JP2009251186A - 用紙処理装置および用紙搬送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】後処理機能に対する多種多様な要望に対応できる技術を提供する。
【解決手段】画像が記録された記録用紙を筐体内部に受け入れる開口部4Aaと、開口部4Aaにて受け入れた記録用紙に対して処理を施す処理部(10,30,40,50,60,70など)と、記録用紙を積載するスタッカトレイ80と、スタッカトレイ80の下方に設けられスタッカトレイ80の下方から外部へ用紙を排出する開口部92とを有する第1の後処理装置4と、第1の後処理装置4の開口部92から排出された記録用紙を筐体内部に受け入れる受入開口部501と、受入開口部501にて受け入れた記録用紙を受け入れ高さよりも高い所定の高さに案内する用紙案内路503と、用紙案内路503を案内された記録用紙を所定の高さで外部へ排出する排出開口部502を有する用紙搬送装置5とを含む。
【選択図】図2
【解決手段】画像が記録された記録用紙を筐体内部に受け入れる開口部4Aaと、開口部4Aaにて受け入れた記録用紙に対して処理を施す処理部(10,30,40,50,60,70など)と、記録用紙を積載するスタッカトレイ80と、スタッカトレイ80の下方に設けられスタッカトレイ80の下方から外部へ用紙を排出する開口部92とを有する第1の後処理装置4と、第1の後処理装置4の開口部92から排出された記録用紙を筐体内部に受け入れる受入開口部501と、受入開口部501にて受け入れた記録用紙を受け入れ高さよりも高い所定の高さに案内する用紙案内路503と、用紙案内路503を案内された記録用紙を所定の高さで外部へ排出する排出開口部502を有する用紙搬送装置5とを含む。
【選択図】図2
Description
本発明は、用紙を処理する用紙処理装置および用紙を搬送する用紙搬送装置に関する。
画像形成装置に、用紙束に綴じ針を打針する綴じ製本装置、用紙束を二つ折りする中折り製本装置、用紙束を糊付け接着する第1の糊付け製本装置、糊付け接着された用紙束の表裏面に表紙をくるみ接着する第2の糊付け製本装置、を直列に順次接続した後処理装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
画像形成装置によって画像が記録された用紙に対して施す後処理機能として多種多様提案されているが、その中には使用頻度が高いものと高くないものが存在する。また、ユーザによって、必要な後処理機能と必要ではない後処理機能がある。ゆえに、必要な機能だけを備える装置が欲しい、あるいは使用頻度が高い機能は操作パネルの近くに置きたい、などと多種多様な要望がある。また、今後新たな後処理機能が創出された場合にはその機能を追加したいという要望が出てくる可能性がある。
したがって、後処理に対する多種多様な要望に対応できるようにしておくことが望ましい。
したがって、後処理に対する多種多様な要望に対応できるようにしておくことが望ましい。
請求項1に記載の発明は、画像が記録された記録用紙を筐体内部に受け入れる第1の受け入れ部と、当該第1の受け入れ部にて受け入れた当該記録用紙に対して処理を施す処理部と、当該記録用紙を積載する積載部と、当該積載部の下方に設けられ当該積載部の下方から外部へ用紙を排出する第1の排出部と、を有する後処理装置と、前記後処理装置の第1の排出部から排出された前記記録用紙を筐体内部に受け入れる第2の受け入れ部と、当該第2の受け入れ部にて受け入れた当該記録用紙を受け入れ高さよりも高い所定の高さに案内する用紙案内路と、当該用紙案内路を案内された記録用紙を当該所定の高さで外部へ排出する第2の排出部と、を有する用紙搬送装置と、を含む用紙処理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記用紙案内路は、少なくとも上方に前記積載部が存在する間、受け入れ高さで用紙を水平に案内する水平案内部と、当該水平案内部の端部から前記所定の高さまで用紙を上昇させる上昇案内部と、を有することを特徴とする請求項1記載の用紙処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記積載部は、用紙案内方向の用紙後端が用紙先端に対して下になるように用紙を傾斜させて積載するものであり、前記用紙搬送装置は、前記積載部と前記水平案内部との間に設けられる水平筐体と、当該水平案内部による用紙案内方向に直交する方向に延びる回転軸を支点として回転し当該水平案内部を開放する開放部材とをさらに備え、当該開放部材は、当該水平筐体の用紙案内方向の上流側に当該回転軸が設けられ、用紙案内方向の下流側から開放することを特徴とする請求項2記載の用紙処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記積載部は昇降動可能であり、前記積載部の高さを制御し、前記水平案内部に紙詰まりが発生した場合に当該積載部を上昇させる制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項3記載の用紙処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記用紙搬送装置の前記水平筐体上の物体を検知する検知手段をさらに備えることを特徴とする請求項4記載の用紙処理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記積載部は、用紙案内方向の用紙後端が用紙先端に対して下になるように用紙を傾斜させて積載するものであり、前記用紙搬送装置は、前記積載部と前記水平案内部との間に設けられる水平筐体と、当該水平案内部による用紙案内方向に直交する方向に延びる回転軸を支点として回転し当該水平案内部を開放する開放部材とをさらに備え、当該開放部材は、当該水平筐体の用紙案内方向の上流側に当該回転軸が設けられ、用紙案内方向の下流側から開放することを特徴とする請求項2記載の用紙処理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記積載部は昇降動可能であり、前記積載部の高さを制御し、前記水平案内部に紙詰まりが発生した場合に当該積載部を上昇させる制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項3記載の用紙処理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記用紙搬送装置の前記水平筐体上の物体を検知する検知手段をさらに備えることを特徴とする請求項4記載の用紙処理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記用紙搬送装置は、前記後処理装置に対して連結および取り外しが可能であり、前記積載部は、昇降動可能であり、当該積載部の最下位置は、前記用紙搬送装置が連結されていない場合よりも連結されている場合の方が高く設定されることを特徴とする請求項1記載の用紙処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記用紙搬送装置の第2の排出部から排出された前記記録用紙を前記所定の高さで筐体内部に受け入れる第3の受け入れ部と、当該第3の受け入れ部にて受け入れた当該記録用紙に対して前記後処理装置の処理部が施す処理とは異なる処理を施す第2の処理部と、を有する第2の後処理装置をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の用紙処理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記用紙搬送装置の第2の排出部から排出された前記記録用紙を前記所定の高さで筐体内部に受け入れる第3の受け入れ部と、当該第3の受け入れ部にて受け入れた当該記録用紙に対して前記後処理装置の処理部が施す処理とは異なる処理を施す第2の処理部と、を有する第2の後処理装置をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の用紙処理装置である。
請求項8に記載の発明は、画像が記録された記録用紙を筐体内部に受け入れる受け入れ部と、前記受け入れ部にて受け入れた前記記録用紙に対して処理を施す処理部と、前記記録用紙を積載する昇降動可能な積載部と、前記積載部の下方に設けられ当該積載部の下方から外部へ用紙を排出する排出部と、前記受け入れ部にて受け入れた前記記録用紙を前記処理部へ案内する第1の用紙案内路と、前記受け入れ部にて受け入れた前記記録用紙を前記排出部へ案内する第2の用紙案内路と、を含む用紙処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記排出部から排出される前記記録用紙を筐体内部に受け入れ前記積載部の下方を通過させるように搬送する用紙搬送装置を連結可能であり、当該用紙搬送装置が連結されている場合の当該積載部の最下位置は、連結されていない場合の最下位置よりも高く設定されることを特徴とする請求項8記載の用紙処理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記排出部から排出される前記記録用紙を筐体内部に受け入れ前記積載部の下方を通過させるように搬送する用紙搬送装置を連結可能であり、当該用紙搬送装置が連結されている場合の当該積載部の最下位置は、連結されていない場合の最下位置よりも高く設定されることを特徴とする請求項8記載の用紙処理装置である。
請求項10に記載の発明は、画像が記録された記録用紙を筐体内部に受け入れる受け入れ部と、前記受け入れ部にて受け入れた前記記録用紙に対して処理を施す処理部と、前記記録用紙を積載する積載部と、筐体外部へ用紙を排出する排出部と、前記受け入れ部にて受け入れた前記記録用紙を前記処理部へ案内する第1の用紙案内路と、前記受け入れ部にて受け入れた前記記録用紙を前記積載部の下方を通過させて前記排出部に案内する第2の用紙案内路と、を含む用紙処理装置である。
請求項11に記載の発明は、画像が記録された記録用紙を積載する積載部と、当該積載部の下方に設けられ当該積載部の下方から筐体外部へ用紙を排出する第1の排出部とを有する後処理装置に連結される用紙搬送装置であって、前記後処理装置の第1の排出部から排出された前記記録用紙を筐体内部に受け入れる受け入れ部と、前記受け入れ部にて受け入れた前記記録用紙を受け入れ高さよりも高い所定の高さに案内する用紙案内路と、前記用紙案内路を案内された前記記録用紙を前記所定の高さで外部へ排出する第2の排出部と、を含む用紙搬送装置である。
請求項11に記載の発明は、画像が記録された記録用紙を積載する積載部と、当該積載部の下方に設けられ当該積載部の下方から筐体外部へ用紙を排出する第1の排出部とを有する後処理装置に連結される用紙搬送装置であって、前記後処理装置の第1の排出部から排出された前記記録用紙を筐体内部に受け入れる受け入れ部と、前記受け入れ部にて受け入れた前記記録用紙を受け入れ高さよりも高い所定の高さに案内する用紙案内路と、前記用紙案内路を案内された前記記録用紙を前記所定の高さで外部へ排出する第2の排出部と、を含む用紙搬送装置である。
本発明の請求項1によれば、処理部による後処理機能と積載部による積載機能を使用できるとともに、処理部の処理とは異なる後処理を施す装置を連結可能とすることができる。これにより、後処理に対する多種多様な要望に対応できる。
本発明の請求項2によれば、積載部と用紙案内路の間に、紙詰まり排除用の充分なスペースを確保することができる。
本発明の請求項3によれば、積載部の下方の水平案内部に発生した紙詰まりを容易に排除することができる。
本発明の請求項4によれば、最大積載量を増大させることができるとともに紙詰まりを容易に排除することができる。
本発明の請求項5によれば、積載部の下方の筐体上の物体による積載部の破損を防止することができる。
本発明の請求項6によれば、積載部と用紙案内路の間に、紙詰まり排除用の充分なスペースを確保することができる。
本発明の請求項7によれば、後処理装置で施すことが可能な処理と第2の後処理装置で施すことが可能な処理の中から使用する処理を選択することができるので、多種多様な用途に対応することができる。
本発明の請求項2によれば、積載部と用紙案内路の間に、紙詰まり排除用の充分なスペースを確保することができる。
本発明の請求項3によれば、積載部の下方の水平案内部に発生した紙詰まりを容易に排除することができる。
本発明の請求項4によれば、最大積載量を増大させることができるとともに紙詰まりを容易に排除することができる。
本発明の請求項5によれば、積載部の下方の筐体上の物体による積載部の破損を防止することができる。
本発明の請求項6によれば、積載部と用紙案内路の間に、紙詰まり排除用の充分なスペースを確保することができる。
本発明の請求項7によれば、後処理装置で施すことが可能な処理と第2の後処理装置で施すことが可能な処理の中から使用する処理を選択することができるので、多種多様な用途に対応することができる。
本発明の請求項8によれば、処理部による後処理機能と積載部による積載機能を使用できるとともに、処理部の処理とは異なる後処理を施す装置を使用可能とすることができる。これにより、後処理に対する多種多様な要望に対応できる。
本発明の請求項9によれば、積載部と用紙案内路の間に、紙詰まり排除用の充分なスペースを確保することができる。
本発明の請求項10によれば、処理部による後処理機能と積載部による積載機能を使用できるとともに、処理部の処理とは異なる後処理を施す装置を連結可能とすることができる。これにより、後処理に対する多種多様な要望に対応できる。
本発明の請求項11によれば、積載部を有する後処理装置と他の後処理装置をともに備える用紙処理装置を実現させることができる。
本発明の請求項9によれば、積載部と用紙案内路の間に、紙詰まり排除用の充分なスペースを確保することができる。
本発明の請求項10によれば、処理部による後処理機能と積載部による積載機能を使用できるとともに、処理部の処理とは異なる後処理を施す装置を連結可能とすることができる。これにより、後処理に対する多種多様な要望に対応できる。
本発明の請求項11によれば、積載部を有する後処理装置と他の後処理装置をともに備える用紙処理装置を実現させることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態が適用される用紙処理システム1の全体構成を示した図である。図1に示す用紙処理システム1は、例えば、電子写真方式によってカラー画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置2と、画像形成装置2によって画像が記録された記録用紙(以下、「記録用紙」を単に「用紙」という。)に対して後処理を施す用紙処理装置3と、を備えている。
図1は本発明の実施の形態が適用される用紙処理システム1の全体構成を示した図である。図1に示す用紙処理システム1は、例えば、電子写真方式によってカラー画像を形成するプリンタや複写機等の画像形成装置2と、画像形成装置2によって画像が記録された記録用紙(以下、「記録用紙」を単に「用紙」という。)に対して後処理を施す用紙処理装置3と、を備えている。
本実施の形態に係る用紙処理装置3は、第1の後処理装置4と、第2の後処理装置6と、第1の後処理装置4の排出部から排出された用紙を受け入れ第2の後処理装置6の受け入れ部まで用紙を搬送する用紙搬送装置5を有している。用紙搬送装置5は、第1の後処理装置4に対して連結および取り外しが可能であり、第2の後処理装置6は、用紙搬送装置5に対して連結および取り外しが可能である。本実施の形態では、第1の後処理装置4が画像形成装置2に連結されており、用紙搬送装置5が第1の後処理装置4に連結されており、第2の後処理装置6が用紙搬送装置5に連結されている。
第1の後処理装置4は、画像形成装置2から出力された用紙を受け入れ、受け入れた用紙に対して所定の後処理を施す処理部を複数備えている。
より具体的には、第1の後処理装置4は、第1ユニット4A、第2ユニット4B、第3ユニット4Cおよび第4ユニット4Dを備えている。第1ユニット4Aは、用紙に対してカール補正を施すカール補正処理部10と、表紙となる用紙を別に格納して冊子の表紙として追加供給する用紙供給部20を有している。第2ユニット4Bは、用紙に対して折り処理を施す折り処理部30を有している。第3ユニット4Cは、用紙に対して孔開け(パンチ)処理を施す孔開け処理部40と、用紙を揃える揃え処理を施す揃え処理部50と、用紙束に対して綴じ処理を施す綴じ処理部60を有している。第4ユニット4Dは、スタック処理を施すユニットであり、第3ユニット4Cの筐体の上部に固定して取り付けられた用紙積載用のトップトレイ70と、第3ユニット4Cの筐体の側壁面部に上下方向に昇降動可能に取り付けられた用紙積載用のスタッカトレイ80とを有している。
第1の後処理装置4および用紙搬送装置5は、図1に示すように、画像形成装置2から受け入れた用紙を所定の部位に案内して導くための用紙案内路を多数有しており、この各用紙案内路には、複数の用紙搬送ローラが所定の間隔をあけて設置されている。
第1の後処理装置4および用紙搬送装置5の各処理部の構成および用紙案内路については後で詳しく説明する。
より具体的には、第1の後処理装置4は、第1ユニット4A、第2ユニット4B、第3ユニット4Cおよび第4ユニット4Dを備えている。第1ユニット4Aは、用紙に対してカール補正を施すカール補正処理部10と、表紙となる用紙を別に格納して冊子の表紙として追加供給する用紙供給部20を有している。第2ユニット4Bは、用紙に対して折り処理を施す折り処理部30を有している。第3ユニット4Cは、用紙に対して孔開け(パンチ)処理を施す孔開け処理部40と、用紙を揃える揃え処理を施す揃え処理部50と、用紙束に対して綴じ処理を施す綴じ処理部60を有している。第4ユニット4Dは、スタック処理を施すユニットであり、第3ユニット4Cの筐体の上部に固定して取り付けられた用紙積載用のトップトレイ70と、第3ユニット4Cの筐体の側壁面部に上下方向に昇降動可能に取り付けられた用紙積載用のスタッカトレイ80とを有している。
第1の後処理装置4および用紙搬送装置5は、図1に示すように、画像形成装置2から受け入れた用紙を所定の部位に案内して導くための用紙案内路を多数有しており、この各用紙案内路には、複数の用紙搬送ローラが所定の間隔をあけて設置されている。
第1の後処理装置4および用紙搬送装置5の各処理部の構成および用紙案内路については後で詳しく説明する。
第2の後処理装置6は、第1の後処理装置4の複数の処理部で施すことが可能な処理とは異なる処理であるテープによる製本処理を施す製本処理部を備えている。より具体的には、第2の後処理装置6は、整本するための用紙を整列させる用紙整列部110と、製本に用いるテープを供給するテープ供給装置120と、テープを加熱するテープ加熱部130と、製本後の本を収納する収納スタッカ140と、収納スタッカ140へ本を搬送する本搬送部150と、を備えている。また、第2の後処理装置6の筐体には、規定の高さの位置で用紙を筐体内部に受け入れる受け入れ部である開口部160aと、用紙を筐体外部へ排出する排出部である開口部160bが形成されている。また、開口部160aから受け入れた用紙を用紙整列部110へ案内するための第1の用紙案内路170aと、開口部160bへ案内するための第2の用紙案内路170bを備えており、第1の用紙案内路170aと第2の用紙案内路170bに沿うように用紙を搬送するローラ180を複数組備えている。
また、用紙整列部110は、用紙が積載されるトレイ111と、積載された用紙を整列する整列パドル112と、整列した用紙束を一時的に待機させるストッパ113と、ストッパ113に整列した用紙束をグリップしテープ加熱部130へ移送させるクランプ114を有している。
そして、第2の後処理装置6では、クランプ114がトレイ111に積載された用紙束をグリップしテープ加熱部130に移動させると、テープ供給装置120からテープが供給され、用紙束の端部背面及び側面にテープを付着させる製本処理が施される。その後、製本された完成品は本搬送部150によって収納スタッカ140に積載される。
そして、第2の後処理装置6では、クランプ114がトレイ111に積載された用紙束をグリップしテープ加熱部130に移動させると、テープ供給装置120からテープが供給され、用紙束の端部背面及び側面にテープを付着させる製本処理が施される。その後、製本された完成品は本搬送部150によって収納スタッカ140に積載される。
次に、第1の後処理装置4および用紙搬送装置5について詳しく説明する。
図2は、図1の用紙処理システム1の全体構成図の内、第1の後処理装置4と用紙搬送装置5を拡大して示した図である。以下、図2を用いて第1の後処理装置4と用紙搬送装置5について詳述する。
第1の後処理装置4の第1ユニット4Aは、図1に示すように画像形成装置2の用紙排出口がある側壁面側に接続されており、画像形成装置2から出力された用紙を受け入れる受け入れ部である開口部4Aaを装置筐体に有している。
図2は、図1の用紙処理システム1の全体構成図の内、第1の後処理装置4と用紙搬送装置5を拡大して示した図である。以下、図2を用いて第1の後処理装置4と用紙搬送装置5について詳述する。
第1の後処理装置4の第1ユニット4Aは、図1に示すように画像形成装置2の用紙排出口がある側壁面側に接続されており、画像形成装置2から出力された用紙を受け入れる受け入れ部である開口部4Aaを装置筐体に有している。
カール補正処理部10は、スポンジローラ11が太さの違うローラ12に食い込む程度に圧着(ニップ)されて構成されているものであり、用紙案内路R1の途上に備えられている。そして、トナーの融着や定着時の加熱加圧等によりカールした用紙を、スポンジローラ11とローラ12のニップ間を通過させることにより、カールした方向とは反対方向に強制的にしごくことでカール補正を施す。また、カール補正処理部10は、スポンジローラ11をカム機構等によりローラ12に対して進退可能になるように支持している。そして、スポンジローラ11のローラ12への食い込み量を少なくして単に用紙を搬送するローラ対にすることでカール補正を施さないようにしたり、あるいはその補正の度合いを調整したりすることができるようになっている。
用紙供給部20は、第1ユニット4Aの筐体の上部に設けられた供給対象の用紙を載せるための給紙トレイ21と、その給紙トレイ21上の用紙を1枚ずつ送り出すためのフィードローラ、リタードローラ等からなる用紙送出機構22を有している。そして、用紙供給部20により供給された用紙は、第1ユニット4Aに設けられた用紙案内路R2により案内されて用紙案内路R1に至り第2ユニット4Bへ搬送される。この用紙供給部20は、例えば、後処理を施す対象の用紙に、表紙、仕切り紙等の異種の用紙を差し入れる必要がある場合にその異種の用紙を用紙処理装置3内に供給するため、用紙処理装置3を単体で使用する場合に後処理を施す対象の用紙を供給するために使用される。
折り処理部30は、第1ユニット4Aの用紙案内路R1と接続される主用紙案内路R3の下側に分岐して延びる用紙案内路R4に設置される第1折り部30Aと、用紙案内路R4の途中から分岐して下側に延びる用紙案内路R5に設置される第2折り部30Bを有している。また、折り処理部30は、用紙案内路R5の途中から分岐して上側に延び、主用紙案内路R3に合流する用紙案内路R6を有している。
第1折り部30Aは、用紙案内路R4の搬送方向に対して進退移動して用紙を所定の位置で止める第1エンドガイド31と、この第1エンドガイド31の上流側に用紙を折るための第1折りローラ32と、さらに上流側にニップローラ33を備えている。
第2折り部30Bは、用紙案内路R5の搬送方向に対して進退移動して用紙を所定の位置で止める第2エンドガイド34と、この第2エンドガイド34の上流側に用紙を折るための第2折りローラ35と、さらに上流側にニップローラ36とを備えている。
そして、折り処理部30では、第1折り部30Aと第2折り部30Bでの折る位置を各エンドガイド31、34の進退移動により変更することにより、内側に3つ折りする「C折り」と、外側に3つ折りする「Z折り」を行うことができる。
第2折り部30Bは、用紙案内路R5の搬送方向に対して進退移動して用紙を所定の位置で止める第2エンドガイド34と、この第2エンドガイド34の上流側に用紙を折るための第2折りローラ35と、さらに上流側にニップローラ36とを備えている。
そして、折り処理部30では、第1折り部30Aと第2折り部30Bでの折る位置を各エンドガイド31、34の進退移動により変更することにより、内側に3つ折りする「C折り」と、外側に3つ折りする「Z折り」を行うことができる。
また、折り処理部30は、装置筐体外部から引き出し可能なフォルダートレイ39を有している。また、用紙をC折りにした場合に、第2折りローラ35から排出された用紙を、フォルダートレイ39側に落下収容させるための進路切換ゲート37を、用紙案内路R6上に備えている。
また、折り処理部30は、折り処理部30にて折り処理が施されない用紙を、用紙案内路R4に搬送することなく主用紙案内路R3をそのまま搬送させるための進路切換ゲート38を備えている。
また、折り処理部30は、折り処理部30にて折り処理が施されない用紙を、用紙案内路R4に搬送することなく主用紙案内路R3をそのまま搬送させるための進路切換ゲート38を備えている。
第3ユニット4Cの孔開け処理部40は、複数(例えば、2本、4本)の孔開けピンが用紙面に対して出没することで孔開けを行う孔開け器41と、その孔開け時に出る紙屑を回収する回収箱42とを、第2ユニット4Bの主用紙案内路R3と接続される用紙案内路R7の途上に有している。
この孔開け処理部40による孔開け処理は、用紙案内路R7を案内される用紙が孔開け器41と対向する所定の位置で一旦停止させられ、その停止した状態にある用紙に対して孔開け器41が孔開けピンを用紙に貫通させることで行われる。
この孔開け処理部40による孔開け処理は、用紙案内路R7を案内される用紙が孔開け器41と対向する所定の位置で一旦停止させられ、その停止した状態にある用紙に対して孔開け器41が孔開けピンを用紙に貫通させることで行われる。
揃え処理部50は、用紙を複数枚集めて収容するコンパイルトレイ51と、コンパイルトレイ51に向けて用紙を排出する一対のローラであるイクジットローラ52を備えている。また、用紙の後端をコンパイルトレイ51のエンドガイドに向けて押し込むために回転するメインパドル53およびサブパドル54と、コンパイルトレイ51の用紙搬送方向に直交する方向の用紙の両端について位置合わせを行うためのタンパ55を備えている。
この揃え処理部50による揃え処理は、用紙案内路R8から搬送される用紙がイクジットローラ52により1枚ずつコンパイルトレイ51上に放出されるように送り出されて積み重ねられ、そのコンパイルトレイ51に積まれる用紙の1枚ごとにパドル53,54による送り込み動作とタンパ55による両端揃え動作が実施されることによって行われる。
この揃え処理部50による揃え処理は、用紙案内路R8から搬送される用紙がイクジットローラ52により1枚ずつコンパイルトレイ51上に放出されるように送り出されて積み重ねられ、そのコンパイルトレイ51に積まれる用紙の1枚ごとにパドル53,54による送り込み動作とタンパ55による両端揃え動作が実施されることによって行われる。
また、第3ユニット4Cは、コンパイルトレイ51の用紙排出口側端部に、用紙をスタッカトレイ80へ排出するイジェクトローラ56を備えている。このイジェクトローラ56は、そのトレイ端部に固定して設けられる第1ローラ56aと、この第1ローラ56aに当接してニップを形成するとともに上方に退避移動してそのニップを解除する第2ローラ56bを有している。
綴じ処理部60は、コンパイルトレイ51の下位端部側に設けられ、コンパイルトレイ51上に積載される用紙の束を綴じ処理するステープラと、このステープラを綴じ処理部分に応じて移動させるスライド移動機構とを備えている。そして、綴じ処理部60による綴じ処理は、揃え処理が施されたコンパイルトレイ51上にある用紙束に対してステープラがスライド移動機構を介して綴じ位置まで移動して停止し、綴じ動作(ステープル針の打ち込み)を実行することにより行われる。この際、コンパイルトレイ51上の用紙束はイジェクトローラ56のニップに挟まれた状態で保持される。
第1の後処理装置4では、用紙を上記の揃え処理および綴じ処理を施さないでスタッカトレイ80に直接排出して積載収容することができる。この場合には、イジェクトローラ56がニップを形成した状態になる。これにより、用紙案内路R8からイクジットローラ52により送り出される用紙は、その送り方向先端部がイジェクトローラ56のニップに達するまでコンパイルトレイ51の積載面に接触した状態で送り出され、イジェクトローラ56に到達した段階でそのニップにより保持されてスタッカトレイ80に搬送排出される。
また、綴じ処理を行わないで揃え処理のみを行った用紙束をそのままの状態でスタッカトレイ80に排出して積載収容することもできる。この場合にも、コンパイルトレイ51上での所定枚数の用紙の揃え処理が施された後にイジェクトローラ56の第2ローラ56bが下降して用紙束を第1ローラ56aとの間で挟みこんだ状態になり、その状態でイジェクトローラ56により用紙束がスタッカトレイ80上に搬出されて積載される。
また、この第1の後処理装置4は、用紙案内路R7から上方側に分岐してトップトレイ70に向けて延びる用紙案内路R9を有している。これにより、第3ユニット4Cに導入した用紙を、用紙案内路R7から進路切換ゲート57により用紙案内路R9に送り込んで搬送することにより、トップトレイ70に排出して積載収容することができる。
また、第1の後処理装置4の第3ユニット4Cは、用紙案内路R7から用紙案内路R9とは反対方向である下方側に分岐して延びる引込用紙案内路R10を備えている。この引込用紙案内路R10は、複数の用紙を重ね合わせた状態で用紙案内路R8を介して搬送するために設けられている。
すなわち、用紙案内路R8に搬送した用紙を正逆回転可能な搬送ローラ58により一旦停止させ、しかる後、進路切換ゲート57の先端部を変位させた状態で搬送ローラ58を逆回転させて正逆回転可能な搬送ローラ59と協働して引込用紙案内路R10に引き込み、引込用紙案内路R10内に一時的に留める。そして、用紙案内路R7から連続して送られる後続の用紙が用紙案内路の分岐点を通過するタイミングに合わせて引込用紙案内路R10から送り出すことにより、双方の用紙を用紙案内路R8内で重な合わせた状態で搬送する。さらに、この引込用紙案内路R10では、複数枚重ねた用紙を再び引き込んでから、後続の用紙の搬送タイミングに合わせて送り出すことにより、その複数枚重ねの用紙と後続の用紙とを重ね合わせた状態で搬送することも可能になっている。
すなわち、用紙案内路R8に搬送した用紙を正逆回転可能な搬送ローラ58により一旦停止させ、しかる後、進路切換ゲート57の先端部を変位させた状態で搬送ローラ58を逆回転させて正逆回転可能な搬送ローラ59と協働して引込用紙案内路R10に引き込み、引込用紙案内路R10内に一時的に留める。そして、用紙案内路R7から連続して送られる後続の用紙が用紙案内路の分岐点を通過するタイミングに合わせて引込用紙案内路R10から送り出すことにより、双方の用紙を用紙案内路R8内で重な合わせた状態で搬送する。さらに、この引込用紙案内路R10では、複数枚重ねた用紙を再び引き込んでから、後続の用紙の搬送タイミングに合わせて送り出すことにより、その複数枚重ねの用紙と後続の用紙とを重ね合わせた状態で搬送することも可能になっている。
第4ユニット4Dは、第3ユニット4Cの筐体側壁面側にトレイガイド81を有しており、さらにこのトレイガイド81に上下方向に昇降動可能に嵌合されたスライダ82を有している。そして、スタッカトレイ80は、スライダ82にネジなどにより固定支持されている。これにより、スタッカトレイ80は、トレイガイド81に沿って上下方向に昇降動可能である。なお、トレイガイド81に対するスライダ82の昇降機構は、周知の種々の昇降機構を用いることにより実現することができる。
また、スタッカトレイ80は、第3ユニット4Cの筐体側壁面の開口部91より排出された用紙を、用紙排出方向の用紙後端が用紙先端に対して下になるように傾斜させて積載するように、用紙後端側が用紙先端側に対して下になるように傾斜している。
また、スタッカトレイ80は、第3ユニット4Cの筐体側壁面の開口部91より排出された用紙を、用紙排出方向の用紙後端が用紙先端に対して下になるように傾斜させて積載するように、用紙後端側が用紙先端側に対して下になるように傾斜している。
スッタカトレイ80は、用紙の積載に際して、最初に、その用紙積載面が第3ユニット4Cの開口部91から所定の距離だけ下方に離れた位置関係になるように位置決めされる。その後、スッタカトレイ80は、用紙が積載され始めると、その積載された用紙束の最上面の高さが開口部91から所定の距離だけ離れた位置関係になるように所定量ずつ下降移動しながら位置決めされる。
このスタッカトレイ80の位置決めは、トレイガイド81の上端部に設けられた光学式のセンサである上部センサ83の検出に基づいて行われる。上部センサ83は、スタッカトレイ80の上面位置またはスタッカトレイ80に積載された用紙の上端面位置がトレイガイド81に対して所定の高さに移動した時に、スタッカトレイ80の上面または積載用紙の上面を検出するものである。
一方、スタッカトレイ80の最下位置は、複数の最下位置の中から選択可能になっており、状況に応じてその中から最適な最下位置が選択され設定されるようになっている。本実施の形態に係るスタッカトレイ80においては、スタッカトレイ80の下方に用紙搬送装置5の用紙案内路があるため、この用紙案内路に詰まった用紙を取り除くことができるように、図2の実線で示された位置が最下位置として設定されている。そして、この最下位置に対応するように光学式のセンサである最下位置センサ84が備えられている。最下位置センサ84は、スタッカトレイ80が設定された最下位置まで移動した時に、スタッカトレイ80の下面を検出するものである。そして、スッタカトレイ80が予め設定された最下位置まで下降すると、最下位置センサ84により検知されてその下降が停止するとともに、トレイが満杯であることが判明する。
このスタッカトレイ80の位置決めは、トレイガイド81の上端部に設けられた光学式のセンサである上部センサ83の検出に基づいて行われる。上部センサ83は、スタッカトレイ80の上面位置またはスタッカトレイ80に積載された用紙の上端面位置がトレイガイド81に対して所定の高さに移動した時に、スタッカトレイ80の上面または積載用紙の上面を検出するものである。
一方、スタッカトレイ80の最下位置は、複数の最下位置の中から選択可能になっており、状況に応じてその中から最適な最下位置が選択され設定されるようになっている。本実施の形態に係るスタッカトレイ80においては、スタッカトレイ80の下方に用紙搬送装置5の用紙案内路があるため、この用紙案内路に詰まった用紙を取り除くことができるように、図2の実線で示された位置が最下位置として設定されている。そして、この最下位置に対応するように光学式のセンサである最下位置センサ84が備えられている。最下位置センサ84は、スタッカトレイ80が設定された最下位置まで移動した時に、スタッカトレイ80の下面を検出するものである。そして、スッタカトレイ80が予め設定された最下位置まで下降すると、最下位置センサ84により検知されてその下降が停止するとともに、トレイが満杯であることが判明する。
なお、スタッカトレイ80が構造上最も下降することができる位置を破線で示している。そして、例えば、第1の後処理装置4に用紙搬送装置5が連結されておらず、スタッカトレイ80の下方に用紙案内路がない場合などには、この破線で示した位置を最下位置として設定することで、最大積載量を増やすことができる。そこで、第4ユニット4Dは、破線で示した位置に対応するように光学式のセンサである最下位置センサ85を予め備えている。
また、第1の後処理装置4は、用紙を装置外部に排出するための排出部である開口部92を、トレイガイド81の下端部の下方の筐体側壁面に有している。そして、用紙案内路R7から分岐し、用紙案内路R7に案内された用紙を開口部92へ案内するための用紙案内路R11を備えている。
次に、用紙搬送装置5について説明する。
用紙搬送装置5は、カール補正機能、折り処理機能、孔開け処理機能、揃え処理機能、綴じ製本処理機能、スタック処理機能(これらをまとめて「基本機能」という。)を備える第1の後処理装置4と、第1の後処理装置4が備えていない後処理機能を備え、上述したように規定の高さで用紙を受け入れる第2の後処理装置6(図1参照)を共存させるために設けられている。
用紙搬送装置5は、カール補正機能、折り処理機能、孔開け処理機能、揃え処理機能、綴じ製本処理機能、スタック処理機能(これらをまとめて「基本機能」という。)を備える第1の後処理装置4と、第1の後処理装置4が備えていない後処理機能を備え、上述したように規定の高さで用紙を受け入れる第2の後処理装置6(図1参照)を共存させるために設けられている。
用紙搬送装置5は、第1の後処理装置4の開口部92に対応する位置に設けられ、この開口部92から排出された用紙を筐体内部に受け入れる受け入れ部である受入開口部501と、規定の高さの第2の後処理装置6の開口部160a(図1参照)に対応する位置に設けられ、この開口部160aに向けて筐体外部へ用紙を排出する排出開口部502を有している。また、受入開口部501から受け入れた用紙を排出開口部502まで案内するための用紙案内路503と、用紙案内路503に沿うように用紙を搬送するローラ504を複数組備えている。
ここで、図1に示すように、本実施の形態に係る第2の後処理装置6の用紙を受け入れるための開口部160aの高さは、第1の後処理装置4の開口部92の高さよりも高い。そのため、排出開口部502は受入開口部501よりも高い位置に形成されている。そして、用紙案内路503は、受入開口部501から受け入れた用紙を、受け入れ高さで水平に案内する水平案内部503aと、水平案内部503aの端部から排出開口部502の高さまで用紙を上昇させる上昇案内部503bを有している。なお、水平案内部503aは、少なくとも上方に積載部が存在する間、受け入れ高さで用紙を水平に案内するように形成されている。
また、用紙搬送装置5は、水平案内部503aの上方の筐体、言い換えればスタッカトレイ80の下方の筐体である水平筐体5aに、水平案内部503aによる用紙案内方向に直交する方向に延びる回転軸505aを支点として回転し水平案内部503aを開放する開放部材505を有している。上述したように、スタッカトレイ80は、用紙排出方向の用紙後端側が用紙先端側に対して下になるように傾斜している。そこで、開放部材505は、回転軸505aが水平案内部503aによる用紙案内方向の上流側に設けられ、この回転軸505aを中心にして用紙案内方向の下流側の端部が回転して水平案内部503aを開放するように備えられている。このようにすることで、スタッカトレイ80の下方に位置する水平案内部503aで紙詰まり(ジャム)が発生したとしても、容易に詰まった用紙を排除することができる。
なお、本実施の形態に係る用紙搬送装置5は、第1の後処理装置4に連結され、第1の後処理装置4から排出された用紙を第2の後処理装置6まで搬送するために備えられているが、第1の後処理装置4とは異なる装置から排出された用紙を第2の後処理装置6まで搬送することも考えられる。そのために、用紙搬送装置5は、受入開口部501とは異なる位置に予備的な受け入れ部である開口部506を有し、さらに開口部506から受け入れた用紙を排出開口部502まで案内するための用紙案内路507と、用紙案内路507上にローラ508を備えている。
次に、用紙処理システム1の制御系について説明する。
上述したように構成された用紙処理システム1においては、画像形成装置2の各構成部品の動作を総括的に管理制御する制御装置200を画像形成装置2内に、第1の後処理装置4および用紙搬送装置5の各構成部品の動作を総括的に管理制御する制御装置300を第1の後処理装置4内に有している(図1参照)。また、第2の後処理装置6の各構成部品の動作を総括的に管理制御する制御装置400を第2の後処理装置6内に有している(図1参照)。そして、制御装置200と300が通信ケーブル(不図示)により接続されており、制御装置300と400が通信ケーブル(不図示)により接続されている。そして、制御装置200と300の間、制御装置300と400の間で必要な信号のやり取りができるようになっている。
上述したように構成された用紙処理システム1においては、画像形成装置2の各構成部品の動作を総括的に管理制御する制御装置200を画像形成装置2内に、第1の後処理装置4および用紙搬送装置5の各構成部品の動作を総括的に管理制御する制御装置300を第1の後処理装置4内に有している(図1参照)。また、第2の後処理装置6の各構成部品の動作を総括的に管理制御する制御装置400を第2の後処理装置6内に有している(図1参照)。そして、制御装置200と300が通信ケーブル(不図示)により接続されており、制御装置300と400が通信ケーブル(不図示)により接続されている。そして、制御装置200と300の間、制御装置300と400の間で必要な信号のやり取りができるようになっている。
図3は、用紙処理システム1の制御系の構成を示すブロック図である。
制御装置200は、基本的に操作パネル210や外部接続機器(PCなど)からの画像形成条件、画像情報等の信号を取得するとともに各種センサ220からの検知信号を取得する。そして、制御装置200は、演算処理装置がROM等の記憶手段に格納されている制御プログラムを実行してRAM等の記憶手段との間で必要なデータ処理を行った後に、画像形成部などの各種処理部の制御部である各処理部制御部230、用紙搬送系の制御部である用紙搬送系制御部240等に対して必要な制御信号をそれぞれ送る。また、この制御装置200は、操作パネル210への用紙残量の表示や紙詰まり(ジャム)等の装置状態の表示、操作パネル210から入力される画像形成条件の指示内容や用紙処理装置3の使用に関する指示内容に基づくジョブ管理等についての制御も行う。
制御装置200は、基本的に操作パネル210や外部接続機器(PCなど)からの画像形成条件、画像情報等の信号を取得するとともに各種センサ220からの検知信号を取得する。そして、制御装置200は、演算処理装置がROM等の記憶手段に格納されている制御プログラムを実行してRAM等の記憶手段との間で必要なデータ処理を行った後に、画像形成部などの各種処理部の制御部である各処理部制御部230、用紙搬送系の制御部である用紙搬送系制御部240等に対して必要な制御信号をそれぞれ送る。また、この制御装置200は、操作パネル210への用紙残量の表示や紙詰まり(ジャム)等の装置状態の表示、操作パネル210から入力される画像形成条件の指示内容や用紙処理装置3の使用に関する指示内容に基づくジョブ管理等についての制御も行う。
制御装置300は、基本的に画像形成装置2の操作パネル210等から入力された後処理内容に関する信号を取得するとともに各種センサ310からの検知信号を取得する。そして、制御装置300は、演算処理装置がROM等の記憶手段に格納されている制御プログラムを実行してRAM等の記憶手段との間で必要なデータ処理を行った後に、第1の後処理装置4および用紙搬送装置5の各種処理部の制御部である各処理部制御部320、用紙搬送系の制御部である用紙搬送系制御部330等に対して必要な制御信号をそれぞれ送る。
制御装置400は、制御装置300を介して画像形成装置2の操作パネル210等から入力された後処理内容に関する信号を取得するとともに各種センサ410からの検知信号を取得する。そして、制御装置400は、演算処理装置がROM等の記憶手段に格納されている制御プログラムを実行してRAM等の記憶手段との間で必要なデータ処理を行った後に、第2の後処理装置6の各種処理部の制御部である各処理部制御部420、用紙搬送系の制御部である用紙搬送系制御部430等に対して必要な制御信号を送る。
ここで、画像形成装置2、第1の後処理装置4、第2の後処理装置6が全て同じ通信方式でデータ通信を行わないことも考えられる。例えば、画像形成装置2と第1の後処理装置4がシリアル通信方式でデータ通信を行い、第2の後処理装置6がパラレル通信方式でデータ通信を行うことも考えられる。かかる場合には、制御装置200と制御装置300とをシリアルインタフェースで接続し、制御装置300と制御装置400とをパラレルインタフェースで接続する。そして、制御装置300が、画像形成装置2から第2の後処理装置6に対してシリアル通信方式で送信されてくる要求コマンドを受信すると、これをパラレル通信方式の要求コマンドに変換して制御装置400に送信するとともに、画像形成装置2からの要求コマンドへの応答コマンドをシリアル通信方式に従って生成し、画像形成装置2に送信する。これにより、互いにデータ通信方式の異なった画像形成装置2と第2の後処理装置6とを通信接続することができる。つまり、制御装置300は、パラレル通信方式の装置である第2の後処理装置6が接続されたことを検知すると、あたかもシリアル通信方式の装置が接続されているかの如く、第2の後処理装置6が接続されている状態を表す接続情報やデバイスIDや処理能力等を含む第2の後処理装置6の装置情報を擬似的に作成して、これをシリアル通信方式のデータとして画像形成装置2の制御装置200に送信する。これにより、画像形成装置2は接続された後処理装置のデータ通信方式の如何によらずに、これら後処理装置を制御可能となる。また、画像形成装置2の制御装置200は、後処理装置がどのような種類の後処理が実行可能であるか或いはどのような種類の後処理が実行できないかを表す情報をそれぞれ記憶しておく。そして、制御装置200は、画像形成装置2に接続された上位のモジュール装置(例えばパーソナルコンピュータ)によって、上記制約条件のうち使用すべき制約条件が選択されると、ジョブの開始時において、当該ジョブの内容と選択された制約条件とを比較し、その比較の結果、ジョブが実行不能な場合は画像形成装置2におけるジョブの設定動作又は画像形成動作を禁止する。これにより、パラレル通信方式で接続された第2の後処理装置6の詳細な制約条件を設定することができ、第2の後処理装置6を的確に制御することが可能となる。
上述のように構成された用紙処理システム1においては、操作パネル210などから、第2の後処理装置6の処理部で施される後処理は行わずに第1の後処理装置4の処理部で施される後処理を施すべき旨の指示が入力された場合には、制御装置200および/または制御装置300は、用紙に対して所定の処理を施し、トップトレイ70あるいはスタッカトレイ80に用紙を排出し積載する。
一方、操作パネル210などから、第1の後処理装置4の処理部で施される後処理に加えて、あるいは第1の後処理装置4の処理部で施される後処理を施さずに第2の後処理装置6の処理部で施される後処理を施すべき旨の指示が入力された場合には、以下のように処理される。すなわち、制御装置200および/または制御装置300は、用紙を、第1の後処理装置4内の用紙案内路R11、用紙搬送装置5内の用紙案内路503を介して第2の後処理装置6に搬送し、第2の後処理装置6で製本処理を施し、収納スタッカ140に排出する。
一方、操作パネル210などから、第1の後処理装置4の処理部で施される後処理に加えて、あるいは第1の後処理装置4の処理部で施される後処理を施さずに第2の後処理装置6の処理部で施される後処理を施すべき旨の指示が入力された場合には、以下のように処理される。すなわち、制御装置200および/または制御装置300は、用紙を、第1の後処理装置4内の用紙案内路R11、用紙搬送装置5内の用紙案内路503を介して第2の後処理装置6に搬送し、第2の後処理装置6で製本処理を施し、収納スタッカ140に排出する。
このように、本実施の形態に係る用紙処理システム1においては、第1の後処理装置4と、第2の後処理装置6を共存させているので、第1の後処理装置4で行える後処理に加えて第2の後処理装置6で行える後処理を施すことができる。言い換えれば、用紙処理システム1を使用するユーザは、第1の後処理装置4で行える後処理に加えて第2の後処理装置6で行える後処理をも選択することができる。
また、基本機能を備える第1の後処理装置4の下流に第2の後処理装置6を備えることにより、使用頻度が高い基本機能だけを使用するユーザにとっては、利便性が高い。すなわち、後処理した用紙が第1の後処理装置4のトップトレイ70あるいはスタッカトレイ80に積載されるので、操作パネル210に近いところで後処理後の用紙を取得することができるとともに、搬送経路が短いので迅速に後処理後の用紙を取得することができる。
また、基本機能を備える第1の後処理装置4の下流に第2の後処理装置6を備えることにより、使用頻度が高い基本機能だけを使用するユーザにとっては、利便性が高い。すなわち、後処理した用紙が第1の後処理装置4のトップトレイ70あるいはスタッカトレイ80に積載されるので、操作パネル210に近いところで後処理後の用紙を取得することができるとともに、搬送経路が短いので迅速に後処理後の用紙を取得することができる。
なお、本実施の形態においては、第2の後処理装置6として、テープを用いて製本する製本処理を施す装置を例示したが、用紙搬送装置5を第1の後処理装置4に接続することにより、この製本処理を施す装置に代えて、くるみ製本処理を施す後処理装置、コイルパンチ処理を施す後処理装置、用紙束を中綴じし製本する中綴じ製本処理を施す後処理装置などを、第1の後処理装置4に連結させることができる。これにより、第1の後処理装置4で行える後処理に加えて、連結した後処理装置で行える後処理を選択的に使用することができる。
また、本実施の形態の第2の後処理装置6の製本処理を施す装置は、受け入れた用紙を製本処理することなく排出するための第1の用紙案内路170aを有しているので、この後処理装置に、上述したくるみ製本処理を施す後処理装置、コイルパンチ処理を施す後処理装置、中綴じ製本処理を施す後処理装置をさらに接続させることができる。これにより、第1の後処理装置4で行える後処理およびテープを用いて製本する製本処理に加えて、さらに連結した後処理装置で行える後処理を選択的に使用することができる。
これら上述した効果は、第1の後処理装置4に用紙案内路R11、開口部92などを設け、さらに用紙搬送装置5を連結することにより得ることができる。
一方、第1の後処理装置4で行える後処理のみで十分な場合には、用紙搬送装置5を第1の後処理装置4に接続しないようにすればよい。
一方、第1の後処理装置4で行える後処理のみで十分な場合には、用紙搬送装置5を第1の後処理装置4に接続しないようにすればよい。
このように、上述した折り処理機能、孔開け処理機能、綴じ製本処理機能、スタック処理機能などの基本機能を備える第1の後処理装置4に用紙案内路R11、開口部92などを設け、さらに用紙搬送装置5を用意しておくことで、基本機能に加えて選択的にテープを用いて製本する製本処理、中綴じ製本処理、くるみ製本処理、コイルパンチ処理などを行いたい、あるいは基本機能だけで充分であるという多種多様の要望に応えることができる。
なお、基本機能だけで充分であるために、第1の後処理装置4を、用紙搬送装置5を連結しないで使用する場合には、スタッカトレイ80の最下位置を図2の破線で示す位置に設定しておくことで、最大積載量を増やすことができる。この設定は、人為的に行ってもよいし、装置が自動的に行うようにしてもよい。装置が自動的に行う場合には、制御装置300が、用紙搬送装置5が接続されていないことを認識し、スタッカトレイ80の最下位置を図2の破線で示す位置に設定する。
そして、スタッカトレイ80の最下位置が図2の破線で示す位置に設定されている場合には、制御装置300が、最下位置センサ85によりスタッカトレイ80が第2の最下位置まで下降したことを検知すると、その下降を停止させる。
そして、スタッカトレイ80の最下位置が図2の破線で示す位置に設定されている場合には、制御装置300が、最下位置センサ85によりスタッカトレイ80が第2の最下位置まで下降したことを検知すると、その下降を停止させる。
上述した実施の形態では、スタッカトレイ80の最下位置について、第1の後処理装置4に用紙搬送装置5を接続する場合は図2の実線で示す位置(第1の位置)を最下位置とし、用紙搬送装置5を接続しない場合は図2の破線で示す位置(第2の位置)を最下位置とすることが好適であると述べた。しかしながら、以下のように状況に応じて変更してもよい。すなわち、第1の後処理装置4に用紙搬送装置5を接続している場合においても、スタッカトレイ80の最下位置を最大積載量が最も多くなる第2の位置に設定しておき、用紙搬送装置5の水平案内部503aに紙詰まりが発生した場合には、スタッカトレイ80を第1の位置まで移動させるようにする。これにより、スタッカトレイ80の最大積載量の最大化と紙詰まり排除の容易化を両立させることができる。
また、このように、第1の後処理装置4に用紙搬送装置5を接続している場合に、スタッカトレイ80の最下位置を第2の位置に設定する場合、スタッカトレイ80の下方の用紙搬送装置5の水平筐体5a上に何か物体が置いてあると、スタッカトレイ80が最下位置に下降する際に、スタッカトレイ80が当該物体に当たり破損するおそれがある。
そこで、用紙搬送装置5のスタッカトレイ80下方の水平筐体5a上に何か物体が置いてあることを検知するために、検知手段としての、センサ509を用紙搬送装置5内に、および/またはセンサ86を第4ユニット4Dのトレイガイド81の下方に備え、このセンサ509またはセンサ86が水平筐体5a上の物体を検知したら、制御装置200は、操作パネル210や外部接続機器にその旨の警告表示をさせたり、後処理不可あるいはスタッカトレイ80への積載不可の警告表示をさせたりすることが好適である。これにより、スタッカトレイ80の破損を防止することができる。
そこで、用紙搬送装置5のスタッカトレイ80下方の水平筐体5a上に何か物体が置いてあることを検知するために、検知手段としての、センサ509を用紙搬送装置5内に、および/またはセンサ86を第4ユニット4Dのトレイガイド81の下方に備え、このセンサ509またはセンサ86が水平筐体5a上の物体を検知したら、制御装置200は、操作パネル210や外部接続機器にその旨の警告表示をさせたり、後処理不可あるいはスタッカトレイ80への積載不可の警告表示をさせたりすることが好適である。これにより、スタッカトレイ80の破損を防止することができる。
なお、上述した用紙処理装置3は、画像が記録された記録用紙を筐体内部に受け入れる第1の受け入れ部としての開口部4Aaと、当該開口部4Aaにて受け入れた記録用紙に対して処理を施す処理部(10,30,40,50,60,70など)と、記録用紙を積載する積載部としてのスタッカトレイ80と、スタッカトレイ80の下方に設けられ当該スタッカトレイ80の下方から外部へ用紙を排出する第1の排出部としての開口部92と、を有する第1の後処理装置4と、第1の後処理装置4の開口部92から排出された記録用紙を筐体内部に受け入れる第2の受け入れ部としての受入開口部501と、当該受入開口部501にて受け入れた記録用紙を受け入れ高さよりも高い所定の高さに案内する用紙案内路503と、当該用紙案内路503を案内された記録用紙を当該所定の高さで外部へ排出する第2の排出部としての排出開口部502と、を有する用紙搬送装置5と、を含む用紙処理装置である。
また、用紙処理装置3は、用紙搬送装置5の排出開口部502から排出された記録用紙を所定の高さで筐体内部に受け入れる第3の受け入れ部としての開口部160aと、当該開口部160aにて受け入れた記録用紙に対して第1の後処理装置4の処理部が施す処理とは異なる処理を施す第2の処理部(110,120,130,140,150など)と、を有する第2の後処理装置6をさらに備える用紙処理装置である。
また、用紙処理装置3は、用紙搬送装置5の排出開口部502から排出された記録用紙を所定の高さで筐体内部に受け入れる第3の受け入れ部としての開口部160aと、当該開口部160aにて受け入れた記録用紙に対して第1の後処理装置4の処理部が施す処理とは異なる処理を施す第2の処理部(110,120,130,140,150など)と、を有する第2の後処理装置6をさらに備える用紙処理装置である。
第1の後処理装置4と用紙搬送装置5が異なる装置で構成されている必要はなく、第1の後処理装置4と用紙搬送装置5が一体で構成されていてもよい。
すなわち、画像が記録された記録用紙を筐体内部に受け入れる受け入れ部としての開口部4Aaと、開口部4Aaにて受け入れた記録用紙に対して処理を施す処理部(10,30,40,50,60,70など)と、記録用紙を積載するスタッカトレイ80と、筐体外部へ用紙を排出する排出部としての排出開口部502と、開口部4Aaにて受け入れた記録用紙を処理部へ案内する第1の用紙案内路としての用紙案内路(R1,R4,R5,R6,R7,R8,R9,R10など)と、開口部4Aaにて受け入れた記録用紙をスタッカトレイ80の下方を通過させて排出部としての排出開口部502に案内する第2の用紙案内路としての用紙案内路(R11,503)と、を含む用紙処理装置でも上述したのと同様の効果を得ることができる。
すなわち、画像が記録された記録用紙を筐体内部に受け入れる受け入れ部としての開口部4Aaと、開口部4Aaにて受け入れた記録用紙に対して処理を施す処理部(10,30,40,50,60,70など)と、記録用紙を積載するスタッカトレイ80と、筐体外部へ用紙を排出する排出部としての排出開口部502と、開口部4Aaにて受け入れた記録用紙を処理部へ案内する第1の用紙案内路としての用紙案内路(R1,R4,R5,R6,R7,R8,R9,R10など)と、開口部4Aaにて受け入れた記録用紙をスタッカトレイ80の下方を通過させて排出部としての排出開口部502に案内する第2の用紙案内路としての用紙案内路(R11,503)と、を含む用紙処理装置でも上述したのと同様の効果を得ることができる。
また、第1の後処理装置4と用紙搬送装置5をともに備えている必要はなく、用紙搬送装置5を介して、テープを用いて製本する製本処理を施す後処理装置、くるみ製本処理を施す後処理装置、コイルパンチ処理を施す後処理装置、用紙束を中綴じし製本する中綴じ製本処理を施す後処理装置などの他の後処理装置を選択的に連結させることができる第1の後処理装置4を有する用紙処理装置であることも好適である。
すなわち、画像が記録された記録用紙を筐体内部に受け入れる受け入れ部としての開口部4Aaと、開口部4Aaにて受け入れた記録用紙に対して処理を施す処理部(10,30,40,50,60,70など)と、記録用紙を積載する昇降動可能なスタッカトレイ80と、スタッカトレイ80の下方に設けられスタッカトレイ80の下方から外部へ用紙を排出する排出部としての開口部92と、開口部4Aaにて受け入れた記録用紙を処理部へ案内する第1の用紙案内路としての用紙案内路(R1,R4,R5,R6,R7,R8,R9,R10など)と、開口部4Aaにて受け入れた記録用紙を開口部92へ案内する第2の用紙案内路としての用紙案内路(R11など)と、を含む用紙処理装置であることも好適である。これにより、後処理に対する多種多様な要望に対応することができる。
すなわち、画像が記録された記録用紙を筐体内部に受け入れる受け入れ部としての開口部4Aaと、開口部4Aaにて受け入れた記録用紙に対して処理を施す処理部(10,30,40,50,60,70など)と、記録用紙を積載する昇降動可能なスタッカトレイ80と、スタッカトレイ80の下方に設けられスタッカトレイ80の下方から外部へ用紙を排出する排出部としての開口部92と、開口部4Aaにて受け入れた記録用紙を処理部へ案内する第1の用紙案内路としての用紙案内路(R1,R4,R5,R6,R7,R8,R9,R10など)と、開口部4Aaにて受け入れた記録用紙を開口部92へ案内する第2の用紙案内路としての用紙案内路(R11など)と、を含む用紙処理装置であることも好適である。これにより、後処理に対する多種多様な要望に対応することができる。
また、用紙搬送装置5は、画像が記録された記録用紙を積載するスタッカトレイ80と、スタッカトレイ80の下方に設けられスタッカトレイ80の下方から筐体外部へ用紙を排出する第1の排出部としての開口部92とを有する後処理装置4に連結される用紙搬送装置であって、後処理装置4の開口部92から排出された記録用紙を筐体内部に受け入れる受け入れ部としての受入開口部501と、受入開口部501にて受け入れた記録用紙を受け入れ高さよりも高い所定の高さに案内する用紙案内路503と、用紙案内路503を案内された記録用紙を所定の高さで外部へ排出する第2の排出部としての排出開口部502と、を含む用紙搬送装置であることが好適である。これにより、第1の後処理装置4と、テープを用いて製本する製本処理を施す後処理装置、くるみ製本処理を施す後処理装置、コイルパンチ処理を施す後処理装置、用紙束を中綴じし製本する中綴じ製本処理を施す後処理装置などの他の後処理装置を選択的に共存させることができるので、後処理に対する多種多様な要望に対応することができる。
1…用紙処理システム、2…画像形成装置、3…用紙処理装置、4…第1の後処理装置、5…用紙搬送装置、6…第2の後処理装置、10…カール補正処理部、20…用紙供給部、30…折り処理部、40…孔開け処理部、50…揃え処理部、60…綴じ処理部、70…トップトレイ、80…スタッカトレイ
Claims (11)
- 画像が記録された記録用紙を筐体内部に受け入れる第1の受け入れ部と、当該第1の受け入れ部にて受け入れた当該記録用紙に対して処理を施す処理部と、当該記録用紙を積載する積載部と、当該積載部の下方に設けられ当該積載部の下方から外部へ用紙を排出する第1の排出部と、を有する後処理装置と、
前記後処理装置の第1の排出部から排出された前記記録用紙を筐体内部に受け入れる第2の受け入れ部と、当該第2の受け入れ部にて受け入れた当該記録用紙を受け入れ高さよりも高い所定の高さに案内する用紙案内路と、当該用紙案内路を案内された記録用紙を当該所定の高さで外部へ排出する第2の排出部と、を有する用紙搬送装置と、
を含む用紙処理装置。 - 前記用紙案内路は、少なくとも上方に前記積載部が存在する間、受け入れ高さで用紙を水平に案内する水平案内部と、当該水平案内部の端部から前記所定の高さまで用紙を上昇させる上昇案内部と、を有することを特徴とする請求項1記載の用紙処理装置。
- 前記積載部は、用紙案内方向の用紙後端が用紙先端に対して下になるように用紙を傾斜させて積載するものであり、
前記用紙搬送装置は、前記積載部と前記水平案内部との間に設けられる水平筐体と、当該水平案内部による用紙案内方向に直交する方向に延びる回転軸を支点として回転し当該水平案内部を開放する開放部材とをさらに備え、当該開放部材は、当該水平筐体の用紙案内方向の上流側に当該回転軸が設けられ、用紙案内方向の下流側から開放することを特徴とする請求項2記載の用紙処理装置。 - 前記積載部は昇降動可能であり、
前記積載部の高さを制御し、前記水平案内部に紙詰まりが発生した場合に当該積載部を上昇させる制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項3記載の用紙処理装置。 - 前記用紙搬送装置の前記水平筐体上の物体を検知する検知手段をさらに備えることを特徴とする請求項4記載の用紙処理装置。
- 前記用紙搬送装置は、前記後処理装置に対して連結および取り外しが可能であり、
前記積載部は、昇降動可能であり、当該積載部の最下位置は、前記用紙搬送装置が連結されていない場合よりも連結されている場合の方が高く設定されることを特徴とする請求項1記載の用紙処理装置。 - 前記用紙搬送装置の第2の排出部から排出された前記記録用紙を前記所定の高さで筐体内部に受け入れる第3の受け入れ部と、当該第3の受け入れ部にて受け入れた当該記録用紙に対して前記後処理装置の処理部が施す処理とは異なる処理を施す第2の処理部と、を有する第2の後処理装置をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の用紙処理装置。
- 画像が記録された記録用紙を筐体内部に受け入れる受け入れ部と、
前記受け入れ部にて受け入れた前記記録用紙に対して処理を施す処理部と、
前記記録用紙を積載する昇降動可能な積載部と、
前記積載部の下方に設けられ当該積載部の下方から外部へ用紙を排出する排出部と、
前記受け入れ部にて受け入れた前記記録用紙を前記処理部へ案内する第1の用紙案内路と、
前記受け入れ部にて受け入れた前記記録用紙を前記排出部へ案内する第2の用紙案内路と、
を含む用紙処理装置。 - 前記排出部から排出される前記記録用紙を筐体内部に受け入れ前記積載部の下方を通過させるように搬送する用紙搬送装置を連結可能であり、当該用紙搬送装置が連結されている場合の当該積載部の最下位置は、連結されていない場合の最下位置よりも高く設定されることを特徴とする請求項8記載の用紙処理装置。
- 画像が記録された記録用紙を筐体内部に受け入れる受け入れ部と、
前記受け入れ部にて受け入れた前記記録用紙に対して処理を施す処理部と、
前記記録用紙を積載する積載部と、
筐体外部へ用紙を排出する排出部と、
前記受け入れ部にて受け入れた前記記録用紙を前記処理部へ案内する第1の用紙案内路と、
前記受け入れ部にて受け入れた前記記録用紙を前記積載部の下方を通過させて前記排出部に案内する第2の用紙案内路と、
を含む用紙処理装置。 - 画像が記録された記録用紙を積載する積載部と、当該積載部の下方に設けられ当該積載部の下方から筐体外部へ用紙を排出する第1の排出部とを有する後処理装置に連結される用紙搬送装置であって、
前記後処理装置の第1の排出部から排出された前記記録用紙を筐体内部に受け入れる受け入れ部と、
前記受け入れ部にて受け入れた前記記録用紙を受け入れ高さよりも高い所定の高さに案内する用紙案内路と、
前記用紙案内路を案内された前記記録用紙を前記所定の高さで外部へ排出する第2の排出部と、
を含む用紙搬送装置。
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