JP3822718B2 - 風呂装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は湯張り機能と追い焚き機能を備えた風呂装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6には従来の風呂装置の一例が示されている。この図6に示す風呂装置(器具)は、バーナー1と追い焚き熱源器である追い焚き熱交換器2とを器具ケース3内に有し、上記追い焚き熱交換器2の一端側には管路4の一端側が接続され、追い焚き熱交換器2の他端側は管路5の一端側に接続されている。上記管路4の他端側は上側外部通路である外部配管6bを介して浴槽7に連通し、上記管路5の他端側は下側外部通路である外部配管8bを介して浴槽7に連通しており、図6に示す風呂装置は上記外部配管6bと外部配管8bによって浴槽7に連接されている。なお、上記管路4と外部配管6b、管路5と外部配管8bはそれぞれ柔軟性を持ったゴム製のジャバラ等により形成された接続部材23を用いて接続されている。
【0003】
図6に示す風呂装置は、湯水の対流を利用して浴槽水の追い焚きを行う自然循環式のもので、浴槽7に水が張られ、追い焚き熱交換器2と管路4,5と外部配管6b,8bに水が満たされている状態で、バーナー1の燃焼を行うことにより追い焚き熱交換器2の湯が加熱され、この加熱された湯が対流現象により追い焚き熱交換器2から管路4と外部配管6bを順に介して浴槽7に流出すると共に、浴槽水が外部配管8bと管路5を順に介して追い焚き熱交換器2に流れ込むというように、浴槽水が上記外部配管8bと管路5と追い焚き熱交換器2と管路4と外部配管6bを順に通って循環しながら追い焚き熱交換器2で加熱されて浴槽水の追い焚きを行うことができる。
【0004】
上記外部配管6bは風呂装置から浴槽7に向かうに従って上り傾斜がついており、外部配管8bは風呂装置から浴槽7に向かうに従って下り傾斜がついている。このように、外部配管6bに上り傾斜を、外部配管8bに下り傾斜をそれぞれつけることによって、バーナー1の燃焼により加熱された追い焚き熱交換器2の湯が、対流現象により、外部配管6bを通ってスムーズに浴槽7に流れ出ることができ、浴槽水の循環を円滑に行うことができる。
【0005】
また、外部配管6bを通った湯は浴槽水面に向けて流れ出て、一方、外部配管8bには浴槽7の底部側の湯水が導入されて追い焚き熱交換器2に導かれる。さらに、浴槽7の湯水の排水を行ったときに、管路4,5と追い焚き熱交換器2と外部配管6b,8b内に滞留していた湯水をも、上記配管の傾きによって、滞ることなく、排水することができ、追い焚き熱交換器2内に湯水が残らないので衛生的であるばかりでなく、冬期に残水が凍結して追い焚き熱交換器2を破損するという問題を防止することができる。
【0006】
ところで、上記図6のような自然循環式の風呂装置から図5に示すような給湯・湯張り機能付きの風呂装置に付け替える場合がある。このような場合に、図6に示す外部配管6b,8bが壁に埋め込まれて固定されている場合には、図5に示すような風呂装置に付け替える際に、上記外部配管6b,8bを壁から取り外すのは非常に面倒で手間と時間が掛かることから、上記図6に示す外部配管6b,8bをそのまま利用して図5に示す風呂装置を浴槽7に連接させることが多い。
【0007】
図5に示す風呂装置は、追い焚き熱源器である追い焚き熱交換器2と、該追い焚き熱交換器2を燃焼加熱する図示されていない追い焚きバーナーと、給湯熱源器である給湯熱交換器10と、該給湯熱交換器10を燃焼加熱する図示されていない給湯バーナーとを器具ケース3内に有している。
【0008】
上記追い焚き熱交換器2の一端側には戻り管11の一端側が接続され、追い焚き熱交換器2の他端側には通路12の一端側が接続され、この通路12の他端側は循環ポンプ14の吸込口側に接続され、循環ポンプ14の吐出口側には往管15の一端側が接続されている。上記戻り管11と追い焚き熱交換器2と通路12と循環ポンプ14と往管15により追い焚き通路16が構成されている。
【0009】
上記追い焚き通路16の一端側(往管15の端部)には上側接続用通路6の一端側が接続され、追い焚き通路16の他端側(戻り管11の端部)には下側接続用通路8の一端側が接続されている。上記上側接続用通路6の他端側は外部配管6bとの接続部と成し、上記下側接続用通路8の他端側は外部配管8bとの接続部と成しており、上記上側接続用通路6は接続部材23と上記外部配管6bを介して浴槽7に連通され、また、上記下側接続用通路8は接続部材23と外部配管8bを介して浴槽7に連通される。
【0010】
この図5に示す装置は、前記自然循環式の風呂装置に用いられた外部配管6b,8bを利用していることから、上記上側接続用通路6には上記外部配管6bと同様に風呂装置から浴槽7に向かう方向に上り傾斜がついており、また、下側接続用通路8には上記外部配管8bと同様に風呂装置から浴槽7に向かう方向に下り傾斜がついている。
【0011】
ところで、前記自然循環式の風呂装置に用いられる通路の通路径が、例えば、φ45mmに対して、循環ポンプが組み込まれている追い焚き通路の通路径は、例えば、φ12mmというように、自然循環式の風呂装置に用いられる通路の通路径に比べて循環ポンプが組み込まれている追い焚き通路の通路径は格段に小さくなっていることから、図5に示す追い焚き通路16の通路径は上側接続用通路6、外部配管6b、下側接続用通路8、外部配管8bの通路径に比べて格段に小さくなっている。
【0012】
上記給湯熱交換器10の一端側には給水通路17の一端側が接続され、給水通路17の他端側は外部配管を介して水供給源に導かれている。さらに、給湯熱交換器10の他端側は給湯通路18の一端側に接続され、給湯通路18の他端側は外部配管を介して台所やシャワー等の出湯場所に導かれている。
【0013】
上記給湯通路18と前記戻り管11を連通する注湯通路20が設けられており、この注湯通路20には通路の開閉を行う注湯制御弁22が介設されていると共に、浴槽7の水位を水圧により検出する水位センサ24が設けられている。上記給湯熱交換器10から注湯通路20との接続部までの給湯通路18の部分と、注湯通路20と、追い焚き通路16とにより湯張り通路が構成されており、この湯張り通路を介して給湯熱交換器10は浴槽7に連通されている。
【0014】
なお、図中に示す25は追い焚き通路16の湯水温を浴槽7の湯水温として検出する風呂温度センサであり、26は給湯熱交換器10により作り出された湯温を検出する出湯サーミスタであり、27は給水通路17の通水流量を検知する水量センサである。
【0015】
この風呂装置には器具運転を制御する制御装置28が設けられており、この制御装置28には、風呂の温度を設定する風呂温度設定手段や、浴槽水位を設定する風呂水位設定手段等が設けられているリモコン30が接続されている。上記制御装置28には器具運転動作を制御するためのシーケンスプログラムが与えられており、制御装置28は水位センサ24等の様々なセンサのセンサ出力の情報や、リモコン30の情報を取り込み、それら取り込んだ情報に基づき上記シーケンスプログラムに従って給湯や湯張りや追い焚き等の器具運転制御を行う。
【0016】
例えば、台所やシャワー等の給湯栓(図示せず)が開けられて、水量センサ27が給水通路17の通水を検知すると、給湯バーナーの燃焼を開始させ、予め定められた給湯設定温度の湯を出湯することができるように燃焼能力を制御し、給湯バーナーの燃焼火炎の熱により給湯熱交換器10の通水を加熱して湯を作り出し、この湯を給湯通路18を通して出湯場所に給湯する。そして、上記給湯栓が閉められ、水量センサ27が給水通路17の通水停止を検知すると、給湯バーナーの燃焼を停止して給湯運転を終了し、次の給湯に備える。
【0017】
また、湯張り運転を行うときには、注湯制御弁22を開弁し、上記の如く、給湯熱交換器10で作り出した湯を給湯通路18と注湯通路20と追い焚き通路16を順に介して浴槽7に注湯し、水位センサ24により検出出力される浴槽水位が予め定められた設定の浴槽水位に達したと判断したときに注湯制御弁22を閉弁して湯張り運転を終了する。
【0018】
さらに、追い焚き運転を行うときには、循環ポンプ14を駆動して浴槽7の湯水を上側接続用通路6と往管15と循環ポンプ14と通路12と追い焚き熱交換器2と戻り管11と下側接続用通路8を順に通して浴槽7に戻す浴槽水の循環を行うと共に、追い焚きバーナーを燃焼させ、この追い焚きバーナーの燃焼火炎の熱により追い焚き熱交換器2の循環水を加熱することにより浴槽水の追い焚きが行われる。そして、風呂温度センサ25により検出される風呂温度が予め定めた設定の風呂温度に達したと判断したときに上記追い焚き運転を終了することにより、設定の風呂温度に湯を沸かすことができる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記図6に示すような自然循環式の風呂装置から図5に示すような給湯・湯張り機能付きの風呂装置に付け替える場合には、前述したように、風呂装置から浴槽7に向かうに従って下り傾斜がついている外部配管8bを利用して風呂装置を浴槽7に連通させ、また、外部配管8b、下側接続用通路8よりも追い焚き通路16の通路径が格段に小さいことから、次のような問題が生じることがわかった。
【0020】
それは、湯張りを開始すると、浴槽7の水位が上昇し、この浴槽7の水位上昇によって必然的に下側接続用通路8内にも湯水が溜まり始める。その湯水は下側接続用通路8内の空気を外部配管8bを通して浴槽7に押し出しながら下側接続用通路8内に溜まっていき、徐々に下側接続用通路8内の水位が上昇していく。
【0021】
しかしながら、上記浴槽7および下側接続用通路8内に図7に示す水位Pまで湯水が溜まると、外部配管8bの浴槽側の端部開口Sが湯水で塞がれてしまうことになり、下側接続用通路8内に空気が閉じ込められてしまう。その閉じ込められた空気の一部は気泡となって浴槽7に流れ出るものの、図7に示す下側接続用通路8の領域Vに空気が残留したままになってしまう。水位センサ24は水圧を利用して浴槽水位を検出しているので、上記下側接続用通路8内の残留空気によって、水位センサ24により検出出力される浴槽水位が不正確になり、このことにより、予め定めた設定の浴槽水位に正確に湯を張ることができないという問題が生じる。
【0022】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、湯張り時に上側接続用通路と該上側接続用通路に接続する追い焚き通路の全領域を確実に空気から水に置換できる構成にし、水位センサにより正確な浴槽水位を検出することを可能にし、予め定めた設定の浴槽水位に正確に湯張りを行うことができる風呂装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は次のような構成をもって前記課題を解決するための手段としている。すなわち、第1の発明は、上側接続用通路と下接続用通路を有し、上記上側接続用通路の一端側は風呂装置から浴槽に向かう方向に上り傾斜がついている上側外部通路との接続部と成し、上記上側接続用通路の他端側は上記上側と下側の各接続用通路よりも通路径が小さい風呂装置の追い焚き通路の一端側に接続され、この追い焚き通路の他端側は上記下側接続用通路の一端側に接続され、下側接続用通路の他端側は風呂装置から浴槽に向かう方向に下り傾斜がついている下側外部通路との接続部と成しており、上記追い焚き通路には追い焚き熱源器が介設されると共に、給湯熱源器に連接する注湯通路が接続され、上記注湯通路と追い焚き通路から成る湯張り通路には浴槽水位を水圧により検出する水位センサが設けられており、上記給湯熱源器により作り出した湯を上記湯張り通路を介して浴槽に注湯し上記水位センサにより検出される浴槽水位に基づき予め定めた設定の浴槽水位に自動的に湯を張る湯張り機能と、追い焚き通路を介して浴槽水を循環させ追い焚き熱源器により追い焚きを行う追い焚き機能とを備えた風呂装置において、上記下側接続用通路の追い焚き通路側端部は閉鎖され、追い焚き通路は下側接続用通路の最高部位に接続されている構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0024】
第2の発明は、上記第1の発明の構成を備え、上側接続用通路の追い焚き通路側端部は閉鎖されており、追い焚き通路は上側接続用通路の最低部位に接続されている構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0025】
第3の発明は、上記第2の発明の構成を備え、上側接続用通路と接続する側の追い焚き通路の端部はトラップ形状である構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0026】
第4の発明は、上記第1又は第2又は第3の発明の構成に加えて、湯張り開始時に初期注湯量を浴槽に落とし込んだ後に湯張りを中断し、水位センサのセンサ出力を監視し、水位センサのセンサ出力の変動幅が予め定めた基準幅よりも小さくなった後に、湯張りを再開させる湯張り時エアー抜き制御部が設けられている構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0027】
第5の発明は、上記第1又は第2又は第3の発明の構成に加えて、浴槽湯水を追い焚き通路を通して循環させるための循環ポンプが設けられており、湯張り開始時に初期注湯量を浴槽に落とし込んだ後に湯張りを中断し、湯張りが中断してから予め定められた中断時間を経過した後に上記循環ポンプを予め定めたポンプ駆動時間だけ駆動させ、循環ポンプの停止後に湯張りを再開させる湯張り時エアー抜き制御部が設けられている構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0028】
第6の発明は、上記第1又は第2又は第3の発明の構成に加えて、浴槽湯水を追い焚き通路を通して循環させるための循環ポンプが設けられており、湯張り開始時に初期注湯量を浴槽に落とし込んだ後に湯張りを中断し、水位センサのセンサ出力を監視し、水位センサのセンサ出力の変動幅が予め定めた基準幅よりも小さくなった後に、上記循環ポンプを予め定めたポンプ駆動時間だけ駆動させ、循環ポンプの停止後に湯張りを再開させる湯張り時エアー抜き制御部が設けられている構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0029】
第7の発明は、上記第1〜第6の発明のうちのいずれか1つの発明の構成を備え、追い焚き熱源器から上側接続用通路との接続部に至るまでの追い焚き通路部分に循環ポンプが介設されている構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0030】
上記構成の発明において、下側接続用通路の最高部位に追い焚き通路を接続し、例えば湯張り時に、予め定めた初期注湯量を浴槽に落とし込んだ後に、湯張りを中断することによって、下側接続用通路内の最高領域に残留した空気は追い焚き通路内の滞留湯水中へ移動して、例えば、追い焚き通路の最高領域に溜まり、その後、湯張りを再開することによって、上記追い焚き通路内の空気は湯張りの水流によって浴槽へ押し出される。従来では、湯張り時に、浴槽湯水により下側外部通路の浴槽側開口部が塞がれた後に、下側接続用通路の最高領域に空気が残留したままだったが、この発明では、上記の如く、下側接続用通路の最高領域の残留空気を浴槽に押し出すことが可能であることから、湯張り時に下側接続用通路内のほぼ全領域が水で満たされる。
【0031】
このように、湯張り時に、下側接続用通路内の空気を水に置換することができ、空気が残留するのが回避されるので、水位センサのセンサ出力により正確な浴槽水位を得ることが可能となり、水位センサのセンサ出力に基づいて予め定められた浴槽設定水位に湯を張ることが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明に係る実施形態例を図面に基づき説明する。
【0033】
図1には第1の実施形態例において特徴的な装置構造部分が抜き出されて示されている。なお、この実施形態例の説明において、図5に示す装置と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
【0034】
図1に示すように、追い焚き通路16の往管15と接続する側の上側接続用通路6の端部6aは閉鎖され、往管15は上側接続用通路6の最低部位に接続され、その往管15の端部はトラップ形状と成している。また、追い焚き通路16の戻り管11と接続する側の下側接続用通路8の端部8aは閉鎖され、戻り管11は下側接続用通路8の最高部位に接続されている。上記以外の装置構造は図5に示す装置構造と同様である。
【0035】
この実施形態例は上記のような装置構造を有しており、図2には図1に示す装置構造を有する風呂装置の湯張り制御構成の一例がブロック図により示されている。
【0036】
この実施形態例では、制御装置28は、図2の実線に示すように、湯張り制御部32とデータ格納部33と注湯量監視部34と水位センサ出力監視部35と湯張り時エアー抜き制御部36とを有して構成されている。上記湯張り制御部32は、リモコン30から湯張り開始の指令が発せられると、前述したように、注湯制御弁22を開弁して、湯張りを開始する。
【0037】
注湯量監視部34は、上記湯張り制御部32の動作情報を取り込み、湯張りが開始されたことを検知したときに水量センサ27のセンサ出力の取り込みを開始する。この水量センサ27のセンサ出力は浴槽7への注湯流量に対応するものであることから、湯張り開始時からの水量センサ27のセンサ出力(つまり、浴槽7への注湯流量)を積算することで、湯張り開始時からの浴槽7への注湯量を求めることができる。このことから、注湯量監視部34は、湯張り開始時からの水量センサ27のセンサ出力を積算して浴槽7への注湯量を監視する。
【0038】
湯張り時エアー抜き制御部36は、上記湯張り制御部32の動作情報と注湯量監視部34の監視情報とを取り込み、これら取り込んだ情報によって、湯張り開始時からの浴槽7への注湯量が、予め定められデータ格納部33に格納されている初期注湯量Qspに達したと検知したときに、湯張り制御部32に湯張り中断指令信号を出力し、湯張り制御部32により注湯制御弁22を閉弁させて湯張りを中断させる。
【0039】
上記初期注湯量Qspは、浴槽7の水位が、戻り管11と注湯通路20との接続部の高さ位置よりも高い予め定めた設定の水位に達するのに必要な注湯量であり、予め実験や演算等により求められ、データ格納部33に格納されている。この実施形態例では、浴槽7の水位が、戻り管11と注湯通路20との接続部の高さ位置よりも高く、かつ、外部配管6bの浴槽側開口部の上端よりも高い予め定めた水位に達するのに必要な注湯量が初期注湯量Qspとしてデータ格納部33に格納されている。
【0040】
ところで、この実施形態例では、戻り管11が下側接続用通路8の最高部位に接続されているので、湯張り時には、下側接続用通路8の最高位置から下側接続用通路8内に湯が流れ込み、この湯は下側接続用通路8内の空気を浴槽7へ押し出しながら浴槽7に落とし込まれる。そして、浴槽7内の水位が上昇し、外部配管8bの浴槽側開口部Sが湯水によって塞がれた後に、従来では下側接続用通路8の最高領域Vに多くの空気が残留していたが、この実施形態例では、上記の如く、下側接続用通路8の最高位置から湯が流れ込むので、その湯の流れにより、下側接続用通路8の領域Vの残留空気を気泡にして殆ど浴槽7に押し出すことができる。
【0041】
上記の如く、湯張り時エアー抜き制御部36により湯張りを中断したときには、戻り管11から下側接続用通路8に向かう方向の湯水の流れがなくなり、下側接続用通路8の領域Vに僅かに残留している空気は気泡となって戻り管11を通り注湯通路20との接続部を越えて追い焚き熱交換器2に浮き上がっていき、下側接続用通路8内の空気抜きが行われ、下側接続用通路8内の全領域は湯水により満たされることになる。
【0042】
上記の如く、湯張りの中断中には、下側接続用通路8の領域V内の残留空気が気泡となって戻り管11を通り追い焚き熱交換器2に浮き上がっていき、この気泡の上昇によって戻り管11や注湯通路20内の滞留湯水が振動し、この湯水振動により水位センサ24のセンサ出力が変動する。湯張りを中断した直後には、下側接続用通路8から残留空気がほぼ一斉に戻り管11内を浮き上がっていくので、戻り管11や注湯通路20の滞留湯水の振動は大きく、水位センサ24のセンサ出力は、図3の(a)に示すように、大きく変動し、時間の経過と共に、下側接続用通路8内の残留空気はなくなり、戻り管11を浮き上がる気泡がなくなるので、戻り管11や注湯通路20の滞留湯水の振動が収まり、水位センサ24のセンサ出力は、図3の(b)に示すように、変動が小さくなる。
【0043】
このことから、湯張りの中断中に、水位センサ24のセンサ出力の変動によって、下側接続用通路8内から空気が抜け切ったか否かを判断することが可能であることがわかる。
【0044】
そこで、この実施形態例では、下側接続用通路8内の空気が抜け切ったと判断できる水位センサ24のセンサ出力の変動幅Δhを実験等により予め求め、その変動幅Δhを基準幅Hとしてデータ格納部33に格納している。
【0045】
水位センサ出力監視部35は、水位センサ24のセンサ出力を時々刻々と取り込み、水位センサ出力の変動を監視する。水位センサ出力監視部35は、湯張り時エアー抜き制御部36から取り込んだ動作情報に基づき、湯張り時エアー抜き制御部36から湯張り中断指令信号が出力され湯張りが中断したことを検知した以降に、水位センサ24のセンサ出力の変動幅Δhが上記データ格納部33の基準幅Hよりも小さくなったと判断したときに、エアー抜き完了信号を湯張り時エアー抜き制御部36に出力する。
【0046】
湯張り時エアー抜き制御部36は、湯張りの中断中に、上記水位センサ出力監視部35からエアー抜き完了信号を受け取ると、下側接続用通路8内から空気が抜け切ったと判断し、湯張り再開信号を湯張り制御部32に出力する。湯張り制御部32は上記湯張り再開信号を受け取ると、注湯制御弁22を開弁して湯張りを再開させる。この湯張り再開によって、注湯通路20から追い焚き熱交換器2側に湯が流れ込み、この湯水の流れによって、下側接続用通路8の空気抜きにより追い焚き熱交換器2に溜まっていた空気が往管15を介して浴槽7に押し出され、追い焚き通路16内に空気が残留するのを確実に回避することが可能である。そして、湯張り制御部32は、水位センサ24のセンサ出力に基づき、リモコン30に設定されている浴槽水位まで湯張りを行って湯張りを終了させる。
【0047】
この実施形態例では、下側接続用通路8の最高部位に追い焚き通路16の戻り管11を接続したので、湯張り時には、下側接続用通路8の最高位置から湯が下側接続用通路8内に流れ込み、その湯の流れにより、従来では空気が残留してしまっていた領域V内の空気を気泡にして浴槽7に押し出すことが可能で、下側接続用通路8内に空気が残留するのをほぼ回避することができる。
【0048】
また、湯張り制御部32に加えて、注湯量監視部34と湯張り時エアー抜き制御部36を設け、注湯量監視部34により検出される注湯量が設定の初期注湯量に達したときに湯張りを中断させるので、湯張りの中断中には戻り管11から下側接続用通路8に向かう方向の湯水の流れがなくなり、下側接続用通路8内に僅かに残留した空気を戻り管11を介して浮き上がらせて追い焚き熱交換器2に抜くことができる。
【0049】
さらに、この実施形態例では、循環ポンプ14が、戻り管11に介設されるのではなく、追い焚き熱交換器2から上側接続用通路6に至るまでの追い焚き通路16部分に設けられているので、上記下側接続用通路8から追い焚き熱交換器2に浮き上がる気泡の流れが循環ポンプ14によって遮断されることがなく、下側接続用通路8から気泡を、円滑に、追い焚き熱交換器2に導くことができる。
【0050】
さらに、水位センサ出力監視部35を設けて、湯張りの中断中に、水位センサ24のセンサ出力の変動を監視することで、下側接続用通路8から空気が抜け切ったか否かを判断することができる構成にし、下側接続用通路8から空気が抜け切ったと判断した後に湯張りを再開するので、下側接続用通路8から空気が抜け切る前に湯張りが再開されたり、下側接続用通路8から空気が抜け切った後に多くの時間が経過しても湯張りが再開されず、湯張りに多くの時間を要するというような問題を防止することができる適切なタイミングで湯張りを再開することが可能である。
【0051】
さらに、上記の如く、追い焚き熱交換器2に溜められた空気は、湯張りの再開によって、浴槽7に押し出されるので、追い焚き熱交換器2内に空気が残留するのを回避することができる。さらにまた、上側接続用通路6の最低部位に追い焚き通路16の往管15が接続されているので、上側接続用通路6内の空気が往管15を介して追い焚き熱交換器2に浮き上がって入り込むという問題を防止することができる。特に、この実施形態例では、往管15の端部はトラップ形状と成しているので、上記上側接続用通路6から追い焚き熱交換器2に空気が逆流するという問題を確実に回避することが可能である。
【0052】
このように、上側接続用通路6と下側接続用通路8と追い焚き通路16内の全領域を水で満たすことができるので、水位センサ24のセンサ出力に基づき正確な浴槽水位を得ることが可能となり、水位センサ24のセンサ出力に基づいて予め定めた設定の浴槽水位に湯を精度良く張ることができる。
【0053】
以下に、第2の実施形態例を説明する。この実施形態例が前記第1の実施形態例と異なる特徴的なことは、湯張りの中断中に循環ポンプ14を設定時間駆動させ、循環ポンプ14の停止後に湯張りを再開させる構成としたことである。それ以外の構成は前記第1の実施形態例と同様であり、その共通部分の重複説明は省略する。
【0054】
湯張り時エアー抜き制御部36は、前記第1の実施形態例と同様に、湯張りの中断中に、水位センサ出力監視部35の監視情報に基づき、下側接続用通路8内の空気が抜け切ったと判断したときに、この実施形態例では、循環ポンプ14を駆動させる。
【0055】
上記循環ポンプ14の駆動により、浴槽7から外部配管6bと上側接続用通路6と往管15と追い焚き熱交換器2と戻り管11と下側接続用通路8と外部配管8bを順に介して浴槽7に戻る湯水の循環が起こり、下側接続用通路8から浮き上がって追い焚き熱交換器2に溜められていた空気が、上記循環湯水の流れによって浴槽7に押し出される。
【0056】
データ格納部33には、追い焚き熱交換器2の空気を全て浴槽7に押し出すのに要する循環ポンプ14の駆動時間が予め実験や演算等により求められ、この求めた時間がポンプ駆動時間Tpとして格納されている。
【0057】
図2の点線に示すように、この実施形態例では、タイマ38が設けられており、上記湯張り時エアー抜き制御部36は、循環ポンプ14を駆動開始させたと同時に、上記タイマ38を駆動させ、循環ポンプ14の駆動が開始されてからの時間の経過をタイマ38により計測させる。
【0058】
湯張り時エアー抜き制御部36は、上記タイマ38の計測時間を時々刻々と取り込んで、タイマ38の計測時間が上記ポンプ駆動時間Tpに達したと判断した ときに、追い焚き熱交換器2内の空気を完全に浴槽7に押し出すことができたと判断し、循環ポンプ14を停止させる。そして、湯張り時エアー抜き制御部36は、循環ポンプ14の停止後、湯張り再開信号を湯張り制御部32に出力し、湯張り制御部32により湯張りを再開させ、湯張り制御部32により設定の浴槽水位まで湯張りが行われる。
【0059】
この実施形態例によれば、湯張りの中断により下側接続用通路8内の空気が追い焚き熱交換器2に気泡となって浮き上がり、下側接続用通路8内の空気抜きが完了したと判断されたときに、循環ポンプ14を駆動させるので、循環ポンプ14の駆動による湯水の流れにより、追い焚き熱交換器2に残留していた空気を浴槽7に押し出すことができ、上記第1の実施形態例と同様に、下側接続用通路8や追い焚き通路16に空気が残留するのを確実に防止することができ、残留空気に起因して水位センサ24により正確な水位を得ることができなくなるという問題が防止され、水位センサ24により正確な水位が検出され、設定の浴槽水位に精度良く湯を張ることができる。
【0060】
なお、この発明は上記各実施形態例に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、上記各実施形態例では、湯張り開始時からの注湯量を求め、湯張り時エアー抜き制御部36は、上記求めた注湯量が設定の初期注湯量Qspに達したと判断したときに、湯張りを中断していたが、タイマを設けると共に、湯張りを開始してから設定の初期注湯量Qspを注湯するまでに要する初期注湯時間を実験や演算等により予め求めて与えておき、湯張り開始時からの経過時間を上記タイマにより計測し、この湯張り開始時からの経過時間が上記初期注湯時間に達したときに、湯張り時エアー抜き制御部36は、湯張りを中断させるようにしてもよい。この場合には、湯張り開始時からの注湯量を求めなくてもよいので、注湯量監視部34を省略することができる。
【0061】
また、上記各実施形態例では、湯張りの中断中に、水位センサ24のセンサ出力を監視し、水位センサ24のセンサ出力の変動幅Δhが設定の基準幅Hよりも小さくなったときに下側接続用通路8内の空気が追い焚き熱交換器2に抜け切ったと判断していたが、タイマを設けると共に、湯張りを中断してから下側接続用通路8内の空気が追い焚き熱交換器2に抜け切るまでの中断時間を予め実験や演算等により求めて与えておき、湯張り時エアー抜き制御部36は、湯張りを中断してからの時間の経過を上記タイマにより計測し、その計測時間が上記中断時間に達したときに、下側接続用通路8内の空気が抜け切ったと判断するようにしてもよい。
【0062】
さらに、上記各実施形態例では、上側接続用通路6と接続する側の往管15の端部はトラップ形状であったが、図4に示すように、トラップ形状以外の形状でもよい。さらに、上記各実施形態例では、上側接続用通路6の最低部位に往管15が接続されていたが、上側接続用通路6や外部配管6bは風呂装置側よりも浴槽7側が高くなっているので、空気が上側接続用通路6の端部から往管15に入り込みことは殆どないことから、図5に示すように、上側接続用通路6の端部中央領域に往管15を接続してもよい。
【0063】
さらに、上記第2の実施形態例では、湯張りの中断中に下側接続用通路8内の残留空気が戻り管11を介して追い焚き熱交換器2に抜け切った後に、循環ポンプ14を駆動させていたが、この発明の応用例として、湯張りの中断中に、下側接続用通路8の残留空気が戻り管11を介して追い焚き熱交換器2に抜け切るのを待たずに(例えば、湯張りの中断直後に)循環ポンプ14を駆動し、上側接続用通路6と追い焚き通路16と下側接続用通路8内の空気を循環ポンプ14による湯水の流れによって浴槽7に押し出すようにしてもよい。この場合にも、上側接続用通路6と下側接続用通路8と追い焚き通路16内の空気が残留するのを確実に回避することができる上に、湯張りの中断時間の短縮が図れる。
【0064】
さらに、上記各実施形態例は、図5に示す給湯・湯張り機能付きの風呂装置を例にして説明したが、この発明は、上記図5に示す風呂装置に限定されるものではない。例えば、上記図5に示す風呂装置には給湯バーナーと追い焚きバーナーが別個に設けられていたが、追い焚き熱交換器2と給湯熱交換器10を共通に加熱するバーナーが設けられている一缶二水路タイプの風呂装置にも適用することができる。
【0065】
また、水位センサ24は注湯通路20に設けられていたが、水位センサ24の配設位置は注湯通路20と追い焚き通路16から成る湯張り通路に設けられていればよく、例えば、図5の点線に示すように風呂温度センサ25の近傍の戻り管11に設けてもよい。さらに、上記図5に示す風呂装置の例では、追い焚き熱源器として追い焚き熱交換器2が、また、給湯熱源器として給湯熱交換器10がそれぞれ設けられていたが、電気ヒーター等の他の熱源器により追い焚き熱源器や給湯熱源器を構成してもよい。
【0066】
【発明の効果】
この発明によれば、下側接続用通路の最高部位に追い焚き通路が接続されているので、湯張り時に、追い焚き通路を流れてきた湯は下側接続用通路の最高位置から下側接続用通路に流れ込むことになり、下側外部通路の浴槽側開口が湯水によって塞がれた後にも、下側接続用通路の最高領域に残留した空気を、上記湯水の流れにより、気泡にして下側外部通路を介して浴槽に押し出すことができ、下側接続用通路に空気が残留するのをほぼ回避することができる。このことによって、下側接続用通路の残留空気に起因して水位センサにより正確な水位を検出することができないという問題を回避することができ、水位センサにより正確な水位を検出することができ、この水位センサのセンサ出力に基づき、精度良く設定の浴槽水位に湯を張ることができる。
【0067】
上側接続用通路の最低部位に追い焚き通路を接続したものにあっては、上側接続用通路から空気が追い焚き通路内に入り込む空気の逆流の問題を確実に回避することができる。特に、上側接続用通路と接続する側の追い焚き通路の端部がトラップ形状であるものにあっては、上記上側接続用通路から追い焚き通路への空気の逆流防止の効果が大きくなる。
【0068】
湯張りエアー抜き制御部が設けられ、湯張り開始時から設定の初期注湯量を浴槽に落とし込んだ後に湯張りを中断し、下側接続用通路内に残留していた空気を下側接続用通路の最高位置から追い焚き通路内に浮き上がらせ、追い焚き熱源器側に空気抜きを行った後に、湯張りを再開させる、又は、設定のポンプ駆動時間だけ循環ポンプを駆動させ循環ポンプの停止後に湯張りを再開させるものにあっては、下側接続用通路内に空気が残留していても、上記の如く、湯張りを中断させることによって、追い焚き通路から下側接続用通路に向かう方向の湯張り湯水の流れがなくなり、その下側接続用通路内の空気は下側接続用通路の最高位置から追い焚き通路内に浮き上がって追い焚き熱源器側に空気抜きを行うことができ、その追い焚き熱源器に溜まった空気は、湯張りの再開による湯張り湯水の流れによって、又は、循環ポンプによる湯水の流れによって、浴槽に押し出すことができ、追い焚き通路や下側接続用通路内に空気が残留するのを確実に回避することが可能であり、追い焚き通路や下側接続用通路内の残留空気に起因した問題をより確実に回避することができる。
【0069】
追い焚き熱源器から上側接続用通路との接続部に至るまでの追い焚き通路部分に循環ポンプを介設したものにあっては、上記湯張りの中断中に、下側接続用通路から追い焚き熱源器に抜ける気泡の流れが循環ポンプによって遮断されることがなく、スムーズに、空気抜きを行うことができる。
【0070】
水位センサのセンサ出力の変動幅に基づいて湯張りの再開タイミング、又は、循環ポンプの駆動タイミングを決定するものにあっては、水位センサのセンサ出力の変動幅が基準幅よりも小さくなったと判断したときに下側接続用通路の空気が抜け切ったと判断できるので、つまり、下側接続用通路内の空気が抜け切ったことを水位センサにより直接的に検出できるので、下側接続用通路から空気が抜け切っていないのにも拘らず、湯張りが再開されて下側接続用通路に空気が残留してしまったり、下側接続用通路内の空気が抜け切った後に多くの時間が経過したにも拘らず湯張りが再開されず、湯張りの中断時間が長く湯張りが終了するのに多くの時間を要するという問題を回避することができる適切なタイミングで湯張りを再開することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】下側接続用通路と追い焚き通路、上側接続用通路と追い焚き通路との接続の一実施形態例を示す説明図である。
【図2】上記各実施形態例において特徴的な湯張りの制御構成を示すブロック図である。
【図3】下側接続用通路から空気が抜けているときの水位センサのセンサ出力の変動例を示す説明図である。
【図4】上側接続用通路と追い焚き通路との接続形態のその他の例を示す説明図である。
【図5】湯張り機能と追い焚き機能を共に備えた風呂装置の一例を示すモデル図である。
【図6】自然循環式の風呂装置の一例を示すモデル図である。
【図7】従来の課題を示す説明図である。
【符号の説明】
2 追い焚き熱交換器
6 上側接続用通路
7 浴槽
8 上側接続用通路
10 給湯熱交換器
14 循環ポンプ
16 追い焚き通路
20 注湯通路
24 水位センサ
36 湯張り時エアー抜き制御部

Claims (7)

  1. 上側接続用通路と下側接続用通路を有し、上記上側接続用通路の一端側は風呂装置から浴槽に向かう方向に上り傾斜がついている上側外部通路との接続部と成し、上記上側接続用通路の他端側は上記上側と下側の各接続用通路よりも通路径が小さい風呂装置の追い焚き通路の一端側に接続され、この追い焚き通路の他端側は上記下側接続用通路の一端側に接続され、下側接続用通路の他端側は風呂装置から浴槽に向かう方向に下り傾斜がついている下側外部通路との接続部と成しており、上記追い焚き通路には追い焚き熱源器が介設されると共に、給湯熱源器に連接する注湯通路が接続され、上記注湯通路と追い焚き通路から成る湯張り通路には浴槽水位を水圧により検出する水位センサが設けられており、上記給湯熱源器により作り出した湯を上記湯張り通路を介して浴槽に注湯し上記水位センサにより検出される浴槽水位に基づき予め定めた設定の浴槽水位に自動的に湯を張る湯張り機能と、追い焚き通路を介して浴槽水を循環させ追い焚き熱源器により追い焚きを行う追い焚き機能とを備えた風呂装置において、上記下側接続用通路の追い焚き通路側端部は閉鎖され、追い焚き通路は下側接続用通路の最高部位に接続されていることを特徴とする風呂装置。
  2. 上側接続用通路の追い焚き通路側端部は閉鎖されており、追い焚き通路は上側接続用通路の最低部位に接続されていることを特徴とする請求項1記載の風呂装置。
  3. 上側接続用通路と接続する側の追い焚き通路の端部はトラップ形状であることを特徴とする請求項2記載の風呂装置。
  4. 湯張り開始時に初期注湯量を浴槽に落とし込んだ後に湯張りを中断し、水位センサのセンサ出力を監視し、水位センサのセンサ出力の変動幅が予め定めた基準幅よりも小さくなった後に、湯張りを再開させる湯張り時エアー抜き制御部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載の風呂装置。
  5. 浴槽湯水を追い焚き通路を通して循環させるための循環ポンプが設けられており、湯張り開始時に初期注湯量を浴槽に落とし込んだ後に湯張りを中断し、湯張りが中断してから予め定められた中断時間を経過した後に上記循環ポンプを予め定めたポンプ駆動時間だけ駆動させ、循環ポンプの停止後に湯張りを再開させる湯張り時エアー抜き制御部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載の風呂装置。
  6. 浴槽湯水を追い焚き通路を通して循環させるための循環ポンプが設けられており、湯張り開始時に初期注湯量を浴槽に落とし込んだ後に湯張りを中断し、水位センサのセンサ出力を監視し、水位センサのセンサ出力の変動幅が予め定めた基準幅よりも小さくなった後に、上記循環ポンプを予め定めたポンプ駆動時間だけ駆動させ、循環ポンプの停止後に湯張りを再開させる湯張り時エアー抜き制御部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載の風呂装置。
  7. 追い焚き熱源器から上側接続用通路との接続部に至るまでの追い焚き通路部分に循環ポンプが介設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1つに記載の風呂装置。
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