれている。
【0037】上記照明付シーソー式ボタン60を組付け
るには、ボタン60の頭部31を前面パネル36の開口
部361へ前面パネル36の裏面より挿入する。そし
て、その後方よりスポンジ67を嵌入し、更に、その後
方に導光板38等が設けられ前面パネル36と導光板3
8によりボタン60やスポンジ67が狭持される。する
と、前面パネル36の開口部361からボタン60の頭
部31が前部に突出し、ボタン60の前面部32が押圧
し易いようになっている。また、凸部691、692は
貫通孔671、672に嵌まり込み、先端は直接導光板
38に当接する。
【0038】次に、本実施例によるボタン構造の動作を
説明する。照明付シーソー式ボタン60の二分された一
方(例えば、表示322側)の前面部32を指先等で押
圧(押下)すると、シーソー式ボタン60は図示されて
いない支点部に支えられ、表示322側の後方のスポン
ジ37が圧縮され、頭部31の表示322側が前面パネ
ル36の開口部361に入り込む方向に移動する。そし
て、ボタン60の表示322側の凸部692も押下さ
れ、先端が導光板38に当接し移動を停止する。その
間、押圧操作部342は先端でプッシュスイッチ352
の頭部を押圧する方向に移動し、プッシュスイッチ35
2をプッシュし移動を停止する(ボタン60は、図6
(a)の寸法Fから図6(b)の寸法F' まで押下され
る)。すると、プッシュスイッチ352はオン動作を実
行し電子機器等の操作が行われる。
【0039】なお、ボタン60は前面部32を矢印Bに
示すように偏った端部(ボタン60の中心(図3の左右
に分ける中心)を挟んで押圧操作部342と略対向する
端部)が押下されるという悪条件の場合には、押圧操作
部342の先端とプッシュスイッチ352の頭部の接点
を中心とした矢印Gに示すような回転方向に移動する
(押圧操作部342も矢印Gと同じ方向へ移動しようと
する)。しかし、この回転移動の軌跡上に凸部692を
設けているので、ボタン60の凸部692側の端部は凸
部692が導光板38に当接したところで移動を停止す
る。これにより、偏心運動の原因となる矢印B方向の力
が途中で抑えられることになる。そして、前面部32の
偏った端部を押し続けると押圧操作部342に対して真
下の方向に力が加わることになるためボタン60(押圧
操作部342)は凸部692を中心として矢印Gと反対
方向に回転移動する。これにより押圧操作部342は元
の真っ直ぐの態勢となり、プッシュスイッチ352が押
圧操作部342の先端で押下される。
【0040】また、前面部32の表示322側を押圧し
ていた指先等を前面部32から離すとボタン60はスポ
ンジ67の反力によりプッシュ操作前の位置(ボタン6
0のフランジ部33がパネル36の裏面の開口部361
の縁部に当接する位置)に戻る。また、照明付シーソー
式ボタン60の二分された他方(例えば表示321側)
についても表示322側と同様に操作すると、プッシュ
スイッチ351のオン動作を実行することができる。
【0041】以上のように本実施例のボタン構造によれ
ば、ボタン60の一端に設けられた押圧操作部341、
342の中心(図3の左右に分ける中心)を挟んだ他端
に凸部691、692を形成することにより、矢印B付
近の端部を押圧しても導光板38に当接するので矢印G
に示すような回転方向に移動したり、逆方向に回転しな
がら押圧操作部341、342はプッシュスイッチ35
1、352を略真っ直ぐに押圧(押下)することができ
る。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明のボタン構造は、ボ
タンの端部に形成されたアクチュエータによるボタンの
回転移動を規制する凸部を設けることにより、ボタンの
押圧(押下)方向にボタンを移動させることができるの
で、プッシュスイッチの確実な動作を行うことができ、
且つボタン押圧操作のフィーリングの向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る照明付プッシュ式ボ
タン構造を示す断面図である。
【図2】第1実施例に係る照明付プッシュ式ボタンを示
す構成図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る照明付シーソー式ボ
タン構造を示す断面図である。
【図4】第2実施例に係る照明付シーソー式ボタンを示
す構成図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る照明付プッシュ式ボ
タン構造を示す断面図である。
【図6】本発明の第4実施例に係る照明付シーソー式ボ
タン構造を示す断面図である。
【図7】従来の照明付プッシュ式ボタン構造を示す構成
図である。
【符号の説明】
10・・・・照明付プッシュ式ボタン 11・・・・頭部 111・・・凹部 12・・・・前面部 13・・・・フランジ部 14・・・・押圧操作部 15・・・・プッシュスイッチ 16・・・・前面パネル 161・・・開口部 17・・・・スポンジ 18・・・・導光板 19・・・・凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 13/14 H01H 3/12 H01H 13/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に位置するパネルの後方に設けられ
    た弾性体と、 前記パネルと該弾性体との間に介在し、前記パネルの開
    口部よりその頭部が突出され、前記弾性体より後方に位
    置するプッシュスイッチをその端部に設けられたアクチ
    ュエータの押圧により開閉するプッシュ式ボタンを備
    え、 前記パネルと前記弾性体との間で、前記プッシュ式ボタ
    ンの端部が挟持されると共に該端部の面が該弾性体に当
    接されてなるボタン構造において、 前記プッシュ式ボタンの、該プッシュ式ボタンの中心を
    挟んで前記アクチュエータとは対向する端部に対し、該
    端部の面の一部より該弾性体側に向けて突出した凸部が
    形成されてなることを特徴とするボタン構造。
  2. 【請求項2】 前面に位置するパネルの後方に設けられ
    た弾性体と、 前記パネルと該弾性体との間に介在し、前記パネルの開
    口部よりその頭部が突出され、前記弾性体より後方に位
    置する2個のプッシュスイッチをその両端部にそれぞれ
    設けられたアクチュエータの押圧により交互に開閉する
    シーソー式ボタンを備え、 前記パネルと前記弾性体との間で、前記シーソー式ボタ
    ンの端部が挟持されると共に該端部の面が該弾性体に当
    接されてなるボタン構造において、 前記シーソー式ボタンの、前記シーソー式ボタンの中心
    を挟んで前記各アクチュエータとは対向する端部に対
    し、該端部の面の一部より該弾性体側に向けて突出した
    凸部が各々形成されてなることを特徴とするボタン構
    造。
  3. 【請求項3】 前面に位置するパネルの後方に設けられ
    た弾性体と、 前記パネルと該弾性体との間に介在し、前記パネルの開
    口部よりその頭部が突出され、前記弾性体より後方に位
    置するプッシュスイッチをその端部に設けられたアクチ
    ュエータの押圧により開閉するプッシュ式ボタンを備
    え、 前記パネルと前記弾性体との間で、前記プッシュ式ボタ
    ンの端部が挟持されると共に該端部の面が該弾性体に当
    接されてなるボタン構造において、 前記プッシュ式ボタンの、該プッシュ式ボタンの中心を
    挟んで前記アクチュエータとは対向する端部に対し、該
    端部の面の一部より該弾性体側に向けて突出した凸部が
    形成され、 前記弾性体に対し、前記凸部を通過させる貫通孔が形成
    されてなることを特徴とするボタン構造。
  4. 【請求項4】 前面に位置するパネルの後方に設けられ
    た弾性体と、 前記パネルと該弾性体との間に介在し、前記パネルの開
    口部よりその頭部が突出され、前記弾性体より後方に位
    置する2個のプッシュスイッチをその両端部にそれぞれ
    設けられたアクチュエータの押圧により交互に開閉する
    シーソー式ボタンを備え、 前記パネルと前記弾性体との間で、前記シーソー式ボタ
    ンの端部が挟持されると共に該端部の面が該弾性体に当
    接されてなるボタン構造において、 前記シーソー式ボタンの、前記シーソー式ボタンの中心
    を挟んで前記各アクチュエータとは対向する端部に対
    し、該端部の面の一部より該弾性体側に向けて突出した
    凸部が各々形成され、 前記弾性体に対し、前記各凸部を通過させる貫通孔が各
    々形成されてなることを特徴とするボタン構造。
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