JP3734607B2 - タイヤの位置決め搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、段積みされた車両用タイヤを、ローラコンベヤの如き床置き形式のコンベヤで搬送し、該車両用タイヤを、該コンベヤから、オーバーヘッドコンベヤの如き懸架式コンベヤに移載する際、積載物品の位置決め、及び懸架式コンベヤに移載を行なう、タイヤの位置決め搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両の組立ラインにおいては、車両へタイヤを組み付ける組付ステーションに、タイヤを供給する必要がある。タイヤは、1台の車両に対してスペアタイヤを含んで5個必要であり、タイヤ組付ラインと直角に方向からタイヤを供給したのでは、組付ラインに対して直交して設けられるタイヤ供給ラインの、組付ラインに対する直交する方向の長さが大きくなる。従って、車両のボディの組付ステーションへの搬送コンベヤと同様に、該コンベヤと平行するオーバーヘッドコンベヤ等の懸架式コンベヤでタイヤを搬送することが省スペースを考慮した場合、スペースレイアウト上好ましい。
【0003】
一方、タイヤは、前記したように1台の車両にスペアタイヤを含んで5個必要とし、これ等のタイヤは、スペースの関係上5個段積みした状態で搬送することが効率的である。
車両用タイヤの段積み装置として、従来、実公平1−33538号が開示されている。
この技術は、タイヤアッシーの段積み装置に関するもので、搬送方向に延設されたローラコンベヤに、タイヤを1個々平積みした状態で投入し、この状態でタイヤを搬送し、該コンベヤの適所に段積みステーションを配設し、該ステーションでタイヤを段積み装置で段積みするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
以上の従来技術は、コンベヤ上に投入され、搬送されてきた、1個々の平積みされたタイヤを段積み装置で段積み、積層する。
段積みし、積層されタイヤを搬送コンベヤで下流に搬送し、車両組立ラインのタイヤ組付ステーションに送り出すものである。
しかしながら、前記したように、コンベヤ上に段積みされ、搬送されてくるタイヤを、オーバーヘッドコンベヤ如き懸架式コンベヤに移載し、搬送するのには、下記の如き課題がある。
【0005】
先ず、搬送装置として、床置き形式のローラコンベヤを用い、該コンベヤで積層された複数個(例えば5個)のタイヤを搬送したとすると、移動に伴う振動等で、積層され、段積みされたタイヤ相互間において、上下のタイヤ間で位置ズレを起こす虞がある。
従って、積層タイヤとコンベヤ下流部に待機して設けられた懸架式コンベヤへ移載する移載リフトとの間に、位置ズレが生じる虞があり、タイヤの移載リフトへの移載が円滑に行なえない虞がある。
【0006】
次に、懸架式コンベヤに、積層、段積みされたタイヤを移載する移載リフトへの積層、段積みタイヤの移載に際し、段積み、積層されたタイヤ相互間の心ズレを調整する必要がある。
この際、コンベヤ上にタイヤは支承されていることから、コンベヤへの支承、摩擦等からタイヤのセンタリングに際し課題がある。特に段積みされたタイヤの内、コンベヤと直接接触する最下位のタイヤとコンベヤとの間には摩擦があり、段積みタイヤのセンタリングの際に摩擦抵抗が大きい。特にタイヤはゴム等で形成されることから、コンベヤとの間の摩擦抵抗が大きく、センタリング調整が円滑になされない虞がある。
【0007】
又積層タイヤのセンタリングとともに、センタリング調整後の積層タイヤの保持、及び移載リフト位置への搬送も必要であり、センタリング機構、タイヤの保持機構、搬送機構は、構造が簡素で、作動が確実であることが要求される。
以上の他、積層タイヤのセンタリング、保持、移載リフトへの移動を考慮すると、積層されたタイヤを、コンベヤの下流部のセンタリング調整位置へ簡素な機構で、円滑に、確実に投入する必要がある。
【0008】
本発明者等は、以上の課題に鑑み、これを解決すべく本発明をなしたものである。
本発明の目的とする処は、段積み、積層されたタイヤを、床置き形式のコンベヤで積層状態のまま搬送し、オーバーヘッドコンベヤの如き懸架式コンベヤに移載する際、段積みされたタイヤ個々の心ズレを調整してセンタリングを行ない、センタリング調整完了後の段積みタイヤをそのままの状態で保持し、懸架式コンベヤへ段積みタイヤを移載する移載リフトに、段積みタイヤを正確に位置決めして搬送し、移載することができるようにしたタイヤの位置決め搬送装置を提供することにある。
【0009】
又本発明の目的とする処は、段積みタイヤのコンベヤで支承した状態におけるセンタリング調整を、簡素な機構で円滑、確実に行なわせ得ること、センタリング、保持機構が簡素で、調心、保持機能に優れること、段積みタイヤのセンタリング、保持状態で移載リフトへの搬送を円滑、確実に、簡素な機構で行ない得ること、コンベヤ下流部の調心ステーションへの段積みタイヤの搬送を、確実に、且つ簡素な機構で行ない得るようにしたタイ ヤの位置決め搬送装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1は、床置き形式の投入コンベヤで段積みされたタイヤ(W)を搬送し、懸架式搬送コンベヤに移載するためのタイヤの位置決め搬送装置であって、投入コンベヤの下流に連続して設けられ、タイヤ(W)の底面を支承し、進行方向に対して直交する軸方向にスライド可能に弾撥支持されたスライドローラ(7)からなり、該投入コンベヤの進行方向に対して直交する方向にスライド可能であり、軸方向の中立位置に復帰可能な受け取りコンベヤ(6)と、受け取りコンベヤ(6)の下流に配設され、懸架式搬送コンベヤにタイヤを移載する移載リフト(23)と、受け取りコンベヤ(6)上のタイヤ(W)を、下流の前記移載リフト(23)の搭載位置にセンタリングするため、対称的に配置された一対の弧状枠状部材からなり、該タイヤ(W)外周面を、その進行方向に対して直交する方向から押圧して開閉自在に挟み込み、保持し、且つ該タイヤ(W)のセンタリングを行なうタイヤ狭持アーム(19)、(19)と、狭持アーム(19)、(19)でタイヤ(W)をセンタリングして保持し、受け取りコンベヤ(6)上から、払い出しコンベヤ(21)まで、該払い出しコンベヤ(21)のローラ上に底面を支承させて前記移載リフト(23)の位置へ、該狭持アーム(19)、(19)で保持させた状態で、タイヤ(W)を移動させる狭持アーム(19)、(19)の搬送駆動装置とからなることを特徴とする。
【0011】
請求項1においては、投入コンベヤに投入された段積みタイヤの如きタイヤは、受け取りコンベヤが、タイヤの底面を支承し、進行方向に対して直交する軸方向にスライド可能に弾撥支持されたスライドローラからなり、投入コンベヤの進行方向と直交する方向に弾撥されてスライド可能なので、狭持アームでタイヤを狭持して該タイヤのセンタリングを実行する際、受け取りコンベヤが搬送方向と直交する方向にスライドし、センタリング動に追従する。
又狭持アームで、センタリングしつつ保持したタイヤは、下流の移載リフトとの間で相互間に位置を合せるべくセンタリングが行なわれ、狭持アームは移載リフトまで移動し、狭持アームから移載リフトに、タイヤを正確に位置決めして円滑に受渡し、移載することができる。
そして、ゴム等で形成された車両用タイヤは、弧状枠状部材からなる狭持アームでその外周面を狭持することで、タイヤの形状に適合した狭持、これによるセンタリング、保持が、円滑、確実に行なえる。
【0012】
請求項2は、請求項1において、搬送駆動装置は、レール(12)にガイドされて移動する可動ベース(13)と、該可動ベース(13)上に設けられた狭持アーム(19)、(19)間の間隔を広狭調整する第1の駆動手段(16)と、可動ベース(13)をレール(12)に沿って前後動させる第2の駆動手段(14)とを備えることを特徴とする。
【0013】
請求項2においては、可動ベースに設けた狭持アームは、第1の駆動手段で拡開、縮閉し、タイヤのセンタリングを行ない、且つタイヤの保持を行ない、又可動ベースは、レールに沿って第2の駆動手段で受け取りコンベヤから移載リフトまで搬送させ、タイヤを移載リフトに受渡し、移載する。
【0014】
請求項3は、請求項1において、投入コンベヤを傾斜式ローラコンベヤで構成し、投入コンベヤ下流に接続する受け取りコンベヤを、投入コンベヤと接続する傾斜位置から、水平位置に変更可能に構成した。
【0015】
請求項3においては、投入コンベヤは傾斜式なので、積載したタイヤを駆動源を必要とすることなく受け取りコンベヤに投入することができ、又受け取りコンベヤは傾斜状態で積層したタイヤを受け取り、水平状態に移行して狭持アームによるセンタリング、狭持を円滑、確実に行なわせる。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明にかかるタイヤの位置決め搬送装置の全体を示す平面図、図2は図1の正面図、図3は狭持アーム部分の平面図、図4は図3の矢視4方向の図、図5は図3の矢視5−5方向の図、図6は図5の6−6線に沿った図、図7は図4の矢視7−7線に沿った図で、受け取りコンベヤの平面図、図8は移載リフトの正面図、図9は図8の矢視9−9線に沿った図、図10は図8の矢視10方向の図である。
【0017】
図1、及び図2は本発明にかかるタイヤの位置決め搬送装置の全体を示す平面図、及び正面図であり、図中1はローラコンベヤからなる投入コンベヤで、床置き形式である。
投入コンベヤ1の本体1aの上流部1bには、タイヤW、実施の形態では車両用のタイヤの供給ステーション2が近接して配置されており、供給ステーション2上に供給されたタイヤWを、投入コンベヤ1の本体1a上流部1bに投入する。
【0018】
実施の形態では、タイヤを積層、段積みした車両用タイヤとし、コンベヤ本体1aの上流部1bには、図2で外形の概略を示したように、該上流部1bに投入されたタイヤWを、所定数、積層して段積みする段積み装置3を配設する。
段積み装置としては、前述した実公平1−33538号、或いはこれに類似する段積み装置を用い、投入したタイヤWを、例えば、左右の前後輪、都合4個、プラス、スペアタイヤ1個、合計5個、段積みする。段積みされたタイヤをW1で示す。
【0019】
コンベヤ1は多数のローラ1c…(…多数を表す。以下同じ)を左右のフレーム1d,1d間に転動可能に架設して構成し、段積みされたタイヤW1を下流方向に搬送する。
コンベヤ本体1aの下流部1eには、ストッパー4を配設する。実施の形態では、例えばストッパー4は、開閉自在な左右のバー4a,4aを備える開閉式のバー構造とし、上流から搬送されてくるタイヤW1を堰止め、下流部1eで貯溜する。後続する段積みタイヤW1…を順次並べて貯溜する。
【0020】
上記コンベヤ本体1aの下流端部1fには、投入コンベヤの下流部を構成する連絡コンベヤ5を配置する。
連絡コンベヤ5は、上流部5aがコンベヤ本体1aと搬送方向が同じで、下流部5bが直角の方向を向き、図1の平面図で明らかなように、平面視円弧状をなす。
連絡コンベヤ5は、図3でその一部を拡大して詳細に示す如くで、大アールの外枠5c、小アールの内枠5dを備え、この間に外枠5cの側を大径とし、内枠5dの側を小径としたテーパーローラ5e…を転動可能に架設して構成した。
【0021】
以上の連絡コンベヤ5は、上流部5a側を高位とし、下流部5b側を低位とし、図4で下流部側を拡大して示したように、コンベヤ5の上流部5a側から下流部5b側へ、下傾するように傾斜させた固定式の傾斜式コンベヤとする。
従って、連絡コンベヤ5の上流部5aに接続するコンベヤ本体1aの下流部1eは、該連絡コンベヤ5の上流部5aと同レベル、或いは若干下傾するように構成する。
以上の連絡コンベヤ5の下流部に、これと連絡するように受け取りコンベヤ6を設ける。
【0022】
受け取りコンベヤ6の詳細を図7で示し、図3では周辺装置との関係を、又図4では側面を示した。
受け取りコンベヤ6は、左右の枠部6a,6aの搬送方向の中間部に幅広枠部6b,6bを備える。該幅広枠部6b,6bの前後方向長さは、タイヤWの外径よりも大きく設定し、幅が狭い前後の部分には、連絡ローラ6c…を転動可能に架設する。
【0023】
又中間部の幅広枠部6b,6b間には、長さ方向に離間して複数のスライドローラ7…を転動可能に架設し、該ローラ7…は、枠部6b,6b間に架設された支軸7a…に軸方向スライド可能に嵌合、支持されている。
又該ローラ7…の軸方向両端部には、バネ7b…を巻装し、該ローラ7…を枠部6b,6b間において、軸方向の中間部に常時位置し、又偏位した場合には中立位置に復帰するように弾撥、付勢し、即ちバネ7b…は中立位置復帰バネとして機能する。
以上により、コンベヤ本体1aの搬送方向と直交する方向に受け取りコンベヤ6の一部のローラはスライドすることとなる。
【0024】
以上の受け取りコンベヤ6の下流端部6eは、両側の枠部6b,6bの下流端部を、床上に固定されて設置された基台8の上部枠体8a上に、ブラケット8bを介して軸8cにより回動可能に軸支し、下流端部6eを支点として、受け取りコンベヤ6の上流端部6d側が、上下動可能に揺動するように構成する。
図4において、実線6Aで示した上流端部6d、下流端部6eが同レベルにある受け取りコンベヤ6の水平状態を、後述するセンタリング、狭持姿勢とし、想像線6Bで示した上流端部6dが持上がった状態を、受け取りコンベヤ6への投入姿勢とする。
【0025】
ところで、前記連絡コンベヤ5は、前記したように下流部5bが下傾した状態なので、コンベヤ5上に載ったタイヤW1は、傾斜によって下流側に搬送され、搬送時にコンベヤ5のローラ5e…は、前記したようにテーパーローラコンベヤなので、図1の矢印2に示すように、投入コンベヤ本体1aの矢印1で示す搬送方向に対して直交する方向に該タイヤWを搬送する。
かかる連絡コンベヤ5で方向転換されたタイヤW1は、下流に接続された受け取りコンベヤ6の図4の想像線6Bで示した上流側が高位の上傾姿勢で受け取り、受け取りは、上傾姿勢なので、円滑、確実に連絡コンベヤ5から受け取りコンベヤ6へ、タイヤW1は受け渡され、移載される。
【0026】
以上のように受け取りコンベヤ6は、上流端部6dが上下動し、上下動は、基台8の上部枠体8aの上流端部に設けたシリンダユニット9のロッド9aの駆動でなされる。
ところで、受け取りコンベヤ6上の左右には、上流側にその幅を拡大した平面視略々「ハ」の字型のガイドバー10,10を設ける。具体的は、ガイドバー10,10の内側に転動ローラを設け、タイヤW1の円滑な投入、ガイド作用を保障するようにすることが好ましく、本実施の形態においても、このように構成する。
【0027】
従って、受け取りコンベヤ6に、連絡コンベヤ5から移送され、投入されるタイヤW1は、搬送方向に配置された左右のガイドバー10,10によりガイドされ、受け取りコンベヤ6の幅方向の略々中間位置に、自動的に、その位置をガイドされて概ねセンタリングされることとなる。
【0028】
以上の受け取りコンベヤ6の左右を挟むように狭持アーム装置11を設ける。
狭持アーム装置11は、図3〜図6に詳細に示す如くで、前記基台8は搬送方向に延出するように設け、該基台8の左右の下枠部8d,8dにガイドレール12,12を設ける。
該ガイドレール12,12に、可動ベース13を搬送方向に移動可能に支持し、具体的は、囲枠状の可動ベース13の左右の下端部に設けたスライダ13a,13aを嵌合し、ガイドレール12,12に対して可動ベース13を移動可能に支持する。図4では側面図として、又図5では正面図として示した。
【0029】
可動ベース13は、図5に示すように、受け取りコンベヤ6のローラ7…の下方に位置して横断するように設けた基枠部13b(図5で示した)、コンベヤ6の左右外側に起立した支柱部13c,13a等を囲枠状に組み、平面視は図6に示すように横長矩形状の枠体をなし、左右に外側に延出するステージ部13d,13dを備える。
可動ベース13は、図4に示すように基台8の下枠部8dの上流端部に設けた第2の駆動手段を構成するシリンダユニット14のロッド14a先端部に連結し、該シリンダユニット14の駆動で、図4中の左右に進退動する。
【0030】
以上の左右のステージ部13d,13d上には、受け取りコンベヤ6の搬送方向と直交する方向に、スライド可能に狭持アーム19,19の支持枠15,15を設ける。
具底的は、支持枠15,15は、図6に示すように平面視が横長矩形状の下枠部15aを備え、又図4に示すように側面視が縦長矩形の起立枠部15bを備える。
かかる下枠部15aに、スライダ15d,15dを設け、ステージ部13d,13d上に設けたガイドレール13g,13gに、該スライダ15d,15dを嵌合し、搬送方向と直交する方向にスライド可能に構成した。
【0031】
前記したステージ部13d,13dには、図6に示すように、搬送方向と直交する方向に延びる一対のシリンダユニット16,16を設置する。具体的は、シリンダユニット16,16は、ステージ部13dの前後の枠部13e,13e間に架設したベース13f上に固定する。該シリンダユニット16で第2の駆動源を構成する。
以上のシリンダユニット16,16は、夫々のロッド16aを外側に延びるように配置し、該各ロッド16aの先端部を、前記した支持枠15,15の各下枠部15aの外端部15cに起設したブラケット16bに連結する。
【0032】
前記した基枠部13bの中間部にはクロス部材13h,13hを架設し、この間に基板13iを架設し、該基板13iに揺動アーム18の中心部を軸18aで軸支し、該揺動アーム18を該軸18aを支点として揺動するように構成する。
前記した支持枠15,15の下枠部15a,15aの向い合う端部にはスティ15e,15eを搬送方向と直交する方向に内側方向に延出する。
該スティ15e,15eの向い合い先端部を、自在継手17aを介して連結ロッド17cの一端部に連結し、連結ロッド17cの他端部を自在継手17bを介して揺動アーム18の端部に連結し、連結ロッド17は、各シリンダユニット16,16と揺動アーム18との間で平行リンクを構成する。
【0033】
ここで、シリンダユニット16,16を駆動させると、各ロッド16aは進退動し、支持枠15は搬送方向と直交する方向に進退動し、左右の支持枠15,15の進退動は、互いに近接するように対称的に内側方向に、又互いに離間するように対称的に外側方向にスライドする。
支持枠15,15のスライド動は、前記したロッド17,17、揺動アーム18の作用で、等量、対称的に近接するように、又離間するようになされる。
【0034】
以上の左右の支持枠15,15の起立枠15b,15bの向い合う面には、上部〜中間部間に狭持アーム19,19を設ける。
狭持アーム19,19は、対称形状をなし、上下の支持板19a,19aと、この間に縦設された縦長の複数のガイドローラ19b,19bとからなる。上下の支持板19a,19aは上下で同形状をなし、平面視で中間部が外側に膨出する弧状をなし、搬送方向に長さを有する。
かかる支持板19a,19aの両端部ガイドローラ19b,19bを転動可能に縦設、配置する。
【0035】
以上の狭持アーム19,19は、起立枠15b,15bに対して中心部を軸19cを介して揺動可能に支持し、タイヤW1をこの間で狭持するに際し、首を振ってタイヤ外周に追従するように構成した。
又可動ベース13の下流部には、左右に離間してタイヤ検出スイッチ20,20を設け、該スイッチ20,20のタイヤW1との接触で、タイヤW1を検出する。検出スイッチ20,20の検出信号の出力で、前記した受け取りコンベヤ6の上流側の降下動を行なうように構成する。
【0036】
以上の受け取りコンベヤ6の下流に、払い出しコンベヤ21を設ける。払い出しコンベヤ21は、図3の平面図で示す如くで、左右の枠21a,21aの向い合う側に短いローラ22…を間隔を開けて複数個備えてなり、向い合うローラ22…の端部間には下流側に開放した空間Sを備え、又ローラ22…間には、櫛歯状にスリットS1…を備える。
以上の払い出しコンベヤ21の更なる下流側に、移載リフト23を配置する。
【0037】
移載リフト23は図8〜図10に示す如くで、床上に起設した支柱23aに移載アーム24を昇降可能に支持し、移載アーム24は基部24aの上下、左右に配置したガイドローラ24a…で支柱23aに沿って昇降動する。
前記支柱23aの下部にはモータ25を設けて駆動スプロケット25aを駆動するようにし、又支柱23aの頂部に被動スプロケット26を夫々設け、この間にチエン27を巻回する。
チエン27の支柱前方に配置した部位の一端部27aを、移載アーム24の上部に、又他端部27bを移載アーム24の下部に連結する。
【0038】
以上の支柱23aの両側部にはガイドレール23b,23bを設け、これに前記したガイドローラ24a…を係合し、移載アーム24の昇降動を保障し、又支柱23aの下部と頂部には、移載アーム24の降下限、及び上昇限を規制するストッパ28,29を設けた。
以上の移載アーム24の先端部には、タイヤW1の積載部24bを設ける。積載部24bは、支柱23aに係合する基部24cから延出されたアーム部24dの先端部に設けられており、図9に示す如く、タイヤW1を支承するに必要、且つ充分の面積を備える。
【0039】
又タイヤ積載部24bは、前記した払い出しコンベヤ21のS内に遊合する外形とし、両側部に複数の支持ローラ24e…を備え、該支持ローラ24e…は、前記した払い出しコンベヤ21のローラ22…間のスリットS1…間に遊合するように構成する。
この関係を図9で示し、払い出しコンベヤ21を想像線で示し、空間S、及びスリットS1…と、タイヤ積載部24b、及び支持ローラ24eとの関係を理解し得るように示した。
【0040】
以上のように払い出しコンベヤ21の下流に移載リフト23を設け、移載リフト23のタイヤ積載部24bは、支持ローラ24e…を含んで、払い出しコンベヤ21内の空間S、及びスリットS1…内に臨むように構成する。
次に、以上の本発明にかかるタイヤの位置決め搬送装置によるタイヤとして、段積みタイヤを用いるので、その位置決め搬送作動を説明する。
【0041】
図11〜図14、及び図15〜図17は、本発明にかかるタイヤの位置決め搬送装置の作動説明図で、図11〜図14は狭持アームの作動を示し、作動を平面図として示した。図11はローラコンベヤから受け取りコンベヤにタイヤを移載し、狭持アームでタイヤを狭持する直前の図、図12は狭持アームでタイヤを狭持し、移載リフト方向に搬送する状態を示す図、図13は移載リフトに被移載物品を移載した状態の図、図14は狭持アームを開放した状態の図、又図15〜図17は移載リフトの作動説明図で、移載リフトを正面図として示し、図15は移載リフトにタイヤを移載した状態の図、図16は移載リフトを上昇させた状態の図、図17は懸架式コンベヤへのタイヤの移載を完了した状態の図である。
【0042】
先ず図1に示すようにタイヤWは、投入コンベヤ本体1aの上流部1bに投入され、図2で外形の概略を示した段積み装置3により、スペアタイヤを含んで5個、積層して段積みされる。
投入コンベヤ1上に段積みされたタイヤW1は、コンベヤ本体1aにより、矢印1のように下流側に搬送される。
タイヤW1はコンベヤ本体1aの下流側に搬送され、ストッパー4に至り、バー4a,4aで堰止められる。
【0043】
先行するタイヤW1の払い出しを検知等してストッパー4を解除し、バー4a,4aを開き、タイヤW1を一組払い出し、該タイヤW1は、傾斜したローラからなる連絡コンベヤ5により、矢印2で示すように、搬送方向と直交する方向に姿勢を転換しつつ受け取りコンベヤ6に投入される。
この状態を図11で示し、受け取りコンベヤ6上で、左右に拡開した狭持アーム19,19間に該タイヤW1が臨んだ状態は、下流側に設けた前記検出スイッチ20,20のタイヤ外周への接触で検出する。
尚、タイヤW1の受け取りコンベヤ6上への投入は、前記したガイドバー10,10により前記したようにガイドされ、受け取りコンベヤ6の幅方向の中間部に投入される。
【0044】
爾後、受け取りコンベヤ6の上流側をシリンダユニット9を駆動させて降下させ、受け取りコンベヤ6を、図4の想像線で示した6Bから、6Aで示すように降下させて水平状態にする。
次に図11の矢印○の3で示したように、左右のシリンダユニット16,16を駆動し、これにより、前記したように狭持アーム19,19を支持する支持枠15,15を相近接する方向に等量スライドさせ、左右の狭持アーム19,19の前記した前後の各ガイドローラ19b,19bで、タイヤW1の所定のものの外周を狭持する。
この状態を図12で示した。
【0045】
ところで、タイヤW1は受け取りコンベヤ6のローラ上に載って搬送され、狭持アームの位置ではローラの中間部に必ずしも位置していない場合がある。
この場合、タイヤW1はゴム等の摩擦係数が大きい素材で形成されており、最下位のタイヤの下面が、コンベヤのローラに接触しており、狭持アーム19,19の狭持作動に際し、コンベヤ6上において、幅方向の中心部に容易に移動しないことがある。
又無理に、タイヤW1全体を左右方向に移動させようとすると、ローラと直接接触する最下位のタイヤのみがコンベヤ上の搬送されてきた位置に残り、上のタイヤのみがセンタリングされて最下位のタイヤとの間に心ズレを起こす場合がある。
【0046】
前記したように、受け取りコンベヤ6のローラは、スライドローラ7…で構成したので、狭持アーム19,19の左右からの狭持作動に追従してスライドローラ7…はローラ支軸方向に容易に移動し、狭持アーム19,19の狭持作動により、タイヤW1、特に最下位のタイヤは上位のタイヤに対してコンベヤ幅方向に分離することなく、一体的に移動し、タイヤ全体としてコンベヤの幅方向中心位置にセンタリングされることとなる。
このように、タイヤW1の狭持、及びセンタリングは行なわれる。狭持アーム19,19でタイヤW1の外周左右を狭持し、センタリングが完了した状態を図12で示した。
【0047】
爾後、可動ベース13を、前記したシリンダユニット14の駆動により、図12の矢印4で示すように下流側へスライドさせる。
この際、図12で示すように、払い出しコンベヤ21の空間部Sには、前記した移載リフト23の移載アーム24のタイヤ積載部24bを予め臨ませておく。
図13では払い出しコンベヤ21上で、移載アーム24のタイヤ積載部24b上に、狭持アーム19,19で狭持されたタイヤW1がセットされた状態を示す。
次に、前記したシリンダユニット16,16を、矢印5で示すように、前記とは逆に作動するように駆動し、狭持アーム19,19を離間し、タイヤW1への拘束を解除する。
【0048】
この拘束解除状態を図14で示し、又図15で示すように、受け取りコンベヤ21上に移載されたタイヤW1の下方に、移載リフト23の移載アーム24の積載部24aは待機しており、爾後、図15の矢印の6で示すように移載リフト23の移載アーム24を前記したモータ25の駆動で上昇させる。
【0049】
移載リフト23の移載アーム24の上昇で、積載部24b上にタイヤW1を移載した状態で該積載部24bは上昇する。
一方、図1に示したようにオーバヘッドコンベヤの如き懸架式コンベヤ30の一部を、移載リフト23上方に臨ませておき、この位置をタイヤW1の懸架式コンベヤへの移載位置Cとし、図16のように移載アーム24の上限位置で、想像線で示すように門型のハンガー31をこの位置Cに搬送させてくる。
【0050】
ハンガー31の位置Cへの搬送で、移載アーム24に臨み、タイヤW1も最下位のものの外周より下面は、図16の想像線で示すようにハンガー31の下端部左右の載置バー31a,31a上に臨み、爾後移載リフト23を図16の矢印7で示すように降下動させる。
これにより、移載アーム24の積載部24aは、ハンガー31下端部の載置バー31a,31a間の隙間から下方に降下し、タイヤW1はハンガー31に移載されることとなる。
【0051】
移載完了後の状態を図17で示し、爾後ハンガー31は、タイヤ組立位置に搬送され、タイヤ組付作業を行なう。
一方、移載リフト23の移載アーム24は下限まで降下し、前記した払い出しコンベヤ21の位置で次の移載作業のために待機する。
尚、前記した狭持アーム19,19は、タイヤW1の狭持を解除した拡開状態で、シリンダユニット14の作動により図11に示した位置に復帰し、次のタイヤW1の投入のため待機し、以上を反復する。
【0052】
以上図面に従って本発明を説明したが、実施の形態はタイヤで説明したが、タイヤ以外の物品の位置決め、搬送、移載にも用いることができる。
被移載物品は、任意である。
【0053】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、床置き形式の投入コンベヤで段積みされたタイヤ(W)を搬送し、懸架式搬送コンベヤに移載するためのタイヤの位置決め搬送装置であって、投入コンベヤの下流に連続して設けられ、タイヤ(W)の底面を支承し、進行方向に対して直交する軸方向にスライド可能に弾撥支持されたスライドローラ(7)からなり、該投入コンベヤの進行方向に対して直交する方向にスライド可能であり、軸方向の中立位置に復帰可能な受け取りコンベヤ(6)と、受け取りコンベヤ(6)の下流に配設され、懸架式搬送コンベヤにタイヤを移載する移載リフト(23)と、受け取りコンベヤ(6)上のタイヤ(W)を、下 流の前記移載リフト(23)の搭載位置にセンタリングするため、対称的に配置された一対の弧状枠状部材からなり、該タイヤ(W)外周面を、その進行方向に対して直交する方向から押圧して開閉自在に挟み込み、保持し、且つ該タイヤ(W)のセンタリングを行なうタイヤ狭持アーム(19)、(19)と、狭持アーム(19)、(19)でタイヤ(W)をセンタリングして保持し、受け取りコンベヤ(6)上から、払い出しコンベヤ(21)まで、該払い出しコンベヤ(21)のローラ上に底面を支承させて前記移載リフト(23)の位置へ、該狭持アーム(19)、(19)で保持させた状態で、タイヤ(W)を移動させる狭持アーム(19)、(19)の搬送駆動装置からなるので、受け取りコンベヤ上に搬送されてきたタイヤは、狭持アームで、センタリングしつつ保持され、タイヤは、下流の移載リフトとの間で相互間に位置を合せるべくセンタリングを行なうことができる。
【0054】
請求項1においては、投入コンベヤに投入された段積みタイヤの如きタイヤは、受け取りコンベヤが、タイヤの底面を支承し、進行方向に対して直交する軸方向にスライド可能に弾撥支持されたスライドローラからなり、投入コンベヤの進行方向と直交する方向に弾撥されてスライド可能となるようにタイヤの搬送方向と直交する方向にスライド可能に構成したので、受け取りコンベヤとタイヤとの間に摩擦抵抗が大きくても、狭持アームで狭持した際、タイヤはコンベヤのスライドで狭持アームの狭持作動に容易に追従することができ、段積みタイヤの如きタイヤにおいては、複数段積みしたタイヤ相互の心ズレを起こすことがなく、円滑に、容易に、段積みしたタイヤ相互間の位置ズレを起こすことなく、狭持し、センタリングを行なうことができる。
【0055】
又請求項1は、床置き形式の受け取りコンベヤの下流に、懸架式搬送コンベヤに被移載物品を移載する移載リフトを設け、前記した狭持アームで被移載物品を前記したようにセンタリングして保持し、受け取りコンベヤ上から、前記移載リフト位置へ、狭持アームを移動させる狭持アームの搬送駆動装置とを設けたので、センタリングし、保持した被移載物品を、移載リフト方向に移動させて移載し、懸架式コンベヤへの移載を円滑、容易に行なわせることが可能で、前記と併せ、段積みタイヤの如き被移載物品をセンタリングしつつ保持し、この状態で移載リフトを介して懸架式コンベヤに移載することができる。
【0056】
従って、段積みタイヤの如きタイヤの位置決め、搬送、移載を、正確に、円滑に、確実、容易に行なわせることが可能であり、しかも、装置全体構成としては、受け取りコンベヤを、搬送ローラを軸方向スライド可能に弾撥するように構成するという簡素な構成により搬送方向と直交する方向にスライド可能とし、又狭持アームを一対設け、この間でタイヤを狭持する狭持アームの拡縮手段、狭持アームを移動する手段、最下流に昇降自在な移載リフトを設ける、という全体として簡素な機構、装置構成で実現することができる。
以上の他、当然のことながら、手作業を必要とすることなく、段積みタイヤの如きタイヤを、自動的にセンタリングしつつ保持させ、且つ移載位置へ移動させ、更に移載リフトへ移載させ、懸架式コンベヤへの移載を行なわせることができ、搬送、位置決め、移載を効率良く行なうことができる。
【0057】
段積みされた車両用タイヤを、狭持アームの形状を、対称的に配置された一対の弧状枠状部材とし、車両用タイヤの外周面を押圧するように構成したので、ゴム等で形成された車両用タイヤは、弧状枠状部材からなる狭持アームでその外周面に適合した状態でを狭持することができる。
従って、タイヤの形状に適合した狭持、又前記した受け取りコンベヤをスライドコンベヤによる搬送方向と直交する方向の移動許容による段積みタイヤ全体のセンタリング、保持が、円滑、確実に行なえる。
【0058】
請求項2は、請求項1において、搬送駆動装置は、レール(12)にガイドされて移動 する可動ベース(13)と、該可動ベース(13)上に設けられた狭持アーム(19)、(19)間の間隔を広狭調整する第1の駆動手段(16)と、可動ベース(13)をレール(12)に沿って前後動させる第2の駆動手段(14)とを備えるので、請求項1の効果に加えるに、可動ベース(13)に設けた狭持アーム(19)、(19)を、第1の駆動手段(16)で拡開、縮閉させ、タイヤのセンタリングを円滑、確実に行なわせることが可能で、且つタイヤの保持を行なわせることができる。
又可動ベース(13)は、レール(12)に沿って第2の駆動手段(14)で受け取りコンベヤから移載リフトまで搬送させることができ、タイヤの移載リフトへの受渡し、移載を円滑、確実に行なわせることができる。
【0059】
請求項3は、請求項1において、投入コンベヤを傾斜式ローラコンベヤで構成し、投入コンベヤ下流に接続する受け取りコンベヤを設け、投入コンベヤと接続する傾斜位置から、水平位置に変更可能に構成したので、投入コンベヤを傾斜式とすることで、積載したタイヤを駆動源を必要とすることなく受け取りコンベヤに投入することができる。
又受け取りコンベヤは、傾斜状態で積層したタイヤを受け取り、水平状態に移行するので、爾後の狭持アームによるセンタリング、狭持を円滑、確実に行なわせ、且つ狭持アームを含む狭持、センタリング装置を上記したように簡易な装置として構成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるタイヤの位置決め搬送装置の全体を示す平面図
【図2】 図1の正面図
【図3】 狭持アーム部分の平面図
【図4】 図3の矢視4方向の図
【図5】 図3の矢視5−5方向の図
【図6】 図5の6−6線に沿った図
【図7】 図4の矢視7−7線に沿った図で、受け取りコンベヤの平面図
【図8】 移載リフトの正面図
【図9】 図8の矢視9−9線に沿った図
【図10】 図8の矢視10方向の図
【図11】 図11〜図14は狭持アームの作動説明図で、作動を平面図として示し、図11はローラコンベヤから受け取りコンベヤにタイヤを移載し、狭持アームでタイヤを狭持する直前の図
【図12】 狭持アームでタイヤを狭持し、移載リフト方向に搬送する状態を示す図
【図13】 移載リフトにタイヤを移載した状態の図
【図14】 狭持アームを開放した状態の図
【図15】 図15〜図17は移載リフトの作動説明図で、移載リフトを正面図として示し、図15は移載リフトにタイヤを移載した状態の図
【図16】 移載リフトを上昇させた状態の図
【図17】 懸架式コンベヤへのタイヤの移載を完了した状態の図
【符号の説明】
1…投入コンベヤ、 5…投入コンベヤの下流部を構成する傾斜ローラを備える連絡コンベヤ、 6…受け取りコンベヤ、 7…受け取りコンベヤを構成するスライドローラ、 7b…弾撥用バネ、 12…レール、 13…可動ベース、 14…狭持アーム拡縮駆動源、 16…可動ベース駆動源、 19…狭持アーム、 19a…弧状部材、 21…払い出しコンベヤ、 23…移載リフト、 30…懸架式コンベヤ W…タイヤ、 W1…積層されたタイヤ。
Claims (3)
- 床置き形式の投入コンベヤで段積みされたタイヤ(W)を搬送し、懸架式搬送コンベヤに移載するためのタイヤの位置決め搬送装置であって、
前記投入コンベヤの下流に連続して設けられ、タイヤ(W)の底面を支承し、進行方向に対して直交する軸方向にスライド可能に弾撥支持されたスライドローラ(7)からなり、該投入コンベヤの進行方向に対して直交する方向にスライド可能であり、軸方向の中立位置に復帰可能な受け取りコンベヤ(6)と、
前記受け取りコンベヤ(6)の下流に配設され、懸架式搬送コンベヤにタイヤを移載する移載リフト(23)と、
前記受け取りコンベヤ(6)上のタイヤ(W)を、下流の前記移載リフト(23)の搭載位置にセンタリングするため、対称的に配置された一対の弧状枠状部材からなり、該タイヤ(W)外周面を、その進行方向に対して直交する方向から押圧して開閉自在に挟み込み、保持し、且つ該タイヤ(W)のセンタリングを行なうタイヤ狭持アーム(19)、(19)と、
前記狭持アーム(19)、(19)で前記タイヤ(W)をセンタリングして保持し、前記受け取りコンベヤ(6)上から、払い出しコンベヤ(21)まで、該払い出しコンベヤ(21)のローラ上に底面を支承させて前記移載リフト(23)の位置へ、該狭持アーム(19)、(19)で保持させた状態で、タイヤ(W)を移動させる狭持アーム(19)、(19)の搬送駆動装置と、
からなることを特徴とするタイヤの位置決め搬送装置。 - 前記搬送駆動装置は、レール(12)にガイドされて移動する可動ベース(13)と、該可動ベース(13)上に設けられた前記狭持アーム(19)、(19)間の間隔を広狭調整する第1の駆動手段(16)と、前記可動ベース(13)をレール(12)に沿って前後動させる第2の駆動手段(14)とを備える請求項1記載のタイヤの位置決め搬送装置。
- 前記投入コンベヤを傾斜式ローラコンベヤで構成し、該投入コンベヤ下流に接続する受け取りコンベヤを、該投入コンベヤと接続する傾斜位置から、水平位置に変更可能に構成したことを特徴とする請求項1記載のタイヤの位置決め搬送装置。
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