JP3823014B2 - 放電灯点灯回路 - Google Patents

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    • H05B41/285Arrangements for protecting lamps or circuits against abnormal operating conditions
    • H05B41/2851Arrangements for protecting lamps or circuits against abnormal operating conditions for protecting the circuit against abnormal operating conditions

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2系統以上の電源供給が受けられるように各給電経路上にそれぞれ設けられたスイッチ手段を同期してオン状態にしたときに放電灯及び制御回路への電源供給が行われるように構成した放電灯点灯回路において、回路誤動作を防止して確実な安全対策を講じるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
放電灯(メタルハライドランプ等)の点灯回路として、直流電源回路、直流−交流変換回路、起動回路(所謂スタータ回路)を備えた構成が知られている。
【0003】
例えば、直流電源から過電流保護素子(ヒューズ等)及び点灯スイッチを介して点灯回路に電源供給が行われるとともに、放電灯への電力供給の制御のために制御回路が設けられており、該制御回路に供給される電源電圧については、点灯回路への直流入力電圧と同じ電圧をそのまま用いるか、あるいは当該直流電圧から定電圧電源回路により生成されるようになっている。
【0004】
ところで、放電灯の点灯異常時や点灯回路への入力電圧が異常な値を示した場合には、点灯回路の動作を停止させることで、高電圧による人体への危害を防いだり、あるいは過剰な電力出力に起因する発煙、発火等の悪害を未然に防止することができる。
【0005】
しかしながら、点灯回路と同じ電源入力を受けて制御回路が動作するように構成された回路にあっては、過電流保護素子によって直流電源からの電源供給が断たれてしまった場合に、制御回路への電源供給も止まってしまうため、充分な安全対策(例えば、代用光源の点灯や異常発生の報知等。)を講じることができない。
【0006】
そこで、2系統以上の電源供給が受けられるように各給電経路上にそれぞれスイッチ手段を設け、各スイッチ手段を同期してオン状態にした場合に放電灯及び制御回路への電源供給が行われるように構成することが考えられる。つまり、この場合には、点灯回路への給電経路に問題が発生して当該回路への給電が断たれたとしても、制御回路への給電経路に支障がない限り制御回路の動作が保証されるので、例えば、放電灯又は点灯回路に異常が発生したことを制御回路により検出して別の光源を放電灯の代用光源として点灯させたり、異常の発生を報知する等の安全対策を講じることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、それぞれの給電経路上に設けられた各スイッチ手段を完全に同期させてオン/オフさせることが困難である(つまり、スイッチ手段そのもの寸法誤差や製造のバラツキ等に起因するオン・タイミングのずれやスイッチ素子の感応速度等による動作遅延により、同じ仕様の素子でも複数個の場合に正確なタイミングで同時に各素子がオンすることは有り得ない)ため、回路の誤動作を誘発する虞が生じるという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は、2系統以上の電源供給が受けられるように各給電経路上にそれぞれ設けられた各スイッチ手段を、ほぼ同期してオン状態にしたときに放電灯及び制御回路への電源供給が行われるように構成された点灯回路において、各スイッチ手段の開閉タイミングのずれに起因する誤動作の発生を防止することで充分な安全対策を講じることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記した課題を解決するために、直流電源に基づく2系統以上の電源供給が受けられるように各給電経路上にそれぞれ設けられたスイッチ手段を備え、第1のスイッチ手段を用いて車輌用の放電灯が点灯し、第2のスイッチ手段を用いて該放電灯とは異なる車輌用光源が点灯するように構成し、車輌用の放電灯又は該放電灯の点灯回路に異常が発生したことを検出して該放電灯への電力供給を停止させ、若しくは点灯回路の動作を停止させるか又は放電灯の代用光源を点灯させ、若しくは異常の発生を報知する制御回路と、制御回路で利用される直流電圧を生成する電源電圧生成回路を設けた放電灯点灯回路であって、第1のスイッチ手段又は第2のスイッチ手段がオン状態とされた場合に電源電圧生成回路への電源供給が行われるとともに、第1及び第2のスイッチ手段がほぼ同期してオン状態とされた場合に、点灯回路が動作を開始した時点から予め決められた規定時間が経過するまでの間は、制御回路による放電灯への電力供給停止若しくは点灯回路の動作停止又は代用光源の点灯若しくは異常発生の報知が禁止されるようにしたものである。
【0010】
よって、本発明によれば、点灯回路の動作開始から規定時間が経過するまでの期間中は、放電灯への電力供給停止若しくは点灯回路の動作停止又は代用光源の点灯若しくは異常発生の報知が禁止されるので、スイッチ手段の開閉タイミングのずれに起因する制御回路の誤動作を防止できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係る放電灯点灯回路1の基本構成を示すものであり、下記に示す構成要素を具備する(括弧内の数字は符号を示す。)。
【0012】
・直流電源(2)
・過電流保護手段(3)
・直流電源部(4)
・直流−交流変換部(5)
・起動回路(6)
・制御回路(7)。
【0013】
本回路において、直流電源部4は、直流電源2から過電流保護手段3及びスイッチ手段SW1を介して電源供給を受ける構成とされる。つまり、スイッチ手段SW1がオン状態になったときに、直流電源2から過電流保護手段3(例えば、ヒューズ等の過電流保護素子やブレーカー等の遮断器。)を介した供給電圧が入力電圧として直流電源部4に供給されるようになっており、直流電源部4は、制御回路7からの信号に応じて入力電圧を所望の直流電圧に変換して出力する。例えば、スイッチングレギュレータの構成を有するDC−DCコンバータ(フライバック型、チョッパー型等。)が使用される。
【0014】
直流−交流変換部5は、直流電源部4の出力電圧を交流電圧に変換した後に放電灯に印加するために設けられており、例えば、複数対の半導体スイッチング素子を使用したブリッジ型の回路構成としたもの、あるいはコンバータトランスを使用したDC−ACコンバータ等が挙げられるが、本発明に関する限りその構成はどのようなものでも構わないし、また、放電灯8に供給される交流電圧波形についても正弦波、矩形波等の如何を問わない。
【0015】
尚、放電灯8に高圧パルスを印加して起動するために起動回路6が設けられており、当該パルスは、放電灯への電源投入時点から所定のタイミングをもって発生されて直流−交流変換部5の出力電圧に重畳されて放電灯8に印加される。
【0016】
制御回路7(図1の構成では、当該回路への電源供給がスイッチ手段SW2を介して行われるが、そのことについては後で詳述する。)は、下記に示す何れか又は両方の機能を備えている。
【0017】
(A)放電灯にかかる電圧又は放電灯に流れる電流、あるいはこれらの相当信号を検出して放電灯への供給電力を制御したり、あるいは、放電灯の点灯状態について異常が発生したか否かを判断する機能
(B)直流電源部への入力電圧を検出して、当該入力電圧について異常が発生したか否かを判断する機能。
【0018】
つまり、(A)については、先ず、放電灯8に対する電力供給が正常に行われるように保証するために必要とされ、例えば、直流電源部4を構成するDC−DCコンバータの制御にPWM(パルス幅変調)方式を採用した場合において、放電灯8の電圧や電流の検出信号に応じてデューティーサイクルの変化する制御信号を生成してこれをDC−DCコンバータ(内のスイッチング素子)に供給することによりその出力制御を行う。
【0019】
また、放電灯8の点灯状態についての異常、例えば、放電灯8に流れる電流が異常に少なくなって点灯し得ない状態に陥ったことを検出したり、あるいは直流電源部4の過電流や直流−交流変換部5の動作停止等を検出することも制御回路7の役目である。つまり、制御回路7の守備範囲には異常検出あるいは異常状態の判断処理も含まれる。
【0020】
尚、放電灯8の電圧や電流の検出については、直流電源部4の出力段に電圧検出部(分圧抵抗等。)9や電流検出部(電圧変換用のシャント抵抗等)10を配置することにより検出信号を得ることができる。
【0021】
(B)については、直流電源部4への入力電圧についての異常、例えば、当該入力電圧の大きさが許容範囲よりも低下したり、逆に過大になったこと等を判断する機能であり、放電灯及び点灯回路を電源電圧の変動に起因する弊害から保護するために必要とされる。
【0022】
ところで、点灯回路に流れる電流が過大になって、過電流保護手段3が働いたときには、直流電源部4及びそれ以降の回路、そして放電灯8への電源供給が行われなくなってしまう。例えば、過電流保護手段3としてヒューズを使用している場合に直流入力電流が大きくなって当該ヒューズが溶断してしまうような状況(例えば、DC−DCコンバータの故障等。)では、直流電源入力が無くなるので点灯回路が動作しなくなる。
【0023】
しかしながら、車輌用灯具への適用にあたっては、車輌走行の安全性を考えた場合に、上記の状態、つまり、放電灯8を点灯できない状態をそのまま放置することは好ましい選択ではなく、放電灯8の点灯に何等かの異常が生じたことを運転者に報知したり、代用光源(あるいは補助光源)を点灯させるといった措置を講じることが望ましい。
【0024】
そのためには、過電流保護手段3が働いたときでも、制御回路7への電源供給を確保する必要があり、例えば、下記に示す形態が挙げられる。
【0025】
(I)過電流保護手段3よりも直流電源側の位置から取得される電圧若しくは当該電圧から生成される電圧を電源電圧として制御回路に供給する形態
(II)直流電源2とは別系統の電圧若しくは当該電圧から生成される電圧を電源電圧として制御回路に供給する形態。
【0026】
先ず、形態(I)については、直流電源2から第1の過電流保護手段3を介した供給電圧が点灯回路を構成する直流電源部4に供給されるようにするとともに、当該直流電源2から第2の過電流保護手段を介した供給電圧又は当該電圧から生成される電圧が制御回路7に電源電圧として供給される構成が挙げられる。
【0027】
図2はそのような構成例11について、その要部を示したものである。
【0028】
図示するように、直流電源2から第1の過電流保護手段3及びスイッチ素子SW1を介して点灯回路の直流電源部4に電源電圧が供給されるように構成されるとともに、直流電源2から分岐点「A」(直流電源2と第1の過電流保護手段3との接続点)で分かれた後、第2の過電流保護手段12及びスイッチ素子SW2を介して電源電圧生成回路13に電源供給が行われる構成となっている。
【0029】
尚、第2の過電流保護手段12及びスイッチ素子SW2を経た電源電圧を制御回路7にそのまま供給する形態もあるが、本例では、電源電圧生成回路13によって生成される電圧(これを「Vcc」と記す。)を制御回路7に供給する構成となっている。また、直流電源2から直流電源部4への給電経路上に配置された第1のスイッチ素子SW1と、制御回路7への給電経路上に配置された第2のスイッチ素子SW2とは、互いに同期して開閉されるようになっていて、放電灯8を点灯させるときにこれらのスイッチ素子がともに閉じられる。
【0030】
電源電圧生成回路13の構成としては、例えば、下記に示す例が挙げられるが、電圧生成のための構成及び方法の如何は問わない。
【0031】
・三端子レギュレータを用いた構成
・シリーズレギュレータを用いた構成
・スイッチングレギュレータを用いた構成。
【0032】
図2に示す回路構成では、第1の過電流保護素子3が溶断して点灯回路の直流電源部4に電源供給が行えない状況になったとしても、第2の過電流保護素子12が切れない限り制御回路7への電源供給が行われて当該回路の動作が保証されることが分かる。
【0033】
形態(II)については、点灯回路に対する直流電源2とは別系統の電圧若しくは当該電圧から生成される電圧を制御回路7に供給することによって、過電流保護手段3が働いたときでも制御回路7への電源供給を確保しようとするものである。
【0034】
図3はそのような構成例11Aの要部を示したものである。
【0035】
図示するように、点灯回路については、直流電源2から過電流保護手段3及びスイッチ素子SW1を介して直流電源部4に電源電圧が供給されるように構成されるが、制御回路7への給電経路については点灯回路への給電経路とは別系統とされる。
【0036】
つまり、別系統の電源電圧(例えば、自動車の場合にはイグニッション用電圧等が用いられ、以下、これを「BB」と記す。)がスイッチ素子SW2を介して電源電圧生成回路13に供給される構成となっている。
【0037】
尚、第1のスイッチ素子SW1と第2のスイッチ素子SW2とが互いに同期して開閉(あるいはオン/オフ)されるようになっている。
【0038】
しかして、本回路において、過電流保護手段3が働いて点灯回路の直流電源部4に電源供給が行えない状況になったとしても、電源電圧BBが制御回路7に供給される限り、当該制御回路7の動作が保証されることが分かる。
【0039】
この他には、例えば、図4や図5に示す構成例が挙げられる。
【0040】
図4では、直流電源2からA点で分岐した一方の電源電圧が第1の過電流保護手段3と電源入力用スイッチ「PS」を介して直流電源部4や電源電圧生成回路13に供給され、また、直流電源2からA点で分岐した他方の電源電圧が第2の過電流保護手段12とライトスイッチ(点灯スイッチ)「LS」を介して制御回路7に供給されるように構成されている。
【0041】
そして、電源入力用スイッチPSをオンにしたときに一方の放電灯が点灯し、ライトスイッチLSをオンにしたときに他方の放電灯が点灯する。例えば、車輌用灯具の場合、走行ビーム(所謂ハイビーム)とすれ違いビーム(所謂ロービーム)にそれぞれ放電灯を使用したシステムにおいて、ライトスイッチLSで走行ビームが点灯されるようにしたり、あるいは車輌前部に設けられる左右のヘッドランプにそれぞれ放電灯を使用したシステムにおいて、各スイッチPS、LSを同期させてそのオン/オフ状態を規定する形態等が挙げられる。尚、2つの放電灯についてこれらを共通の回路で点灯させるには、例えば、直流電源部4の各出力端子から各別に出力される正極性及び負極性の電圧を直流−交流変換部5に送出する。そして、これらの電圧を切り換えるために、直流−交流変換部内には複数のスイッチング素子を用いたブリッジ型回路を設けて、各スイッチング素子を駆動回路によって交番動作させ、これによって生成される交流電圧を各放電灯に供給すれば良い。また、各放電灯については起動回路を各別に設けて、スイッチPSを投入した時に一方の放電灯が起動され、スイッチLSを投入した時に他方の放電灯が起動されるように構成すれば良いが、本発明に関する限り、その回路構成の如何は問わない。
【0042】
本回路では、第1の過電流保護手段3が働いて点灯回路の直流電源部4に電源供給が行えない状況になったとしても、第2の過電流保護手段12からライトスイッチLSを介して制御回路7に電源供給が行われる限り制御回路7の動作が保証されることが分かる。
【0043】
図5では、直流電源2からA点で分岐した一方の電源電圧が第1の過電流保護手段3と電源入力用スイッチ「PS1」を介して直流電源部4に供給されるとともに、これがダイオード14を介して電源電圧生成回路13に供給される。また、直流電源2からA点で分岐した他方の電源電圧が第2の過電流保護手段12と電源入力用スイッチ「PS2」を介して直流電源部4に供給されるとともに、これがダイオード15を介して電源電圧生成回路13に供給される。つまり、この例では、2つのダイオードが和接続とされてOR(和)回路が構成されていて、当該回路を介した電源電圧が電源電圧生成回路13に供給される。尚、制御回路7には電源電圧生成回路13の出力する所定電圧Vccが供給される。また、本回路の車輌用灯具への適用については、例えば、走行ビームとすれ違いビームにそれぞれ放電灯を使用したシステム、あるいは車輌前部に設けられる左右のヘッドランプにそれぞれ放電灯を使用したシステムへの適用において、各放電灯の点灯回路を別個に付設すれば良い。
【0044】
本回路では、第1、第2の過電流保護手段がともに働いて電源供給が受けられない状況に陥らない限り、直流電源部4はもとより、電源電圧生成回路13延いては制御回路7に電源供給が行われるので制御回路7の動作が保証される。
【0045】
尚、これまでの説明では、給電経路を2系統として説明したが、利便性を考慮して3系統以上の構成にするといった、各種の実施形態を採用しても良いことは勿論である。
【0046】
また、上記に説明した各回路において、直流電源2から直流電源部4への給電経路上に設けられた過電流保護手段3が働いて放電灯8への電力供給が遮断された場合に、車輌走行の安全性を保証するために制御回路7が行うべき対処事項として好ましいものを列挙すると下記のようになる。
【0047】
(i)制御回路から代用光源の点灯回路に制御信号を送出して別の光源を放電灯の代用として点灯させること
(ii)制御回路から表示手段に信号を送出して放電灯の点灯について異常が生じたことを運転者に報知すること
(iii)(i)と(ii)の併用。
【0048】
先ず、(i)については、放電灯を点灯し得なくなった場合に、別の光源を放電灯の代用光源として直ちに点灯させることによって、十分な照明光を確保することができる。
【0049】
尚、放電灯に対する代用光源として必要な数の光源を各放電灯に対して付設することは、走行安全性の観点からは好ましいが、コストや装置の配置スペースの点では問題が残るため、例えば、ヘッドランプ用光源(走行ビーム用光源又はすれ違いビーム用光源)に放電灯を使用し、補助前照灯(フォグランプやクリアランスランプ、コーナーリングランプ等。)の光源を代用光源として使用する形態、あるいは、ヘッドランプ用光源を構成する走行ビーム用光源及びすれ違いビーム用光源のうち、それらの一方の光源に放電灯を使用した場合に、他方の光源を代用光源として使用する形態等が挙げられる。
【0050】
また、(ii)については、放電灯が点灯し得なくなったことを表示手段(インジケータ等)によって運転者に知らせることで、注意を促すことができる。つまり、放電灯を点灯できなくなった場合には、異常発生を車輌の運転者に報知することにより、放電灯の交換や点灯回路の修理等を促すように配慮すべきである。
【0051】
図6は放電灯が点灯し得なくなったときに代用光源を点灯させるための回路構成例16を示したものである。
【0052】
制御回路7によって放電灯8の点灯不能状態が検出された場合には、その出力信号によってNPNトランジスタ17がオン状態となる。該トランジスタのコレクタには代用光源点灯用のリレー18のコイル18bと発光素子19(例えば、発光ダイオードや電球等。)が接続されており、これらは互いに並列に接続されて電源端子20から所定電圧(直流電源部4への供給電圧とは別系統の電圧であり、例えば、図2における電源電圧生成回路13の入力電圧等。)が供給されているので、トランジスタ17のオンによってリレー18が作動してその接点18aが閉じることで代用光源21が点灯し、これと同時に発光素子19が光る。当該発光素子19は運転者にランプの異常を知らせるインジケータを構成しているので、運転者はこれに気づいたとき、異常発生により代用光源21が点灯されたことを直ちに認識することができる。
【0053】
尚、放電灯の点灯不能状態の検出方法については、放電灯にかかる電圧値や電流値を監視してこれらが許容範囲内に収まっているか否かを検出したり、回路の動作停止の検出や、直流入力電圧が許容範囲にあるか否かを閾値と比較して検出することにより判断する方法等、各種の方法がこれまでに知られていること及び本発明において検出方法の如何は問わないので、その詳細な説明は省略する。
【0054】
また、図6に示す構成では、1つのトランジスタによってリレーコイル及び発光素子の駆動を行うようにしたが、それぞれに別個の駆動用トランジスタを付設しても良いし、また、発光素子を点滅させるための回路や、警報音の発生回路等を組み合わせるといった各種の実施形態が可能である。
【0055】
上記(iii)に示す(i)と(ii)の併用については、放電灯が点灯しなくなったときに直ちに代用光源を点灯させると、運転者が異常の発生に気付きにくくなる虞があり、修理、交換等の処置を結果的に怠ってしまうと、例えば、下記に示す不都合が懸念される。
【0056】
・代用光源が点灯しなくなったときには、代替の照明手段が全く無くなってしまうので、夜間において運転者に暗闇での走行を強いる結果となり危険である。
【0057】
・異常に気付かないままの状態が長期間に亘って持続されると、無駄な電力消費に起因する電源への負荷増大や、感電等の危険性が問題となる。
【0058】
そこで、(ii)による運転者への報知は、(i)を採用する場合においてその有効性を増す。
【0059】
ところで、2系統以上の給電経路上に各別にスイッチ手段を配置するとともに、これらのスイッチ手段を完全に同期してオン/オフさせることが困難であることについては既述の通りであり、その原因については、スイッチ自身の製造誤差に起因するオン・タイミングのずれや、スイッチ手段(例えば、リレー)の感応速度による動作遅延や、チャタリング現象等が挙げられる。
【0060】
スイッチ手段がオンになるタイミングのずれによって惹き起こされる不都合として、例えば、点灯回路の動作が正常であるにもかかわらず、誤検出によって異常発生が判断されてしまうという弊害がある。
【0061】
例えば、図2や図3に示す回路構成において、第1のスイッチ素子SW1よりも第2のスイッチ素子SW2が一瞬速くオンした場合を想定する。SW2のオンによって制御回路7が動作を開始し、例えば、直流−交流変換部5を駆動して放電灯8に電力を供給しようとするが、制御回路7は同時に、放電灯の電圧や電流からその状態を監視して異常発生の有無を検出し始める。例えば、異常判断用の計時回路(タイマー等)が設けられている場合には、異常状態が予め規定された時間以上に亘って継続した場合に異常状態が確かに起きていることを制御回路7が判断する。
【0062】
ところで、この異常検出の際に、SW1がオンしていないと、直流電源部4への給電がなされないので放電灯を点灯できず、電流が流れない。この状態を、制御回路7が異常と判断した場合に、異常発生に対処するために、点灯回路の動作を停止したり、上記のように代用光源を点灯させてしまうことになる。つまり、単なるスイッチ手段の遅延だけが原因で異常と判断され、放電灯を点灯し得なくなったり、代用光源が点灯する虞が生じる。
【0063】
また、図4に示す回路構成において、スイッチPSよりもスイッチLSが先にオンになった場合を想定すると、例えば、スイッチLSの入力を受ける回路が、図7に示すように低インピーダンスである場合には、入力段の静電気保護用ダイオードDから電源端子Tに電圧が回り込んで制御回路7が動作し始める可能性があり、制御回路7が実際に動作を開始したとすると、スイッチPSのオン・タイミングのずれによって上記と同様の問題が生じることになる。尚、スイッチLSの入力を高インピーダンスで受けるためには抵抗を介挿すれば良いが、Vccに係る消費電流値と、介挿した抵抗の抵抗値との関係に依存して上記した症状の発生が決まるので、誤検出の可能性は残される。
【0064】
図5に示す構成では、スイッチPS1、PS2のいずれか一方が先にオンになった場合を想定すると、電圧VccはOR接続のダイオード14又は15を介した電圧から生成されるので、先にオンになったスイッチのタイミングと同期して立ち上がることになる。従って、遅れてオンとなったスイッチからの電源入力については上記と同様の問題が生じる。尚、ダイオードのOR接続を採らない場合であって、2系統の電源入力を受けてVccを生成する場合であっても、スイッチの同期ずれに起因して誤検出の発生が問題になることに何等変わりはない。
【0065】
以上に共通して言えることは、電圧Vccが立ち上がらないうちにスイッチPSやLSを介して電源入力を受けることは好ましくないということであり、非常に不安定な状態を招く虞がある。そこで、2系統以上の電源入力を受ける場合にはVccが先ず立ち上がるように設計すべきであるが、そうすると他のスイッチ投入の遅れによって制御回路7が誤って異常発生と勘違いを起こしてしまう可能性がでてくる。
【0066】
そこで、以上に説明した不都合を防止するために、本発明では、スイッチ手段をオン状態にして点灯回路が動作を開始した時点から予め決められた規定時間が経過するまでの間は、制御回路7による下記の事項のいずれか又は両方を禁止することにより誤検出の発生を防止するものである。
【0067】
(イ)放電灯への電力供給停止又は点灯回路の動作停止
(ロ)代用光源の点灯又は異常発生の報知。
【0068】
尚、(イ)は放電灯や回路を異常状態から守るために必要な保護動作であり、(ロ)は放電灯が何等かの原因で点灯し得ない状態に陥った際の、事後処理のための補助動作である。
【0069】
また、放電灯又は点灯回路について異常発生の検出にあたっては、当該異常発生が検出された時点からの経過時間を計測する計時回路を設け、予め決められた時間(判定時間であり、その長さが閾値を示す。)が経過するまでの間は異常の判断を下すことがないようにして、判断結果の確実性を保証することが望ましい。つまり、計時回路は、異常状態が一過性あるいは一時的なものではなく、予め決められた時間以上に亘って継続していることに基づいて異常発生の有無を判断するために必要とされ、当該計時回路による計時時間が一定時間より短い間は、制御回路が異常と判断しないようになっている。
【0070】
図8は、異常検出及び判断回路22の基本的構成を示したものであり、下記の構成要素を具備する(括弧内の数字は符号を示す。)。
【0071】
・異常検出回路(23)
・計時回路(24)
・判定出力回路(25)。
【0072】
異常検出については、例えば、放電灯の外れ(点灯回路の出力オープン状態)や、電極のショート等の他、点灯回路の入力電圧についての異常(過電圧や電圧低下)等、各種の要因が挙げられるが、いずれにしても検出のもとになる源信号あるいは1次信号(以下、これを「Sb」と記す。)を必要とし、当該信号Sbは異常検出回路23に送られる。
【0073】
異常検出回路23では、信号Sbに基づいて何等かの異常が起きた蓋然性が高いことを示す検出信号(あるいは状態信号)を出力して後段の計時回路24に送出する。つまり、この時点で直ちに異常発生と判断したのでは早計に過ぎるので、計時回路24によってこの状態が一定時間以上に亘って継続したかどうかを判断する。
【0074】
計時回路24はタイマーやカウンタ等を用いて構成され、異常検出回路23からの出力信号を受けて計時動作を開始し、異常状態が一定時間続いている場合に異常が発生した旨の判断結果を示す信号を、判定出力回路25に送る。
【0075】
これによって、判定出力回路25から保護回路(フェイルセーフ回路等を含む。)や補助機能回路(例えば、前記した代用光源の点灯回路や報知用の回路等を含む。)に対して異常発生の有無及びこれに応じた指示内容を示す制御信号が送出される。尚、保護回路については、例えば、直流電源部への給電経路にリレー接点を配置して、異常発生時に直流電源から直流電源部への電源供給を遮断する構成や、直流−交流変換部内のブリッジ型回路の駆動を停止させる構成等、これまでに知られている各種の形態が挙げられること及び本発明に関してその構成や方法の如何を問わないことから、その説明を省略する。また、補助機能回路についても同様の理由により説明を省略する。
【0076】
図9は異常検出回路23の構成例を示したものである。
【0077】
異常検出にあたっては、各種の検出項目毎に検出回路を設けられるのが通常であるため、その全てを説明するには手間がかかり過ぎるので、ここでは、(出力)オープン状態に係る異常検出を代表例として説明する。
【0078】
図示するように、異常検出回路23において、放電灯8の電流検出信号「SI」がコンパレータ26の正入力端子に供給され、該コンパレータ26の負入力端子には基準電圧「Ei」(図には定電圧源の記号で示す。)が供給されている。つまり、オープン状態では放電灯8に電流が流れないので、電流検出信号SI(検出電流を電圧変換した信号)のレベルが基準電圧Eiよりも小さく、よって、コンパレータ26はL(ロー)レベル信号を出力する。
【0079】
この例のように、その他の異常検出についても検出信号のレベルを、予め規定された閾値と比較することで行われるが、電圧や電流に関する繰り返しの変化を検出する際には複数のコンパレータを組み合わせて検出回路を構成する等の工夫が必要になる。
【0080】
図10は計時回路24の構成例を示したものである。
【0081】
計時回路24には、アナログタイマーとして時定数回路(CR回路)等を用いた構成も使用できるが、本例では、カウンタ27を使った例を示す。
【0082】
カウンタ27において、そのリセット端子(RST)には異常検出回路23からの信号(これを、「S23」と記す。)が供給され、また、クロック信号入力端子(CLK)には図示しないクロック信号発生回路からのクロック信号「CK」が供給される。
【0083】
カウンタ27のn段目の出力端子「Qn」から異常判断結果を示す信号が出力されるが、これは信号S23がLレベルであって、所定回数のクロック信号がカウントされたときに得られる。つまり、信号S23がLレベルのときに異常状態を示すことを想定しているので、この状態が一定時間以上に亘って長く続くとカウンタ27の出力端子QnからH(ハイ)レベル信号が出力される。
【0084】
図11は判定出力回路25の構成例を示したものであり、本例では複数の計時回路(図示はしないが、図10に示す回路を各種の異常検出信号毎にそれぞれ設けたと考えれば良い。)から得られる判断結果をOR(論理和)回路で1つに束ねてラッチ回路に供給する構成が用いられている。
【0085】
各信号「S24_i」(i=1、2、…)は、各種の異常判断用に設けられた計時回路による判定結果を示す信号であり、これらは多入力1出力のORゲート28に入力され、当該ゲートの出力信号はNOT(論理否定)ゲート29を介してDフリップフロップ30のプリセット端子(Lアクティブ入力であるので、図には「PR」の上のバー記号「 ̄」を付して示す。)に供給される。尚、Dフリップフロップ30のD入力端子やクロック信号入力端子(CLK)はLレベルとされ、Lアクティブのリセット端子(図には「R」の上のバー記号「 ̄」を付して示す。)はHレベルとされている。
【0086】
従って、信号S24_i(i=1、2、…)のうちの、いずれかの信号がHレベルになると、ORゲート28の出力がHレベルとなり、これがNOTゲート29で反転されてDフリップフロップ30のプリセット端子に送られる結果、Dフリップフロップ30のQ出力端子にはHレベル信号が得られる。尚、このHレベル信号は維持されるので、上記信号S24_iがその後に正常状態(つまり、Hレベル)を示すようになったとしてもQ出力端子は依然Hレベルのままである。そして、この信号出力は、例えば、直流電源部4や直流−交流変換部5の動作を止めるための保護回路(図示せず。)に送出されたり、あるいは、図6に示したトランジスタ17に送出されて代用光源を点灯させるのに用いられる。
【0087】
次に、上記した計時回路による計時時間が予め決められた規定時間より短い間、上記事項(イ)、(ロ)を禁止するための構成について説明する。
【0088】
図12はそのための構成例25A(判定出力回路)を示したものである。
【0089】
図から分かるように、図11に示す構成との違いは下記に示す通りである。
【0090】
・遅延時間生成回路31が設けられていること
・多入力ORゲート28とNOTゲート29との間に2入力AND(論理積)ゲート32が配置されており、当該ゲートの一方の入力端子にはORゲート28の出力信号が供給され、他方の入力端子には遅延時間生成回路31の出力信号が供給されること。
【0091】
図13や図14は、遅延時間生成回路31の構成例を示したものである。
【0092】
図13に示す構成例31Aでは、電源電圧Vccによって抵抗33を通してコンデンサ34が充電され、その端子電圧がコンパレータ35の正入力端子に送られる。この入力電圧は、負入力端子に供給された基準電圧「Er」と比較され、正入力電圧のレベルがErに比して小さい間はコンパレータ35がLレベル信号を出力し、正入力電圧のレベルがErより大きくなるとコンパレータ35がHレベル信号を出力する。
【0093】
図14に示す構成例31Bではカウンタ36を用いており、そのクロック信号入力端子(CLK)には2入力ORゲート37を介して所定のクロック信号「ck」が供給される。カウンタのリセット端子「RST」はLレベルとされ、また、その出力端子「Qn」から得られる出力信号は2入力ORゲート37の残りの入力端子に送られる。従って、カウンタ36は、Vccが立ち上がってから所定数のクロック信号をカウントすると、出力端子QnがHレベルとなり、これがORゲート28に送られるので、以後クロック信号ckを受け付けなくなる。
【0094】
しかして、上記した各回路において、電圧Vccが立ち上がってから一定の遅延時間が経過するまでの間は、遅延時間生成回路31の出力信号(これを「S31」と記す。)がLレベルであって、これが図12のANDゲート32に送られるため、当該ゲートからNOTゲート29を経た信号がHレベルとなり、Dフリップフロップ30のQ出力はLレベルとなる。その後、遅延時間生成回路31の出力信号「S31」がHレベル信号になり、かつ、この時にORゲート28の出力信号がHレベルである場合には、ANDゲート32からNOTゲート29を経た信号がLレベルとなってDフリップフロップ30がプリセットされるので、そのQ出力はHレベルとなる。
【0095】
尚、実際の回路においては、Vccが立ち上がったときにフリップフロップやカウンタ、時定数回路等を初期状態に規定するための初期設定用信号(パルスオンクリア信号や、パワーオンリセット信号等)が発生されるが、そのための回路構成や機能自体は周知であるため、その説明は省略する。
【0096】
図15はスイッチ手段をオン状態とした後の異常検出動作について説明するための図であり、各記号の意味は以下に示す通りである。
【0097】
・矢印「ts」=スイッチ手段をほぼ同期してオン状態にした時点
・期間「T24」=計時回路24の動作期間
・期間「T31」=遅延時間生成回路31の動作期間(つまり、当該回路がLレベルを出力している期間であり、上記事項(イ)や(ロ)に対する禁止期間に相当する。尚、この期間長については、スイッチ手段の種類や型式は勿論、応答速度やチャタリングに起因する時間差等を見込んだ上で仕様に応じてあるいは実験結果を参照して決定すべきである。)。
【0098】
図の上段に示するように、期間T24と期間T31の起点はともに矢印tsに示す時点であり、期間T24、T31の長さについては、T31の方が短い時間に設定されている。そして、期間T24のうち期間T31の間は上記事項(イ)や(ロ)が禁止されるので、実際に異常判断に要する所要時間は、期間T24からT31を差し引いた残り期間「Tr」である。
【0099】
そこで、異常判断のための時間が期間T31によって侵食されないようにするには、同図の下段に示すように、期間T31が経過してから計時回路24の動作が開始されて、期間T24が全うされるようにすれば良い。
【0100】
即ち、異常発生の判断を行う計時回路24の計時動作が、遅延時間生成回路31による規定時間だけ遅れて開始されるように構成する。
【0101】
図16はそのための回路構成例24A(計時回路)を示したものである。
【0102】
異常検出回路23による検出信号「S23」(Lレベル時に異常状態を意味する。)は、2入力ORゲート38の一方の入力端子に供給され、当該ゲートの他方の入力端子には、遅延時間生成回路31の出力信号「S31」がNOTゲート39を介して供給される。
【0103】
ORゲート38の出力信号は計時回路を構成するカウンタ27のリセット端子(RST)に送られ、該カウンタのクロック信号入力端子(CLK)には、遅延時間生成回路31の出力信号S31とクロック信号CKとの論理積信号が2入力ANDゲート40により求められた後で供給される。尚、カウンタ27の出力端子「Qn」から得られる信号が判定出力回路25に送出される。
【0104】
本回路24Aにおいて、期間T31が経過するまでの間は、信号S31がLレベルであり、その否定信号がORゲート38に送出される結果としてカウンタ27がリセットされる。尚、この場合、ANDゲート40の出力信号はLレベルである。
【0105】
そして、期間T31が経過して信号S31がHレベルになると信号S23がORゲート38を介してそのままカウンタ27のリセット端子(RST)に供給され、また、クロック信号CKがANDゲート40を介してカウンタ27のクロック入力信号端子(CLK)に供給されるようになる。つまり、この状態では図10に示す構成と全く同じであるので、検出信号S23がLレベルの場合に、クロック信号がカウントされる。
【0106】
この他、信号S23を、期間T31の間、強制的にHレベルにする方法、あるいは、当該期間T31の間は、カウンタ27へのクロック信号の入力を禁止する方法等による、各種の実施形態が挙げられるが、要は期間T31による期間T24の侵食を防止するために、期間T31に引き続いて期間T24が経過するように時間設定を行えば良い。
【0107】
ところで、上記した事項(イ)、(ロ)に対する禁止期間(T31)については、各種の異常状態の検出及び判断において適用されることを説明してきたが、これを徒らに適用するのではなく、点灯回路又は制御回路への入力電圧に異常が発生したことを制御回路によって検出する場合等に制限することが好ましい理由について以下に詳述する。
【0108】
例えば、回路におけるショート故障等により大電流が流れた場合には、回路素子の異常発熱や発煙、発火の危険が生じたり、高電圧による人体への危害が問題になるため、この状況が長時間に亘って持続する事態を回避すべきである。今、ショート異常に係る判断期間T24の長さを、仮に100ミリ秒に設定している場合、期間T31の長さが500ミリ秒であるとすると、図15の下段に示す方法では600ミリ秒の期間が経過しないと点灯回路の動作停止が行われないので、この間ショート状態が持続されてしまう。
【0109】
そこで、期間T31の付加によって、異常判断結果が出るまでの時間が長くなってしまうことに起因する弊害を防止するには、異常判断について期間T31を設けないのが良い(あるいは期間T31の長さをゼロに設定する。)。
【0110】
但し、スイッチ手段のオン・タイミングの遅れが生じている期間中は、点灯回路への入力電圧がゼロボルトであるので、これをそのままにしたのでは、前記したように誤検出が問題になるから、入力電圧の異常低下については期間T31を積極的に設定すべきである。
【0111】
そのための回路構成については、既に説明した回路において若干の置換を行えば済むことが明らかである。例えば、図9に示す信号SIを直流電源部4への入力電圧の検出信号とし、基準電圧Eiをその閾値(入力電圧の下限値に対応する。)とみなし、コンパレータ26の出力信号を図10や図16の計時回路を介して(入力電圧に関する異常判断結果を示す信号として)、図12のORゲート28に送出すれば良い。
【0112】
このように、入力電圧に関する異常検出については、規定時間の期間T31が経過するまでの間、制御回路7による放電灯8への電力供給停止若しくは点灯回路の動作停止を禁止したり、又は代用光源の点灯若しくは異常発生の報知を禁止することが本来の趣旨に適っている。
【0113】
そのためには、例えば、各種の異常検出回路(点灯回路への入力電圧の異常検出を除く。)に対して、図16に示す構成を用いるとともに、ANDゲート40やNOTゲート39には、点灯回路への入力電圧に関する異常検出信号(異常検出回路の出力信号)又は異常判定信号(計時回路を経た判断結果を示す信号)を供給すれば良い。つまり、当該信号がLレベルのとき(入力電圧の異常時)には、各種の異常検出回路(点灯回路への入力電圧の異常検出を除く。)が働かなくなり、また、当該信号がHレベルのとき(入力電圧の正常時)にはそれぞれの異常発生の有無についての判断が行われるようになる。
【0114】
尚、期間T31や期間T24の間に入力電圧が立ち上がって正常範囲になったときには、もはや入力電圧に関して異常は認められなくなるので、入力電圧検出に関して上記事項(イ)や(ロ)は行われない。
【0115】
また、点灯回路への入力電圧以外の異常検出・異常判断に関して、上記(イ)について、期間T31を設定することは、既述のような異常状態の持続を引き起こす危険性を伴い、好ましくないので、回路構成としては、図11に示す構成とし、また、上記事項(ロ)については、その心配がないので、期間T31を設定できる回路、つまり、図12や図16に示す構成を用いれば良い。よって、この場合には、用途毎にそれぞれ異なる2つの回路、即ち、放電灯への電力供給停止や点灯回路の動作停止のための異常判断回路(遅延時間生成回路による禁止期間の設定がない回路)と、代用光源の点灯あるいはその報知のための異常判断回路(遅延時間生成回路による禁止期間を設定した回路)が設けられる。
【0116】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、請求項1に係る発明によれば、点灯回路の動作開始から規定時間が経過するまでの期間中は、放電灯への電力供給停止若しくは点灯回路の動作停止又は代用光源の点灯若しくは異常発生の報知が禁止されるので、前記第1及び第2のスイッチ手段の開閉(あるいはオン/オフ)タイミングのずれに起因する制御回路の誤動作を防止できる。従って、車輌用灯具への適用において、例えば、点灯回路の動作が正常であるのに制御回路が異常の判断を下してしまうといった不都合(走行安全性への悪影響)がなくなる。
【0117】
請求項2に係る発明によれば、計時回路の計時動作が、点灯回路の動作開始時点から規定時間だけ遅れて開始されるようにすることで、異常判断において慎重を期すべく設定された判定時間が、当該規定時間によって侵食されることがない。
【0118】
請求項3に係る発明によれば、第1の過電流保護手段が働いて点灯回路への電源供給が遮断されたとしても、直流電源から第2の過電流保護手段を介した供給電圧又は別系統の供給電圧を受けられる限り、制御回路の動作が保証される。
【0119】
請求項4や請求項5に係る発明によれば、上記規定期間における保護動作や補助動作の禁止を、点灯回路への入力電圧の異常検出にのみ限定することで、それ以外の異常検出及び判断に関して結果が出るまでの時間が長くなってしまうことに起因する弊害を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る放電灯点灯回路の基本構成を示すブロック図である。
【図2】直流電源から2つに分岐した一方の電圧に基づく電源電圧を制御回路に供給する構成についてその要部を示す図である。
【図3】別系統の電源から制御回路に電源電圧を供給する構成についてその要部を示す図である。
【図4】点灯回路や制御回路への電源供給について別の構成例を示す図である。
【図5】点灯回路や制御回路への電源供給についさらに別の構成例を示す図である。
【図6】代用光源の点灯及び発光素子による報知のための構成例を示す図である。
【図7】スイッチから制御回路への電源入力についての説明図である。
【図8】異常検出及び判断回路の基本的構成を示すブロック図である。
【図9】異常検出回路の構成例を示す図である。
【図10】計時回路の構成例を示す図である。
【図11】判定出力回路の構成例を示す図である。
【図12】本発明に係る判定出力回路の構成について一例を示す図である。
【図13】遅延時間生成回路の一例を示す図である。
【図14】遅延時間生成回路の別例を示す図である。
【図15】異常検出及び判断時の動作説明図である。
【図16】計時回路の別例を示す図である。
【符号の説明】
1…放電灯点灯回路、2…直流電源、3…第1の過電流保護手段、7…制御回路、8…放電灯、12…第2の過電流保護手段、21…代用光源、24、24A…計時回路、SW1、SW2、PS、LS、PS1、PS2…スイッチ手段

Claims (5)

  1. 直流電源に基づく2系統以上の電源供給が受けられるように各給電経路上にそれぞれ設けられたスイッチ手段を備え、第1のスイッチ手段を用いて車輌用の放電灯が点灯し、第2のスイッチ手段を用いて該放電灯とは異なる車輌用光源が点灯するように構成し、
    上記車輌用の放電灯又は該放電灯の点灯回路に異常が発生したことを検出して該放電灯への電力供給を停止させ、若しくは点灯回路の動作を停止させるか又は放電灯の代用光源を点灯させ、若しくは異常の発生を報知する制御回路と、該制御回路で利用される直流電圧を生成する電源電圧生成回路を設けた放電灯点灯回路であって、
    上記第1のスイッチ手段又は上記第2のスイッチ手段がオン状態とされた場合に上記電源電圧生成回路への電源供給が行われるとともに、
    上記第1及び第2のスイッチ手段がほぼ同期してオン状態とされた場合に、点灯回路が動作を開始した時点から予め決められた規定時間が経過するまでの間は、上記制御回路による放電灯への電力供給停止若しくは点灯回路の動作停止又は代用光源の点灯若しくは異常発生の報知が禁止されるようにした
    ことを特徴とする放電灯点灯回路。
  2. 請求項1に記載の放電灯点灯回路において、
    異常状態が予め決められた時間に亘って継続していることから異常発生の有無を判断するために計時回路を設けるとともに、その計時動作が、点灯回路の動作開始時点から規定時間だけ遅れて開始されるようにした
    ことを特徴とする放電灯点灯回路。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の放電灯点灯回路において、
    直流電源から第1の過電流保護手段を介した供給電圧が直流電源部に供給されるとともに、当該直流電源から第2の過電流保護手段を介した供給電圧若しくは別系統の供給電圧又は当該電圧から上記電源電圧生成回路により生成される直流電圧が上記制御回路に供給される
    ことを特徴とする放電灯点灯回路。
  4. 請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の放電灯点灯回路において、
    上記制御回路によって点灯回路への入力電圧に異常が発生したことが検出された場合にのみ、上記規定時間が経過するまでの間、制御回路による放電灯への電力供給停止若しくは点灯回路の動作停止又は代用光源の点灯若しくは異常発生の報知が禁止される
    ことを特徴とする放電灯点灯回路。
  5. 請求項4に記載の放電灯点灯回路において、
    上記制御回路によって点灯回路への入力電圧に異常が発生したことが検出された場合に、上記規定時間が経過するまでの間は、当該入力電圧の異常以外の原因に基づいた制御回路による放電灯への電力供給停止若しくは点灯回路の動作停止については禁止されず、制御回路による代用光源の点灯若しくは異常発生の報知だけが禁止される
    ことを特徴とする放電灯点灯回路。
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