JP3821812B2 - 防水シートの熱融着方法 - Google Patents

防水シートの熱融着方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3821812B2
JP3821812B2 JP2003370896A JP2003370896A JP3821812B2 JP 3821812 B2 JP3821812 B2 JP 3821812B2 JP 2003370896 A JP2003370896 A JP 2003370896A JP 2003370896 A JP2003370896 A JP 2003370896A JP 3821812 B2 JP3821812 B2 JP 3821812B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waterproof
waterproof sheet
sheet
fusion
sheets
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003370896A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004332524A (ja
Inventor
武志 井上
信直 村上
肇 岡本
拡 高橋
完 長谷川
千香子 津村
泰則 伊達
康三 深尾
信治 渡辺
繁 松田
憲三 岩本
義孝 東田
順一 禾本
五郎 中野
亮一 山部
重孝 清水
哲雄 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsuboshi Belting Ltd
Takenaka Corp
Original Assignee
Mitsuboshi Belting Ltd
Takenaka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsuboshi Belting Ltd, Takenaka Corp filed Critical Mitsuboshi Belting Ltd
Priority to JP2003370896A priority Critical patent/JP3821812B2/ja
Publication of JP2004332524A publication Critical patent/JP2004332524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3821812B2 publication Critical patent/JP3821812B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

本発明は、一対の防水シートを、防水下地上に接着して互いの縁部が重なる状態に配置し、上に重なる防水シートの縁部を捲った状態で両防水シートの融着対象面同士に熱風を吹きかけて融解させ、両防水シートを重ね合わせて融着する防水シートの熱融着方法に関する。
従来、この種の防水シートの熱融着方法としては、図9に示すように、防水下地2上に一方の防水シート7Bを配置し、他方の防水シート7Aを、その縁部7Aaが前記一方の防水シート7Bの縁部7Baに重なる状態に配置し、その状態で、他方の防水シート7Aの縁部7Aaを捲り上げて、両防水シート7どうしの重なり面をめがけて熱風を吹きかけて溶かし、その状態で前記他方の防水シート7Aを一方の防水シート7B上に重ねて押圧することによって、両者を融着する方法を採っていた。尚、この従来技術に関しては、先行技術調査を行うまでもなく、当業者の間で広く知られているものであることから、先行技術文献は示していない。
また、これとは異なる熱融着方法としては、図10に示すように、防水下地2上に一方の防水シート7Bを配置すると共に、その防水シート7Bの端部に両面粘着テープ9を貼り付け、その上から、他方の防水シート7Aを、その縁部7Aaが前記一方の防水シート7Bの縁部7Baに重なる状態に配置して、両防水シート7A,7Bどうしの重ね合わせ面の一部を、前記両面粘着テープ9で貼り合わしてから、他方の防水シート7Aの縁部7Aaを捲り上げて、両防水シート7どうしの残りの重ね合わせ面をめがけて熱風を吹きかけて溶かし、その状態で前記他方の防水シート7Aを一方の防水シート7B上に重ねて押圧することによって、両者を融着する方法があった(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−62054号公報(図4,5,6)
上述した前者の防水シートの熱融着方法によれば、図に示すように、両防水シートの加熱時に、温風が、両防水シートのみならず、捲り上げた他方の防水シートの下方で露出する防水下地にも達し、熱損失が大きいと共に、他方の防水シートと防水下地との間に入り込み、他方の防水シートをより捲り上げてしまい、接着面の隅々まで満遍なく加熱しきれない場合があった。
その結果、両防水シートの融着作業に時間が掛かると共に、接合部分の品質にバラツキが生じ易いと言った問題点があった。
また、後者の防水シート熱融着方法によれば、前記両面粘着テープによって両防水シートを接着している事で熱風が重ね合わせ部から逃げ難くなり、効率よく加熱できるようになって両防水シートの融着作業を迅速に実施することが可能となる。しかしながら、両防水シートの重ね合わせ面には、両面粘着テープを位置させているから、防水シートどうしの重ね合わせ寸法は、前記両面粘着テープの幅寸法だけ余分に確保する必要があり、材料コストが掛かる問題点がある。更には、両防水シートの熱融着部分に、加熱によって前記両面粘着テープが溶け込めば、接着強度の低下に繋がる危険性がある。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、必要最小限の重ね合わせ寸法で確実に且つ効率よく防水シートどうしの接合を実施できる防水シートの熱融着方法を提供するところにある。
請求項1の発明の特徴構成は、一対の防水シートを、防水下地上に接着して互いの縁部が重なる状態に配置し、上に重なる防水シートの縁部を捲った状態で両防水シートの融着対象面同士に熱風を吹きかけて融解させ、両防水シートを重ね合わせて融着する防水シートの熱融着方法において、前記一対の防水シートを防水層固定具により前記防水下地上に点接着し、前記上に重なる防水シートの捲れ可能範囲を規制すると共に、捲り上げた状態の前記防水シートの捲れ上がり基端部位置が、前記一対の防水シートの内の下の防水シートの縁部上に重ならないように規制する捲れ範囲規制手段としてテープ状の接着材を使用し、防水シートに熱風を吹きかける前に、前記テープ状の接着材により前記上に重なる防水シートの融着対象面を外した位置を前記防水下地に接着しておき、前記上に重なる防水シートの捲れ範囲を規制した状態で両防水シートの融着対象面に熱風を吹きかけるところにある。
請求項1の発明の特徴構成によれば、前記捲れ範囲規制手段によって上に重なる防水シートの捲れ範囲を規制した状態で、融着対象面に熱風を吹きかけて融解させるから、上に重なる防水シートを捲り上げた状態では、従来のように両防水シート間に隙間ができ難く、熱風の吹き付け時に上の防水シートが捲れ上がる事も防止でき、熱風吹き付けによる熱エネルギーを、両防水シートの融着対象面に集中的に作用させることが可能となる。従って、従来と同じ熱風吹き付け設備を使用して防水シートの融着を実施するにしても、短時間で融着対象面を融解させることができ、防水シートどうしの熱融着作業の効率を向上させることができる。
また、捲れ範囲規制手段によって、上の防水シートの捲れ上がり基端部位置が下の防水シートの縁部上に重ならないように規制するから、両防水シートの重ね合わせ面すべてを加熱溶融による接着面とすることができ、従来のように、両面粘着テープによる接着代を両防水シートの重ね合わせ面に形成しなくてもよくなり、防水シートの使用量を最小限に抑える事ができ、材料コストを削減する事が可能となる。更には、接着面に両面粘着テープが溶け込み難いから、予定した融着対象面をより確実に加熱融解することができ、接合部分の品質を安定したものとすることが可能となる。
それに加えて、請求項の発明の特徴構成によれば、両防水シートの融着対象面どうしを接着するに当たり、捲り上げる上の防水シートを防水下地に対して位置決めすることができ、防水シートの融着時に位置ずれを起こすと言ったことを防止することが可能となる。従って、予定通りの両防水シートどうしの配置関係を維持したまま接着することが可能となる。
また、接着材としては、様々なものを採用することができるが、例えば、両面テープ状の接着材を用いれば、手間を掛けずに簡単に接着作業を実施することができる。
請求項の発明の特徴構成は、前記捲れ範囲規制手段としてのテープ状の接着材は、前記防水下地に対して、前記防水シートの重ね合わせ部及びその近傍で、前記両防水シートを接着するところにある。
請求項の発明の特徴構成によれば、請求項1の発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、両防水シートを防水下地に対して重ね合わせ部及びその近傍で接着するから、両防水シートの位置決め、及び、位置ずれ防止を図る事ができ、より融着作業の実施し易い環境をつくる事が可能となる。従って、両防水シートの融着作業の効率をより向上させる事ができると共に、接着品質の向上をも図る事が可能となる。
請求項の発明の特徴構成は、前記防水シートと共に融解して融着に寄与する融着寄与材料を、熱風を吹きかける前に、前記両防水シートの融着対象面の少なくとも何れか一方に沿わせて設けておくところにある。
請求項の発明の特徴構成によれば、請求項1又は2の発明による作用効果を叶えることができるのに加えて、前記融着対象面に熱風を吹きかけるに伴って前記融着寄与材料が防水シートと共に融解して防水シートどうしの融着に寄与することができ、より融着作業の実施しやすい環境を作ることが可能となる。従って、両防水シートの融着作業の効率を向上させることができると共に、接着品質の向上をも図ることが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
図1は、本発明の防水シート熱融着方法によって接合された防水層1を示すものである。
前記防水層1は、防水下地2の上に沿う状態に防水層固定具3を介して点(又は、線)接着してある。
前記防水下地2は、当該実施形態においては、屋上スラブに該当し、鉄筋コンクリート構造のスラブや、ALC板を敷き並べて形成したスラブや、デッキプレートや金属折板とコンクリートを組み合わせて形成したスラブや、更には、それらの上に断熱層を積層させたもの等、様々な実施形態が挙げられる。
そして、防水下地2は、前記防水層固定具3を固定するためのビスBを抜け止め状態に支持できるものであることが好ましい。
前記防水層固定具3は、前記防水下地2上に固定自在で、例えば、図2、図3に示すように、直径50mm程度のステンレス鋼製円板からなるワッシャ本体3Aを設け、その上面に、溶けて接着性を発揮する熱可塑性合成樹脂からなる熱可塑性接着部3Bを一体的に設けて構成してある。
前記ワッシャ本体3Aは、その中心にビス固定用の座繰り凹部4、及び、その底部分にビスBの取付孔5が形成され、ワッシャ本体3Aの上面は、座繰り凹部4の周りに所定幅隔てて環状凹部6が形成されている。具体的には、板金をプレス加工して図のような起伏形状に成形してある。従って、平板のままで構成するものに比べて断面二次モーメントが増加し、薄板であっても強度の高いワッシャ本体3Aを構成することが可能となっている。
前記熱可塑性接着部3Bは、例えばポリエステル樹脂やフッ素樹脂等のホットメルト接着材を前記ワッシャ本体3Aの上面に塗布すると共に乾燥させて形成したホットメルト接着部Hで構成してある。尚、ホットメルト接着材は、防水層1の使用材に適合したものを使用するのが好ましい。
従って、防水下地2上の所定位置に、予め、防水層固定具3をビスBで固着しておき、その上から防水層1となる防水シート7を配置して、その上から電磁誘導加熱器Aを各ワッシャ本体3Aの配置してある位置にあてがって通電することによって、前記ワッシャ本体3Aが加熱され、前記ホットメルト接着部Hを溶かしてワッシャ本体3Aに防水シート7を接着することができる(図1参照)。
因みに、前記電磁誘導加熱器Aは、内部に電磁誘導コイル8が設けられており、誘導コイル8は、交流電流により励磁され、その発生磁界の電磁誘導作用により、ワッシャ本体3Aにうず電流を生じさせる。このため、ワッシャ本体3Aはうず電流損により発熱し、その熱を受けて上面のホットメルト接着部Hが溶け、防水シート7を接着することができる。
前記防水層1は、図1、図4に示すように、一対の防水シート7を、防水下地2上に互
いの縁部7Aa,7Baが重なる状態に配置し、上に重なる防水シート7Aの縁部7Aaを捲った状態で両防水シート7の融着対象面7Ab,7Bb同士に熱風吹付装置Dで熱風を吹きかけて融解させ、両防水シート7を重ね合わせて融着することで一体に構成してある。
因みに、前記防水シート7は、例えば、PVCシートやフッ素樹脂シート等によって構成してあり、工場で所定幅寸法の長尺体防水シートを巻き取ってロール体を形成しておき、そのロール体を現場で広げながら配置し、隣接する各防水シート7相互の縁部どうしを接着することで大面積の防水層1とすることができる。
そして、本発明の防水シートの熱融着方法においては、図4に示すように、両防水シート7どうしの融着に先駆けて、前記両防水シート7の重ね合わせ部近傍を防水下地2に対して両面粘着テープ(接着材に相当)9で仮接着しておくのである。
更に詳しく説明すると、防水下地2上に両面粘着テープ9を貼り、その粘着テープ9の幅寸法の約半分の範囲に、下の防水シート7Bの縁部7Baを貼り付け、残りの約半分の範囲に、上の防水シート7Aを、前記融着対象面7Abを外した位置が重なるように配置して貼り付ける。この状態においては、両防水シート7は、共に防水下地2上に仮接着されているから、安定した状態を維持できる。そして、下の防水シート7B上に被さっている上の防水シート7Aの縁部7Aaを捲り上げながら、両防水シート7の融着対象面7Ab,7Bbに前記熱風吹き付け装置Dによって熱風を吹きかけて表面を溶融させ、両防水シート7を重ね合わせた状態で押圧して融着させるものである。
従って、融着対象面7Ab,7Bbに熱風を吹き付けた場合に、その熱風は、融着対象面7Ab,7Bbを集中的に加熱することができ、高温の熱風によって短時間に融着対象面7Ab,7Bbを融解させることができる。
当該実施形態での防水シート熱融着方法においては、前記両面粘着テープ9によって捲れ範囲規制手段Mが構成されている。
本実施形態の防水シート熱融着方法によれば、前記捲れ範囲規制手段Mによって防水シート7の融着対象面7Ab,7Bbのみが熱風吹付装置D側に露出する状態で温風を吹き付けることが可能となり、熱風吹き付けによる熱エネルギーを、両防水シート7の融着対象面7Ab,7Bbに集中的に作用させて、短時間で融着対象面7Ab,7Bbを融解させ、防水シート7どうしの熱融着作業の効率を向上させることができる。
また、両面粘着テープ9は両防水シート7の下面側に位置しているから、防水シートの加熱の影響を受け難く、融着対象面7Ab,7Bb上に溶け出すと言ったことを防止し易い。従って、接合部分の品質を安定したものとすることが可能となる。更には、融着対象面7Ab,7Bbの幅寸法は、必要最小限に止めて、防水シート材料の無駄を無くすことができる。
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
〈1〉 前記防水シート7は、先の実施形態で説明したPVCシートやフッ素樹脂シート等に限るものではなく、他の材料で形成したものであってもよい。
また、防水下地2への防水シート7の取り付けに関しては、先の実施形態で説明したワッシャ本体3Aと熱可塑性接着部3Bとを備えた防水層固定具3によっておこなわれるものに限らない。
例えば、熱可塑性接着部3Bを防水シート7上方からの電磁誘導加熱によって溶融させる方式に替えて、合成樹脂接着剤等を防水層固定具3の表面に塗布して防水シート7を固定する方式や、他の固定方式を採用することも可能である。
〈2〉 また、防水層固定具3に関しては、先の実施形態で説明した円板形状のものに限るものではなく、例えば、帯板形状に形成した防水層固定具13であってもよい。この場合、図5に示すように、防水層固定具13の設置箇所を、防水シート7どうしの重ね合わ
せ部に隣接させて設定すれば、この防水層固定具13によって上に重なる防水シート7Aの捲れ上がりを規制することが可能となり、捲れ範囲規制手段Mをこの防水層固定具13で兼用することが可能となる。
〈3〉 また、捲れ範囲規制手段Mは、先の実施形態で説明したように防水シート7どうしの重ね合わせ部全長にわたって前記両面粘着テープ9を設置する構成に限るものではなく、例えば、防水シート7どうしの重ね合わせ部の長手方向に間隔をあけて設置した両面粘着テープで構成してもよい。勿論、両面粘着テープ以外の接着材を用いることも可能である。また、これら両面粘着テープや接着材等の捲れ範囲規制手段Mの素材として、厚み方向に弾性変形自在なもの(例えば、ゴム系素材等の合成樹脂系素材等)を使用すれば、防水シートどうしの重ね合わせ部分の押圧時に、押圧力が被押圧面全体に分散して作用させ易くなり、良好な接着性能を得やすい。特に、防水シートどうしの重ね合わせ部分の上面を押圧ローラを転動させて押圧接着する方式を採用する場合は、防水下地2に多少の凹凸があっても前記捲れ範囲規制手段Mの弾性変形によってその凹凸を吸収することができ、良好な接着性能を得やすい。尚、押圧ローラによって防水シートどうしの重ね合わせ部分を押圧する方式の場合、防水シートどうしの重ね合わせ部分の下方に関しては、少なくとも重ね合わせ部分全幅にわたって両面粘着テープや接着材等の前記捲れ範囲規制手段を設けてあれば、押圧面に段差が付き難いから、押圧ローラの押圧力が重ね合わせ部分上で偏芯し難く、均等な押圧状態を維持して、より良好な接着効果を発揮させやすくなる。
更には、図6に示すように、接着材に替えて、上に重なる防水シート7Aの捲れ範囲基端部を、防水下地2側に押圧して位置規制する重し材10で捲れ範囲規制手段Mを構成するものであってもよい。この場合、前記重し材10は、比重の大きい材料(例えば、金属)で、長尺に形成してあることが望ましい。
これらを含めて、捲れ範囲規制手段と総称する。
〈4〉 防水シート7どうしの融着方法は、先の実施形態で説明したように、一対の防水シート7の重なり部分で、両防水シート7の融着対象面7Ab,7Bb同士を露出させた状態で、熱風吹付装置Dで熱風を直接に吹きかけて融解させて融着する方法に限らず、例えば、図7、図8に示すように、熱風を吹きかけることで前記防水シート7と共に融解して融着に寄与する融着寄与材料11を、予め、前記両融着対象面7Ab,7Bbの少なくとも何れか一方に沿わせて設けておき、この融着寄与材料11を含めて両防水シート7へ熱風を吹きかけて融解させることを追加してもよい。
この方法によれば、特に、熱融着が難しい材質の場合でも、より確実に融着を実施することが可能となる。
因みに、前記融着寄与材料11は、前記防水シート7と同等の融点を備え、融着対象面への熱風の吹きかけに対してその位置を保持できるものが好ましく、その形態は、例えば、ディスパーション或いはフィルム或いはゲル等が挙げられる。
ディスパーションに関しては、現場で簡易に塗布することが可能で、融着作業効率を向上させることができる。
フィルムに関しては、厚みを調整することにより、材量の調整を容易に実施することができる。
ゲルに関しては、注射器状の設置治具で、狭小部に対しても容易に挿入して位置させることが可能となる。
また、前記防水シート7がフッ素樹脂シートで構成してある場合の前記融着寄与材料11としては、例えば、フッ素樹脂シートや、フッ素樹脂ディスパーション、フッ素樹脂ゲル等で構成することが好ましい。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。
防水シートの設置状況を示す一部切欠き斜視図 防水層固定具を示す斜視図 防水層固定具を示す断面図 防水シートの設置状況を示す断面図 別実施形態の防水シートの設置状況を示す断面図 別実施形態の防水シートの設置状況を示す断面図 別実施形態の防水シートの設置状況を示す一部切欠き斜視図 別実施形態の防水シートの設置状況を示す断面図 従来の防水シートの設置状況を示す断面図 従来の防水シートの設置状況を示す断面図
符号の説明
2 防水下地
防水層固定具
7 防水シート
7A 防水シート
7Aa 縁部
7Ab 融着対象面
7Ba 縁部
7Bb 融着対象面
9 両面粘着テープ(接着材に相当)
11 融着寄与材料
M 捲れ範囲規制手段

Claims (3)

  1. 一対の防水シートを、防水下地上に接着して互いの縁部が重なる状態に配置し、上に重なる防水シートの縁部を捲った状態で両防水シートの融着対象面同士に熱風を吹きかけて融解させ、両防水シートを重ね合わせて融着する防水シートの熱融着方法であって、
    前記一対の防水シートを防水層固定具により前記防水下地上に点接着し、前記上に重なる防水シートの捲れ可能範囲を規制すると共に、捲り上げた状態の前記防水シートの捲れ上がり基端部位置が、前記一対の防水シートの内の下の防水シートの縁部上に重ならないように規制する捲れ範囲規制手段としてテープ状の接着材を使用し、防水シートに熱風を吹きかける前に、前記テープ状の接着材により前記上に重なる防水シートの融着対象面を外した位置を前記防水下地に接着しておき、前記上に重なる防水シートの捲れ範囲を規制した状態で両防水シートの融着対象面に熱風を吹きかける防水シートの熱融着方法。
  2. 前記捲れ範囲規制手段としてのテープ状の接着材は、前記防水下地に対して、前記防水シートの重ね合わせ部及びその近傍で、前記両防水シートを接着する請求項1に記載の防水シートの熱融着方法。
  3. 前記防水シートと共に融解して融着に寄与する融着寄与材料を、熱風を吹きかける前に、前記両防水シートの融着対象面の少なくとも何れか一方に沿わせて設けておく請求項1又は2に記載の防水シートの熱融着方法。
JP2003370896A 2003-04-14 2003-10-30 防水シートの熱融着方法 Expired - Fee Related JP3821812B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003370896A JP3821812B2 (ja) 2003-04-14 2003-10-30 防水シートの熱融着方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003108857 2003-04-14
JP2003370896A JP3821812B2 (ja) 2003-04-14 2003-10-30 防水シートの熱融着方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004332524A JP2004332524A (ja) 2004-11-25
JP3821812B2 true JP3821812B2 (ja) 2006-09-13

Family

ID=33513119

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003370896A Expired - Fee Related JP3821812B2 (ja) 2003-04-14 2003-10-30 防水シートの熱融着方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3821812B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102016295B1 (ko) * 2017-06-30 2019-08-29 박하용 건축물 콘크리트용 방수시트 제조장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004332524A (ja) 2004-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4841706A (en) Non-penetrating fastener for affixing elastomeric sheeting to a roof
US20090320383A1 (en) Tpo roofing membrane fastening system and method
JP3821812B2 (ja) 防水シートの熱融着方法
JP3461603B2 (ja) 防水構造
JP2004316152A (ja) 防水シートの熱融着方法及び防水シートの熱融着装置
JP5313832B2 (ja) 防水層改修方法及び防水構造
JP3787432B2 (ja) 防水屋根構造
JPH04254649A (ja) 建築用防水シート施工法
JP3416644B2 (ja) 防水シート固定用ワッシャ
JP2005344485A (ja) 防水シートの熱溶着温度検知方法
JP2002242383A (ja) 防水層改修方法、及び、防水構造
JP3590698B2 (ja) 防水構造
JP2007147200A (ja) 床暖房パネルおよびその施工方法
JP4050142B2 (ja) 防水構造
JP7343235B1 (ja) シート固定装置及びシート固定方法
JP3352060B2 (ja) 建築用接合材及びこれを用いた樋の接合構造
JP7321552B2 (ja) シート固定具及びシート固定装置並びにシート固定方法
JPH08209863A (ja) 折版屋根上の断熱防水構造及び断熱防水施工方法
JPH0368983B2 (ja)
JP2007120780A (ja) 暖房床の床構造及びその施工方法
JP3417903B2 (ja) 金属板の溶着方法
JP2976051B2 (ja) 断熱防水パネル及び建造物表面の断熱防水施工方法
JP2004156397A (ja) 防水シート敷設方法と固定部材と電磁誘導加熱器
JP2022039057A (ja) 防水シート施工方法
JP2024053960A (ja) 防水シート固定構造および防水シート固定工法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060620

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3821812

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090630

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100630

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110630

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120630

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130630

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees