JP3819521B2 - 自動車排気系用フレキシブルチューブ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用排気系のエンジン側に取り付けられる第1排気管とマフラ側に取り付けられる第2排気管の相対変位を吸収するベローズを有する自動車排気系用フレキシブルチューブの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車排気系用フレキシブルチューブとしては、例えば、下記に列挙するようなものが知られている。
【0003】
(1) 実開昭61−187916号公報
この公報に記載のフレキシブルチューブは、図8に示すように、排気管に接続されるベローズと、ベローズの外周に配置されるアウタブレードと、アウタブレードの両端部に設けられ、アウタブレードとベローズとをスポット溶接するプロテクタを備えた構成である。
【0004】
(2) 実開平2−14418号公報
この公報に記載のフレキシブルチューブは、図9に示すように、排気管に接続されるベローズと、ベローズの両端外周にそれぞれ配置されるばね支管と、両ばね支管の間に架設されるばね材を備えた構成である。
【0005】
(3) 実開平4−6523号公報
この公報に記載のフレキシブルチューブは、図10に示すように、排気管に接続されるベローズと、ベローズの外周に配置され、一端がベローズに固定されたアウタブレードと、アウタブレードの他端部に固定されたクランプ材とベローズに固定された円筒体の間に介装された圧縮スプリングとを備えた構成である。
【0006】
(4) 特開平6−117243号公報
この公報に記載のフレキシブルチューブは、図11に示すように、排気管に接続されるベローズと、ベローズの外周に配置され、ベローズの一端に固定された第1アウタカバーと、ベローズの他端に固定された第2アウタカバーと、第1アウタカバーと第2アウタカバーとの間に複数介装されたコイルスプリングとを備えた構成である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の自動車排気系用フレキシブルチューブにあっては、それぞれ下記に列挙するような問題がある。
【0008】
(1) 図8に記載のフレキシブルチューブは、アウタブレードの製造バラツキによってフレキシブルチューブのバネ定数が大きく影響され、振動変位の吸収特性にバラツキが出る。また、ステンレス鋼線を編んで作られるアウタブレードが高価である。よって、振動変位の吸収特性を確保するために採用される山数の多いベローズにより大型化し、また、ベローズを保護するために採用されるアウタブレードにより高コスト化を招く。
【0009】
(2) 図9に記載のフレキシブルチューブは、ベローズの中央部が外部露出状態となるため、飛び石等によりベローズが損傷され易く、ベローズ耐久性に劣る。
【0010】
また、ばね材が外方に大きく突出しているため、外径の大きなフレキシブルチューブとなる。走行中、外方に大きく露出状態で突出しているばね材に泥等が付着した場合、ばね特性が変化し、所望の変位吸収性が得られなくなる。
【0011】
(3) 図10に記載のフレキシブルチューブは、基本的にはステンレス鋼線を編んで作られるアウタブレードを用いたものであるため、上記(1) の問題を有する。加えて、圧縮スプリングにより引っ張り変位に対する吸収性は高まるが、圧縮変位に対する吸収性の向上は見込めない。
【0012】
(4) 図11に記載のフレキシブルチューブは、ベローズの外周に配置される第1・第2両アウタカバーの外周に、さらにスプリング径プラスアルファ−の張り出し部が形成されるため、外径の大きなフレキシブルチューブとなり、取付場所に制約を受け易く、車両の最低地上高や路面干渉性に悪影響を与える。
【0013】
また、スプリングはベローズの周方向に複数配置されるため、▲1▼スプリング特性のばらつきによる悪影響、即ち、曲げ方向のバネ定数に左右あるいは上下方向で差が生じ、振動吸収力にむらが発生し、また、引っ張り圧縮荷重が印加された場合にベローズ曲げ方向の力が掛かることが考えられる。▲2▼バネ単品のバネ定数は、相対的に弱い設計となるため、排気系の振動で振られて他部品との干渉音が発生し易くなる。▲3▼曲げ変形または剪断変形力の作用する方向によっては、両アウタカバーおよびベローズに加わる応力に差異が発生するため、耐久性の点で不利である。
【0014】
以上のように、それぞれについて一長一短があり、小型軽量、低コスト、高変位吸収性、高耐久性という自動車排気系用フレキシブルチューブに要求される性能を全て満足するものではなく、現在最も一般的に採用されている図8に記載のフレキシブルチューブに代わる新たなフレキシブルチューブの出現が望まれているところである。
【0015】
本発明が解決しようとする課題は、自動車用排気系のエンジン側に取り付けられる第1排気管とマフラ側に取り付けられる第2排気管の相対変位を吸収するベローズを有する自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、小型軽量、低コスト、高変位吸収性、高耐久性という要求性能を全て満足する実用価値の高いフレキシブルチューブを提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
(解決手段1)上記課題を達成するため請求項1記載の発明では、第1排気管と第2排気管に両端部が接続され、両気管の変位を吸収するベローズと、プレート材により前記ベローズの外周を覆う筒状に形成されたアウタカバーと、前記ベローズの端部に接続されたプロテクタと、前記アウタカバーとプロテクタの両方に固定結合され、且つ、ベローズの伸縮と、引っ張りと圧縮の両方で同じバネ特性が発揮される両バネ端固定状態で介装されたコイルバネと、を備えていることを特徴とする。
【0017】
(解決手段2)
請求項2記載の発明では、請求項1記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、前記アウタカバーの一端部をベローズに固定し、他端部を一つのコイルバネを介してプロテクタに支持した片バネ支持構造としたことを特徴とする。
【0018】
(解決手段3)
請求項3記載の発明では、請求項1記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、前記アウタカバーの一端部を第1コイルバネを介して第1プロテクタに支持し、他端部を第2コイルバネを介して第2プロテクタに支持した両バネ支持構造としたことを特徴とする。
【0019】
(解決手段4)
請求項4記載の発明では、請求項1ないし請求項3記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、ベローズの一端部または両端部に、ベローズの内周を覆う筒状に形成されたインナーカバーを設けたことを特徴とする。
【0020】
(解決手段5)
請求項5記載の発明では、請求項1ないし請求項4記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、コイルバネを、一端側の巻き径がプロテクタ外径とほぼ一致し、他端側の巻き径がアウタカバー内径とほぼ一致する円錐コイルバネとしたことを特徴とする。
【0021】
(解決手段6)
請求項6記載の発明では、請求項1ないし請求項4記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、コイルバネを、巻き径が一定で管軸に平行配置される円筒コイルバネとしたことを特徴とする。
【0022】
(解決手段7)
請求項7記載の発明では、請求項1ないし請求項6記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、アウターカバーの端部にコイルバネと同ピッチのビードを形成し、コイルバネの端部を、ビードに対してねじ込み嵌合により固定したことを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0024】
(実施の形態1)
まず、構成を説明する。
【0025】
実施の形態1は請求項1,2,4,5記載の発明に対応する。
【0026】
図1は実施の形態1の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す全体断面図である。
【0027】
図1において、A1はフレキシブルチューブ、1は第1排気管、2は第2排気管、3はベローズ、5はアウターカバー、6はコイルバネ、7はプロテクタ、8はインナーカバー、9はカバー兼用プロテクタ、10はカラーである。
【0028】
前記ベローズ3は、第1排気管1と第2排気管2に両端部が接続され、両排気管1,2の変位を吸収するために設けられる。
【0029】
このベローズ3の素材としては、厚み0.2mm(従来は厚み0.3mm)のステンレス薄肉板を2層重ね合わせた薄肉多層品を使用し、山数を従来より大幅に削減し(21〜28山→11〜12山)、等価のバネ定数を得ている。
【0030】
前記アウターカバー5は、プレート材によりベローズ3の外周を覆う筒状に形成されていて、一端部をベローズ3にカバー兼用プロテクタ9を介して固定し、他端部を一つのコイルバネ6を介してプロテクタ7に支持した片バネ支持構造としている。尚、アウターカバー5の他端部には、内側に屈曲したカバー側バネ固定部5aが形成されている。
【0031】
前記プロテクタ7は、ベローズ3の他端部に接続(スポット溶接)されていて、このプロテクタ7には、アウターカバー5の内面に向かうプロテクタ側バネ固定部7aが形成されている。
【0032】
前記コイルバネ6は、小径側の巻き径がプロテクタ外径とほぼ一致し、大径側の巻き径がアウタカバー内径とほぼ一致する円錐コイルバネであり、カバー側バネ固定部5aとプロテクタ側バネ固定部7aとの間に介装され、バネ両端部はそれぞれバネ固定部5a,7aに溶接にて固定結合されている。
【0033】
前記インナーカバー8は、ベローズ3の一端部にカラー10と共に接続(スポット溶接)されていて、ベローズ3の内周を覆う筒状に形成されている。
【0034】
図2は実施の形態1のフレキシブルチューブA1が適用された自動車排気系を示す斜視図である。
【0035】
図2において、A1はフレキシブルチューブ、Bはエキゾーストパイプ、Cは触媒コンバータ、Dはサブマフラ、Eはメインマフラであり、フレキシブルチューブA1は、図外のエンジンと触媒コンバータCとを連結するエキゾーストパイプBの途中に設けられ、エンジンや車体等からの入力による変位を吸収する。
【0036】
次に、作用を説明する。
【0037】
[バネ定数の設定作用]
フレキシブルチューブA1のバネ定数を設定するにあたっては、図3に示すように、ベローズ3のバネ定数をK1とし、コイルバネ6のバネ定数をK2とすると、ベローズ3とコイルバネ6とが並列配置なっているので、フレキシブルチューブバネ定数Kは、下記の式により表される。
【0038】
K=K1+K2
このように、ベローズ3のバネ定数K1と、コイルバネ6のバネ定数K2と、フレキシブルチューブバネ定数Kのうち2つが明らかであれば残りの1つのバネ定数は決まる。
【0039】
よって、フレキシブルチューブバネ定数Kとして良好な変位吸収ができる値に設定する場合、ベローズ3のバネ定数K1を一定値に設定し、管理しやすく選択自由度が高いコイルバネ6のバネ定数K2を多数の値の中から選択して決めると、所望のフレキシブルチューブバネ定数Kが得られることになる。
【0040】
このように、バネ定数調整代を、ベローズ3のバネ定数K1の変更によるものではなくコイルバネ6のバネ定数K2の変更に委ねることで、ベローズ3のバネ定数K1を一定値に設定することができる。
【0041】
この結果、実施の形態1のベローズ3のように、従来よりも薄肉で山数の少ない2層品をベローズ素材として使用し、ベローズ3のバネ定数K1を低い値の一定値に設定してもコイルバネ6のバネ定数K2により補うことができ、フレキシブルチューブの小型・軽量・低コスト化が図られる。
【0042】
[変位吸収作用]
エンジンや車体等から第1排気管1と第2排気管2に管軸方向に変位を与えるような荷重が入力された時の変位吸収作用について説明する。
【0043】
変位荷重のうち圧縮荷重が作用した場合には、ベローズ3は圧縮されコイルバネ6は引っ張り方向に伸長されて両排気管1,2が圧縮変位する。つまり、図3に示すように、圧縮荷重が作用すると、ベローズ取付スパンL1がΔLだけ短くなり、コイルバネ取付スパンL2はΔLだけ長くなる。
【0044】
変位荷重のうち引張荷重が作用した場合には、ベローズ3は引っ張られコイルバネ6は圧縮方向に短縮されて両排気管1,2が引張変位する。つまり、図3に示すように、引張荷重が作用すると、ベローズ取付スパンL1がΔLだけ長くなり、コイルバネ取付スパンL2はΔLだけ短くなる。
【0045】
すなわち、ベローズ3の伸縮と、引っ張りと圧縮の両方で同じバネ特性が発揮されるコイルバネ6により、管軸方向に振動的に引っ張りと圧縮が繰り返される変位が整然と吸収される。
【0046】
尚、第1排気管1と第2排気管2には、管軸方向以外にも曲げ方向や剪断方向の変位を与えるような外力が作用することがあるが、この場合にも変形自由度の高いベローズ3とコイルバネ6が、荷重の作用方向に追従して曲げ変形や剪断変形することにより曲げ変位や剪断変位が吸収される。
【0047】
[ベローズ耐久性確保作用]
ベローズ3の耐久性は、後述するように、荷重負担の分担と、伸び切りの防止と、飛び石等からの保護と、熱影響遮断により確保される。
【0048】
フレキシブルチューブA1に加わる外力は、ベローズ3に加わる力と、コイルバネ6に加わる力とに分散されるため、ベローズ3の荷重負担が軽減される。
【0049】
引張荷重に対してはコイルバネ6が圧縮されるため、過大な引張荷重が作用する時にはコイルバネ6の隣接する素線の密着が変位規制ストッパとなり、ベローズ3の伸び切りが防止される。
【0050】
フレキシブルチューブA1は車両の底部に露出して配置されるため、車両走行中にタイヤにより石等を跳ねるような場合、この跳ね石等がフレキシブルチューブA1に衝突することがあるが、走行中に跳ね石等があった場合、ベローズ3の全外周を覆うアウターカバー5による保護作用でベローズ3の変形や損傷が防止される。尚、アウターカバー5は、コイルバネ6の外周も覆う配置であるので、跳ね石等に対しコイルバネ6の変形や損傷も防止される。
【0051】
ベローズ3の内側にはインナーカバー8を配置しているため、両排気管1,2を流れる排気ガスの熱は先にインナーカバー8で受けられることになり、ベローズ3に対する熱影響が軽減される。
【0052】
尚、このインナーカバー8は、排気ガスの流れがベローズ3の凹凸で乱れることにより発生する気流音を低減する作用も示す。
【0053】
次に、効果を説明する。
【0054】
(1)第1排気管1と第2排気管2に両端部が接続され、両排気管1,2の変位を吸収するベローズ3と、プレート材により前記ベローズ3の外周を覆う筒状に形成されたアウターカバー5と、ベローズ3の端部に接続されたプロテクタ7と、アウタカバー5とプロテクタ7の間に両バネ端固定状態で介装されたコイルバネ6と、を備えた構成としたため、小型軽量、低コスト、高変位吸収性、高耐久性という要求性能を全て満足する実用価値の高いフレキシブルチューブA1を提供することができる。
【0055】
(2)アウタカバー5の一端部をベローズ3に固定し、他端部を一つのコイルバネ6aを介してプロテクタ7に支持した片バネ支持構造としたため、アウタカバーを両端部の2つのバネで支持する両バネ支持構造に比べ、部品点数や製造工数の削減によりコスト的に有利で軽量化やコンパクト化を図ることができる。
【0056】
(3)ベローズ3の一端部に、ベローズ3の内周を覆う筒状に形成されたインナーカバー8を設けたため、ベローズ3に対する熱影響の軽減と気流音の低減を達成することができる。
【0057】
(4)コイルバネ6を、小径側の巻き径がプロテクタ外径とほぼ一致し、大径側の巻き径がアウタカバー内径とほぼ一致する円錐コイルバネとしたため、後述する円筒コイルバネに比べ、アウターカバーを2分割しての連結溶接や深絞り加工によるバネ固定部の形成を要さず、フレキシブルチューブA1の製造コストを低く抑えることができる。
【0058】
(実施の形態2)
まず、構成を説明する。
【0059】
実施の形態2は請求項1,3,4,5記載の発明に対応する。
【0060】
図4は実施の形態2の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す全体断面図である。
【0061】
図4において、A2はフレキシブルチューブ、1は第1排気管、2は第2排気管、3はベローズ、5はアウターカバー、6’は第1コイルバネ、6”は第2コイルバネ、7’は第1プロテクタ、7”は第2プロテクタ、8’は第1インナーカバー、8”は第2インナーカバーである。
【0062】
すなわち、この実施の形態2では、アウタカバー5の一端部を第1コイルバネ6’を介して第1プロテクタ7’に支持し、他端部を第2コイルバネ6”を介して第2プロテクタ7”に支持した両バネ支持構造としている。
【0063】
尚、5a’は第1カバー側バネ固定部、5a”は第2カバー側バネ固定部、7a’は第1プロテクタ側バネ固定部、7a”は第2プロテクタ側バネ固定部である。
【0064】
作用としては、バネ定数の設定作用において実施の形態1では、トータルバネ定数KがK=K1+K2で表されたのに対し、K=K1+(2/K2)で表される点で異なる。
【0065】
効果としては、実施の形態1での(1),(3),(4)の効果に下記の効果が追加される。
【0066】
(5)アウタカバー5の一端部を第1コイルバネ6’を介して第1プロテクタ7’に支持し、他端部を第2コイルバネ6”を介して第2プロテクタ7”に支持した両バネ支持構造としたため、片バネ支持構造に比べ、低く安定したトータルバネ定数を得ることができると共に、アウタカバー5への入力経路に2つのコイルバネ6’,6”が含まれることによる緩衝作用で過大な力が排気系に入力された時にアウタカバー5の変形や破損を防止できる。
【0067】
(実施の形態3)
まず、構成を説明する。
【0068】
実施の形態3は請求項1,3,4,6記載の発明に対応する。
【0069】
図5は実施の形態3の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す全体断面図である。
【0070】
図5において、A3はフレキシブルチューブ、1は第1排気管、2は第2排気管、3はベローズ、5はアウターカバー、6’は第1コイルバネ、6”は第2コイルバネ、7’は第1プロテクタ、7”は第2プロテクタ、8’は第1インナーカバー、8”は第2インナーカバーである。
【0071】
すなわち、この実施の形態3も実施の形態2と同様に両バネ支持構造としているもので、実施の形態2と異なる点は、両コイルバネ6’,6”を円筒コイルバネとし、アウターカバー5を中央部で縦2分割された第1カバー51と第2カバー52を溶接により連結した構成としている点である。
【0072】
尚、5a’は第1カバー側バネ固定部、5a”は第2カバー側バネ固定部、7a’は第1プロテクタ側バネ固定部、7a”は第2プロテクタ側バネ固定部である。
【0073】
作用としては、実施の形態2と変わるところがない。
【0074】
効果としては、実施の形態1での(1),(3)の効果と実施の形態2での(5)の効果に下記の効果が追加される。
【0075】
(6)第1コイルバネ6’と第2コイルバネ6”とを、巻き径が一定で管軸に平行配置される円筒コイルバネとしたため、コイルバネ単体として製造販売されている既製のバネを用いることができる。
【0076】
(実施の形態4)
まず、構成を説明する。
【0077】
実施の形態4は請求項1,3,4,5,7記載の発明に対応する。
【0078】
図6は実施の形態4の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す全体断面図である。
【0079】
図6において、A4はフレキシブルチューブ、1は第1排気管、2は第2排気管、3はベローズ、5はアウターカバー、6’は第1コイルバネ、6”は第2コイルバネ、7’は第1プロテクタ、7”は第2プロテクタ、8’は第1インナーカバー、8”は第2インナーカバーである。
【0080】
前記アウターカバー5の両端部には、第1コイルバネ6’と第2コイルバネ6”の巻きピッチと同一のピッチでコイルバネの外側円周部と嵌合する第1ビード5b’,5c’と第2ビード5b”,5c”が形成されている。尚、作成する第1ビード5b’,5c’と第2ビード5b”,5c”は断続的でも連続的でも良い。
【0081】
すなわち、この実施の形態4は、円錐コイルバネを用いた両バネ支持構造という点では実施の形態2と同じである。しかし、実施の形態2が第1コイルバネ6’と第2コイルバネ6”のアウタカバー5への固定を溶接により行なう例としているのに対し、第1コイルバネ6’と第2コイルバネ6”のアウタカバー5への固定をねじ込み嵌合により行なう点で異なる。
【0082】
作用としては、第1コイルバネ6’をアウタカバー5に固定する際は、第1コイルバネ6’を回転させるか、逆に、アウターカバー5を回転させ、第1コイルバネ6の大径側端部を第1ビード5b’,5c’にねじ込むことで行なわれる。また、第2コイルバネ6”をアウタカバー5に固定する際も同様にして第2コイルバネ6”の大径側端部が固定される。他の作用は実施の形態2と変わるところがない。
【0083】
効果としては、実施の形態1での(1),(3),(4)と実施の形態2での(5)の効果に下記の効果が追加される。
【0084】
(7)アウターカバー5の端部にコイルバネ6’,6”と同ピッチの第1ビード5b’,5c’と第2ビード5b”,5c”を形成し、コイルバネ6’,6”の端部を、第1ビード5b’,5c’と第2ビード5b”,5c”に対してねじ込み嵌合により固定したため、バネ固定のための溶接またはカシメ加工が不要となり加工工数が削減されるし、また、溶接やカシメ固定の場合、外筒の固定面に接して固定させるためにバネ端部の平面加工を要するが、ねじ込み嵌合であることで平面加工を不要とすることができる。
【0085】
(実施の形態5)
まず、構成を説明する。
【0086】
実施の形態5は請求項1,3,4,6,7記載の発明に対応する。
【0087】
図7は実施の形態5の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す全体断面図である。
【0088】
図7において、A5はフレキシブルチューブ、1は第1排気管、2は第2排気管、3はベローズ、5はアウターカバー、6’は第1コイルバネ、6”は第2コイルバネ、7’は第1プロテクタ、7”は第2プロテクタ、8’は第1インナーカバー、8”は第2インナーカバーである。
【0089】
前記アウターカバー5の両端部には、円筒型の第1コイルバネ6’と第2コイルバネ6”の巻きピッチと同一のピッチでコイルバネの外側円周部と嵌合する第1ビード5b’,5c’と第2ビード5b”,5c”が形成されている。
【0090】
この実施の形態5は、実施の形態4がバネタイプとして円錐コイルバネを用いたのに対し、円筒コイルバネを用いた点で異なる。
【0091】
作用としては、実施の形態3,4と変わるところがない。
【0092】
効果としては、実施の形態1での(1),(3),(4)と実施の形態3での(5)と実施の形態4での(7)の効果が得られる。
【0093】
(他の実施の形態)
実施の形態では、アウターカバーと排気管断面形状が円形であるフレキシブルチューブの例を示したが、実施の形態4,5を除いて排気管断面形状が楕円形等のフレキシブルチューブにも適用することができる。
【0094】
実施の形態3,4,5では、アウターカバーを2つのバネで支持する両バネ支持構造の例を示したが、実施の形態3,4,5に示す両バネ支持構造において、アウターカバーの一端部を直接ベローズに固定させる変更を加えた片バネ支持構造としても良い。
【0095】
【発明の効果】
請求項1記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにあっては、第1排気管と第2排気管に両端部が接続され、両排気管の変位を吸収するベローズと、プレート材により前記ベローズの外周を覆う筒状に形成されたアウタカバーと、ベローズの端部に接続されたプロテクタと、前記アウタカバーとプロテクタの両方に固定結合され、且つ、ベローズの伸縮と、引っ張りと圧縮の両方で同じバネ特性が発揮される両バネ端固定状態で介装されたコイルバネと、を備えた構成としたため、小型軽量、低コスト、高変位吸収性、高耐久性という要求性能を全て満足する実用価値の高いフレキシブルチューブを提供することができるという効果が得られる。
【0096】
請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、アウタカバーの一端部をベローズに固定し、他端部を一つのコイルバネを介してプロテクタに支持した片バネ支持構造としたため、上記請求項1記載の発明の効果に加え、アウタカバーを両端部の2つのバネで支持する両バネ支持構造に比べ、部品点数や製造工数の削減によりコスト的に有利で軽量化やコンパクト化を図ることができる。
【0097】
請求項3記載の発明にあっては、請求項1記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、アウタカバーの一端部を第1コイルバネを介して第1プロテクタに支持し、他端部を第2コイルバネを介して第2プロテクタに支持した両バネ支持構造としたため、上記請求項1記載の発明の効果に加え、片バネ支持構造に比べ、低く安定したトータルバネ定数を得ることができると共に、アウタカバーへの入力経路に2つのコイルバネが含まれることによる緩衝作用で過大な力が排気系に入力された時にアウタカバーの変形や破損を防止できる。
【0098】
請求項4記載の発明にあっては、請求項1ないし請求項3記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、ベローズの一端部または両端部に、ベローズの内周を覆う筒状に形成されたインナーカバーを設けたため、上記請求項1ないし請求項3記載の効果に加え、ベローズに対する熱影響の軽減と気流音の低減を達成することができる。
【0099】
請求項5記載の発明にあっては、請求項1ないし請求項4記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、コイルバネを、一端側の巻き径がプロテクタ外径とほぼ一致し、他端側の巻き径がアウタカバー内径とほぼ一致する円錐コイルバネとしたため、上記請求項1ないし請求項4記載の効果に加え、2分割のアウターカバーを連結する溶接や深絞り加工によるバネ固定部の形成を要さず、フレキシブルチューブの製造コストを低く抑えることができる。
【0100】
請求項6記載の発明にあっては、請求項1ないし請求項4記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、コイルバネを、巻き径が一定で管軸に平行配置される円筒コイルバネとしたため、上記請求項1ないし請求項4記載の効果に加え、コイルバネ単体として製造販売されている既製のバネを用いることができる。
【0101】
請求項7記載の発明にあっては、請求項1ないし請求項6記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、アウターカバーの端部にコイルバネと同ピッチのビードを形成し、コイルバネの端部を、ビードに対してねじ込み嵌合により固定したため、バネ固定のための溶接またはカシメ加工が不要となり加工工数が削減されるし、また、溶接やカシメ固定の場合、外筒の固定面に接して固定させるためにバネ端部の平面加工を要するが、ねじ込み嵌合であることで平面加工を不要とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施の形態1の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す半断面図である。
【図2】実施の形態1のフレキシブルチューブが適用された自動車排気系を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態1の自動車排気系用フレキシブルチューブのバネ吸収作用説明図である。
【図4】本発明の実施の形態2の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す半断面図である。
【図5】本発明の実施の形態3の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す半断面図である。
【図6】本発明の実施の形態4の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す半断面図である。
【図7】本発明の実施の形態4の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す半断面図である。
【図8】従来例1の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す半断面図である。
【図9】従来例2の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す正面図(イ)及び側面図(ロ)である。
【図10】従来例3の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す半断面図である。
【図11】従来例4の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す半断面図である。
【符号の説明】
A1,A2,A3,A4,A5 フレキシブルチューブ
1 第1排気管
2 第2排気管
3 ベローズ
5 アウターカバー
5a コイルバネ固定部
5a’ 第1コイルバネ固定部
5a” 第2コイルバネ固定部
5b’,5b” 第1ビード
5c’,5c” 第2ビード
6 コイルバネ
6’ 第1コイルバネ
6” 第2コイルバネ
7 プロテクタ
7’ 第1プロテクタ
7” 第2プロテクタ
7a’ 第1コイルバネ固定部
7a” 第2コイルバネ固定部
8 インナーカバー
8’ 第1インナーカバー
8” 第2インナーカバー
Claims (7)
- 第1排気管(1)と第2排気管(2)に両端部が接続され、両気管(1),(2)の変位を吸収するベローズ(3)と、
プレート材により前記ベローズ(3)の外周を覆う筒状に形成されたアウタカバー(5)と、
前記ベローズ(3)の端部に接続されたプロテクタ(7)と、
前記アウタカバー(5)とプロテクタ(7)の両方に固定結合され、且つ、ベローズ(3)の伸縮と、引っ張りと圧縮の両方で同じバネ特性が発揮される両バネ端固定状態で介装されたコイルバネ(6)と、
を備えていることを特徴とする自動車排気系用フレキシブルチューブ。 - 請求項1記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、
前記アウタカバー(5)の一端部をベローズ(3)に固定し、他端部を一つのコイルバネ(6)を介してプロテクタ(7)に支持した片バネ支持構造としたことを特徴とする自動車排気系用フレキシブルチューブ。 - 請求項1記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、
前記アウタカバー(5)の一端部を第1コイルバネ(6’)を介して第1プロテクタ(7’)に支持し、他端部を第2コイルバネ(6”)を介して第2プロテクタ(7”)に支持した両バネ支持構造としたことを特徴とする自動車排気系用フレキシブルチューブ。 - 請求項1ないし請求項3記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、
前記ベローズ(3)の一端部または両端部に、ベローズ(3)の内周を覆う筒状に形成されたインナーカバー(8’),(8”)を設けたことを特徴とする自動車排気系用フレキシブルチューブ。 - 請求項1ないし請求項4記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、
前記コイルバネ(6)を、一端側の巻き径がプロテクタ外径とほぼ一致し、他端側の巻き径がアウタカバー内径とほぼ一致する円錐コイルバネとしたことを特徴とする自動車排気系用フレキシブルチューブ。 - 請求項1ないし請求項4記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、
前記コイルバネ(6)を、巻き径が一定で管軸に平行配置される円筒コイルバネとしたことを特徴とする自動車排気系用フレキシブルチューブ。 - 請求項1ないし請求項6記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、
前記アウターカバー(5)の端部にコイルバネ(6)と同ピッチのビード(5c,5b)を形成し、
前記コイルバネ(6)の端部を、ビード(5c,5b)に対してねじ込み嵌合により固定したことを特徴とする自動車排気系用フレキシブルチューブ。
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