JP2005297818A - 照明制御装置及び故障検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両において、ヘッドランプをDRL実行条件成立時にPWM方式で駆動して低出力で自動点灯させる照明制御装置において、PWM駆動用のスイッチング素子の故障とランプ断線故障を検出するとともに、制御ユニットの配置の適正化や車種対応の容易化を図る。
【解決手段】 ランプ9,10と電源間を開閉するリレー22と、このリレーを手動点灯のために駆動制御する車内CANに接続されたCPU27と、ランプの駆動側端子の電圧を積分する積分回路26とを、メイン制御ユニット20に設け、ランプ9,10と電源間を開閉するFET31と、このFETを前記自動点灯のために駆動制御するCPU33と、ランプの駆動側端子を車両のイグニションスイッチ接点2を介して電源に接続するランプよりも十分抵抗値の大きな電源接続用抵抗35とを、DRL用制御ユニット30に設け、CPU27において、積分回路の出力電圧に基づいて各故障を判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両において、照明用のランプをDRL実行条件成立時に通常点灯時よりも低出力(低光量)で自動点灯させるDRL自動点灯機能を有する照明制御装置に関する。
4輪自動車等の車両には、昼間でも安全のために照明用のランプ(例えばヘッドライトのランプ)を点灯させるDRL(Daytime Running Lights)と呼ばれる動作を自動的に実行する機能(本明細書では、場合によりDRL自動点灯機能という)が装備される車種がある。このDRL自動点灯機能は、所定のDRL実行条件が成立している状態(例えば、イグニションスイッチがオンで、パーキングブレーキがオフで、ユーザによる照明の手動点灯操作がなされていない状態)で照明用のランプを自動点灯させるものである。またこのDRL自動点灯機能では、通常は、対向車の安全確保や省エネ等のため、ユーザの操作による手動点灯状態(一般的には夜間走行時の点灯状態)よりも、ランプの印加電圧を下げてランプを低光量で発光させる。そのため、DRL自動点灯機能作動時は、例えばランプをFETなどのスイッチング素子を使用してPWM駆動することが行われ、上記ランプを制御する照明制御装置としては、そのようなランプのDRL用の駆動機能を備えたものが装備される。
なお、特許文献1には、上述したDRL自動点灯機能を有する自動車用ヘッドランプ制御回路が記載されており、この回路では、DRL実行条件成立時にマイコンの制御でハイビームランプをPWM駆動してDRL自動点灯機能を実現している。
また、特許文献2及び3には、車両におけるランプの断線検出に関する技術が開示されている。
特開平10−86746号公報 特開平4−342632号公報 実開平4−60732号公報
ところで、上述したDRL自動点灯機能を有する照明制御装置では、ランプの断線故障(ランプの断線故障と電気的に等価な配線の断線等含む)、或いはDRL用スイッチング素子のオン故障やオフ故障(DRL用スイッチング素子の端子間導通状態がオフのまま、或いはオンのままとなる故障、或いはそれと電気的に等価な故障;以下場合によりDRL故障という)を検出する機能が、従来無かった。そのために、万が一このような故障が起こってランプが点灯しなかった場合、DRL自動点灯機能が働いていないのを気付かないまま、ユーザが昼間に車両を走行させ続けてしまう恐れがあった。
また、DRLスイッチング素子がオンのままとなる故障が起こると、ランプは点灯するものの、通常の出力で発光し続けることになり、対向車の安全確保や電力消費等の面で問題がある。
なお、通常の照明の点灯はユーザの操作(或いは暗くなると自動点灯させる機能)によって夜間の走行時に行われるため、故障検出機能が無くても、ユーザ自身が故障(照明が点灯していないこと、或いは点灯したままになっていること)に気付く可能性が高い。しかし、昼間に点灯することを目的とする前述のDRL自動点灯機能の場合には、周囲が明るいので、長時間ユーザが故障に気付かない可能性が高く、故障検出の必要性が強い。
また、特許文献1に記載されたもののように、一式の制御手段(特許文献1の例ではマイコン3)とスイッチング素子(特許文献1の例では半導体スイッチング素子1)によって、DRL自動点灯機能のための制御回路と、通常の手動点灯のための制御回路の両方が実現されている場合、制御ユニットの配置の適正化や車種対応(DRL自動点灯機能が有る車種と無い車種を効率的に生産等すること)が困難であるという問題があった。
即ち、ヘッドライトなどの制御ユニットは、ヘッドライトと制御ユニット間の配線の容易化等のために、通常エンジンルームに配置される。しかし、DRLのためにスイッチング素子がPWM駆動される場合、このスイッチング素子の過熱を回避することが、運転中高温になるエンジンルーム内では困難になるという問題がある。そこで、制御ユニット全体をエンジンルーム外(具体的には車室内)に配置することが考えられるが、車室内の空きスペースの関係で制御ユニット全体を車室内に配置できない場合がある。またこの場合、DRL自動点灯機能が有る車種と、DRL自動点灯機能が無い車種で、制御ユニット全体の配置が全く異なることになり、車種対応が困難になる。
また、ヘッドライトの駆動制御用(単純なオンオフ制御)のスイッチング素子としては、電磁リレーが通常用いられる場合が多い。この場合、DRL自動点灯機能がない車種では、スイッチング素子として電磁リレーを備える制御ユニットとなり、DRL自動点灯機能がある車種では、スイッチング素子としてPWM駆動が可能なFETなどの半導体素子を備える制御ユニットとなる。この結果、車種によって制御ユニットが全く異なることになり、車種対応がやはり困難になる。
そこで発明者らは、制御ユニットを、通常のヘッドライトの点灯制御(手動操作等に応じた点灯制御)を行うメイン制御ユニットと、DRL用の点灯制御を行うDRL用制御ユニット(DRL用制御ユニット)とに分け、それぞれの制御ユニットにライト駆動用の別個のスイッチング素子とCPUなどの制御手段を設けることを検討している。しかしこの場合、前述した故障をどのような構成で行うかが問題となる。特に、メイン制御ユニットで故障監視を行おうとすると、PWM駆動のオンオフタイミングがメイン制御ユニットのCPUで認識できないため、DRL用制御ユニット内のDRL用スイッチング素子の故障判定が困難であるという問題がある。即ち、PWM駆動されるスイッチング素子の故障判定の一般的な方法としては、PWM駆動のオン期間又はオフ期間において、スイッチング素子や負荷(ヘッドライト等のランプ)の端子電圧がその期間に応じた適正値(高電位又は低電位)になっているか否かを監視する方法がある。ところがこれは、PWM駆動のオンオフタイミングが認識できていることが当然前提となる(いいかえると、端子電圧の監視タイミングとPWM駆動のオンオフタイミングとの同期を図る必要がある)。例えば、PWMの駆動制御を行っているCPUにおいては、当然にPWM駆動のオンオフタイミングが認識できているので、端子電圧の監視タイミングとPWM駆動のオンオフタイミングとの同期を図り、上述した方法によってスイッチング素子の故障判定が可能である。しかし、上述したように異なる制御ユニット内にそれぞれ設けられた異なるCPUの一方においてPWM駆動を行い、他方のCPUにおいてそのPWM駆動用のスイッチング素子の故障を上述した方法で判定することは、他方のCPUでPWM駆動のオンオフタイミングが正確に認識できないために不可能である。そこで、PWM駆動のオンオフタイミングが認識できない制御手段においても、PWM駆動用のスイッチング素子の故障を判定できる技術が必要になる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、PWM駆動のオンオフタイミングが認識できない制御手段においても、PWM駆動用のスイッチング素子の故障を判定できる故障検出装置、及びこの故障検出装置の技術を利用した車両用のDRL自動点灯機能付き照明制御装置であって、少なくとも上述したスイッチング素子の故障を判定できる機能を備えた照明制御装置を提供することを目的としている。
本願の照明制御装置は、車両において、照明用のランプをDRL実行条件成立時にPWM方式で駆動して通常点灯時よりも低出力で自動点灯させるDRL自動点灯機能を有する照明制御装置であって、
前記ランプと電源間を開閉するDRL用スイッチング素子と、
このDRL用スイッチング素子を少なくとも前記自動点灯のために駆動制御するDRL用制御手段と、
前記ランプの駆動側端子の電圧を積分する積分回路と、
前記DRL用スイッチング素子が前記自動点灯のために駆動されている状態(即ち、PWM駆動されている状態)における前記積分回路の出力電圧に基づいて、前記DRL用スイッチング素子のオン故障及びオフ故障を判定するスイッチ故障判定手段とを備えたことを特徴とする。
ここで、「ランプと電源間を開閉する」における「電源」とは、ランプがハイサイド駆動の場合には電源の高電位側、ランプがローサイド駆動の場合には電源の低電位側を意味する。また、「DRL用スイッチング素子」は、DRL用の前記自動点灯のための専用のスイッチング素子でもよいが、通常点灯時の駆動制御用として兼用されるものであってもよい。また、「ランプの駆動側端子」とは、DRL用スイッチング素子が設けられた側の端子を意味する。
この照明制御装置では、DRL用スイッチング素子がPWM駆動されている状態(即ち、DRL自動点灯機能が働いているDRL作動状態)における積分回路の出力電圧に基づいて、DRL故障が判定される。このため、スイッチ故障判定手段を構成する制御手段においてPWM駆動のオンオフタイミングが認識できなくても(PWM駆動のオンオフタイミングとの同期がとれなくても)、DRL故障が的確に検出できる。
何故なら、例えば図2に示すように、上記故障の無い正常時、上記DRL作動状態では、ランプの駆動側端子電圧(積分回路の入力電圧Vin)はパルス状(矩形波状)の波形となり、これを積分した積分回路の出力電圧Voutは鋸歯状の波形になる。ところが、上記DRL故障が起きている故障時では、上記DRL作動状態でも、積分回路の出力電圧は、例えば図2の右側に示すように、高電位又は低電位の何れか一方のままとなる。このため、後述する形態例のように、例えば周期的に積分回路の出力電圧を監視(サンプリング)し、高電位又は低電位が所定割合以上検出されたときに故障であると判定するようにすれば、上記DRL故障が的確に判定できる。
なおここで、積分回路により駆動側端子電圧を積分した電圧を監視して故障判定していることは、次のような作用を奏する。即ち、仮に駆動側端子電圧そのものを監視して同様に故障判定しようとすると、駆動側端子電圧のサンプリングのタイミングによっては、PWM駆動のデューティサイクルにおけるオン期間又はオフ期間のいずれか一方でのみ、電圧の判定が行われ続けて、正常であるにもかかわらず故障と判定する不具合、或いは、故障と判定された後で正常に戻らない(又は長時間戻らない)不具合が発生する可能性がある。そして、この問題を解決しようとすると、PWM駆動のオンオフタイミングを把握し、上記サンプリングのタイミングとPWM駆動のオンオフタイミングとの同期を図る必要がある。しかし、積分した後の電圧であれば、鋸歯状の波形であるため、正常時であれば、多くのタイミングで中間電位が検出され、上述した不具合の発生の可能性が格段に低くなり、PWM駆動のタイミングとの同期をとる必要がなくなる(即ち、スイッチ故障判定手段において、PWM駆動のオンオフタイミングが認識できなくてもよくなる)。
したがって、本願の照明制御装置によれば、スイッチ故障判定手段を、DRL用制御手段とは別個の制御手段により実現することが可能となり、制御ユニットを例えば後述するようにに二つに分けることが容易になる。
次に、本願の照明制御装置の好ましい態様は、前記DRL用スイッチング素子に対して並列に設けられて前記ランプと電源間を開閉するメインスイッチング素子を、前記DRL用スイッチング素子とは別個に備えるとともに、
前記メインスイッチング素子を前記ランプの通常点灯のために駆動制御するメイン制御手段を、前記DRL用制御手段とは別個に備え、
前記メインスイッチング素子、メイン制御手段、及び積分回路が、メイン制御ユニットに設けられ、
前記DRL用スイッチング素子、及びDRL用制御手段が、前記メイン制御ユニットとは別個のDRL用制御ユニットに設けられ、
前記スイッチ故障判定手段が前記メイン制御手段により構成されているものである。
ここで「通常点灯」とは、手動操作による点灯(手動点灯)などの、DRL用のランプの点灯(低出力でのランプの駆動)ではないランプの点灯を意味し、場合によっては、暗くなるとランプを自動点灯させるような機能によるランプの点灯も含まれる。
このような態様であると、制御ユニットの配置の適正化や車種対応の容易化が図れる。即ち、過熱が問題となるDRL用スイッチング素子が、メイン制御ユニットとは別個のDRL用制御ユニット内に設けられているため、これを車室内に配置して過熱を防止することが容易に可能となる。一方、メイン制御ユニットは、従来どおりエンジンルームに配置して、DRL自動点灯機能が有る車種とDRL自動点灯機能が無い車種とで共用化が可能である。これにより、DRL用制御ユニットを追加して配線を少し変更する程度で、DRL自動点灯機能が無い車種を同機能が有る車種に改造又は仕様変更することも容易に可能となり、車種対応が容易になる。なお、DRL自動点灯機能の仕様を変更することも、DRL用制御ユニットを変更するだけでよいので容易になり、この点でも車種対応が容易になる。
また上記態様では、スイッチ故障判定手段がメイン制御手段により構成されている(即ち、メイン制御手段が上記DRL故障の判定処理を行う構成である)ため、故障判定結果に応じた車載機器の制御(例えば、故障をユーザに報知するためのランプ点灯制御等)が容易になる。というのは、例えば、車内の通信ネットワーク(例えば、CAN)を介して指令を出力して故障を報知するランプを点灯させる場合、仮にDRL用制御ユニットで上記DRL故障の判定処理を行う構成であると、DRL用制御手段も上記通信ネットワークに接続するか、DRL用制御手段からメイン制御手段に上記DRL故障の判定結果の情報を送信する信号線を設ける必要(メイン制御ユニットとDRL用制御ユニット間の配線を増やす必要)が生じる。しかし上記態様では、車内の通信ネットワークに当然接続されるメイン制御手段が上記DRL故障の判定処理を行う構成であるため、このように信号線を新たに設けるといった必要がないからである。
なおこの場合、PWM駆動を行う制御手段(DRL用制御手段)と、上記DRL故障の判定処理を行う制御手段(メイン制御手段)とが別個のものであり、DRL故障の判定処理を行うメイン制御手段では、PWM駆動のオンオフタイミングが正確に把握できないが、前述したように積分回路の出力電圧で故障判定を行うため、既述したように同期をとらなくてもDRL故障が十分検出可能である。
次に、本願の照明制御装置の別の好ましい態様は、前記DRL用スイッチング素子に対して並列に設けられて、前記ランプの駆動側端子を車両のイグニションスイッチ接点を介して電源に接続する電源接続ラインと、
この電源接続ライン上に設けられて前記ランプよりも十分抵抗値の大きな電源接続用抵抗と、
前記イグニションスイッチ接点がオンであり、かつ、前記ランプが駆動されていない状態における、前記ランプの駆動側端子の電圧又は前記積分回路の出力電圧に基づいて前記ランプの断線故障を判定するランプ故障判定手段とを備えたものである。
ここで、「電源接続用抵抗」は、イグニションスイッチオン時に、ランプが点灯せず、消費電力の点でも問題とならない程度の微弱な電流をランプに流すための抵抗を意味する。また、「ランプが駆動されていない状態」には、PWM駆動時のオフ期間の状態は含まれない。
この態様によれば、イグニションスイッチ接点がオンであり、かつ、前記ランプが駆動されていない状態(ランプ駆動用のスイッチング素子がオフである状態)における、ランプの駆動側端子の電圧又は前記積分回路の出力電圧に基づいて、故障判定手段がランプの断線故障を判定する。このため、前述のDRL故障に加えて、ランプの断線故障も的確に検出できる。
何故なら、ランプの駆動側端子は、イグニションスイッチ接点と電源接続ラインを介して電源に別個に接続されており、この電源接続ライン上にはランプよりも十分抵抗値の大きな電源接続用抵抗が設けられている。これにより、ランプ駆動用のスイッチング素子がオフである状態でも、イグニションスイッチ接点がオンであり、かつランプ内部又はその端子接続部等に断線故障がない限り、この電源接続ラインを介してランプに微弱な電流(ランプが点灯しない程度の電流)が流れる。このため、上記駆動側端子の電圧又は積分回路の出力電圧は、電源接続用抵抗の電圧降下の影響で、上記断線故障がない正常時には、高電圧(Hi)又は低電圧(Lo)のうちの一方(ランプがハイサイド駆動の場合には低電圧、ランプがローサイド駆動の場合には高電圧)となり、上記断線故障がある故障時には、高電圧(Hi)又は低電圧(Lo)のうちの他方(ランプがハイサイド駆動の場合には高電圧、ランプがローサイド駆動の場合には低電圧)となる。したがって本装置であれば、上記電圧に基づいて、断線故障の有無を的確に判定できる。
なお、積分回路の出力電圧は、このランプの断線故障の判定については、上記駆動側端子の電圧(即ち、積分回路の入力電圧)と等価であるため、何れの電圧を使用してこの断線故障判定を行ってもよい。但し、積分回路の出力電圧を使用するようにすれば、前述のDRL故障とこの断線故障とで、監視電圧が同じになるので、制御手段へのこれら電圧入力部が共通化できる利点がある。
なお、上述したようにランプの断線故障も行う態様とした場合にも、既述したように制御ユニットを二つに分ける構成とすることが望ましい。この場合、メインスイッチング素子、メイン制御手段、及び積分回路をメイン制御ユニットに設け、DRL用スイッチング素子、DRL用制御手段、及び電源接続用抵抗をDRL用制御ユニットに設け、スイッチ故障判定手段及びランプ故障判定手段をメイン制御手段により実現する構成とすればよい。
次に、本願の故障検出装置について説明する。本願の故障検出装置は、上述した本願の照明制御装置に適用された故障判定技術を一般化したものであり、次のような特徴を有する。
即ち、負荷と電源間に接続されてPWM駆動されるスイッチング素子を備えたシステムにおいて、前記スイッチング素子のオン故障及びオフ故障を検出する故障検出装置であって、
前記負荷の駆動側端子の電圧を積分する積分回路と、
前記DRL用スイッチング素子がPWM駆動されている状態における前記積分回路の出力電圧に基づいて、前記スイッチング素子のオン故障及びオフ故障を判定するスイッチ故障判定手段とを備えたものである。
ここで、「システム」は、車載システムに限定されない。また、負荷は、車両のランプに限定されず、あらゆる電気機器があり得る。
またスイッチ故障判定手段は、具体的には、例えば次のような原理でスイッチング素子のオン故障及びオフ故障を判定する。即ち、前記積分回路の出力電圧を、PWM駆動の周期よりも十分短い周期で監視し、この電圧監視において、規定の中間電位範囲外の高電位又は低電位が検出されたこと、或いは前記高電位又は低電位が規定割合を超える割合で検出されたことに基づいて、前記スイッチング素子のオン故障又はオフ故障が発生したと判定する。
この故障検出装置でも、前述の照明制御装置と同様に、スイッチ故障判定手段を構成する制御手段においてPWM駆動のオンオフタイミングが認識できなくても、スイッチング素子のオン故障又はオフ故障が的確に検出できる。
本発明によれば、スイッチ故障判定手段を構成する制御手段においてPWM駆動のオンオフタイミングが認識できなくても(PWM駆動のオンオフタイミングとの同期がとれなくても)、スイッチング素子のオン故障又はオフ故障が的確に検出できる。
以下、本発明の実施の形態の一例を図面に基づいて説明する。
図1は、本例の照明制御装置を示す回路図である。図2は、DRL故障の判定処理を説明するためのタイミングチャートである。図3は、ランプ断線故障の判定処理を説明するためのタイミングチャートである。また、図4は、積分回路の詳細等を説明するための図であり、図5は、DRL故障の判定のための各種数値の設定を説明する図であり、図6は、ランプ断線故障の判定のための各種数値の設定を説明する図である。
本例の照明制御装置は、図1に示すように、メイン制御ユニット20と、DRL用制御ユニット30とを備える。
図1において、符号1は車両のバッテリ(電源)、符号2はイグニションスイッチ接点(IG1)、符号3は運転席に設けられるインジケータ、符号4は運転席に設けられて運転者により操作されるコンビスイッチ、符号5は運転席の足元等に設けられる車内CAN用の統合コントローラ、符号6はパーキングブレーキ作動時にオンするパーキングブレーキスイッチである。また、符号7,8は、ヘッドライトロービーム用の左右のランプであり、符号9,10は、ヘッドライトハイビーム用の左右のランプである。なお本例では、ヘッドライトハイビーム用のランプ9,10が、DRL動作時に自動点灯されるが、その他のランプ(例えばヘッドライトロービーム用のランプ、或いはDRL用の専用ランプ)がDRL動作時に自動点灯される構成でもよい。またこの場合、パーキングブレーキスイッチ6がオンすると、インジケータ3のパーキングブレーキ表示部3aが点灯する。なお図1に示すように、回路中には、逆流防止用のダイオードや、過電流防止用のフューズ等が各所に設けられているが、これらについては符号及び説明を省略する。
メイン制御ユニット20は、ランプ7,8或いは9,10と電源の高電位側間を開閉するリレー21,22(メインスイッチング素子)と、これらリレー21,22のコイルの通電ラインをそれぞれ開閉してリレー21,22を駆動制御するためのトランジスタ23,24と、DRL実行条件が成立している時にDRL信号(この場合アクティブローの信号)を出力するためのトランジスタ25と、ランプ9,10の駆動側端子(この場合、高電位側の端子)の電圧を積分する積分回路26と、車内CANに接続されてトランジスタ23,24,25を制御するCPU27(メイン制御手段)とを備える。
なお、トランジスタ23,24,25の駆動回路は図示省略している。
ここで、積分回路26は、図1又は図4(a)に示すようにツェナーダイオードを備えている構成であり、最大電圧が例えば5Vに制限されている。またこの場合、積分回路26の出力電圧は、CPU27のAD入力に入力されてその電圧値が読取られる構成となっている。
この積分回路26は、PWM出力の矩形状波形を図2又は図4(b),(c)に示すように鋸歯状波形に変換する特性を持つ。この鋸歯状波形は、後述するCPU27の故障判定のためのサンプリングにおいて、所定割合以上中間電位が読取られるようにするものである(詳細後述する)。例えば、CPU33によるPWM駆動の周期が9.6msecで、CPU27が積分回路26の出力電圧を監視する周期(上記サンプリングの周期)が4.8msecの場合、正常状態ならば、100回のサンプリングのうち、30回を超える回数中間電位(例えば1V〜4V)が読取られるような波形である。発明者らは、図1に示す積分回路によって、このような波形が容易に設定可能であることを、シミュレーションによって確認している。
次に、DRL用制御ユニット30は、メイン制御ユニット20のリレー21,22(メインスイッチング素子)に対して並列に設けられてランプ9,10と電源の高電位側間を開閉するFET31(DRL用スイッチング素子)と、このFET31をトランジスタ32を介してDRL動作のために駆動制御するCPU33(DRL用制御手段)と、FET31に対して並列に設けられて、ランプ9,10の駆動側端子を車両のイグニションスイッチ接点2を介して電源の高電位側に接続する電源接続ライン34と、この電源接続ライン34上に設けられてランプ9,10よりも十分抵抗値の大きな電源接続用抵抗35(ランプ9,10が点灯せず、消費電力の点でも問題とならない程度の微弱な電流をランプ9,10に流すための抵抗)と、イグニションスイッチ接点2を介して入力される電源電圧を安定化してCPU33に入力するレギュレータ36とを備える。
ここで、DRL用制御ユニット30のCPU33(DRL用制御手段)には、メイン制御ユニット20からのDRL信号(トランジスタ25の出力信号)が入力されている。そして、イグニションスイッチ接点2がオンされている状態でこのDRL信号がアクティブになると、僅かな遅延時間(例えば20msec;以下PWM遅延時間という)の後に、CPU33がFET31を所定のデューティでPWM駆動し、DRL動作としてランプ9,10が低出力で点灯される構成となっている。
また、メイン制御ユニット20のCPU27(メイン制御手段)は、次のような機能を実現するように、図示省略したRAM等に記録されるその動作プログラムが設定されている。
即ち、コンビスイッチ4が操作されてヘッドライト(ランプ7,8又は9,10)の手動点灯を指令する信号をCANバス上から受信すると、トランジスタ23又は24を介してリレー21又は22を駆動し、ランプ7,8又は9,10にバッテリ電圧VBATを印加してこれを点灯させる。なお、こうしてランプ9,10(ヘッドライトハイビーム)が手動点灯している状態では、インジケータ3のハイビーム表示部3cが点灯する。
また、CPU27は、CANバス上から得られる情報によって、所定のDRL実行条件(例えば、イグニションスイッチ接点2がオンで、パーキングブレーキスイッチ6がオフで、コンビスイッチ4によるヘッドライトの手動点灯操作がなされていないこと)が成立していると判定すると、トランジスタ25を作動させてDRL信号をアクティブとする。この場合、CPU27は、イグニションスイッチ接点2がオフからオンになると、所定の遅延時間(例えば200msec;以下DRL遅延時間という)の間に、CANバス上からの受信データに基づいてDRL実行条件が成立しているか否か判定し、成立していると判定すれば、上記DRL遅延時間経過後にDRL信号(DRL_SIG)をアクティブとする(図2参照)。
また、CPU27は、イグニションスイッチ接点2(IG1)がオンになると、上記DRL遅延時間の間に、ランプ9,10の駆動側端子の電圧(この場合、積分回路26の出力電圧)に基づいてランプ9,10の断線故障を判定する。具体的には、例えば上記DRL遅延時間中であって、ランプ9,10が消灯状態である時に、4.8msec毎に上記電圧をサンプリングしてしきい値(例えば、2.5V)と比較し、約50msec以上(即ち、10回以上)連続してしきい値以上の電圧を検出した場合、上記断線故障発生と判定する(図3参照)。
なお、上記断線故障発生と判定すると、この場合、DRL制御時(上記DRL信号がアクティブとなっている時)に、CPU27がCANバス上に上記断線故障を示す情報を送信し、インジケータ3のDRL故障表示部3bが点灯する。また、このように断線故障が検出された状態は、イグニションスイッチ接点2がオンである限り保持される。
また、CPU27は、FET31(DRL用スイッチング素子)がPWM駆動されている状態(DRL信号がアクティブになった状態)で、ランプ9,10の駆動側端子の電圧(この場合、積分回路26の出力電圧)に基づいてFET31のオン故障及びオフ故障(前述のDRL故障)を判定する(詳細後述する)。具体的には、例えば4.8msec毎(PWMの半分の周期毎)に上記電圧をサンプリングしてしきい値(例えば、Hiレベルは4V以上、Loレベルは1V以下)と比較し、約0.5秒間での100回サンプリング中、70回以上Hiレベル又はLoレベルを検出した場合、FET31のオン故障又はオフ故障が発生したと判定する。また、100回サンプリング中、Hiレベル又はLoレベルを検出した回数が70回未満の場合、正常(FET31のオン故障又はオフ故障が生じていないか、正常に復帰した)と判定する。
またこの場合、上記故障発生が判定されると、CPU27がCANバス上に上記故障を示す情報を送信し、インジケータ3のDRL故障表示部3bが点灯する。
なお、上記故障判定は、オン故障かオフ故障かを区別するようにしてもよい。即ち、例えば100回サンプリング中、70回以上Hiレベルを検出した場合、FET31のオン故障が発生したと判定し、また70回以上Loレベルを検出した場合、FET31のオフ故障が発生したと判定する態様でもよい。
以上説明した本例の照明制御装置は、本願の故障検出装置を包含しており、次のような作用効果を奏する。
即ち、この照明制御装置では、DRL用スイッチング素子(FET31)がPWM駆動されている状態(即ち、DRL自動点灯機能が働いているDRL作動状態)における積分回路26の出力電圧に基づいて、DRL故障が判定される。このため、スイッチ故障判定手段を構成する制御手段(CPU27)においてPWM駆動のオンオフタイミングが認識できなくても(CPU33によるPWM駆動のオンオフタイミングとの同期がとれなくても)、DRL故障が的確に検出できる。
何故なら、例えば図2に示すように、上記故障の無い正常時、上記DRL作動状態では、ランプの駆動側端子電圧(積分回路の入力電圧Vin)はパルス状(矩形波状)の波形となり、これを積分した積分回路26の出力電圧Voutは鋸歯状の波形になる。ところが、上記DRL故障が起きている故障時では、上記DRL作動状態でも、積分回路の出力電圧は、例えば図2の右側に示すように、高電位又は低電位の何れか一方のままとなる。このため、例えば周期的に積分回路26の出力電圧を監視(サンプリング)し、高電位又は低電位が所定割合以上検出されたときに故障であると判定するようにすれば、上記DRL故障が的確に判定できる。図2の場合、後述する監視周期Tcが4.8msecであり、中間電位外(Hiレベル又はLoレベル)を検出した回数(故障と判定する回数)Ndが70回であるため、故障発生から僅か336msec(4.8msec×70)経過後にDRL故障と判定される。
なおここで、積分回路26により駆動側端子電圧を積分した電圧を監視して故障判定していることは、次のような作用を奏する。即ち、仮に駆動側端子電圧(PWM出力)そのものを監視して同様に故障判定しようとすると、駆動側端子電圧のサンプリングのタイミングによっては、PWM駆動のデューティサイクルにおけるオン期間又はオフ期間のいずれか一方でのみ、電圧の判定が行われ続けて、正常であるにもかかわらず故障と判定する不具合、或いは、故障と判定された後で正常に戻らない(又は長時間戻らない)不具合が発生する可能性がある。そして、電圧の監視周期を極端に短くしないで(CPUの処理負担を増加させないで)、この問題を解決しようとすると、PWM駆動のオンオフタイミングを把握し、上記サンプリングのタイミングとPWM駆動のオンオフタイミングとの同期を図る必要がある。しかし、積分した後の電圧であれば、鋸歯状の波形であるため、正常時であれば、多くのタイミングで中間電位が検出され、上述した不具合の発生の可能性が格段に低くなり、PWM駆動のタイミングとの同期をとる必要がなくなる(即ち、スイッチ故障判定手段において、PWM駆動のオンオフタイミングが認識できなくてもよくなる)。
したがって、本願の照明制御装置によれば、スイッチ故障判定手段を、DRL用制御手段(CPU33)とは別個の制御手段(CPU27)により実現することが可能となり、制御ユニットを既述したように二つに分けることが容易になる。
また、本例の照明制御装置は、DRL用スイッチング素子(FET31)に対して並列に設けられてランプ9,10と電源間を開閉するメインスイッチング素子(リレー22)を、前記DRL用スイッチング素子とは別個に備えるとともに、前記メインスイッチング素子をランプ9,10の通常点灯のために駆動制御するメイン制御手段(CPU27)を、前記DRL用制御手段(CPU33)とは別個に備え、前記メインスイッチング素子、メイン制御手段、及び積分回路26が、メイン制御ユニット20に設けられ、前記DRL用スイッチング素子、及びDRL用制御手段が、前記メイン制御ユニット20とは別個のDRL用制御ユニット30に設けられ、スイッチ故障判定手段がメイン制御手段(CPU27)により構成されている。
このため、制御ユニットの配置の適正化や車種対応の容易化が図れる。即ち、過熱が問題となるDRL用スイッチング素子(FET31)が、メイン制御ユニット20とは別個のDRL用制御ユニット30内に設けられているため、これを車室内に配置して過熱を防止することが容易に可能となる。一方、メイン制御ユニット20は、従来どおりエンジンルームに配置して、DRL自動点灯機能が有る車種とDRL自動点灯機能が無い車種とでほぼ共用化が可能である。これにより、DRL用制御ユニット30を追加して配線を少し変更する程度で、DRL自動点灯機能が無い車種を同機能が有る車種に改造又は仕様変更することも容易に可能となり、車種対応が容易になる。なお、DRL自動点灯機能の仕様を変更することも、DRL用制御ユニット30を変更するだけでよいので容易になり、この点でも車種対応が容易になる。
また本例の態様では、スイッチ故障判定手段がメイン制御手段(CPU27)により構成されている(即ち、CPU27が上記DRL故障の判定処理を行う構成である)ため、故障判定結果に応じた車載機器の制御(例えば、故障をユーザに報知するためのランプ3bの点灯制御等)が容易になる。というのは、例えば、車内の通信ネットワーク(CAN)を介して指令を出力して故障を報知するランプを点灯させる場合、仮にDRL用制御手段(CPU33)で上記DRL故障の判定処理を行う構成であると、DRL用制御手段(CPU33)も上記通信ネットワークに接続するか、DRL用制御手段からメイン制御手段に上記DRL故障の判定結果の情報を送信する信号線を設ける必要(メイン制御ユニット20とDRL用制御ユニット30間の配線を増やす必要)が生じる。しかし上記態様では、車内の通信ネットワークに当然接続されるメイン制御手段(CPU27)が上記DRL故障の判定処理を行う構成であるため、このように信号線を新たに設けるといった必要がないからである。
また、本願の照明制御装置では、前記DRL用スイッチング素子に対して並列に設けられて、ランプ9,10の駆動側端子を車両のイグニションスイッチ接点2を介して電源に接続する電源接続ライン34と、この電源接続ライン34上に設けられて前記ランプよりも十分抵抗値の大きな電源接続用抵抗35と、イグニションスイッチ接点2がオンであり、かつ、ランプ9,10が駆動されていない状態における、積分回路26の出力電圧に基づいて、CPU27がランプ9,10の断線故障を判定する。このため、前述のDRL故障に加えて、ランプ9,10の断線故障も的確に検出できる。
何故なら、ランプ9,10の駆動側端子は、イグニションスイッチ接点2と電源接続ライン34を介して電源の高電位側に別個に(即ち、リレー22のある通常の通電ラインとは別個に)接続されており、この電源接続ライン34上にはランプ9,10よりも十分抵抗値の大きな電源接続用抵抗35が設けられている。これにより、ランプ駆動用のスイッチング素子(リレー22やFET31)がオフである状態でも、イグニションスイッチ接点2がオンであり、かつランプ内部又はその端子接続部等に断線故障がない限り、この電源接続ライン34を介してランプ9,10に微弱な電流(ランプが点灯しない程度の電流)が流れる。このため、上記積分回路26の出力電圧は、電源接続用抵抗35の電圧降下の影響で、上記断線故障がない正常時には、低電圧(Lo)となり、上記断線故障がある故障時には、高電圧(Hi)となる。したがって本装置であれば、上記電圧に基づいて、断線故障の有無を的確に判定できる。
例えば図3は、断線故障が起きている状態でイグニションスイッチがオンされた場合を示しているが、この場合、イグニションスイッチがオンされた後、僅か約50msec経過後にこの断線故障が検出される。上記電圧の監視周期が4.8msecであり、例えば10回以上連続してしきい値以上の電圧を検出した場合、上記断線故障発生と判定するからである。
なお、積分回路26の出力電圧Voutは、立上り又は立下り時に瞬間的な遅れがあるものの、このランプの断線故障の判定については、ランプ9,10の駆動側端子の電圧(即ち、積分回路26の入力電圧Vin)と等価であるため、何れの電圧(Vin又はVout)を使用してこの断線故障判定を行ってもよい。但し、積分回路26の出力電圧を使用するようにすれば、前述のDRL故障とこの断線故障とで、監視電圧が同じになるので、制御手段(CPU27)へのこれら電圧入力部が共通化できる利点がある。
次に、積分回路26の仕様や、DRL故障判定の詳細について説明する。
まず、図4を参照してDRL故障判定のための各数値の記号を定義する。即ち、FET31のPWM駆動の周期をT、このPWM駆動のデューティ比をDON、このPWM出力(積分回路26の入力電圧Vin)の最大値をV、積分回路26のダイオードDi(図4(a)に示す)の電圧降下をVf、中間電位下限をVa、中間電位上限をVb、鋸歯状波形(積分回路26の出力電圧Voutの波形)の立上り時間(VaからVbまで変化する時間)をTr、鋸歯状波形の立下り時間(VbからVaまで変化する時間)をTf、電圧Voutの監視回数(サンプリング回数)をN、電圧Voutの監視周期(サンプリング周期)をTc、中間電位外(Hiレベル又はLoレベル)を検出した回数(故障と判定する回数)をNd、ツェナーダイオ−ドZDのツェナー電圧をVzとする。また、積分回路26を構成する2つの抵抗やコンデンサの値を、R1、R2、C1とする(図4(a)に示す)。
これら数値R1、R2、C1、Va、Vb、T、Tc、N、Nd、V、Vf、Vzは、数1の式を満足するように設定すればよい。但し、数1におけるTrとTfは、例えば数2の式によって求めることができる。
このように設定されていれば、DRL故障が起こっていると、電圧VoutをN回監視した中でNd回以上中間電位外がほぼ必ず検出される。また逆に、DRL故障が起こっていない正常時には、電圧VoutをN回監視した中で(N−Nd)回以上中間電位が必ず検出される。このため、電圧VoutをN回監視した中でNd回以上中間電位外が検出されるとDRL故障発生と判定する構成とすれば、PWM駆動のオンオフタイミングと無関係に、DRL故障を信頼性高く的確に検出することができる。
なお、図5(a)には、上記数値の具体例と説明を記した。
Figure 2005297818
Figure 2005297818
なお、DRL故障判定のための各数値の設定は、上記態様に限らない。例えば、PWM出力のばらつき(ピーク電圧、周波数、デューティ比等のばらつき)が小さい場合には、、数3を満足するように設定する構成としてもよい。この場合、鋸歯状波形(積分回路26の出力電圧Voutの波形)は、正常であれば常時VaからVbの範囲内(中間電位内)にあるため、出力電圧Voutが中間電位外(Va以下又はVb以上)になった時点でDRL故障と判断できる。
なお、図5(b)には、この場合の前記数値の具体例と説明を記した。
Figure 2005297818
次に、ランプの断線故障判定の詳細について説明する。
まず、図6(a)を参照してランプの断線故障判定のための各数値の記号を定義する(但し、DRL故障判定と共通なものは説明を省略する)。即ち、車両のバッテリの電源電圧をVBAT、ランプ9,10の抵抗をRb1,Rb2、しきい値電圧(故障と判定する電圧)をVth、電源接続用抵抗35の抵抗値をRとする。
そして、ランプの断線故障判定のためには、数4に示す関係が成立するように、しきい値電圧Vthや抵抗値R等を設定すればよい。
このように設定されていれば、ランプの断線故障が起こっていると、電圧Voutがしきい値電圧Vthより必ず大きくなる。このため、電圧Voutとして、例えば約50msec以上(即ち、10回以上)連続してしきい値以上の電圧が検出された場合、上記断線故障発生と判定する構成であれば、この断線故障を信頼性高く的確に検出することができる。
なお、図6(b)には、この場合の前記数値の具体例と説明を記した。
Figure 2005297818
なお、本発明は上述した形態例に限られず、各種の変形や応用があり得る。
例えば、スイッチング素子をランプ(負荷)の低電位側に接続したローサイド駆動のタイプ(特許文献2のようなタイプ)にも、本発明は原理的に適用可能である。
また、本願の基本発明は、スイッチング素子が手動操作用とDRL用で共通の構成(特許文献1のような構成)にも適用可能である。例えば、特許文献1の装置における半導体スイッチング素子1の出力電圧(ハイビームランプの駆動側端子電圧)を積分する積分回路を設け、マイコン3とは別個のマイコンにおいてこの積分回路の出力に基づいて半導体スイッチング素子1の故障を判定するようにしてもよい。
また、図1に示した形態例において、CPU27が、暗くなるとリレー21又は22を自動的に駆動して、ヘッドランプを夜間に自動点灯させる機能を持っていてもよい。
照明制御装置を示す回路図である。 DRL故障の判定処理を説明するためのタイミングチャートである。 ランプ断線故障の判定処理を説明するためのタイミングチャートである。 積分回路の詳細等を説明するための図である。 DRL故障の判定のための各種数値の設定を説明する図である。 ランプ断線故障の判定のための各種数値の設定を説明する図である。
符号の説明
2 イグニションスイッチ接点
9,10 ランプ
20 メイン制御ユニット
21,22 リレー(メインスイッチング素子)
26 積分回路
27 CPU(メイン制御手段)
30 DRL用制御ユニット
31 FET(DRL用スイッチング素子)
33 CPU(DRL用制御手段)
34 電源接続ライン
35 電源接続用抵抗

Claims (6)

  1. 車両において、照明用のランプをDRL実行条件成立時にPWM方式で駆動して通常点灯時よりも低出力で自動点灯させるDRL自動点灯機能を有する照明制御装置であって、
    前記ランプと電源間を開閉するDRL用スイッチング素子と、
    このDRL用スイッチング素子を少なくとも前記自動点灯のために駆動制御するDRL用制御手段と、
    前記ランプの駆動側端子の電圧を積分する積分回路と、
    前記DRL用スイッチング素子が前記自動点灯のために駆動されている状態における前記積分回路の出力電圧に基づいて、前記DRL用スイッチング素子のオン故障及びオフ故障を判定するスイッチ故障判定手段と
    を備えたことを特徴とする照明制御装置。
  2. 前記DRL用スイッチング素子に対して並列に設けられて前記ランプと電源間を開閉するメインスイッチング素子を、前記DRL用スイッチング素子とは別個に備えるとともに、
    前記メインスイッチング素子を前記ランプの通常点灯のために駆動制御するメイン制御手段を、前記DRL用制御手段とは別個に備え、
    前記メインスイッチング素子、メイン制御手段、及び積分回路が、メイン制御ユニットに設けられ、
    前記DRL用スイッチング素子、及びDRL用制御手段が、前記メイン制御ユニットとは別個のDRL用制御ユニットに設けられ、
    前記スイッチ故障判定手段が前記メイン制御手段により構成されていることを特徴とする請求項1記載の照明制御装置。
  3. 前記DRL用スイッチング素子に対して並列に設けられて、前記ランプの駆動側端子を車両のイグニションスイッチ接点を介して電源に接続する電源接続ラインと、
    この電源接続ライン上に設けられて前記ランプよりも十分抵抗値の大きな電源接続用抵抗と、
    前記イグニションスイッチ接点がオンであり、かつ、前記ランプが駆動されていない状態における、前記ランプの駆動側端子の電圧又は前記積分回路の出力電圧に基づいて前記ランプの断線故障を判定するランプ故障判定手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の照明制御装置。
  4. 前記DRL用スイッチング素子に対して並列に設けられて前記ランプと電源間を開閉するメインスイッチング素子を、前記DRL用スイッチング素子とは別個に備えるとともに、
    前記メインスイッチング素子を前記ランプの通常点灯のために駆動制御するメイン制御手段を、前記DRL用制御手段とは別個に備え、
    前記メインスイッチング素子、メイン制御手段、及び積分回路が、メイン制御ユニットに設けられ、
    前記DRL用スイッチング素子、DRL用制御手段、及び電源接続用抵抗が、前記メイン制御ユニットとは別個のDRL用制御ユニットに設けられ、
    前記スイッチ故障判定手段及びランプ故障判定手段が前記メイン制御手段により構成されていることを特徴とする請求項3記載の照明制御装置。
  5. 負荷と電源間に接続されてPWM駆動されるスイッチング素子を備えたシステムにおいて、前記スイッチング素子のオン故障及びオフ故障を検出する故障検出装置であって、
    前記負荷の駆動側端子の電圧を積分する積分回路と、
    前記DRL用スイッチング素子がPWM駆動されている状態における前記積分回路の出力電圧に基づいて、前記スイッチング素子のオン故障及びオフ故障を判定するスイッチ故障判定手段と
    を備えたことを特徴とする故障検出装置
  6. 前記スイッチ故障判定手段は、前記積分回路の出力電圧を、PWM駆動の周期よりも十分短い周期で監視し、この電圧監視において、規定の中間電位範囲外の高電位又は低電位が検出されたこと、或いは前記高電位又は低電位が規定割合を超える割合で検出されたことに基づいて、前記スイッチング素子のオン故障又はオフ故障が発生したと判定することを特徴とする請求項5記載の故障検出装置。
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