JP4561715B2 - ヘッドランプ制御回路 - Google Patents

ヘッドランプ制御回路 Download PDF

Info

Publication number
JP4561715B2
JP4561715B2 JP2006255932A JP2006255932A JP4561715B2 JP 4561715 B2 JP4561715 B2 JP 4561715B2 JP 2006255932 A JP2006255932 A JP 2006255932A JP 2006255932 A JP2006255932 A JP 2006255932A JP 4561715 B2 JP4561715 B2 JP 4561715B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lighting
unit
switch
high beam
headlamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006255932A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008074256A (ja
Inventor
一宏 浅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2006255932A priority Critical patent/JP4561715B2/ja
Priority to US11/894,926 priority patent/US7659670B2/en
Publication of JP2008074256A publication Critical patent/JP2008074256A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4561715B2 publication Critical patent/JP4561715B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q11/00Arrangement of monitoring devices for devices provided for in groups B60Q1/00 - B60Q9/00
    • B60Q11/005Arrangement of monitoring devices for devices provided for in groups B60Q1/00 - B60Q9/00 for lighting devices, e.g. indicating if lamps are burning or not
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/02Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
    • B60Q1/04Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
    • B60Q1/14Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights having dimming means
    • B60Q1/1415Dimming circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Description

本発明は、車両のヘッドランプの点灯駆動を制御するヘッドランプ制御回路に関する。
従来より、車両のヘッドランプの方式として、車両の左右にハイビーム用のヘッドランプとロービーム用のヘッドランプとをそれぞれ備える4灯式と、ハイビーム用のフィラメントとロービーム用のフィラメントとを備えたヘッドランプを車両の左右に備える2灯式とが知られている。
そして、4灯式のヘッドランプの場合、ロービーム状態にする際には左右のロービーム用のヘッドランプのみを点灯させ、ハイビーム状態にする際には左右のロービーム用のヘッドランプ、及び左右のハイビーム用のヘッドランプをすべて点灯させるようにしている。
また、2灯式のヘッドランプの場合、ロービーム状態にする際には左右のロービーム用のフィラメントのみを点灯させ、ハイビーム状態にする際には左右のハイビーム用のフィラメントのみを点灯させるようにしている。
そして、このようなヘッドランプの点灯駆動を制御するヘッドランプ制御回路は、4灯式のヘッドランプの場合、各ヘッドランプ毎に点灯駆動用のスイッチング素子を備え、2灯式のヘッドランプの場合、各フィラメント毎に点灯駆動用のスイッチング素子を備えており、いずれの方式においても、点灯駆動用のスイッチング素子を4個備えていた(例えば、特許文献1参照。)。
また、4灯式のヘッドランプの場合、ヘッドランプ制御回路の小型化や発熱量の低減を目的として、左右2つのハイビーム用ヘッドランプの点灯駆動を一つのスイッチング素子で行うものも知られている。
特開2000−233679号公報
上述のように、4灯式のヘッドランプにおいて、左右2つのハイビーム用ヘッドランプの点灯駆動を一つのスイッチング素子で行う場合には、ハイビーム状態でこのスイッチング素子が故障しても左右2つのロービーム用のヘッドランプも点灯しているので、すべてのヘッドランプが消灯してしまうことはなく、安全性が保たれる。
しかしながら、2灯式のヘッドランプにおいて、左右2つのハイビーム用フィラメントの点灯駆動を一つのスイッチング素子で行うと、ハイビーム状態でこのスイッチング素子が故障した場合には、すべてのヘッドランプが消灯してしまうという不都合があった。
本発明は、このような事情に鑑みて為された発明であり、2灯式のヘッドランプの点灯制御に用いた場合、左右2つのハイビーム用フィラメントの点灯駆動を一つのスイッチング素子で行いつつ、ハイビーム状態で当該スイッチング素子が故障しても、すべてのヘッドランプが消灯してしまうことを低減することができるヘッドランプ制御回路を提供することを目的とする。
本発明に係るヘッドランプ制御回路は、ロービーム用のヘッドランプとして用いられる第1及び第2発光部を点灯させるためのロービーム点灯電圧を、それぞれ出力する第1及び第2接続端子と、ハイビーム用のヘッドランプとして用いられる第3及び第4発光部を点灯させるためのハイビーム点灯電圧を、それぞれ出力する第3及び第4接続端子と、前記第1及び第2接続端子への前記ロービーム点灯電圧の供給をそれぞれオン、オフする第1及び第2スイッチ部と、前記第3及び第4接続端子への前記ハイビーム点灯電圧の供給を一括してオン、オフする第3スイッチ部と、前記第3スイッチ部の出力電圧を検出する出力電圧検出部と、前記ロービーム用のヘッドランプを点灯させる旨のロービーム点灯指示及び前記ハイビーム用のヘッドランプを点灯させる旨のハイビーム点灯指示を受け付ける指示受付部と、前記指示受付部により前記ハイビーム点灯指示が受け付けられた場合、前記第3スイッチ部をオンさせると共に、前記指示受付部により前記ロービーム点灯指示が受け付けられた場合と、前記指示受付部により前記ハイビーム点灯指示が受け付けられ、かつ前記出力電圧検出部により前記ハイビーム点灯電圧が検出されない場合とに、前記第1及び第2スイッチ部をオンさせる制御部とを備える。
この構成によれば、指示受付部によりハイビーム点灯指示が受け付けられた場合、第3スイッチ部がオンされて、第3及び第4接続端子に接続されるハイビーム用の第3及び第4発光部が点灯する。また、指示受付部によりロービーム点灯指示が受け付けられた場合、第1及び第2スイッチ部がオンされて、第1及び第2接続端子に接続されるロービーム用の第1及び第2発光部が点灯する。そして、指示受付部によりハイビーム点灯指示が受け付けられ、かつ出力電圧検出部によりハイビーム点灯電圧が検出されない場合には、第3スイッチ部が故障してハイビーム用の第3及び第4発光部が点灯しないと考えられるので、制御部によってロービーム用の第1及び第2発光部が点灯される。このようなヘッドランプ制御回路を2灯式のヘッドランプの点灯制御に用いると、ハイビーム用の第3及び第4発光部の点灯駆動を第3スイッチ部一つで行いつつ、ハイビーム状態で第3スイッチ部が故障しても、すべてのヘッドランプが消灯してしまうことを低減することができる。
また、前記制御部は、前記指示受付部により前記ロービーム点灯指示及び前記ハイビーム点灯指示のうちいずれか一方が受け付けられた場合、前記第1及び第2スイッチ部をオンさせる旨の信号を出力するロービーム点灯信号出力部と、前記指示受付部により前記ハイビーム点灯指示が受け付けられた場合、前記第3スイッチ部をオンさせる旨の信号を出力するハイビーム点灯信号出力部と、前記出力電圧検出部により前記ハイビーム点灯電圧が検出された場合、強制的に前記第1及び第2スイッチ部をオフさせる強制オフ部とを備えることが好ましい。
この構成によれば、指示受付部によりロービーム点灯指示及びハイビーム点灯指示のうちいずれか一方が受け付けられた場合、ロービーム点灯信号出力部によって、第1及び第2スイッチ部をオンさせる旨の信号が出力される。また、指示受付部によりハイビーム点灯指示が受け付けられた場合、ハイビーム点灯信号出力部により第3スイッチ部をオンさせる旨の信号が出力される。そして、第3スイッチ部がオンして出力電圧検出部によりハイビーム点灯電圧が検出された場合、強制オフ部により、ロービーム点灯信号出力部から出力された信号に関わらず、強制的に第1及び第2スイッチ部がオフされるので、指示受付部によりハイビーム点灯指示が受け付けられた場合には、ハイビーム用の第3及び第4発光部のみが点灯されて2灯式ヘッドライトのハイビーム点灯動作が行われる。この場合、ハイビーム状態で第3スイッチ部が故障すると、出力電圧検出部によりハイビーム点灯電圧が検出されなくなるので、強制的に第1及び第2スイッチ部がオフされることがなくなる結果、ロービーム点灯信号出力部から出力された信号に応じて第1及び第2スイッチ部がオンされ、ロービーム用の第1及び第2発光部が点灯される。このようなヘッドランプ制御回路を2灯式のヘッドランプの点灯制御に用いると、ハイビーム用の第3及び第4発光部の点灯駆動を第3スイッチ部一つで行いつつ、ハイビーム状態で第3スイッチ部が故障しても、すべてのヘッドランプが消灯してしまうことを低減することができる。
さらに、このように構成されたヘッドランプ制御回路から、出力電圧検出部を取り外すと、出力電圧検出部によりハイビーム点灯電圧が検出されることがなくなるので、ハイビーム点灯時に強制的に第1及び第2スイッチ部がオフされることがなくなる結果、ロービーム点灯信号出力部から出力された信号に応じて第1及び第2スイッチ部がオンされる。そうすると、ハイビーム点灯時に第1、第2、第3、第4発光部が点灯されることとなり、出力電圧検出部が取り外されたヘッドランプ制御回路を用いて4灯式のヘッドランプの点灯制御を行うことができる。
また、前記第3スイッチ部は、半導体スイッチとしてもよい。半導体スイッチは、メカリレーより信頼性が低く故障の可能性が高いが、このように構成されたヘッドランプ制御回路を2灯式のヘッドランプの点灯制御に用いると、ハイビーム状態で第3スイッチ部が故障しても、すべてのヘッドランプが消灯してしまうことを低減することができるので、第3スイッチ部を半導体スイッチとして小型化することが容易である。
また、前記第3スイッチ部は、異常を検出した場合に出力電圧をチョッピングする自己保護部をさらに備えるものであり、前記第3スイッチ部から、前記出力電圧検出部及び前記制御部を介して前記第1及び第2スイッチ部に至る信号経路中に、ローパスフィルタが介設されていることが好ましい。
この構成によれば、自己保護部によって異常が検出された場合、第3スイッチ部の出力電圧がチョッピングされて出力電流が制限される。そして、出力電圧検出部及び制御部を介して第1及び第2スイッチ部に至る信号経路中にローパスフィルタが介設されているので、第3スイッチ部によりチョッピングされた電圧がローパスフィルタにより遮断され、当該チョッピングされた電圧によって第1及び第2スイッチ部がオン、オフすることが抑制される。
このような構成のヘッドランプ制御回路は、指示受付部によりハイビーム点灯指示が受け付けられた場合、第3スイッチ部がオンされて、第3及び第4接続端子に接続されるハイビーム用の第3及び第4発光部が点灯する。また、指示受付部によりロービーム点灯指示が受け付けられた場合、第1及び第2スイッチ部がオンされて、第1及び第2接続端子に接続されるロービーム用の第1及び第2発光部が点灯する。そして、指示受付部によりハイビーム点灯指示が受け付けられ、かつ出力電圧検出部によりハイビーム点灯電圧が検出されない場合には、第3スイッチ部が故障してハイビーム用の第3及び第4発光部が点灯しないと考えられるので、制御部によってロービーム用の第1及び第2発光部が点灯される。このようなヘッドランプ制御回路を2灯式のヘッドランプの点灯制御に用いると、ハイビーム用の第3及び第4発光部の点灯駆動を第3スイッチ部一つで行いつつ、ハイビーム状態で第3スイッチ部が故障しても、すべてのヘッドランプが消灯してしまうことを低減することができる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るヘッドランプ制御回路を用いたヘッドランプ制御システムの構成の一例を示す回路図である。図1に示すヘッドランプ制御システムは、ヘッドランプ制御回路1と、左ヘッドランプ2と、右ヘッドランプ3と、ECU(Electric Control Unit)5と、操作スイッチ6,7と、バッテリ8とを備えている。
左ヘッドランプ2は、ロービーム用フィラメント21(第1発光部)と、ハイビーム用フィラメント22(第3発光部)とを備えている。また、右ヘッドランプ3は、ロービーム用フィラメント31(第2発光部)と、ハイビーム用フィラメント32(第4発光部)とを備えている。ECU5は、マイコン51と、トランジスタ52,53と、抵抗54,55とから構成されている。
マイコン51の信号入力端子P1,P2は、操作スイッチ6,7とそれぞれ接続されている。また、マイコン51の信号出力端子P3は、抵抗54を介してトランジスタ52のベースに接続され、トランジスタ52のエミッタが、グラウンドに接続されている。マイコン51の信号出力端子P4は、抵抗55を介してトランジスタ53のベースに接続され、トランジスタ53のエミッタが、グラウンドに接続されている。そして、マイコン51は、操作スイッチ6,7のオン、オフに応じてトランジスタ52,53をオン、オフさせることで、トランジスタ52,53のコレクタ電圧を、信号S1,S2としてヘッドランプ制御回路1へ出力させる。
ヘッドランプ制御回路1は、ランプ接続端子101,102,103,104(第1,第2,第3,第4接続端子)と、点灯指示受付端子105,106(指示受付部)と、電源端子107と、グラウンド端子108と、ヒューズ111,112,113,114と、スイッチ部SW1,SW2,SW3(第1,第2,第3スイッチ部)と、ダイオードD1(出力電圧検出部)と、制御部120とを備えている。
そして、ランプ接続端子101は、ロービーム用フィラメント21を介してグラウンドに接続され、ランプ接続端子102は、ロービーム用フィラメント31を介してグラウンドに接続され、ランプ接続端子103は、ハイビーム用フィラメント22を介してグラウンドに接続され、ランプ接続端子104は、ハイビーム用フィラメント32を介してグラウンドに接続されている。電源端子107は、バッテリ8の正極に接続されている。グラウンド端子108は、回路グラウンドに接続されている。
点灯指示受付端子105,106は、ECU5を介して操作スイッチ6,7と接続されている。具体的には、点灯指示受付端子105は、トランジスタ52のコレクタに接続され、ECU5から出力された信号S1を受信する。点灯指示受付端子106は、トランジスタ53のコレクタに接続され、ECU5から出力された信号S2を受信する。
スイッチ部SW1,SW2,SW3は、例えば出力短絡等による過電流や過熱等の異常を検出した場合に出力電流を制限する自己保護機能を有する半導体スイッチで、例えばインフィニオン社製PROFETシリーズの半導体リレースイッチを用いることができる。スイッチ部SW1は、FET(Field Effect Transistor)201と、自己保護部115とを備えている。スイッチ部SW2は、FET202と、自己保護部116とを備えている。スイッチ部SW3は、FET203と、自己保護部117とを備えている。自己保護部115,116,117は、異常を検出した場合に出力電圧を所定の周波数でチョッピングすることにより、出力電流を制限する回路部である。
FET201,FET202,FET203のドレインには、バッテリ8から電源端子107を介して電源電圧が供給されるようになっている。また、FET201,202のソースは、ヒューズ111,112を介してランプ接続端子101,102に接続されている。そして、FET203のソースは、ヒューズ113を介してランプ接続端子103に接続されると共に、ヒューズ114を介してランプ接続端子104に接続されている。さらに、自己保護部115,116,117は、制御部120からの制御信号に応じてFET201,FET202,FET203をオン、オフさせたり、保護動作を行うべく所定周波数でFET201,FET202,FET203をオン、オフさせたりする。
ダイオードD1は、FET203の出力電圧を制御部120へ出力する出力電圧検出部として機能する。
制御部120は、例えばマイクロコンピュータや論理回路、発振回路等を用いて構成されており、点灯指示受付端子105で受信された信号S1がハイレベル、かつ点灯指示受付端子106で受信された信号S2がハイレベルの場合、スイッチ部SW1,SW2,SW3をすべてオフさせて左ヘッドランプ2及び右ヘッドランプ3を全消灯させ、信号S1がローレベル、かつ信号S2がハイレベルの場合、ロービーム点灯指示を受け付けてスイッチ部SW1,SW2をオンさせることでロービーム用フィラメント21,31を点灯させ、信号S1がローレベル、かつ信号S2がローレベルの場合、ハイビーム点灯指示を受け付けてスイッチ部SW3をオンさせることでハイビーム用フィラメント22,32を点灯させ、さらにハイビーム点灯指示を受け付けてスイッチ部SW3をオンさせた後、ダイオードD1を介して得られたスイッチ部SW3の出力電圧がローレベルであった場合には、スイッチ部SW3やその周辺回路等が故障していると考えられるので、スイッチ部SW1,SW2をオンさせてロービーム用フィラメント21,31を点灯させることで、ヘッドランプが全部消灯してしまうことを回避するようになっている。
また、制御部120は、信号S1がハイレベル、かつ信号S2がローレベルの場合、ヘッドランプの光量を低下させて点灯させるDRL(Day-time Running Light)モードの指示を受け付けて、左ヘッドランプ2及び右ヘッドランプ3をPWM(Pulse Width Modulation)制御により調光点灯させるようになっている。
図2は、図1に示すヘッドランプ制御回路1の一例をより詳細に示す回路図である。図2に示すヘッドランプ制御回路1では、FET203のソースは、CRフィルタ130(ローパスフィルタ)を介してダイオードD1のアノードに接続されている。
また、図2に示す制御部120は、DRL制御回路121、DRL用PWM生成回路122、HLH制御回路123(ハイビーム点灯信号出力部)、抵抗R1,R2、ダイオードD2(ロービーム点灯信号出力部)、及びキャパシタC1,C2を備えている。
そして、点灯指示受付端子106は、DRL制御回路121、DRL用PWM生成回路122、及び抵抗R1を介して、スイッチ部SW1,SW2、及びダイオードD1のカソードの接続点P1に接続されている。また、DRL用PWM生成回路122と抵抗R1との接続点は、ダイオードD2のアノードに接続され、ダイオードD2のカソードが点灯指示受付端子105に接続されている。また、点灯指示受付端子105はキャパシタC1を介してグラウンドに接続され、点灯指示受付端子106はキャパシタC2を介してグラウンドに接続されている。キャパシタC1,C2はノイズフィルタである。
DRL制御回路121は、信号S2がローレベルの場合、DRL用PWM生成回路122、及びHLH制御回路123へ、DRLモードを指示する制御信号を出力する。DRL用PWM生成回路122は、DRL制御回路121からDRLモードを指示する制御信号を受信すると、例えば予め設定されたデューティ比、例えばデューティ比80%のPWM信号を生成し、抵抗R1を介してスイッチ部SW1,SW2へ出力すると共に、当該PWM信号をHLH制御回路123へ出力する。
HLH制御回路123は、点灯指示受付端子105で受信された信号S1がローレベルであって、かつDRL制御回路121からDRLモード(信号S2がローレベル)を指示する制御信号を受信した場合、抵抗R2を介してスイッチ部SW3へ制御信号を出力し、ハイビーム用フィラメント22,23を点灯させる。
また、HLH制御回路123は、点灯指示受付端子105で受信された信号S1がハイレベルであって、かつDRL制御回路121からDRLモード(信号S2がローレベル)を指示する制御信号を受信した場合、ハイビーム用フィラメント22,23を調光点灯させるべく、DRL用PWM生成回路122から出力されたPWM信号を、抵抗R2を介してスイッチ部SW3へ出力する。
次に、上述のように構成されたヘッドランプ制御回路1の正常時の動作について説明する。図3は、ヘッドランプ制御回路1の動作を示す一覧表である。図3において、信号S1,S2がハイレベルのときは「H」、ローレベルのときは「L」として記載している。まず、2灯式の動作について説明する。4灯式の動作については後述する。信号S1:「H」、信号S2:「H」は、ヘッドランプの全消灯を意味している。この場合、制御部120によって、スイッチ部SW1,SW2,SW3がオフされ、ロービーム用フィラメント21,31、及びハイビーム用フィラメント22,32が消灯され、左ヘッドランプ2及び右ヘッドランプ3が全消灯状態にされる。
信号S1:「L」、信号S2:「H」は、ロービーム点灯指示を示している。この場合、信号S1がローレベル、すなわち点灯指示受付端子105の電圧がローレベルとなる結果、ダイオードD2及び抵抗R1を介してスイッチ部SW1,SW2の制御入力信号がローレベルにされ、自己保護部115,116によってFET201、FET202がオンされてロービーム用フィラメント21,31が点灯し、左ヘッドランプ2及び右ヘッドランプ3がロービーム点灯状態にされる。
信号S1:「H」、信号S2:「L」は、DRLモードでの点灯指示を示している。この場合、信号S2がローレベルとなるので、DRL制御回路121によって、DRL用PWM生成回路122へ、DRLモードを指示する制御信号が出力される。そして、DRL用PWM生成回路122によって、例えばデューティ比80%のPWM信号が抵抗R1を介してスイッチ部SW1,SW2へ出力されて、自己保護部115,116によってFET201、FET202がPWM信号に応じて80%のデューティ比でオン、オフされる結果、ロービーム用フィラメント21,31が調光点灯する。
一方、HLH制御回路123は、信号S1がハイレベルであるためスイッチ部SW3をオフさせ、ハイビーム用フィラメント22,32を消灯させる。これにより、ロービーム用フィラメント21,31を調光点灯させ、ハイビーム用フィラメント22,32を消灯させて、左ヘッドランプ2及び右ヘッドランプ3の光量を低下させたDRLモードでの点灯状態にされる。
信号S1:「L」、信号S2:「L」は、ハイビーム点灯指示を示している。この場合、信号S1がローレベルになると、ダイオードD2及び抵抗R1によって、スイッチ部SW1,SW2をオンさせるべくローレベルの信号がスイッチ部SW1,SW2の制御入力端子へ出力される。
そして、信号S2がローレベルとなるので、DRL制御回路121によって、HLH制御回路123へ、DRLモードを指示する制御信号が出力される。HLH制御回路123では、信号S1がローレベルであって、かつDRL制御回路121からDRLモードを指示する制御信号が出力された場合には、ハイビーム点灯指示が受け付けられて、スイッチ部SW3をオンさせる。そうすると、ハイビーム用フィラメント22,32が点灯する。
さらに、スイッチ部SW3がオンして出力電圧が上昇すると、信号S1がローレベル、すなわち点灯指示受付端子105の電圧がローレベルとなっているので、CRフィルタ130、ダイオードD1、抵抗R1、及びダイオードD2を介して点灯指示受付端子105へ電流がながれ、抵抗R1で電圧降下が生じる結果、接続点P1の電圧が上昇し、スイッチ部SW1,SW2の制御入力信号が強制的にハイレベルにされて、スイッチ部SW1,SW2がオフされる結果、ロービーム用フィラメント21,31がオフされる。
この場合、ダイオードD1は出力電圧検出部の一例に相当し、ダイオードD1及び抵抗R1は強制オフ部の一例に相当している。また、点灯指示受付端子105,106によって、ロービーム点灯指示及びハイビーム点灯指示のうちいずれが受け付けられた場合でも、信号S1はローレベルとなって、ダイオードD2及び抵抗R1によって、スイッチ部SW1,SW2をオンさせるべくローレベルの信号がスイッチ部SW1,SW2の制御入力端子へ出力されるので、ダイオードD2及び抵抗R1は、ロービーム点灯信号出力部の一例に相当している。
次に、故障が発生した場合におけるヘッドランプ制御回路1の動作について説明する。図4は、故障が発生した場合におけるヘッドランプ制御回路1の動作状態を示す一覧表である。まず、ロービーム点灯状態で、スイッチ部SW1の負荷、例えばロービーム用フィラメント21がショートした場合、スイッチ部SW2は正常動作するからロービーム用フィラメント31は正常に点灯し、すべてのヘッドランプが消灯してしまうことはない。同様に、ロービーム点灯状態で、スイッチ部SW2の負荷、例えばロービーム用フィラメント31がショートした場合、スイッチ部SW1は正常動作するからロービーム用フィラメント21は正常に点灯し、すべてのヘッドランプが消灯してしまうことはない。
また、ロービーム点灯状態で、スイッチ部SW1がショート故障、あるいはオープン故障した場合、スイッチ部SW2は正常動作するからロービーム用フィラメント31は正常に点灯し、すべてのヘッドランプが消灯してしまうことはない。同様に、ロービーム点灯状態で、スイッチ部SW2がショート故障、あるいはオープン故障した場合、スイッチ部SW1は正常動作するからロービーム用フィラメント21は正常に点灯し、すべてのヘッドランプが消灯してしまうことはない。
また、ハイビーム点灯状態で、スイッチ部SW3の負荷、例えばハイビーム用フィラメント22やハイビーム用フィラメント32がショートした場合、自己保護部117により過電流が検知され、自己保護動作によりFET203がオン、オフされて出力電圧がチョッピングされる。
図5は、スイッチ部SW3の自己保護動作により、チョッピングされたFET203の出力電圧波形の一例を示す信号波形図である。横軸は時間、縦軸は電圧を示している。図5(a)は、横軸の一目盛りが100msecにされている。図5(b)は、図5(a)に符号Aで示す部分の信号波形を拡大したもので、横軸の一目盛りが5msecにされている。図5(b)に示すように、スイッチ部SW3の自己保護動作によりチョッピングされた出力電圧は、例えば20msec周期でパルス幅が1msec以下という非常に短いパルスにされている。
図5(b)に示すような出力電圧波形は、CRフィルタ130で平滑されてローレベルの信号となるので、ダイオードD1を介して接続点P1の電圧が強制的にハイレベルにされることがなく、従ってスイッチ部SW1,SW2の制御入力信号がローレベルにされてスイッチ部SW1,SW2がオンし、ロービーム用フィラメント21,31が点灯する。
これにより、ハイビーム点灯状態で、スイッチ部SW3の負荷、例えばハイビーム用フィラメント22やハイビーム用フィラメント32がショートした場合、ロービーム用フィラメント21,31が点灯し、すべてのヘッドランプが消灯してしまうことはない。
次に、スイッチ部SW3がショート故障した場合、ハイビーム用フィラメント22,32が点灯し続けるため、安全側動作となりフェールセーフが保たれる。また、スイッチ部SW3のオープン故障した場合は、スイッチ部SW3の出力電圧がローレベルとなるため、ダイオードD1を介して接続点P1の電圧が強制的にハイレベルにされることがなく、従ってスイッチ部SW1,SW2の制御入力信号がローレベルにされてスイッチ部SW1,SW2がオンし、ロービーム用フィラメント21,31が点灯するので、すべてのヘッドランプが消灯してしまうことはない。
なお、スイッチ部SW1,SW2,SW3として、メカリレーを用いてもよいが、半導体リレースイッチを用いることにより、ヘッドランプ制御回路1の小型化が容易となる。この場合、一般にメカリレーよりも半導体リレースイッチの信頼性が低いため、左右2つのハイビーム用フィラメントの点灯駆動を一つのスイッチ部SW3で行うとスイッチ部SW3が故障してハイビーム用フィラメントが左右2つとも点灯できなくなってしまうおそれが増大するが、図1、図2に記載のヘッドランプ制御回路1によれば、ハイビーム点灯状態でスイッチ部SW3が故障しても、ロービーム用フィラメント21,31が点灯するので、すべてのヘッドランプが消灯してしまうことはなく、フェールセーフが保たれる。
また、スイッチ部SW3として、メカリレーを用いた場合、ランプ接続端子103,104に接続された配線が車体に接触するなどして負荷のショートが生じると、ヒューズ113,114が溶断してフェールセーフが保たれるが、スイッチ部SW3として出力電圧をチョッピングして出力電流を制限する自己保護機能を有する半導体リレースイッチを用いると、負荷ショートが発生した際に、出力電流が制限されてヒューズ113,114が溶断しない故障モードが生じるおそれがある。しかし、図1、図2に記載のヘッドランプ制御回路1によれば、ハイビーム点灯状態でスイッチ部SW3がこのような自己保護動作をした場合であっても、ロービーム用フィラメント21,31が点灯するので、すべてのヘッドランプが消灯してしまうことはなく、フェールセーフが保たれる。
次に、4灯式ヘッドライトの点灯制御を行う場合について説明する。図6は、図2に記載のヘッドランプ制御回路1を、4灯式ヘッドライトの点灯制御に用いたヘッドランプ制御システムの構成の一例を示す回路図である。
図6に示すように、ヘッドランプ制御回路1を、4灯式ヘッドライトの点灯制御に用いる場合には、ダイオードD1を取り外してヘッドランプ制御回路1aとして使用する。ヘッドランプ制御回路1aは、ランプ接続端子101に、ロービーム用フィラメント21の代わりに左ロービーム用ヘッドランプ91(第1発光部)を接続し、ランプ接続端子102に、ロービーム用フィラメント31の代わりに右ロービーム用ヘッドランプ92(第2発光部)を接続し、ランプ接続端子103に、ハイビーム用フィラメント22の代わりに左ハイビーム用ヘッドランプ93(第3発光部)を接続し、ランプ接続端子104に、ハイビーム用フィラメント32の代わりに右ハイビーム用ヘッドランプ94(第4発光部)を接続することで、4灯式ヘッドランプの点灯制御が可能となる。なお、ダイオードD1と共にCRフィルタ130も取り外すようにしてもよい。
次に、このように構成されたヘッドランプ制御回路1aの動作について、図3を参照しつつ説明する。まず、信号S1:「H」、信号S2:「H」は、2灯式の場合と同様ヘッドランプの全消灯を意味している。この場合、制御部120によって、スイッチ部SW1,SW2,SW3がオフされ、左ロービーム用ヘッドランプ91、右ロービーム用ヘッドランプ92、左ハイビーム用ヘッドランプ93、及び右ハイビーム用ヘッドランプ94が消灯されてヘッドランプが全消灯状態にされる。
信号S1:「L」、信号S2:「H」は、2灯式の場合と同様ロービーム点灯指示を示している。この場合、信号S1がローレベル、すなわち点灯指示受付端子105の電圧がローレベルとなる結果、ダイオードD2及び抵抗R1を介してスイッチ部SW1,SW2の制御入力信号がローレベルにされ、自己保護部115,116によってFET201、FET202がオンされて、左ロービーム用ヘッドランプ91及び右ロービーム用ヘッドランプ92が点灯し、ロービーム点灯状態にされる。
信号S1:「H」、信号S2:「L」は、2灯式の場合と同様DRLモードでの点灯指示を示している。そして、DRL制御回路121からの制御信号に応じて、DRL用PWM生成回路122により生成されたPWM信号に基づき、HLH制御回路123によって、スイッチ部SW3が80%のデューティ比でオン、オフされる結果、左ハイビーム用ヘッドランプ93及び右ハイビーム用ヘッドランプ94が調光点灯する。この場合、例えば図略のジャンパピン等の設定手段により4灯式の設定がされることにより、DRL制御回路121は、DRLモードにおいてDRL点灯させる発光部を、2灯式におけるロービーム側から4灯式におけるハイビーム側に切り替えるようにしてもよい。
信号S1:「L」、信号S2:「L」は、2灯式の場合と同様ハイビーム点灯指示を示している。この場合、点灯指示受付端子105で受信される信号S1がローレベルとなるので、ダイオードD2及び抵抗R1を介してスイッチ部SW1,SW2の制御入力がローレベルにされ、スイッチ部SW1,SW2がオンして左ロービーム用ヘッドランプ91及び右ロービーム用ヘッドランプ92が点灯する。
さらに、信号S2がローレベルとなるので、DRL制御回路121によって、HLH制御回路123へ、DRLモードを指示する制御信号が出力される。HLH制御回路123では、信号S1がローレベルであって、かつDRL制御回路121からDRLモード(信号S2がローレベル)を指示する制御信号が出力された場合には、ハイビーム点灯指示が受け付けられて、スイッチ部SW3をオンさせる。そうすると、左ハイビーム用ヘッドランプ93及び右ハイビーム用ヘッドランプ94が点灯する。この場合、ダイオードD1が取り付けられていないので、スイッチ部SW3がオンして出力電圧が上昇しても、スイッチ部SW1,SW2の制御入力信号が強制的にハイレベルにされてスイッチ部SW1,SW2がオフされることはなく、左ロービーム用ヘッドランプ91及び右ロービーム用ヘッドランプ92は点灯したままとなる。
これにより、左ロービーム用ヘッドランプ91、右ロービーム用ヘッドランプ92、左ハイビーム用ヘッドランプ93、及び右ハイビーム用ヘッドランプ94のすべてを点灯させて、4灯式ヘッドランプにおけるハイビーム点灯状態にされる。
この場合、2灯式ヘッドライトの点灯制御に用いるヘッドランプ制御回路1から、ダイオードD1を取り外すだけでヘッドランプ制御回路1aとして4灯式ヘッドライトの点灯制御に用いることができるので、ヘッドランプ制御回路1とヘッドランプ制御回路1aとでプリント配線基板を共用することができ、プリント配線基板の設計工数や設計コストを低減することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係るヘッドランプ制御回路について説明する。図7は、本発明の第2の実施形態に係るヘッドランプ制御回路1bの構成の一例を示す回路図である。図7に示すヘッドランプ制御回路1bは、図1に示すヘッドランプ制御回路1とは、下記の点で異なる。
すなわち、ヘッドランプ制御回路1bは、制御部120aがDRL制御回路121、DRL用PWM生成回路122、及びHLH制御回路123を備えず、代わりにHLL制御回路124,125を備えている。また、スイッチ部SW1,SW2の代わりにスイッチ部SW1a,SW2aとしてメカリレースイッチを用い、スイッチ部SW1a,SW2aを駆動するためのリレー駆動回路133,134を備える。また、スイッチ部SW3から、ダイオードD1及び制御部120aを介してスイッチ部SW1a,SW2aに至る信号経路中において、CRフィルタ131,132(ローパスフィルタ)が設けられる位置が異なる。
具体的には、点灯指示受付端子106は、抵抗R2を介してスイッチ部SW3の制御入力端子と接続されている。また、点灯指示受付端子105は、抵抗R1、HLL制御回路124、CRフィルタ131、及びリレー駆動回路133を介してスイッチ部SW1aの制御入力端子に接続されている。また、点灯指示受付端子105は、抵抗R1、HLL制御回路125、CRフィルタ132、及びリレー駆動回路134を介してスイッチ部SW2aの制御入力端子に接続されている。HLL制御回路124,125は、例えばバッファ回路である。リレー駆動回路133,134は、電流駆動用のドライバ回路やサージ吸収回路によって構成されている。
次に、上述のように構成されたヘッドランプ制御回路1bの正常時の動作について説明する。ヘッドランプ制御回路1bは、図3におけるDRLモードの動作を行わない。
まず、2灯式の場合について説明する。信号S2、すなわち点灯指示受付端子106の電圧がローレベルになると、抵抗R2を介してスイッチ部SW3の制御入力信号がローレベルにされ、スイッチ部SW3がオンしてハイビーム用フィラメント22,32が点灯する。また、スイッチ部SW3がオンしてスイッチ部SW3の出力電圧がハイレベルになると、ダイオードD1によって、強制的に抵抗R1とHLL制御回路124,125との接続点P2の電圧がハイレベルにされる。そうすると、HLL制御回路124、CRフィルタ131、及びリレー駆動回路133によってスイッチ部SW1aがオフにされ、HLL制御回路125、CRフィルタ132、及びリレー駆動回路134によってスイッチ部SW2aがオフにされる結果、ロービーム用フィラメント21,31が強制的に消灯される。
また、信号S1、すなわち点灯指示受付端子105の電圧がローレベルになると、スイッチ部SW3の出力電圧がハイレベルになっていない限り、抵抗R1を介して接続点P2の電圧がローレベルにされ、HLL制御回路124、CRフィルタ131、及びリレー駆動回路133によってスイッチ部SW1aがオンにされ、HLL制御回路125、CRフィルタ132、及びリレー駆動回路134によってスイッチ部SW2aがオンにされる結果、ロービーム用フィラメント21,31が点灯する。
次に、4灯式の場合、ダイオードD1を取り外すことにより、信号S2がローレベルになってもダイオードD1によって強制的に接続点P2の電圧がハイレベルにされることがなくなる。従って、左ロービーム用ヘッドランプ91及び右ロービーム用ヘッドランプ92は、信号S1がハイレベルになると消灯し、信号S1がローレベルになると信号S2に関わらず点灯する。左ハイビーム用ヘッドランプ93及び右ハイビーム用ヘッドランプ94は、信号S2がハイレベルになると消灯し、信号S2がローレベルになると点灯する。
これにより、図3に示す全消灯、ロービーム点灯、及びハイビーム点灯に応じた動作を行う。
次に、故障が発生した場合におけるヘッドランプ制御回路1bの動作について説明する。図4を参照して、スイッチ部SW3から、ダイオードD1及びHLL制御回路124,125、CRフィルタ131,132、及びリレー駆動回路133,134を介してスイッチ部SW1a,SW2aに至る信号経路中のいずれかに、CRフィルタが設けられていれば、スイッチ部SW3で自己保護部117によりチョッピングされた信号をカットすることができるから、ハイビーム点灯状態でスイッチ部SW3の負荷がショートした場合、スイッチ部SW3で自己保護部117によりチョッピングされた信号は、CRフィルタ131,132によってカットされるので、接続点P2の電圧が強制的にハイレベルにされることがなく、従って、ロービーム用フィラメント21,31が点灯し、すべてのヘッドランプが消灯してしまうことはない。
その他の故障モードにおける動作は、図2に示すヘッドランプ制御回路1と同様であるのでその説明を省略する。
以上のように、図1、図2に示すヘッドランプ制御回路及び図7に示すヘッドランプ制御回路1bによれば、2灯式のヘッドランプの点灯制御を行う場合に、左右2つのハイビーム用フィラメント22,32の点灯駆動を一つのスイッチ部SW3で行いつつ、ハイビーム状態でスイッチ部SW3が故障してもすべてのヘッドランプが消灯してしまうことを低減することができる
本発明の第1の実施形態に係るヘッドランプ制御回路を用いたヘッドランプ制御システムの構成の一例を示す回路図である。 図1に示すヘッドランプ制御回路の詳細に示した回路図である。 図1,図2に示すヘッドランプ制御回路の動作を示す一覧表である。 故障が発生した場合におけるヘッドランプ制御回路の動作状態を示す一覧表である。 図1,図2に示すスイッチ部の自己保護動作により、チョッピングされた出力電圧波形の一例を示す信号波形図である。 図2に示すヘッドランプ制御回路を、4灯式ヘッドライトの点灯制御に用いたヘッドランプ制御システムの構成の一例を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態に係るヘッドランプ制御回路の構成の一例を示す回路図である。
符号の説明
1,1a,1b ヘッドランプ制御回路
2 左ヘッドランプ
3 右ヘッドランプ
21,31 ロービーム用フィラメント
22,32 ハイビーム用フィラメント
91 左ロービーム用ヘッドランプ
92 右ロービーム用ヘッドランプ
93 左ハイビーム用ヘッドランプ
94 右ハイビーム用ヘッドランプ
101,102,103,104 ランプ接続端子
105,106 点灯指示受付端子
115,116,117 自己保護部
120,120a 制御部
121 DRL制御回路
122 DRL用PWM生成回路
123 HLH制御回路
124,125 HLL制御回路
130,131,132 CRフィルタ
133,134 リレー駆動回路
D1,D2 ダイオード
R1,R2 抵抗
SW1,SW1a,SW2,SW2a,SW3 スイッチ部

Claims (4)

  1. ロービーム用のヘッドランプとして用いられる第1及び第2発光部を点灯させるためのロービーム点灯電圧を、それぞれ出力する第1及び第2接続端子と、
    ハイビーム用のヘッドランプとして用いられる第3及び第4発光部を点灯させるためのハイビーム点灯電圧を、それぞれ出力する第3及び第4接続端子と、
    前記第1及び第2接続端子への前記ロービーム点灯電圧の供給をそれぞれオン、オフする第1及び第2スイッチ部と、
    前記第3及び第4接続端子への前記ハイビーム点灯電圧の供給を一括してオン、オフする第3スイッチ部と、
    前記第3スイッチ部の出力電圧を検出する出力電圧検出部と、
    前記ロービーム用のヘッドランプを点灯させる旨のロービーム点灯指示及び前記ハイビーム用のヘッドランプを点灯させる旨のハイビーム点灯指示を受け付ける指示受付部と、
    前記指示受付部により前記ハイビーム点灯指示が受け付けられた場合、前記第3スイッチ部をオンさせると共に、前記指示受付部により前記ロービーム点灯指示が受け付けられた場合と、前記指示受付部により前記ハイビーム点灯指示が受け付けられ、かつ前記出力電圧検出部により前記ハイビーム点灯電圧が検出されない場合とに、前記第1及び第2スイッチ部をオンさせる制御部と
    を備えることを特徴とするヘッドランプ制御回路。
  2. 前記制御部は、
    前記指示受付部により前記ロービーム点灯指示及び前記ハイビーム点灯指示のうちいずれか一方が受け付けられた場合、前記第1及び第2スイッチ部をオンさせる旨の信号を出力するロービーム点灯信号出力部と、
    前記指示受付部により前記ハイビーム点灯指示が受け付けられた場合、前記第3スイッチ部をオンさせる旨の信号を出力するハイビーム点灯信号出力部と、
    前記出力電圧検出部により前記ハイビーム点灯電圧が検出された場合、強制的に前記第1及び第2スイッチ部をオフさせる強制オフ部とを備えること
    を特徴とする請求項1記載のヘッドランプ制御回路。
  3. 前記第3スイッチ部は、半導体スイッチであること
    を特徴とする請求項1又は2記載のヘッドランプ制御回路。
  4. 前記第3スイッチ部は、異常を検出した場合に出力電圧をチョッピングする自己保護部をさらに備えるものであり、
    前記第3スイッチ部から、前記出力電圧検出部及び前記制御部を介して前記第1及び第2スイッチ部に至る信号経路中に、ローパスフィルタが介設されていること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のヘッドランプ制御回路。
JP2006255932A 2006-09-21 2006-09-21 ヘッドランプ制御回路 Expired - Fee Related JP4561715B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006255932A JP4561715B2 (ja) 2006-09-21 2006-09-21 ヘッドランプ制御回路
US11/894,926 US7659670B2 (en) 2006-09-21 2007-08-22 Headlamp control circuit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006255932A JP4561715B2 (ja) 2006-09-21 2006-09-21 ヘッドランプ制御回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008074256A JP2008074256A (ja) 2008-04-03
JP4561715B2 true JP4561715B2 (ja) 2010-10-13

Family

ID=39346764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006255932A Expired - Fee Related JP4561715B2 (ja) 2006-09-21 2006-09-21 ヘッドランプ制御回路

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7659670B2 (ja)
JP (1) JP4561715B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7906913B2 (en) * 2008-04-18 2011-03-15 Osram Sylvania Inc. Low loss input channel detection device for a direct current powered lighting system
JP5407397B2 (ja) * 2009-02-10 2014-02-05 株式会社オートネットワーク技術研究所 制御システム
WO2010097864A1 (ja) * 2009-02-25 2010-09-02 三菱電機株式会社 ヘッドランプ光源点灯装置、報知装置、及び通信装置
US8970111B2 (en) * 2010-03-02 2015-03-03 Evolved Aircraft Systems, L.L.C. Method and apparatus for automatically controlling airborne vehicle lighting systems
US20140313027A1 (en) * 2013-04-19 2014-10-23 Fenton C. Johnson Headlight status display system for automobile
FR3012009B1 (fr) * 2013-10-15 2019-04-05 Valeo Vision Dispositif de commande d'une pluralite d'ensembles de led, notamment pour un vehicule automobile
US10076992B2 (en) 2015-12-18 2018-09-18 Charles I. Sassoon LED headlamp with daytime running lamp
JP6414088B2 (ja) * 2016-01-14 2018-10-31 アンデン株式会社 負荷駆動装置
JP2021130395A (ja) * 2020-02-20 2021-09-09 株式会社小糸製作所 自動二輪車用ヘッドランプ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000233679A (ja) * 1999-02-15 2000-08-29 Harness Syst Tech Res Ltd 車載用ランプ制御装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4899083A (en) * 1985-04-26 1990-02-06 Nisson Motor Co., Ltd. Automatic lighting system for automobile
JPH0732941A (ja) 1993-07-15 1995-02-03 Alps Electric Co Ltd 自動車用照明装置の保護回路
US5661368A (en) * 1995-09-25 1997-08-26 Ford Motor Company Dual-voltage control for an electrical load
US6281631B1 (en) 1998-12-14 2001-08-28 Siemens Automotive Corporation Vehicle light system circuit which automatically compensates for a light source failure
JP2001001833A (ja) * 1999-06-22 2001-01-09 Sumitomo Wiring Syst Ltd 自動車用ランプ回路
JP2002087151A (ja) 2000-09-19 2002-03-26 Aisin Seiki Co Ltd 車両用ランプ制御装置
JP2002144958A (ja) 2000-11-06 2002-05-22 Denso Corp 車両用ランプの点灯制御装置
KR100435680B1 (ko) * 2001-09-11 2004-06-12 현대자동차주식회사 데이 타임 런닝 라이트 제어장치
JP4069647B2 (ja) * 2002-03-12 2008-04-02 日産自動車株式会社 車両用電装負荷制御装置
JP2004291819A (ja) 2003-03-27 2004-10-21 Denso Corp 車両用灯火装置
JP4318300B2 (ja) * 2004-04-13 2009-08-19 オムロン株式会社 照明制御装置及び故障検出装置
JP2006140587A (ja) 2004-11-10 2006-06-01 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk Pwm信号生成回路及びpwm制御回路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000233679A (ja) * 1999-02-15 2000-08-29 Harness Syst Tech Res Ltd 車載用ランプ制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US7659670B2 (en) 2010-02-09
US20090001888A1 (en) 2009-01-01
JP2008074256A (ja) 2008-04-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4561715B2 (ja) ヘッドランプ制御回路
JP2006103404A (ja) 車両用灯具の点灯制御回路
CN107734738B (zh) 点亮电路及车辆用灯具
JP2008213623A (ja) Led車両用灯具の点灯制御回路
JP2008265469A (ja) 車両用前照灯装置
CN108633147B (zh) 点灯电路以及车辆用灯具
US6483246B2 (en) Direction-indication-lamp control apparatus for vehicle
JP6186270B2 (ja) 車両用灯具
EP1140559B1 (en) Driving and sensing control for a vehicle headlight system
WO2021020537A1 (ja) 光源モジュール
JP4561723B2 (ja) ヘッドランプ制御回路
JP5187756B2 (ja) 車両用灯具の発光装置
JP3878823B2 (ja) 車両用灯具装置
JP4678355B2 (ja) ヘッドランプ制御回路
JP4069647B2 (ja) 車両用電装負荷制御装置
KR100552771B1 (ko) 차량의 오토 라이트 시스템
JP5727884B2 (ja) 点灯回路
CN215069717U (zh) 防开关进水误动作的保护装置及阻抗处理电路
KR0138211Y1 (ko) 과전류 차단기능을 갖는 헤드램프 회로
JP2009283250A (ja) 点灯装置
KR20040043552A (ko) 페일 세이프 기능을 갖춘 차량의 전조등 장치
KR200291103Y1 (ko) 차량용 아크방전 램프 장치
JPS604441A (ja) ヘツドランプ回路
KR100204880B1 (ko) 자동차의 전조등 회로
SU1316874A1 (ru) Устройство внешнего освещени транспортного средства

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100706

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100719

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130806

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4561715

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees