JP2020104959A - シート搬送装置、シート後処理装置、画像形成装置、及び画像形成システム - Google Patents

シート搬送装置、シート後処理装置、画像形成装置、及び画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】付箋紙をシートに貼り付けた付箋紙貼り付きシートを搬送する場合、シート搬送時の振動や空気抵抗等により付箋紙の糊粘着面以外の自由端が捲れて搬送パスや搬送ローラに干渉することで付箋紙がシートから剥がれ易くなるという課題があった。【解決手段】付箋紙FをシートSに貼り付ける際の付箋紙FとシートSの重なり合う領域に対して、特定の極性の電荷を付箋紙F側に形成し、付箋紙F側に形成する電荷とは逆極性の電荷をシートS側に形成した後に付箋紙FをシートSに貼り付ける。【選択図】図23

Description

本発明は、付箋紙をシートに貼り付けた付箋紙貼り付けシートを搬送するシート搬送装置、及びシート搬送装置を備えるシート後処理装置、及びシート搬送装置を備える画像形成装置、及びシート搬送装置とシート後処理装置を備える画像形成システムに関する。
画像形成装置における排紙部のジョブを仕分けする手法として、印刷ジョブにセパレータを挟む方法や付箋紙をつける手法がすでに検討され提案されている。その1つの例として、画像形成装置の排紙処理において、排出されるシートに付箋紙を貼り付けてジョブ毎、若しくは同一ジョブ内で区分けする手法が既に知られている。
特許文献1には、シートを区別するために、ジョブの先頭または最後のシートに付箋紙を貼る方法が記載されている。その他にも、ジョブ毎に色の異なる付箋紙を貼る方法、ジョブ毎に付箋紙を貼る位置を変更する方法、付箋紙に印字する方法等が提案されている。
特許文献2には、シートから突き出す付箋紙の長さを変化させる方法が記載されている。これによって、複数のジョブが順次重ねられて排紙される場合や、同一ジョブ内で区分けを必要とするときにおいて細かな区分けが可能となる。
特許文献3には、付箋紙に多くの情報を持たせることができ、付箋紙の糊粘着面の乾燥を防止しながらシートへ付箋紙を確実に貼り付け可能な方法が記載されている。
特開平10−87148号公報 特開2005−239375号公報 特開2015−145096号公報
特許文献1〜3記載の方法により、シートに付箋紙を貼り付けることで、ジョブ毎のシートを区別することが可能となった。
しかし、シートへ付箋紙を貼り付ける方法は、いずれの場合も付箋紙の糊粘着面をシートに対して貼り付ける方法であり、付箋紙とシートは糊粘着面でのみ接着されていることになる。
そのため、付箋紙とシートを貼り付けた後、付箋紙とシートが糊粘着面でのみ接着されている付箋紙貼り付きシートを搬送する場合、シート搬送時の振動や空気抵抗等により付箋紙の糊粘着面以外の自由端が捲れて搬送パスや搬送ローラに干渉することで付箋紙がシートから剥がれ易くなるという課題があった。
そこで、本発明では、付箋紙が剥がれ難い状態を保ったまま付箋紙貼り付きシートを搬送することを目的とする。
本発明は、シートを搬送するシート搬送手段と、付箋紙を格納する付箋紙格納手段と、前記シート搬送手段により搬送された前記シートに対して、前記付箋紙格納手段に格納された前記付箋紙を貼り付ける付箋紙貼り付け手段と、前記付箋紙格納手段に格納された前記付箋紙、及び前記シート搬送手段により搬送された前記シートの少なくとも一方に対して特定の極性の電荷を形成する電荷形成手段と、前記電荷形成手段により前記付箋紙格納手段に格納された前記付箋紙、及び前記シート搬送手段により搬送された前記シートの少なくとも一方に対して電荷を形成した後に、前記付箋紙格納手段に格納された前記付箋紙を前記シート搬送手段により搬送された前記シートに貼り付けるように前記電荷形成手段及び前記付箋紙貼り付け手段を制御する付箋紙貼り付け制御手段と、を備えたことを特徴とするシート搬送装置を提供する。さらに、本発明に係るシート後処理装置は、前記シート搬送手段により搬送された前記シートに後処理を施す後処理手段を備える。さらに、本発明に係る画像形成装置は、シートに画像を形成する画像形成部と、前記シート搬送装置とで構成される。さらに、本発明に係る画像形成システムは、前記画像形成部と前記シート搬送装置と前記シート後処理装置とで構成される。
本発明によれば、付箋紙をシートに貼り付ける際に、特定の極性の電荷を付箋紙とシートの少なくとも一方側に形成した後に付箋紙をシートに貼り付けることから、付箋紙とシートの間で静電吸着力を働かせることで、付箋紙が剥がれ難い状態を十分に保ったまま付箋紙貼り付きシートを搬送することができる。
本発明の実施の形態に係るシート後処理装置を備える画像形成システムとしての複写機を示す断面図。 そのフィニッシャを示す断面図。 そのサドル処理部を示す断面図。 本実施の形態のサドル処理部のシート積載部(処理トレイ)を示す断面図。 本実施の形態のサドル処理部の拡大断面図。 本実施の形態のサドル処理部のシート整合動作の動作説明図で、(a)〜(e)は、それぞれ異なる状態を示す。 本実施の形態のバッファ(シート重ね動作)の動作説明図で、(a)、(b)、(c)は、それぞれ異なる状態を示す。 本実施の形態の画像形成システムの制御ブロック図。 本実施の形態のフィニッシャの制御ブロック図。 本実施の形態の付箋紙貼り付け装置500の上面からの断面図(ただし、電荷形成部300を除く)。 本実施の形態の付箋紙貼り付け部200の構成を示す上面からの断面図。 本実施の形態の付箋紙貼り付け部200の構成を示す前面からの斜視図。 本実施の形態の付箋紙貼り付け部200の付箋紙捲り動作説明図で、(a)、(b)、(c)は、それぞれ異なる状態を示す。 本実施の形態の付箋紙貼り付け部200の付箋紙貼り付け動作説明図で、(a)、(b)、(c)は、それぞれ異なる状態を示す。 本実施の形態の付箋紙貼り付け部200の付箋紙束格納トレイの構成を示す斜視図。 本実施の形態の付箋紙貼り付け部200の付箋紙束高さ安定装置の構成を示す断面図。 本実施の形態の付箋紙設定部の画面表示を示す説明図。 電荷形成なしの場合の付箋紙貼り付けシートFSの説明図。 付箋紙FとシートSの重なり領域Rの上面からの説明図。 付箋紙FとシートSの重なり領域Rの側面からの説明図。 電荷形成なしの場合の付箋紙貼り付けシートFSを搬送した際の付箋紙捲れ高さを示す説明図。 本実施の形態の電荷形成部300の構成を示す断面図。 本実施の形態の電荷形成部300の動作説明図。 本実施の形態の付箋紙貼り付け制御のフローチャート。 本実施の形態の付箋紙貼り付け処理のフローチャート。 電荷形成ありの場合の付箋紙貼り付けシートFSの説明図。 電荷形成ありの場合の付箋紙貼り付けシートFSを搬送した際の付箋紙捲れ高さを示す説明図。 本実施の形態の電荷形成パラメータ決定処理のフローチャート。 最小電荷量とシート排出完了までの時間との関係図。 最小電荷量とシート排出完了までの時間と限界電荷量との関係図。
以下、本発明の実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、複写機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの複数の機能を有する複合機器等であり、画像形成システムは、このような画像形成装置と、処理トレイに排出されたシートを排出方向に整合処理可能なシート後処理装置とを備えたものである。以下の実施形態においては、画像形成システムとして、白黒/カラー複写機(以下、「複写機」という)1000を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像形成システムとしての複写機1000を模式的に示す断面図である。図2は、本実施形態に係るシート後処理装置であるフィニッシャ100を模式的に示す断面図である。図1に示すように、複写機1000は、シートSに画像を形成する画像形成装置としての複写機本体600と、シート後処理装置としてのフィニッシャ100と、を備えている。また、図1、図2に示すように、フィニッシャ100は、シートSにステイプル処理、サドル処理等を行うフィニッシャ本体700(後処理手段)とシートSに付箋紙Fを貼り付ける付箋紙貼り付け装置500と、を備えている。なお、付箋紙貼り付け装置500は、複写機本体600が備えていても良い。
本実施形態に係るフィニッシャ100は、複写機本体600に着脱自在に構成されており、単独でも使用可能な複写機本体600に対して、オプションとして使用することが可能となっている。なお、本実施形態においては、着脱自在のフィニッシャ100を用いて説明するが、フィニッシャ100と複写機本体600とが一体であってもよい。即ち、フィニッシャをオプションとする場合の複写機本体も、フィニッシャが一体に組込まれている複写機本体も、共に本発明で定義する画像形成システムである。
画像形成装置としての複写機本体600は、シート収納部602と、シート収納部602に収納されたシートSを給送するシート給送部603と、シート給送部603により給送されるシートSに画像を形成する画像形成部604と、を備えている。更に、ユーザがシートを設定することで坪量やコート紙/非コート紙、シートの搬送方向長さ、搬送方向と直交する長さなどのシート情報を識別する識別部である操作部607を備えている。また、複写機本体600は、原稿を給送可能な原稿給送装置605と、原稿給送装置605から給送された原稿の情報を読み取るイメージリーダ606とを備えている。
シート収納部602は、シートSを収納するカセット909a,909bを有しており、カセット909a,909bに収納されたシートSは、シート給送部603により所定のタイミングで画像形成部604に給送される。画像形成部604は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像が形成される感光ドラム914a〜914dを有しており、感光ドラム914a〜914dに形成された各色のトナー像をシートSに転写する。これにより、未定着トナー像がシートSに形成される。その後、未定着トナー像が定着器904で定着されて、シートSは排出ローラ907によりフィニッシャ100に排出される。
なお、両面印刷の場合は、反転ローラ905でシートSが反転された後、反転搬送路に設けられる搬送ローラ906a〜906fにより反転したシートSが画像形成部604に再搬送され、上述の動作が繰り返される。また、原稿の情報を画像情報としてシートSに形成する場合は、原稿給送装置605から給送され、イメージリーダ606により読み取られた画像情報のトナー像を感光ドラム914a〜914dに形成し、シートSに転写した後、これを定着させる。
フィニッシャ100の基本動作について説明する。ただし、付箋紙貼り付け装置500の詳細については後述する。フィニッシャ100は、複写機本体600の下流側に接続されており、複写機本体600から送り込まれた複数枚のシートSを導入し、オンラインでステイプル処理(ステイプル処理部140)、サドル処理(サドル処理部800)等ができるようになっている。
図2に示すように、複写機本体600から送り込まれたシートSは、まず、付箋紙貼り付け装置500の搬送ローラ対501、502(シート搬送手段)に受け渡される。このとき、付箋紙貼り付け部タイミングセンサS500によりシートSの受け渡しタイミングも同時に検知される。その後、フィニッシャ本体700の入口ローラ対102に受け渡される。このとき、入口センサ101によりシートSの受け渡しタイミングも同時に検知される。入口ローラ対102により搬送されたシートSは、搬送パス103を通過しながらシートSの端部位置を横レジ検知センサ104により検知される。横レジ検知センサ104は、センター(中央)位置に対してどの程度、シートSの横レジ誤差が生じているかを検知する。
横レジ検知センサ104による横レジ誤差が検知されると、シフトローラ対105,106に搬送されている途中でシフトユニット108が、手前奥方向に所定量移動することによるシートSのシフト動作(「横レジ検知処理」ともいう)が行われる。シフトユニット108によるシフト動作が終了すると、シートSは、搬送ローラ対110により搬送される。搬送ローラ対110により搬送されたシートSは、バッファローラ対115により更に下流側に搬送される。ここで、シートSが上積載トレイ136に排出される場合は、上パスフラッパ(切換部材)118が不図示のソレノイド等の駆動装置により上パス搬送路側に移動する。これにより、シートSは、上パス117に導かれ、上排出ローラ対120(シート排出手段)により上積載トレイ136に排出される。なお、バッファ(シート重ね)処理部(100C)については後述する。
一方、シートSが上積載トレイ136に排出されない場合は、上パス切換部材118が図2に示す実線の位置に移動する。これにより、シートSは、束搬送パス121に導かれ、バッファローラ対122及び束搬送ローラ対124により束搬送パス121内を通過する。シートSを中綴じ製本処理(サドル処理)する場合は、不図示のソレノイド等の駆動装置によりサドルパスフラッパ(切換部材)125がサドルパス側に移動する。シートは、サドルパス133に搬送され、サドル入口ローラ対134によりサドルユニット(サドル処理部)800に導かれ、中綴じ製本処理(サドル処理)が行われる。なお、サドル処理(800)については後述する。
一方、中綴じ製本処理(サドル処理)を行わない場合は、サドルパス切換部材125を図2に示す実線の位置に移動させる。束搬送ローラ対124に搬送されたシートは、綴じ処理を施す場合は、ステイプル処理部140の処理トレイ138上に順次搬送され、ステイプラ132による綴じ処理が行われる。ステイプル処理部140で綴じ処理を施さない場合は、シートSは処理トレイ138を経由せず、下積載トレイ137へと排出される。
ステイプル処理部140は、ステイプルパス126に配置されたシート検出センサ127、排出ローラ対128を有する。排出ローラ対128にはローレットベルト158が挟持されて処理トレイ(シート積載部)138に接するように配置されている。処理トレイ138は、水平に近い緩く傾斜して配置されていると共に、その下端側に先端規制部材138aが起伏自在に配置されている。処理トレイ138の上端側には正逆転駆動し得る下側ローラ130が配置されており、該下側ローラ130に接離するようにアームにより開閉駆動される上側ローラ129が設けられている。開閉する上側ローラ129が閉じた状態で、上側ローラ129と下側ローラ130とはニップを有する搬送ローラ対を構成する。排出ローラ対128の後側には、複数の可撓性部材が放射状に延びているパドル131が処理トレイ138に接し得るように配置されている。上記処理トレイ138の先端規制部材138a側にはステイプラ132が配置されている。
ステイプルパス126に搬送されたシートは、排出ローラ対128から処理トレイ138上に排出される。この際、パドル131は、シートに当接しないホームポジションにあり、上側ローラ(開閉ローラ)129は、ローラ130から離れた開位置にあり、長いシートの場合、シート先端が、ローラ130から突出して下積載トレイ137上に吊れ下がるように排出される。シート後端は、ローレットベルト158に案内されて処理トレイ138に導かれる。検出センサ127がシート後端を検出すると、パドル131が駆動されると共に、上側ローラ129が閉じ位置に移動して、ローラ129,130が逆回転する。これにより、処理トレイ138上のシートは、排出ローラ対128で排出された方向と逆方向に引き込まれる。即ち、シートの後端が先端となって、すべり整合部材であるパドル131及びローレットベルト158により、シートは、処理トレイ138上を起立位置にある先端規制部材138aに当接する。処理トレイ138上に排出される所定枚数のシートが、同様に先端規制部材方向に向けて搬送される。そして、各シートが先端規制部材138aに当接するように揃えられて、整合されたシート束となる。この状態で、先端規制部材138aが処理トレイ138から退出して、ステイプラ132により綴じ処理される。綴じられたシート束は、図示しない後押し部材によりローラ対129,130側に移動され、更にローラ対129,130(シート排出手段)の回転により下積載トレイ137に排出される。
ついで、図3〜図6に沿ってサドル処理部800について説明する。サドル処理部800は、図3及び図4に示すように、垂直に近い急角度の処理トレイ(シート積載部)15を有しており、該処理トレイ15の上流側は、その上方が空間部831になっている。該空間部831の上側(図面左側)のサドル本体832側である一側には、ガイド830により空間部831と仕切られ、搬入路833が形成されている。該搬入路833には、上流側から順次サドル入口センサ62、入口ローラ対(搬送ローラ対)801が配置されており、ガイド830が切れた位置からたたき部材12が配置されている。たたき部材12は、リンク機構により処理トレイ15に対して接離方向に移動可能である。シート受入れ時は、サドル本体832側に沿って立上った待機位置にあり、シート後端が入口ローラ対801から抜けると、シートを処理トレイ15側である他側に付勢する作動位置に移動する。
処理トレイ15の上流側には後端押さえ部材11が揺動自在に配置されており、該押さえ部材11は、先端側が鉤状になって、処理トレイ15にたたき落されたシートの後端(上流端)を押さえる。処理トレイ15の中間部及び下流側部は、所定枚数のシートをガイドする上下幅の狭い通路835になっている。該通路835には上流側から順次ステイプラ820、中間ローラ804、整合板815、整合ローラ802,802そして先端ストッパ(規制部材)805が配置される。中間ローラ804及び整合ローラ802は、処理トレイ15上のシート又はシート束を搬送し得、整合板815は、シートの側端を揃えるようにシート搬送方向と直交する方向に移動し得る。先端ストッパ805は、処理トレイ15に沿って上下方向に移動可能であり、処理トレイ15に排出されたシートの先端(下流端)に当接して、シートの搬送方向(上下方向)位置を揃える。ステイプラ820は、処理トレイ15上のシート束をその長さ方向の中央位置で幅方向の複数箇所を綴じる。
中間ローラ804の下流側における処理トレイ15側には突き板803が配置され、その反対側であるサドル本体832側には折りローラ対819が配置されている。突き板803は、処理トレイ15を横断するように移動し得、かつ折りローラ対819は、突き板803により2つ折りされたシート束を挟み込んで2つ折りに挟圧して搬送し得る。サドル本体832には上記折りシート束を搬送する搬送路836が横方向に延びており、該搬送路836には搬送ローラ対839,840が配置されている。中綴じ製本(サドル)処理されたシート束は、搬送路836から図示しない積載トレイ上に排出される。
ついで、図6に沿って、上記サドル処理部800によるサドル処理の基本動作について説明する。サドルパス133(図2参照)からサドル処理部(ユニット)800に導かれたシートは、サドル入口ローラ対801により、その先端が処理トレイ15上を通路835に沿って先端規制部材方向に向かうように放出される。この際、図6(a)に示すように、たたき部材12は、サドル本体832側へ立上った待機位置にあると共に、押さえ部材11は、その先端が処理トレイ15上に当接した閉じ状態である待機位置にある。また、先端ストッパ805は、シートの中央部がステイプラ820の綴じ位置に対応するように待機位置に保持されていると共に、整合板815がシート側端から離れた待機位置にある。該シートS1の下流端(先端)が入口ローラ対801から抜けた状態で、処理トレイ15の急傾斜に基づくシートの重力及び入口ローラ対801の放出に伴うイナーシャ(慣性力)により、先端ストッパ805に当接して、シートS1の搬送方向の整合が行われる。また、整合板815が搬送方向と直交する方向に移動し、シートの幅方向の整合が行われる。
図6(b)に示すように、上記シートS1の上流端(後端)が入口ローラ対801及びガイド830から抜けたことを入口センサ62により検出することにより、後端押さえ部材11が上記待機位置から開き位置に移動する。また、図6(c)に示すように、たたき部材12が上記待機位置から処理トレイ15側に移動され、上記シートS1の上流端(後端)側を処理トレイ15上に移動する。この状態で、図6(d)に示すように、後端押さえ部材11が、再び待機位置である閉じ位置に移動され、シートS1の上流端(後端)が処理トレイ15上に載置するように押さえられる。たたき部材12は、再び立ち上り位置である待機位置に戻される。
この状態で、図6(e)に示すように、次のシートS2が入口ローラ対801により搬入される。上述した先行シートS1と同様に、処理トレイ15上にて、先端を先端ストッパ805に当接して揃えられ、整合板815により幅方向を整合され、先行シートS1に整合される。上述した先行シートS1を処理トレイ15に押さえ付けるように強制的に付勢し、該先行シートの後端に後続シートS2の先端が衝突することを回避することを後端仕分けと呼ぶ。
上述したように、所定枚のシートを後端仕分けしつつ処理トレイ15上に整合して、所定枚のシートからなるシート束を形成する。該シート束は、上昇位置にある先端規制部材(ストッパ)805に当接して整合され、この状態でステイプラ820により綴じられる。この状態で、先端ストッパ805を所定量下降すると共に、中間ローラ804及び整合ローラ802によりシート束が先端ストッパ805に共に移動するように助勢する。シート束の中央部の綴じ位置が突き板803に対応する位置で上記先端ストッパ805を停止してシート束を位置決めする。この状態で、図5に示すように、突き板803を突出して、シート束の中央部が折りローラ対819のニップに挟み込まれるように移動する。折りローラ対819は、シート束を挟圧して、その中央部である綴じ位置で2つ折りに折付けしつつ搬送し、更に搬送ローラ対839,840(シート排出手段)により2つ折りシート束は、搬送路836を搬送されて積載トレイに排出される。
ついで、上述したステイプル処理部140による綴じ処理並びにサドル処理部800によるサドル処理に際して、機能するバッファ(シート重ね)処理部100Cについて、図7に沿って説明する。上記ステイプル処理部140及びサドル処理部800において、綴じ止め又は中綴じ・2つ折り処理する際、時間を必要とするため、その間、フィニッシャ100内のバッファ処理部100Cに一時的に画像形成済みシートを貯留する。シート重ね部としてのバッファ処理部100Cは、画像形成済みの先行シートを一時的に貯留するために、先行シートと後続シートを重ねる。これにより、複写機本体600で中断することなく連続して画像形成し、該画像形成済みシートを所定間隔で連続してフィニッシャ100に搬送することが可能となり、生産性の低下を防止できる。
バッファ処理部100Cは、シフトユニット108で横レジ整合処理されたシートが搬送パス103から搬送ローラ対110により搬送される束搬送パス121と、上記搬送パス103と束搬送パス121の接続部分から分岐する、分岐パスとしてのバッファパス113と、を有する。上記接続部(分岐部)Aにはバッファパスフラップ(切換え部材)114が配置され、該フラッパ114は、搬送パス103からのシートを束搬送パス121に導く第1の位置と、束搬送パス121のシートをバッファパス113に導く第2の位置とに切換える。束搬送パス121には正逆転可能な第1(バッファ)ローラ対115と第2バッファセンサ116とを有する。バッファパス113には正逆転可能な第2(バッファ)ローラ対112が配置されている。なお、搬送パス103の搬送ローラ対110の上流側に(第1バッファ)センサ109が配置されている。バッファ処理にあっては、上パスフラッパ118は、図2,図7の実線位置にあって、シートが上パス117に導かれることはない(図2参照)。
ついで、上記バッファ処理部100Cによるバッファ処理動作について説明する。綴じ処理部140又はサドル処理部800が、綴じ処理等の時間の要する作業があり、複写機本体600から所定紙間隔で搬送されてくる画像形成済シートを上記バッファ処理部100Cで一次貯留(バッファ)する。該貯留するシートS1の先端を第1バッファセンサ109で検出して、バッファ処理が作動する。バッファフラッパ114は図7の実線で示す第1の位置に保持され、上記シートS1は、搬送パス103から搬送ローラ対110により束搬送パス121に搬送される。該束搬送パス121の先行シートS1の先端を第2バッファセンサ116により検出する。これにより、予め認識されているシートサイズ又は前記第1バッファセンサ109及び第2バッファセンサ116の搬送経過時間により、先行シートS1の後端(下流端)位置が検出される。該先行シートS1は、図7(a)に示すように、第1バッファローラ対115によりシート後端(下流端)が分岐部Aを越えるまで搬送される。
先行シートS1の後端が分岐部Aを越えると、バッファフラッパ114は、破線で示す第2の位置に切換えられる。先行シートS1は、図7(b)に示すように、第1バッファローラ対115が逆転することで逆送され、第2の位置にあるバッファフラッパ114により、後端を先頭として逆送される先行シートS1は、バッファパス113に導かれる。そして、第2バッファローラ対112により先行シートS1はバッファパス113に搬送される。上記先行シートS1の逆転搬送時、第2バッファセンサ116が先行シートS1の後端を通過してオフとなったタイミングを検出し、更にそこからの所定逆転搬送量を算出することにより、第2バッファローラ対112が停止される。この状態では、先行シートS1の正転搬送時における先端側(逆転搬送時の後端側)は、所定長さ束搬送パス121に残すように設定される。先行シートS1の逆転搬送時の先端側が分岐部Aを通過すると、バッファフラッパ114は第1の位置に切換えられる。
複写機本体600から所定紙間隔で連続して搬送される後続のシートS2は、図7(b)に示すように搬送パス103から供給される。図7(c)に示すように、該後続シートS2は、先端が分岐部Aに入り、第1の位置にあるバッファフラッパ114により、先行シートS1の上側に重なるように搬送される。そして、所定ズレ量で先端側が重なった状態で、第2バッファローラ対112が正転方向に回転し、先行シートS1を束搬送パス121に向って正転搬送する。これにより、搬送ローラ対110で搬送される後続シートS2を上にして、第2バッファローラ対112で搬送される先行シートS1を下にして、2枚のシートは、所定量重なって束となった状態で束搬送パス121を搬送される。更に、該シート束は、束搬送パス121をステイプル処理部140又はサドル処理部800に向けて搬送される。
前記先行シートS1と後続シートS2との先端側ずらし量は、後続シートS2の先端を第1バッファセンサ109で検知した時から所定回転開始タイミングで第2バッファローラ対112が回転開始するように制御することにより、自由に設定される。例えば、後続シートS2の先端が第1バッファセンサ109をONした直後に先行シートS1の搬送を再開すれば、先行シートS1が後続シートS2に対して大きく先行した重ね量の少ない(ずらし量の大きい)シート束となる。逆に、後続シートの再搬送タイミングを遅くすると、先行シートS1に対する後続シートS2の重ね量の大きい(ずらし量の小さい)シート束となる。先行シートS1に対して後続シートS2の再搬送タイミングを更に遅くすると、後続シートS2の先端側が後続シートS2に対して先行するように、即ち後続シートS2が先行シートS1より先になるようにずらされて搬送される。
なお、上述した実施の形態は、2枚のシートを重ねるバッファ処理を説明したが、これに限らず、バッファパス113のシートの待機を2枚、3枚とすれば、3枚、4枚と複数枚のシートを重ねたシート束を作ることができる。この際、バッファパス113でシートの停止タイミングを調整することにより、1枚目のシートと2枚目のシートと同様に、2枚目のシートと3枚目のシート、n−1枚目のシートとn枚目のシート重なり量を自由に設定することができる。
ついで、複写機本体600及びフィニッシャ100(複写機1000)の制御部について説明する。本実施の形態に係る複写機本体600は、図8に示すように、外部インターフェイス637を介してCPU回路部630に接続するコンピュータ620を有する。CPU回路部630は、CPU629、ROM631、RAM650を有し、原稿給送装置制御部632、イメージリーダ制御部633、画像信号制御部634、プリンタ制御部635に連通している。更に、操作部601及びフィニッシャ制御部636に連通している。
フィニッシャ制御部636は、図9に示すように、CPU(マイコン)701、RAM702、ROM703、入出力部(I/O)705、通信インターフェイス706及びネットワークインターフェイス704を備えている。また入出力部(I/O)705には、搬送制御部707と、処理トレイ制御部708と、綴じ制御部709と、積載トレイ制御部710と、サドル制御部711と、付箋紙貼り付け制御部712と、電荷形成制御部713とが接続されている。
搬送制御部707は、入口センサ101、第1バッファセンサ109及び第2バッファセンサ116及び付箋紙貼り付け部タイミングセンサS500からの信号が入力している。また、入口ローラ対102、シフトユニット108、第1バッファローラ対122、第2バッファローラ対112、バッファフラッパ114、搬送ローラ対501、502用の各モータ(アクチュエータ)M102、M108、M122、M112、M114、M500に出力する。
次に、付箋紙貼り付け装置500について説明する。付箋紙貼り付け装置500は、シートSに対して付箋紙Fを貼り付ける付箋紙貼り付け部200と、付箋紙F、及びシートSに対して特定の電荷の形成を行う電荷形成部300から構成される。
図10は、本実施の形態の付箋紙貼り付け装置500の上面からの断面図である(ただし、電荷形成部300を除く)付箋紙貼り付け装置500は、複写機本体600から矢印500Aの方向へ送り込まれたシートSの先端を付箋紙貼り付け部タイミングセンサS500が検出すると、シートSの先端部に対して付箋紙貼り付け部200で付箋紙Fを貼り付けるための位置で停止するように付箋紙貼り付け部搬送モータM500を制御する。なお、付箋紙貼り付け部200は、不図示の付箋紙貼り付け部200の移動機構によって、矢印500Aの方向と直交方向である矢印200Eの方向へ移動可能であり、これによりシートSの先端部の任意の位置へ付箋紙Fを貼り付けることが可能である。
次に、図11〜図16を参照しながら、付箋紙貼り付け部200とその周辺の構成、及び付箋紙貼り付け動作について説明する。
図15は、本実施の形態の付箋紙貼り付け部200の付箋紙格納手段の構成を示す断面図である。付箋紙貼り付け部200は、付箋紙格納手段として付箋紙束格納トレイ210を有し、その中に付箋紙束220を格納している。図13の(a)に示すように、付箋紙束格納トレイ210内では、付箋紙束220は糊粘着面221を下向きにした状態となっている。
図15に示すように、付箋紙束220は、付箋紙束位置固定手段である付箋紙束主走査方向固定器具211によって、主走査方向に動かないように固定されている。また、付箋紙束副走査方向固定器具212は、副走査方向へ動かないように付箋紙束220を固定している。
図16は、本実施の形態の付箋紙貼り付け部200の付箋紙束高さ安定手段の構成を示す断面図である。付箋紙束格納トレイ210の底部には、付箋紙束高さ安定手段として付箋紙束高さ安定装置214が備え付けられている。付箋紙束高さ安定装置214は弾性対等により形成されており、付箋紙束220の底部を押し上げ、付箋紙束220の最上面の高さを一定に保っている。
図15に示すように、付箋紙束格納トレイ210は、取っ手213を引くことで、付箋紙束220を付箋紙束格納トレイ210の外部に引き出し、付箋紙束の交換及び補給を行うことが可能となっている。
図11及び図12を参照しながら、付箋紙貼り付け手段として機能する付箋紙貼り付け部200の詳細な構成について説明する。図11に示すように、付箋紙貼り付け部200は、付箋紙束格納トレイ210及び付箋紙束220の上部に、回転可能な付箋紙捲りローラ201、挿通ロッド202及び203を有する。
図12に示すように、付箋紙捲りローラ201は矢印200Cが示す方向に回転可能で、矢印200Bが示す方向に移動可能となっている。また、挿通ロッド202及び203は、矢印200A及び矢印200Bが示す方向に移動可能となっている。また、挿通ロッド202は、矢印200Dが示す方向にも移動可能となっている。
付箋紙貼り付け部200について、図13及び図14を参照しながら説明する。まず、図11の挿通ロッド202及び203の実線で示す位置を奥、点線で示す位置を手前と定義する。図13の(a)に示すように、初めは挿通ロッド202が手前、挿通ロッド203が奥に位置している。
次に、付箋紙捲りローラ201は、図13の(b)に示すように、付箋紙束220の最上部の面と接する位置まで移動する。そして、図13の(c)に示すように、付箋紙捲りローラ201は回転し、付箋紙束220の最上部に位置している付箋紙Fを捲り上げる。同時に、挿通ロッド203が手前に移動した後、上部に移動する。
その後、図14の(a)に示すように、捲り上げられた付箋紙FがシートSの上部まで移動したところで、挿通ロッド202は図14の(b)に示すようにシートSに向かって移動し、付箋紙の糊粘着面221とシートSとを接触させ、付箋紙Fを貼り付ける。その後、図14の(c)に示すように、挿通ロッド202はシートSから離れる方向に移動し、初期位置へ戻る。
図17に示すような付箋紙情報設定画面400を付箋紙表示設定手段として用いることができる。これは、図8に示すコンピュータ(PC)620から行うようにしても良いし、複写機1000の操作部607から直接行えるようにしても良い。
図17では、付箋紙情報設定画面400では、オプションボタン401で設定する項目を選択し、プレビュー402で付箋紙貼り付け時の様子を確認することができる。また、ページバー403を移動させて、設定したいページを選択することができる。
図17の例では、「仕分け方法」「付箋紙貼り付け位置」の項目を設定することができるようになっている。「仕分け方法」を選択すると、不図示の入力画面がさらに表示され、付箋紙をページ毎に仕分ける、ジョブ毎に仕分けるといった仕分け方法の詳細な設定を指定することができる。「付箋紙貼り付け位置」を選択すると、不図示の入力画面がさらに表示され、シートの主走査方向、若しくは副走査方向に対する付箋紙の貼り付け位置の詳細な設定を指定することができる。図17は付箋紙情報設定画面の1つの例であり、設定できる項目はこれらに限定されない。
次に、付箋紙貼り付け部200によってシートSに付箋紙Fを貼り付けた付箋紙貼り付けシートFSについて説明する。図18は、後述する電荷形成部300による電荷形成を行っていない場合の付箋紙貼り付けシートFSを示す説明図である。図18に示すように、付箋紙FはシートSに対して糊粘着面221でのみ接着されている。
次に、付箋紙貼り付け部200によってシートSに付箋紙Fを貼り付ける際の付箋紙FとシートSの重なり合う領域(以後、重なり領域Rとする)について説明する。フィニッシャ100のCPU701は、重なり領域Rを認識する重なり領域認識部(重なり領域認識手段)を有しており、これは、付箋紙情報設定画面400から入力される付箋紙FのシートSに対する貼り付け位置などの付箋紙設定情報と付箋紙F自体の長さや幅などの情報をもとに予測しても良いし、付箋紙FとシートSの重なり合っている領域を識別するセンサ(例えば静電容量センサなど)を設けるとしても良く、重なり領域Rを認識する方法はこれらに限定されないものとする。なお、重なり領域Rを認識する重なり領域認識部は、複写機本体600のCPU629が有していても良い。
図19は、付箋紙FとシートSの重なり領域Rの上面からの説明図である。また、図20は、付箋紙FとシートSの重なり領域Rの側面からの説明図である。特に、図20にあるように、付箋紙F側の重なり領域のみを示す場合は付箋紙F側の重なり領域R1と記載し、シートS側の重なり領域のみを示す場合はシートS側の重なり領域R2と記載する。したがって、重なり領域Rとする場合は、付箋紙F側の重なり領域R1とシートS側の重なり領域R2の両方を含むものとする。
次に、付箋紙貼り付け部200によってシートSに付箋紙Fを貼り付けた付箋紙貼り付けシートFSを搬送した際の付箋紙捲れ高さについて説明する。図21は、後述する電荷形成部300による電荷形成を行っていない場合の付箋紙貼り付けシートFSを搬送した際の付箋紙捲れ高さを示す説明図である。付箋紙FはシートSに対して糊粘着面221でのみ接着されているため、付箋紙貼り付けシートFSを搬送する場合、付箋紙Fの糊粘着面221以外の自由端は、付箋紙貼り付けシートFS搬送時の振動や空気抵抗等により捲れ易くなっており、このときの付箋紙捲れ高さをY1とする。
次に、電荷形成部300について説明する。電荷形成部300は、特定の極性の電荷を付箋紙F側の重なり領域R1に対して形成し、付箋紙F側の重なり領域R1に形成する電極とは逆極性の電荷をシートS側の重なり領域R2に形成する。
図22は、電荷形成部300の構成を示す断面図である。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。また、図23は、電荷形成部300の動作説明図である。
電荷形成手段としての電荷形成部300は、制御部310、特定の電極の電荷を付箋紙F側の重なり領域R1に対して形成する第1の電荷形成部材320、付箋紙F側の重なり領域R1に形成する電荷とは逆極性の電荷をシートS側の重なり領域R2に対して形成する第2の電荷形成部材330、電荷調整用電源360を有する。なお、本実施の形態においては、分かり易くするために、電荷形成手段を第1の電荷形成部材320、第2の電荷形成部材330と2つに分けて説明しているが、電荷形成手段は、1つの電荷形成部材にて電荷の形成を行っても良いし、3つ以上の電荷形成部材を用いても良く、本発明における電荷形成手段は本実施の形態のみに限定されるものではない。また、電荷形成部300は、付箋紙とシートの少なくとも一方に対して電荷を形成するものであっても良い。この場合、第1の電荷形成部材320と第2の電荷形成部材330の何れかを省略しても良い。更に、電荷形成部300は、重なり領域R1、R2(一方の重なり領域にのみ電荷を形成する場合には一方の重なり領域)の一部、もしくは全ての領域に対して電荷を形成するようにする。但し、重なり領域のうち、少なくとも糊粘着面221以外の部分に電荷を形成する。
制御部310は、電荷形成部300の各部を制御するために使用され、後述するように、第1の電荷形成部材320、第2の電荷形成部材330に供給される電流を制御する。
さらに、制御部310は、付箋紙FとシートSの重なり領域Rを認識する重なり領域認識部の結果に基づき、付箋紙F側の重なり領域R1、及びシートS側の重なり領域R2に、互いに逆極性の電荷が形成されるように、第1の電荷形成部材320、第2の電荷形成部材330の位置を矢印300Aの方向へ移動可能なように制御する。なお、第1の電荷形成部材320及び第2の電荷形成部材330は、図示しない方向へも移動可能なとしても良い。
電荷調整用電源360は、直流(DC)電源からなり、第1の電荷形成部材320、第2の電荷形成部材330と電気的に接続されており、第1の電荷形成部材320、第2の電荷形成部材330に電流を供給することで電荷を形成することが可能である。なお、第1の電荷形成部材320、第2の電荷形成部材330は、付箋紙F、及びシートSに直接接触して帯電させても、形成された電荷を特定の箇所へ放電することで帯電させても良いものとする。したがって、制御部310は、重なり領域認識部の結果に基づき、第1の電荷形成部材320、第2の電荷形成部材330から付箋紙F側の重なり領域R1、及びシートS側の重なり領域R2に対して必要な電荷量を帯電させることが可能である。
次に、図24〜図25を参照しながら、本実施の形態について、より詳細に説明する。なお、特に断りのない限り、以下の動作はフィニッシャ制御部636により実行され、より詳細には、付箋紙貼り付け制御手段としてのCPU701により実行される。但し、以下の動作を複写機本体600のCPU629により実行しても良い。この場合、CPU629が付箋紙貼り付け制御手段に相当する。
図24は、複写機本体600からシートSを受け取ってから、付箋紙貼り付け処理にてシートSに対して付箋紙Fを貼り付けた後、フィニッシャ本体700へシートSを再搬送するまでの制御(以後、付箋紙貼り付け制御と記載する)の動作の流れについて示している。
付箋紙貼り付け制御が開始されると、CPU701は、複写機本体600より矢印500A(図10)の方向へ送り込まれたシートSを受け取るように制御する(S101)次に、CPU701は、受け取ったシートSに対して付箋紙貼り付け処理の要求があるか否かを判定する(S102)シートSに対して付箋紙貼り付け処理の要求がないと判定された場合(S102:N)、CPU701は、そのままフィニッシャ本体700へシートSを受け渡して付箋紙貼り付け制御を終了する。
S102でシートSに対して付箋紙貼り付け処理の要求があると判定された場合(S102:Y)、CPU701は、付箋紙貼り付け部タイミングセンサS500がシートSの先端によりシート有りを検出するまで待ち続ける(S103)。
S103で付箋紙貼り付け部タイミングセンサS500によりシート有りを検出すると(S103:Y)、CPU701は、シートSの先端部が付箋紙貼り付け部200で付箋紙Fを貼り付けるための停止開始位置へ到達するのを待ち続ける(S104)。
S104でシートSの先端部が付箋紙貼り付け部200で付箋紙Fを貼り付けるための停止開始位置に到達したと判定すると(S104:Y)、CPU701は、シートSの先端部に対して付箋紙貼り付け部200で付箋紙Fを貼り付けるための位置で停止するように付箋紙貼り付け部搬送モータM500を制御する(S105)。
その後、CPU701は、後述する付箋紙貼り付け処理を行い(S106)、S107にてフィニッシャ本体700へシートSを受け渡すようにシートSの再搬送を行った後、付箋紙貼り付け制御を終了する。
図25は、シートSに対して付箋紙Fを貼り付ける処理(付箋紙貼り付け処理)の詳細なフローチャートである。
付箋紙貼り付け処理が開始されると、CPU701は、S201にて電荷形成パラメータの決定を行う(以後、電荷形成パラメータ決定処理と記載する)。なお、電荷形成パラメータ決定処理では、付箋紙F側の重なり領域R1、シートS側の重なり領域R2に形成する電荷量の決定などを行うが、詳細については後述する。
S201で電荷形成パラメータが決定すると、CPU701は、付箋紙束220から付箋紙Fの分離を行い(図13の(a)〜(c))、その後、付箋紙Fを図14の(a)の位置で固定する(S202)。
S203では、CPU701は、付箋紙FとシートSの重なり領域Rを認識する重なり領域認識部の結果に基づき、付箋紙F側の重なり領域R1、及びシートS側の重なり領域R2に電荷が形成されるように、第1の電荷形成部材320、第2の電荷形成部材330の移動を開始する。
S203にて、第1の電荷形成部材320、第2の電荷形成部材330の移動が完了すると、CPU701は、第1の電荷形成部材320、第2の電荷形成部材330に対して電流の供給を開始する(S204)。その後、CPU701は、重なり領域認識部の結果に基づき、第1の電荷形成部材320、第2の電荷形成部材330から付箋紙F側の重なり領域R1、及びシートS側の重なり領域R2に対して必要な電荷量を帯電させるように制御する(S205)。
S205にて付箋紙F側の重なり領域R1、及びシートS側の重なり領域R2に対して必要な電荷量を帯電させると、CPU701は、第1の電荷形成部材320、第2の電荷形成部材330に対する電流の供給を停止する(S206)。
その後、CPU701は、第1の電荷形成部材320、第2の電荷形成部材330の初期位置への退避動作を行う(S207)。
S207にて、第1の電荷形成部材320、第2の電荷形成部材330の初期位置への退避動作が完了すると、CPU701は、S208にてシートSへ付箋紙Fを貼り付け(図14の(b)〜(c))、付箋紙貼り付け処理を終了する。
次に、付箋紙貼り付け制御によってシートSに付箋紙Fを貼り付けた場合の付箋紙貼り付けシートFSについて説明する。図26は、電荷形成部300による電荷形成を行った場合の付箋紙貼り付けシートFSを示す説明図である。また、図27は、電荷形成部300による電荷形成を行った場合の付箋紙貼り付けシートFSを搬送した際の付箋紙捲れ高さを示す説明図であり、このときの付箋紙捲れ高さをY2とする。
図26に示すように、電荷形成部300による電荷形成を行った場合の付箋紙貼り付けシートFSは、糊粘着面221に加えて重なり領域Rに対して電荷による静電吸着力が働いているため、従来の糊粘着面221でのみ接着されていた場合よりも付箋紙貼り付けシートFSを搬送した際の付箋紙捲れ高さを十分に抑えることができる(Y1>Y2)。
次に、電荷形成パラメータ決定処理について説明する。図28は、電荷形成パラメータ決定処理の詳細なフローチャートである。
電荷形成パラメータ決定処理が開始されると、CPU701は、S301にてシートSと付箋紙Fの情報(例えば、サイズ、物性、坪量など)を取得する。また、同時に印刷ジョブ情報(ステイプル処理の有無など)を取得する。これらの中には、図17に示す付箋紙情報設定画面400から設定されるような付箋紙Fによる仕分け方法や付箋紙貼り付け位置の情報なども含むものとする。
次に、CPU701は、重なり領域認識部により付箋紙FとシートSの重なり領域Rを取得する(S302)これにより、CPU701は、電荷形成部300により電荷を形成する範囲(付箋紙F側の重なり領域R1、及びシートS側の重なり領域R2)を決定する。
CPU701は、さらに、付箋紙貼り付け制御を実施してからシートSの排出が完了するまでの時間(以後、シート排出完了時間と記載する)を認識するシート排出完了時間認識部(シート排出完了時間認識手段)を有している。本実施の形態におけるシート排出完了時間とは、詳細には、上積載トレイ136、若しくは下積載トレイ137、若しくは中綴じ製本(サドル)処理や2つ折りされたシート束が搬送路836から排出される図示しない積載トレイへのシートSの排出が完了するまでの時間のことである。なお、シート排出完了時間は、S301で取得したシートSの情報や印刷ジョブ情報などから複合的に決定される。なお、シート排出完了時間認識部は、複写機本体600のCPU629が有していても良い。
通常は、シートSの排出が完了するまで付箋紙Fの剥がれ防止の帯電効果を継続させるため、シート排出完了時間が長い程、電荷形成部300により付箋紙F側の重なり領域R1、及びシートS側の重なり領域R2に形成される電荷量は多くなる。即ち、CPU701は、シート排出完了時間認識部で認識した時間が所定時間よりも長い場合、シート排出完了時間認識部で認識した時間が所定時間よりも短い場合よりも電荷形成部300で形成される電荷量が多くなるように電荷形成部300を制御している。
ただし、電荷形成部300によって付箋紙F側の重なり領域R1、及びシートS側の重なり領域R2に形成される電荷量が多過ぎると、例えば、電荷形成部300による帯電後の付箋紙貼り付けシートFS搬送中にセンサの誤作動を引き起こすなどの可能性があるため、電荷形成部300によって付箋紙F側の重なり領域R1、及びシートS側の重なり領域R2に形成される電荷量は、シートSの排出が完了するまでに必要な最小の電荷量(以後、最小電荷量と記載する)とするのが好ましい。
最小電荷量は、S301で取得したシートSと付箋紙Fの情報や印刷ジョブ情報などから複合的に決定される。CPU701は、さらに、付箋紙F、若しくはシートSの物性や坪量などの情報から、付箋紙F、若しくはシートSの帯電効果の強さを認識する帯電効果認識部(帯電効果認識手段)を有しており、例えば、シートSや付箋紙Fが帯電し難い材質であれば、帯電し易い材質であった場合よりも最小電荷量は多くなる。即ち、CPU701は、帯電効果認識部により認識された付箋紙、若しくはシートに対する帯電効果の強さが所定の強さよりも弱いと認識された場合、帯電効果認識部で認識した帯電効果の強さが所定の強さよりも強いと認識された場合よりも電荷形成部300により形成される電荷量が多くなるように電荷形成部300を制御するようにしても良い。なお、帯電効果認識部は、複写機本体600のCPU629が有していても良い。
また、付箋紙貼り付け制御を実施してからシートSの排出が完了するまでの時間が長ければ(例えば、付箋紙貼り付け制御実施後のシートSの再搬送速度が遅い、ステイプル処理などの後処理時間が長いなど)、シートSの排出が完了するまでの時間が短い場合よりも最小電荷量は多くなるが、例えば、付箋紙貼り付け制御実施後のシートSの再搬送速度をより速くする、ステイプル処理などの後処理時間をより短くするなどの制御に切り替えることによって最小電荷量を少なく抑えることも可能である。即ち、CPU701は、シート排出完了時間認識部で認識した時間が所定時間よりも長い場合、シート排出完了時間認識部で認識した時間が所定時間よりも短い場合よりも搬送ローラ対501、502により搬送されたシートが排出されるまで排出時間を短くするように、シートの搬送や排出を行う構成を制御しても良い。図29に、最小電荷量とシート排出完了時間認識部により認識されるシートSの排出が完了するまでの時間の関係図を示す。
S302にて重なり領域認識部により付箋紙FとシートSの重なり領域Rを取得した後、CPU701は、S303にて上述した最小電荷量を取得する。
CPU701は、さらに、電荷形成部300にて形成が許可される電荷量(以後、限界電荷量と記載する)を認識する限界電荷量認識部(限界電荷量認識手段)を有している。なお、限界電荷量認識部は、複写機本体600のCPU629が有していても良い。本実施の形態における電荷形成部300にて形成が許可される電荷量とは、電荷形成部300が形成可能な電荷量の上限値であっても良いし、電荷形成部300にて付箋紙F側の重なり領域R1、及びシートS側の重なり領域R2に形成される電荷量によって、例えば、電荷形成部300による帯電後の付箋紙貼り付けシートFS搬送中にセンサの誤作動を引き起こすことがない電荷量の上限値などであっても良い。
S303にて最小電荷量を取得した後、CPU701は、S304にて上述した限界電荷量を取得する。
CPU701は、さらに、最小電荷量が限界電荷量を超えているか否かを認識する限界電荷量超過認識部(限界電荷量超過認識手段)を有している。なお、限界電荷量超過認識部は、複写機本体600のCPU629が有していても良い。CPU701は、S304で限界電荷量を取得した後、限界電荷量超過認識部により最小電荷量が限界電荷量を超えている否かを判定する(S305)。
S305にて最小電荷量が限界電荷量を超えていないと判定した場合(S305:N)、CPU701は、S303で取得した最小電荷量を電荷形成部300にて形成する電荷量(以後、形成電荷量と記載する)として決定し(S307)、電荷形成パラメータ決定処理を終了する。
S305にて最小電荷量が限界電荷量を超えていると判定した場合(S305:Y)、CPU701は、S304で取得した限界電荷量を形成電荷量として決定し(S306)、電荷形成パラメータ決定処理を終了する。即ち、CPU701は、電荷形成部300により形成される電荷量が限界電荷量超過認識部により限界電荷量を超えていると認識された場合、電荷形成部に形成される電荷量が限界電荷量を超えないように電荷形成部300を制御する。限界電荷量を超えないように形成電荷量を決定することにより、例えば、過剰電荷形成によって電荷形成部300による帯電後の付箋紙貼り付けシートFS搬送中にセンサの誤作動が発生するなどといった可能性を防止することができる。図30に、最小電荷量とシート排出完了時間認識部により認識されるシートSの排出が完了するまでの時間と限界電荷量認識手段により認識される限界電荷量の関係図を示す。
以上より、本実施の形態によれば、特定の極性の電荷を付箋紙F側の重なり領域R1に形成し、付箋紙F側の重なり領域R1に形成する電荷とは逆極性の電荷をシートS側の重なり領域R2に形成した後に付箋紙FをシートSに貼り付けることから、糊粘着面221の粘着力に加えて、付箋紙FとシートSの重なり合う領域(重なり領域R)に対して静電吸着力を働かせることで、付箋紙Fが剥がれ難い状態を十分に保ったまま付箋紙貼り付けシートFSを搬送することを可能とする。
100・・・フィニッシャ(シート後処理装置)
120・・・上排出ローラ対(シート排出手段)
129、130・・・ローラ対(シート排出手段)
200・・・付箋紙貼り付け部(付箋紙貼り付け手段)
210・・・付箋紙束格納トレイ(付箋紙格納手段)
300・・・電荷形成部(電荷形成手段)
320・・・第1の電荷形成部材
330・・・第2の電荷形成部材
500・・・付箋紙貼り付け装置(シート搬送装置)
501、502・・・搬送ローラ対(シート搬送手段)
600・・・複写機本体(画像形成装置)
604・・・画像形成部
700・・・フィニッシャ本体(後処理手段)
701・・・CPU(付箋紙貼り付け制御手段)
839、840・・・搬送ローラ対(シート排出手段)
1000・・・複写機(画像形成システム)

Claims (10)

  1. シートを搬送するシート搬送手段と、
    付箋紙を格納する付箋紙格納手段と、
    前記シート搬送手段により搬送された前記シートに対して、前記付箋紙格納手段に格納された前記付箋紙を貼り付ける付箋紙貼り付け手段と、
    前記付箋紙格納手段に格納された前記付箋紙、及び前記シート搬送手段により搬送された前記シートの少なくとも一方に対して特定の極性の電荷を形成する電荷形成手段と、
    前記電荷形成手段により前記付箋紙格納手段に格納された前記付箋紙、及び前記シート搬送手段により搬送された前記シートの少なくとも一方に対して電荷を形成した後に、前記付箋紙格納手段に格納された前記付箋紙を前記シート搬送手段により搬送された前記シートに貼り付けるように前記電荷形成手段及び前記付箋紙貼り付け手段を制御する付箋紙貼り付け制御手段と、
    を備えたシート搬送装置。
  2. 前記電荷形成手段は、
    前記付箋紙格納手段に格納された前記付箋紙に対して特定の極性の電荷を形成する第1の電荷形成部材と、
    前記シート搬送手段により搬送された前記シートに対して前記特定の極性とは逆極性の電荷を形成する第2の電荷形成部材と、を備えた
    請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記シート搬送手段により搬送された前記シートに対して、前記付箋紙貼り付け手段により前記付箋紙格納手段に格納された前記付箋紙を貼り付ける際の、前記付箋紙と前記シートの重なり合う領域を認識する重なり領域認識手段を備え、
    前記付箋紙貼り付け制御手段は、
    前記重なり領域認識手段により認識された前記付箋紙と前記シートの重なり合う領域の一部、もしくは全ての領域に対して電荷を形成するように前記電荷形成手段を制御する
    請求項1又は2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記シート搬送手段により搬送された前記シートを排出するシート排出手段と、
    前記シート搬送手段により搬送された前記シートに前記付箋紙格納手段に格納された前記付箋紙を、前記付箋紙貼り付け手段により貼り付けてから前記シート排出手段により前記シート搬送手段により搬送された前記シートの排出が完了するまでの時間を認識するシート排出完了時間認識手段を備え、
    前記付箋紙貼り付け制御手段は、
    前記シート排出完了時間認識手段で認識した時間が所定時間よりも長い場合、前記シート排出完了時間認識手段で認識した時間が前記所定時間よりも短い場合よりも前記電荷形成手段で形成される電荷量が多くなるように前記電荷形成手段を制御する
    請求項1ないし3の何れか1項に記載のシート搬送装置。
  5. 前記シート搬送手段により搬送された前記シートを排出するシート排出手段と、
    前記シート搬送手段により搬送された前記シートに前記付箋紙格納手段に格納された前記付箋紙を、前記付箋紙貼り付け手段により貼り付けてから前記シート排出手段により前記シート搬送手段により搬送された前記シートの排出が完了するまでの時間を認識するシート排出完了時間認識手段を備え、
    前記付箋紙貼り付け制御手段は、
    前記シート排出完了時間認識手段で認識した時間が所定時間よりも長い場合、前記シート排出完了時間認識手段で認識した時間が前記所定時間よりも短い場合よりも前記シート搬送手段により搬送された前記シートの前記シート排出手段による排出時間を短くするように前記シート排出手段を制御する
    請求項1ないし4の何れか1項に記載のシート搬送装置。
  6. 前記付箋紙格納手段に格納された前記付箋紙、若しくは前記シート搬送手段により搬送された前記シートの情報から、前記付箋紙格納手段に格納された前記付箋紙、若しくは前記シート搬送手段により搬送された前記シートの帯電効果の強さを認識する帯電効果認識手段を備え、
    前記付箋紙貼り付け制御手段は、
    前記帯電効果認識手段により認識された前記付箋紙格納手段に格納された前記付箋紙、若しくは前記シート搬送手段により搬送された前記シートに対する帯電効果の強さが所定の強さよりも弱いと認識された場合、前記帯電効果認識手段で認識した帯電効果の強さが前記所定の強さよりも強いと認識された場合よりも前記電荷形成手段により形成される電荷量が多くなるように前記電荷形成手段を制御する
    請求項1ないし5の何れか1項に記載のシート搬送装置。
  7. 前記電荷形成手段により形成が許可される限界電荷量を認識する限界電荷量認識手段と、
    前記電荷形成手段により形成される電荷量が前記限界電荷量を超えているか否かを認識する限界電荷量超過認識手段と、を備え、
    前記付箋紙貼り付け制御手段は、
    前記電荷形成手段により形成される電荷量が前記限界電荷量超過認識手段により前記限界電荷量を超えていると認識された場合、前記電荷形成手段に形成される電荷量が前記限界電荷量を超えないように前記電荷形成手段を制御する
    請求項1ないし6の何れか1項に記載のシート搬送装置。
  8. 請求項1ないし7の何れか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記シート搬送装置によって搬送された前記シートに後処理を施す後処理手段と、を備えたシート後処理装置。
  9. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像形成された前記シートを搬送する請求項1ないし7の何れか1項に記載のシート搬送装置と、を備えた画像形成装置。
  10. シートに画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により画像形成された前記シートを搬送する請求項1ないし7の何れか1項に記載のシート搬送装置と、
    前記画像形成部により画像形成された前記シートに後処理を施すシート後処理装置と、を備えた画像形成システム。
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