JP2712202B2 - タイヤのフィッティング処理方法 - Google Patents

タイヤのフィッティング処理方法

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JP2712202B2 JP62274133A JP27413387A JP2712202B2 JP 2712202 B2 JP2712202 B2 JP 2712202B2 JP 62274133 A JP62274133 A JP 62274133A JP 27413387 A JP27413387 A JP 27413387A JP 2712202 B2 JP2712202 B2 JP 2712202B2
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tire
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rollers
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次信 阿部
利三 黒沢
正新 若月
茂夫 山本
省吾 松井
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ロードホイールにタイヤを組付けてなるタ
イヤ組付体のフィッティング処理方法に関する。 従来の技術 ロードホイールにタイヤを組付けてこれに空気を充填
してなるタイヤ組立体は、ホイールバランサーによりア
ンバランス量を測定し、そのアンバランス量に見合うバ
ランスウエイトを付加したのちに初めて車両に装着され
る。この場合、たとえバランスウエイトを付加したとし
ても上記のアンバランス量を零にすることは事実上不可
能であり、一般的にはいずれのタイヤ組立体もわずかな
がらの残留アンバランス量を有している。 この残留アンバランス量を問題にした時、ロードホイ
ールとタイヤとの嵌合部におけるいわゆるなじみが大き
な意味をもつことになる。すなわち、ロードホイールと
タイヤとが十分になじんでいないと、車両走行中にロー
ドホイールとタイヤとが相対移動して位相ずれを生じ、
これによって当初のバランスがくずれて上記の残留アン
バランス量が増大し、車両の振動を増大させる結果とな
る。 このようなことから、アンバランス量の測定に先立っ
てロードホイールとタイヤとのなじみすなわちフィッテ
ィング性を向上させることが必要であり、そのための手
段として例えば実開昭59−114303号公報に開示されてい
るものがある。これは第6図に示すように、シャフト40
に支持されたタイヤ組立体41をはさんで、シリンダ42に
支持された一対のローラ43を対向配置し、ローラ43でタ
イヤ組立体41を加圧しながら、ラック44とピニオン45と
のはたらきによりローラ43を矢印A方向に揺動運動させ
るようにしたものである。 発明が解決しようとする問題点 このような方法によると、タイヤ組立体41をシャフト
40に固定しなければならないことから、シャフト40に対
するタイヤ組立体41のセンタリングと回転方向の位相合
わせが必要になり、その上で取付ボルト46を締め付ける
ことになるために、特に量産ラインにおいてはフィッテ
ィング処理のためのサイクルタイムが長くなる。 そこで、タイヤ組立体をセンタリングすることなく所
定のテーブル上でタイヤ組立体を回転させる方式が考え
られる。しかしながらこの場合には、処理を終えるにあ
たり、タイヤ組立体の回転駆動源側の動力を断つととも
にブレーキ制動をかけてタイヤ組立体が完全に停止する
のを待たなければローラによる加圧状態を解除すること
ができない。したがって、この場合にもサイクルタイム
が長くなり、高速の量産ラインにおいてはなおも問題を
残している。 本発明方法においては、タイヤ組立体の一方のサイド
部を支持面としてタイヤ組立体を水平姿勢のもとでテー
ブル上に回転自在に支持させ、この支持状態のもとでタ
イヤ組立体の接地面に接する複数のローラによりタイヤ
組立体を径方向に加圧するとともにタイヤ組立体の他方
のサイド部に接する上部加圧ローラによりタイヤ組立体
をテーブルに押し付けた上で、前記複数のローラのうち
いずれかのローラを回転駆動手段で回転駆動させること
によりタイヤ組立体を回転させてフィッティング処理を
施し、このフィッティング処理を終えるにあたり、タイ
ヤ組立体を回転させるためのローラの回転駆動力を断っ
たのちに上記ローラによる加圧状態を所定時間継続する
ことを特徴としている。 作用 この方法によると、ローラによる加圧力を解除する前
に回転駆動手段側の動力を断つことで、ローラの加圧力
がタイヤ組立体の制動力として作用し、これによってタ
イヤ組立体がブレーキを必要とすることなく速やかに静
止する。 実施例 第1図〜第3図は本発明方法を実施するための処理装
置の一例を示す構成説明図である。 同図において、1はフレーム、2はタイヤ組立体3が
載置されるテーブルで、このテーブル2上には水平面内
でのいずれの方向に対してもタイヤ組立体3の移動を許
容する多数のローラユニット4,4…が配設されている。
このローラユニット4,4…は一般に市販されているもの
であり、例えば第4図(A),(B)のようにフレーム
5に3個のローラ6を配してなる組立体7,7を2つ1組
として同軸上に配置したもので、各組立体7,7が独立し
て回転できることはもちろんのこと、各ローラ6も自由
に回転することができる。 8,8はテーブル2の側部にタイヤ組立体3の軸心と平
行となるように設けられた一対の駆動ローラ、9,9はタ
イヤ組立体3をはさんで駆動ローラ8,8と対向する位置
に設けられた一対の加圧ローラである。駆動ローラ8,8
はベリング10に支持された回転軸11と同軸一体に形成さ
れており、これらの駆動ローラ8,8はモータ12と減速機1
3とからなる回転駆動手段としてのドライブユニット14
によりチェーン15を介して回転駆動される。一方、加圧
ローラ9,9はベアリング16およびサポート部材17を介し
てスライダ18に回転自在に支持されている。スライダ18
は、軸心をタイヤ組立体3の直径方向に合わせて配置し
た加圧シリンダ19の出力ロッド20に連結されており、し
たがって加圧シリンダ19のはたらきによりスライダ18が
リニアガイド21に沿って前進・後退することができる。 22はテーブル2の真上に斜めに設けられた上部加圧ロ
ーラで、この上部加圧ローラ22は昇降可能な支持体23に
回転自在に支持されている。支持体23は昇降用のシリン
ダ24の出力ロッド25に連結されており、ガイドスリーブ
26およびガイドロッド27に案内されて昇降する。 ここで、例えばローラコンベア28等によりタイヤ組立
体3が搬送軸線C上を前工程から矢印B方向に送られて
くるものとすると、第3図の29はタイヤ組立体3をテー
ブル2上に停留せしめるストッパ、第2図の30はフィッ
ティング処理後のタイヤ組立体3を次工程に送り出すた
めの送り出しアームである。ストッパ29は図示外のシリ
ンダのはたらきにより昇降する一方、送り出しアーム30
も図示外のシリンダのはたらきにより往復移動する。ま
た、31は後述するようにタイヤ組立体3を次工程に送り
出すのに先立って、タイヤ組立体3を加圧ローラ9方向
に向けて押し出すためのプッシャーである。 次に、上記処理装置の作用と併せて本発明方法の一実
施例を順を追って説明する。 先ず、搬送軸線C上を矢印B方向から送られているタ
イヤ組立体3は、第3図の実線位置で待機しているスト
ッパ29に当接してテーブル2上に停止する。これによ
り、タイヤ組立体3はそのサイド部(タイヤ単体のサイ
ドウォール部)を支持面として多数のローラユニット4,
4…によって支持される。次いで、加圧シリンダ19のは
たらきにより加圧ローラ9,9がスライダ18ごと第1図の
仮想線位置Pまで前進し、タイヤ組立体3を駆動ローラ
8,8に押し付ける。これによりタイヤ組立体3は駆動ロ
ーラ8,8と加圧ローラ9,9との間にはさまれて加圧拘束さ
れる。さらにシリンダ24のはたらきにより上部加圧ロー
ラ22が下降して、タイヤ組立体3をテーブル2に押し付
ける。 そして、モータ12が起動すると駆動ローラ8,8が回転
し、タイヤ組立体3はその摩擦力のために駆動ローラ8,
8と同期してローラユニット4,4上で回転する。この組立
体3の回転中は加圧シリンダ19によって所定の加圧力が
付与されていることから、これによりロードホイールと
タイヤとのフィッティング処理が施される。 この時、上部加圧ローラ22は回転しているタイヤ組立
体3の浮き上がりを防止すると同時に、タイヤのサイド
ウォール部もしくはショルダー部を斜め方向から加圧す
ることで特にタイヤビード部でのフィッティング性向上
に大きく寄与する。 また、タイヤ組立体3の回転が安定化するまでは加圧
シリンダ19による加圧力を低目に設定しておき、回転の
安定後に加圧力を増大させるようにするとその効果が一
段と大きくなる。 フィッティング処理が完了すると、加圧ローラ9,9お
よび上部加圧ローラ22がそれぞれ初期位置に復帰するこ
とになるが、それに先立って、例えば第5図に示すよう
に加圧ローラ9,9および上部加圧ローラ22が復帰するよ
りも0.5秒程度先にモータ12の回転が断たれる。その結
果、加圧ローラ9,9および上部加圧ローラ22の加圧力が
タイヤ組立体3の回転制動力としてはたらき、タイヤ組
立体3は速やかに静止する。そして、タイヤ組立体3が
静止すると上記のように加圧ローラ9,9および上部加圧
ローラ22が復帰する。 この時、処理後のタイヤ組立体3の位置と搬入時の位
置とは第1図のeだけオフセットしていることになる。
そこで、プッシャー31が伸長動作してタイヤ組立体3の
中心Oが搬送軸線C上に位置するまでタイヤ組立体3を
押し出す。そして、送り出しアーム30が伸長し、処理後
のタイヤ組立体3を次工程に送り出して1サイクルを終
了する。 尚、上記の装置は径の小さいタイヤ53についても同様
に対応できる。 発明の効果 以上のように本発明の処理方法においては、テーブル
上に置かれたタイヤ組立体を駆動ローラと加圧ローラと
ではさみ、加圧拘束しながら回転させて処理するもので
あるから、従来のようにタイヤ組立体のセンタリングや
位相合わせを必要としないので、サイクルタイムの短縮
化が図れる。また、ローラによる加圧力の解除よりも先
に回転駆動手段の動力を断つことによりローラがブレー
キとしてはたらき、センタリングしていないにもかかわ
らずタイヤ組立体が速やかに静止するので、とりわけ量
産ラインにおいて上記のサイクルタイムが一段と短縮さ
れる。 さらに、タイヤ組立体の径方向から加圧するのと同時
に、タイヤ組立体のサイド部方向からもテーブルと上部
加圧ローラとではさんで加圧することから、加圧力がタ
イヤ全体に有効に作用して特にタイヤビード部でのフィ
ッティング性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明方法を用いた処理装置の一実施例を示す
平面説明図、第2図は上記装置の正面説明図、第3図は
第2図の左側面図、第4図(A)はローラユニットの説
明図、第4図(B)は同図(A)の1つの組立体の側面
図、第5図は上記処理装置による処理過程のタイムチャ
ート、第6図は従来の加圧装置の概略説明図である。 2……テーブル、3……タイヤ組立体、8……駆動ロー
ラ、9……加圧ローラ、12……モータ、14……ドライブ
ユニット(回転駆動手段)、18……スライダ、19……加
圧シリンダ、22……上部加圧ローラ、24……シリンダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 茂夫 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 松井 省吾 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−103207(JP,A) 特開 昭56−28006(JP,A) 特開 昭56−34510(JP,A) 実開 昭60−118503(JP,U) 実開 昭60−32107(JP,U) 実開 昭59−114303(JP,U) 実開 昭59−102411(JP,U) 特公 昭64−3683(JP,B2) 特公 昭60−9925(JP,B2) 特公 平7−98443(JP,B2) 実公 平3−4923(JP,Y2) 実公 昭59−41124(JP,Y2) 実公 昭59−48163(JP,Y2)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.タイヤ組立体の一方のサイド部を支持面としてタイ
    ヤ組立体を水平姿勢のもとでテーブル上に回転自在に支
    持させ、この支持状態のもとでタイヤ組立体の接地面に
    接する複数のローラによりタイヤ組立体を径方向に加圧
    するとともにタイヤ組立体の他方のサイド部に接する上
    部加圧ローラによりタイヤ組立体をテーブルに押し付け
    た上で、前記複数のローラのうちいずれかのローラを回
    転駆動手段で回転駆動させることによりタイヤ組立体を
    回転させてフィッティング処理を施し、 このフィッティング処理を終えるにあたり、タイヤ組立
    体を回転させるためのローラの回転駆動力を断ったのち
    に上記ローラによる加圧状態を所定時間継続することを
    特徴とするタイヤのフィッティング処理方法。
JP62274133A 1987-10-29 1987-10-29 タイヤのフィッティング処理方法 Expired - Lifetime JP2712202B2 (ja)

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