JP3822489B2 - 遊技台 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ、スロットマシン(パチスロ)等の遊技台に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ、スロットマシンに代表される遊技台では、玉或いはメダル等の遊技媒体の投入により遊技が開始され、遊技の結果に応じて遊技媒体が払い出される。遊技の間は、遊技を盛り上げるための種々の演出が行われており、例えば、ランプ等が点滅したり、効果音が出力される各種の演出が行われる。このような演出は、遊技性を左右する一因となっており、近年特に重視されているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、遊技台の演出は、これをどのように行うかが遊技性を向上する上で極めて重要である。しかし、従来の遊技台の演出は、入賞か否かの抽選や最終的な当選を対象とするものに集中しており、ある程度マンネリ化している。従って、新たな遊技性に乏しい傾向にあるのが現状である。
【0004】
従って、本発明の目的は、遊技性を向上し得る演出を実現する遊技台を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、演出の対象として、従来ほとんど着目されておらず、軽視されている遊技媒体の払い出し時に着目し、以下の遊技台を提供するものである。
【0006】
本発明によれば、絵柄の組合せを変動可能に表示する表示手段と、予め定めた入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、前記表示手段により表示された前記絵柄の組合せが、前記内部当選した入賞役に対応して予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて入賞を判定する判定手段と、を備え、前記判定手段の判定結果に応じて遊技媒体を払い出す遊技台であって、前記遊技媒体が払い出される払出口と、前記払出口から払い出される前記遊技媒体を照明可能に配置された閃光発光源と、前記払出口から払い出される前記遊技媒体を検出する検出手段と、を備え、前記閃光発光源は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記払出口からの個々の前記遊技媒体の払い出しに連動して、払い出された前記遊技媒体を照明し、更に、前記検出手段により前記遊技媒体が検出されてから所定の遅延時間の経過後に発光し、前記遅延時間は、連続的に払い出される前記遊技媒体毎に、段階的に長くなるように設定されていることを特徴とする遊技台が提供される。
また、本発明によれば、絵柄の組合せを変動可能に表示する表示手段と、予め定めた入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、前記表示手段により表示された前記絵柄の組合せが、前記内部当選した入賞役に対応して予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて入賞を判定する判定手段と、を備え、前記判定手段の判定結果に応じて遊技媒体を払い出す遊技台であって、前記遊技媒体が払い出される払出口と、前記払出口から払い出される前記遊技媒体を照明可能に配置された閃光発光源と、前記払出口から払い出される前記遊技媒体を検出する検出手段と、を備え、前記閃光発光源は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記払出口からの個々の前記遊技媒体の払い出しに連動して、払い出された前記遊技媒体を照明し、更に、前記検出手段により前記遊技媒体が検出されてから所定の遅延時間の経過後に発光し、前記遅延時間は、連続的に払い出される前記遊技媒体毎に、段階的に短くなるように設定されていることを特徴とする遊技台が提供される。
また、本発明によれば、絵柄の組合せを変動可能に表示する表示手段と、予め定めた入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、前記表示手段により表示された前記絵柄の組合せが、前記内部当選した入賞役に対応して予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて入賞を判定する判定手段と、を備え、前記判定手段の判定結果に応じて遊技媒体を払い出す遊技台であって、前記遊技媒体が払い出される払出口と、前記払出口から払い出される前記遊技媒体を照明可能に配置された閃光発光源と、前記払出口から払い出される前記遊技媒体を検出する検出手段と、を備え、前記閃光発光源は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記払出口からの個々の前記遊技媒体の払い出しに連動して、払い出された前記遊技媒体を照明し、更に、前記払出口から前記遊技媒体が払い出された場合に発光する一方で、前記抽選手段により、所定の入賞役に内部当選したと判定された場合であって、該所定の入賞役とは異なる入賞役に入賞することにより、前記遊技媒体が払い出された場合は、前記遊技媒体が払い出されても発光しないことを特徴とする遊技台が提供される。
また、本発明によれば、絵柄の組合せを変動可能に表示する表示手段と、予め定めた入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、前記表示手段により表示された前記絵柄の組合せが、前記内部当選した入賞役に対応して予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて入賞を判定する判定手段と、を備え、前記判定手段の判定結果に応じて遊技媒体を払い出す遊技台であって、前記遊技媒体が払い出される払出口と、前記払出口から払い出される前記遊技媒体を照明可能に配置された閃光発光源と、前記払出口から払い出される前記遊技媒体を検出する検出手段と、を備え、前記閃光発光源は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記払出口からの個々の前記遊技媒体の払い出しに連動して、払い出された前記遊技媒体を照明し、前記遊技媒体の払い出しが、前記払出口から払い出される場合と、前記払出口から払い出さずにその枚数を電子的に記憶することで貯留する場合と、があり、前記閃光発光源は、前記遊技媒体の払い出しがあっても、前記貯留の場合には発光しない一方で、前記抽選手段により、所定の入賞役に内部当選したと判定された場合であって、該所定の入賞役とは異なる入賞役に入賞することにより、前記貯留によ り前記遊技媒体が払い出された場合は発光することを特徴とする遊技台が提供される。
また、本発明によれば、絵柄の組合せを変動可能に表示する表示手段と、予め定めた入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、前記表示手段により表示された前記絵柄の組合せが、前記内部当選した入賞役に対応して予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて入賞を判定する判定手段と、を備え、前記判定手段の判定結果に応じて遊技媒体を払い出す遊技台であって、前記遊技媒体が払い出される払出口と、前記払出口から払い出される前記遊技媒体を照明可能に配置された閃光発光源と、前記払出口から払い出される前記遊技媒体を検出する検出手段と、を備え、前記閃光発光源は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記払出口からの個々の前記遊技媒体の払い出しに連動して、払い出された前記遊技媒体を照明し、更に、前記閃光発光源を駆動する駆動部と、前記遊技台の制御を行う制御部であって、前記駆動部に対して発光信号を出力する制御部と、を備え、前記駆動部は、高圧逆流防止手段を備え、該高圧逆流防止手段を介して前記発光信号を受信することを特徴とする遊技台が提供される。 また、本発明によれば、絵柄の組合せを変動可能に表示する表示手段と、予め定めた入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、前記表示手段により表示された前記絵柄の組合せが、前記内部当選した入賞役に対応して予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて入賞を判定する判定手段と、を備え、前記判定手段の判定結果に応じて遊技媒体を払い出す遊技台であって、前記遊技媒体が払い出される払出口と、前記払出口から払い出される前記遊技媒体を照明可能に配置された閃光発光源と、前記払出口から払い出される前記遊技媒体を検出する検出手段と、を備え、前記閃光発光源は、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記払出口からの個々の前記遊技媒体の払い出しに連動して、払い出された前記遊技媒体を照明し、更に、前記閃光発光源を収納する分割可能なケースを備えたことを特徴とする遊技台が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るスロットマシン100の外観を示す正面図である。本実施形態では、スロットマシンを例に挙げて説明するが、本発明は他の遊技台にも適用可能であることはいうまでもない。
【0010】
スロットマシン100は、絵柄の組合せを変動可能に表示し、予め定めた入賞役の内部当選の当否を抽選し、入賞役に内部当選した場合であって、表示された絵柄の組合せが、内部当選した入賞役に対応した絵柄の組合せである場合に、当該入賞役に入賞する遊技台である。
【0011】
より詳細に述べるならば、本実施形態のスロットマシン100は、複数種類の絵柄を施したリールが複数列設けられ、遊技媒体の投入と遊技の開始操作によりリールの移動を開始させると共に内部で抽選を実行し、該内部抽選の結果とリール停止操作に基づいて各リールを停止させ、表示された絵柄の組み合わせが、当選した入賞役に対応した絵柄の組み合わせである場合に当該入賞役に入賞する遊技台である。
【0012】
<全体の構成>
図1に示すように、スロットマシン本体100の中央内部には、外周面に複数種類の絵柄(「7」、「Bar」、「ベル」、「Rep」等)を配列したリールが3個(左リール110,中リール111,右リール112)収納され、本体100の内部で回転できるように構成されている。
【0013】
リール110乃至112の正面には、リール表示窓113が前面扉101に設けられており、リール110乃至112を正面から眺めると、これに施された絵柄がリール表示窓113から縦方向に3つ見えるようになっている。従って、全リール110乃至112が停止した場合、遊技者は、3×3の合計9個の絵柄を見ることができる。これらのリール110乃至112を回転し、停止することにより、絵柄の組合せを変動可能に表示することができる。尤も、絵柄の組合せを変動可能に表示するために、例えば、液晶ディスプレイを用いることもできる。
【0014】
各リール110乃至112の裏側には、リール表示窓113上に表示される個々の絵柄を照らすためのバックライトモジュール(図示せず)が配置されている。バックライトモジュールは、例えば、7色(赤、緑、青紫の三原色と、白色等をはじめとするこれらの混合色)のバックライトを発光可能であり、各原色に対応したLEDランプ等を含んで構成される。なお、本実施形態では、3個のリールを備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
【0015】
入賞ライン表示ランプ120は、各遊技毎に、有効となる入賞ライン114を示すランプである。有効となる入賞ライン114は、スロットマシン100に投入された遊技媒体(本実施形態ではメダル)の枚数によって変化する。例えば、図1に示すように5本の入賞ライン114を有する場合、メダルを1枚投入した時は中段の水平入賞ライン114a、2枚投入した時は上段および下段の水平入賞ライン114bを加えた3つの入賞ライン、3枚投入した時は更に斜めの入賞ライン114cを加えた5ラインが、有効となる。もちろん、入賞ラインの数は5本に限定されるものではない。
【0016】
スタートランプ121は、リール110乃至112が回転することができる状態にあることを遊技者に知らせるランプである。再遊技ランプ122は、再遊技役に入賞したとき(例えば、Rep−Rep−Rep等の再遊技絵柄が揃ったとき)、遊技者へ次の遊技が再遊技であることを知らせるランプである。再遊技に入賞した場合は、再遊技役に入賞した遊技において投入したメダルが次遊技においても有効となる。
【0017】
告知ランプ123は、特別な入賞役(特別遊技または特殊遊技に係る入賞役)に内部当選した状態にあることを遊技者に報知するランプである。本実施形態では、特別遊技はいわゆるビッグボーナスゲームを指し、入賞ライン114上に「7−7−7」等の所定の絵柄組合せが揃った場合に開始される。また、特殊遊技は、いわゆるレギュラーボーナスゲームを指し、「Bar−Bar−Bar」等の所定の絵柄組合せが揃った場合に開始される。
【0018】
払出枚数表示器124は、払い出しのある何らかの入賞役に入賞したとき、遊技者へ払い出されるメダルの枚数を表示する表示器である。遊技回数表示器125は、ビッグボーナスゲーム中の一般ゲームの回数等を表示する表示器である。貯留枚数表示器126は、スロットマシン100に遊技者が予め投入したメダル枚数を電子的に記憶し、貯留(クレジット)しているメダルの枚数を表示する表示器である。
【0019】
メダル投入ランプ127は、遊技者にメダルの投入が可能であることを知らせるランプである。演出用ランプ128は、遊技の興趣を高めるための演出に使用されるランプである。
【0020】
メダル投入ボタン130、131、132は、貯留されたメダルをスロットマシン100へ電子的に投入する投入ボタンで、いわゆるベット(賭け数設定)ボタンと呼ばれているものである。本実施形態では、1枚メダル投入ボタン130、2枚メダル投入ボタン131、最大メダル投入ボタン132(いわゆるマックスベットボタン)の3つのボタンからなる。最大メダル投入ボタン132は、本実施形態において前述の入賞ライン114a乃至114cの5本全てを有効化する3枚投入を意味する。これらのボタンのいずれかを押下することにより遊技に必要な1〜3枚のメダルがスロットマシン100へ投入される。投入されたメダル枚数分は、減算されて残枚数が貯留枚数表示器126に表示される。
【0021】
メダル投入口134は、遊技を開始するに当たって遊技者が直接メダルを投入するための開口である。スタートレバー135は、リール110〜112の回転を開始させるボタンである。
【0022】
ストップボタン136乃至138は、押下することによって対応するリール110乃至112を停止させるボタンである。各ストップボタン136乃至138の内部にはランプ(図示せず)が設けられており、スタートレバー135が操作された後、リール110乃至112の停止操作が可能な状態になると全ランプが点灯し、各ストップボタン136乃至138が押下されるごとに消灯する。
【0023】
精算ボタン133は、遊技者が獲得したメダルを精算して排出する精算機能と、遊技者がメダル投入口134から投入したメダルのうち所定枚数(例えば3枚)以上のメダルまたは入賞により獲得したメダルを最大50枚まで貯留するか否かを切換える貯留切換機能とを選択するボタンである。ここに、メダルの貯留とは、メダルを直接払い出さずに、電子的にその枚数を後述する制御部に一時記憶しておくことを意味する。
【0024】
キー孔160は、キーを差し込んで時計方向に回すとロックが解除され、スロットマシン100の前面扉101を開けることができるようになる。メダル排出口140は、メダルを排出するための開口であり、入賞時に払い出されるメダルはここから排出される。排出されたメダルは、メダル受皿141に溜まるようになっている。
【0025】
上部ランプ150は、遊技全体を盛り上げるための装飾用ランプであり、遊技状態に応じて点灯/消灯/点滅する。化粧板145には、キャラクターや各入賞役の絵柄の組合せ等が図示される。
【0026】
次に、図2は、スロットマシン100のメダル払出口140付近の構造を概略的に表した図である。メダル払出口140の上方には、光による払出演出を行うための照明ユニット500が設けられている。照明ユニット500は,スロットマシン100の前面扉101に固定ボルト514等で固定されている。
【0027】
スロットマシン100のメダル払出は、メダル払出装置400によって行われる。メダル払出装置400は、予め蓄積してあるメダルを後述の主制御部300の制御に基づいて所定の枚数払い出す。
【0028】
概略的に説明すると、メダル払出装置400内には、周囲に複数のメダル収納穴412が設けられた回転ディスク410が設けられており、メダル払出時は、矢印方向に回転する。回転ディスク410の回転によって蓄積されていたメダルが攪拌されメダル収納穴412内に落ち込む。落ち込んだメダルは、回転によって払出ガイド部460へと導かれ、払出ガイド部460によって外部へと放出される。放出されたメダルはメダル検知センサ450で検知される。払い出されたメダルは、メダルガイド部材170に設けられた穴部172を通ってメダルガイド部材170内を通過しメダル払出口140から受け皿141へと払い出される。
【0029】
図3は、照明ユニット500の構成を表した分解斜視図である。
【0030】
照明ユニット500は、ケース502、レンズ504、ストロボランプ506、反射板508、基板510、及び、コネクタ512等で構成されている。ケース502は、ケース部材502a及び502bで構成されている。
【0031】
ストロボランプ506は、閃光を発光する閃光発光源であり、図示するようにメダル払出口140の近傍に設けられている。本実施形態の場合、特に、ストロボランプ506は、メダル払出口140から払い出されるメダルを照明可能に配置されている。このストロボランプ506に代えて、閃光を発光せず、単に発光するだけの一般的な照明デバイスを採用することも可能であるが、本実施形態の場合、ストロボランプ506を採用することにより、メダル払出口140から払い出されるメダルを閃光により照明し、より遊技の向趣を高めることができる。
【0032】
なお、閃光とは、例えば、その発光時間が数万分の1秒から数百分の1秒のものである。また、閃光は、例えば、色温度が約6000K(ケルビン)で、紫外光、可視光、赤外光に渡る広い連続スペクトルを放射する光である。
【0033】
また、ストロボランプは、一般には、キセノン等の不活性ガスを封入した放電管に高電圧をかけ、放電を起こした不活性ガスに電子を衝突させてエネルギーの高いイオン化状態にし、不活性ガスが元の状態に戻る過程で閃光を発し、エネルギーを放出する。
【0034】
各ケース部材502a及びbは、ストロボランプ506の発する熱を逃がすための放熱穴502cが複数設けられている。放熱穴502cは、各ケース部材の下部と上部とに設けられており、効率的に熱を逃がすことができる。
【0035】
基板510上には、上面に主制御部300との接続のためのコネクタ512や電子部品(図示せず)が配置されている。下面には、ストロボランプ506、反射板508が配置されている。反射板508は、基板510から所定の隙間を設けて固定されている。これは、効率的にストロボランプ506の光をレンズ504へと導くと同時に基板510側への熱の伝わりを防止するためである。
【0036】
ストロボランプ506の下方には、ケース502側にレンズ504が設けられている。レンズ504は、レンズカット等の加工が施されており、ストロボランプ506の光を効率よく受け皿141方向へと導くものである。また、レンズ504に所定の色を持たせることでストロボランプ506の発光色を変更することもでき、この場合、照明されるメダル自体の色と相俟って遊技者に、払い出されるメダルの色が変化しているように見せることができる。無論、レンズ504の色により発光色を変化させることに代えて、異なる色を発光する複数のストロボランプ506を設けてもよい。
【0037】
上記のように照明ユニット500は、ストロボランプ506等をケース502内に完全に収納したユニット構造としているため、照明ユニット500をスロットマシン100の本体から着脱することができる。このようにすることで、ストロボランプ506の取り扱いが容易であり、点検・交換等の作業が容易なものとなる。更に、スロットマシン100に取り付けられた状態で不正行為等を目的としてレンズ504を破損してセル板等の異物を入れようとしてもケース502が異物の侵入を阻止することができる。
【0038】
次に、図4を用いて、照明ユニット500のスロットマシン100への固定について説明する。図4は、スロットマシン100の前面扉101の裏面を表す斜視図である。照明ユニット500は、スロットマシン100の前面扉101の裏側からメダル払出口140の上部に設けられた開口部より挿嵌され、固定される。
【0039】
照明ユニット500の後部には、メダル払出装置400から払い出されたメダルをメダル払出口140へと案内するメダルガイド部材170が設けられている。メダルガイド部材170は、内部に仕切り板175を有しており、メダル払出装置400から払い出されたメダルが穴部172を通過して直接前面扉101に当たるのを防止している。メダル払出口140の脇には、スピーカー328が設けられており、メダル払出の際には後述の払出効果音を発生するようになっている。
【0040】
<制御部>
図5を参照してスロットマシン100の制御部の構成について説明する。図5は、制御部300の構成を示すブロック図である。制御部300は主制御基板200に搭載されており、本実施形態では、スロットマシン100の制御のすべては制御部300で行われる。
【0041】
なお、ランプ制御、音声制御等を制御部300から分離し、新たに主制御部からの命令でランプ制御、音声制御を行う副制御部を設けてもよい。副制御部を設けることで主制御部300の負荷を軽減することができる。同時に主制御部300でも処理できないような液晶表示装置の制御やアクチュエータ等を使用した役物の制御を行わせることが可能となる。
【0042】
マイクロプロセッサ(以下、MainCPUと称す)310は、スロットマシン100における制御の中枢となるものであり、バス330を介して、周辺部との間で制御信号やデータの受渡しが行われる。
【0043】
乱数発生器311は、内部抽選等に用いられる乱数を発生するもので、複数のカウンタ、クロック発振器、分周器及びラッチ回路等で構成される。乱数発生器311が発生した乱数値は、バス330を介して、RAM319の乱数記憶領域に記憶され、必要に応じてMainCPU310へ送られる。
【0044】
MainCPU310には、入力インターフェース317及びバス330を介して、メダル投入口134より投入されたメダルを検知するメダルセンサ312、スタートボタン300の操作を検知するスタートボタンセンサ350、ストップボタン136乃至138のいずれかが押された場合、どのストップボタンが押されたかを検知するストップボタンセンサ314、メダル投入ボタン130、131及び200のいずれかが押下された場合、どのメダル投入ボタンが押されたかを検知するメダル投入ボタンセンサ250、及び、補助タンク250に所定量を超えるメダルが蓄積されたことを検知するオーバーフローセンサ316、が接続されている。
【0045】
ROM(リード・オンリー・メモリ)318は、各種制御を行うためのプログラムや、リール110乃至112の停止制御を行うための制御データ等を記憶している。また、内部抽選で使用する抽選テーブルもROM318に格納されている。RAM(ランダム・アクセス・メモリ)319は、MainCPU310によって処理されるプログラムのワークエリアを有し、可変データ等を記憶する。
【0046】
また、リール110乃至112の回転と停止を行うモーター(図示せず)を制御するモーター制御部320、及び、メダル払出装置400を制御するホッパー制御部321が、入出力インターフェース322及びバス330を介してMainCPU310に接続されている。払い出されるメダルの検知信号は、メダル検知センサ450で検知され入出力インターフェース322及びバス330を介してMainCPU310に入力される。
【0047】
ランプ制御部323は、図1で示した入賞ライン表示ランプ120、リール110乃至112に設けられたバックランプ等をはじめ各種表示器の点灯、消灯、点滅等を制御する。
【0048】
点滅制御部600は、照明ユニット500のストロボランプ506の点滅制御を行うために設けられている。尚、点滅制御部600は、高電圧を発生させるためランプ制御部323とは別個に設けられている。点滅制御部600については後述する。MainCPU310は、バス330及び出力インターフェース324を介してランプ制御部323、点滅制御部600に制御信号を伝達する。
【0049】
スロットマシン100の効果音は、MainCPU310から効果音データがバス330及び出力インターフェース325を介して楽音信号形成部326に入力され、アンプ327で増幅されて、スピーカー328から出力される。
【0050】
スロットマシン100は、これを集中管理するホールコンピュータに接続されており、メダル投入信号、メダル払出信号、特別遊技中信号、エラー信号等といった管理信号は、MainCPU310からバス330及び出力インターフェース360を介して外部集中端子板201からホールコンピュータへ出力される。
【0051】
<点滅制御部600>
スロットマシン100は、メダルの払出に連動して照明ユニット500のストロボランプ506を点滅させる演出を行うのと同時に、メダル払出音による演出も行うことでメダルの払い出しを盛り上げる。
【0052】
図6は、照明ユニット500を制御する点滅制御部600のブロック図である。点滅制御部600は、充電制御部610、高圧発生部620、充電部630、発光電圧発生部640、高圧逆流防止手段650等で構成されている。
【0053】
ストロボランプ506によって閃光を発光させるためには、ストロボランプ506に瞬間的に高電圧をかける必要がある。この高電圧は、高圧発生部620にあるトランスによって発生される。高圧発生部620で発生された電気は、充電部630に充電される。充電部630は、ストロボランプ506が閃光を発光するのに必要な電圧を印加することができる容量のコンデンサが使用されている。充電部630の充電量は充電制御部610によってコントロールされ、所定の電圧になった時点で充電制御部610は高圧発生部620を停止させる制御を行う。尚、充電制御部610に充電開始信号を入力して点滅制御部600の充電状態を制御することもできる。
【0054】
ストロボランプ506の点滅は、発光電圧発生部640によって制御される。本実施形態におけるストロボランプ506は、電気が充電部630に蓄積され、主電極506aに電圧が印加されていても発光することはない。ストロボランプ506の側面に設けた副電極506bにストロボランプ506の発光のトリガーとなる電圧をかけることによってはじめて発光するようになっている。発光電圧発生部640は、主制御部300からの発光信号に応じて高圧発生部620の電圧をストロボランプ506の側面に設けた副電極506bに印加して発光させる。
【0055】
ここで、発光電圧発生部640への主制御部300からの入力は、高圧逆流防止手段650を介して行われるようにするとよい。高圧逆流防止手段650は、ダイオードで構成されており、万一、発光電圧発生部640に故障が発生し、高電圧が主制御部300へ流入するような事態が発生しても、高圧逆流防止手段650が主制御部300への電流の流入を阻止するため、主制御部300を損傷することがない。
【0056】
発光が完了した時点で、充電部630の電気が消費されるので再び充電制御部610が高圧発生部620を制御し充電部630に充電を開始させる。上記動作の繰り返しによってストロボランプ506が点滅制御される。
【0057】
ストロボランプ506の点滅間隔は、基本的には、高圧発生部620が充電を完了するまでの時間、すなわちその充電時間によって概ね決定される。また、ストロボランプ506は点滅の際に熱を発生するため連続して点滅させると、放熱が間に合わずストロボランプ506が焼損するので、点滅間隔に応じて連続点滅回数を設定することが望ましい。尚、ストロボランプ506自体を空冷ファン等の冷却装置で冷却することで長時間使用に対応することができる。
【0058】
<遊技の基本的制御>
図7は、本実施の形態のスロットマシンにおける遊技の基本的制御をフローチャートで示した例である。遊技の基本的制御は、MainCPU310が中心になって行い、電源OFF等を検知しないかぎり、同図の処理を繰り返し実行する。
【0059】
ST120の処理では、メダルの投入の有無をチェックする。メダルが投入されると、投入されたメダルの枚数に応じて入賞ライン表示ランプ120を点灯させる。
【0060】
ST121の処理では、スタートレバー135が操作されたか否かのチェックを行い、スタート操作されたと判断した場合は、投入されたメダル枚数を確定して、ST122で入賞ライン数を確定する。
【0061】
ST123の処理では、乱数発生器311で発生させた乱数を取得する。ST124の処理では、取得した乱数値と、ROM318に格納されている抽選テーブルを用いて予め定めた入賞役の抽選(内部抽選)を行い、内部当選の当否を判定する。抽選テーブルとは、乱数値の範囲をいくつかの領域に分割し、各領域に各入賞役及びハズレを設定したものである。乱数値全体の範囲に対する各領域の範囲の大きさが、各入賞役の内部当選の確率になる。
【0062】
本実施形態の場合、内部当選の確率の設定は複数あり、設定毎に抽選テーブルが用意されている。ST124では、現在設定されている設定値に対応する抽選テーブルを選択して、内部抽選を実施する。設定は、所定のスイッチ(図示せず)を用いて遊技場の管理者が任意に変更できるようになっており、例えば、1乃至6までの6段階で設定を変更することができる。
【0063】
ST125の処理では、全リール110乃至112の回転を開始させる。ST126の処理では、ストップボタン136乃至138の受け付けを開始する。ストップボタン136乃至138のいずれかが押された場合、ST127乃至ST129の処理で押されたストップボタンを認識し、ST130で対応するリールを停止させる。全てのリールが停止した事をST131で確認する。
【0064】
ST132の処理では、入賞判定を行う。ここでは、停止したリール110乃至112により表示される絵柄の組合せが、ST124の抽選処理において内部当選した入賞役に対応する組合せであるか否かに基づいて入賞を判定し、内部当選した入賞役に対応する組合せであった場合に入賞と判定される。
【0065】
例えば、小役「ベル」に内部当選しており、停止したリール110乃至112により表示される絵柄の組合せが「ベル−ベル−ベル」の場合は、ベル入賞となる。また、ビッグボーナスに内部当選しており、「7−7−7」が揃った場合に、はビッグボーナス入賞と判定し、次ゲームからビッグボーナスゲームを開始できるよう準備する。なお、本実施形態の場合、内部当選していなければ、その入賞役に対応した絵柄の組合せが成立しないようにリール110乃至112を停止制御する。
【0066】
いずれかの入賞役に入賞し、メダルの払い出しが生じた場合は、その払い出し枚数がRAM319の所定の記憶領域にセットされる。ST200では、セットされた払い出し枚数に従って、メダルがメダル払出装置400から払い出す処理を行う。以上により、1回の遊技の処理が終了する。
【0067】
次に、ST200のメダル払出処理について詳細に説明する。図8はメダル払出処理のフローを示す図である。
【0068】
ST203では、主制御部300により、RAM319にセットされた払出枚数分のメダルの払い出しが完了したかをチェックし、完了している場合は、メダル払出処理を終了する。
【0069】
ST204では、スロットマシン100の精算状態を確認する。精算状態になっている場合は、メダル払出装置400によりメダルを払い出す処理に移行し、精算状態になっておらずスロットマシン100への貯留状態になっている場合は、ST205へ進み、貯留されているメダルの貯留枚数のチェックを行い、上限値になっていない場合は、上限値になるまで貯留枚数を加算する。この場合、貯留という形でメダルの払い出しが正常に行われたものとしてST240で主制御部300からの払出要求数を減算することになる。
【0070】
ST204で精算状態であった場合、若しくは、ST205で貯留枚数が上限を超えていた場合は、ST211へ移行し、メダル払出装置400を有効化する。ST212では、メダル払出装置400を一旦停止状態で待機させる。ST214では、メダル払出装置400を駆動し、メダルの払い出しを実行する。ST215では、メダル払出装置400に設けられたメダル検知センサ450がメダルを検知するまでメダル払出装置400による払出動作を行う。
【0071】
メダルが検知されると、ST216でメダルの払い出しが正常に行われたものとしてメダル払出装置400を停止し待機状態にする。
【0072】
ST217では、払出演出処理が行われる。ここでは、払い出されたメダルに対する照明ユニット500の発光及び払出効果音の発生による演出を実行する。この演出処理をメダル払出処理に組み込む結果、この演出処理がメダルの払い出しに連動して行われることとなり、特に、メダルの払い出しに連動して照明ユニット500による照明が行われることとなる。
【0073】
その後、ST240へ進み、主制御部300により、払出要求数を減算し、上記一連の流れを払出要求数が0になるまで繰り返されることになる。
【0074】
なお、上述したメダル払出処理は入賞後の場合について説明したが、メダルがスロットマシン100内に貯留されている場合に、遊技者が精算ボタン133を操作してメダルの払出を行う場合も、上述した処理と同様の処理が行われ、ST217の払出演出処理も行われる。無論、純粋に入賞によるメダル払い出し時にのみ払出演出を行わせることもでき、この場合は、図7のST132の入賞判定処理における入賞判定結果が入賞と判定された場合の入賞フラグに基づいたもののみ限定することで実施できる。
【0075】
<払出演出の具体例>
次に、ST217の払出演出処理の具体例について説明する。図9乃至図11は、払出演出処理の例を示し、その処理時の各構成のタイミングチャートを示した図である。
【0076】
図9は、第1の払出演出処理のタイミングチャートを示した図である。
【0077】
メダル払出装置400に設けられたメダル検知センサ450の検出出力があった場合、主制御部300は所定の時間Tを遅延させてストロボランプ506の発光と払出効果音の発生とを同時に行う。遅延時間Tは、メダル払出装置400からメダルの払い出しがあって、メダルガイド部材170内を通過しメダル払出口140からメダルが排出されるまでの時間である。このような遅延時間を設けることにより、メダル払出口140からメダルが払い出される瞬間にストロボランプ506が閃光を発光してメダルが照明され、また、払出効果音が発生する。
【0078】
このようにメダルが払い出される瞬間に閃光を発光することにより、視覚的には、払い出されるメダルが一瞬中に浮いた状態で静止して見え、遊技者に驚きを与えることができ、遊技を盛り上げることができる。
【0079】
また、メダル検知センサ450の検知信号に応じてこの演出を行うため、メダル払出装置400内にメダルが少なくなってきてメダルの払い出しが若干不規則なタイミングとなってもストロボランプ506の発光と払出効果音とがずれるようなことはない。
【0080】
図10は、第2の払出演出処理のタイミングチャートを示した図である。
【0081】
第2の払出演出処理では、メダル検知センサ450の検知信号に対して払出演出を行わせるための遅延時間をT1、T2、T3と徐々に変化させて行くものである。これは、第1の払出演出でメダルが概ね同じ位置で静止して見える状態を作り出したのに対して、第2の払出演出では、1枚目よりも2枚目で遅延時間を長くしたことによって、メダルが静止して見える位置を変化させ、払い出されたメダルがゆっくりと移動しているように見せるものである。
【0082】
第2の払い出し演出の場合は、徐々に遅延時間を増加させているので、遊技者からすると、メダル払出口140から受け皿141に向かってメダルがゆっくり移動しているように見える。尚、逆に遅延時間を徐々に少なくさせる制御を行うこともでき、この場合、遊技者にとってはメダル受け皿141からメダルがメダル払出口140に向かって移動するように見える。このため、メダルが実際に払い出されているにもかかわらず見た目上、メダル払出口140に戻っていくように錯覚するような演出を行うことができる。
【0083】
図12は、第3の払出演出処理のタイミングチャートを示した図である。
【0084】
第3の払出演出は、ストロボランプ506の発光制御は第1の払出演出同様一定の遅延時間Tで行われるが、払出効果音に2種類の払出効果音1と払出効果音2とが設定されており、払出の際にはいずれかの払出効果音を選択して発生させる制御を行うものである。メダルの払い出しに同期して発生する払出効果音を選択的に変更することで、演出に変化を持たせ、遊技者の注意をひきつけることができる。
【0085】
これは、払出効果音に限らず照明ユニット500のストロボランプ506を複数設け、異なる色のレンズを透過して受け皿141を照明するようにすれば、払出毎に発光色を選択して発光させることができるようになり、払出効果音の変化と同様な演出効果を発揮させることができる。
【0086】
以上、払出演出処理について、いくつかの例を挙げて説明したが、本発明はこれに限られず、種々の払出演出処理を採用でき、また、これらを複数用意しておき、所定の場合に選択的に実行することもできる。
【0087】
特に、ストロボランプ506の発光パターンとして、上記例に限られず、種々のパターンを採用できる。また、ストロボランプ506の発光パターンを固定せず、複数の発光パターンを用意しておいて、適宜いずれかを選択するようにしてもよい。
【0088】
この場合、例えば、各入賞役の内部当選の当否の判定結果に応じて、発光パターンを異なるものとすることができる。また、入賞した入賞役の種類や、ビッグボーナスゲームや通常ゲームといった遊技の種類、に応じて、発光パターンを異なるものとしてもよい。このようにすることで、発光パターンの種類により、内部入賞告知演出や内部入賞予告演出として使用することができる。
【0089】
なお、発光パターンの種類には、メダルの払い出しが行われたにも関わらず、発光を行わない場合も含まれる。例えば、ビッグボーナス等の特定の入賞役に内部当選している状態であって、他の入賞役に入賞してメダルの払い出しがあった場合、照明ユニット500の演出を行わないことで、遊技者に対して特定の入賞役に内部当選していることを告知することもできる。これは、通常行われるはずの演出が行われないことによる違和感によって遊技者に特定の入賞役に内部当選していることを告知するものである。
【0090】
また、入賞によりメダルが払い出される場合、メダル払出口140から直接メダルが払い出されずに、貯留という形で払い出しが行われた場合にも、ストロボランプ506を発光するようにすることもできる。この場合、例えば、特定の入賞役に内部当選している状態であって、他の入賞役に入賞してメダルの払い出しが貯留という形で行われた場合、本来であれば、メダルがメダル払出口140から払い出されないので照明ユニット500の演出は行われないが、特定の入賞役に内部当選しているのでこれを行うことにより、内部当選の告知とすることもできる。
【0091】
また、照明ユニット500のストロボランプ506が複数の色で発光可能な場合は、通常遊技時には入賞役に対応した色で払出演出を行うが、特定の入賞役に内部入賞している状態であって、他の入賞役が入賞してメダルの払出があった場合、入賞役とは対応していない色で払出演出を行うことが考えられる。特にこのような場合、入賞絵柄の色と照明ユニット500の発光色とを対応させておくとよい。
【0092】
例えば、黄色を基調とした絵柄の組合せに対して、黄色の発光色を対応させ、緑色を基調とした図柄には、緑色の発光色を対応させるというものである。特定の入賞役に内部入賞している時に、黄色の図柄組合せが揃って本来黄色の発光色で払出演出が行われるはずのところを緑色の発光色で払出演出が行われることで遊技者に特定の入賞役に内部当選していることを告知する。
【0093】
同様にして、払出効果音の変化を予めパターン化しておき、入賞役に対応させて効果音を発生させるとともに、特定の入賞役に内部入賞している状態であって、他の入賞役が入賞してメダルの払出があった場合、異なるパターンの効果音を発生させることで遊技者に内部入賞を告知することもできる。
【0094】
特に、払出演出は、メダルの払出が完了すると演出が完了してしまうため、メダルの払い出し時に遊技者の関心をかきたてることができる。通常時のメダル払出に違和感を生じさせて、内部入賞していたことがわかれば、メダル払出演出の変化を楽しむ遊技ができる。
【0095】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明の遊技台によれば、遊技性を向上し得る演出を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るスロットマシン100の外観を示す正面図である。
【図2】スロットマシン100のメダル払出口140付近の構造を概略的に表した図である。
【図3】照明ユニット500の構成を表した分解斜視図である。
【図4】スロットマシン100の前面扉101の裏面を表す斜視図である。
【図5】スロットマシン100の制御部300の構成を示すブロック図である。
【図6】照明ユニット500を制御する点滅制御部600のブロック図である。
【図7】スロットマシン100の基本制御を示すフローチャートである。
【図8】メダル払出処理を示すフローチャートである。
【図9】第1のメダル払出演出処理を示すタイミングチャートである。
【図10】第2のメダル払出演出処理を示すタイミングチャートである。
【図11】第3のメダル払出演出処理を示すタイミングチャートである。

Claims (7)

  1. 絵柄の組合せを変動可能に表示する表示手段と、
    予め定めた入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、
    前記表示手段により表示された前記絵柄の組合せが、前記内部当選した入賞役に対応して予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて入賞を判定する判定手段と、を備え、
    前記判定手段の判定結果に応じて遊技媒体を払い出す遊技台であって、
    前記遊技媒体が払い出される払出口と、
    前記払出口から払い出される前記遊技媒体を照明可能に配置された閃光発光源と、
    前記払出口から払い出される前記遊技媒体を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記閃光発光源は、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記払出口からの個々の前記遊技媒体の払い出しに連動して、払い出された前記遊技媒体を照明し、更に、前記検出手段により前記遊技媒体が検出されてから所定の遅延時間の経過後に発光し、
    前記遅延時間は、
    連続的に払い出される前記遊技媒体毎に、段階的に長くなるように設定されていることを特徴とす遊技台。
  2. 絵柄の組合せを変動可能に表示する表示手段と、
    予め定めた入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、
    前記表示手段により表示された前記絵柄の組合せが、前記内部当選した入賞役に対応して予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて入賞を判定する判定手段と、を備え、
    前記判定手段の判定結果に応じて遊技媒体を払い出す遊技台であって、
    前記遊技媒体が払い出される払出口と、
    前記払出口から払い出される前記遊技媒体を照明可能に配置された閃光発光源と、
    前記払出口から払い出される前記遊技媒体を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記閃光発光源は、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記払出口からの個々の前記遊技媒体の払い出しに連動して、払い出された前記遊技媒体を照明し、更に、前記検出手段により前記遊技媒体が検出されてから所定の遅延時間の経過後に発光し、
    前記遅延時間は、
    連続的に払い出される前記遊技媒体毎に、段階的に短くなるように設定されていることを特徴とす遊技台。
  3. 絵柄の組合せを変動可能に表示する表示手段と、
    予め定めた入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、
    前記表示手段により表示された前記絵柄の組合せが、前記内部当選した入賞役に対応して予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて入賞を判定する判定手段と、を備え、
    前記判定手段の判定結果に応じて遊技媒体を払い出す遊技台であって、
    前記遊技媒体が払い出される払出口と、
    前記払出口から払い出される前記遊技媒体を照明可能に配置された閃光発光源と、
    前記払出口から払い出される前記遊技媒体を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記閃光発光源は、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記払出口からの個々の前記遊技媒体の払い出しに連動して、払い出された前記遊技媒体を照明し、更に、前記払出口から前記遊技媒体が払い出された場合に発光する一方で、前記抽選手段により、所定の入賞役に内部当選したと判定された場合であって、該所定の入賞役とは異なる入賞役に入賞することにより、前記遊技媒体が払い出された場合は、前記遊技媒体が払い出されても発光しないことを特徴とす遊技台。
  4. 絵柄の組合せを変動可能に表示する表示手段と、
    予め定めた入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、
    前記表示手段により表示された前記絵柄の組合せが、前記内部当選した入賞役に対応して予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて入賞を判定する判定手段と、を備え、
    前記判定手段の判定結果に応じて遊技媒体を払い出す遊技台であって、
    前記遊技媒体が払い出される払出口と、
    前記払出口から払い出される前記遊技媒体を照明可能に配置された閃光発光源と、
    前記払出口から払い出される前記遊技媒体を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記閃光発光源は、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記払出口からの個々の前記遊技媒体の払い出しに連動して、払い出された前記遊技媒体を照明し、
    前記遊技媒体の払い出しが、前記払出口から払い出される場合と、前記払出口から払い出さずにその枚数を電子的に記憶することで貯留する場合と、があり、
    前記閃光発光源は、
    前記遊技媒体の払い出しがあっても、前記貯留の場合には発光しない一方で、
    前記抽選手段により、所定の入賞役に内部当選したと判定された場合であって、該所定の入賞役とは異なる入賞役に入賞することにより、前記貯留により前記遊技媒体が払い出された場合は発光することを特徴とす遊技台。
  5. 絵柄の組合せを変動可能に表示する表示手段と、
    予め定めた入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、
    前記表示手段により表示された前記絵柄の組合せが、前記内部当選した入賞役に対応して予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて入賞を判定する判定手段と、を備え、
    前記判定手段の判定結果に応じて遊技媒体を払い出す遊技台であって、
    前記遊技媒体が払い出される払出口と、
    前記払出口から払い出される前記遊技媒体を照明可能に配置された閃光発光源と、
    前記払出口から払い出される前記遊技媒体を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記閃光発光源は、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記払出口からの個々の前記遊技媒体の払い出しに連動して、払い出された前記遊技媒体を照明し、
    更に、
    前記閃光発光源を駆動する駆動部と、
    前記遊技台の制御を行う制御部であって、前記駆動部に対して発光信号を出力する制御部と、を備え、
    前記駆動部は、
    高圧逆流防止手段を備え、該高圧逆流防止手段を介して前記発光信号を受信することを特徴とす遊技台。
  6. 絵柄の組合せを変動可能に表示する表示手段と、
    予め定めた入賞役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、
    前記表示手段により表示された前記絵柄の組合せが、前記内部当選した入賞役に対応して予め定めた絵柄の組合せであるか否かに基づいて入賞を判定する判定手段と、を備え、
    前記判定手段の判定結果に応じて遊技媒体を払い出す遊技台であって、
    前記遊技媒体が払い出される払出口と、
    前記払出口から払い出される前記遊技媒体を照明可能に配置された閃光発光源と、
    前記払出口から払い出される前記遊技媒体を検出する検出手段と、
    を備え、
    前記閃光発光源は、
    前記検出手段の検出結果に基づいて、前記払出口からの個々の前記遊技媒体の払い出しに連動して、払い出された前記遊技媒体を照明し、
    更に、
    前記閃光発光源を収納する分割可能なケースを備えたことを特徴とす遊技台。
  7. 前記ケースは前記閃光発光源の発する熱を逃がすための放熱穴を有することを特徴とする請求項に記載の遊技台。
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