JP3827633B2 - フィニッシャ、画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成された記録紙等のシートにステイプル処理や中折り(2つ折り)処理等の所定の後処理を施すフィニッシャ及び、それらを装着可能な画像形成装置に関し、特に、ジャム処理やメンテナンス作業の向上を図ったフィニッシャ及び、それらを装着可能な画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、画像形成装置により画像形成されたシートにステイプル処理やパンチ処理、中折り処理等の後処理を施すフィニッシャが普及している。
一般に、このようなフィニッシャでは、シートを中折り処理する場合、まず、所定のシート受け部に順次搬送されてくるシートを積載し、積載したシートの中央部付近の2つ折りする折りしろに沿った位置にステイプル処理を施し(いわゆる中綴じ)、更に、ステイプル処理されたシート束を別の場所へ搬送した上で中折り処理を施し、装置外へ排出する構成をとっている。以下、前記シート受け部にシートを積載しステイプル処理を施す部分を中間処理部、前記中折り処理を行う部分を中折り処理部という。なお、前記中間処理部は、前記シート受け部に積載させたシートの端部付近にステイプル処理を施すこと(いわゆる端部綴じ)も可能であり、この場合、通常はステイプル処理後のシートは中折り処理が施されずにそのまま装置外へ排出される。
【0003】
また、一般に、このようなフィニッシャは、フィニッシャの外壁であって、画像形成装置からシートを受け入れるフィニッシャ搬入口と反対側の壁面に排出口を有し、かつ、これから排出された上記ステイプル処理等されたシート(シート束)又は、ステイプル処理等がされていないシートを受け入れる1又は2以上の排出トレイが装着されている。
そして、近時では、諸種の機能を実現すべく、通常使用する排出トレイ(以下「メイントレイ」という。)の他に、複数の排出トレイを有するフィニッシャも提供されてきている。例えば、パーソナルコンピュータ等の情報処理機器のネットワーク化に伴って、いわゆるメールボックスと称される複数のメールトレイをフィニッシャに装着することも可能となっている。この場合、複数のメールトレイの一つとユーザーとを1対1で対応させるようにしており、複数の排出トレイが昇降機構によりフィニッシャ外壁に沿って昇降し、印刷情報を送ったユーザーの排出トレイが排出口に位置付けられる構成をとるものもある。
又、複数の排出トレイにシートを仕分けるいわゆるソート機能を有するフィニッシャも普及し、この場合も、フィニッシャから排出されるシートを所定の排出トレイが受け入れるよう、前記メイントレイの他に、又はこれを含めた複数の排出トレイが昇降機構によりフィニッシャ外壁に沿って昇降する構成をとるのが一般的である。
【0004】
一方、このようなフィニッシャにおいて、ジャム処理やメンテナンス作業の向上性、安全性の確保等のための技術も種々実用化されている。
例えば、フィニッシャ内のジャム処理やメンテナンスの際に、フィニッシャ内の狭いスペースに手を入れて作業することの困難性や、装置の電源の切り忘れによる機器の誤動作の場合の危険性という問題点を解消すべく、フィニッシャ内の前記中間処理部をユニット化し、フィニッシャ正面のいわゆるフロントカバーを開放して引き出す方法が一般に知られている(下記特許文献1参照)。
【0005】
更に、近時では、前記中間処理部と前記中折り処理部とを具備するフィニッシャにおいて、前記中間処理部のみならず、前記中折り処理部ともユニット化され、前記中間処理部のユニット(以下「中間処理ユニット」という。)と前記中折り処理部のユニット(以下「中折り処理ユニット」という。)とがそれぞれ装置本体から引き出し可能に構成されるものが提案されている。本願発明者等は、前記中折り処理ユニットが、前記中間処理ユニットから前記中折り処理ユニットへの前記シートの搬送方向と順方向、すなわち、排出トレイ装着側面から引き出し可能に構成されているフィニッシャについて出願をしている(特願2002−291027。以下「先願」という。)。
【0006】
ここで、図1は本発明の実施の形態に係るフィニッシャXの概略断面を表す図であるが、まずこの図1を利用して上記先願に係る発明について説明する。
フィニッシャXでは、中間処理ユニット30は装置前面方向に、中折り処理ユニット40は排出トレイ装着側面方向(画像処理装置(図示せず)と反対側の側面方向)にそれぞれ引き出し可能に構成されている。これは、本体装置に、各ユニット30、40の引き出し方向に伸縮自在のスライドレールを設け、該スライドレールに各ユニット30、40を支持させることにより引き出し可能としている。
このように、前記中間処理ユニット30及び前記中折り処理ユニット40それぞれが、装置本体から引き出し可能に構成されているので、前記中間処理ユニット30内や前記中折り処理ユニット40内でのジャム処理やメンテナンスを行う場合に、狭いスペースに手を入れて作業する必要がなくなり、非常に作業しやすい。また、前記中折り処理ユニット40の前記排出ローラ対Ro4も、そのローラ対を離間できるよう構成されており、搬送路r6及び排出ローラ対Ro4におけるジャム処理も容易である。
【0007】
ここで、前記中間処理ユニット30から前記中折り処理ユニット40に搬送されるシート(シート束)は、前記左側面方向に向かって搬送される(図1の前記搬送路r5参照)。従って、前記中折り処理ユニット40の引き出し方向は、前記中間処理ユニット30から前記中折り処理ユニット40に搬送される前記シートの搬送方向と順方向となる。
これにより、シートのジャムが、前記中間処理ユニットと前記中折り処理ユニットとにまたがる位置で発生した場合であっても、まず、前記中折り処理ユニットを引き出せば、シートに無理な力を加えることなくスムーズにシートを搬送路から解放させることが可能となり、詰まったシートやシートガイド等の部材を痛めることなく容易に除去できる。
【0008】
又、上記のように排出トレイ装着側面から引き出し可能に構成するフィニッシャは、ジャム処理等の向上性のみならず、近時のフィニッシャの多機能化に伴って、諸種の後処理を選択的にフィニッシャに取り付けできる、いわゆるオプション機能の充実化の一端としても必要となる。例えば、中折り処理部等の比較的使用頻度の低い後処理機能部をオプションとして選択的にフィニッシャに取り付ける場合、遊んでしまう搬送路の発生を防止し、簡易に取り付けできるようにするため、排出トレイと中折りユニット処理部をユニット化させたフィニッシャが提供されている。この場合、該ユニットの一部分である排出トレイをフィニッシャ外部に露出する構成をとるため、フィニッシャのフロント部分より取り出すことができず、排出トレイ装着側面から引き出す構成をとる必要がある。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−128382
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、前記メイントレイの他に、複数の排出トレイと、前記排出トレイ装着側面から引き出し可能に構成された中折り処理ユニットが共に装着されたフィニッシャにおいては、複数の排出トレイのうち、上段の排出トレイがシートを受け入れるように、フィニッシャのシート排出口に下降して位置している場合に、前記中折り処理ユニットを引き出さないと解除できないジャムが起こった際、そのままでは前記中折り処理ユニットを引き出す手段がなかったため、ジャム解除が困難であった。
【0011】
すなわち、フィニッシャに複数の排出トレイを設置すると、上段の排出トレイが排出口に下降した場合、最下位のメイントレイのフィニッシャ昇降手段に連結・支持された部分が、中折り処理ユニット引き出し口にかかってしまう。 この場合に、排出トレイ及びメイントレイを人為的に上方に持ち上げて、中折り処理ユニットを引き出さなければならず、ジャム処理やメンテナンス作業の妨げとなるという課題があった。
【0012】
本発明は、前記メイントレイの他に、前記複数の排出トレイと、前記排出トレイ装着側面から引き出し可能に構成された中折り処理ユニットが共に装着されたフィニッシャにおいては、複数の排出トレイのうち、上段の排出トレイがシートを受け入れるように、フィニッシャのシート排出口に下降して位置している場合に、前記中折り処理ユニットを引き出さないと解除できないジャムが起こった場合でも、排出トレイ及びメイントレイを人為的に上方に持ち上げる等の手間を排除し、簡易、迅速に中折り処理ユニットを引き出して、ジャム処理をより容易に行うことを目的とする。
【0013】
本発明の他の目的としては、中折り処理以外の他の後処理機能部をユニット化し、排出トレイ装着側面から引き出し可能に構成された場合にも、該フィニッシャに装着された複数の排出トレイが下降し、メイントレイの支持部が、該他の後処理機能部のユニットの引出口にかかった場合で、かつ、該他の後処理機能部のユニットを引き出さなければ解除できないジャムが発生した場合でも、排出トレイ及びメイントレイを人為的に上方に持ち上げる等の手間を排除し、簡易、迅速に中折り処理ユニットを引き出して、ジャム処理をより容易に行うことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明者等が講じた技術的手段は次のとおりである。
すなわち、本発明によれば、搬送されたシートに対して後処理を施す少なくとも1つの後処理ユニットを有するフィニッシャにおいて、1又は2以上の昇降可能な排出トレイと、フィニッシャ内部トレイ内のジャムであることを検知する検知手段とを有するフィニッシャにおいて、前記後処理ユニットが排出トレイ装着側面から引き出し可能なフィニッシャ内部トレイであり、前記排出トレイが、前記フィニッシャ内部トレイの引き出し口にかかった状態であり、前記検知手段が、フィニッシャ内部トレイ内でのジャムを検知した際には、該フィニッシャ内部トレイを引き出せるように排出トレイを自動的に上昇させる手段を設けたことを特徴とするフィニッシャが提供される。かかる態様によれば、フィニッシャ内部トレイ内でのジャム処理の更なる容易化が達成される。
【0015】
又、かかる態様においては、前記後処理ユニットは中折りユニットであることが望ましい。かかる態様によれば、シートを容易に除去できるよう中間処理ユニットから中折り処理ユニットに搬送されるシートの搬送方向と順方向となるよう中折りユニット引き出し口を排出トレイ装着側面に設けた場合や、比較的使用頻度の少ない中折りユニットをオプション化した場合でも、中折りユニット内のジャム処理の更なる容易化が達成される。
【0016】
又、かかる態様においては、前記フィニッシャ内部トレイは、引き出し方向に弾性付勢する手段を設け、前記排出トレイの上昇終了が検知された際に、前記フィニッシャ内部トレイのロックを解除して自動的に前記フィニッシャ内部トレイが引き出されるようになされていることが望ましい。かかる態様によれば、フィニッシャ内部トレイ内でのジャム処理の更なる容易化が達成される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに、図1は本発明の実施の形態に係るフィニッシャXの概略断面を表す図、
図2は上段排出トレイの下降により、下段の排出トレイが昇降手段に連結・支持された部分が、中折り処理ユニット引き出し口にかかった場合の概略断面を表す図、
図3は本発明の実施の形態に係るフィニッシャXを構成する排出トレイの上昇動作のフローチャート、
である。
【0018】
本発明の実施の形態に係るフィニッシャXは、図1に示すような断面を有し、又、右側の側面には、画像形成装置(図示せず)から排出される画像形成されたシートを受け入れるシート搬入口11が設けられている。
前記搬送路r1は、シートを上向きに導く搬送路r2と下向きに導く搬送路r3とに分岐しており、誘導可能に設けられた可動ガイドg1により切り替えられ、いずれかの搬送路にシートが導かれる。
前記搬送路r2は、さらに、搬送路r22に繋がっている。そして、前記搬送路r22へ搬送されたシートは、大型の退避ドラム21の周面に沿った状態で一時退避した後、前記退避ドラム21の回転によって前記搬送路r3へ送り出される。
また、下側へ向かう前記搬送路r3へ導かれたシートは、前記可動ガイドg1の下方(本フィニッシャの中央部)に設けられた中間処理ユニット30に導かれる。
【0019】
前記中間処理ユニット30は、斜めに傾けて設けられた中間トレイ31、シートにステイプル処理を施すステイプル手段(図示せず)とを具備する周知の中間処理部をユニット化して一体に構成したものである。
前記中間処理ユニット30においてステイプル処理が施されたシート(シート束)は、さらに中折り処理を施す場合には前記中間処理ユニット30内からその下側に設けられた中折り処理ユニット40内の搬送路r5へ搬送され、前記中折り処理を施さない場合には上側の搬送路r4へ送り出される。
【0020】
前記シート(シート束)の前記搬送路r5への送り出しは、前記中間処理ユニット30の下部に揺動可能に支持された搬送ローラRo2により行われる。前記搬送ローラRo2は、シートを前記搬送路r5へ送り出す際に、所定の退避位置から前記従動ローラRo2’に近接する位置に揺動して前記従動ローラRo2’との間にシートを挟み、前記搬送路ローラRo2の回転力により前記搬送路r5へシートを搬送する。
【0021】
前記中折り処理ユニット40は、従来の中折り処理部をユニット化して一体化したものであり、前記中折り処理ユニット40内の前記搬送路r5に導かれたシート(シート束)は、前記中折り処理ユニット40内の搬送ローラ対Ro3によってさらに搬送されて所定位置に停止させられる。そして、シート(シート束)の搬送方向中央部に押し型41が押し当てられ、シート(シート束)が前記押し型41の押し当て面と反対側において対向配置されて回転する2つの中折り用ローラ対42の間に2つ折りされながら挟まれ、シートに折り目がつけられる。このようにして中折り処理がなされたシートは、前記中折り用ローラ対42の回転力によってその折り部が先頭となる方向に搬送され、前記中折り用ローラ対42上方の搬送路r6を経て、前記中折り処理ユニット40内の排出ローラ対Ro4によって、前記シート搬入口11の反対側の側面に設けられた下段シート排出口14からその外側に設けられた中折りシート排出トレイ60上に排出される。このとき、前記下段シート排出口14の上方に回動自在に設けられたシート抑え部材61により、中折り処理されたシートが抑えられて整合される。
【0022】
一方、前記中間処理ユニット30から搬送路r4へ送り出されたシート(シート束)は、排出ローラ対Ro6の回転力により中段シート排出口13からその外側に複数設けられた排出トレイ50及びメイントレイ501のいずれかに排出される。
排出トレイ50及びメイントレイ501は、シート(シート束)の排出方向に向かって上方に傾斜して直線状に延びるシート載置面51を有している。
【0023】
排出トレイ50及びメイントレイ501は、昇降手段52によって、フィニッシャ外壁(画像形成装置(図示せず)に対し反対側の側壁)に沿って昇降可能に配設されている。すなわち、昇降手段52は、無端ベルト(図示せず)の正転・逆転により上下に移動するよう構成され、排出トレイ50及びメイントレイ501は、この前記無端ベルトに連結・支持されている。
そして、周知の制御手段により排出トレイ50及びメイントレイ501のうち所定の排出トレイ又はメイントレイ501が、中段シート排出口13に位置付けられるよう前記昇降手段によって昇降する。更に、周知の検出センサ及び制御手段によってシート(シート束)が排出されてシート載置面51に載置される毎にシート(シート束)の上面が所定位置に下降される。
【0024】
本フィニッシャXでは、前記中間処理ユニット30は装置前面方向に、前記中折り処理ユニット40は排出トレイ装着側面方向(画像処理装置(図示せず)と反対側の側面方向)にそれぞれ引き出し可能に構成される。かかる構成にすることによりジャム処理を容易にするものであるが、中折り処理ユニット40の構成については、[従来の技術]で説明したので、重複記載を避けるため省略する。
【0025】
図2は、上段の排出トレイ50が下降し排出口13に位置した場合の、下段のメイントレイ501が下降し、メイントレイ501の無端ベルト(図示せず)に連結・支持された部分が、中折り処理ユニット引き出し口14にかかった状態の概略図を示す。このような場合であって、かつ、中折り処理ユニット40内でジャムが発生した場合には、図3のフローチャートで示す手順により、迅速、簡易に中折り処理ユニット40を引き出すことができるように構成される。かかる手順を実現する本フィニッシャの構成が本発明の特徴的な部分である。
【0026】
すなわち図3を参照して、まず、Step1でフィニッシャX内でジャムが発生しているか否かを検知し、ジャムが発生していることが検知された場合にはStep2に進んで、中折り処理ユニット40内のジャムであるか否かを周知の検出センサにより検出する。Step2で中折り処理ユニット40内のジャムであることが検知された場合にはStep3に進んで周知の制御手段により上記無端ベルトを逆転させ、これに連結・支持されていた複数の排出トレイ50の全てを上昇させ、Step4で排出トレイ50の全ての上昇が検知された場合には、Step5に進んでメイントレイ501を上記排出トレイ50の上昇手段と同様の手段で上昇させる。次いで、Step6でメイントレイ501の上昇終了が検知された場合には、中折り処理ユニット40を引き出すことが可能となったわけであるから必要に応じてStep7で表示パネルに「ジャム処理可能」との表示を行なって、所定の処理を終了する。このような工程を経ることで中折り処理ユニット40を迅速、簡易に引き出すことができることとなる。
【0027】
なお、排出トレイ装着側面から引き出し可能に構成された中折り処理ユニット40のジャム処理機能を更に向上させるべく、この中折り処理ユニット40を引き出し方向に弾性付勢し、その状態で保持及びその解除を可能とするロック手段を設け、前記Step6でメイントレイ上昇終了が検知された場合に、自動的にロック解除することによって中折り処理ユニット40を自動的に引き出されるようになすことも可能である。この場合、ロックを手動で解除しながら前記ユニットを引き出す場合よりも操作性がよくなる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、自動的に排出トレイを上昇させるので、手動で排出トレイを持ち上げる必要なく、簡易、迅速にフィニッシャ内部トレイを引き出してジャム処理を行なうことができるという効果を奏する。又、請求項2記載の発明によれば、フィニッシャ内部トレイが中折り処理ユニットである場合でも同様に簡易・迅速に引き出してジャム処理を行なうことができるという効果を奏する。更に、請求項3記載の発明によれば、自動的に排出トレイが上昇した後、フィニッシャ内部トレイも自動的に引き出されるので、より簡易・迅速に引き出してジャム処理を行なうことができるという効果を奏する。
【0029】
尚、本発明の実施の形態として中折り処理ユニットを提示したが、これに限るものではなく、他の後処理ユニットであって、排出トレイ装着側面から引き出し可能に構成した場合にも適用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るフィニッシャXの概略断面図
【図2】上段排出トレイの下降により、下段の排出トレイが昇降手段に連結・支持された部分が、中折り処理ユニット引き出し口にかかった場合の概略断面図
【図3】本発明の実施の形態に係るフィニッシャXを構成する排出トレイの上昇動作のフローチャート
【符号の説明】
11…シート搬入口
13…中段シート排出口
14…下段シート排出口(中折り処理ユニット引き出し口)
21…退避ドラム
30…中間処理ユニット
31…中間トレイ
40…中折り処理ユニット
41…押し型
42…中折り用ローラ対
50…排出トレイ
51…シート載置面
52…昇降手段
501…メイントレイ
60…中折シート排出トレイ
61…シート抑え部材
Ro2、Ro2’…搬送ローラ
Ro1、Ro3…搬送ローラ対
Ro4、Ro6…排出ローラ対
r1、r2、r22、r3、r4、r5、r6…シートの搬送路
g1…可動ガイド
Claims (4)
- 搬送されたシートに対して後処理を施す少なくとも1つの後処理ユニットを有するフィニッシャにおいて、
1又は2以上の昇降可能な排出トレイと、
フィニッシャ内部トレイ内のジャムであることを検知する検知手段とを有するフィニッシャにおいて、
前記後処理ユニットが排出トレイ装着側面から引き出し可能なフィニッシャ内部トレイであり、
前記排出トレイが、前記フィニッシャ内部トレイの引き出し口にかかった状態であり、 前記検知手段が、フィニッシャ内部トレイ内でのジャムを検知した際には、該フィニッシャ内部トレイを引き出せるように排出トレイを自動的に上昇させる手段を設けたことを特徴とするフィニッシャ。 - 前記後処理ユニットは中折り処理ユニットであることを特徴とする請求項1に記載のフィニッシャ。
- 前記フィニッシャ内部トレイを引き出し方向に弾性付勢する手段を設け、前記排出トレイの上昇終了が検知された際に、前記フィニッシャ内部トレイのロックを解除して自動的に前記フィニッシャ内部トレイが引き出されるようになされていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフィニッシャ。
- 搬送されたシートに対して後処理を施す少なくとも1つの後処理ユニットを有するフィニッシャにおいて、
1又は2以上の昇降可能な排出トレイと、
フィニッシャ内部トレイ内のジャムであることを検知する検知手段とを有するフィニッシャを備えた画像形成装置において、
前記後処理ユニットが排出トレイ装着側面から引き出し可能なフィニッシャ内部トレイであり、
前記排出トレイが、前記フィニッシャ内部トレイの引き出し口にかかった状態であり、 前記検知手段が、フィニッシャ内部トレイ内でのジャムを検知した際には、該フィニッシャ内部トレイを引き出せるように排出トレイを自動的に上昇させる手段を有するフィニッシャを設けたことを特徴とする画像形成装置。
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