JP5593859B2 - タイヤセンタリング装置 - Google Patents
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Description
本発明のセンタリング装置は搬送用の回転ローラーおよび2種類の回転自在治具からなる簡単な機構のセンタリング装置であるから、装置スペースを小さくすることが可能で、しかも装置費用も安い(設備投資が小さい)という効果もある。
図1は、本発明のセンタリング方式を説明する図であり、センタリング装置およびこれにスタックタイヤを移送する搬送装置の平面図を模式的に示している。スタックタイヤ13はローラーコンベア11によって白抜き矢印で示すA方向から運ばれ、エリアセンサ15を通過する。センタリング装置12に送る手前の場所に配置された光電センサ16の位置にスタックタイヤ13の先端が来たときに、ローラーコンベア11が停止する。光電センサ16はローラーコンベア11の両サイドに配置され、光電管16aから出た光線が光電管ミラー16bから反射して、その反射光線を再び光電管(センサ)16aで受ける。図1におけるラインMが光線の位置を示す。ラインMは搬送装置の進行方向、すなわちスタックタイヤの搬送方向Aに対して垂直になっている。光電センサ16がスタックタイヤ13の先端を検出した時、すなわちスタックタイヤ13の先端が光線Mに接した時にローラーコンベア11を停止させる。
このラインNの位置に、配置されるスタックタイヤ14の中心が来るように光電センサ23が配置されている。すなわち、ローラーコンベア11から送り出されたスタックタイヤの先端が光線Nの位置に来ることを検出して(光線Nがスタックタイヤにより遮られるので検出できる)、その位置からyだけB方向に送り出す(yを送り出し量と呼ぶ)。y=x/2とすると、送り出し量yはスタックタイヤの半径に等しいので、スタックタイヤ14の中心は正確に光線Nの位置に配置される。この送り出し量は、センタリング装置12に設置される後述の搬送用の回転ローラーを用いてコントロールできる。たとえば、回転ローラーに送り出し機構を取り付けて、必要な移動量だけ回転ローラーを回転させてその上に載っているタイヤ(スタックタイヤ)を動かせば良い。
このようにスタックタイヤ75の外周部に常にフリーベアリングが来るように配置し、スタックタイヤ75の内周側に常にオムニホイールが来るように配置することにより、さらにスムーズなセンタリングを行うことができる。
14 タイヤ(スタックタイヤ)、15 エリアセンサ、16 光電センサ、17 第2のセンタリング機構、18 第1のセンタリング機構、19 第2のセンタリング機構、
20、21、22 第3のセンタリング機構(センタリング用ガイドローラー)、23 光電センサ、
31 ホイール本体部、32 回転軸、33 樽状ホイール支持部、35 樽状ホイール、36 樽状ホイール、37 留め具、39 物体、40 オムニホイール、
41 トランスホイール、42 トランスホイール、50 フリーベアリング、
51 大ボール、52 小ボール、53 球状ケーシング、54 シール、55 カバー
56 台座、60 キャスター、62 車輪、63 旋回部、64 フォーク、
65 シャフト、71 センタリング装置、72 フリーベアリング、
73 回転ローラー、74 オムニホイール、75 (スタック)タイヤ、76 支持棒、
77 昇降プレート、78 支持プレート、79 支持プレート、80 昇降プレート、
81 (スタック)タイヤ、82 フリーベアリング、84 オムニホイール、
91 中心線、92 中心線、93 中心、101 トレッド部、102 ショルダー部、
103 サイドウォール部、104 ビード部、201 タイヤ、
202 キャスター、203 取り付けフレーム、204 窪み、211 大ボール、
212 フリーベアリング、 213 接触部、214 ケーシング、215 接触部、
221 オムニホイール、 222 接触部、223 接触部、
231 フリーベアリング、232 ケーシング、233 オムニホイール、
234 接触部、235 接触部、
Claims (8)
- タイヤまたはタイヤが段積みされたスタックタイヤをセンタリングするセンタリング装置であって、タイヤまたはタイヤが段積みされたスタックタイヤを載置するセンタリング位置において、複数のフリーベアリング、並びに複数のオムニホイール、および/または複数のトランスホイール、および/または複数のキャスタが配置されており、
前記フリーベアリング、並びにオムニホイール、および/またはトランスホイール、および/またはキャスタを用いてその上に載置されたタイヤまたはスタックタイヤをセンタリングすることを特徴とし、
前記センタリング装置のセンタリング位置において、
前記フリーベアリングはタイヤの外周部であるタイヤショルダー部および/または前記タイヤショルダー部に隣接するタイヤのサイドウォール部に接触するように配置され、
前記オムニホイール、トランスホイール、およびキャスタからなる群から選ばれた少なくとも一種は前記タイヤ外周部の内側のサイドウォール部に接触するように配置されていることを特徴とする、タイヤまたはスタックタイヤのセンタリング装置。 - 前記センタリング装置のセンタリング位置において、複数のフリーベアリングが配列されたフリーベアリング列、並びに前記フリーベアリング列と平行に複数のオムニホイールが配列されたオムニホイール列、および/または複数のトランスホイールが配列されたトランスホイール列、および/または複数のキャスタが配列されたキャスタ列が設置されていることを特徴とする、請求項1に記載のタイヤまたはスタックタイヤのセンタリング装置。
- 前記センタリング装置のセンタリング位置において、前記フリーベアリング列、並びにオムニホイール列、および/またはトランスホイール列、および/またはキャスタ列に対して平行に、タイヤまたはタイヤが段積みされたスタックタイヤを搬送するための回転ローラが設置されていることを特徴とする請求項2に記載のタイヤまたはスタックタイヤのセンタリング装置。
- センタリング装置に設置されたフリーベアリング列、並びにオムニホイール列、および/またはトランスホイール列、および/またはキャスタ列は共通の昇降機構に連結しており、フリーベアリング列並びにオムニホイール列、および/またはトランスホイール列、および/またはキャスタ列は同時に昇降可能であることを特徴とする、請求項2または3に記載のタイヤまたはスタックタイヤのセンタリング装置。
- センタリング装置に配置された複数の回転ローラは共通の昇降機構に連結しており、搬送装置から移送されるタイヤまたはスタックタイヤを搬送するときは前記回転ローラを用いてセンタリング位置に搬送することを特徴とする、請求項3または4に記載のタイヤまたはスタックタイヤのセンタリング装置。
- センタリング装置に隣接してセンタリング装置にタイヤまたはスタックタイヤを移送する搬送装置が設置され、前記搬送装置に搭載または付随したセンサを用いてタイヤまたはスタックタイヤの外径および/または位置を検出し、その外径および/または位置のデータを用いて搬送装置からセンタリング装置のセンタリング位置にタイヤまたはスタックタイヤを移送することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかの項に記載のセンタリング装置。
- センタリング装置のセンタリング位置の中心を前記タイヤまたはスタックタイヤの先端部が通過することをセンサにより検出し、前記センタリング位置の中心から前記タイヤまたはスタックタイヤの先端部を前記タイヤまたはスタックタイヤの半径分だけ送り出すことにより前記タイヤまたはスタックタイヤをセンタリング位置に配置することを特徴とする、請求項6に記載のセンタリング装置。
- センタリング装置のセンタリング位置にタイヤまたはスタックタイヤを配置する工程、および前記センタリング位置に配置されたタイヤまたはスタックタイヤをセンタリングする工程を含むタイヤまたはスタックタイヤをセンタリングする方法であって、
前記センタリング位置に複数のフリーベアリング、並びに複数のオムニホイール、および/または複数のトランスホイール、および/または複数のキャスタが配置されており、
前記フリーベアリング、並びにオムニホイール、および/またはトランスホイール、および/またはキャスタを用いてその上に載置されたタイヤまたはスタックタイヤをセンタリングすることを特徴とし、
前記フリーベアリングはタイヤの外周部であるタイヤショルダー部および/または前記タイヤショルダー部に隣接するタイヤのサイドウォール部に接触するように配置され、
前記オムニホイール、および/またはトランスホイール、および/またはキャスタは少なくともタイヤ外周部の内側のサイドウォール部に接触するように配置されていることを特徴とする、
タイヤまたはスタックタイヤをセンタリングする方法。
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