JPH11210456A - 自動車排気系用フレキシブルチューブ - Google Patents

自動車排気系用フレキシブルチューブ

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JPH11210456A
JPH11210456A JP10014014A JP1401498A JPH11210456A JP H11210456 A JPH11210456 A JP H11210456A JP 10014014 A JP10014014 A JP 10014014A JP 1401498 A JP1401498 A JP 1401498A JP H11210456 A JPH11210456 A JP H11210456A
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JP
Japan
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coil spring
bellows
flexible tube
embossed portion
conical coil
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Pending
Application number
JP10014014A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Aihara
広之 相原
Seiichi Nitta
誠一 新田
Masashige Kobayashi
正成 小林
Takashi Akazawa
隆 赤沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Calsonic Corp, Nissan Motor Co Ltd filed Critical Calsonic Corp
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Publication of JPH11210456A publication Critical patent/JPH11210456A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/12Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement
    • F16L27/127Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement with means for locking the longitudinal adjustment or movement in the final mounted position
    • F16L27/1275Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement with means for locking the longitudinal adjustment or movement in the final mounted position by means of at least an external threaded bolt
    • F16L27/12751Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement with means for locking the longitudinal adjustment or movement in the final mounted position by means of at least an external threaded bolt the threaded bolt extending longitudinally
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/12Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Joints Allowing Movement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン側とマフラ側の排気管同士の相対変
位を吸収する自動車排気系用フレキシブルチューブにお
いて、小型軽量、低コスト、高変位吸収性、高耐久性等
の要求性能を全て満足する実用価値の高いフレキシブル
チューブの提供。 【解決手段】 排気管1と排気管2に接続されたベロー
ズ3と、ベローズ3を覆い一端部がベローズの一端部に
固定され、他端部内周面に沿ってコイルバネをねじ込む
形状に打ち出した内面打ち出し部8が設けられたアウタ
カバー5と、ベローズ3の他端部に接続された先端部外
周面に沿ってコイルバネをねじ込む形状に打ち出した外
面打ち出し部9が設けられたサポート7と、内面打ち出
し部8と外面打ち出し部9に両端部をねじ込み状態で固
定された円錐コイルバネ6と、を備えている構成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用排気系の
エンジン側に取り付けられる第1排気管とマフラ側に取
り付けられる第2排気管の相対変位を吸収するベローズ
を有する自動車排気系用フレキシブルチューブの技術分
野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車排気系用フレキシブルチュ
ーブとしては、例えば、下記に列挙するようなものが知
られている。 (1) 実開昭61−187916号公報 この公報に記載のフレキシブルチューブは、図12に示
すように、排気管に接続されるベローズと、ベローズの
外周に配置されるアウタブレードと、アウタブレードの
両端部に設けられ、アウタブレードとベローズとをスポ
ット溶接するサポートを備えた構成である。
【0003】(2) 実開平2−14418号公報 この公報に記載のフレキシブルチューブは、図13に示
すように、排気管に接続されるベローズと、ベローズの
両端外周にそれぞれ配置されるばね支管と、両ばね支管
の間に架設されるばね材を備えた構成である。
【0004】(3) 実開平4−6523号公報 この公報に記載のフレキシブルチューブは、図14に示
すように、排気管に接続されるベローズと、ベローズの
外周に配置され、一端がベローズに固定されたアウタブ
レードと、アウタブレードの他端部に固定されたクラン
プ材とベローズに固定された円筒体との間に介装された
圧縮スプリングを備えた構成である。
【0005】(4) 特開平6−117243号公報 この公報に記載のフレキシブルチューブは、図15に示
すように、排気管に接続されるベローズと、ベローズの
外周に配置され、一端がベローズの一端に固定された第
1アウタカバーと、一端がベローズの他端に固定され他
端がベローズおよび第1アウタカバーの外周に配置され
た第2アウタカバーと、第1アウタカバーと第2アウタ
カバーとの間に複数介装されたスプリングと、を備えた
構成である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動車排気系用フレキシブルチューブにあっては、
下記のような問題がある。 (1) 上記いずれの自動車排気系用フレキシブルチューブ
でも、それぞれ排気管同士の変位を吸収する独特な機能
を有してはいるが、一方の排気管または他方の排気管で
各々の固有の振動モードで共振現象が発生すると、その
振動が直接ベローズへ伝わり、時に前記ベローズに過大
な変位を与え、そのベローズの許容応力を越えてしまう
場合があるが、それを積極的に防止するための振動減衰
機能は有していないという問題点があった。
【0007】また、個々の自動車排気系用フレキシブル
チューブにおいては、それぞれ下記に列挙するような問
題がある。 (2) 図12に記載のフレキシブルチューブは、アウタブ
レードの製造バラツキによってフレキシブルチューブの
バネ定数が大きく影響され、振動変位の吸収特性にバラ
ツキが出る。また、ステンレス鋼線を編んで作られるア
ウタブレードが高価である。よって、振動変位の吸収特
性を確保するために採用される山数の多いベローズによ
り大型化し、また、ベローズを保護するために採用され
るアウタブレードにより高コスト化を招く。
【0008】(3) 図13に記載のフレキシブルチューブ
は、ベローズの中央部が外部露出状態となるため、飛び
石等によりベローズが損傷され易く、ベローズ耐久性に
劣る。また、ばね材が外方に大きく突出しているため、
外径の大きなフレキシブルチューブとなる。走行中、外
方に大きく露出状態で突出しているばね材に泥等が付着
した場合、ばね特性が変化し、所望の変位吸収性が得ら
れなくなる。
【0009】(4) 図14に記載のフレキシブルチューブ
は、基本的にはステンレス鋼線を編んで作られるアウタ
ブレードを用いたものであるため、上記(1) の問題点を
有する。加えて、圧縮スプリングにより引っ張り変位に
対する吸収性は高まるが、圧縮変位に対する吸収性の向
上は見込めない。
【0010】(5) 図15に記載のフレキシブルチューブ
は、ベローズの外周に配置される第1・第2両アウタカ
バーの外周に、さらにスプリング径プラスアルファ−の
張り出し部が形成されるため、外径の大きなフレキシブ
ルチューブとなり、取付場所に制約を受け易く、車両の
最低地上高や路面干渉性に悪影響を与える。
【0011】また、スプリングはベローズの周方向に複
数配置されるため、スプリング特性のばらつきによる
悪影響、即ち、曲げ方向のバネ定数に左右あるいは上下
方向で差が生じ、振動吸収力にむらが発生し、また、引
っ張り圧縮荷重が印加された場合にベローズ曲げ方向の
力が掛かることが考えられる。バネ単品のバネ定数
は、相対的に弱い設計となるため、排気系の振動で振ら
れて他部品との干渉音が発生し易くなる。曲げ変形ま
たは剪断変形力の作用する方向によっては、両アウタカ
バーおよびベローズに加わる応力に差異が発生するた
め、耐久性の点で不利である。
【0012】以上のように、それぞれについて一長一短
があり、小型軽量、低コスト、高変位吸収性、共振によ
る振動の抑制性、高耐久性という自動車排気系用フレキ
シブルチューブに要求される性能を全て満足するもので
はなく、現在最も一般的に採用されている図12に記載
のフレキシブルチューブに代わる新たなフレキシブルチ
ューブの出現が望まれているところである。
【0013】本発明が解決しようとする課題は、自動車
用排気系のエンジン側に取り付けられる第1排気管とマ
フラ側に取り付けられる第2排気管の相対変位を吸収す
るベローズを有する自動車排気系用フレキシブルチュー
ブにおいて、小型軽量、低コスト、高変位吸収性、高耐
久性という要求性能を全て満足する実用価値の高いフレ
キシブルチューブを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】(解決手段1)上記課題
を達成するため請求項1記載の発明では、第1排気管と
第2排気管に両端部が接続され、両排気管の変位を吸収
するベローズと、プレート材により前記ベローズの外周
を覆う筒状に形成されると共に一端部がベローズの一端
部に固定され、かつ前記筒状他端部に、その内周面に沿
ってコイルバネを終端側からねじ込む形状に打ち出した
内面打ち出し部が設けられたアウタカバーと、前記ベロ
ーズの他端部に筒状部の先端部が接続され、該先端部
に、その外周面に沿って前記コイルバネを始端側からね
じ込む形状に打ち出した外面打ち出し部が設けられたサ
ポートと、前記アウタカバー他端部配置のコイルバネで
あって、前記内面打ち出し部と外面打ち出し部に両端部
をねじ込み状態で固定されアウタカバーとサポート間に
介装された円錐コイルバネと、を備えていることを特徴
とする。
【0015】従って、第1排気管と第2排気管とが管軸
方向に変位しフレキシブルチューブに対し外力が作用す
る場合、圧縮荷重と引張荷重はベローズと円錐コイルバ
ネとの両方に作用する。このため、ベローズの板厚を薄
くしてベローズのバネ定数を低く設定してもフレキシブ
ルチューブのトータルバネ定数は円錐コイルバネで補う
ことができ、フレキシブルチューブの小型軽量低コスト
化が達成される。
【0016】第1排気管と第2排気管に管軸方向の変位
を与えるような外力が作用した場合、ベローズと円錐コ
イルバネが、荷重の作用方向に追従する圧縮または引っ
張り変形することにより変位が吸収される。尚、円錐コ
イルバネはベローズと同心円の単独バネであって曲げ変
形や剪断変形方向によるバネ定数に差がないため、第1
排気管と第2排気管に曲げ方向や剪断方向の変位を与え
るような外力が作用しても、変形自由度の高いベローズ
と円錐コイルバネがその外力の作用方向に係らず均一に
荷重の作用方向に追従して曲げ変形や剪断変形すること
により吸収される。つまり、ベローズと円錐コイルバネ
との両方を用いた変位吸収作用が達成されると共に、曲
げ変形や剪断変形方向によるバネ定数に差がないため、
変位および振動吸収力にムラがなく、耐久性向上が達成
される。
【0017】さらに、円錐コイルバネは圧縮荷重にも引
張荷重にも作用し、フレキシブルチューブに加わる外力
がベローズと円錐コイルバネに分散されるため、ベロー
ズの荷重負担が軽減される。また、走行中に石跳ね等が
あった場合、アウタカバーによる保護作用でベローズ及
び円錐コイルバネの変形や損傷が防止される。
【0018】また、このフレキシブルチューブの組み立
ての際、円錐コイルバネは、アウタカバーの内面打ち出
し部とサポートの外面打ち出し部に、その両端部をねじ
込み状態で固定させるため、溶接固定を不要とし、従っ
て、円錐コイルバネの熱影響による応力腐食割れ、粒界
腐食および熱疲労等によるバネ強度、信頼性の低下、へ
たり等の発生を防止し、ベローズの保護を長期間的確に
行なう。
【0019】(解決手段2)請求項2記載の発明では、
第1排気管と第2排気管に両端部が接続され、両排気管
の変位を吸収するベローズと、プレート材により前記ベ
ローズの外周を覆う筒状に形成されると共に、その一端
側内周面に沿ってコイルバネを終端側からねじ込む形状
に打ち出した内面打ち出し部および他端側内周面に沿っ
てコイルバネを終端側からねじ込む形状に打ち出した内
面打ち出し部が設けられたアウタカバーと、前記ベロー
ズの一端部に筒状部の先端部が接続され、該先端部に、
その外周面に沿って前記アウタカバー一端側配置のコイ
ルバネを始端側からねじ込む形状に打ち出した外面打ち
出し部が設けられた第1サポートおよびベローズの他端
部に筒状部の先端部が接続され、該先端部に、その外周
面に沿って前記アウタカバーの他端側配置のコイルバネ
を始端側からねじ込む形状に打ち出した外面打ち出し部
が設けられた第2サポートと、前記アウタカバー両端配
置のコイルバネであって、前記一端側の内面打ち出し部
と外面打ち出し部に両端部をねじ込み状態で固定されア
ウタカバーとサポート間に介装された第1円錐コイルバ
ネおよび前記他端側の内面打ち出し部と外面打ち出し部
に両端部をねじ込み状態で固定されアウタカバーとサポ
ート間に介装された第2円錐コイルバネと、を備えてい
ることを特徴とする。従って、上記請求項1記載の発明
の作用が得られる他、第1・第2両円錐コイルバネによ
りアウタカバーが両持ち状態で完全な弾性支持状態とな
り、円錐コイルバネの変形範囲ではアウタカバーに応力
が作用することがないため、耐久的にさらに有利であ
る。
【0020】(解決手段3)請求項3記載の発明では、
請求項1または請求項2に記載の自動車排気系用フレキ
シブルチューブにおいて、前記内面打ち出し部および外
面打ち出し部が前記円錐コイルバネの線材終端を挿入可
能な断面略U字状に形成されていることを特徴とする。
従って、前記内面打ち出し部および外面打ち出し部に円
錐コイルバネの両端部をねじ込むだけで確実に固定でき
る。
【0021】(解決手段4)請求項4記載の発明では、
請求項3記載の自動車排気系用フレキシブルチューブに
おいて、前記内面打ち出し部および外面打ち出し部が前
記円錐コイルバネの線材終端を挿入可能な断面略U字状
に形成されているのに代え、ビードが円錐コイルバネの
端部を適宜長さ螺合させる雄ねじ状または雌ねじ状に形
成されていることを特徴とする。従って、アウタカバ
ー、サポートのいずれも面内に切欠部を有さず耐久性を
確実にし、また、組み立ての際、螺合を容易とし、組立
作業の効率向上を図ることができる。
【0022】(解決手段5)請求項5記載の発明では、
請求項3または請求項4に記載の自動車排気系用フレキ
シブルチューブにおいて、前記内面打ち出し部および外
面打ち出し部の前記円錐コイルバネのねじ込み方向終端
に止め部が設けられていることを特徴とする。従って、
組み立ての際、円錐コイルバネを回転が停止するまでね
じ込むだけで設定寸法・性能が得られ、簡単に品質の統
一を図ることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 (実施の形態1)まず、構成を説明する。実施の形態1
は請求項2,3,5記載の発明に対応する。図1は実施
の形態1の自動車排気系用フレキシブルチューブを示す
半断面図、図2は円錐コイルバネ両端螺合状態を示す断
面図、図3は円錐コイルバネのサポート側螺合状態を示
す説明図、図4は円錐コイルバネのアウタカバー側螺合
状態を示す説明図、図5(イ)は図3のA部断面図、
(ロ)は図3のB部断面図である。
【0024】図において、A1はフレキシブルチュー
ブ、1は第1排気管、2は第2排気管、3はベローズ、
5はアウタカバー、6’は第1円錐コイルバネ、6”は
第2円錐コイルバネ、7’は第1サポート、7”は第2
サポートである。また、8’は第1内面打ち出し部、
8”は第2内面打ち出し部、9’は第1外面打ち出し
部、9”は第2外面打ち出し部である。
【0025】前記ベローズ3は、第1排気管1と第2排
気管2に両端部が接続され、両排気管1,2の変位を吸
収するために設けられる。このベローズ3の素材として
は、厚み0.2mm(従来は厚み0.3mm)のステン
レス薄肉板を2層重ね合わせた薄肉多層品を使用し、山
数を従来より大幅に削減し(21〜28山→8〜9
山)、等価のバネ定数を得ている。
【0026】前記アウタカバー5は、プレート材により
ベローズ3の略全長に亘る外周を覆う筒状に形成されて
いる。このアウタカバー5の一端側には第1内面打ち出
し部8’が端縁に沿うように設けられ、他端側には第2
内面打ち出し部8”が前記同様端縁に沿うように設けら
れている。
【0027】前記第1サポート7’と第2サポート7”
は、それぞれ筒状に形成され前記アウタカバー5内でベ
ローズ3の端部を覆うようにして接続固定(スポット溶
接)される。この第1サポート7’の先端部には、第1
外面打ち出し部9’が端縁に沿うように設けられ、第2
サポート7”の先端部には第2外面打ち出し部9”が前
記同様端縁に沿うように設けられている。
【0028】前記第1内面打ち出し部8’,第2内面打
ち出し部8”,第1外面打ち出し部9’,第2外面打ち
出し部9”は、それぞれ図5に示すように、軸心に平行
するように切断線を一箇所いれてアウタカバーの内面側
に、あるいは第1,第2サポートの外面側に断面略U字
状となるように、かつU字状内部に円錐コイルバネを挿
入可能な大きさを有するように適宜長さ打ち出し成形さ
れ、その終端側は閉塞状態とすることによって止め部1
0が設けられている。
【0029】また、前記切断線位置が開口することによ
って挿入口11となり、前記第1内面打ち出し部8’と
第1外面打ち出し部9’の挿入口11同士、また前記第
2内面打ち出し部8”と第2外面打ち出し部9”の挿入
口11同士は対向するように配置される。尚、図中8a
は,それぞれ前記第1,第2内面打ち出し部8’,8”
の通り方向と同一かつ適宜進行した位置で切断線を二箇
所にして両端開口するように内面側に打ち出し、円錐コ
イルバネを挿通状態で支持する中間支持用内面打ち出し
部であり、同様に、9aは、それぞれ前記第1,第2外
面打ち出し部9’,9”の通り方向と同一かつ適宜進行
した位置で切断線を二箇所にして両端開口するように外
面側に打ち出し、円錐コイルバネを挿通状態で支持する
中間支持用外面打ち出し部である。
【0030】前記第1,第2円錐コイルバネ6’,6”
は、大径部を前記アウタカバー5の内周面と略同一外径
に、小径部を前記第1,第2サポート7’,7”の外周
面と略同一内径にして両者逆巻き方向に設けられ、か
つ、それぞれその始端部6aと終端部6bは一巻きに満
たない座巻きとして形成されている。尚、前記第1,第
2円錐コイルバネ6’,6”に座巻きを設けない場合
は、前記内・外面打ち出し部と中間支持用内・外面打ち
出し部は、前記円錐コイルバネの始端部6aと終端部6
bに合わせたつる巻位置に設ける。
【0031】このフレキシブルチューブA1の組み立て
では、まず、一方、例えば第1サポート7’の外面打ち
出し部9’に第1円錐コイルバネ6’を始端部6aが止
め部10に当接するまでねじ込み、またアウタカバー5
の内面打ち出し部8”に第2円錐コイルバネ6”を終端
部6bが止め部10に当接するまでねじ込む。次に、前
記アウタカバー5をフレキシブルチューブ3の他端側か
ら挿入し、第1円錐コイルバネ6’の終端部6bを内面
打ち出し部8’の挿入口11に合わせ、同様に、第2円
錐コイルバネ6”の始端部6aを外面打ち出し部9”の
挿入口11に合わせた状態で、アウタカバー5を固定し
第1サポート7’,第2サポート7”を同一方向に、回
転停止するまでねじ込むことにより組み立てることがで
きる。前記ねじ込み後、打ち出し部をかしめバネ端部を
強固に固定する。尚、前記第1,第2円錐コイルバネ
6’,6”は同一巻きのものでもよく、また、組み立て
方法もそれぞれ多様に設定できる。
【0032】図6は実施の形態1のフレキシブルチュー
ブが適用された自動車排気系を示す斜視図である。図6
において、A1はフレキシブルチューブ、Bはエキゾー
ストパイプ、Cは触媒コンバータ、Dはサブマフラ、E
はメインマフラであり、フレキシブルチューブA1は、
図外のエンジンと触媒コンバータCとを連結するエキゾ
ーストパイプBの途中に設けられ、エンジンや車体等か
らの入力による変位を吸収する。
【0033】次に、作用を説明する。 [バネ定数の設定作用]フレキシブルチューブA1のバ
ネ定数を設定するにあたっては、図7に示すように、ベ
ローズ3のバネ定数をK1とし、第1円錐コイルバネ6’
と第2円錐コイルバネ6”のバネ定数をK2とすると、ベ
ローズ3と両円錐コイルバネ6’,6”とが並列配置に
なっているので、フレキシブルチューブバネ定数Kは、
下記の式により表される。 K=K1+(K2/2) このように、ベローズ3のバネ定数K1と、両円錐コイル
バネ6’,6”のバネ定数K2と、フレキシブルチューブ
バネ定数Kのうち2つが明らかであれば残りの1つのバ
ネ定数は決まる。よって、フレキシブルチューブバネ定
数Kとして良好な変位吸収ができる値に設定する場合、
ベローズ3のバネ定数K1を一定値に設定し、管理しやす
く選択自由度が高い両円錐コイルバネ6’,6”のバネ
定数K2を多数の値の中から選択して決めると、所望のフ
レキシブルチューブバネ定数Kが得られることになる。
【0034】このように、バネ定数調整代を、ベローズ
3のバネ定数K1の変更によるものではなく両円錐コイル
バネ6’,6”のバネ定数K2の変更に委ねることで、ベ
ローズ3のバネ定数K1を一定値に設定することができ
る。この結果、実施の形態1のベローズ3のように、従
来よりも薄肉で山数の少ない2層品をベローズ素材とし
て使用し、ベローズ3のバネ定数K1を低い値の一定値に
設定しても両円錐コイルバネ6’,6”のバネ定数K2に
より補うことができ、フレキシブルチューブの小型軽量
低コスト化が図られる。
【0035】前記円錐コイルバネ6’,6”は、アウタ
カバー5と第1サポート7’,第2サポート7”との間
にコイルバネ両端部をねじ込むことによって固定する構
成を採用したため、溶接による熱影響を受けないで固定
できるから、取付け部がへたらず、バネの強度、信頼性
が向上する。従って、前記ベローズ3の補助を長期間的
確に行ない、フレキシブルチューブの信頼性を向上させ
る。
【0036】[変位吸収作用]エンジンや車体等から第
1排気管1と第2排気管2に管軸方向に変位を与えるよ
うな荷重が入力された時の変位吸収作用について説明す
る。変位荷重のうち圧縮荷重が作用した場合には、ベロ
ーズ3は圧縮され第1,第2円錐コイルバネ6’,6”
は引っ張り方向に伸長されて両排気管1,2が圧縮変位
する。つまり、図7に示すように、圧縮荷重が作用する
と、ベローズ取付スパンL1がΔLだけ短くなり、円錐
コイルバネ取付スパンL2はそれぞれΔL/2だけ長く
なる。変位荷重のうち引張荷重が作用した場合には、ベ
ローズ3は引っ張られ第1,第2円錐コイルバネ6’,
6”は圧縮方向に短縮されて両排気管1,2が引張変位
する。つまり、図7に示すように、引張荷重が作用する
と、ベローズ取付スパンL1がΔLだけ長くなり、円錐
コイルバネ取付スパンL2はそれぞれΔL/2だけ短く
なる。
【0037】すなわち、ベローズ3の伸縮と、引っ張り
と圧縮の両方で同じバネ特性が発揮される第1,第2円
錐コイルバネ6’,6”により、管軸方向に振動的に引
っ張りと圧縮が繰り返される変位が整然と吸収される。
尚、第1排気管1と第2排気管2には、管軸方向以外に
も曲げ方向や剪断方向の変位を与えるような外力が作用
することがあるが、この場合にも変形自由度の高いベロ
ーズ3と両円錐コイルバネ6’,6”が、荷重の作用方
向に追従して曲げ変形や剪断変形することにより曲げ変
位や剪断変位が吸収される。
【0038】[ベローズ耐久性確保作用]ベローズ3の
耐久性は、後述するように、荷重負担の分担と、伸び切
りの防止と、飛び石等からの保護とにより確保される。
フレキシブルチューブA1に加わる外力は、ベローズ3
に加わる力と、両円錐コイルバネ6’,6”に加わる力
とに分散されるため、ベローズ3の荷重負担が軽減され
る。前記円錐コイルバネがへたらず、その強度、信頼性
が向上する結果、ベローズの信頼性を長期間に渡って維
持させる。また、フレキシブルチューブA1は車両の底
部に露出して配置されるため、車両走行中にタイヤによ
り石等を跳ねるような場合、この跳ね石等がフレキシブ
ルチューブA1に衝突することがあるが、走行中に跳ね
石等があった場合、ベローズ3の全外周を覆うアウタカ
バー5による保護作用でベローズ3の変形や損傷が防止
される。尚、アウタカバー5は、第1,第2円錐コイル
バネ6’,6”の外周も覆う配置であるので、跳ね石等
に対し第1,第2円錐コイルバネ6’,6”の変形や損
傷も防止される。
【0039】[組み立て容易性]円錐コイルバネ6’,
6”は、前記のように、手間のかかる溶接作業を行なう
ことなく、バネのつる巻形状を利用して、アウタカバー
5の両端と第1,第2サポータ7’,7”との間に両端
部をねじ込むだけで固定することができる。このねじ込
み作業も回転が停止するまで行なえばよく、組み立てに
複雑な手間が掛らない。円錐コイルバネ6’,6”のね
じ込み部分は打ち出し成形するだけであるから、固定用
の別部品を必要とせず、部品点数が増えない。
【0040】次に、効果を説明する。
【0041】第1排気管1と第2排気管2に両端部が接
続され、両排気管1,2の変位を吸収するベローズ3
と、プレート材によりベローズ3の外周を覆う筒状に形
成されると共に、その一端側内周面に沿ってコイルバネ
を終端側からねじ込む形状に打ち出した内面打ち出し部
8’および他端側内周面に沿ってコイルバネを終端側か
らねじ込む形状に打ち出した内面打ち出し部8" が設け
られたアウタカバー5と、ベローズ3の一端部に筒状部
の先端部が接続され、該先端部に、その外周面に沿って
アウタカバー5一端側配置のコイルバネを始端側からね
じ込む形状に打ち出した外面打ち出し部9’が設けられ
た第1サポート7’およびベローズ3の他端部に筒状部
の先端部が接続され、該先端部に、その外周面に沿って
アウタカバー5の他端側配置のコイルバネを始端側から
ねじ込む形状に打ち出した外面打ち出し部9”が設けら
れた第2サポート7”と、アウタカバー5両端配置のコ
イルバネであって、一端側の内面打ち出し部8’と外面
打ち出し部9’に両端部をねじ込み状態で固定されアウ
タカバー5とサポート7’間に介装された第1円錐コイ
ルバネ6’および他端側の内面打ち出し部8" と外面打
ち出し部9”に両端部をねじ込み状態で固定されアウタ
カバー5とサポート7”間に介装された第2円錐コイル
バネ6”と、を備えた構成としたため、小型軽量、低コ
スト、高変位吸収性、高耐久性という要求性能を全て満
足する実用価値の高いフレキシブルチューブA1を提供
することができる。
【0042】(実施の形態2)まず、構成を説明する。
【0043】図8は請求項1,3,5記載の発明に対応
する実施の形態2の自動車排気系用フレキシブルチュー
ブA2を示す半断面図である。
【0044】この実施の形態2のフレキシブルチューブ
A2は、前記実施の形態1のフレキシブルチューブA1
が一対の第1・第2円錐コイルバネ6’,6”でアウタ
カバー5を両持ち状態に支持したのに対し、一方の円錐
コイルバネを省略し、アウタカバー5を1つの円錐コイ
ルバネ6で片持ち状に支持した点で実施の形態1と異な
る。
【0045】この一方の円錐コイルバネの省略に伴い、
アウターカバー5は、ベローズ3を覆うと共に、一端が
円錐コイルバネ6で支持され、他端が後述する異径円筒
状プロテクタ10に固定された筒状部5’と、ベローズ
3の一端に固定された小径部10aと筒状部5’がスポ
ット溶接により接続固定された大径部10bとを備えた
異径円筒状プロテクタ10とからなっている。尚、この
アウタカバー5は、この構造に限らず前記筒状部5’と
異径円筒状プロテクタ10とが一体に成形された構造と
することもできる。他の構成は実施の形態1と同様であ
るので説明を省略する。
【0046】尚、他の構成は実施の形態1と同様である
ので説明を省略する。
【0047】次に、バネ定数の設定作用において、フレ
キシブルチューブバネ定数Kは、下記の式により表され
る。
【0048】K=K1+K2 従って、実施の形態1と同様に、ベローズ3のバネ定数
K1と、円錐コイルバネ6のバネ定数K2と、フレキシブル
チューブバネ定数Kのうち2つが明らかであれば残りの
1つのバネ定数は決まることになる。
【0049】この結果、実施の形態1と同様に、従来よ
りも薄肉で山数の少ない2層品をベローズ素材として使
用し、ベローズ3のバネ定数K1を低い値の一定値に設定
しても円錐コイルバネ6のバネ定数K2により補うことが
でき、フレキシブルチューブの小型軽量低コスト化が図
られる。
【0050】次に、効果を説明する。実施の形態2にあ
っては、実施の形態1の効果に加え、一方の円錐コイル
バネの省略により、部品点数が削減され、部品コストを
低減することができるという効果が得られる。
【0051】(実施の形態3)まず、構成を説明する。
図9は請求項1,2,4記載の発明に対応する実施の形
態3の自動車排気系用フレキシブルチューブA3の一部
を示す半断面図、図10はアウタカバー側における円錐
コイルバネの螺合状態を示す説明図、図11は同じくサ
ポート側の螺合状態を示す説明図である。
【0052】この実施の形態3のフレキシブルチューブ
A3は、前記実施の形態1,2のバネ固定部を打ち出し
成形したのに代え、ビードがバネ端部を適宜長さ螺合さ
せるように、アウタカバー5側を雌ねじ80に、またサ
ポート7側を雄ねじ90に形成した点で実施の形態1,
2と異なる。第1,第2サポート7’,7”も同様であ
る。
【0053】尚、他の構成は実施の形態1と同様であ
り、この場合、アウタカバー、サポートのいずれも面内
に切断部を有さず耐久性を確実にし、また、組み立ての
際、螺合を容易とし、組立作業の効率向上を図ることが
できる。その他の作用・効果は実施の形態1と同様であ
るので説明を省略する。
【0054】
【発明の効果】請求項1記載の自動車排気系用フレキシ
ブルチューブにあっては、第1排気管と第2排気管に両
端部が接続され、両排気管の変位を吸収するベローズ
と、プレート材により前記ベローズの外周を覆う筒状に
形成されると共に一端部がベローズの一端部に固定さ
れ、かつ前記筒状他端部に、その内周面に沿ってコイル
バネを終端側からねじ込む形状に打ち出した内面打ち出
し部が設けられたアウタカバーと、前記ベローズの他端
部に筒状部の先端部が接続され、該先端部に、その外周
面に沿って前記コイルバネを始端側からねじ込む形状に
打ち出した外面打ち出し部が設けられたサポートと、前
記アウタカバー他端部配置のコイルバネであって、前記
内面打ち出し部と外面打ち出し部に両端部をねじ込み状
態で固定されアウタカバーとサポート間に介装された円
錐コイルバネと、を備えている構成としたため、小型軽
量、低コスト、高変位吸収性、高耐久性という要求性能
を全て満足する実用価値の高いフレキシブルチューブを
提供することができる。
【0055】特に、円錐コイルバネは溶接によらないで
簡単に固定でき、この熱影響を与えない構成としたこと
で、さらに耐用年数が長く信頼性の高いフレキシブルチ
ューブを提供することができるなどの効果が得られる。
【0056】請求項2記載の発明にあっては、第1排気
管と第2排気管に両端部が接続され、両排気管の変位を
吸収するベローズと、プレート材により前記ベローズの
外周を覆う筒状に形成されると共に、その一端側内周面
に沿ってコイルバネを終端側からねじ込む形状に打ち出
した内面打ち出し部および他端側内周面に沿ってコイル
バネを終端側からねじ込む形状に打ち出した内面打ち出
し部が設けられたアウタカバーと、前記ベローズの一端
部に筒状部の先端部が接続され、該先端部に、その外周
面に沿って前記アウタカバー一端側配置のコイルバネを
始端側からねじ込む形状に打ち出した外面打ち出し部が
設けられた第1サポートおよびベローズの他端部に筒状
部の先端部が接続され、該先端部に、その外周面に沿っ
て前記アウタカバーの他端側配置のコイルバネを始端側
からねじ込む形状に打ち出した外面打ち出し部が設けら
れた第2サポートと、前記アウタカバー両端配置のコイ
ルバネであって、前記一端側の内面打ち出し部と外面打
ち出し部に両端部をねじ込み状態で固定されアウタカバ
ーとサポート間に介装された第1円錐コイルバネおよび
前記他端側の内面打ち出し部と外面打ち出し部に両端部
をねじ込み状態で固定されアウタカバーとサポート間に
介装された第2円錐コイルバネと、を備えている構成と
したため、請求項1記載の発明の効果と同様の効果に加
え、耐久的にさらに有利となるなどの効果が得られる。
【0057】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
または請求項2に記載の自動車排気系用フレキシブルチ
ューブにおいて、前記内面打ち出し部および外面打ち出
し部が前記円錐コイルバネの線材終端を挿入可能な断面
略U字状に形成されている構成としたため、請求項1記
載の効果と同様の効果が得られる。
【0058】請求項4記載の発明にあっては、請求項3
記載の自動車排気系用フレキシブルチューブにおいて、
前記内面打ち出し部および外面打ち出し部が前記円錐コ
イルバネの線材終端を挿入可能な断面略U字状に形成さ
れているのに代え、ビードが円錐コイルバネの端部を適
宜長さ螺合させる雄ねじ状または雌ねじ状に形成されて
いる構成としたため、アウタカバー、サポートのいずれ
も面内に切断部を有さず耐久性を確実にし、また、組み
立ての際、螺合を容易とし、組立作業の効率向上を図る
ことができるという効果が得られる。
【0059】請求項5記載の発明にあっては、請求項3
または請求項4に記載の自動車排気系用フレキシブルチ
ューブにおいて、前記内面打ち出し部および外面打ち出
し部の前記円錐コイルバネのねじ込み方向終端に止め部
が設けられている構成としたため、組み立ての際、円錐
コイルバネを回転が停止するまでねじ込むだけで設定寸
法・性能が得られ、簡単に品質の統一を図ることができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の自動車排気系用フレキ
シブルチューブを示す半断面図である。
【図2】実施の形態1の自動車排気系用フレキシブルチ
ューブの円錐コイルバネ両端螺合状態を示す断面図であ
る。
【図3】実施の形態1の円錐コイルバネのサポート側螺
合状態を示す説明図である。
【図4】実施の形態1の円錐コイルバネのアウタカバー
側螺合状態を示す説明図である。
【図5】(イ)図3のA部を示す断面図である。 (ロ)図3のB部を示す断面図である。
【図6】実施の形態1のフレキシブルチューブが適用さ
れた自動車排気系を示す斜視図である。
【図7】実施の形態1の自動車排気系用フレキシブルチ
ューブのバネ吸収作用説明図である。
【図8】実施の形態2の自動車排気系用フレキシブルチ
ューブを示す半断面図である。
【図9】実施の形態3の自動車排気系用フレキシブルチ
ューブの一部を示す半断面図である。
【図10】実施の形態3の円錐コイルバネのアウタカバ
ー側における螺合状態を示す説明図である。
【図11】実施の形態3の円錐コイルバネのサポート側
螺合状態を示す説明図である。
【図12】従来例1の自動車排気系用フレキシブルチュ
ーブを示す半断面図である。
【図13】従来例2の自動車排気系用フレキシブルチュ
ーブを示す正面図(イ)及び側面図(ロ)である。
【図14】従来例3の自動車排気系用フレキシブルチュ
ーブを示す半断面図である。
【図15】従来例4の自動車排気系用フレキシブルチュ
ーブを示す半断面図である。
【符号の説明】
A1〜A3 フレキシブルチューブ 1 第1排気管 2 第2排気管 3 ベローズ 5 アウタカバー 6,6’,6”円錐コイルバネ 6a 円錐コイルバネの始端側 6b 円錐コイルバネの終端側 7,7’,7”サポート 8,8’,8”内面打ち出し部 8a 円錐コイルバネを挿通状態で支持する内面打ち出
し部 80 ビードで雌ねじ状に形成した内面打ち出し部 9,9’,9”外面打ち出し部 9a 円錐コイルバネを挿通状態で支持する外面打ち出
し部 90 ビードで雄ねじ状に形成した外面打ち出し部 10 止め部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 正成 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (72)発明者 赤沢 隆 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1排気管(1)と第2排気管(2)に
    両端部が接続され、両排気管(1),(2)の変位を吸
    収するベローズ(3)と、 プレート材により前記ベローズ(3)の外周を覆う筒状
    に形成されると共に一端部がベローズ(3)の一端部に
    固定され、かつ前記筒状他端部に、その内周面に沿って
    コイルバネを終端側からねじ込む形状に打ち出した内面
    打ち出し部(8)が設けられたアウタカバー(5)と、 前記ベローズ(3)の他端部に筒状部の先端部が接続さ
    れ、該先端部に、その外周面に沿って前記コイルバネを
    始端側からねじ込む形状に打ち出した外面打ち出し部
    (9)が設けられたサポート(7)と、 前記アウタカバー(5)他端部配置のコイルバネであっ
    て、前記内面打ち出し部(8)と外面打ち出し部(9)
    に両端部をねじ込み状態で固定されアウタカバー(5)
    とサポート(7)間に介装された円錐コイルバネ(6)
    と、を備えていることを特徴とする自動車排気系用フレ
    キシブルチューブ。
  2. 【請求項2】 第1排気管(1)と第2排気管(2)に
    両端部が接続され、両排気管(1),(2)の変位を吸
    収するベローズ(3)と、 プレート材により前記ベローズ(3)の外周を覆う筒状
    に形成されると共に、その一端側内周面に沿ってコイル
    バネを終端側からねじ込む形状に打ち出した内面打ち出
    し部(8’)および他端側内周面に沿ってコイルバネを
    終端側からねじ込む形状に打ち出した内面打ち出し部
    (8" )が設けられたアウタカバー(5)と、 前記ベローズ(3)の一端部に筒状部の先端部が接続さ
    れ、該先端部に、その外周面に沿って前記アウタカバー
    (5)一端側配置のコイルバネを始端側からねじ込む形
    状に打ち出した外面打ち出し部(9’)が設けられた第
    1サポート(7’)およびベローズ(3)の他端部に筒
    状部の先端部が接続され、該先端部に、その外周面に沿
    って前記アウタカバー(5)の他端側配置のコイルバネ
    を始端側からねじ込む形状に打ち出した外面打ち出し部
    (9”)が設けられた第2サポート(7”)と、 前記アウタカバー(5)両端配置のコイルバネであっ
    て、前記一端側の内面打ち出し部(8’)と外面打ち出
    し部(9’)に両端部をねじ込み状態で固定されアウタ
    カバー(5)とサポート(7’)間に介装された第1円
    錐コイルバネ(6’)および前記他端側の内面打ち出し
    部(8" )と外面打ち出し部(9”)に両端部をねじ込
    み状態で固定されアウタカバー(5)とサポート
    (7”)間に介装された第2円錐コイルバネ(6”)
    と、を備えていることを特徴とする自動車排気系用フレ
    キシブルチューブ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の自動車
    排気系用フレキシブルチューブにおいて、 前記内面打ち出し部(8,8’,8”)および外面打ち
    出し部(9,9’,9”)が前記円錐コイルバネ(6,
    6’,6”)の線材終端を挿入可能な断面略U字状に形
    成されていることを特徴とする自動車排気系用フレキシ
    ブルチューブ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の自動車排気系用フレキシ
    ブルチューブにおいて、前記内面打ち出し部(8,
    8’,8”)および外面打ち出し部(9,9’,9”)
    が前記円錐コイルバネ(6,6’,6”)の線材終端を
    挿入可能な断面略U字状に形成されているのに代え、ビ
    ードが円錐コイルバネ(6,6’,6”)の端部を適宜
    長さ螺合させる雄ねじ状または雌ねじ状に形成されてい
    ることを特徴とする自動車排気系用フレキシブルチュー
    ブ。
  5. 【請求項5】 請求項3または請求項4に記載の自動車
    排気系用フレキシブルチューブにおいて、前記内面打ち
    出し部(8,8’,8”)および外面打ち出し部(9,
    9’,9”)の前記円錐コイルバネ(6,6’,6”)
    のねじ込み方向終端に止め部(10)が設けられている
    ことを特徴とする自動車排気系用フレキシブルチュー
    ブ。
JP10014014A 1998-01-27 1998-01-27 自動車排気系用フレキシブルチューブ Pending JPH11210456A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017032102A (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 新日鐵住金株式会社 管継手

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