JP3826718B2 - 荷搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対の案内装置で荷を挟んで搬送する荷搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の荷搬送装置としては例えば図11,図12に示すような荷搬送台車81が挙げられる。すなわち、搬送経路82に沿って走行自在な台車本体83に、荷84を載置する載置部85と、載置部85に対して荷84を一側方へ移載(出し入れ)する移載用のローラコンベヤ86と、荷84を前後両側から移載経路87の方向へ案内する前後一対の案内装置88とが設けられている。上記一対の案内装置88は、駆動装置(図示せず)によって、互いに接近離間するように前後移動自在に構成されている。また、上記案内装置88には、荷84の側面に当接したことを検出する検出器89が設けられている。
【0003】
これによると、図11,図12の仮想線で示すように、一対の案内装置88間が最大間隔となる開限位置Oまで開いた状態で、ローラコンベヤ86が作動して、荷84が台車本体83の一側方から載置部85上に移載される。この際、一対の案内装置88が開限位置Oから互いに接近する方向へ移動することにより、図11,図12の実線で示すように、載置部85上の荷84が一対の案内装置88によって挟まれる。この際、案内装置88が荷84の側面に当接するため、検出器89が荷84の側面を検出し、これに基づいて駆動装置が停止して、一対の案内装置88の移動が停止する。これにより、荷84が載置部85の中央部から前後方向へずれて移載された場合でも、上記のように一対の案内装置88で荷84を挟むことによって、荷84の前後方向へのずれを修正して、荷84を載置部85の中央部へ寄せることができる。
【0004】
その後、荷搬送台車81が搬送経路82に沿って走行することにより、荷84が搬送される。搬送中においても、一対の案内装置88で荷84を挟んでおくことにより、荷84のずれを防止することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来形式では、一対の案内装置88によって荷84を一定の力で挟む必要があるが、上記一定の力を超えた過大な力で荷84を挟んでしまう恐れがあり、荷84や案内装置88が損傷するといった不具合が生じた。
【0006】
本発明は、荷が一対の案内装置によって過大な力で挟まれることを確実に防止することが可能な荷搬送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本第1発明における荷搬送装置は、搬送経路に沿って移動自在な本体に、荷を載置する載置部と、この載置部へ又は載置部から荷を移載する移載装置と、上記荷を両側から移載経路の方向へ案内する一対の案内装置とが設けられ、
一対の案内装置のうち、少なくとも一方の案内装置が、他方の案内装置に対して、駆動装置で接近離間するように構成され、
上記両案内装置はそれぞれ、載置部に載置された荷の側面に当接する案内部材と、この案内部材を所定間隔をあけて支持する支持部材とを有し、
上記案内部材と支持部材との間に、案内部材を載置部に載置された荷の方向へ付勢して案内部材と支持部材との間に所定間隔を形成する伸縮自在な弾性部材が設けられ、
上記支持部材に、案内部材と支持部材との間が所定間隔から基準間隔まで短縮されたことを検出するリミットスイッチが設けられ、
上記リミットスイッチは、揺動自在な検出用レバーを有し、案内部材と支持部材との間が所定間隔のときに上記検出用レバーの先端部が案内部材に接触しており、案内部材と支持部材との間が所定間隔から基準間隔まで短縮されたことを上記検出用レバーの揺動により検出し、且つ案内部材と支持部材との間が基準間隔からさらに短縮されて最小になった場合でも、検出用レバーが最大揺動範囲以内で揺動するように設定されており、
上記リミットスイッチの検出に基づいて上記駆動装置が制御されるものである。
【0008】
これによると、荷を外部から荷搬送装置の載置部上へ移載する場合、一対の案内装置を開限位置まで開いた状態で移載装置を作動させる。これにより、荷は載置部上へ移載されて一対の案内装置間に位置する。その後、駆動装置が作動して、少なくとも一方の案内装置が他方の案内装置に対して接近し、一対の案内部材が荷の側面と当接して荷を両側から挟む。この際、案内部材と支持部材との間が所定間隔から短縮され、基準間隔まで短縮された時点でリミットスイッチが基準間隔まで短縮されたことを検出する。これにより、駆動装置が停止して、案内装置が停止するため、案内部材と支持部材との間が基準間隔に維持され、弾性部材が一定量だけ圧縮された状態となる。これにより、正確に一定の力で荷を一対の案内装置により挟むことができ、一定の力を超えた過大な力で荷を挟んでしまうといった不具合を確実に防止することができる。
また、万一、故障や異常が生じて、案内部材と支持部材との間が基準間隔からさらに短縮されて最小になった場合でも、検出用レバーは最大揺動範囲以内で揺動するため、検出用レバーやリミットスイッチが損傷することはない。
【0009】
本第2発明における荷搬送装置は、荷を移載装置で載置部上に載置した際、少なくとも一方の案内装置を他方の案内装置に対して接近させて、載置部上の荷を一対の案内装置で挟み、
荷を移載装置で載置部から移載する際、一対の案内装置を、一定時間だけ、荷の側面に当接する位置よりも一定距離離間させるものである。
【0010】
これによると、荷を移載装置で載置部上に載置した際、載置部上の荷を一対の案内装置で挟むことにより、荷を載置部の中央部へ寄せることができ、さらに、荷搬送装置で荷を搬送している際の荷のずれを防止することができる。
【0011】
また、荷を移載装置で移載部から移載する際、一対の案内装置が一定時間だけ荷の側面に当接する位置よりも一定距離離間することによって、荷が一対の案内装置に案内されて移載される。これにより、移載時の荷のずれを防止することができる。
本第3発明における荷搬送装置は、駆動装置はモータを有し、
本体に、上記モータに過負荷がかかったことを検出する過負荷検出装置が設けられ、
案内部材と支持部材との間が基準間隔からさらに短縮されて最小になった場合、上記過負荷検出装置がモータの過負荷を検出し、この検出に基いてモータが停止するように構成されているものである。
これによると、万一、故障や異常が生じて、案内部材と支持部材との間が基準間隔からさらに短縮されて最小になった場合、モータに過電流が流れて過負荷がかかるため、過負荷検出装置がモータの過負荷を検出し、この検出に基づいてモータが停止する。これにより、モータや案内装置および荷の損傷を防止することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜図10に基づいて説明する。
図10に示すように、1は荷2を搬送する搬送設備であり、複数の搬入出用コンベヤ装置3と、これら搬入出用コンベヤ装置3との間で荷2を受け渡しして搬送する荷搬送台車4(荷搬送装置の一例)とで構成されている。
【0013】
上記搬入出用コンベヤ装置3としては、多数のローラ5を有するローラコンベヤ等が用いられている。
また、上記荷搬送台車4は、図1,図2に示すように、搬送経路7に沿って走行自在な台車本体8を有しており、台車本体8の下部には走行用の車輪9が複数個設けられている。また、台車本体8の上部には、荷2を載置する載置部10と、載置部10へ又は載置部10から荷2を移載(出し入れ)する移載用ローラコンベヤ装置11(移載装置の一例)と、荷2を前後両側から移載経路12の方向(左右方向)へ案内する前後一対の案内装置13とが設けられている。
【0014】
上記移載用ローラコンベヤ装置11は、搬送経路7と同方向(前後方向)の回転軸心周りに回転自在な複数本のローラ14と、これらローラ14を回転駆動させる回転駆動装置(図示せず)とで構成されている。尚、上記回転駆動装置は、スプロケット,チェン,モータ等から成る。また、上記移載経路12は搬送経路7に直交する方向(左右方向)に設定されており、台車本体8の左右一側方から載置部10に対して荷2が移載(出し入れ)される。また、載置部10の他側部には、移載用ローラコンベヤ装置11によって一側方から載置部10上に移載された(引き込まれた)荷2の他側方へのはみ出しを阻止するストッパー15が設けられている。
【0015】
図3〜図6に示すように、上記一対の案内装置13は、駆動装置16によって、互いに接近離間するように前後移動自在に構成されている。上記各案内装置13はそれぞれ、載置部10に載置された荷2の前後側面に当接する案内部材17と、この案内部材17を前後方向に所定間隔A(図6参照)をあけて支持する支持部材18とで構成されている。上記各支持部材18は、上記ローラ14の下方に設けられた複数本(左右2本)のガイドレール19に支持案内されて前後方向へ移動自在な平板状の移動体20と、移動体20に立設されかつローラ14間を通って下方から上方へ突出した複数本(左右2本)の支持アーム21とで構成されている。
【0016】
上記各支持アーム21の上下2箇所にはピン孔22が形成されており、これらピン孔22には支持ピン23が前後摺動自在に差し込まれている。各支持ピン23の前後内側端は上記案内部材17に取付けられ、前後外側端には抜け止め用の拡径部24が形成されている。
【0017】
上記両案内部材17はそれぞれ平板状に構成されており、案内部材17の一側部(移載側)には、案内用のテーパー面25(図3参照)が形成されている。また、案内部材17と各支持アーム21との間には、一対の案内部材17同士を互いに接近する方向(すなわち載置部10に載置された荷2の方向)へ付勢する伸縮自在なコイルスプリング26(弾性部材の一例)が上下複数本(2本)設けられている。すなわち、各コイルスプリング26の一端部は案内部材17に形成された凹部27に嵌入されて保持され、他端部は支持アーム21に形成された凹部28に嵌入されて保持されている。上記コイルスプリング26の付勢力(伸長力)によって、案内部材17と支持アーム21との間に上記所定間隔Aが形成される。
【0018】
図3〜図5に示すように、上記駆動装置16は、前後両案内装置13間でかつローラ14の下方に回転自在に設けられたピニオン32と、両移動体20にそれぞれ設けられかつ上記ピニオン32に歯合するラック33と、上記ピニオン32を回転させるモータ34とで構成されている。尚、上記ピニオン32とモータ34とは、スプロケット35,36とチェン37とを介して連動連結されている。上記モータ34によってピニオン32を一方向へ回転させることによって、両移動体20がガイドレール19に支持案内されて移動し、一対の案内装置13が最大間隔となる開限位置O(図3,図4の実線参照)まで互いに離間する方向へ移動する。また、モータ34によってピニオン32を他方向へ回転させることによって、一対の案内装置13が最小間隔となる閉限位置S(図3,図4の仮想線参照)まで互いに接近する方向へ移動する。
【0019】
尚、図3に示すように、上記台車本体8には、開限位置Oまで移動した案内装置13を検出する開限位置検出器40(リミットスイッチ等)と、閉限位置Sまで移動した案内装置13を検出する閉限位置検出器41(リミットスイッチ等)とが設けられている。
【0020】
図7,図8に示すように、前後両支持部材18の左右いずれか一方の支持アーム21には、上記案内部材17と支持アーム21との間が所定間隔Aから基準間隔Bまで短縮されたことを検出するリミットスイッチ29(検出装置の一例)が設けられている。上記リミットスイッチ29は揺動自在な検出用レバー30を有しており、検出用レバー30の先端部が案内部材17の裏側に接触している。上記リミットスイッチ29は、案内部材17と支持アーム21との間が所定間隔A(図7参照)の場合、検出用レバー30が傾斜角度αだけ傾斜してオンとなり、基準間隔B(図8参照)の場合、傾斜角度βだけ傾斜してオフに切り換るb接点形式のものである。
【0021】
また、図9に示すように、上記コイルスプリング26が最も圧縮された場合、案内部材17と支持アーム21との間は最小間隔Cとなる。この際、検出用レバー30が傾斜角度γまで傾斜し、この傾斜角度γは検出用レバー30の最大揺動範囲以内に設定されている。
【0022】
尚、上記台車本体8には、上記モータ34に過負荷がかかったことを検出する過負荷検出装置44(図3参照)と、タイマー43(図1参照)と、これら過負荷検出装置44の検出信号やタイマー43からの指令等によって上記モータ34を制御する制御装置42(図1参照)とが設けられている。また、上記上記リミットスイッチ29がオンの場合、モータ34への給電経路(図示せず)が繋がり、オフの場合、モータ34への給電経路が遮断されるように構成されている。
【0023】
以下、上記構成における作用を説明する。
(A)荷2を搬入出用コンベヤ装置3から荷搬送台車4へ移載する場合、一対の案内装置13が開限位置Oまで開いた状態で、搬入出用コンベヤ装置3の手前で荷搬送台車4が停止する。この際、図7に示すように、案内部材17と支持アーム21との間が所定間隔Aに維持されているため、リミットスイッチ29がオン状態になっている。そして、搬入出用コンベヤ装置3のローラ5と荷搬送台車4の移載用ローラコンベヤ装置11のローラ14とが回転駆動し、図10に示すように荷2が搬入出用コンベヤ装置3の端部から荷搬送台車4の載置部10上へ移載される(取り入れられる)。この際、荷2がストッパー15に当接することで、荷2の他側方へのはみ出しが防止され、さらに、モータ34が回転駆動して、一対の案内装置13が開限位置Oから互いに接近する方向へ移動し、図1,図2の実線で示すように、一対の案内部材17が荷2に当接して荷2を前後方向から挟む。これにより、荷2が載置部10の中央部から前後方向へずれて移載された場合でも、上記のように一対の案内部材17で荷2を挟むことによって、荷2の前後方向へのずれを修正して、荷2を載置部10の中央部へ寄せることができる。
【0024】
尚、一対の案内装置13が開限位置Oから互いに接近する方向へ移動して荷2を挟んだ際、案内部材17と支持アーム21との間が所定間隔A(図7参照)から短縮され、図8に示すように基準間隔Bまで短縮された時点で、リミットスイッチ29がオンからオフに切り換り、これにより、モータ34への給電経路が遮断され、モータ34が停止し、一対の案内装置13が停止する。これにより、案内部材17と支持アーム21との間が基準間隔Bに維持され、各コイルスプリング26が一定量だけ圧縮されるため、正確に一定の力で荷2を一対の案内装置13で挟むことが可能となる。これにより、一定の力を超えた過大な力で荷2を挟んでしまうといった不具合を確実に防止することができる。
【0025】
(B)また、荷搬送台車4の走行中にも、載置部10上の荷2を一対の案内装置13で挟んでおくことにより、搬送中の荷2のずれを防止することができる。
(C)また、万一、リミットスイッチ29に故障や異常が生じて、図8のように案内部材17と支持アーム21との間が基準間隔Bまで短縮されても、リミットスイッチ29がオフに切り換わらずオンのままとなった場合、モータ34が停止せず、案内部材17と支持アーム21との間が基準間隔Bからさらに短縮され、最終的に、コイルスプリング26が最も圧縮されて、図9に示すように案内部材17と支持アーム21との間が最小間隔Cとなり、これ以上は案内部材17と支持アーム21との間隔が短縮されず、一対の案内装置13はこれ以上接近方向(閉限位置S方向)へ移動することができない。
【0026】
この際、検出用レバー30が傾斜角度γまで傾斜するが、この傾斜角度γは検出用レバー30の最大揺動範囲以内に設定されているため、検出用レバー30やリミットスイッチ29が損傷することはない。さらに、この状態では、モータ34に過電流が流れて過負荷がかかるため、過負荷検出装置44がモータ34の過負荷を検出し、この検出に基づいて制御装置2がモータ34を停止させる。これにより、モータ34や案内装置13および荷2の損傷を防止することができる。
【0027】
(D)また、万一、リミットスイッチ29に故障や異常が生じて、案内部材17と支持アーム21との間が基準間隔B(図8参照)まで短縮されるよりも前に、リミットスイッチ29がオフに切り換わってしまった場合、モータ34が停止するため、大事に至ることはない。
【0028】
(E)また、荷2を荷搬送台車4から搬入出用コンベヤ装置3へ移載する場合、モータ34が作動し、図2の仮想線で示すように一対の案内装置13が荷2の側面に当接する位置よりも一定距離D(短小距離)だけ外側へ開いたのち一定時間tだけ停止する。この状態で、搬入出用コンベヤ装置3のローラ5と荷搬送台車4の移載用ローラコンベヤ装置11のローラ14とが回転駆動し、荷2が、一対の案内装置13の案内部材17に案内されて、荷搬送台車4の載置部10上から搬入出用コンベヤ装置3の端部へ移載される(送り出される)。このように、荷2を一対の案内装置13で案内しているため、荷2が荷搬送台車4から搬入出用コンベヤ装置3へ移載される際、荷2の前後方向へのずれを防止することができる。
【0029】
尚、上記一定時間tはタイマー43の作動によって計測され、一定時間t以内に、荷搬送台車4から搬入出用コンベヤ装置3への荷2の移載が完了するように設定されている。また、一定時間tが経過すると、モータ34が再び作動し、一対の案内装置13が開限位置Oまで開く。
【0030】
(F)上記実施の形態では、上記(C)に記載したように、リミットスイッチ29に故障や異常が生じた場合、過負荷検出装置44がモータ34の過負荷を検出し、この検出に基づいて制御装置2がモータ34を停止させているが、別の対策として、一対の案内装置13を開限位置Oから閉限位置Sに向けて移動させる際、モータ34が所定時間Tだけ回転駆動しても、リミットスイッチ29が故障してオンのままである場合、制御装置42がモータ34を停止させるようにしてもよい。尚、上記所定時間Tとは、案内部材17が開限位置Oから最小サイズの荷2の側面に接触するまでに要する一定の移動時間に一定値を加えた値であり、予め設定されているものである。これにより、モータ34に過負荷がかかってモータ34や案内装置13および荷2が損傷するといった不具合を防止することができる。
【0031】
上記実施の形態では、検出装置の一例として、b接点形式のリミットスイッチ29を用いたが、a接点形式のリミットスイッチを用いてもよい。尚、a接点形式の場合、案内部材17と支持アーム21との間が所定間隔Aから基準間隔Bまで短縮されると、リミットスイッチ29がオフからオンに切り換り、この時の検出信号に基づいて、制御装置42がモータ34を停止させるように構成されている。また、リミットスイッチ29に限定されるものではなく、近接スイッチや光電スイッチ等を用いてもよい。
【0032】
上記実施の形態では、荷搬送装置の一例として、搬送経路7に沿って床面上を走行する荷搬送台車4を挙げたが、この形式に限定されるものでもなく、例えば、床面に敷設されたレールに支持案内されて走行する荷搬送台車や、天井側から吊り下げられたレールに支持案内されて走行する荷搬送台車であってもよい。
【0033】
上記実施の形態では、移載装置の一例として移載用ローラコンベヤ装置11を挙げたが、ローラコンベヤ装置11に限定されるものではなく、他形式のコンベヤ装置、例えばベルトコンベヤ装置等であってもよい。
【0034】
上記実施の形態では、一対の案内装置13を共に接近離間する方向に移動しているが、いずれか一方の案内装置13のみを他方の案内装置13に対して接近離間する方向へ移動自在とし、上記他方の案内装置13を固定してもよい。
【0035】
上記実施の形態では、弾性部材の一例としてコイルスプリング26を用いたが、板ばね等を用いてもよい。
上記実施の形態では、(E)で述べたように、荷2を荷搬送台車4から搬入出用コンベヤ装置3へ移載する場合、図2の仮想線で示すように一対の案内装置13を荷2の側面から一定距離Dだけ外側へ開いて、荷2を一対の案内装置13で案内しているが、荷2を搬入出用コンベヤ装置3から荷搬送台車4へ移載する場合であってもよい。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明によると、正確に一定の力で荷を一対の案内装置により挟むことができ、一定の力を超えた過大な力で荷を挟んでしまうといった不具合を確実に防止することができる。
また、万一、故障や異常が生じて、案内部材と支持部材との間が基準間隔からさらに短縮されて最小になった場合でも、検出用レバーは最大揺動範囲以内で揺動するため、検出用レバーやリミットスイッチが損傷することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における荷搬送台車の側面図である。
【図2】同、荷搬送台車の平面図である。
【図3】同、荷搬送台車の案内装置と駆動装置との平面図である。
【図4】同、荷搬送台車の案内装置と駆動装置との側面図である。
【図5】同、荷搬送台車の案内装置と駆動装置との正面図である。
【図6】同、荷搬送台車の案内装置の詳細図である。
【図7】同、荷搬送台車の案内装置の詳細図であり、案内部材と支持アームとの間が所定間隔の場合を示す。
【図8】同、荷搬送台車の案内装置の詳細図であり、案内部材と支持アームとの間が基準間隔まで短縮された場合を示す。
【図9】同、荷搬送台車の案内装置の詳細図であり、案内部材と支持アームとの間が最小間隔まで短縮された場合を示す。
【図10】同、荷搬送台車を用いた搬送設備の平面図である。
【図11】従来の荷搬送台車の平面図である。
【図12】従来の荷搬送台車の側面図である。
【符号の説明】
2 荷
4 荷搬送台車(荷搬送装置)
7 搬送経路
8 台車本体
10 載置部
11 移載用ローラコンベヤ装置(移載装置)
12 移載経路
13 案内装置
16 駆動装置
17 案内部材
18 支持部材
26 コイルスプリング(弾性部材)
29 リミットスイッチ(検出装置)
A 所定間隔
B 基準間隔
D 一定距離
Claims (3)
- 搬送経路に沿って移動自在な本体に、荷を載置する載置部と、この載置部へ又は載置部から荷を移載する移載装置と、上記荷を両側から移載経路の方向へ案内する一対の案内装置とが設けられ、
一対の案内装置のうち、少なくとも一方の案内装置が、他方の案内装置に対して、駆動装置で接近離間するように構成され、
上記両案内装置はそれぞれ、載置部に載置された荷の側面に当接する案内部材と、この案内部材を所定間隔をあけて支持する支持部材とを有し、
上記案内部材と支持部材との間に、案内部材を載置部に載置された荷の方向へ付勢して案内部材と支持部材との間に所定間隔を形成する伸縮自在な弾性部材が設けられ、
上記支持部材に、案内部材と支持部材との間が所定間隔から基準間隔まで短縮されたことを検出するリミットスイッチが設けられ、
上記リミットスイッチは、揺動自在な検出用レバーを有し、案内部材と支持部材との間が所定間隔のときに上記検出用レバーの先端部が案内部材に接触しており、案内部材と支持部材との間が所定間隔から基準間隔まで短縮されたことを上記検出用レバーの揺動により検出し、且つ案内部材と支持部材との間が基準間隔からさらに短縮されて最小になった場合でも、検出用レバーが最大揺動範囲以内で揺動するように設定されており、
上記リミットスイッチの検出に基づいて上記駆動装置が制御されることを特徴とする荷搬送装置。 - 荷を移載装置で載置部上に載置した際、少なくとも一方の案内装置を他方の案内装置に対して接近させて、載置部上の荷を一対の案内装置で挟み、
荷を移載装置で載置部から移載する際、一対の案内装置を、一定時間だけ、荷の側面に当接する位置よりも一定距離離間させることを特徴とする請求項1に記載の荷搬送装置。 - 駆動装置はモータを有し、
本体に、上記モータに過負荷がかかったことを検出する過負荷検出装置が設けられ、
案内部材と支持部材との間が基準間隔からさらに短縮されて最小になった場合、上記過負荷検出装置がモータの過負荷を検出し、この検出に基いてモータが停止するように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の荷搬送装置。
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